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2020年8月2日 (日) 21:57時点における版
多摩美術大学 | |
別名 | 多摩美、多摩美大 |
---|---|
旧称 | 多摩帝国美術学校 |
モットー | 自由と意力[1] |
モットー (英語) | Freedom and Will |
種別 | 私立 |
設立年 | 1935年 |
創立者 | 国沢新兵衛(初代理事長)[2][3][4] |
提携関係 | World Design Organization[5] |
総長 | 青柳正規 |
学長 | 建畠晢 |
教員数 | 194人[6] |
学生総数 | 4,597人[7] |
学部生 | 4,327人[8] |
大学院生 | 270人[9] |
博士課程在籍者 | 15人[10] |
所在地 |
〔八王子キャンパス〕東京都八王子市鑓水2-1723 〔上野毛キャンパス〕東京都世田谷区上野毛3-15-34 |
キャンパス |
八王子キャンパス 上野毛キャンパス |
スクールカラー | 青 |
公式サイト |
www |
多摩美術大学(たまびじゅつだいがく、英語: Tama Art University)は、東京都世田谷区上野毛三丁目15番34号に本部を置く日本の私立大学である。1953年に設置された。大学の略称は多摩美(たまび)、TAU。
概要
初代校長はグラフィックデザイナーの杉浦非水[11]。キャンパスは八王子と上野毛の2キャンパス。付属施設に多摩美術大学美術館(多摩市)[12]や芸術人類学研究所(八王子キャンパス)[13]がある。
沿革[14]
- 1935年 多摩帝国美術学校を現在の東京都世田谷区上野毛に創設する。[15][16]
- 1937年 財団法人設立。女子部が創立され、女子の入学が許可。
- 1947年 専門学校令による専門学校に昇格、多摩造形芸術専門学校(美術部・建築部・工芸部)と改称
- 1950年 多摩美術短期大学(絵画科・彫刻科・造形図案科)を設置。
- 1951年 学校法人に組織変更。
- 1953年 多摩美術大学(学長:井上忻治)を設置。
- 1954年 多摩芸術学園映画科・演劇科 (学園長:逸見梅栄)を設置。
- 1956年 多摩芸術学園に舞台美術科、脚本科、演出科専攻を増設。
- 1956年 多摩芸術学園に写真科を増設。
- 1964年 大学院(絵画学科・デザイン学科・芸術学科)を設置。
- 1969年 芸術学科と建築科の設置が認可。学園紛争により全学封鎖。八王子校地に本館、学生寮が完成。
- 1973年 多摩美術大学文様研究所開設を設置。
- 1973年 多摩芸術学園にデザイン科を新設。
- 1973年 専修学校 多摩芸術学園(絵画科増設、6学科体制)
- 1985年 長野県豊科町(現・安曇野市)と多摩美術大学クラフトデザイン研究会の提携によりあづみ野ガラス工房を創立。
- 1989年 美術学部二部(絵画学科・デザイン学科・芸術学科:映像コース、演劇コース)を開講。
- 1998年 情報デザイン学科を開講。
- 1999年 二部を改め造形表現学部(造形学科・デザイン学科・映像演劇学科)開講。
- 2000年 多摩美術大学美術館を多摩センターに移転し新規開設。
- 2001年 大学院(博士課程後期)を開設。
- 2002年 生涯学習センターを設置。
- 2005年 芸術人類学研究所を開設。
- 2006年 バナナ テキスタル プロジェクトが、文部科学省現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に選定された後、地球環境問題とデザイン教育を連携させた授業を展開している。
- 2008年 2007年9月、文部科学省の大学院教育改革支援プログラムに、本学の「異文化相互批評が可能にする高度人材育成」の取り組みが採択され、この年から、「大学院教育改革支援プログラム異文化相互批評が可能にする高度人材育成」CO-CORE国際講評会を開催している。(東京、ヘルシンキ、北京)
- 2010年 3331Arts Chiyoda (東京都千代田区)内にアキバタマビ21(ギャラリー)を開設する。
- 2012年 多摩美術大学院美術研究科芸術学専攻身体表現研究領域開設。
- 2014年 統合デザイン学科と演劇舞踊デザイン学科を開設する。造形表現学部の学生募集を停止。
- 2015年 建畠晢が学長に就任。アートテークが完成。奈良古美術セミナーハウスの建て替え工事完成。創立80周年記念式典を開催。シンシナティ大学(米国)と国際協定を結ぶ。
