桃園捷運

桃園捷運 Taoyuan Metro
桃園捷運のシンボルマーク 桃園捷運のシンボルマーク
基本情報
国	台湾
所在地	台北市、新北市、桃園市
種類	都市高速鉄道、空港連絡鉄道
開業	2017年2月2日 （正式開業は同年3月2日）
運営者	桃園大衆捷運股份有限公司
公式サイト	http://www.tymetro.com.tw/
詳細情報
総延長距離	路線総延長：80.76km（機場線・緑線） 営業路線：機場線51.03km
路線数	一部営業中1路線 計画中3路線
駅数	営業中21駅 建設中3駅 計画中51駅
輸送人員	27,962,618人（2019年）
1日利用者数	76,610人（2019年）
軌間	高運量、中運量鉄輪：1,435mm（標準軌）
電化方式	第三軌条方式 (750V直流)
備考	利用者数は機場捷運のみの数値

桃園捷運
各種表記
繁体字：	桃園捷運
拼音：	Táo yuán Jiéyùn
注音符号：	ㄊㄠˊ ㄩㄢˊ ㄐㄧㄝˊ ㄩㄣˋ
発音：	タオユェンジェユン
台湾語白話字：	Thô-hn̂g chiat ūn
日本語漢音読み：	とうえんしょううん
英文：	Taoyuan MRT Taoyuan Metro

桃園捷運（とうえんしょううん）は、台湾台北市内及び、その周辺の新北市・桃園市からの空港アクセスおよび桃園市内交通で慢性的な交通渋滞を緩和する為に設置された捷運（地下鉄）で、台湾では台北捷運、高雄捷運に次ぐ3例目となる。桃園国際空港への軌道系アクセスとなる桃園機場捷運（機場線）も当路線網に含まれる。 正式名称は桃園大衆捷運系統（Taoyuan Mass Rapid Transit System）。桃園大衆捷運股份有限公司（Taoyuan Metro Corporation）によって運営される。 呼称としては、桃捷、機捷、桃園メトロ、MRT（Mass Rapid Transit）などがある。

概要

台湾政府によって推進されていた桃園空港アクセス（中正機場捷運。現在の桃園機場捷運）系統と、桃園県政府による桃園市内（現・桃園区）の紅線・藍線・緑線の3路線軌道交通導入（桃園都会区大衆捷運系統）と桃園市郊外部のライトレール系統構想があり、前者は2004年に空港アクセス鉄道整備が正式決定され、後者も藍線は機場捷運に統合され、紅線は高架化計画が浮上した台湾鉄路管理局縦貫線と大部分が重複するために実現せず、残りは桃園県と台北市政府捷運工程局の共同で緑線（航空都市線）・橘線・棕線などの計画として再編された。

整備主体・運行主体を巡って紆余曲折があったが、整備主体は機場線が交通部高速鉄路局と台北市捷運工程局、その他の路線が桃園市政府捷運工程局で、全路線の運行事業者が桃園捷運公司となっている。また先述の台鉄の地下化、捷運化が進行中である。

歴史

• 2006年

• 2月27日 - （機場線）機電工程着手
• 9月15日 - （機場線）土木工程着工。

• 2009年

• 2月27日 - （紅線/台鉄高架化）行政院で計画承認。

• 2010年7月6日 - 桃園捷運公司設立。
• 2010年～2013年 - （紅線・高架化）仮線移設工事着手
• 2013年

• 12月28日 - （機場線）中壢延伸区間着工

• 2014年 - （紅線）新市長の鄭文燦によって鳳鳴駅-中壢駅間が地下化推進に切り替えられたため、高架化は保留。
• 2015年

• 3月10日 - （棕線/桃林線）桃園市長が廃止された台鉄林口線跡地を活用したライトレール路線化を表明。
• 4月1日 - 桃園市政府交通局傘下に捷運工程處が発足。
• 10月14日 - （紅線）桃園市、地下化計画フィジビリティスタディ（以下F/S）を承認し、交通部に送付。
• 10月29日 - （棕線/迴龍線）交通部の審議で路線計画F/S通過。

• 2016年

• 3月21日 - （緑線）国家発展委員会にての路線計画の事業化審査が完了、行政院の最終決定を待って着工、2025年開業予定
• 4月20日 - （緑線）行政院で路線計画が承認され、建設が確定。
• 12月24日 - （紅線）交通部、地下化計画F/Sを承認。

