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「林原めぐみのTokyo Boogie Night」の版間の差分

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2020年8月5日 (水) 09:37時点における版

林原めぐみのTokyo Boogie Night
ジャンル アニラジ
ラジオ
愛称 ブギーナイト・TBN
放送期間 1992年4月11日 - 放送中
放送局 TBSラジオ(キー局)・ラジオ関西WEB配信
放送時間 日曜 24:00 - 24:30(TBSラジオ
土曜 23:00 - 23:30(ラジオ関西
局放送後、最初の火曜 12:00更新(MEGUMI HOUSE
局放送後、最初の火曜 夕方更新(アニたまどっとコム
※ 放送回数のカウントはTBSラジオを基準とする
放送形式 収録放送、稀に生放送
ネット局 2局 + WEB配信
パーソナリティ 林原めぐみ
ディレクター 柴田和江
プロデューサー 宿利剛
ミキサー 矢野要
提供 キングレコード
その他 制作:キングレコード
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメラジオメディア

林原めぐみのTokyo Boogie Night』(はやしばらめぐみのとうきょうブギー・ナイト)は、声優林原めぐみパーソナリティを務めるキングレコード制作・一社提供[注 1]ラジオ番組アニラジ)。1992年平成4年)4月11日からTBSラジオで放送を開始し、2019年平成31年)2月24日に放送1400回を達成した。略称は「TBN」または「ブギーナイト」。「東京ブギーナイト」と表記される場合もある。

※ 放送日・放送回数は基本的にキー局であるTBSラジオを基準とする[注 2](「放送回数について」も参照)。

概要

リスナーからのお便りとそれに対する林原のトーク、およびキングレコード(2016年1月31日まではスターチャイルドレーベル名義)の楽曲紹介を基本に進行する30分番組である。キー局であるTBSラジオ公式サイトの番組紹介欄では、「声優界のトップを走り続ける林原めぐみ。ラジオの彼女は、どんな時もリスナーの味方。一度聴いたらハマリます。来週も絶対See You Again!」[1]、TBSラジオフリーマガジン「954press」ではそれ以前の紹介文と同じ「カリスマ声優の飾らないトークと、ミュージックで送るバラエティ」と、それぞれ紹介されている。番組開始当初は林原めぐみのフリートーク15分に加えて、関西で放送されていたラジオドラマ番組『熱血電波倶楽部』を関東でも放送するという目的で、両15分ずつを合体させた30分番組としてスタートした(数回に1回、「30分丸々DJスペシャル」として林原のトークで進行)。2000年2月にドラマパートが完全終了してからは現在の番組の形となっている。

声優がパーソナリティを務めるアニラジとしては、『mamiのRADIかるコミュニケーション』や『ノン子とのび太のアニメスクランブル』、自身の『林原めぐみのHeartful Station』などに次ぐ歴史のある番組である。林原は2015年3月まで、ブログやTwitterでの情報発信を一切しておらず、ファンクラブも存在しないため、ファンにとっては林原の普段の出来事や新曲発表などの情報が得られる数少ない場となっている。

2020年4月現在、TBSラジオがキー局の番組では『ブシロードpresents 相羽あいなの大こ〜かいRaDiO』(2019年4月 - )とともにアニラジとなっている。

お便りが紹介されたリスナーには「リスナーのしるし」として靴ひもが送られる。ゲストが番組に来た場合には、ゲストと林原の寄せ書きサイン色紙、またスターチャイルド関連のグッズが出されることが多い。キー局のTBSテレビ(東京放送)のバレーボール応援グッズがプレゼントになったこともある。林原がプレゼント告知を忘れた場合でも、ゲストからのプレゼントは用意されている。

通算放送回数が100回を達成するごとに記念として公開録音イベントが行われる(公開録音概要を参照)[注 3]。なお、この公開録音は林原が活動方針上、キングレコード主催の「KING SUPER LIVE 2015」(2015年6月開催)等の例外を除き、コンサート活動を行わない代わりとして、ファンへの感謝の気持ちもこめて、抽選による招待ではあるものの参加費無料で開催される公開録音の模様およびそのライブパートは、林原のアルバムの初回特典として映像化されているものがある。アルバム『VINTAGE A』(TBN400回記念)、『feel well』(TBN500回記念)、『Plain』(TBN600回記念)、『CHOICE』(TBN900回記念)の各初回版特典DVDもしくはVHS(『Plain』のみCD)でそれぞれの模様を確認できるが、単品の映像作品としては販売されていない。しかし、2016年2月にスターチャイルドが廃止されて第三クリエイティブ本部に統合されたことでこの活動方針が通らなくなったといい[2]、2017年6月11日に「1300回突破記念公開録音」の会場である中野サンプラザにて公録後に初の単独ライブが開催された。

郵便物の宛て先はキー局のTBSラジオではなく、キングレコード宛に送るように告知される。なお、キングレコードの本社がある東京都文京区音羽の郵便番号とキングレコードの宛名のみを記入すればキングレコードに届くようになっており、番組内で本社所在地を告知していない。その際に番組名を「めぐみのTBN」と書いても番組宛に届くようになっている。番組の宛て先(「こんなんありますぅ」宛など)を通じて、林原にプレゼントを贈ることも可能である。

2015年5月9日に開催された「1200回突破記念公開録音」では、当選観覧者の約8割が聴くだけリスナーであることが判明。会場で林原が自らハガキの投稿を呼びかけ、それによってそれまで聴くだけリスナーだった聴取者もハガキを投稿するようになった。しかし、新規投稿者のハガキも採用されてはいるものの、その数は非常に少数であり、依然として常連投稿者のハガキが優先的に採用される傾向にある[注 4]ため、この採用傾向には懐疑的な意見もある。1300回公録の際にも当選観覧者の約半数が葉書・メールを出したことのない「聴くだけリスナー」であることが判明している。一方で、1200回公録までの時点では「聴くだけリスナー」だったが僅か2年間の間にハガキが採用されやすくなる常連投稿者に転じた者も居る。

