「ジャパン・オープン・テニス選手権」の版間の差分
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| [[2010年]] || {{flagicon|USA}} '''[[ジル・クレイバス]]'''<br/>{{flagicon|THA}} '''[[タマリネ・タナスガーン]]''' || {{flagicon|POL}} [[ウルシュラ・ラドワンスカ]]<br/>{{flagicon|UKR}} [[オリガ・サブチュク]] || 6-3, 6-1 |
2020年8月11日 (火) 04:05時点における版
楽天オープン | |
---|---|
ATP Tour | |
開催国 |
日本 東京 |
会場 |
有明テニスの森公園 (1983–2017, 2019–) 武蔵野の森総合スポーツプラザ (2018) 田園コロシアム (1972–82) |
カテゴリ |
500シリーズ (2009–) インターナショナルシリーズゴールド (1998–2008) チャンピオンシップシリーズ (1990–97) グランプリ・サーキット (1973–89) |
サーフェス | ハード / 屋外 |
ドロー | 32S / 16Q / 16D |
賞金総額 | US$1,895,290 |
公式サイト | rakutenopen.com |
楽天ジャパン・オープン・テニス選手権(Rakuten Japan Open Tennis Championships)は、10月初頭に有明コロシアム及び有明テニスの森公園で開催されるテニスの国際大会である。通称は「楽天オープン」[1]。国内初のオープン大会であり、2008年までは男女同時開催。
2019年現在の大会ランクはATP500シリーズ(シングルス32ドロー、ダブルス16ドロー)[1]。日本で開催される大会の中ではもっとも高いトーナメントカテゴリに位置する。主催は日本テニス協会[1]。
歴史
1972年に田園コロシアムで第1回大会が開催される。しかし、この大会は準備大会として開催され選手は招待という形式で行われたため、グランプリ・シリーズの公式戦ではなかった。1973年第2回大会から男子部門がATPツアー編入。大阪オープンに次いで日本2番目のオープン大会公式戦となる。1983年大会から女子部門がWTAツアーに編入されるようになった。1983年から完成した有明テニスの森公園で開催。コートもクレーコートからハードコートに変更。
1987年、サントリーが冠スポンサーになりサントリー・ジャパン・オープンとして大会規模を拡大。賞金総額を前年の19万5000ドルから65万ドルに増額。メイン会場も1万人収容できる有明コロシアムで開催となる。開催時期を10月から4月に移行。
1990年、男子トーナメントではアジア初のチャンピオンシップシリーズへ昇格する。2000年再び10月開催に変更。
1992年にバブル崩壊のため、4億円の冠協賛金を出していたサントリーがスポンサーから降りた際、当時日本テニス協会会長を務めていた小坂徳三郎が、鈴木俊一東京都知事に話を持ち込み、朝日生命と東京都がダブルスポンサーとなった。自治体が賞金大会を協賛するのは異例のことであった[2]。
1993年大会以降は、東京フロンティア・朝日生命カップ、世界都市博覧会・朝日生命カップ(朝日生命と東京都の外郭団体・東京フロンティア協会と東京都観光連盟がスポンサーとして参加)、朝日生命カップ等を経て2001年からは、AIGグループの協賛によりAIGオープンとして行われた。
