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2020年8月11日 (火) 04:08時点における版
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アンナ=レナ・グローネフェルト | ||||
基本情報 | ||||
フルネーム | Anna-Lena Grönefeld | |||
国籍 | ドイツ | |||
出身地 |
同・ニーダーザクセン州 ノルトホルン | |||
生年月日 | 1985年6月4日(39歳) | |||
身長 | 180cm | |||
体重 | 67kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2003年 | |||
引退年 | 2019年 | |||
ツアー通算 | 18勝 | |||
シングルス | 1勝 | |||
ダブルス | 17勝 | |||
生涯通算成績 | 738勝523敗 | |||
シングルス | 287勝205敗 | |||
ダブルス | 451勝318敗 | |||
生涯獲得賞金 | $4,662,620 | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 3回戦(2005) | |||
全仏 | ベスト8(2006) | |||
全英 | 1回戦(2004-07・09・10) | |||
全米 | 4回戦(2008) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | ベスト4(2006・15) | |||
全仏 | ベスト8(2009) | |||
全英 | ベスト4(2005・13・17) | |||
全米 | ベスト4(2005・15) | |||
4大大会最高成績・混合ダブルス | ||||
全豪 | ベスト8(2006・19) | |||
全仏 | 優勝(2014) | |||
全英 | 優勝(2009) | |||
全米 | ベスト4(2010) | |||
優勝回数 | 2(仏1・英1) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 14位(2006年4月17日) | |||
ダブルス | 7位(2003年3月6日) | |||
アンナ=レナ・グローネフェルト(Anna-Lena Grönefeld, 1985年6月4日 - )は、ドイツ・ニーダーザクセン州ノルトホルン出身の女子プロテニス選手。2009年のウィンブルドンと2014年の全仏オープン混合ダブルスで優勝した。WTAツアーでシングルス1勝、ダブルス17勝を挙げた。自己最高ランキングはシングルス14位、ダブルス7位。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
姓はグローネフェルドとも表記されるがドイツ語の発音ではグレーネフェルトに近い[1]。
来歴
グローネフェルトは父親の勧めにより、5歳から自宅近くのテニスクラブで兄と一緒に練習し始めた。ジュニア選手の大会では、2002年全仏オープンジュニア女子ダブルスで優勝した後、翌年の2003年全仏ジュニア女子シングルス優勝があり、早くから全仏オープンを得意にしてきた。同年にプロ入り。2004年から女子テニス国別対抗戦・フェドカップのドイツ代表選手に選ばれ、同年の全仏オープンで4大大会にデビューする。2005年、グローネフェルドはダブルスでベテランのマルチナ・ナブラチロワと組む機会が多くなり、この時期にダブルスで多くの好成績を出した。彼女は4大大会の女子ダブルスで、2005年ウィンブルドンから2006年全豪オープンまでの3大会連続ベスト4進出を記録したが、2005年ウィンブルドンと全米オープンはナブラチロワと組み、2006年全豪オープンはメガン・ショーネシーと組んだ。
2006年3月、グローネフェルトはメキシコ・アカプルコ大会の決勝でフラビア・ペンネッタを 6-1, 4-6, 6-2 で破り、女子ツアー大会のシングルスで初優勝を果たした。この年の全仏オープンでベスト8に入り、ここで4大大会シングルスの自己最高成績を出した。準々決勝では第5シードのジュスティーヌ・エナン=アーデンに 5-7, 2-6 のストレートで敗れた。ところが、全仏8強入りの直後から、彼女は左膝腱の断裂や右肩の故障に悩まされるようになる。2007年ウィンブルドン1回戦敗退の後、4大大会にも出場できなくなったグローネフェルトは、2007年度末の世界ランキングで200位以下に降下した。
