「ブロリー」の版間の差分
星矢系 (会話) による ID:76668278 の版を取り消し ry。ただ単に個人的な感覚と屁理屈を根拠に疑問視しているのみで、今回のこれについては「要出典の意義」をまるで成していません。星矢系さんの編集が今回そうなったのは出典の「言葉だけ」にとらわれすぎてその「言葉」の意味を考えず、ただそのまま同じ表現を「丸写し」するウィキペデアでは宜しくない編集を繰り返すことが要因です。公式本編で明確な描写がある箇所や一文の途中に「同じ出典元を何ヶ所も執拗に羅列添付し過ぎて閲覧時に文が見辛くなる傾向」も良くないです。 タグ: 取り消し |
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=== バイオブロリー === |
=== バイオブロリー === |
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前作『危険なふたり!超戦士はねむれない』でブロリーが地球まで乗って来た宇宙ポッドに付着していた、凍り付いた血液をナタデ村にいた祈祷師が少量だけ採取してジャガー・バッダ男爵に売り渡し、[[遺伝子工学|バイオテクノロジー]]の力で造り出されたブロリーのクローン <ref group="注">『ドラゴンボール』シリーズでは、これ以外にも別の科学者がバイオテクノロジーにより開発した様々な生命体、生物兵器が登場し、類似する例も存在する。これらについては、[[人造人間 (ドラゴンボール)]]、[[ドラゴンボールの登場人物]]、[[ドラゴンボールのアニメオリジナルの登場人物]]を参照。</ref>で、前作で倒された本物のブロリーとは別の存在。 |
前作『危険なふたり!超戦士はねむれない』でブロリーが地球まで乗って来た宇宙ポッドに付着していた、凍り付いた血液をナタデ村にいた祈祷師が少量だけ採取してジャガー・バッダ男爵に売り渡し、[[遺伝子工学|バイオテクノロジー]]の力で造り出されたブロリーのクローン <ref group="注">『ドラゴンボール』シリーズでは、これ以外にも別の科学者がバイオテクノロジーにより開発した様々な生命体、生物兵器が登場し、類似する例も存在する。これらについては、[[人造人間 (ドラゴンボール)]]、[[ドラゴンボールの登場人物]]、[[ドラゴンボールのアニメオリジナルの登場人物]]を参照。</ref>で、前作で倒された本物のブロリーとは別の存在。容姿は本物のブロリー同様で、悟空に対する記憶なども受け継がれているが、言葉は巨大化したとき「カカロット」と一言発したのみで、一片の理性も持たず<ref name="NO11">「DBZ THE MOVIE NO.11 超戦士撃破!!勝つのはオレだ」『ドラゴンボール超全集3』集英社、2013年4月4日、138-145頁。ISBN 978-4087824988。</ref>、本物のブロリー以上に凶暴化し<ref name="history" />、凶暴な本能と[[孫悟天]]たちへの復讐心のみで動き<ref name="NO11" />、唸り声を発しながら周囲に襲い掛かる。 |
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全裸で培養カプセルに入った状態だったが、「スーパー戦士を出せ」という男爵の指示でカプセルから出される事となり、科学者たちが培養液の排出作業を行うが、まだ途中のままカプセルを自ら破壊して培養作業で肉体がまだ固定されていない<ref name="DISC6">「DISC6 ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ」『DRAGON BOX THE MOVIES 劇場版DVD-BOX 特製ブックレット Dragonbook』東映アニメーション、2006年、42-43頁。</ref>不完全<ref>『Vジャンプ』2015年1月号付録「ドラゴンボールヒーローズ 7MASTERS BOOK」集英社、2014年11月、7頁。</ref>な再生途中の状態で出たため、外に出た途端に身体全体がゲル状に溶け、身体はドロドロに崩れて変質した姿になってしまった(その時点で既に伝説の超サイヤ人に変身していた)。 |
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側頭部から後頭部に見える |
側頭部から後頭部に見える超サイヤ人時の金髪以外は崩れた姿で<ref>Vジャンプ編集部編「キャラクター事典」『ドラゴンボール超全集4』集英社、2013年5月14日、104頁。ISBN 978-4-08-782499-5。</ref>、瞳は赤色で眼球の角膜内や気功波の使用時に発光する胸部の心臓部分が剥き出しの姿となり、手だけでなく目や口からも気功波を放つようになり、[[クリリン]]に気円斬で首を切断されても復元する再生能力も有する。超サイヤ人としての圧倒的なパワーは本物のブロリーと同等で、悟天たちを苦しめる。 |
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空気に触れた培養液は遺伝子の異なる生物の細胞を食い増殖してどんどん大きくなり、異なる細胞を食い合うことで増殖する力が強くなる性質も持ち、触れた人間や動物を溶かしこみ |
