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「パンティー」の版間の差分

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*レオタード用 - [[レオタード]]の下に穿くショーツ、レオタードショーツなど
*レオタード用 - [[レオタード]]の下に穿くショーツ、レオタードショーツなど
など
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=== ブルマーを重ね着という形で、普段の下着(ブリーフやショーツ)の上にはく事例 ===
学校指定の体操服が[[短パン]]([[体操ズボン]])であるなど、ブルマーが指定体操服として指定されていない場合は、[[ブルマー#ブルマーが学校指定の体操服として採用されていない場合|パンティー]]のような形で、普段通りの肌着([[ショーツ]]など)の上から肌着としてはく事例もある。男女関係なく、防寒着としてだけでなく、制服のボトムス(ズボンないしはスカート)または体操服のボトムス([[短パン|体操ズボン]]など)と、普段通りの肌着(ショーツなど)の中間着として着用することが考えられていた。特に、女子の場合は、制服のスカートの下に着用することが多かったし、スカートがめくれても普段通りの肌着が直接見えにくいというメリットで、体操服以外でもブルマーを着用していた例もある。ハーフパンツ導入と同時に男子用体操着パンツ(短パン)廃止、濃紺無地のブルマー残存となったところでは、更衣に問題が生じてしまった学校もいくつかあった。それを理由に、'''生徒の間で話し合い、学校指定の制服、体操着以外の着用は認めない、ズボンの下だけでもきちっとさせたいという意見もあり、女子だけでなく男子にも制服、ハーフパンツの[[ブルマー#ブルマーが学校指定の体操服として採用されていない場合|中着]]としての[[ブルマー#ブルマーが学校指定の体操服として採用されていない場合|ブルマー]]の着用が義務付けられ'''、学校指定体操着としての必着から[[ブルマー#反対運動と衰退|廃止]]になるまでブルマーは男女共用の密着型体操着パンツとして愛着されたこともある。{{also|ブルマー#ブルマーが学校指定の体操服として採用されていない場合|学童服#多様化(制服選択制)}}


=== 参考文献 ===
=== 参考文献 ===

2020年7月17日 (金) 07:07時点における版

様々な色合いの女性用パンティー。
パンティーを履いている女の腰部。

パンティーアメリカ英語: panties)は、女性用の下半身用の下着の一種。「パンティ」とも呼ばれる。

概要

主に女性用の下着のうち、下半身に直接身につけるもの。防寒および、帯下や残尿などで衣服が汚れるのを防止するために着用される。布の覆う面積は基本的に女性器から臀部、おおむね脚の付け根からへその下までを覆い隠すような形状、および丈になっている。形状及び覆う面積は多岐にわたる。詳しくは後述。

中には絵や文字がプリントされているものもあり、プリントパンティと呼ばれるものもある。

呼び方

アメリカ英語では、一般的にパンティーズまたはブリーフスbriefs)等と呼ばれる。イギリス英語ではニッカーズknickers)と呼ばれる。一着なのに全て複数形だが、これは脚が左右二本通るからで、pants(パンツ)、drawers(ズロース)、shorts(ショーツ)、bloomers(ブルマー)そしてhips()も同じ。

日本でも1990年代の前半頃までは普通に「パンティー」と呼称されていたが、下着業界が販売戦略のため「ショーツ」という言葉を普及させ、近年は特に若年層の女性の会話などにおいては「ショーツ」または単純に「パンツ」という呼称が一般的になっており、口語において「パンティー」という語が使用されることはほぼない。しかし英語会話では「パンティー」は一般的であり、それに影響され「パンティー」と呼称する女性もいるうえ、日本の女性肌着専門会社「ピーチジョン」では「ショーツ」や「パンツ」ではなく、「パンティ」の名称で販売している。ショーツとはアメリカ英語で男子の半ズボンのことであるが、イギリスなどでは短い下着を指すことがあり、長いものはパンツと呼ばれる。

構造

フロント(前身頃)とバック(後身頃)、それを繋ぐクロッチ(股布)というシンプルな構成である。前後ろの区別がつきやすいように前面にリボンが付いているものもある。

歴史

紀元前3000年ごろが起源とされる。普及した場所は、イタリア。ルーブル美術館所蔵のメソポタミア南部シュメールのテラコッタ像とレリーフに、パンティーをはいた女性と腰布を巻いた女性の姿がある。これらは羊の皮で作られ、ウェストにベルトをまいている。太ももの間にまとわりつく腰布の端を固定したのが、パンティーの始まりだと考えられている。[1]