テーマソング

オープニングテーマ
エンディングテーマ
挿入歌(CMフィラー
  • がんばって!」のサビの部分(? - 2016年)
    番組内のコマーシャルは2本づつ3回(オープニング後・番組中盤・エンディング前)放映されるが、2016年9月まで放送していたネット局の中には2本目のコマーシャルの代わりにこの曲を使用したジングルが流れていたところもある。

「Tokyo Boogie Night」の原曲は、OVA『機動戦士SDガンダムMARK-III 宇宙の神秘・大作戦』のエンディングに使用されたもので、林原めぐみと本多知恵子によるデュエット曲である(当ラジオ番組に使用されているのは林原によるソロカバー)。2004年5月15・16日放送分では岡崎律子の死去に対する追悼として、この回のエンディングのみ岡崎の「Lucky&Happy」が使用された。

オープニングとエンディングの提供クレジットのナレーションは番組開始当初より堀内賢雄によるものである[注 5]

挨拶

お決まりの挨拶として、番組冒頭では「皆さんこんばんは、林原めぐみです。一週間のご無沙汰いかがお過ごしだったでしょうか[注 6]」、番組終了時に「来週も絶対See you again. お休み、バイバイ[注 7]」がある。

主な歴史

1991年平成3年)
1992年(平成4年)
1993年(平成5年)
1994年(平成6年)
  • 1月1日(第90回)より、「リスナーのしるし」としてノベルティの靴紐を採用者にプレゼント開始。
  • 10月15日(第131回)より、TBSラジオでの放送時間が土曜日25:30に変更された。
1996年(平成8年)
  • 4月13日(第209回)より、TBSラジオでの放送時間が土曜日25:00に変更された。
  • 10月25日JRN系『金曜UP'S』にて『林原めぐみのTokyo Boogie Night スペシャル』が2時間生放送された(スペシャル番組を参照)。
1997年(平成9年)
  • 4月13日(第261回)より、TBSラジオでの放送時間が日曜日23:00に変更された。
1998年(平成10年)
  • 4月1日に行われた放送300回突破記念公開録音イベントのアンコール時に、突如ウエディングドレス姿で舞台に登場。イベント2日前の自身の誕生日に入籍したことを発表し、ファンを驚かせた。
  • 4月12日(第313回)より、TBSラジオでの放送時間が日曜日24:00に変更された。
2000年(平成12年)
  • 2月6日(第408回)に放送された『それいけ!宇宙戦艦ヤマモト★ヨーコ』を最後に熱血電波倶楽部のラジオドラマが終了。放送開始当初より、後半15分部分にラジオ番組『熱血電波倶楽部』のラジオドラマパート、また熱血電波倶楽部がドラマパートではなくDJパートを放送する際には引き続き林原のDJパート(30分まるまる林原DJスペシャル)を放送していたが、これ以降は毎回林原のDJパートになっている。
2001年(平成13年)
  • 3月、ゴールデンマイク賞を受賞[注 8][3]
  • 5月、ナイスプレー賞を受賞。
  • 10月1日、TBSラジオの放送が東京放送(現:東京放送ホールディングス)からTBSラジオ&コミュニケーションズ(現:TBSラジオ)に引き継がれた告知後の最初の番組となった。この告知のため、当番組はその日に限り1分放送時間を遅らせての開始となった。
2003年(平成15年)
  • 10月26日(第599回 → 第600回)にて、過去に重複放送が在った旨を告知し、この回の放送を以って放送回数を599回から600回に修正する旨を番組内で発表(詳細は後述を参照)。
2007年(平成19年)
  • 5月21日、番組への投稿手段として、電子メールを一部解禁。
2011年(平成23年)
  • 6月26日の放送で、放送回数1000回を達成。
2012年(平成24年)
2013年(平成25年)
  • 5月26日の放送で、放送回数1100回を達成。
2014年(平成26年)
  • 10月26日のTBSラジオの放送において通常より1時間遅い25:00 - 25:30に放送された。 前番組の延長放送などによる遅延を除き、「日曜24:00 - 24:30」枠に固定化されて以降、異例となる計画遅延放送だった。
2015年(平成27年)
  • 4月4日(第1197回)より、『林原めぐみのHeartful Station』の放送終了に伴う補完の目的でラジオ関西がネットを開始。
  • 4月26日の放送で、放送回数1200回を達成。
  • 12月よりTBSラジオの放送においてFM補完放送開始。番組冒頭のコーナーである「早口言葉への挑戦状」においてもFM補完放送に関するものだった。
2016年(平成28年)

2017年(平成29年)

  • 3月26日の放送で、放送回数1300回を達成。
  • 10月22日放送予定分が「第48回衆議院議員総選挙」の開票特番により、TBSラジオは放送中止[注 12]ラジオ関西のWEB配信『別冊ラジ関』が終了し、『ニコニコ動画 アニたまどっとコムチャンネル』に移行された。
  • 12月31日のTBSラジオ放送分が大晦日特番により通常より30分遅い24:30 - 25:00枠での放送となった。計画遅延放送は2014年10月26日放送分以来、約3年2ヶ月ぶり。

2018年(平成30年)

2019年(平成31年・令和元年)

  • 2月24日放送で、放送回数1400回達成。

2020年(令和2年)

  • 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、4月12日放送分から5月31日放送分まではスタジオ収録ではなく、林原の自宅にてテレワークの形で収録された音源が放送された。このような形式での収録・放送は番組史上初であり、テレワーク収録1週目の放送では番組冒頭のコーナーである「早口言葉の挑戦状」において成功・失敗の判定音が鳴らなかった(結果は成功)。2週目(4月19日放送分)以降は「早口言葉の挑戦状」の判定音が通常通り鳴っていた。
  • 6月7日放送分よりスタジオ収録を再開。

聴取率について

明らかになっているものでは、同時間帯聴取率1位継続という長年の功績により2001年3月にゴールデンマイク賞[注 8][3]、4月2週目の調査において単独首位となったことで同年5月にナイスプレー賞を受賞したことを番組内で公表している。また、2007年のインタビューでは「聴取率は変わっていない」と発言しており、同年12月の調査では主要民放局シェアにおいて調査対象となる男女12 - 69歳全体でニッポン放送と同率首位であった[6]