空気に触れた培養液は遺伝子の異なる生物の細胞を食い増殖してどんどん大きくなり、異なる細胞を食い合うことで増殖する力が強くなる性質も持ち、触れた人間や動物を溶かしこみ遺伝子の異なる生物も吸収して増殖する<ref>「DBZ THE MOVIE BATTLE STORIES №11『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』」『ドラゴンボール大全集 6巻』132頁。</ref>特徴に目を付けた[[トランクス (ドラゴンボール)|トランクス]]の機転で、タンクから溢れ出た培養液を浴びせられる。これで完全に消滅したかと思われたが、バイオブロリーの細胞も取り込んだために異常なパワーを得た培養液と一体化して身体が巨大化し、さらに強大にパワーアップした<ref>「完全解析!!劇場版強敵大全」『ドラゴンボール大全集 6巻』181頁。</ref>。この状態で再び悟天とトランクスの前に現れるが、直後に身体が崩れて一時姿を消すことになる。大量に増殖した培養液が島中に流出した際、培養液の弱点が海水であることに気付いた悟天が、トランクスやクリリンと協力したかめはめ波で海水を押し出し、島ごと海水で浸したことにより沈静化。この直後にバイオブロリーは、海中からまたしても巨大化した状態で現れて襲い掛かるが、他の培養液と同様に海水に触れたことで身体が硬化してしまい、最期は悟天とトランクスの気功波攻撃によって完全に破壊されて死亡する。 |
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バイオブロリーのデザインは、未完成で容器から出てくるから半分溶けているという案で進められた<ref name="designlabo" />。 |
バイオブロリーのデザインは、未完成で容器から出てくるから半分溶けているという案で進められた<ref name="designlabo" />。 |
2020年3月27日 (金) 18:32時点における版
ブロリー Broly | |
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ドラゴンボールのキャラクター | |
登場(最初) | ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦 |
作者 |
鳥山明(キャラクターデザイン、『ドラゴンボール超 ブロリー』脚本) 小山高生(『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』『危険なふたり!超戦士はねむれない』脚本) |
声優 |
島田敏 江森浩子(赤子時代、『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』) 森下由樹子(幼少期、『ドラゴンボール超 ブロリー』) |
プロフィール | |
性別 | 男 |
種類 | サイヤ人 |
親戚 | パラガス(父) |
ブロリーは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』を原作とした劇場版アニメ『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』、『ドラゴンボール超 ブロリー』に登場する架空の人物。声優は島田敏。
本稿では『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』に登場する、ブロリーのクローンであるバイオブロリーについても併せて解説する。
キャラクター概要
『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』において作られた劇場版オリジナルキャラクターで、原作およびテレビアニメには登場しない。ブロリーのクローンであるバイオブロリー、「ドラゴンボール超ブロリー」の世界のブロリーも含めれば、劇場版アニメ4作品に渡ってメインの敵キャラクター採用最多出演である。
「悟空たちとは別に、サイヤ人の伝説通り、1000年に一人現れる純粋に殺戮と破壊を好む『伝説の超サイヤ人』が別に存在していたら?」というのがキャラクターのコンセプトになっている。一人称は「オレ」。二人称は劇中では「お前」、ゲーム作品では「お前」または「貴様」。スタッフの山室直儀は「ブロリーは怒りをパワーに超サイヤ人になる悟空とは対照的に、悲しみが募って暴走するという、そんな悲しげなイメージで描きました」とコメントしている[1]。
原作者である鳥山明はデザイン面以外でブロリーの制作にはほぼ関わっておらず、後年は存在自体忘れていた。ガーリックJr.のようなテレビアニメでの再登場やバーダックのような原作への逆輸入などはされず、劇場版3作品以外ではゲームなどのメディアミックス作品に登場する程度に留まり、原作やテレビアニメといったいわゆる「本編」とは無縁のキャラクターだった[注 1]。しかし、『ドラゴンボール超 ブロリー』において鳥山自身の手で設定を再構築されて、正式にドラゴンボールの本編に存在が組み込まれることになった。鳥山は「ブロリーは元々、アニメオリジナルストーリーのキャラクター。連載漫画が忙しかった時期にアニメ会社の設定を基にリデザインしたもので、自分がデザインした事すら忘れていた。ブロリーは大変に人気の高いキャラクターだと聞いたので、今回の劇場版ではなるべくイメージを壊さないようにリデザインした。」と答えている[2]。『ドラゴンボールZ』と『ドラゴンボール超』ではデザインと大まかな出自部分以外の設定は大きく改変されている。
名前の由来はブロッコリー[3]。劇中では亀仙人が「ブロコリ」と呼び、ウーロンに間違いを突っ込まれる場面がある。
ドラゴンボールZのブロリー