2006年、世界ランキング1位・グランドスラム優勝9回のロジャー・フェデラーが初来日。大会7日間通算で大会記録更新となる7万2386人が来場した。 2008年3月、WTAが求めた2009年度以降のツアースケジュールに日本協会側が反発し、2009年度より女子部門がツアー下部のサーキット大会に格下げされた。AIGは2008年限りでスポンサーを撤退する。ジャパンオープンとして同時開催であった男子(ATP)と女子(WTA)が分割開催されることになり、大阪、靱テニスセンターにて「HP JAPAN WOMEN'S OPEN TENNIS」として新しく開催されることになった。歴代優勝者といったジャパンオープン女子の部の歴史はHP JAPAN WOMEN'S OPEN TENNISに引き継がれ、日本における世界大会(東レPPO、ジャパンオープン男子、ジャパン女子オープンテニス)は再スタートする。また、2009年からジャパンオープン(男子)と同時開催される格下大会である女子のITFサーキットシリーズは、ジャパン女子オープンテニスの前哨戦として位置づけされ、優秀選手にはジャパン女子オープンテニスのワイルドカードが付与される。同年、楽天がスポンサーとなり「楽天オープン」とも呼ぶ。 ロジャー・フェデラーは参加表明後に疲労を理由に2007年と2009年に欠場している[要出典]。
2010年からそれまでのNHK総合(シングルス)・GAORA(ダブルス)に代わりWOWOWが全日程を独占放送した。2010年、世界ランキング1位・グランドスラム3冠・全仏優勝5回のラファエル・ナダルが初来日。 2011年は東日本大震災の影響で女子が中止になり、以降は男子のみの開催となった。しかしながら同時期には同じ500シリーズのチャイナ・オープンと日程が競合されており、強豪選手の不参加が多くなる[要出典]。
2014年は錦織圭の活躍で、大会史上最多の8万5286人の入場者を記録している[3]。また、錦織が進出した決勝戦は5年ぶりの地上波としてテレビ東京が中継(ディレイ放送)したが、放送時間に収まらなかった[要出典]。
2018年は、有明コロシアム改修の影響で武蔵野の森総合スポーツプラザ(室内ハード)で開催[4]。2020年は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を考慮し中止された[5]。
大会歴代優勝者
男子シングルス
年 | 優勝者 | 準優勝者 | 決勝結果 |
---|---|---|---|
1972年 | 坂井利郎 | 九鬼潤 | 6-3, 6-4 |
ATPツアーに編入
| |||
1973年 | ケン・ローズウォール | ジョン・ニューカム | 6-1, 6-4 |
1974年 | ジョン・ニューカム | ケン・ローズウォール | 3-6, 6-2, 6-3 |
1975年 | ラウル・ラミレス | マニュエル・オランテス | 6-4, 5-7, 6-3 |
1976年 | ロスコー・タナー | コラド・バラズッティ | 6-3, 6-2 |
1977年 | マニュエル・オランテス | キム・ウォーウィック | 6-2, 6-1 |
1978年 | アドリアーノ・パナッタ | パット・デュプレ | 6-3, 6-2 |
1979年 | テリー・ムーア | パット・デュプレ | 3-6, 7-6, 6-2 |
1980年 | イワン・レンドル | エリオット・テルチャー | 3-6, 6-4, 6-0 |
1981年 | バラージュ・タロツィ | エリオット・テルチャー | 6-3, 1-6, 7-6 |
1982年 | ジミー・アリアス | ドミニク・ベデル | 6-2, 2-6, 6-4 |
1983年 | エリオット・テルチャー | アンドレス・ゴメス | 7-5, 3-6, 6-1 |
1984年 | デビッド・ペイト | テリー・ムーア | 6-3, 7-5 |
1985年 | スコット・デービス | ジミー・アリアス | 6-1, 7-6 |
1986年 | ラメシュ・クリシュナン | ヨハン・カールソン | 6-3, 6-4 |
1987年 | ステファン・エドベリ | デビッド・ペイト | 7-6, 6-4 |
1988年 | ジョン・マッケンロー | ステファン・エドベリ | 6-2, 6-2 |
1989年 | ステファン・エドベリ | イワン・レンドル | 6-3, 2-6, 6-4 |
1990年 | ステファン・エドベリ | アーロン・クリックステイン | 6-4, 7-5 |
1991年 | ステファン・エドベリ | イワン・レンドル | 6-1, 7-5, 6-0 |
1992年 | ジム・クーリエ | リカルト・クライチェク | 6-4, 6-4, 7-6 |