放送回数について

第1回放送から現在までの間に番組休止等の影響により、暦上の放送回数・実際の放送回数・番組内等で現在告知する公式放送回数には若干のズレがある。

  • ネット局がTBSラジオのみの時代だった1992年8月1日放送分は完全に放送休止となっている。この週以外はいずれかのネット局で必ず放送されているため、暦上の放送週と実際の新規放送回数には1回分のズレが発生している。放送休止の理由は、バルセロナオリンピックの中継を放送するため。
  • 放送500回達成の頃まではいずれかの局で放送があった場合には放送回数にカウントする方法を採用していたが、600回を迎える頃には番組内での放送回数の告知がTBSラジオを基準とする方法に変更されていた。600回以前までに「TBSラジオで休止し振替放送無し/ネット局では放送」という週が3度あるため、両者に3回分のズレが発生している。その後、TBSラジオでは何度も放送休止となっているがカウントはされていることから、ズレを残したまま以前のカウント方法に戻っている。
  • 第599回放送(2003年10月26日放送分)の時、かつて1回分だけ放送回数が重複している旨を告知している。それは1997年10月19日放送分(第288回)のことで、直前番組のプロ野球日本シリーズヤクルトVS西武』戦中継の急遽延長によりTBSラジオは放送中止となった。しかし、他のネット局では通常通り放送していたため、放送していた局では同じ内容を2度放送するという現象が生じた。林原はこのことについて重複放送分も1回としてカウントすることとし、この第599回目の放送を第600回目に修正する旨を番組内で発表した。なお、この第288回放送は1997年11月2日27:00[注 13]から放送され、当時番組内で放送されていたラジオドラマの進行も第289回放送のものと順番が入れ替わる逆転放送となった。
  • また、放送日が国政選挙の投票日と重なった場合、各放送局では開票特番を編成して放送時間の変更や番組の休止がある。1997年春改編から日曜日に枠移動をしたキー局であるTBSラジオでは放送休止(そのほかのネット局への裏送り)になることが多いため、上記のカウント回数でいくと、実際の放送回数と番組で発表されている放送回数とは数回程度ずれが生じていることになる。
  • なお、1996年10月25日(25:00 - 27:00)に放送されたスペシャル番組は放送回数にカウントされていない(詳細は後述を参照)。

ゲストについて

当番組には、共演作などを通じて林原と交流がある声優・歌手が多くゲストに呼ばれる[注 14]。その関係上、ゲストは林原と同年代の人物が多いが、旧スターチャイルドの関係者である場合は若年層のゲストが呼ばれることも多い。『林原めぐみのハートフルステーション』が放送されていた時代は同番組にゲスト出演した人物が同じ週の当番組にゲスト出演することが大半であった。ゲストは番組の冒頭に行なわれる看板コーナーでもある「早口言葉の挑戦状」に挑戦するが、ゲストの成功・失敗は色紙のプレゼント可否に影響しない。ゲストは基本的に前半パートのみの出演であり、30分フルで出演することは稀である。また、30分フル出演はどのような経緯で決まるのか不明。ゲストが後半パートから出演することもあるが、これは数年に一度しかない極めて稀な例であり、数えるほどしか事例が無い。ゲストについては基本的に林原が事前に告知するが、林原が告知を忘れる場合もあり、そのような場合は告知なしで出演することになる。また、ゲスト出演の予定が無くても急遽ゲスト出演が決まる場合もある。稀に乱入ゲストが発生する場合もあるほか、出演ゲストが急遽変更になる場合もある。なお、番組史上初のゲストは大月俊倫だった(第5回放送)。現在ではゲストの2週連続出演は稀であるが、初期のころはゲストが2週連続で出演するということがよくあり、番組史上初の2週連続ゲストは水谷優子だった(第9回放送・第10回放送)。水谷は2016年5月現在、ゲスト出演しなくなって15年以上経過しているが、ゲストとして再出演することなく2016年5月17日に死去した[7]。2016年3月20日放送分にゲスト出演したのは「ハートフルステーション」でアシスタントいう形で共演していた保志総一朗であったため、「前半パートはゲスト、後半パートはアシスタント」という珍しい形式での30分フル出演となった。2015年には小学生時代から林原のファンであり、「こども電話相談室」で「声優になりたい」と林原に相談をした洲崎綾がゲストで登場した。洲崎は自身のラジオ番組で、林原のリスナーであり、高校時代には深夜バスで初めて上京して公開録音に参加したりと、ヘビーリスナーであることを常に話しており、その番組を聴いていた番組リスナーから林原へのメールがきっかけとなり出演が決定したという珍しい出来事もあった。その後も林原は公開録音などの関係者席に洲崎を招待しているなど親交があるとされる。2018年4月8日放送分では、たかはしごうが後半パートからゲスト出演した。ゲストが後半パートから出演するのは2016年1月3日放送分にゲスト出演した上坂すみれ以来、2年3か月ぶりである。たかはしは本来、この回のゲスト出演の予定はなく、番組収録中に林原によって番組に呼び込まれた。そのため、急遽出演することになった珍しい例である。

その他

  • 他のキングレコード・スターチャイルドレーベル制作番組で多く導入されている電子メール投稿は、林原本人が「ハガキの温もりを大切にしたい」[注 15]「コンピューターの文字よりも、手書きのほうがリスナーの喜怒哀楽の表情がわかりやすいので好み」[8]という意向で番組の開始時から長らく受け付けていなかった[注 16]2007年5月21日放送分から「早口言葉の挑戦状」と「電波私物化コーナー」に限り、番組放送開始15年目で初めて受け付けるようになったが、その他のコーナーは引き続き郵送手段でのみ投稿を受け付けており、現在も実質的にはハガキ投稿中心の番組となっていたが、2011年2月6日放送分(第980回)からは「ゲストへのおたより」、「プレゼント応募」、「質問箱」も「MEGUMI HOUSE」の投稿フォームで受け付けることを番組内で発表した。
  • TBSラジオ・HBCラジオ・ラジオ福島・北陸放送・ラジオ関西・中国放送・KBCラジオの7局では一つのCM枠に20秒のCMが2本流されるが、IBC岩手放送・東北放送・新潟放送・信越放送・静岡放送・東海ラジオ・KBS京都・山陽放送・南海放送・熊本放送の10局では、20秒のCM1本のみで他局で流されている残りの枠内において、林原の歌「がんばって!」がフィラーとして流されていた[注 1]