エイジ737生まれ。普段は華奢な優男であり[4]、あまり口を利かない。孫悟空(カカロット)やベジータらとともに、サイヤ人の数少ない生き残りの1人であり、かつ純粋な超サイヤ人の一人である。悟空と同じ日に生まれ、保育器では隣同士だった。赤ん坊の頃、悟空の泣き声に驚かされて泣いていたため悟空に対して強い憎しみを持っており、悟空に敗北したときにも赤ん坊時代に悟空に泣かされたときのことを思い出していた。一人称は「オレ」。父親のパラガスに対する呼称は「親父」。
人物像
サイヤ人の数少ない生き残りの1人。赤ん坊の頃、その戦闘力の高さゆえに将来的に自分や息子ベジータの地位が脅かされるのではないかと危険を感じたベジータ王によって父親のパラガスと共に謀殺されそうになり、父親のパラガスもろとも瀕死の重傷を負わされる。しかし、フリーザによる惑星ベジータ破壊の爆発の際にブロリーの潜在能力が覚醒し、惑星ベジータの消滅から密かに逃げ延びた。そのためベジータのことも恨んでおり、お前だけは簡単に殺さないという趣旨を伝えている。幼少期に超サイヤ人へと覚醒[5]。成長するにつれ、制止するパラガスを殴り片目を潰すなど、凶暴な姿を徐々に見せ破壊を楽しむようになり、父親のパラガスはその強大な力と凶暴さに慄き、実の息子に対してサイヤ人そのものと評している。少年期[6]には、ブロリーの力を恐れたパラガスによって、その力を疎まれ[7]、寝込みを襲われコントロール装置を身に着けさせられた。その後、パラガスに利用されるままに南の銀河を襲い、破壊し尽された南の銀河の星は無人で廃墟だらけの星と化している。
新惑星ベジータの戦いにおいて伝説の超サイヤ人に変身した後は口数が多くなり、自分の強さを誇示したり相手を見下す言葉などを述べていたが、続編で地球に現れたときはただカカロットの名前を呼ぶだけで、それ以外には無駄なことを、から始まる短い台詞が1回あるのみ。また、惑星シャモをシャモ星人たちの前で破壊し狂喜した姿は孫悟飯に「悪魔」と言わしめ、後に自分でも「悪魔」と自称している。
服装・身体的特徴など
身長は悟空よりも高く、上半身裸で金色のベルトと、その下に赤い布を腰に巻くように付け、白い胴着を下半身に着ている[注 2]。首にはベルトに似た首飾りを下げ、手首にはベルトとデザインが同じ長めのブレスレットを装着。靴もベルトとデザインが同じで、耳には輪状のイヤリングをしている。幼い頃は上着も着用していた。少年期には、頭と首、腕の上腕二頭筋辺りにパラガスの手に装着されたコントローラーとセットになったコントロール装置である輪を付けられた[5]。
普段は影のある目をした無表情な好青年。体格は筋肉質であり、2メートル超の[要出典]長身で悟空より頭一つ分以上大きく、しなやかな長い手足をしている。初登場作品『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』で頭、首、腕にコントロール装置を付けられた超サイヤ人のときは、金髪に変身する従来の超サイヤ人と違い、日中のシーンでは髪が青く[注 3]、夜間のシーンでは紫[注 4]だったが、再登場した『危険なふたり!超戦士はねむれない』では頭、首、腕のコントロール装置が無く、通常の超サイヤ人同様金髪になっていた。
超サイヤ人からさらに、もう一段階上の「伝説の超サイヤ人」へと変身できる。「伝説の超サイヤ人」と呼ばれる形態になることで、白眼が特徴の、さらに筋肉が膨れ上がった筋骨隆々な大男へと変貌し、パワーアップする。変身時には全身から閃光を発する。ブロリーが変身する伝説の超サイヤ人は関連書籍によると、悟空たちが変身する超サイヤ人とは異なる進化を遂げた超サイヤ人[8][9]であると紹介されている。この「伝説の超サイヤ人」という言葉は、原作とテレビアニメの台詞や[注 5]サブタイトルでは[注 6]超サイヤ人を指し示す言葉として使われ、『復活の「F」』のベジータも、超サイヤ人ブルーに変身した己を伝説の超サイヤ人だと称しているが、ブロリーが登場する劇場版3作品では、ブロリーの変身する形態を指し示す言葉として用いられている。
再登場の際は、地球での氷の中で数年間眠っていたあいだに悟空の攻撃によるケガは回復していたが、胸の中心と背中の中心に悟空から貫かれた大きな傷跡が残っている。
デザイン担当について
原作者の鳥山明は「劇場版ではキャラクターのデザインや手直し、名前の変更をしている」ことに触れた上で、「先生ご自身がデザインしたキャラはいますか?」と言う質問に対して、「いますよ。ボージャックやブロリー、最近ではタピオン、ミノシアです。」と語り[10]、ブロリーの設定などにも鳥山が関与したかという問いに対し制作者の小山高生が「鳥山明はブロリーのキャラクターデザインのみ関わった」と発言しているとおり[11]、ブロリーのデザインはアニメスタッフが提出したデザインなどの企画案[12]を基に鳥山がデザインしたもの[13]。
しかし一方で、鳥山は「多少はデザインの手直しなどに関わったが、ほとんどは一鑑賞者として楽しんでいた[14]」という、鳥山本人が深く関わり始めた『神と神』より前の劇場版オリジナルキャラクターは例外なく、アニメスタッフが提出したデザインの手直しくらいしか関わっていないという趣旨の証言をしていて、アニメスタッフも劇場版オリジナルキャラクターのことを「僕らが描いたラフデザインを鳥山先生に見てもらって修正を入れていただく形が多かったですね[12]」と証言している[注 7]。