2008年全米オープンで、グローネフェルトに再起の機会がやってくる。この大会で予選3試合を勝ち抜いた彼女は、1年ぶりに戻ってきた4大大会本戦1回戦で、第11シードのダニエラ・ハンチュコバに 6-4, 6-2 のストレート勝ちを収めた。2回戦でワイルドカード(主催者推薦出場)のジェシカ・ムーア、3回戦で第17シードのアリーゼ・コルネを破って勝ち進んだ彼女は、4回戦で当年度の全仏オープン準優勝者ディナラ・サフィナに 5-7, 0-6 で敗れ、2006年全仏オープン以来の8強入りを逃した。
2009年のウィンブルドンで、グローネフェルトはマーク・ノールズと混合ダブルスのペアを組み、第9シードから初優勝を決めた。2人は決勝戦で、第1シードのリーンダー・パエス&カーラ・ブラック組を 7-5, 6-3 のストレートで下した。ドイツ人女子選手によるウィンブルドン優勝は、1996年に女子シングルス7勝目を挙げたシュテフィ・グラフ以来13年ぶりの偉業となった。4大大会全体を通じても、グラフが最後の4大大会優勝(22勝目)を決めた1999年全仏オープン以来10年ぶりの出来事になる。
2012年からグローネフェルトはダブルスに専念していた。7月のロンドン五輪に直前欠場したアンドレア・ペトコビッチの代役としてオリンピックに初出場した。ユリア・ゲルゲスと組んだダブルスに出場し、2回戦でロシアのエカテリーナ・マカロワ&エレーナ・ベスニナ組に 2-6, 1-6 で敗退した。
2014年全仏オープンではジャン=ジュリアン・ロジェと組んだ混合ダブルスで決勝に進出した。決勝ではユリア・ゲルゲス&ネナド・ジモニッチ組を 4-6, 6-2, [10-7] で破り4大大会混合ダブルス2勝目を挙げた。
2019年に現役を引退した。
WTAツアー決勝進出結果
シングルス: 4回 (1勝3敗)
大会グレード |
---|
グランドスラム (0–0) |
ティア I (0–0) |
ティア II (0–2) |
ティア III (1–0) |
ティア IV & V (0–1) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|---|---|---|---|
準優勝 | 1. | 2005年2月6日 | パタヤ | ハード | コンチタ・マルティネス | 3–6, 6–3, 3–6 |
準優勝 | 2. | 2005年9月25日 | 北京 | ハード | マリア・キリレンコ | 3–6, 4–6 |
準優勝 | 3. | 2005年10月2日 | ルクセンブルク | ハード (室内) | キム・クライシュテルス | 2–6, 4–6 |
優勝 | 1. | 2006年3月4日 | アカプルコ | クレー | フラビア・ペンネッタ | 6–1, 4–6, 6–2 |
ダブルス: 44回 (17勝27敗)
大会グレード | |
---|---|
2008年以前 | 2009年以後 |
グランドスラム (0–0) | |
WTAファイナルズ (0–0) | |
ティア I (1–2) | プレミア・マンダトリー (0-0) |
プレミア5 (0-6) | |
ティア II (3–3) | プレミア (4–5) |
ティア III (3–1) | インターナショナル (5–7) |
ティア IV & V (1–2) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|---|---|---|---|---|
準優勝 | 1. | 2004年8月8日 | ストックホルム | ハード | エマニュエレ・ガグリアルディ | アリシア・モリク バルバラ・シェット |
3–6, 3–6 |
準優勝 | 2. | 2004年8月15日 | バンクーバー | ハード | エルス・カレンズ | アビゲイル・スピアーズ ベサニー・マテック |
3–6, 3–6 |
準優勝 | 3. | 2004年8月22日 | シンシナティ | ハード | エマニュエレ・ガグリアルディ | ジル・クレイバス マルレーネ・ワインガルトナー |
5–7, 6–7 |
準優勝 | 4. | 2004年10月10日 | フィルダーシュタット | ハード (室内) |
ユリア・シュルフ | カーラ・ブラック レネ・スタブス |
3–6, 2–6 |
優勝 | 1. | 2005年2月6日 | パタヤ | ハード | マリオン・バルトリ | マルタ・ドマホフスカ シルビア・タラヤ |
6–3, 6–2 |
優勝 | 2. | 2005年8月21日 | トロント | ハード | マルチナ・ナブラチロワ | コンチタ・マルティネス ビルヒニア・ルアノ・パスクアル |
5–7, 6–3, 6–4 |
優勝 | 3. | 2005年9月18日 | バリ | ハード | メガン・ショーネシー | 晏紫 鄭潔 |