- 2016年 富士山麓セミナーハウスの建て替え工事完成。美術学部全学科で推薦入学試験を実施。
- 2018年 大学院美術研究科博士前期課程(修士課程)にデザイン専攻統合デザイン領域、演劇舞踊専攻を設置。アートアーカイヴセンター設置。
- 2020年 日本初の「デザイン経営」[17]人材育成のための講座 TCL-多摩美術大学クリエイティブリーダーシップ プログラムを開講。[18][19][20]
施設
- 八王子キャンパス
大学院、美術学部
〒192-0394 東京都八王子市鑓水2-1723
- 上野毛キャンパス
本部、大学院、美術学部
〒158-8558 東京都世田谷区上野毛3-15-34
〒206-0033 東京都多摩市落合1-33-1
- 多摩センター駅東口より、徒歩7分
- アキバタマビ21
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14
- 富士山麓セミナーハウス(純林苑)
〒401-0501 山梨県南都留郡山中湖村山中1213
- 奈良古美術セミナーハウス(飛鳥寮)
〒630-8431奈良県奈良市窪之庄町117
教育
学部
美術学部
- 絵画学科
- 彫刻学科
- 工芸学科
- グラフィックデザイン学科
- 生産デザイン学科
- プロダクトデザイン専攻
- テキスタイルデザイン専攻
- 環境デザイン学科
- 情報デザイン学科
- 統合デザイン学科
- 演劇舞踊デザイン学科
- 演劇舞踊コース
- 劇場美術デザインコース
- 芸術学科
大学院
美術研究科
- 修士課程(博士前期課程)
- 絵画専攻
- 日本画研究領域
- 油画研究領域
- 版画研究領域
- 彫刻専攻
- 工芸専攻
- デザイン専攻
- グラフィックデザイン研究領域
- プロダクトデザイン研究領域
- テキスタルデザイン研究領域
- 環境デザイン研究領域
- 情報デザイン研究領域
- 統合デザイン研究領域
- 芸術学専攻
- 演劇舞踊専攻
- 絵画専攻
- 博士課程(博士後期課程)
- 美術専攻
講座
- 多摩美術大学生涯学習プログラム[21]
- TCL-多摩美術大学クリエイティブリーダーシップ プログラム[22]
学内施設
出典:[23]
八王子キャンパス
- 多摩美術大学図書館
- メディアセンター
- アートテーク
- 工作センター
- 国際交流室
- 芸術人類学研究所
- TAUホール
- レクチャーホール
- 多摩美術大学生涯学習センター
上野毛キャンパス
- 上野毛センター
- 演劇舞踊スタジオ
行事
オープンキャンパス
作品展示、講評会、ワークショップ、進学相談会などを開催する[24] 。
芸術祭
作品展示、ライブイベント、模擬店、フリーマーケット、進学相談会などを開催する[25][26]。
クラブ・サークル
文化連合会が音楽、美術、研究、身体表現、創意表現など25団体あり、体育連合会が球技、武道や山岳など13団体が活動している[27]。
国際共同研究/交流
- Pacific Rim[28]
- Connecting Wool[29]
- CMTEL(color/materials/trends exploration laboratory)[30]
- CO-CORE[31][32]
- バナナ テキスタル プロジェクト[33]
- Day-see プログラム[34]
- 次世代アントレプレナー育成事業「EDGE-NEXT」協働機関[35]
アートイベント・展覧会
対外関係
ARTSAT Project[42]
海外協定校[45]
- シラパコーン大学
- 清華大学美術学院
- 弘益大学校
- 東亜大学校
- アアルト大学美術・デザイン・建築学部
- 中央美術学院
- アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン
- ベルリン芸術大学
- 国立台北芸術大学
- ヘリット・リートフェルト・アカデミー
- 国立台湾芸術大学
- ナショナル・インスティテュート・オブ・デザイン
- ロイヤル・カレッジ・オブ・アート
- ソウル大学校美術大学
- 梨花女子大学校造形芸術大学
- オスロ国立芸術大学
- グラスゴー美術学校
- ヨーテボリ大学ファインアート・応用美術・舞台芸術学部
- シンシナティ大学
- 国立高等装飾美術学校
- ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツ
- ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン
- ローザンヌ美術大学
- ウィーン応用美術大学
国際機関加盟団体
- World Design Organization [ en:International Council of Societies of Industrial Design ][46]
地域との主な連携プロジェクト
- タマリバーズ[47]
- 多摩美術大学 × 玉川髙島屋S・C 学生による看板デザイン[48]
- さがまちコンソーシアム[49]
- 八王子学園都市大学(愛称:いちょう塾)[要出典]
- 高大連携授業[50]
- ギャラリー「たまびば」[要出典]
- アートラボはしもと - 相模原市と多摩美術大学を含む4大学との基本協定。大学と自治体による連携した取り組み[51]。
- あそびじゅつ[52]
大学関係組織
多摩美術大学校友会
- 同窓会組織であり、多摩帝国美術学校、多摩造形芸術専門学校、多摩美術短期大学、多摩美術大学、多摩美術大学大学院、多摩芸術学園を卒業、あるいは、修了したものが、会員となっている[53]。
大学関係者一覧
社会との関わり
- 韓国人留学生による強姦未遂
2014年5月、同大学在学中の韓国人留学生がJR橋本駅近くの路上で女性に声をかけ、「殺すぞ」などと脅して女性を自宅に連れ込み暴行しようとしたことで、同年6月30日に神奈川県警相模原北署に逮捕されたと報じられた[54]。これを受け、大学側も同年7月4日に五十嵐威暢学長(当時)名義で「本学留学生の事件に関するお詫び」と題した謝罪文を公式ホームページ上で公開した[55]。
- 大学公式広告の取り下げ
統合デザイン学科教授の佐野研二郎と香取有美(両名ともグラフィックデザイン学科卒業)が手がけた大学の公式広告「MADE BY HANDS.」について、インターネット上の画像(ニューススサイト「GLAFAS」の写真等)を無断で使用しているのではないかという指摘が2015年8月頃になされた[56]。これを受け大学は公式ホームページで公開していた「MADE BY HANDS.」の紹介ページを削除し、取材に対して「一般の方々からの問い合わせがあまりにも多く、掲載を見合わせた」と総務課が説明した[57]。
- 彫刻学科学生のハラスメント告発
2018年2月、彫刻学科の大学院生有志が同学科の教員による各種ハラスメントを告発する文書を実名入りでインターネット上に公開した[58][59]。同大学非常勤講師で美術史家の荒木慎也は、同問題の背景を説明するとともに、彫刻学科教授の笠原恵実子の雇用継続・配置換えをめぐる、大学(建畠晢学長)とプレカリアートユニオンの団体交渉の経緯をまとめた記事を発表している[60]。
関連項目
外部リンク
多摩美術大学公式サイト - https://www.tamabi.ac.jp/index_j.htm
脚注
- ^ 教育理念 - 多摩美術大学
- ^ http://www.shiro1000.jp/tau-history/strike/comparison/musabi.html
- ^ http://www.shiro1000.jp/tau-history/history-site.html
- ^ http://www.shiro1000.jp/tau-history/1935/1935.html
- ^ International Partner Institutions - 多摩美術大学
- ^ 2016年度会計・事業報告、8頁。 - 多摩美術大学
- ^ 2016年度会計・事業報告、6頁。 - 多摩美術大学
- ^ 2016年度会計・事業報告、6頁。 - 多摩美術大学
- ^ 2016年度会計・事業報告、6頁。 - 多摩美術大学
- ^ 2016年度会計・事業報告、6頁。 - 多摩美術大学
- ^ 沿革 - 多摩美術大学
- ^ 多摩美術大学美術館
- ^ 芸術人類学研究所
- ^ “多摩美術大学|沿革”. www.tamabi.ac.jp. 2020年3月23日閲覧。
- ^ http://www.tamabi.ac.jp/prof/history/
- ^ http://www.shiro1000.jp/tau-history/strike/comparison/musabi.html
- ^ https://www.meti.go.jp/press/2018/05/20180523002/20180523002-1.pdf
- ^ https://www.atpress.ne.jp/news/
- ^ https://tcl.tamabi.ac.jp/