鳥山は1995年10月に「劇場版オリジナルキャラクターでお気に入りはいますか」と質問され、東映アニメーションのデザインした変身後のジャネンバは気に入っていると答えたものの、ブロリーも含めて「自分がデザインしたものの中にはありません[16]」と答えている。さらに、2003年には北米版SHONEN JUMPのインタビューで鳥山は、亀仙人、ベジータ、ブロリーのことを質問されて、「ブロリー?誰ですかそれ?漫画で出てたかな…[注 8]」と答えており[17]、2018年には『ドラゴンボール超 ブロリー』のコメントでも、過去にデザインだけ描いたブロリーのことはすっかり忘れていたという趣旨の発言をした。
熱戦・烈戦・超激戦での伝説の超サイヤ人状態のブロリーは、スタッフの山室が監督と話し、見た目でも強さが分かるようにと考え、鳥山のデザインをかなりマッチョにアレンジした[1]。超戦士はねむれないのブロリーは、悟空たちに1回負けているので服はボロボロにして傷を残そうと考え山室がデザインしており、通常時は前作よりも、もっとやつれた感じをイメージして[1]、伝説の超サイヤ人状態は前作よりもっとマッチョで体を大きく、山室がデザインした[1][18]。
戦闘力
生まれたときから、すでに戦闘力が10000を超えていた。パラガスの回想シーンで登場した幼少期の超サイヤ人ブロリー[5]はエネルギー弾でビル街を跡形もなく破壊している。
伝説の超サイヤ人状態では、気が高まり溢れるという内容を自らつぶやき、直後にエネルギー弾を周囲に撒き散らし、劇中では掌ほどの大きさに凝縮したエネルギー弾で惑星シャモを破壊した。また、超一流のスピード[8]で体を捻り悟空とピッコロの同時攻撃を腕組しながら避けており、目前から悟空のかめはめ波を防御無しに受けても平然としている。その強さを感じ取ったベジータは当初戦意喪失し、戦うことが好きな悟空も戦闘中に手加減を要求している。地球での戦いの時は、瀕死状態から甦る度に強さが増すサイヤ人の特性により新惑星ベジータ戦以上のパワーアップを果たしていた[5]。変身における体への負担や、筋肉膨張によってスピードが殺されてしまう超サイヤ人第3段階のようなことについては劇中で一切言及されておらず明確な描写も無く、制作者の小山も、「ブロリーに関することは映画の中で描いたものが全てで、ブロリーを考え出した私たちは映画の中で描かれた以上の細かい設定など、全く作っていないし何も決めていない」と語っている。
2017年のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの期間限定アトラクション「ドラゴンボールZ・ザ・リアル 4-D at 超天下一武道会」では武道会会場に乱入し、ブロリーゴッドにパワーアップする。その戦闘力は超サイヤ人ブルーの悟空すら敵わないほど。
最強のサイヤ人というイメージ
ブロリー登場作品の脚本を書いた脚本家の小山高生は「最強」「ブロリー以上に強い奴はTVアニメも含めて世界に存在しない」「ブロリーもだが、悟空たちは常に『絶対勝てない相手』と戦っているため、敵が怠慢になってスキを作ったときに倒すしかない」「正攻法でやったら、ブロリーなんかには絶対勝てるわけない[19]」「悟空だけじゃブロリーには絶対勝てない[20]」と評し、企画の森下孝三からは「なにしろ最強のサイヤ人という設定ですからね[21]」と評されている。アニメコミックスの紹介では、凶暴な性格に加え暴走するパワーには限りがなく、破壊と殺戮にのみ喜びを感じる[22]とされており、『ドラゴンボール大全集』では「まさしく最強のサイヤ人[13]」と表現されている。劇場版ドラゴンボール公式サイトの劇場版ドラゴンボールヒストリーには、ブロリーは劇場版での悟空最強の敵といっても過言ではないと記されていた。ただし同サイトでは(1996年公開までの)劇場版シリーズの敵で1番強いのはジャネンバ、2番目はヒルデガーンであるとも記されていた[7]。
なお、小山は最強と発言していることに関し、自社公式ホームページ内の掲示板において「私たちが次の作品の対戦相手を考える際に彼以上の相手が考えられなかったため、劇場版で3作も登場したからというのが本音」「強大なパワーを制御するため子供の頃から装置を付けられていた男など他にいない。サイヤ人の王子であるベジータでもそんな必要は無かった。プロデューサーたちと一緒にブロリーの設定を考え、シナリオを書いた私が言っているというだけでは駄目ですか?」と述べたうえで、「最強説にそれほどこだわるなら、サイヤ人最強には違いないということで良いのではないか? 双葉山と白鵬と大鵬、誰が一番強いかという質問に誰も答えられないが、そういう類の問題」と発言している[23]。
合わせて、ブロリーが無限に強さを上げていくという噂や、頭と首と腕に付けられたコントロール装置の詳細設定などについても「映画の中で描かれた以上の細かな設定など、ブロリーを考え出した私達は全く作っていない」と発言している[23]。加えて「創作した人間として多くの方に支持されているという話は大変有り難く嬉しく想うが、もはや生みの親の手を離れて彼は勝手に動き出してしまっているようだ。ブロリーの設定に関しては、映画の中で描かれたことがすべてで、それ以上でもそれ以下でもない。それぞれ独創的な解釈は非常に困惑するばかりだが、それでファンのみなさんが楽しく遊べるのなら程々にお遊びください…と言うしかない」「脚本家として『DBZ』に関わったものとして、私の中ではブロリーが最強であると信じている」と発言している[24]。
