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「Au Wi-Fi SPOT」の版間の差分

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== 対応機種 ==
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** バージョン1.6以上のスマートフォン・タブレットで、[[Google Play]]がインストールされていない機種は非対応である。Google Playでau Wi-Fi接続ツールがインストールできる。
** バージョン1.6以上のスマートフォン・タブレットで、[[Google Play]]がインストールされていない機種は非対応である。Google Playでau Wi-Fi接続ツールがインストールできる。
* [[IOS (アップル)|iOS]] ([[iPhone]], [[iPad]], [[iPod touch]])
* [[IOS (アップル)|iOS]] ([[iPhone]], [[iPad]], [[iPod touch]])

2020年9月6日 (日) 07:14時点における版

au Wi-Fi SPOTが利用できるところの表示
(新ロゴ)

au Wi-Fi SPOT(エーユーワイファイスポット)とは、auブランドを展開するKDDIの子会社であるワイヤ・アンド・ワイヤレス[注 1]が提供する公衆無線LANサービスの名称である[1]

概要

ワイヤ・アンド・ワイヤレスがauの利用者向けに提供する公衆無線LANサービスであり、指定のデータ定額サービス[2]の契約者のみ利用可能である。利用料金は契約端末(スマートフォン等)での利用は無料(一部有料の場合あり)で、PCなどの契約外端末で利用する場合は「Wi2 300 for auマルチデバイスサービス」プラン[3]の契約が必要で、利用料金は契約のデータ定額サービスによって異なり、無料で利用可能な場合と月額300円(税別)で利用可能な場合とある。なお、au指定のデータ定額サービスに加入していない人向けやau未契約者向けの料金プランは存在しない。このため、全ての提供エリアにおいて同じ事業者のWi2 300と相互に利用できる関係上、当サービスは2019年現在に至るまでauユーザーしか利用できない。

iPhoneはauでの発売当初はau Wi-Fi SPOTに対応しておらず、その代わりに公衆無線LANお試しキャンペーンとして2012年3月末までワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供しているWi-Fiスクエアを利用できた。au Wi-Fi SPOTは2011年12月20日から対応し、上記契約をしている場合は引き続き2012年3月末以降もWi-Fiスクエア、UQ Wi-Fi及びau Wi-Fi SPOT対応アクセスポイントでの利用が可能である。なおiPhoneなどのiOS 8以前の機器ではSSIDが「au_Wi-Fi」のものには対応しておらず、それ以外のSSIDでの利用となっていたが、iOS 9 より対応。

SSIDが「au_Wi-Fi2」のものはWPA2-EAP (802.1x/EAP-AKA) 方式となっており、従来よりもWi-Fiへの接続時間が短縮され、また高セキュリティな方式である。

2012年3月1日〜2016年1月31日はauのスマートフォン以外の一部を除くWi-Fi対応機器でも利用できた。但し利用は対象のauスマートフォン1台の他に最大1台までとなっていた。2016年2月1日からは「Wi2 300 for auマルチデバイスサービス」で利用可能。

2016年1月31日までは、日本国外でも利用できた。国外利用の場合は有料となり、1分につき27円で、1480円が上限で1日利用できた[4]。関連して2016年8月より24時間980円で利用可能な「世界データ定額」が開始する[5]

au Wi-Fi SPOTは2.4GHz帯の他、一部を除いては5GHz帯にも対応する。5GHz帯対応機種ならば、利用者や利用機器が多いことで通信状況が不安定となりやすい2.4GHz帯を避けて接続することができる。

au Wi-Fi SPOTではバックボーンにUQコミュニケーションズの展開するモバイルWiMAX回線を主に利用している[注 2]ため、WiMAX回線の混雑具合によっては通信速度が低下する場合がある。KDDIでは品質の低下しているスポットを光ファイバー回線へ切り替える事で品質低下を防ぐ予定である[6]

サービススポット

KDDIの子会社であるワイヤ・アンド・ワイヤレス (SSID:au_Wi-Fi、au_Wi-Fi2、Wi2premium、Wi2premium_club、Wi2、Wi2_club、Wi-Fi_square) やUQコミュニケーションズ(SSID:UQ_Wi-Fi) の展開する公衆無線LANが利用可能である。バックボーンにUQコミュニケーションズの展開するWiMAX網やKDDIおよび電力系通信事業者各社の光回線などを利用する。Wi-Fiスポットは一部を除くauショップトヨタ自動車系販売店 (PiPit)、一部のTSUTAYAローソンをはじめ、カフェなどの飲食店や携帯電話売り場を持つ家電量販店路線バスや一部のなどであり、2013年3月末時点で23万スポットを展開している。またごく一部にドコモショップで利用できる箇所がある。なお、一部のスポット[注 3]ではSSIDが検出されるもののログインできない状態であり利用はできない。

サービススポットは急速に拡大しており、鉄道事業者の駅等での利用可能エリア拡大も積極的であり、一度に鉄道事業者のほぼ全駅が利用可能になることもある。京王線京王井の頭線[7]小田急ロマンスカー[8]京成スカイライナー成田スカイアクセス[9]などは車内でも利用可能。高速バスも対応路線がある[10]

