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*『原典中国現代史 第5巻 思想・文学』[[萩野脩二]]共編 [[岩波書店]] 1994 |
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*[[賈平凹]]『廃都』中央公論社 1996 |
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2020年6月17日 (水) 21:37時点における版
吉田 富夫(よしだ とみお、1935年10月19日[1]- )は、日本の中国文学者、佛教大学名誉教授。現代中国研究会代表。中国現代文学専攻。
経歴
1958年京都大学文学部中国文学科卒、1963年同大学院博士課程単位取得満期退学。1967年京大文学部助手、1972年佛教大学文学部講師、1974年助教授、1979年教授、2008年定年退任、名誉教授。中国現代文学の長編の翻訳で知られ、莫言の著作を数多く翻訳し、日本に紹介してきた[3][4]。2003年来日した莫言を広島福富町のかやぶきの生家に招いたこともあり、現在もメールでやりとりがある[2][3][4]。2012年12月、莫言のノーベル文学賞受賞に際して、莫言の推薦でノーベル賞授賞式、受賞パーティーに夫妻で出席した。
著書
- 『五四の詩人王統照 五四運動の研究 第3函』同朋舎出版 1985
- 『反転する現代中国 文学・演劇・文化』研文出版(研文選書) 1991
- 『中国現代文学史』佛教大学通信教育部 1996
- 『中国現代文学史 一九一五-四九』朋友書店 1997
- 『魯迅点景』研文出版(研文選書) 2000
- 『佛教大学鷹陵文化叢書14 未知への模索――毛沢東時代の中国文学』思文閣出版 2006
- 『中国幻影 開いたパンドラの箱』阿吽社 2008
- 『莫言神髄』中央公論新社、2013
共著
翻訳
- 「豊収」(葉紫)「第二歩」(茹志鵑)世界文学大系 筑摩書房、1965
- 毛沢東「文芸講話」世界の名著 64 中央公論社 1969
- 「三月雪」(蕭平)「手紙」(李准)現代中国文学 11 河出書房新社 1971
- 『中国文明選 15 革命論集』小野信爾,狭間直樹共著 朝日新聞社 1972
- 『鄧小平は語る 全訳・日本語版「鄧小平文選」』竹内実と監訳 風媒社 1983
- 『原典中国現代史 第5巻 思想・文学』萩野脩二共編 岩波書店 1994
- 賈平凹『廃都』中央公論社 1996
- 賈平凹『土門』中央公論社 1997
- 莫言『豊乳肥臀』平凡社 1999 のち平凡社ライブラリー
- 毛沢東『遊撃戦論』藤田敬一共訳 2001 中公文庫 改題「抗日遊撃戦争論」
- 『至福のとき 莫言中短編集』平凡社 2002
- 王光美,劉源『消された国家主席劉少奇』萩野脩二共訳 日本放送出版協会 2002
- 葉広芩『貴門胤裔』中央公論新社 2002
- 莫言『白檀の刑』中央公論新社 2003 のち文庫
- 『白い犬とブランコ 莫言自選短編集』日本放送出版協会 2003
- 莫言『四十一炮』中央公論新社 2006
- 莫言『転生夢現』中央公論新社 2008
- 李鋭『無風の樹』岩波現代文庫 2011
- 莫言『蛙鳴』中央公論新社 2011
- 莫言『天堂狂想歌』中央公論新社 2013
- 賈平凹『老生』中央公論新社 2016
記念論集
- 『吉田富夫先生退休記念中国学論集』汲古書院 2008
論文
脚注
- ^ 『著作権台帳』
- ^ a b したたかな代弁者 - 天風録 - 中国新聞
- ^ a b c 『中国新聞』2012年10月12日25面
- ^ a b 【寄稿】佛教大教授・吉田富夫 莫言氏ノーベル文学賞 Archived 2014年1月16日, at the Wayback Machine.