また、ブロリーは伝説の超サイヤ人の状態である限り、あのまま気を果てしなく高めていくのか?という趣旨の質問に対し、「高めていけると考えた方がブロリーらしくないですか?それでも悟空には敗れる運命だった[24]」と述べ、加えて「ブロリーに関することは映画の中で描いたものがすべてで、それ以上の設定は何も決めていない。皆さんがどのように解釈しようが、それで楽しく幸せなら、お楽しみくださいと言うしかない」とも発言して、今後この掲示板ではブロリー関連のものは扱わないと2度目の宣言を行った[25]。
その後、小山は、原作者の鳥山明が初めてアニメシリーズに本格協力した『ドラゴンボールZ 神と神』を観て、その敵役を務めた破壊神ビルスの感想として「『DBZ』の世界では、あのブロリーでさえ破壊神の前には、横綱とフンドシかつぎほどの差がある設定だった。もちろん横綱は破壊神。あのブロリーがなんとフンドシかつぎ。ところがスクリーンから受けるキャラクターの印象は、ブロリーの方が断然怖かった。ブロリーが圧倒的に恐ろしく見えたのは私だけだろうか? 身びいきかな? ブロリーファンの感想を聞きたいと思う[26]」と語り、質問者による公式掲示板での「1作目で、あの時パワーを集めた悟空は超サイヤ人の限界を一時的にでも超え大幅にパワーアップしたのか」という質問に「あの脚本を執筆した時には、全くそんなことは考えていない。お愛想なしだが、それが事実。辻褄が合うように、お好きに解釈されたらいかがですか?」と答え、「最新の劇場版に出てくる「破壊神」より迫力も怖さもブロリーの方が優っていると観えたのは私だけでしょうか?」と付け加えており[27]、他の投稿者から寄せられたブロリーに関する意見は、質問者とのやり取りだけ残し小山の権限で削除したと述べたうえで「ブロリーに関しては他でやってください。悪しからず」と3度目となる宣言を行った[28]。
なお、小山が「鳥山明はブロリーのキャラクターデザインのみ関わった」と発言しているように[11]、これらの設定は小山によるもの。また、ブロリーのアイデア自体は原作の二代目担当編集者である近藤裕によるもの[29]。
バイオブロリー
前作『危険なふたり!超戦士はねむれない』でブロリーが地球まで乗って来た宇宙ポッドに付着していた、凍り付いた血液をナタデ村にいた祈祷師が少量だけ採取してジャガー・バッダ男爵に売り渡し、バイオテクノロジーの力で造り出されたブロリーのクローン [注 9]で、前作で倒された本物のブロリーとは別の存在。容姿は本物のブロリー同様で、悟空に対する記憶なども受け継がれているが、言葉は巨大化したとき「カカロット」と一言発したのみで、一片の理性も持たず[30]、本物のブロリー以上に凶暴化し[7]、凶暴な本能と孫悟天たちへの復讐心のみで動き[30]、唸り声を発しながら周囲に襲い掛かる。
全裸で培養カプセルに入った状態だったが、「スーパー戦士を出せ」という男爵の指示でカプセルから出される事となり、科学者たちが培養液の排出作業を行うが、まだ途中のままカプセルを自ら破壊して培養作業で肉体がまだ固定されていない[31]不完全[32]な再生途中の状態で出たため、外に出た途端に身体全体がゲル状に溶け、身体はドロドロに崩れて変質した姿になってしまった(その時点で既に伝説の超サイヤ人に変身していた)。
側頭部から後頭部に見える超サイヤ人時の金髪以外は崩れた姿で[33]、瞳は赤色で眼球の角膜内や気功波の使用時に発光する胸部の心臓部分が剥き出しの姿となり、手だけでなく目や口からも気功波を放つようになり、クリリンに気円斬で首を切断されても復元する再生能力も有する。超サイヤ人としての圧倒的なパワーは本物のブロリーと同等で、悟天たちを苦しめる。
空気に触れた培養液は遺伝子の異なる生物の細胞を食い増殖してどんどん大きくなり、異なる細胞を食い合うことで増殖する力が強くなる性質も持ち、触れた人間や動物を溶かしこみ遺伝子の異なる生物も吸収して増殖する[34]特徴に目を付けたトランクスの機転で、タンクから溢れ出た培養液を浴びせられる。これで完全に消滅したかと思われたが、バイオブロリーの細胞も取り込んだために異常なパワーを得た培養液と一体化して身体が巨大化し、さらに強大にパワーアップした[35]。この状態で再び悟天とトランクスの前に現れるが、直後に身体が崩れて一時姿を消すことになる。大量に増殖した培養液が島中に流出した際、培養液の弱点が海水であることに気付いた悟天が、トランクスやクリリンと協力したかめはめ波で海水を押し出し、島ごと海水で浸したことにより沈静化。この直後にバイオブロリーは、海中からまたしても巨大化した状態で現れて襲い掛かるが、他の培養液と同様に海水に触れたことで身体が硬化してしまい、最期は悟天とトランクスの気功波攻撃によって完全に破壊されて死亡する。
バイオブロリーのデザインは、未完成で容器から出てくるから半分溶けているという案で進められた[1]。
年譜
- エイジ737 - 惑星ベジータでサイヤ人のパラガスの息子として誕生した直後、その素質を恐れたベジータ王に親子ともに謀殺されかける。親子揃って瀕死の状態で放置されていたところ、フリーザによる惑星ベジータの爆発の際にブロリーの潜在能力が覚醒。親子共々バリアに守られながら惑星ベジータの消滅から密かに逃げ延びることに成功。
- エイジ??? - 成長するにつれ、凶暴性が増すとともに超サイヤ人へ覚醒。やがてパラガス一人の力では抑えられなくなり、コントロール装置をつけられる。
- エイジ???[注 10] - パラガスに利用され南の銀河を破壊する。パラガスが企てた計画により、新惑星ベジータと名付けられた星に連れて行かれ、孫悟空と遭遇。コントロール装置を破壊し、伝説の超サイヤ人に変身。息子を見捨てて一人逃げようとしたパラガスを殺害する。その後、仲間たちのパワーをもらった悟空から一撃を受け瀕死の重傷を負う。新惑星ベジータは彗星とぶつかり爆発するも、ブロリーは密かにポッドに乗り込み脱出に成功。その後、悟空を追い地球に着陸するも、漂着地点が極寒地帯であったため氷漬けとなり、氷河の下に7年間封印され眠り続ける。