コーナー・企画

現在

早口言葉の挑戦状
リスナーが送ってきた早口言葉に林原(およびゲスト)が挑戦するコーナー[注 17]。当コーナーは番組の冒頭に行われ[注 18]、同じ早口言葉を3回繰り返すルールとなっている。ただし、長い早口言葉の場合は林原本人の判断で2回に短縮される場合がある。逆に、投稿者から回数指示[注 19]が入って5回や10回といった回数を繰り返す場合も稀にある。初登場は1992年9月12日放送分(第22回)で、11月14日放送分(第31回)よりレギュラー化。現在は1回の放送で採用するのは1通のみだが、初期の頃は複数通を採用していた回も在る。オリジナル・引用は問わないが、引用の場合は引用元などを記入する必要がある。失敗すると「リスナーのしるし」と呼ばれる靴ひもに加えて林原のサイン色紙、成功の場合は靴ひもだけがリスナーに贈られる[注 20]。他のコーナーは採用された場合は「リスナーのしるし」のみがプレゼントされるが、当コーナーは林原に早口言葉を失敗させることが条件となるものの、色紙を入手できる唯一のコーナーであるため、人気が高い。成功時は効果音でチューブラーベルと鐘、失敗時には爆発音が鳴っていたが、2011年4月10日放送分(第989回)からは成否の効果音が成功時は「ピポピポピポン」、失敗時は「ブー」と鳴るように変更された。公開録音の際は、投稿された早口言葉の中から3つを採用し、各内容を1回ずつ、もしくは3回続けて喋る。この時も採用した早口言葉の中に長い早口言葉が含まれている場合は1回ずつ計2回に短縮される。2011年3月20日放送分(第986回)は東北地方太平洋沖地震東日本大震災)発生後、最初に収録された回であり、主に地震関連のトークとなったため行われなかった。また、翌週の3月27日放送分(第987回)と翌々週の4月3日放送分(第988回)でも行われず、3週連続で休止。当コーナーはレギュラー化して以降、休止した事例は何度かあるが、番組の冒頭で行われる看板コーナーでもあるため、休止すること自体が非常に珍しい[注 21]。そのため、3週連続休止は初めてのことである。2016年1月3日放送分では通常通り番組の冒頭で行なったが、ゲスト(上坂すみれ)の登場が後半となったため、上坂は挑戦しなかった。当コーナーが行なわれた回にゲストが居ながらゲストが挑戦しなかった事例は極めて珍しい。なお、ゲストが後半から登場したのは2007年2月11日放送分以来、8年11ヵ月ぶりのことだった。2018年4月8日放送分では、たかはしごうが後半パートからゲスト出演した。上述した上坂すみれ以来、2年3ヶ月ぶりとなる後半パートからのゲスト出演だったため、上坂と同様に「早口言葉の挑戦状」には挑戦していない。なお、たかはしは本来、この回にゲスト出演する予定はなく、番組収録中に林原によって番組に呼び込まれたことによる急な出演だった。そのため、たかはしが「早口言葉の挑戦状」に挑戦しなかったのは、この緊急出演だった要素も在ると思われる。
普通のお便り[注 22]
ノンジャンルの普通のお便りを紹介する番組のメインコーナー。
こんなんありますぅ
食べ物、地名、誤植記事などの珍しいものを林原に報告するコーナー。ネタを紹介せずに自身の告知をする場合もある。ゲストが出演している時や特別企画などで放送時間が取れない時は省略される。これまでに紹介されたものの中でも特筆される紹介例として、とある懸賞雑誌の当選者名一覧に「林原めぐみ」という人物の氏名が載っていた記事が紹介されたことがある[9]。1995年10月14日放送分(第183回)よりレギュラー化。なお、このコーナーは紹介するものを林原に実見させる必要があるため、封書への同封や荷物扱いといった形で番組に郵送するしか方法がない。そのため、他のコーナーとは異なり、WEBサイトからは投稿することができない(2020年現在、写真・動画・音源等を添付して送信する機能が敷設されていないため)。逆にいえば、このコーナーを利用して珍品を林原にプレゼントすることが可能である。
電波私物化クラブ[10]
リスナーからの伝言板。両親、親戚、友人、恋人、配偶者、投稿者の子供、飼っている動物、愛用している品物、投稿者本人などへのメッセージが中心である[注 23]。このコーナーは番組のエンディングで紹介されるため、時間が詰まっている場合は省略されるが、通常は1通程度紹介され、多い場合は2~3通紹介されることもある。
過去にはこのコーナーで「リスナーの集い」が呼びかけられ、リスナー同士が交流を深める自主イベントが開催されたことがあったが、インターネットが普及し始めたころから、そのような呼びかけはされなくなった。
初登場は1992年5月2日放送分(第4回)であり、正式名称が付けられているコーナーとしては番組最古の現役コーナーである(普通のお便りはハガキを紹介するフリートークであり、正式名称ではない)。
夏休み恒例キーワードクイズ(8月限定)
放送1週につき1文字が発表され、全てを繋いで応募すると抽選でプレゼントが当たる。「夏休みにも自宅や帰省先でラジオを聴いてほしい」という思いもあり、大抵は4週に渡って発表される。原則として前週のキーワードは言わないが、一部ネット局が編成の都合で未放送だった地域があった場合は特例で前の週のキーワードを合わせて発表したこともあった[注 24]。現在はWEB配信によって1週間以内なら何度でも聴き直せる環境が整っているため、前週のキーワードを発表しないこともある。

