「Bullet」の版間の差分
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2020年9月6日 (日) 06:40時点における版
Bulletエンジンでシミュレーションした壁の破壊 | |
作者 | Erwin Coumans 他 |
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最新版 |
2.88[1]
/ 2019年1月1日 |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C, C++ |
対応OS | Windows, Linux, macOS, iOS, Android, PlayStation 3, Xbox 360, Wii |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | ミドルウェア |
ライセンス | zlib License |
公式サイト |
pybullet |
Bullet(バレット)とは、Erwin Coumansらによって開発されたオープンソースの物理演算エンジンである。ライセンスはzlib Licenseが適用されている。
なお、開発者のErwin Coumansは、以前Havokに務めており[2]、2003年から2010年までソニー・コンピュータエンタテインメントで勤務したが、その後AMDに移った[3]。2019年7月現在はGoogleで働いている[4]。
特長
剛体(リジッドボディ)から軟体(ソフトボディ)までのシミュレーションを、離散的ないしは連続的に実行できる。剛体の形状として、球体・ボックス・円柱・円錐・GJK(Gilbert–Johnson–Keerthi distance algorithm)・非凸形状・三角形メッシュを使用できる。布やロープといった変形可能な物体を、ソフトボディとして扱える。剛体から軟体に対して、シミュレーション実行時に拘束や動力を設定することができる。
Maya、Softimage、Houdini、CINEMA 4D、LightWave 3D、Blender、COLLADA 1.4へのプラグイン機能を備える。
PlayStation 3のCellプロセッサや、CUDAもしくはOpenCLを用いたGPUへの最適化オプションを使用できる[5]。
Bullet 2.81にて、iOSおよびmacOS用のSIMD/NEONによる最適化に対応している[6]。
2013年11月に開かれたAMD Developer Summit (APU) で、作者のErwin Coumansは、Bullet 3.x OpenCLによる剛体シミュレーションを発表した[7] [8]。
公式サイトに開発者向けのフォーラム・Physics Simulation Forumが開設されている。
採用プロジェクト
- コンシューマーゲーム(コンソールゲーム)
- アダルトゲーム
- オーサリングツール
- MikuMikuDance - フリーの3D動画制作ソフト
関連項目
脚注
- ^ “Releases · bulletphysics/bullet3 · GitHub”. 2019年7月16日閲覧。
- ^ Bullet 2.76 Physics SDK Manual (Contributions and people)
- ^ Bullet 2.82 Physics SDK Manual (Contributions and people)
- ^ Recent News:Bullet moves to github and Erwin Coumans joins Google!
- ^ GPU physics: OpenCL separate branch
- ^ Bullet 2.81 Released: Rolling Friction, XML, iOS Neon
- ^ GS-4150, Bullet 3 OpenCL Rigid Body Simulation, by Erwin Coumans
- ^ bullet3 on github
- ^ Bullet in SIGGRAPH collision detection course, Toy Story 3 game, Sherlock Holmes and A-Team movie