- エイジ???(上記から7年後) - ドラゴンボール探しに来ていた孫悟天の嘘泣きに反応し、氷の中より眠りから覚める。サイヤ人の体質によりパワーアップを果たすも、悟空との戦いで負った胸元と背中の傷跡は残っている。圧倒的なパワーで悟飯たちを苦しめるも最終的にドラゴンボールの力で幻として現れた悟空の加戦とトランクスがわるあがきで放ったエネルギー弾によりブロリーの注意をひきつけ、悟飯らのかめはめ波により太陽に撃ち込まれ消滅、死亡した。
- この後、地球ではブロリーのクローンであるバイオブロリーが誕生している。
劇中での活躍
- ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦
- 劇場版第11作である本作にて、サイヤ人に伝わる「伝説の超サイヤ人」として初登場。ベジータへの復讐を計画したパラガスによって操られ、南の銀河を破壊した後にそれを餌に伝説の超サイヤ人討伐のためと称してベジータを新惑星ベジータに連れてくる。しかし、カカロット(悟空)の出現で過去を思い出したことにより突如暴走してコントロール装置を破壊し、ついには伝説の超サイヤ人に変身して父であるパラガスを殺し、悟空たちと激闘を繰り広げた後にその強力なパワーで悟空たちを圧倒するが、孫悟飯、ピッコロ、トランクス、ベジータの力を集めて一時的にパワーアップした悟空によって腹部に重い拳の一撃を喰らい、肉体が爆発して敗北した。
- ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない
- 劇場版第13作である本作で再登場。孫悟空たちの手で倒されたことで肉体が爆発して新惑星ベジータと運命を共にしたかと思われていたが、崩壊寸前に宇宙ポッドに乗り込み、地球へ向けて脱出していた。しかし悟空との戦いで重傷を負っており体が思うように動かず、さらに宇宙ポッドで漂着した際に出来たクレーターに水が溜まり、極寒地帯だったため氷付けとなり氷河の中で7年間眠り続ける。その後、ナタデ村に悟天、トランクス、ビーデルがやってきた際に悟天の嘘泣きに共鳴して復活し、当初は悟空と誤認していた孫悟天たちに襲い掛かり、後に救援に駆けつけた孫悟飯と一騎討ちを繰り広げて窮地に追い込むが、最終的にはトランクスの援護で気を反らされ、ドラゴンボールが起こした奇跡(?)により実現した親子3大かめはめ波[注 11]によって太陽まで吹き飛ばされて完全に跡形もなく消滅した。
- ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ
- 劇場版第14作である本作では、ブロリー本人は前作劇場版で死亡したため未登場だが、ブロリーが遺した血液から作り出されたクローンであるバイオブロリーが悟天、トランクス、クリリン、人造人間18号と対戦。エンディングでは、地獄でブロリーがなお暴れ回っているという話を聞きつけたあの世の悟空とパイクーハンが退治に向かったところまでが語られている。
ドラゴンボール超のブロリー
上記の通り、『Z』のブロリーをリブートした存在のため、『Z』のものとは設定上の連続性を持たない。超サイヤ人状態時のデザインと、「高い潜在能力を持つ」「ベジータ王によって始末されかけた過去がある」という設定以外は大幅にアレンジされており、コンセプトであった1000年に一人現れる『伝説の超サイヤ人』という設定もなくなっている。一人称は「オレ」。父親のパラガスに対する呼称は「お父さん」。
人物像(ドラゴンボール超)
過去作とは違い、ベジータと近い年齢となっている。ベジータをも超える潜在能力に嫉妬し、抹殺を図ったベジータ王の手により、幼少期に人がいない過酷な環境の小惑星バンパに宇宙ポッドで飛ばされ、助けに追いかけてきた父のパラガスと2人きりで41年間生活していた[39]。口数は少なく、パラガスに復讐の道具にされただけで本人は戦いを好んではいない様子で、悟空からも悪い奴ではないと思われている。
なお、自身を復讐の道具として鍛え上げたパラガスに関しては、ブロリーの扱いについて悪く言うチライとレモに対して、父親の悪口は駄目だと諫めており、パラガスの死を目の当たりにして超サイヤ人に覚醒している。監督の長峯達也はインタビューで、ブロリー本人は父親のことが大好きだと思うと考えを述べている[40]。
服装・身体的特徴など(ドラゴンボール超)
通常時の容姿は過去作と異なり、髪型や目つきが違う。また、左半身の顔や腕や胴体に傷跡がある。超サイヤ人時の容姿は過去作での伝説の超サイヤ人に近く、髪色に関しては普通の時は悟空たちと同じ金髪だが、フルパワーを発揮したときは緑がかった金髪になっている[39]。服装は大きく異なっており、フリーザ軍に拾われてからは貸与された戦闘服を着ている。下半身の服にはバンパで仲良くなったが、パラガスのせいで仲違いした原生生物・バアの耳の毛皮をパンツの上から腰巻きのように身に着けている。サイヤ人の特徴である尻尾は、大猿になると制御できなくなることからパラガスに除去されている。首には拘束具がつけられており、暴走しかけた際にはパラガスが所持するリモコンで電気を流されて身動きが取れなくなるようにされている。