過去

熱血電波倶楽部
ラジオドラマを放送するコーナー。『熱血電波倶楽部』の記事を参照。
春猫不思議うそよ
珍しい物事を紹介するコーナー。しかしながら、そのほとんどが嘘ネタ(リスナーが作った作り話)で、ハガキの最後は「うっそだけど」で締められる。中には、さも本当のように巧妙に書かれた嘘ネタや、その逆でまるで嘘のような本当の話が送られることもあった。なお、本当の話の最後は「ほんとぴょ〜ん」で締められる。また本当の話は後の「こんなんありますぅ」のコーナーの原型になり、同コーナーに発展する形で終了。
どこ行っちゃったんでしょうね
君のAnswer
おしえてHappyness

曲のリクエスト

当番組はコーナー毎にリスナーから送られるハガキ・メールを紹介するフリートークが主体であること、林原が自身や関係者の曲を積極的に放送していること、などから、リスナーが放送してほしい曲をリクエストする事例は少なく、番組にもリクエストを受け付ける専門のコーナーなどは無いため、林原も番組内で積極的にリクエストを募集することは殆ど無い。しかし、稀にリスナーから放送してほしい曲をリクエストされることがある。前述の理由から、以前はリスナーが曲のリクエストをすることは全くといっていいほど無かったが、2016年11月に紹介されたお便りで、あるリスナーが曲のリクエストをしたのを機に近年は頻度こそ少ないものの、曲のリクエストをするリスナーが増えてきている。リスナーが直接「●●を放送してほしい」と要望する場合が多いが、リクエストの意思が無くてもリスナーと曲の出合いのエピソードなど、具体的な曲名が文中に書いてある場合はお便りに記載された内容を察した林原の計らいでリクエストとして扱う場合とがある。2020年4月18日・19日放送分は、新型コロナウイルス感染拡大による影響でテレワーク収録の体制が採られていることから、番組では普段の放送よりも多めに曲をかけることとし、そのために林原自身が曲のリクエストの募集を告知した。

林原の産休による休暇時の対応

2004年に林原が出産休暇に入った際の特別措置として、最初の4週間(6月13日 - 7月3日)はまとめ録りでリクエスト曲を中心とした放送を行い、その後の4週間(7月11日 - 8月1日)は日髙のり子が代理パーソナリティを務めた[注 25]

放送局

現在

2020年6月時点。放送局2局がFM補完放送radiko.jpによるWEB配信を行っている。

放送地域 放送局 放送開始日 現在の放送時間 備考
関東広域圏 TBSラジオ(キー局) 1992年4月11日 日曜 24:00 - 24:30 [注 26]
兵庫県 ラジオ関西 2015年4月4日 土曜 23:00 - 23:30 [注 27][注 28] [注 29]
番組公式WEB配信 MEGUMI HOUSE 2016年10月4日 局放送後、最初の火曜 12:00に更新されてから1週間
ニコニコ動画
アニたまどっとコムチャンネル
2017年10月31日 局放送後、最初の火曜 夕方に更新されてから1週間

過去

放送開始順に記載。本番組は番組販売され、JRNNRNなどのネットワークに関係なく放送され[注 30]FM局での放送実績もあった。

放送地域 放送局 放送開始日 放送終了日 過去の放送時間 備考
中京広域圏 東海ラジオ 1993年2月6日 2016年9月25日 日曜 23:30 - 24:00 [注 31]
京都府滋賀県 KBS京都 1994年10月2日 日曜 22:30 - 23:00 [注 32][注 31]
岩手県 エフエム岩手 1994年11月13日 2001年3月28日 水曜 21:00 - 21:30 [注 33]
愛媛県 南海放送 1995年1月1日 2016年9月24日 土曜 22:30 - 23:00
熊本県 熊本放送 土曜 23:00 - 23:30
北海道 北海道放送 1995年1月8日 2016年9月25日 日曜 24:00 - 24:30
福岡県 九州朝日放送 1995年4月16日 2016年9月24日 土曜 24:00 - 24:30 [注 31]
新潟県 新潟放送 1996年2月4日 2016年9月25日 日曜 23:00 - 23:30
宮城県 東北放送 1996年4月7日 日曜 23:30 - 24:00
広島県 中国放送 1996年10月6日 日曜 22:25 - 22:55
石川県 北陸放送 1997年4月6日 日曜 22:30 - 23:00
長野県 信越放送 1997年4月13日 日曜 23:00 - 23:30
岩手県 IBC岩手放送 2001年10月7日 日曜 23:30 - 24:00 [注 34]
岡山県 山陽放送 2002年9月28日
静岡県 静岡放送 2002年10月6日
福島県 ラジオ福島 2014年10月5日 日曜 22:00 - 22:30
WEB配信 別冊ラジ関 2016年10月4日 2017年10月31日 局放送後、最初の火曜 夕方に更新されてから1週間 [注 35]

