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捕手陣に競争者が少なかった三星でレギュラー捕手の座を掴み、以後同チームの守備の要として3度の[[韓国シリーズ]]優勝にも貢献。また2004年より主将を務め、OBでは見せきれなかった大器としての力量を存分に発揮している。 |
捕手陣に競争者が少なかった三星でレギュラー捕手の座を掴み、以後同チームの守備の要として3度の[[韓国シリーズ]]優勝にも貢献。また2004年より主将を務め、OBでは見せきれなかった大器としての力量を存分に発揮している。 |
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1996年オリンピック、[[2006 ワールド・ベースボール・クラシック韓国代表|2006 ワールド・ベースボール・クラシック]]及び[[2008年北京オリンピックの野球競技・韓国代表|2008年北京オリンピック]]で代表に選ばれた。2008年のオリンピックでは韓国代表チームのキャプテンを務め、スタメン捕手の役割を担ったが、大会中盤、大腿に肉離れを起こしてスタメン捕手の座を若手の[[ |
1996年オリンピック、[[2006 ワールド・ベースボール・クラシック韓国代表|2006 ワールド・ベースボール・クラシック]]及び[[2008年北京オリンピックの野球競技・韓国代表|2008年北京オリンピック]]で代表に選ばれた。2008年のオリンピックでは韓国代表チームのキャプテンを務め、スタメン捕手の役割を担ったが、大会中盤、大腿に肉離れを起こしてスタメン捕手の座を若手の[[姜珉鎬]](カン・ミンホ)に譲った。しかし、決勝のキューバ戦で、その姜珉鎬が9回裏の守備で審判のボール判定に抗議して退場処分を受けたため、急遽マスクを被ることになった。一死満塁の危機で、姜珉鎬の交代時に同じく交代されたリリーフの[[鄭大炫]](チョン・デヒョン)を丁寧にリードして3球でショートゴロ併殺を誘導した。一打サヨナラ負けの危機でスタメンキャッチャーの思わぬ退場とバッテリー交代の緊迫な場面で冷静を失うことなく、韓国の金メダル獲得に貢献、ベテランとして期待された役割を存分に発揮した。 |
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{{by|2015年}}より韓国プロ野球における現役最年長選手となったが、同年限りで現役を引退した。 |
{{by|2015年}}より韓国プロ野球における現役最年長選手となったが、同年限りで現役を引退した。 |
2020年8月15日 (土) 04:27時点における版
起亜タイガース コーチ #70 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | 大韓民国 |
出身地 | 釜山広域市 |
生年月日 | 1974年5月8日(50歳) |
身長 体重 |
183 cm 90 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | 1996年 2次ドラフトでOBベアーズから指名 |
初出場 | 1997年4月12日 |
最終出場 | 2015年6月6日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
選手歴 | |
| |
コーチ歴 | |
| |
国際大会 | |
代表チーム | 大韓民国 |
五輪 | 1996年、2008年 |
WBC | 2006年、2013年 |
この表について
|
チン・ガビョン | |
---|---|
各種表記 | |
ハングル: | 진갑용 |
漢字: | 陳甲龍 |
発音: | チンガビョン |
ローマ字: | Jin Gab-yong |
本人表記: | Jin Kab-Yong |
オリンピック | ||
---|---|---|
男子 野球 | ||
韓国 | ||
オリンピック | ||
金 | 2008 | 野球 |
陳 甲龍(チン・ガビョン、韓国語:진갑용、1974年5月8日 - )は、大韓民国釜山広域市出身の元プロ野球選手(捕手)。2006年WBC韓国代表などにも選ばれた韓国球界を代表する捕手である。
経歴
アマチュア時代
釜山高等学校、高麗大学校出身。ロッテ・ジャイアンツのエース孫敏漢(ソン・ミンハン)とは高校から大学時代までバッテリーとして一緒にプレイしてきた同期。
1996年シーズンオフ、「捕手として10年に一人の逸材」と言われて、出身高校の所在地である釜山広域市をフランチャイズ保護地域として持つロッテ・ジャイアンツが1人だけ指名できる地域優先ドラフト(1次ドラフト)で「どのチームに行ってもエース候補」と言われた孫敏漢と彼の中で誰を指名するか注目の的になっていた。結局、投手陣の強化が至急課題だったロッテが孫敏漢を指名、彼は出身高校の所在地に関係なくウェーバー方式で行われる2次ドラフトに流され、前年最下位で2次ドラフトで、1番目の指名権を持っていたOBベアーズ(現・斗山ベアーズ)がすかさず彼を指名し、OBに入団。
斗山時代
しかし、既に実力のある多数のキャッチャーを揃えて、「捕手王国」と呼ばれていた当時のOBベアーズで、レギュラーの座を掴みきれず、1999年には新人の洪性炘(ホン・ソンフン)の台頭で出場機会を喪失。シーズン途中、三星ライオンズにトレードされる。
三星時代
捕手陣に競争者が少なかった三星でレギュラー捕手の座を掴み、以後同チームの守備の要として3度の韓国シリーズ優勝にも貢献。また2004年より主将を務め、OBでは見せきれなかった大器としての力量を存分に発揮している。
1996年オリンピック、2006 ワールド・ベースボール・クラシック及び2008年北京オリンピックで代表に選ばれた。2008年のオリンピックでは韓国代表チームのキャプテンを務め、スタメン捕手の役割を担ったが、大会中盤、大腿に肉離れを起こしてスタメン捕手の座を若手の姜珉鎬(カン・ミンホ)に譲った。しかし、決勝のキューバ戦で、その姜珉鎬が9回裏の守備で審判のボール判定に抗議して退場処分を受けたため、急遽マスクを被ることになった。一死満塁の危機で、姜珉鎬の交代時に同じく交代されたリリーフの鄭大炫(チョン・デヒョン)を丁寧にリードして3球でショートゴロ併殺を誘導した。一打サヨナラ負けの危機でスタメンキャッチャーの思わぬ退場とバッテリー交代の緊迫な場面で冷静を失うことなく、韓国の金メダル獲得に貢献、ベテランとして期待された役割を存分に発揮した。