鳥山も昔と比べてあまり筋肉を全面に出したくないようなので、ブロリーの作画も鳥山らしいスマートな筋肉の感じを出せるように気をつけたと、映画ドラゴンボール超ブロリーの作画監督を務めた新谷直大は語っている[41]。鳥山がデザインしたブロリーはアーマーを着ている状態までしか無かったため、ブロリーには昔の映画のイメージを強く持っており、なおかつ最後は裸になって暴れて欲しかったという新谷が、ブロリーのフルパワーだけは1からデザインを描いており、鳥山から「あまりマッチョにはしたくない」という要望があったため、大きくなりすぎない範囲で、なるべく大きく見せるよう心がけつつデザインされた[42]。
戦闘力(ドラゴンボール超)
チライ達と出会った時点でスカウターの数値がカウンターストップするほどの戦闘力[注 12]は持っていたものの、対人戦の経験がほぼないため、ベジータとは大きな差があった。しかし戦いの中で力の使い方を急速に学習し、通常形態のまま超サイヤ人状態のベジータと互角に渡り合うことができるまでになる。当初は超サイヤ人には覚醒しておらず、代わりに大猿形態のパワーを通常形態のまま引き出す「怒り」の状態になる技術を身に着けていた[39]。超サイヤ人に覚醒すると、ゴールデンフリーザや超サイヤ人ブルー状態の悟空とベジータ2人がかりでも敵わないほどの戦闘力を発揮し、さらにゴジータとの戦闘では筋肉が膨張し「超サイヤ人フルパワー」と呼ばれる状態になった。
ゲーム作品でのブロリー
多くのゲーム作品では伝説の超サイヤ人状態のみ登場する。悟空に執着していることが多い。伝説の超サイヤ人時はジャブやエネルギー弾2〜3発を受けても怯まないといった性能が付いているものが多い。攻撃力も他のキャラクターよりも高く設定されていることがある。
スーパーファミコン専用のソフト『ドラゴンボールZ 超武闘伝2』で初登場。この作品でボージャックよりもブロリーのほうが強いということを悟空が述べている。
PlayStation Portable専用のソフト『ドラゴンボールZ 真武道会』ではフリーザと戦闘を行う。神龍が登場したときは、「カカロット」としか喋らなくなっている。結局、神龍が勝手に解釈し、悟空を呼び出すことに。この後どうなったかは不明。
続編の『ドラゴンボールZ 真武道会2』のストーリーでは、魔導師バビディに利用されたり、瀕死になったり、魔人ブウ(悪)に吸収されたりしている。天下一武道会を舞台とした「アーケード」モードで優勝した際のインタビューシーンでは、天下一武道会アナウンサーが話しかけた際に暴言こそ吐いたものの上機嫌のため殺さずに見逃している。なお、悟空との対戦時の導入会話では、悟空はブロリーがいつも怒っていると判断しており、その原因を自覚していないことが語られている。
ニンテンドーDS専用のソフト『ドラゴンボールZ 舞空烈戦』ではセルや魔人ブウ(善)、フリーザはすでに死亡しており、クウラが実権を握ったフリーザ一味を倒すストーリーや、地球に不時着し記憶を失ったブロリーがミスター・サタンによって助けられ、悟空たちの仲間になるストーリーが存在する。なお作中では制御されているときの戦闘力は10000を下回っていたり、悟空を恨んでいることが同時にブロリーを安定させていることでもあると述べられている。 PlayStation 2専用のソフト『ドラゴンボールZ3』、『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』のオープニングムービーでは、ゴジータと戦うシーンがある。『ドラゴンボールZ3』では、オープニングで『危険なふたり!超戦士はねむれない』のような金髪のブロリーが登場しており、悟空ルートで特定の条件を満たすと悟空がブロリーと相対して倒す。
PlayStation 2専用のソフト『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズでは全形態が登場し、劇場版の『危険なふたり!超戦士はねむれない』の再現で悟飯や悟天がそのまま倒されたときには悟空がここにはいないことを認知する。
PlayStation 3およびXbox 360ソフト『ドラゴンボール レイジングブラスト』『ドラゴンボール レイジングブラスト2』、データカードダス『DRAGONBALL改 DRAGON BATTLERS』、『ドラゴンボールヒーローズ』では超サイヤ人3に変身することが可能。気の色も悟空の超サイヤ人3と同じく金色となっている。なお『DRAGON BATTLERS』の超サイヤ人3時は、かめはめ波のような構えから気功波を発射するギガンティック・オメガという技を使用している。『DRAGON BATTLERS』のカードの内容によると、悟空たちに復讐を誓う思いがブロリーを蘇らせたらしいとのこと。
『ドラゴンボールヒーローズ』邪悪龍ミッション第5弾ではバビディに洗脳された形態である破壊王ブロリーが登場していて、店頭配布の邪悪龍ミッション第5弾『ヒーローズ新聞』には「魔術でブロリーら凶戦士を操ろうとしたバビディ。だがブロリーは、魔術すらも自分の力に変えて、宿敵カカロットを狙う」と書いてある。邪悪龍ミッション第7弾では黄金の大猿ブロリーが登場していて、邪悪龍ミッション第7弾のミッションに敵のボスとして登場したときは満月を見て大猿化した。邪悪龍ミッション第7弾では、悟空、ベジータに続く3人目の超サイヤ人4として登場していて、邪悪龍ミッション第7弾オープニングでは黒煙の龍の力によって黒煙に包まれて大猿化し、超サイヤ人4に変身する経緯が描かれている。
『ミラクルバトルカードダス』では超サイヤ人2に変身したカードがある。