公開録音概要

公録は2020年現在までに計14回、9会場で開催されているが、開催された会場には現存しない施設が多い。

記念回数 開催場所 開催年月日 備考 その他
100回 豊島公会堂 1994年3月30日 [注 36] 建物は2016年2月に取り壊され、現存しない。
後継施設は2019年11月1日開業の『東京建物 Brillia HALL
200回 1996年4月7日
300回 1998年4月1日
400回 杉並公会堂 2000年4月2日 施設名称は現存するが、建物は2003年に取り壊され、再建設を経て2006年6月1日にリニューアルオープンした。
そのため、当時の建物は現存しない。
500回 ゆうぽうと簡易保険ホール 2002年1月27日 建物は2015年9月30日に閉館したため、現存しない。
跡地は駐車場としての暫定使用を経て2022年に複合施設としてオープン予定。
600回 新木場スタジオコースト 2004年3月27日 [注 37] 100回記念~500回記念までの会場は何らかの形で廃業・解体・改築などをしており、当時の形では残されていない。
そのため、公録当時の建物・施設が2020年現在も現役で使用されている最古の公録開催回である。
700回 九段会館 2006年4月30日 建物は2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で天井が崩落し、2名が死亡する震災事故が発生。
そのため、老朽化を理由に同年4月12日を以て廃業。
建物は2020年5月現在も現存するが、封鎖されており、関係者以外の出入りは不可能。
今後、歴史的景観を残す形で取り壊し、2022年に複合施設として開業予定。
800回 メルパルクホール東京 2007年11月3日 [11] 歴代の公録開催会場の中では2020年現在も現役で公録当時の形を残す最古の会場(1971年開業)。
900回 東京厚生年金会館 2009年10月4日 [注 38][12][13] 建物は公録開催前の段階で既に2010年3月を以て廃業することが決まっていた。
本館跡地にはヨドバシカメラ第二本社ビル、別館跡地にはマンションが建設された。
1000回 中野サンプラザ 2011年6月11日 [注 39][14][注 3] 建物は現在も使用されているが、2028年にリニューアルオープンを予定しており、建て替え工事を検討している。
1100回 2013年6月2日 [注 40]
1200回 2015年5月9日
1300回 2017年6月11日 [注 41]
1400回 神戸ハーバーランド 2019年5月12日 [注 42][注 43] コンサートなどの専用ホールではなく、施設の一角を利用して開催された唯一の会場。
  • 番組タイトルに「Tokyo(東京)」 と地名が入っている関係上、1300回記念までは必ず東京都内で開催されており、東京都以外で開催された事例は無かったが、1400回記念では当番組の公録史上初めて東京都外(ラジオ関西の放送エリアである兵庫県神戸市)での開催となった。
  • 公開録音はトークパートとライブパート[注 44]に分けられており、ライブパートでは番組タイトルと同名の『Tokyo Boogie Night』を最後に歌っている。また、公録のエンディングは林原によるナレーションメッセージが観客・聴取者に向けて語られるが、ナレーションメッセージが語られる時には必ず『BECAUSE』が流れることになっている。
    • ただし、1400回公録は商業施設内のフリースペースという特性上、入居施設や一般の利用者などに与える影響を考慮し、1300回公録に引き続いて1時間程度の短い公演となった。また、同様の理由からライブパートが行なわれず[注 45]、『BECAUSE』の演奏やその際のナレーションメッセージも行なわれなかった[注 46]。また、公開録音では初となるゲスト(ラジオ関西で放送中のアニラジ『青春ラジメニア』パーソナリティで、『Heartful Station』を通じて親交のある岩崎和夫南かおり[15])の登場や開催場所が東京都外、誰でも観覧可能、など、従来の公録と比べ、著しく異質な公演となった。
  • 公開録音は往復ハガキによる応募でのみ参加希望者を受け付ける。当落は往復ハガキの返信で発表される。なお、600回記念の時にはハガキが遅延する郵送事故が多発し、当落結果やハガキが番組宛てに到着しているかどうかの問い合わせが相次いだ。
  • 2011年6月11日に放送1000回記念公開録音が実施されたが、会場では先の東日本大震災の義援のために献血や募金が実施されており、募金へのお礼という形で、あらいずみるいによる書き下ろしリナ=インバース色紙・貞本義行による書き下ろし綾波レイ色紙・アルバム『VINTAGE White』仕様オリジナルデザイン色紙それぞれに林原めぐみの直筆サインを加えた色紙(1回1,000円以上の募金につき1枚)がおよそ1200枚ずつ計3600枚手渡された。通常の募金と合わせ、この日1日で408万8586円が集まったという。献血コーナーの方では一般的な献血に参加した時と同様に菓子や飲料などが配られた他、公開録音用の粗品として林原のブロマイドが献血参加者に配られた。なお、東日本大震災がキッカケとなり、1000回記念以降では必ず献血コーナーが設けられるようになったが、色紙募金は1000回記念の時のみである。
  • 通常は林原がファンに色紙を贈る側であるが、放送1000回突破記念のお祝いとして、逆にファンからの寄せ書きサイン色紙という形で林原に色紙を贈った者もいた。
  • 2016年には熊本地震が発生したが、公録が行われない年に発生した地震であったためか、1300回記念の際に色紙募金が実施されることは無かった。
  • 1400回記念では従来通り往復はがきによる観覧受付を行なったが、応募の有無に関わらずフリースペースからであれば当落に関係なく誰でも観覧が可能だった。観覧公募抽選の当選者は優先着席スペースでの観覧が可能であり、当選者用の椅子が用意されていた。
  • 以前は2時間~2時間半近くに及ぶ長時間の公演が基本であり、記念回によっては小休憩を挟む2部構成の方式を採ったこともあるが、上述した理由などから、1300回記念以降は公演時間が短くなってきている。

スペシャル番組

  • 1996年10月25日(25:00 - 27:00)に、『金曜UP'S』(TBSラジオ、北海道放送、山陽放送、RKB毎日放送、琉球放送)にて『林原めぐみのTokyo Boogie Night スペシャル』が2時間生放送された。ゲストとして矢尾一樹平松晶子井上和彦らが登場。このスペシャルは『UP'S』の番組として企画放送されたものであるため、放送回数にはカウントされておらず、生放送および地上波でのスペシャルプログラムもこの時限りである。なお、この時の縁故により『UP'S』では後に『林原めぐみのHeartful Station』を1997年4月から1998年9月までの1年半ほどの間、第1部(番組枠前半)で放送された。放送曜日はスペシャル番組放送時と同じく金曜日であった。
  • 2012年3月31日 - 4月1日開催のアニメ コンテンツ エキスポにて、スターチャイルドはブースでの様子や特別プログラムなど配信する「スタ生」を動画サイト・ニコニコ動画で33時間配信された。そのプログラムのひとつとして、『林原めぐみのHeartful Station』との特別横断ラジオ番組である『幕張DESSE Heartful Night』が事前収録風景の映像と併せて3月31日(20:00 - 21:00)に配信された[16]。当番組からは「早口言葉の挑戦状」「こんなんありますぅ」「電波私物化クラブ」のコーナーが行われた。