6–3, 6–3 |
優勝 | 4. | 2006年3月4日 | アカプルコ | クレー | メガン・ショーネシー | 浅越しのぶ エミリー・ロワ |
6–1, 6–3 |
優勝 | 5. | 2006年7月30日 | スタンフォード | ハード | シャハー・ピアー | マリア・エレナ・カメリン ヒセラ・ドゥルコ |
6–1, 6–4 |
準優勝 | 5. | 2006年8月6日 | サンディエゴ | ハード | メガン・ショーネシー | カーラ・ブラック レネ・スタブス |
2–6, 2–6 |
準優勝 | 6. | 2006年8月20日 | モントリオール | ハード | カーラ・ブラック | マルチナ・ナブラチロワ ナディア・ペトロワ |
1–6, 2–6 |
準優勝 | 7. | 2006年10月1日 | ルクセンブルク | ハード (室内) |
リーゼル・フーバー | フランチェスカ・スキアボーネ クベタ・ペシュケ |
6–2, 4–6, 1–6 |
優勝 | 6. | 2007年1月12日 | シドニー | ハード | メガン・ショーネシー | マリオン・バルトリ メイレン・ツー |
6–3, 3–6, 7–6(2) |
優勝 | 7. | 2008年10月5日 | シュトゥットガルト | ハード (室内) |
パティ・シュナイダー | クベタ・ペシュケ レネ・スタブス |
6–2, 6–4 |
準優勝 | 8. | 2008年10月19日 | チューリッヒ | ハード (室内) |
パティ・シュナイダー | カーラ・ブラック リーゼル・フーバー |
1–6, 6–7(3) |
優勝 | 8. | 2008年11月2日 | ケベックシティ | ハード (室内) |
バニア・キング | ジル・クレイバス タマリネ・タナスガーン |
7–6, 6–4 |
優勝 | 9. | 2009年1月11日 | ブリスベン | ハード | バニア・キング | クラウディア・ヤンス アリシア・ロソルスカ |
3–6, 7–5, [10–5] |
優勝 | 10. | 2009年10月18日 | リンツ | ハード | カタリナ・スレボトニク | クラウディア・ヤンス アリシア・ロソルスカ |
6–1, 6–4 |
準優勝 | 9. | 2010年3月7日 | モンテレイ | ハード | バニア・キング | イベタ・ベネソバ バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ |
6–3, 4–6, [8–10] |
優勝 | 11. | 2010年8月8日 | コペンハーゲン | ハード (室内) |
ユリア・ゲルゲス | ビタリア・ディアチェンコ タチアナ・ポウチェク |
6–4, 6–4 |
準優勝 | 10. | 2011年3月6日 | モンテレイ | ハード | バニア・キング | イベタ・ベネソバ バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ |
7–6(8), 2–6, [6–10] |
準優勝 | 11. | 2011年10月16日 | リンツ | ハード (室内) |
ユリア・ゲルゲス | マリーナ・エラコビッチ エレーナ・ベスニナ |
5–7, 1–6 |
準優勝 | 12. | 2012年2月12日 | パリ | ハード (室内) |
ペトラ・マルティッチ | リーゼル・フーバー リサ・レイモンド |
6–7(3), 1–6 |
準優勝 | 13. | 2012年4月29日 | シュトゥットガルト | クレー | ユリア・ゲルゲス | イベタ・ベネソバ バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ |
4–6, 5–7 |
準優勝 | 14. | 2012年6月17日 | バートガシュタイン | クレー | ペトラ・マルティッチ | ユリア・ゲルゲス ジル・クレイバス |
7–6(4), 4–6, [9–11] |
準優勝 | 15. | 2012年9月29日 | 東京 | ハード | クベタ・ペシュケ | ラケル・コップス=ジョーンズ アビゲイル・スピアーズ |
1–6, 4–6 |
優勝 | 12. | 2012年10月14日 | リンツ | ハード (室内) |
クベタ・ペシュケ | ユリア・ゲルゲス バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ |
6–3, 6–4 |
準優勝 | 16. | 2013年1月5日 | ブリスベン | ハード | クベタ・ペシュケ | ベサニー・マテック=サンズ サニア・ミルザ |
