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2020年7月8日 (水) 21:20時点における版

山下達郎 > 山下達郎の作品一覧 > 踊ろよ、フィッシュ
「踊ろよ、フィッシュ」
山下達郎シングル
初出アルバム『僕の中の少年
B面 YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW
リリース
規格 EP
ジャンル ロック
ポップス
時間
レーベル MOON ⁄ ALFA MOON
EP:MOON-740
作詞・作曲 山下達郎 (踊ろよ、フィッシュ)
Thom Bell & Linda Creed (YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW)
プロデュース 山下達郎
チャート最高順位
山下達郎 シングル 年表
土曜日の恋人
1985年
踊ろよ、フィッシュ
1987年
GET BACK IN LOVE
1988年
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踊ろよ、フィッシュ」(おどろよ、フィッシュ)は、1987年5月10日に発売された山下達郎通算16作目のシングル

解説

「踊ろよ、フィッシュ」は後に、アルバム『僕の中の少年[注 1]にアルバム・ヴァージョンで収録された。シングル・ヴァージョンはCD化されていないが、ベスト・アルバムTREASURES[注 2]と、オールタイム・ベスト・アルバム『OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜[注 3]には、最後にコーラスがリフレインしてブレイクする、リリースされたものと異なるシングル・ヴァージョンが収録されている。

高気圧ガール[注 4]以来4年ぶりの全日空沖縄キャンペーン・ソング[注 5]として制作された一連の夏路線最後の曲。山下は「最近はね、CMだからと言って、別にコピーが決まっているわけでもないの。<高気圧ガール>っていうのははじめからあったけど、最近はタイトルも自分で作っているしね。今回の<踊ろよ、フィッシュ>は代理店のスタッフとブレーン・ストーミングしてみんなで決めたから、お互いの主張が入っているんだよ。昔はちゃんとコピーがあって、ヘタすると詞まであった。まあ、僕はCMの業界ではそれなりに実績があるってことかもしれないけど、逆にお任せだとツラいよ」[1]という。また、「(いつもなら派手にする部分が抑えられているとの問いに)そう、いじってないの。あれはね、ダビングはあるけど掛け値なしにシックス・リズム・セクションなの。だから、あれは即ライブで演奏可能なんだよ。で、言ってみればね、『GO AHEAD![注 6]の頃の16トラックのダビング数で済んでる。本当は最後のコーラスが12インチっぽくリフレインして、ブレイクしたりするテイクもあるんだけど、それはやめたの。理由は色々あるけれど、そのテイクよりこっちの方がエコーに風が吹いている。だからシングルはシンプルなほうがいいかなと思ったんだよ」[1]と答えている。ただ、今回の企画について山下は「実を言うとね、今回みたいな曲を企画するようになったのは、ちょっと恥ずかしいのね。なんか、もう30歳の人間が<踊ろよ、フィッシュ>でもないかなっていう。でも、ア・カペラ出したから、何やっても大丈夫じゃないかな、勘弁してくれるだろうって。また、こういう時じゃないと出せないし。その意味で、これは自分の声がいちばんキレイに伸びる部分をアピールするような曲なんだ」[1]とも答えている。“夏男”と言われることに抵抗があったにもかかわらず、この曲を発表したことについては「ユーザーが自分に何を求めているかはよくわかるからね。だから、そういう聴かれ方をするのはいいの。ただ、メディアが僕に対して言ってるほどは、僕のレコードを買ってくれる人は、そういう決め付け的な意識はないと思うよ」[1]とし、“リスナーは夏に聴くのに相応しいとは思っているのでは”との問いには「だから、そうであるなら、そのニーズを満足させる義務はあるからね。そう思ってるよ。ただ僕の音楽がリゾート・ミュージックって言われるけれど、別にファッションでやってるんじゃないの。その結果で出てきたものだから、決して作為的に作ったものじゃないんだよね」[1]と答えている。

「YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW」はアルバム『ON THE STREET CORNER 2[注 7]からのシングルカット曲で、アルバム収録曲と同内容。のちにUCC缶コーヒーのCMソングに採用された。ギャンブル–ハフ(Kenny Gamble–Leon A. Huff)の作家チームとともに1970年代初頭に隆盛を極めたフィラデルフィア・サウンドの一翼を担ったトム・ベル(Thom Bell)がスタイリステックス(The Stylistics)のために書いた作品がオリジナル[注 8]。『ON THE STREET CORNER 2』[注 7]の解説で山下は「1974年のビッグ・ヒットであるというだけでなく、ヴォーカル・グループと作曲家が生み出すアンサンブルの、ひとつの究極のような思いさえいたします」[2]と書いている。シングルの見開きジャケット裏面には、このア・カペラでのカヴァーについての解説が掲載されている。

シングル発売に際し、ジャケットは当初発表されていたデザインから一部変更された。

収録曲

SIDE A

  1. 踊ろよ、フィッシュ SINGLE VERSION (4'43")
    Words, Music & Arrange / Tatsuro Yamashita
    ©1987 SMILE PUBLISHERS INC.
    1987年全日空スカイホリデー・スポーツリゾート沖縄(4/1~6/30)キャンペーン・イメージソング
    2014年スバルインプレッサ スポーツ」CMソング
    2015年スバルインプレッサ スポーツ ハイブリッド」CMソング

SIDE B

  1. YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW (5'04")
    Words & Music / Thom Bell & Linda Creed, Arrange / Tatsuro Yamashita
    ©1973 by MIGHTY THREE MUSIC

参加ミュージシャン

踊ろよ、フィッシュ

YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW

  • 山下達郎 : All Voices, Instruments & Effects

クレジット

  • PRODUCED BY TATSURO YAMASHITA

「踊ろよ、フィッシュ」カヴァー

アーティスト 収録作品(初出のみ) 発売日 規格 品番
Jeffrey Foskett Thru My Window[注 9] 1996年7月10日 CD PICP-1115
MJR Trio JAZZで奏でる山下達郎作品集 2004年12月22日 CD MECA-2027
キンモクセイ NICE BEAT 2004年12月22日 2CD BVCR-18038/9
つりビット 踊ろよ、フィッシュ 2014年7月30日 CD+DVD RPK-1013/4【初回生産限定盤】
CD RPK-1015【通常盤A】
RPK-1016【通常盤B】

脚注

注釈

  1. ^ 僕の中の少年1988年10月19日発売 MOON ⁄ ALFA MOON LP:MOON-28058, CD:32XM-77
  2. ^ TREASURES1995年11月13日発売 MOON ⁄ east west japan CD:AMCM-4240
  3. ^ OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜2012年9月26日発売 MOON ⁄ WARNER MUSIC JAPAN 4CD:WPCL-11201/4【初回限定盤】, 3CD:WPCL-11205/7【通常盤】
  4. ^ 高気圧ガール1983年4月23日発売 MOON ⁄ ALFA MOON EP:MOON-706
  5. ^ CMにはキャンペーンガールの石田ゆり子が出演。石田の写真を使用したジャケットのプロモ用シングル(MOSE-124、B面はモノラルミックス)も非売品で制作された。
  6. ^ GO AHEAD!1978年12月20日発売 RCA ⁄ RVC LP:RVL-8037
  7. ^ a b ON THE STREET CORNER 21986年12月10日発売 MOON ⁄ ALFA MOON LP:MOON-25004, CD:30XM-26
  8. ^ The StylisticsYou Make Me Feel Brand New b/w Love is The Answer」 Released in 1974 AVCO EP:626
  9. ^ 曲名"Fish”にて収録。英詞:アラン・オデイ

出典

  1. ^ a b c d e 『週刊FM』1987 No.9(音楽之友社)pp.10-11、1987年4月20日発行
  2. ^ ON THE STREET CORNER 2 (12cmCD) (Media notes). MOONWARNER MUSIC JAPAN. 1999. {{cite AV media notes2}}: |format=を指定する場合、|url=も指定してください。 (説明); 不明な引数|artist=が空白で指定されています。 (説明); 不明な引数|publisherid=は無視されます。 (説明)

外部リンク

Warner Music Japan

山下達郎 OFFICIAL SITE