『林原めぐみのHeartful Station』との関係

林原めぐみのHeartful Station』(以下『HS』)は当番組(以下『TBN』)と同様にキングレコードが制作しており、同一のレコード会社による制作で同一のパーソナリティが担当するラジオ番組が2015年までの23年間、2つ放送される形となっていた。これは、1991年に『HS』がアール・エフ・ラジオ日本でスタートしたものの、放送開始から数カ月後に当時の局の会長の方針で突如打ち切りとなった後、キー局を兵庫県を放送エリアとするラジオ関西に移して『HS』の放送を再開し、翌1992年関東広域圏での番組として『TBN』を開始した経緯があったためである。

両番組には、同時期に林原関連の情報の告知がされることや、同じゲストの登場、通算放送回数が100回を越えるごとに公開録音イベントを行うという共通点があった。しかし、林原のトークとラジオドラマで構成する番組として始まり、ラジオドラマの無くなった2000年以降はリスナーのお便りを読んで林原がトークを展開する時間が番組を占める『TBN』に対して、『HS』ではテーマが定められた多数のコーナーがあるほか、アシスタント(保志総一朗)やコーナーパーソナリティ(セガ社員の竹崎忠)が出演するため、番組の雰囲気はある程度差別化されていた。

全国的に見ると両番組が互いに放送エリアを補完するような関係になっていた。また、中京・京阪神・福岡県のように同一放送エリア内の複数のラジオ局で『TBN』・『HS』を放送している一方で、北海道・岩手県のように同一ラジオ局が両番組を放送している場合もあった。なお、関東広域圏では1997年4月11日から1998年9月にかけて、前述の『金曜UP'S』(TBSラジオ、北海道放送、RKB毎日放送、琉球放送)で『HS』を放送していたことがあった。『UP'S』枠の終了後もTBSラジオ以外の3局は放送時間帯を変更して『HS』の番組ネットを続けていた。

その『HS』も2015年3月28日(キー局であるラジオ関西の場合)をもって放送終了。ラジオ関西では『HS』終了に伴う補完の目的で、翌週から『TBN』のネットを開始した。

脚注

注釈

  1. ^ a b 一時期、東海ラジオ・KBS京都・熊本放送では、2本流れるCM枠のうち後半1本がローカルスポンサーに差し替えられることがあった(東海ラジオはヤマギワソフト、KBS京都はコアデ企画(関西アニメイト)、熊本放送はまるぶん)。
  2. ^ 年に数回程度、年末年始や選挙開票速報の特別番組やサッカーのワールドカップ中継などの影響により、放送が休止になったり、地方局では放送時間が変更になったりすることがある。キー局で休止されても地方局で放送がなされるため、現在では放送回数にカウントされている。
  3. ^ a b 1000回記念のみ記念回数達成前に開催し、1000回目の放送で流すという手法が採られた。同様に、ハートフルステーションの1000回記念も1000回達成前の開催であった。
  4. ^ 同一人物の投稿ハガキが1回の放送で2枚以上採用されることも珍しくない。
  5. ^ 一度だけ林原本人がエンディングの提供クレジットを担当したことがある。(第409回放送)
  6. ^ 現在では恒例の冒頭挨拶であるが、前週の放送が無い第1回放送をはじめとする初期の頃は、この文句による挨拶ではなかった。
  7. ^ この文句は第1回放送より遣われている。
  8. ^ a b ゴールデンマイク賞は、継続してTBSラジオの番組に出演し、聴取率やステーション・イメージの向上に寄与した出演者に贈られる賞である。
  9. ^ 当該時間帯では当日のプロ野球開催予定がないため、本来であれば「プロ野球ネットワーク」を放送することになるが、当日は当該時間帯に本番組を含め選挙特番で休止となった定時番組(「今晩は 吉永小百合です」「ROCK ENTERTAINMENT 高見沢俊彦のロックばん」を除く)が代替放送されるため、「プロ野球ネットワーク」の方がネット局(北海道放送・CBCラジオABCラジオRKBラジオの4局)への裏送りとなる。
  10. ^ ただし、通算放送回数のカウント数は共有される。
  11. ^ 2017年1月3日更新のWeb配信について、アニたまどっとコムはラジオ関西版、MEGUMI HOUSEはTBSラジオ版が配信された。
  12. ^ 当初、TBSラジオ番組情報およびradikoタイムフリーには10月26日(木曜)18:30 - 19:00枠での代替放送となる予定として公表されていたが、代替放送の予定は立ち消えとなった。
  13. ^ 23:00からは通常通りの放送、26:00からの『赤坂ライブ』(第一日曜深夜での放送)を放送してからの放送となった。
  14. ^ 声優・歌手以外では、漫画家脚本家監督作家などがゲスト出演することが多い。珍しい例ではさかなクン椿鬼奴など、通常は交流の無い人物がゲストに呼ばれたこともある。
  15. ^ 『ラジオ番組表 2007秋号』(三才ブックス刊)の当番組の特集記事のインタビューで「電子メールだとリスナーの気持ちを読み取ることができない」という発言をしており、ハガキを読んで番組を進行するという形にこだわりを見せている。
  16. ^ しかしながら、2013年11月23日放送分の中で、自身はスマートフォンユーザーで、機種変更の際iPhoneに変えたと話している。
  17. ^ このようなコーナーは数あるアニラジの中でも異色のコーナーであり、同様のコーナーを設置していた番組はBayFMで2015年4月7日から同年10月6日まで放送されていた『コルネーリア魔法学園』の「滑舌の呪文」くらいである。
  18. ^ 2007年2月11日放送分はゲストの出演が後回しになったため、後半部に行われた。なお、後半部での施行はこの回以外に例がない。
  19. ^ 主に短い場合。通常は短い早口言葉の場合でも回数指示が無い場合は3回繰り返すことになっている。
  20. ^ ゲスト出演者の成功・失敗は関係ない。
  21. ^ 岡崎律子をはじめとする、林原と所縁の深い人物の死去が番組内で告知された回でも通常通りに行われている。
  22. ^ 「普通のお便り」という名称は便宜的に用いられる俗称であり、実際には正式名称は無い。ただし、リスナーが投稿先を解かり易くするため、公式サイトにおいても「普通のお便り」という名称を使用している。そのため、コーナー名を記載せずに投稿した内容が採用された場合は、このコーナーで紹介される。なお、投稿した内容によっては「こんなんありますぅ」や「電波私物化クラブ」などに割り当てられる場合もある。公式サイトからのメール投稿の場合は「普通のお便り」という入力項目が用意されている。
  23. ^ 稀にメッセージを伝える対象相手が林原の場合もある。
  24. ^ この企画は『林原めぐみのHeartful Station』でも行なわれていた。関東エリアの放送局で行われるレーティングとは特に関係はない。2011年は前述の東日本大震災の被災者に対する配慮のため、行われなかった。
  25. ^ 産休期間中の特別措置であるため、この間の日高の出演はパーソナリティ扱いであり、ゲスト扱いにはなっていない。そのため、当番組における日高の通算ゲスト出演の回数にはカウントされていない。
  26. ^ JRN単独局
  27. ^ 独立局
  28. ^ radikoでは大阪府および京都府も対象。
  29. ^ TBSラジオより25時間先行して放送。
  30. ^ ただし、東日本大震災発生後最初の放送では、募金先として、キー局のTBSラジオが行っているJNN・JRN共同災害募金「絆プロジェクト」の紹介をしていた。
  31. ^ a b c NRN単独局。
  32. ^ 滋賀県北部ではKBS滋賀
  33. ^ 唯一のFM放送局
  34. ^ エフエム岩手の実質的な後継放送局
  35. ^ ラジオ関西のインターネットラジオ「別冊ラジ関」にて配信。ネットラジオ聴取用のiOSAndroidアプリあり。
  36. ^ 記念すべき第1回目の公開録音が行われたのは林原の誕生日でもあり、誕生日関係のネタもあった。
  37. ^ この時は展示会が開かれ、参加できなかった人も展示会のみ入場可能だった(ただし、600回記念に因んで600円の入場料が必要だった)。
  38. ^ 当番組の公開録音で初となる2回上演(視聴者は「午前の部」か「午後の部」のいずれかに参加、両方への参加は不可)となった。
  39. ^ 当選ハガキに「2011年6月11日」ではなく、「2010年6月11日」と誤記載するミスがあり、番組内で告知された。
  40. ^ 同じ会場で2回以上続けて開催するのは100回 - 300回までの開催地だった豊島公会堂以来。
  41. ^ 同日には公録後に同じ会場で自身のライブが控えていたこともあり、これまでの公録よりも上演時間が聊か短かった。
  42. ^ 当番組の公開録音史上初の東京都以外での開催。
  43. ^ フリースペースでの開催となるため、当番組の公開録音史上初めて希望者が全員観覧可能となった。
  44. ^ 林原本人の活動方針から長年自身のコンサートを開いていなかったため、それに替るものとして公開録音で行うライブが林原の歌を生できくことが出来る唯一の機会であった。
  45. ^ ただし、イベント終わりに『Tokyo Boogie Night』『虹色のSneaker』の2曲は歌っている。
  46. ^ 番組では『BECAUSE』の演奏を背景にナレーションメッセージが放送されたが、これは公録終了後に番組放送用として別録りしたものである。

