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'''IDEOS'''(イデオス)は、[[華為技術|ファーウェイ]]が開発した[[W-CDMA]]及び[[GSM]]通信方式に対応する[[Android]]を[[オペレーティングシステム|OS]]に搭載した[[スマートフォン]]。 |
'''IDEOS'''(イデオス)は、[[華為技術|ファーウェイ]]が開発した[[W-CDMA]]及び[[GSM]]通信方式に対応する[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]を[[オペレーティングシステム|OS]]に搭載した[[スマートフォン]]。 |
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日本国内では[[2010年]][[12月25日]]、[[日本通信]]からBM-SW(通称:IDEOS)として発売。 |
日本国内では[[2010年]][[12月25日]]、[[日本通信]]からBM-SW(通称:IDEOS)として発売。 |
2020年9月6日 (日) 07:00時点における版
キャリア | 日本通信 TiKiモバイル |
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製造 | 華為技術 |
発売日 | 2010年12月25日 |
概要 | |
OS | Android 2.2.1 "Froyo" |
CPU | Qualcomm MSM7225 528MHz |
音声通信方式 | FOMA(W-CDMA) GSM (850/1700/1900/2100MHz(W-CDMA) 850/900/1800/1900MHz(GSM)) |
データ通信方式 | HSDPA GPRS EDGE IEEE 802.11b/g/n(Wi-Fi) |
形状 | ストレート・タッチパネル |
サイズ | 54.8×104×13.5mm |
質量 | 約100 g |
連続通話時間 | 9時間 |
連続待受時間 | 288時間 |
外部メモリ | microSDHC 32GBまで対応 |
日本語入力 | TouchPal |
FeliCa | なし |
赤外線通信機能 | なし |
Bluetooth | 2.1+AD2P |
放送受信機能 | FMラジオ[注釈 1] |
備考 | SIMフリー |
メインディスプレイ | |
方式 | 薄膜トランジスタ(TFT)液晶 |
解像度 | QVGA (320×240ドット) |
サイズ | 2.8インチ |
表示色数 | 262000色 |
サブディスプレイ | |
なし | |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 300万画素画素 |
サブカメラ | |
なし | |
カラーバリエーション | |
なし | |
■テンプレート / ■ノート ■ウィキプロジェクト |
IDEOS(イデオス)は、ファーウェイが開発したW-CDMA及びGSM通信方式に対応するAndroidをOSに搭載したスマートフォン。
日本国内では2010年12月25日、日本通信からBM-SW(通称:IDEOS)として発売。
概要
先進国の富裕層をはじめとしてスマートフォンが世界中に普及する中、iPhoneなどの高級端末に手が届かない中低所得層を取り込むべく、想定販売価格100~200ドルの安価なエントリースマートフォンというコンセプトの下に開発された[1]。
安価な中国製スマートフォンにおいては、メーカーがGoogleと提携を結んでいないためAndroid Market(現Google Play)が使えなかったり、GPS機能を削って安価に製造することもあるが、IDEOSはAndroid 2.2の標準機能を余すところなく利用できるよう設計されている。ただし、SoC上の制限からFlash対応は見送られた。形状は卵型に近く、4色の背面カバーが付属するなどカジュアル性も持ち合わせている。
アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界中で発売することから、販売する国や携帯電話事業者に合わせ、900/1700MHz(Band IX)に対応するU8150-92、900MHz/AWS(Band IV)に対応するU8150-A、800/850/1700(Band IX)/1900MHzまで対応するU8150-B、900MHz対応のU8150-Dなどの仕様が存在する。GSMクアッドバンドとUMTS 2100MHz対応は共通である。
日本国内では、日本通信とTikiTikiインターネット(Tikiモバイル)がU8150-Bをベースにした「IDEOS」を販売しているほか、イー・モバイル向けに開発されたU8150-92がS31HW(通称:Pocket WiFi S)として販売されている。ドイツ、ヨーロッパ、北米では、T-モバイルがU8150-Aを「COMET」の名で販売している。
海外仕様品は想定販売価格通りであれば8千円程度からと安価に入手可能で、日本通信やイー・モバイルといった国内事業者が採用した実績から、輸入品が多く出回った。ただし、そうした端末のほとんどに技適マークがなく、国際ローミングでの利用を除いては日本国内での使用が認められていない。関連する規定や罰則などは、電気通信事業法および電波法を参照。また、技適マークがあっても、通信機能に変更を加えると違法改造となるので注意が必要である。
日本通信版
「おこづかいで持てるスマートフォン」として、当時、bマーケット価格26,800円(税込)で発売された。回線契約なしに単品購入が可能(型番:BM-SW)。テザリング機能も利用可能で、NTTドコモのFOMAネットワークへの対応を謳っている。ファームウェアレベルで日本向けカスタマイズが加えられており、FOMAプラスエリアに対応しているほか、日本語フォントが追加されている。上り5.7MbpsのHSUPAには非対応のため、上り最大速度はW-CDMAの384kbpsとなる。
10日間使用可能なb-mobileSIM U300 for IDEOSが試供品として付属するBM-SWU300のほか、1GB定額SIM2枚が付属するBM-SWFRM-2GB(IDEOSスマートWiFiパッケージ)、Fairが付属するBM-SWFR-1GB(IDEOS + Fair)などの製品が発売された。また、イオンの携帯売り場ではBM-SW単体でも販売している。 2012年8月現在、 200日利用可能なb-mobileSIM U300付きで価格19,800円で販売されている。
IDEOS専用の050IP電話サービス「モバイルIPフォン」も用意されており、低速なデータ通信専用契約でも3Gネットワークを通じた通話が可能。
技適騒動
日本通信のIDEOS(BM-SW)は、中国・ファーウェイ本社がIDEOS(U8150-B)をベースとして日本向けにカスタマイズし、ファーウェイ・ジャパンが取得した技適マークを貼り付け、香港から英eXpansys社が輸入したものを販売している。ところが、ファーウェイ・ジャパンと独占販売契約を結びS31HW(Pocket WiFi S)を販売するイー・モバイルは、並行輸入のBM-SWは技術適合証明の無効な不法な端末だとして、日本通信に対して端末の販売中止を要請[2]。最終的に争いは総務省に持ち込まれたが、BM-SWに電波法上の問題は認められず、独占禁止法により並行輸入の自由も保障されていることから、BM-SWは現在も販売が続けられている。
脚注
注釈
出典
- ^ Huawei Launches World's First Affordable Smartphone with Google Called IDEOSTM - ウェイバックマシン(2012年4月23日アーカイブ分)2020年8月12日閲覧。
- ^ 中国製「華為スマホ」輸入で大喧嘩:FACTA online2020年8月12日閲覧。
関連項目
- 日本通信
- TikiTikiインターネット
- ファーウェイ
- S31HW(U8150-92)
- S41HW
- IDEOS X3
- IDEOS X5 - 日本ではMVNOであるソフィアモバイルが同社サービス専用端末として販売を行っている。
- T-MOBILE US - 「Comet」という名称でIDEOSが販売された。