1993年 | ピート・サンプラス | ブラッド・ギルバート | 6-2, 6-2, 6-2 |
1994年 | ピート・サンプラス | マイケル・チャン | 6-4, 6-2 |
1995年 | ジム・クーリエ | アンドレ・アガシ | 6-3, 6-4 |
1996年 | ピート・サンプラス | リッチー・レネバーグ | 6-4, 7-5 |
1997年 | リカルト・クライチェク | リオネル・ルー | 6-2, 3-6, 6-1 |
1998年 | アンドレイ・パベル | バイロン・ブラック | 6-3, 6-4 |
1999年 | ニコラス・キーファー | ウェイン・フェレイラ | 7-6, 7-5 |
2000年 | チャン・シャルケン | ニコラス・ラペンティ | 6-4, 3-6, 6-1 |
2001年 | レイトン・ヒューイット | ミシェル・クラトクビル | 6-4, 6-2 |
2002年 | ケネス・カールセン | マグヌス・ノーマン | 7-6, 6-3 |
2003年 | ライナー・シュットラー | セバスチャン・グロジャン | 7-6, 6-2 |
2004年 | イジー・ノバク | テーラー・デント | 5-7, 6-1, 6-3 |
2005年 | ウェスリー・ムーディ | マリオ・アンチッチ | 1-6, 7-6, 6-4 |
2006年 | ロジャー・フェデラー | ティム・ヘンマン | 6-3, 6-3 |
2007年 | ダビド・フェレール | リシャール・ガスケ | 6-1, 6-2 |
2008年 | トマーシュ・ベルディハ | フアン・マルティン・デル・ポトロ | 6-1, 6-4 |
2009年 | ジョー=ウィルフリード・ツォンガ | ミハイル・ユージニー | 6-3, 6-3 |
2010年 | ラファエル・ナダル | ガエル・モンフィス | 6-1, 7-5 |
2011年 | アンディ・マリー | ラファエル・ナダル | 3-6, 6-2, 6-0 |
2012年 | 錦織圭 | ミロシュ・ラオニッチ | 7-6(5), 3-6, 6-0 |
2013年 | フアン・マルティン・デル・ポトロ | ミロシュ・ラオニッチ | 7-6(5), 7-5 |
2014年 | 錦織圭 | ミロシュ・ラオニッチ | 7-6(5), 4-6, 6-4 |
2015年 | スタン・ワウリンカ | ブノワ・ペール | 6-2, 6-4 |
2016年 | ニック・キリオス | ダビド・ゴファン | 4-6, 6-3, 7-5 |
2017年 | ダビド・ゴファン | アドリアン・マナリノ | 6-3, 7-5 |
2018年 | ダニール・メドベージェフ | 錦織圭 | 6-2, 6-4 |
2019年 | ノバク・ジョコビッチ | ジョン・ミルマン | 6-3, 6-2 |
2020年 | 大会開催なし
|
男子ダブルス
女子シングルス
女子ダブルス
脚注
- ^ a b c “大会概要 | Rakuten Japan Open”. rakutenopen.com. 2020年6月19日閲覧。
- ^ 冠大会に不況の風 スポンサーの降板目立つ 代役が見つからない例も 朝日新聞 1992年11月16日 夕刊3ページ
- ^ 錦織の快進撃で入場者数、過去最多の8万5286人/テニス
- ^ “楽天ジャパンOP 来年は武蔵野の森で室内大会に”. nikkansports.com (2017年10月2日). 2020年6月19日閲覧。
- ^ “楽天ジャパンオープン2020の開催中止について”. rakutenopen.com (2020年6月18日). 2020年6月19日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 楽天オープンテニス (@rakutenopen) - X(旧Twitter)
- Rakuten Open (@rakutenopen) - Instagram
- 楽天ジャパンオープンテニスチャンピオンシップス (rakutenjapanopen) - Facebook
- ジャパン・オープン・テニス選手権 - ATPツアーによる大会紹介ページ