出典

  1. ^ 番組一覧:カルチャー番組”. TBSラジオ. 2012年3月13日閲覧。
  2. ^ 林原本人が番組内で発言。
  3. ^ a b 東京放送「VII.各種表彰 2.TBS主催の外部表彰 (2)ゴールデンマイク賞」『TBS50年史 資料編』2002年、295-296頁。 
  4. ^ 「吉永小百合です」TBSラジオも事故(日刊スポーツ)
  5. ^ ★【7/2UP!】RADIO「林原めぐみのTokyo Boogie Night」放送日時変更のお知らせ★ 公式ブログ 2016年7月2日閲覧
  6. ^ ニッポン放送速報 2007年12月10日(月) - 16日(日)ビデオリサーチ首都圏聴取率調査” (PDF). ニッポン放送. p. 4. 2013年3月17日閲覧。
  7. ^ 声優・水谷優子さん、乳がんで死去 『ちびまる子ちゃん』お姉ちゃんなど オリコン2016年5月19日閲覧
  8. ^ 2009年12月20日放送分の本人の発言より。[出典無効]
  9. ^ 懸賞の当選者は林原本人ではなく、別人。
  10. ^ WEBサイトからのメール投稿ではコーナー名が「電波私物化コーナー」となっている。
  11. ^ 林原めぐみのTokyo Boogie Night 800回突破記念公開録音レポート”. MEGUMI HOUSE(スターチャイルド・すたちゃまにあ内公式サイト). 2012年4月6日閲覧。
  12. ^ 林原めぐみのTokyo Boogie Night 900回突破記念公開録音〔昼の部〕レポート!”. MEGUMI HOUSE(スターチャイルド・すたちゃまにあ内公式サイト). 2012年4月6日閲覧。
  13. ^ 林原めぐみのTokyo Boogie Night 900回突破記念公開録音〔夜の部〕レポート!”. MEGUMI HOUSE(スターチャイルド・すたちゃまにあ内公式サイト). 2012年4月6日閲覧。
  14. ^ 林原めぐみ (2011年7月11日). “めぐさんより:1000回公開録音無事終了しました”. MEGUMI HOUSE(スターチャイルド・すたちゃまにあ内公式サイト). 2012年4月6日閲覧。
  15. ^ iwachan102のツイート(1127480204404748289)
  16. ^ スターチャイルドブース情報”. すたちゃまにあ (2012年). 2012年4月6日閲覧。

関連項目

外部リンク

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前番組 番組名 次番組
ロックンロール・ガンボ
(26:00 - 27:00)
林原めぐみのTokyo Boogie Night
(1992.4 - 1994.9)
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(24:00 - 26:00)
※番組名変更、土曜18:00に移動
林原めぐみのTokyo Boogie Night
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TBSラジオ 土曜25時台前半枠
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林原めぐみのTokyo Boogie Night
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林原めぐみのTokyo Boogie Night
(1997.4 - 1998.3)
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林原めぐみのTokyo Boogie Night
(1998.4 - )
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