- ^ “日本初の「デザイン経営」人材育成講座。多摩美術大学が来春開講へ”. 美術手帖. 2019年12月9日閲覧。
- ^ “多摩美術大学 生涯学習センター”. www.tamabi.ac.jp. 2020年3月23日閲覧。
- ^ https://tcl.tamabi.ac.jp/
- ^ “Tama Art Univesity, Photo Gallery”. www.k.tamabi.ac.jp. 2019年5月4日閲覧。
- ^ “多摩美術大学オープンキャンパス×進学相談会2019”. 多摩美術大学. 2020年3月23日閲覧。
- ^ 芸術祭 - 多摩美術大学
- ^ 多摩美術大学芸術祭
- ^ http://www.tamabi.ac.jp/campus/extracurricular/club.htm
- ^ https://www2.tamabi.ac.jp/pacific_rim/
- ^ https://www.tamabi.ac.jp/prof/exchange/c-wool/
- ^ http://www.tamabi.ac.jp/mc/cmtel/
- ^ http://www.tamabi.ac.jp/co-core/cn5/index.html
- ^ http://www2.tamabi.ac.jp/cgi-bin/co-core/blog/adiary.cgi/contents/about
- ^ https://www.tamabi.ac.jp/tx/banana/
- ^ https://www.tamabi.ac.jp/prof/exchange/day-see/
- ^ https://www.tamabi.ac.jp/edge-next/
- ^ http://www2.tamabi.ac.jp/geigaku/20191019/
- ^ https://www.tamabi.ac.jp/timpt/
- ^ https://www.tamabi.ac.jp/effort/cooperation-univ.htm
- ^ http://www.tamabi.ac.jp/effort/community.htm
- ^ https://www.goto-ikuei.ac.jp/50press/2007/2008-0318-2153-29.html
- ^ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000034331.html
- ^ http://artsat.jp/about
- ^ ARTSAT Project
- ^ “単位互換制度 | 大学コンソーシアム八王子”. 2020年3月23日閲覧。
- ^ “多摩美術大学|海外協定校”. www.tamabi.ac.jp. 2018年11月11日閲覧。
- ^ https://www.tamabi.ac.jp/prof/exchange/organization/
- ^ https://tamarivers.com/
- ^ https://www.tamabi.ac.jp/topics/takashimaya_2019/
- ^ “学びの情報 - さがまちコンソーシアム (相模原・町田大学地域コンソーシアム)”. sagamachi.jp. 2020年3月23日閲覧。
- ^ “多摩美術大学|高大連携”. www.tamabi.ac.jp. 2020年3月23日閲覧。
- ^ “アートラボはしもと”. 相模原市. 2019年12月9日閲覧。
- ^ “多摩美術大学 生涯学習プログラム あそびじゅつ”. www.k.tamabi.ac.jp. 2020年3月23日閲覧。
- ^ “多摩美術大学校友会”. www.tamabi-alt.com. 2020年3月23日閲覧。
- ^ [事件]婦女暴行未遂容疑で韓国人留学生の男を逮捕 神奈川県警(2014.6.30 18:22) 産経新聞
- ^ 本学留学生の事件に関するお詫び 多摩美術大学
- ^ 佐野研二郎氏、監修した多摩美術大学の広告でも無断使用か ネット上で指摘 The Huffington Post
- ^ 多摩美大、佐野氏手がけた「疑惑」の広告作品ページ削除 数日前から問い合わせ続々 J-CASTニュース
- ^ 多摩美術大学大学院 彫刻専攻学生有志のページです
- ^ 多摩美彫刻科の学生有志、 ハラスメントなどで大学に 要望書を提出 美術手帖
- ^ 多摩美術大学彫刻学科のハラスメント問題と笠原恵実子教授の雇用を守る取り組み