2015年より韓国プロ野球における現役最年長選手となったが、同年限りで現役を引退した。
引退後
引退後は三星ライオンズで戦力分析のスタッフとなった。
2017年は日本プロ野球の福岡ソフトバンクホークス二軍でコーチ研修を受けた。同年11月に開催される第1回アジア プロ野球チャンピオンシップの韓国代表のバッテリーコーチを務める。2018年よりサムスンにコーチとして復帰。2018年アジア競技大会、2019 WBSCプレミア12の野球韓国代表コーチも務める。2020年より起亜タイガースのコーチに転任する。
プレースタイル・人物
インサイドワークに定評のあるベテラン捕手だが若干肩が衰えている。
パンチ力のある打撃も持ち味。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
チ | ム |
試 合 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
失 策 |
打 率 |
長 打 率 |
出 塁 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1997 | OB | 95 | 281 | 21 | 68 | 7 | 0 | 4 | 20 | 2 | 0 | 20 | 6 | 44 | 7 | 6 | .242 | .310 | .306 | .616 |
1998 | 88 | 253 | 12 | 68 | 14 | 1 | 2 | 22 | 1 | 1 | 14 | 0 | 44 | 10 | 7 | .269 | .356 | .306 | .662 | |
1999 | 三星 | 68 | 156 | 13 | 33 | 3 | 0 | 4 | 17 | 0 | 2 | 10 | 2 | 29 | 7 | 0 | .212 | .308 | .265 | .573 |
2000 | 114 | 297 | 30 | 81 | 14 | 0 | 8 | 58 | 2 | 1 | 23 | 6 | 45 | 7 | 7 | .273 | .401 | .333 | .734 | |
2001 | 89 | 314 | 54 | 96 | 25 | 2 | 7 | 57 | 2 | 3 | 23 | 7 | 37 | 4 | 4 | .306 | .465 | .361 | .826 | |
2002 | 133 | 462 | 58 | 130 | 29 | 1 | 18 | 86 | 0 | 0 | 41 | 8 | 56 | 13 | 11 | .281 | .465 | .347 | .812 | |
2003 | 126 | 435 | 64 | 126 | 20 | 2 | 21 | 53 | 1 | 1 | 36 | 10 | 34 | 13 | 13 | .290 | .490 | .356 | .846 | |
2004 | 129 | 439 | 60 | 122 | 20 | 0 | 24 | 71 | 0 | 0 | 34 | 12 | 51 | 16 | 5 | .278 | .487 | .344 | .831 | |
2005 | 110 | 347 | 34 | 100 | 17 | 0 | 6 | 41 | 1 | 1 | 36 | 8 | 47 | 8 | 6 | .288 | .389 | .365 | .754 | |
2006 | 110 | 358 | 28 | 103 | 22 | 0 | 6 | 47 | 1 | 2 | 29 | 5 | 37 | 18 | 4 | .288 | .399 | .343 | .842 | |
2007 | 122 | 362 | 28 | 89 | 12 | 0 | 5 | 39 | 0 | 1 | 49 | 7 | 38 | 9 | 4 | .246 | .320 | .344 | .664 | |
2008 | 105 | 272 | 34 | 76 | 7 | 0 | 11 | 45 | 1 | 1 | 30 | 1 | 41 | 6 | 3 | .279 | .426 | .342 | .768 | |
2009 | 57 | 165 | 10 | 33 | 3 | 1 | 3 | 20 | 1 | 2 | 15 | 4 | 23 | 5 | 2 | .232 | .331 | .321 | .652 | |
2010 | 100 | 259 | 36 | 68 | 8 | 0 | 10 | 28 | 0 | 0 | 45 | 2 | 57 | 7 | 4 | .263 | .409 | .375 | .784 | |
2011 | 112 | 286 | 26 | 78 | 7 | 0 | 10 | 42 | 1 | 0 | 35 | 3 | 53 | 10 | 6 | .273 | .402 | .358 | .760 | |
2012 | 114 | 313 | 27 | 96 | 15 | 1 | 6 | 57 | 0 | 0 | 17 | 7 | 46 | 6 | 3 | .307 | .419 | .356 | .775 | |
2013 | 101 | 181 | 22 | 49 | 9 | 0 | 6 | 36 | 0 | 0 | 12 | 5 | 28 | 5 | 4 | .271 | .420 | .333 | .753 | |
2014 | 11 | 17 | 2 | 7 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | .412 | .412 | .412 | .824 | |
2015 | 39 | 68 | 8 | 22 | 2 | 0 | 3 | 10 | 0 | 0 | 4 | 0 | 9 | 3 | 0 | .324 | .485 | .356 | .841 | |
通 算 | 1823 | 5242 | 567 | 1445 | 234 | 8 | 154 | 753 | 13 | 15 | 473 | 93 | 720 | 154 | 97 | .276 | .411 | .343 | .754 |
- 各年度の太字はリーグ最高