利用できるSSIDは機種・エリアにより異なる。下の表に対応するSSIDを参照。

機種 au_Wi-Fi au_Wi-Fi2 Wi2premium
Wi2premium_club
Wi2、Wi2_club
Wi-Fi_square
UQ_Wi-Fi
au 4G LTE対応機種
(Android, iOS 9以降)
一部のモバイルWi-Fiルーターや4G LTE対応PC - - -
3G・+WiMAX対応の機種 -
パソコンなどau非契約端末
(Wi2 300 for auマルチデバイスサービス)
- -

対応機種

  • Android
    • バージョン1.6以上のスマートフォン・タブレットで、Google Playがインストールされていない機種は非対応である。Google Playでau Wi-Fi接続ツールがインストールできる。
  • iOS (iPhone, iPad, iPod touch)
  • 各種 Wi-Fi 利用可能機器(Wi2 300 for auマルチデバイスサービスにて対応)

利用方法

  • Android
    • au Wi-Fi 接続ツールをau MarketGoogle Playまたは下の外部リンクよりダウンロードした上でインストールし、あらかじめ設定したau IDとパスワードを初期設定の際に入力すると利用が可能となる。ログイン操作については、あらかじめau Wi-Fi 接続ツールのウィジェットにて自動接続をONにしておけばau Wi-Fi SPOTのエリアに入ると自動でログインできるため、IDやパスワード等を入力する通常の公衆無線LANサービスのようなわずらわしさはない。
    • ただし、Wi2のアクセスポイントに接続された場合、原因は不明だが、Wi2のログイン画面が表示され、Wi2でのログインIDの入力を求められることがある。
  • iOS
    • auで契約したiPhoneとiPadでは、au お客様サポートを開き、Wi-Fi設定のプロファイルをインストールすることにより利用できる。iPhone5以降はあらかじめ自動接続が可能な状態で販売されている。ソフトバンクモバイル向けiPhone・iPadや、iPod Touchなどの3G/LTE非対応iOS機器はApp Storeまたは下の外部リンクよりau Wi-Fi 接続ツールをインストールし、あらかじめ設定したau IDとパスワードを初期設定の際に入力すると利用が可能となる。
  • PC・Wi-Fi専用タブレット・Windows Phone(IS12T, IS02)・ゲーム機など
    • Wi2 300 for auマルチデバイスサービスに契約して利用可能。Webブラウザだけで利用可能。

Wi-Fi HOME SPOT

HOME SPOT CUBE(背面)

自宅でもWi-Fiが利用できる。利用するには、自宅でのインターネット接続環境と専用機器(HOME SPOT CUBE (PXH11)プラネックスコミュニケーションズ製)のレンタルが必要である。利用料金は通常月額525円だが、「ISフラット」もしくは「プランF (IS) シンプル/プランF (IS)」を契約している場合は105円で利用できる。2012年8月末までに申し込みをした場合はさらに105円が割引され永年無料で利用できる。WPSに対応しており、接続には上記のau Wi-Fi 接続ツールでかんたん接続からauの項目を選び、あとは画面に従えばよい。なおau Wi-Fi 接続ツールを利用しない場合はSSID (auhome_xxxxxxx) とパスワードの入力を行う必要がある。

HOME SPOT CUBE (PXH11) の無線LANの最高通信速度は150Mbpsで、利用できる周波数帯は2.4GHzと5GHzである。FON等とは違いごく普通の無線ルーターであり、auスマートフォン以外の携帯ゲーム機を含むWi-Fi対応機器でも接続が可能である。

Android向けのau Wi-Fi 接続ツールの最新バージョンではかんたん接続に従来のHOME SPOT CUBEを利用するものに加えて、バッファロー製とNECアクセステクニカ製のWi-Fiルーターのバーコード読み取り設定対応機種でのバーコード読み取り設定にも対応するようになった。

2015年5月末を以って、HOME SPOT CUBE (PXH11) のサポートが終了し、すでにレンタルしている利用者については無償譲渡される(当然、以降のレンタル料の徴収はない)。

後継となる、HOME SPOT CUBE2は、前モデルではレンタルメインだったものが、今作は販売の形となり、希望小売価格が7800円(税抜)で、2015年4月10日発売予定となる。

脚注

注釈

  1. ^ なお、auの携帯電話サービス自体はKDDIと沖縄セルラー電話が共同で行う都合上、KDDIグループで無線LAN全般を扱うKDDI単体の連結子会社のワイヤ・アンド・ワイヤレスが当サービスを直接担当する。
  2. ^ 都営地下鉄や東京急行電鉄など他社との共用APを利用しているエリアは光回線のところもある。
  3. ^ 東海旅客鉄道(JR東海)の駅および東海道新幹線車内、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅、大阪国際空港が該当する。

出典

関連項目

他事業者の類似サービス

外部リンク