• 2017年

• 1月18日 - （紅線）国家発展委員会、地下化計画F/Sを承認。
• 2月2日 - （機場線）プレ開業。
• 3月2日 - （機場線）正式開業。
• 7月31日 - （紅線）行政院で地下化計画F/S審査が通過。

• 2018年

• 2月1日 - （機場線）日本の南海電鉄ラピートとのジョイントチケットを限定販売開始。
• 3月7日 - （棕線/迴龍線）国家発展委員会の審議でF/S通過。規格はモノレールから鉄輪式となった。
• 3月15日 - 交通局の捷運工程処が捷運工程局に昇格。
• 5月1日 - （棕線/迴龍線）行政院でF/S通過。
• 5月31日 - （機場線）日本の京成電鉄スカイライナー仕様ラッピング列車を運行開始。
• 10月15日 - （緑線）1期高架区間着工。
• 11月23日 - （機場線）南海電鉄に続いて2例目となる京成電鉄スカイライナーとのジョイントチケット限定販売開始

• 2019年1月22日 - （機場線）南海/京成に次いで日本3社目の提携を阪神電気鉄道との間で実施し、同社の沿線名所や阪神タイガースをあしらったラッピング列車を運行開始。

路線一覧

運営中の路線

計画中の路線を含む路線図

路線			区間	距離	規格	車両基地	F/S					総合計画						入札		起 工	完 工	試 運 転	市 政 府 承 認	交 通 部 承 認	開業 (予定)
							着 手	提 出	交 通 部 承 認	国 発 会 承 認	行 政 院 承 認	着 手	環 境 ア セ ス 提 出	環 保 署 承 認	交 通 部 承 認	国 発 会 承 認	行 政 院 承 認	公 示	落 札
	縦貫線立体化	台鉄高架化	鳳鳴駅 - 桃園駅 - 富岡駅 (地下/高架化は平鎮までの15.95km)	17.15	狭軌・高運量 都市通勤鉄道	富岡	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	▲	保留中				2017年
		台鉄地下化					○	○	○	○	●	○	○	○	○	○									2025年
	桃園機場捷運	機場線(本線)	台北車站 - 環北駅	51.03	標準軌・高運量・鉄輪	蘆竹機廠 青埔機廠	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○*	○	●2017.2.2
		中壢延伸線	環北駅 - 中壢車站	2.06			○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	●					2026年
	緑線	航空都市線・菓林坑支線	大湳駅 - 長興駅 - 坑口駅	17.2	標準軌・中量・鉄輪LRRT	北機廠 南機廠	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	●					2025年
		本線(航空都市線)	長興駅 - 横山駅・八徳駅 - 大湳駅	10.6			○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	●						2030年
		中壢延伸線	八徳駅 - 中壢車站	8			○	○	○	○	●
		大渓延伸線	八徳駅 - 大渓駅	3.5			○
	棕線	迴龍線	桃園車站 - 迴龍駅	11.5			○	○	○	○	●														2026年
		桃林線	桃園車站 - 山鼻駅(旧林口線再活用)	12.5	軽量・ライトレール
	橘線		山子頂駅 - 環北駅 - 同安駅	22.7			○
	藍線		機場第二航廈駅 - 龍岡	22.25	標準軌・中運量・鉄輪		○	○	○	○	○	○	○	○	機場捷運と緑線に統合										2014年
	紅線		亀山郷 - 桃園車站 - 平鎮	17.62	標準軌・中運量・鉄輪	亀山	○	○	○	○	○	○	○	○	台鉄高架化に統合										2014年

• "*"第三者機関（リカルド (企業)）による独立認証

車両

機場線

• 1000型（普通車）
• 2000型（直達車）

運賃

桃園捷運ICトークン単程票

→詳細は「桃園機場捷運 § 運賃」を参照

関連項目

• 桃園捷運公司
• 台北捷運
• 台湾の鉄道
• 桃園機場捷運
• 捷運
• 高雄捷運

外部リンク

運営

• 桃園捷運 （日本語） （繁体字中国語）（英語）

• 桃園大眾捷運 Taoyuan Metro (TaoyuanMetro) - Facebook（繁体字中国語）
• 桃園大眾捷運 - YouTubeチャンネル

計画、建設

• 交通部鉄道局北部工程處（繁体字中国語）（英語）

• 高速鐵路工程局 - YouTubeチャンネル

• 台北市政府捷運工程局（繁体字中国語）（英語）
• 桃園市政府捷運工程局（繁体字中国語）

• 桃園捷運 Taoyuan MRT (TaoyuanMRT) - Facebook（繁体字中国語）