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河載勲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
河 載勲
Ha Jae-Hoon
SSGランダース #13
カブスでのマイナー時代
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 慶尚南道晋州市
生年月日 (1990-10-29) 1990年10月29日(34歳)
身長
体重
182 cm
90 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手中堅手投手中堅手
プロ入り 2008年 アマチュアFA
初出場 NPB / 2016年6月8日
KBO / 2019年3月23日
年俸 5300万ウォン(2023年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴
国際大会
代表チーム 大韓民国の旗 韓国
プレミア12 2019年
獲得メダル
男子 野球
大韓民国の旗 韓国
WBSCプレミア12
2019
ハ・ジェフン
各種表記
ハングル 하재훈
漢字 河載勳
発音: ハジェフン
英語表記: Ha Jae-Hoon
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河 載勲(ハ・ジェフン、: 하재훈1990年10月29日 - )は、大韓民国慶尚南道晋州市生まれ・旧馬山市(現昌原市)育ち[1]プロ野球選手外野手投手)。日本での登録名はジェフン(Jaehoon)。

打者から投手に転向し、再び打者に転向した異色の経歴を持つ選手の一人である。

経歴

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プロ入り前

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小学3年生で野球を始め、4年生の時には公式戦30連勝や全国大会優勝も経験[1]。小中学生時代は、外野手と捕手を務め、中学生時代にも全国で準優勝を経験した[1]。龍馬高校時代は、中学3年生から始めたという投手もこなした[1]

プロ入りとカブス傘下時代

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2008年の韓国プロ野球のドラフト会議開催前にシカゴ・カブスマイナー契約を結んだ[1]

2009年にショートシーズンAからマイナーリーグでの経歴をスタートさせ、一時はAAA級まで昇格した[2]。この時負傷中であった藤川球児と共にリハビリをおこなったほか、和田毅とも僅かながら同時期にプレーした[2]

2012年オールスター・フューチャーズゲームに選出された。

2014年2015年はチーム方針から投手としてプレーしまずまずの成績を残していたが、打者として勝負することを望み日本の独立リーグへ移籍することを決意した[2]。韓国では高校や大学卒業後に直接MLBに入った選手は、MLBでの契約満了後に韓国プロ野球でのドラフト指名を2年間受けられない規定があることも、日本の独立リーグを選んだ理由に挙げている[2]

第一次徳島時代

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2016年四国アイランドリーグplus徳島インディゴソックスに加入。ファーストネームのジェフンを登録名とした。

前期の30試合に出場し、リーグの打撃成績では前期終了時点で全部門でトップ5に名を連ねた[1]。5月3日の対香川オリーブガイナーズ戦では外野手として先発出場し、9回の1イニング、投手として起用された[3][4]

ヤクルト時代

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2016年5月30日に東京ヤクルトスワローズと契約を結んだ[5]。背番号は00で、登録名は徳島時代と同じカタカナ表記のジェフン。6月8日に一軍に昇格し、同日の試合で先発出場する。6月9日にはNPB初安打を記録した[6]。オフの12月2日に自由契約公示された[7]

第二次徳島時代

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2017年2月15日に前年途中まで在籍していた徳島に復帰することが発表された[8]。登録名は引き続き「ジェフン」。発表ではポジションは投手となっていた[8]

2017年4月2日のリーグ開幕戦(対愛媛マンダリンパイレーツ)では8回までセンターの守備に就いたあと9回に登板し、初セーブを挙げた[9]。同年は抑えとして起用され[9]、13試合に登板して7セーブ、打者としては48試合に出場して166打数39安打で打率.235、6本塁打30打点12盗塁の成績であった[10]。出場は合計52試合で、そのうち投打二刀流での出場が9試合、野手のみが39試合、投手のみが4試合だった[11]

2018年の開幕時点では外野手として登録されていた[12]。このシーズンは投手としての登板は前期閉幕前の2試合だけで、いずれも負けている局面であったが、野手として先発出場して最終回のみ登板する「二刀流」起用だった[13][14]。オフに指名打者部門のベストナインに選出されている[15]

SK・SSG時代

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2018年9月10日にKBOリーグ2次ドラフトでSKワイバーンズより2位で指名され[16]、入団した。

2019年は投手として登録され、リーグ最多の36セーブを記録。

2020年は故障等で7月以降の一軍登板がなく4セーブにとどまった。

2021年は18試合に登板し、1勝2ホールドで防御率4.00という結果だった[17]

2022年からは登録を外野手に変更し、打者に再転向し、試合にも出場している。

詳細情報

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年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
2016 ヤクルト 17 42 40 3 9 2 0 0 11 2 0 1 0 0 2 0 0 12 0 .225 .262 .275 .537
2019 SK
SSG
61 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .--- .--- .--- .---
2020 15 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .--- .--- .--- .---
2021 18 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .--- .--- .--- .---
2022 60 114 107 18 23 6 1 6 49 13 1 0 0 2 4 0 1 40 0 .215 .246 .458 .704
2023 77 229 201 35 61 10 1 7 94 35 11 0 2 2 19 1 5 53 0 .304 .374 .468 .842
NPB:1年 17 42 40 3 9 2 0 0 11 2 0 1 0 0 2 0 0 12 0 .225 .262 .275 .537
KBO:5年 231 343 308 53 84 16 2 13 143 48 12 0 2 4 23 1 6 93 0 .273 .331 .464 .796
  • 2023年度シーズン終了時

