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国清寺は日本の仏教の歴史上も重要な寺院であり、[[最澄]]が[[道邃]]から教えを受けたほか、[[円珍]]・[[円載]]・[[重源]]・[[明菴栄西|栄西]]・[[成尋]]・[[俊芿]]らが訪れている<ref name="mibu">壬生 (1978) p.108</ref>。 |
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文化大革命の破壊から復興したばかりの1975年に日本の天台訪中団が国清寺を訪れている<ref name="mibu"/><ref name="zhfgwh"/>。 |
文化大革命の破壊から復興したばかりの1975年に日本の天台訪中団が国清寺を訪れている<ref name="mibu"/><ref name="zhfgwh"/>。 |
2020年8月26日 (水) 05:44時点における版
座標: 北緯29度10分10秒 東経121度2分40秒 / 北緯29.16944度 東経121.04444度
国清寺 | |
---|---|
各種表記 | |
繁体字: | 國清寺 |
簡体字: | 国清寺 |
拼音: | Guóqīng Sì |
発音: | グオチンスー |
日本語読み: | こくせいじ |
国清寺(こくせいじ)は、中国浙江省の天台山にある仏教寺院。天台宗の中心的な寺院として知られる。
中華人民共和国全国重点文物保護単位に指定されている。
歴史
国清寺は智顗によって建設がはじめられたが、その没後、隋の開皇18年(598年)に完成した。はじめの名前は天台寺と言ったが、のちに国清寺に名を改めた。会昌の廃仏でいったん廃止されたが、大中5年(851年)に再建された[1]。
国清寺は隋以来たびたび天災・人災に遭い、何度も再建されている。現在の建築は清の雍正年間以降に再建されたものである。文化大革命でも大きく破壊されたが、周恩来の命令によって再建された[2]。
建築
国清寺の多くの建築物は新しいものであるが、寺の外に隋代のものと言われる六面九層の塔(単に「隋塔」と呼ばれる)が残っている。
文化大革命後の修復の目的で、北京の故宮博物院などから多くの文物を国清寺に移したため、境内の仏像などはきわめて貴重なものが含まれている[3]。
天文学者としても有名な僧一行がこの寺で活動したため、境内に一行法師の碑や塔がある。
文化
国清寺の僧として寒山と拾得が有名である。この2人に豊干(ぶかん)をあわせて国清三聖と称する。
日本との関係
国清寺は日本の仏教の歴史上も重要な寺院であり、最澄が道邃から教えを受けたほか、円珍・円載・重源・栄西・成尋・俊芿らが訪れている[4]。
文化大革命の破壊から復興したばかりの1975年に日本の天台訪中団が国清寺を訪れている[4][2]。
境内には、日本の出資で作られた法華経の経幢などがある[3]。