6–4, 4–6, [7–10] |
優勝 | 13. | 2013年5月25日 | ブリュッセル | クレー | クベタ・ペシュケ | ガブリエラ・ダブロウスキー シャハー・ピアー |
6–0, 6–3 |
準優勝 | 17. | 2013年6月15日 | ニュルンベルク | クレー | クベタ・ペシュケ | ラルカ・オラル バレリア・ソロビエワ |
6–2, 6–7(3), [9–11] |
準優勝 | 18. | 2013年8月11日 | トロント | ハード | クベタ・ペシュケ | エレナ・ヤンコビッチ カタリナ・スレボトニク |
7–5, 2–6, [6–10] |
準優勝 | 19. | 2013年8月18日 | シンシナティ | ハード | クベタ・ペシュケ | 謝淑薇 彭帥 |
6–2, 3–6, [10–12] |
優勝 | 14. | 2014年2月2日 | パリ | ハード (室内) |
クベタ・ペシュケ | ティメア・バボシュ クリスティナ・ムラデノビッチ |
6-7(7), 6-4, [10-5] |
準優勝 | 20. | 2016年10月16日 | リンツ | ハード (室内) | クベタ・ペシュケ | キキ・ベルテンス ヨハンナ・ラーション |
6–4, 2–6, [7–10] |
優勝 | 15. | 2017年5月5日 | プラハ | クレー | クベタ・ペシュケ | ルーシー・ハラデツカ カテリナ・シニアコバ |
6–4, 7–6(3) |
準優勝 | 21. | 2017年8月13日 | トロント | ハード | クベタ・ペシュケ | エカテリーナ・マカロワ エレーナ・ベスニナ |
0–6, 4–6 |
優勝 | 16. | 2018年4月29日 | シュトゥットガルト | クレー | ラケル・アタウォ | ニコール・メリチャー クベタ・ペシュケ |
6–4, 6–7(5), [10–5] |
準優勝 | 22. | 2018年10月14日 | リンツ | ハード (室内) |
ラケル・アタウォ | キルステン・フリプケンス ヨハンナ・ラーション |
6–4, 4–6, [5–10] |
準優勝 | 23. | 2019年2月16日 | ドーハ | ハード | デミ・シュールス | 詹皓晴 ラティシア・チャン |
1–6, 6–3, [6–10] |
優勝 | 17. | 2019年4月6日 | チャールストン | クレー | アリシア・ロソルスカ | イリーナ・フロマチェワ ベロニカ・クデルメトワ |
7–6(7), 6–2 |
準優勝 | 24. | 2019年5月19日 | ローマ | クレー | デミ・シュールス | ビクトリア・アザレンカ アシュリー・バーティ |
6-4, 0-6, [3-10] |
準優勝 | 25. | 2019年6月23日 | バーミンガム | 芝 | デミ・シュールス | 謝淑薇 バルボラ・ストリコバ |
4–6, 7–6(4), [8–10] |
準優勝 | 26. | 2019年8月11日 | トロント | ハード | デミ・シュールス | バルボラ・クレイチコバ カテリナ・シニアコバ |
5–7, 0–6 |
準優勝 | 27. | 2019年8月17日 | シンシナティ | ハード | デミ・シュールス | アンドレヤ・クレパーチ ルーシー・ハラデツカ |
4–6, 1–6 |
4大大会シングルス成績
- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 通算成績 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全豪オープン | A | LQ | 3R | 2R | 2R | A | 1R | 1R | LQ | 4–5 |
全仏オープン | A | 2R | 3R | QF | 1R | A | 2R | A | A | 8–5 |
ウィンブルドン | A | 1R | 1R | 1R | 1R | A | 1R | 1R | LQ | 0–6 |
全米オープン | LQ | 1R | 3R | 1R | A | 4R | 1R | LQ | LQ | 5–5 |
脚注
- ^ Grönefeld の ドイツ語 の発音öは「エ」と転写する。
外部リンク
- アンナ=レナ・グローネフェルト - WTAツアーのプロフィール
- アンナ=レナ・グローネフェルト - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール
- アンナ=レナ・グローネフェルト - 国際テニス連盟
- アンナ=レナ・グローネフェルト (@Annagroenefeld) - X(旧Twitter)