パンティーの選び方

下着自体をファッションととらえる風潮が一般的となっている。近年パンティーは多岐にわたる色やデザインのものが存在し、好みの色や、レースデザインなどに加え、よりシンプルな無地タイプがある。好みや、着けたときの肌触り、TPOに合わせて、複数そろえる人が多い。またコーディネートとして、白のブラジャーを着けるなら白のパンティー、黒のブラなら黒のパンティーと、ブラとパンティーは色とデザインを統一するのが基本である。下着売り場ではコーディネートできるよう、ブラとそろいの色、デザインのパンティーが上下に並べられていることがある。

パンティーの身生地

パンティーは、一般に前身ごろに比べて後ろ身ごろには伸張性が必要なので、前身ごろには、天竺ベア天竺フライストリコットを、また後ろ身ごろには、綿ポリウレタン混紡のストレッチ天竺フライスツーウェイトリコットパワーネットなどが使用される。

繊細ないしセクシーなテイストのものでは、「透け感」を与えるためチュールネットオーガンジーパワーネットなどが、また、光沢感を与えるため、サテンシルクなどが用いられる。

また、しなやかな手触りをもつ、極細繊維糸を用いたマイクロファイバー素材のものもある。クロッチの二重部分の裏地は、身生地と同じ色・生地である場合や、総柄の場合では、身生地と同じ総柄の裏面である場合もある。

分類

一般用

素材、丈による分類

  • シームレス - 立体編みにより、継ぎ目や縫い目がないもの
  • バックレース - バックの裾がレース素材のもの
  • ヘム - レースや縫い目なしに端を処理したもの
  • シースルー - ネットやレースなどの透ける素材のもの
  • 五分長 - 膝上丈のもの
  • 三分長 - 膝より半分の短さのもの
  • 壱分長 - ボーイレッグとほぼ同じ丈のもの

ラインによる分類

女性用ショーツ・パンティーのデザインの種類。
  • ローレグ - カットが非常に浅いデザイン
  • ハイレグ(ハイカット) - 脚ぐりのカットが高い位置にあるタイプ。カットの深いデザイン
  • ビキニ - 股上が浅くサイドが狭いデザイン。はきこみ丈がウエストより低い位置にくる、最も一般的なタイプ
  • ローライズ(ヒップハンガー) -腰骨の位置ではく、股上が浅いデザイン。ローライズパンツに適している
  • ボーイレッグ - 脚ぐりが水平になったデザイン
  • スキャンティー - 股上が極端に浅くサイドが狭いデザイン

バックスタイルによる分類

  • フルバック - バック(お尻)全体をすっぽり覆うデザイン
  • ブラジリアンカット - ハイカットでバックが1/2カットのデザイン
  • リオカット - よりハイカットでバックが1/2カットのデザイン
  • Tバック - バックがT字型のデザイン
  • ソング - バックがT字型のデザイン
  • タンガ - フロントとバックがV字型、サイドがひも状のデザイン
  • Gストリング - フロントがV字型、バックとサイドが細いひも状のデザイン
  • Cストリング - フロントとバックがI字型、サイドのひもが無いデザイン

その他の分類

子供用

  • 女児ショーツ - 160cmサイズ(腰囲82-90cm)程度までの女児を対象に発売されている。サイズ表記はJISL4003(少女用衣料のサイズ)。女児向けにデザインされ、中には女児をターゲットにしたキャラクターをデザインした製品もあり、特に130cmサイズ(腰囲66-74cm)程度までの女児向けに発売されている。
  • ジュニアショーツ

特殊用途のパンティー

など

ブルマーを重ね着という形で、普段の下着(ブリーフやショーツ)の上にはく事例

学校指定の体操服が短パン体操ズボン)であるなど、ブルマーが指定体操服として指定されていない場合は、パンティーのような形で、普段通りの肌着(ショーツなど)の上から肌着としてはく事例もある。男女関係なく、防寒着としてだけでなく、制服のボトムス(ズボンないしはスカート)または体操服のボトムス(体操ズボンなど)と、普段通りの肌着(ショーツなど)の中間着として着用することが考えられていた。特に、女子の場合は、制服のスカートの下に着用することが多かったし、スカートがめくれても普段通りの肌着が直接見えにくいというメリットで、体操服以外でもブルマーを着用していた例もある。ハーフパンツ導入と同時に男子用体操着パンツ(短パン)廃止、濃紺無地のブルマー残存となったところでは、更衣に問題が生じてしまった学校もいくつかあった。それを理由に、生徒の間で話し合い、学校指定の制服、体操着以外の着用は認めない、ズボンの下だけでもきちっとさせたいという意見もあり、女子だけでなく男子にも制服、ハーフパンツの中着としてのブルマーの着用が義務付けられ、学校指定体操着としての必着から廃止になるまでブルマーは男女共用の密着型体操着パンツとして愛着されたこともある。

参考文献

脚注

  1. ^ セシル・サンローラン著、深井晃子訳 『女の下着の歴史』文化出版局 1981年、6頁

関連項目

外部リンク