独立リーグでの打撃成績

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2016 徳島 .364 30 136 118 27 43 12 0 6 21 20 11 5 0 2 9 .618 .433 0 0
2017 .241 48 185 162 29 39 11 1 6 30 33 15 3 0 5 12 .432 .308 6 0
2018 .328 53 189 174 25 57 11 0 4 34 38 12 0 0 3 11 .459 .365 5 2
通算:3年 .306 131 510 454 81 139 34 1 16 85 91 38 8 0 10 32 .491 .363 11 2
  • 2018年度シーズン終了時

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2019 SK
SSG
61 0 0 0 0 5 3 36 3 .625 245 59.0 47 1 26 2 1 64 0 1 13 13 1.98 1.25
2020 15 0 0 0 0 1 1 4 0 .500 66 13.0 19 2 8 0 0 10 1 0 13 11 7.62 2.08
2021 18 0 0 0 0 1 0 0 2 1.000 88 18.0 16 1 16 2 3 8 2 0 8 8 4.00 1.78
KBO:3年 94 0 0 0 0 7 4 40 5 .636 399 90.0 82 4 50 4 4 82 3 1 34 32 3.20 1.47
  • 2021年度シーズン終了時
  • 太字はシーズン最高記録

独立リーグでの投手成績

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2016 徳島 0.00 1 0 0 0 0 0 0 1.0 4 1 0 2 0 0 0 0 0 0
2017 0.00 13 0 0 7 0 0 0 12.0 43 7 0 17 4 1 2 0 0 0
2018 0.00 2 0 0 0 0 0 0 2.0 7 0 0 2 1 1 0 0 0 0
通算:3年 0.00 16 0 0 7 0 0 0 15.0 54 7 0 21 5 2 2 0 0 0
  • 2018年度シーズン終了時

記録

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NPB

背番号

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  • 2 (2016年 - 同年5月29日)
  • 00 (2016年5月30日 - 2018年)
  • 13 (2019年 - )

登録名

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  • ジェフン (2016年 - 2018年)

登場曲

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代表歴

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脚注

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  1. ^ a b c d e f 徳島インディゴソックス ハ・ジェフン外野手インタビュー(前編) - 四国アイランドリーグplusウェブサイト
  2. ^ a b c d 徳島インディゴソックス ハ・ジェフン外野手インタビュー(後編) - 四国アイランドリーグplusウェブサイト
  3. ^ “【ヤクルト】“韓国の大谷”ハ・ジェフン獲得へ四国IL・徳島の大型二刀流”. スポーツ報知. (2016年5月19日). https://web.archive.org/web/20160522124837/http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20160519-OHT1T50209.html 2016年7月2日閲覧。 
  4. ^ 2016年5月3日徳島vs香川 (PDF) - 四国アイランドリーグplusウェブサイト(スコアカード)
  5. ^ ヤクルト、二刀流ハ・ジェフンと契約 1日にも1軍 日刊スポーツ、2016年6月10日閲覧
  6. ^ 【ヤクルト】ジェフン、来日初安打に絶叫 スポーツ報知、2016年6月10日閲覧
  7. ^ 自由契約選手|2016年度公示”. NPB.jp 日本野球機構 (2016年12月2日). 2016年12月3日閲覧。
  8. ^ a b 徳島IS 外国人選手入団のお知らせ - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2017年2月15日)
  9. ^ a b 高田博史 (2017年4月17日). “徳島 ハ・ジェフン チームに不可欠な“二刀流”の存在”. デイリースポーツ. https://www.daily.co.jp/baseball/shikoku/2017/04/17/0010116674.shtml 2017年4月30日閲覧。 
  10. ^ 選手情報 徳島インディゴソックス”. 四国アイランドリーグplus. 2017年11月9日閲覧。
  11. ^ リーグウェブサイト 試合結果 2017年 より各試合のデータ(スコアブック含む)にて確認可能。
  12. ^ 2018年度四国アイランドリーグplus 選手登録・練習生一覧 (2018年3月29日現在) (PDF) - 四国アイランドリーグplus
  13. ^ 5月29日 高知対徳島スコアブック (PDF) - 四国アイランドリーグplus
  14. ^ 5月31日徳島対巨人3軍スコアブック (PDF) - 四国アイランドリーグplus
  15. ^ 2018年 ベストナイン確定 - 四国アイランドリーグニュースリリース(2018年10月31日)
  16. ^ 徳島IS ジェフン選手 KBOドラフト会議 SKワイバーンズから2巡目指名 - 四国アイランドリーグplusニュース(2018年9月10日)
  17. ^ “元燕助っ人が送る波乱万丈な野球人生 外野手が韓国でセーブ王も…再び外野手に転向”. Full-Count. (2021年11月17日). https://full-count.jp/2021/11/17/post1157612/ 2021年11月17日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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