PlayStation 3およびXbox 360ソフト『ドラゴンボール レイジングブラスト』のIFストーリーでは、地球に不時着した際にドクター・ゲロに救われている。ゲロの指示によりベジータを倒すが、孫悟空を倒せと命令された際には口で反発して、そのまま伝説の超サイヤ人となり、ゲロを撃破。ブロリーを察知して悟空も現れるがあっさり倒し、地球破壊を宣言。なお、時系列は映画とは異なっている。続編の『ドラゴンボール レイジングブラスト2』では、通常のブロリーとは別に、超サイヤ人3となったベジータや、劇場版で戦ったキャラクターたちと戦う超サイヤ人3用のギャラクシーモードも用意されている。
PlayStation 3 / PlayStation Vita / Xbox 360用ソフト『ドラゴンボールZ BATTLE OF Z』にも登場している。後半の高難易度ミッションにおいて強敵の位置づけで登場する。
PlayStation 3 / PlayStation 4 / Xbox 360 / Xbox One / Steam用ソフト『ドラゴンボール ゼノバース』では地球に来た時の頃のブロリーが登場し、ドミグラにより凶暴化させられた状態でプレイヤーや悟飯たちと対峙する。戦闘中、ドミグラが遺したワームホールによって崩壊寸前のナメック星にワープさせられ、同じく飛ばされたバーダックと衝突する。なお、超サイヤ人ゴッドの悟空と戦うとその姿に驚き、悟空からは「お前ではたどり着けない世界」と言われる。またGT版の悟空(幼少期)と戦い際は、小さくなって逃げようとしていると判断し、そう指摘された悟空から面白がられている。
PlayStation 4 / switch用ソフト『ドラゴンボール ゼノバース2』では、トワの魔術によって洗脳され別の時空から呼びだされた存在として登場。主人公によって一度倒されたが死んではおらず、再度襲い掛かり再び主人公に倒された。
サイヤ人編を題材にした『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』では、隠し要素として条件を満たすことで伝説の超サイヤ人状態のブロリーと戦うことができる。
ニンテンドー3DS用ソフト『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』にも登場している。
ブロリーの技
特定の必殺技は持っていないが、劇中で使用したものについてはゲームでは設定、命名されている。また、ゲームでのオリジナル技もある。残忍な性格から繰り出される攻撃の一つ一つが強力なパワーを誇り、戦うことが好きな悟空ですら辟易している。また、超サイヤ人化や一部の気功波も、気を溜めるとき周りの空間が緑色のエフェクトに包まれ、それが吸収されるかのようにブロリーの元へ球状になって集まるものとなっている。
- ブラスターシェル
- 右手にエネルギーを溜め、相手に向かって連続で投げつける。『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』で悟空に対して使用した。本人いわく、とっておきとのこと。技の名前はゲームより。
- イレイザーキャノン
- 左手にエネルギーを溜め、相手に向かって投げつける。『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』の劇中では悟飯に対して使用し、『危険なふたり!超戦士はねむれない』では悟天、トランクスに対して使用された。技の名前はゲームより。
- イレイザーブロウ
- ゼロ距離で懐にイレイザーキャノンを撃ちこむ技。相手を殴り飛ばすかの如く振りかぶる。『危険なふたり!超戦士はねむれない』の劇中で悟飯に対して使用した。名前はゲームより。
- ダブルイレイザーキャノン
- 両手でイレイザーキャノンを交互に放つ技。『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』の劇中でバイオブロリーが悟天、トランクスに対して使用した。ゲームでは超サイヤ人3ブロリーも同じ技を使用している。名前はゲームより。
- プラネットゲイザー
- 映画では奴隷として連れてこられたシャモ星人のいる作業場に撃ち込み、多くのシャモ星人たちを殺害している。地面に向けて放たれた後地面から噴出しながら巨大な気の柱が立ち上る技。技の名前はゲームより。
- バリア
- 自分を包み込むように、緑色で球状の障壁を構成する。『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、『危険なふたり!超戦士はねむれない』において何度も使用した。物理攻撃、気功波、マグマを遮るほか、宇宙空間を移動することもできる。惑星ベジータ崩壊時にはこれで自身とパラガスを守っていた。
- ブラスターメテオ
- 体中に気をまとい、その気から四方八方に無差別に気弾をばら撒く四方拡散型の広範囲攻撃。ゲームの舞空烈戦ではブロリーの超必殺技になっており、相手がどこにいても当たる。『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では自分の気を抑えきれなくなり使用した。
- ギガンティックミーティア
- 左手にエネルギーを凝縮し放つ。最初は小さいが地面や気弾にぶつかると大きく膨張する。また同様の気弾を継続して打ち込むことで勢いを増し押し込むことが可能。『危険なふたり!超戦士はねむれない』の最終局面で使用し、悟飯と悟天のかめはめ波とせめぎ合いになり一時優位に立つが、最終的には押し返され敗北した。技の名前は『ドラゴンボールZ3』より。「スローイングブラスター」や「オメガブラスター」と呼ばれることもある。
- ギガンティックバスター
- 相手にパンチを食らわせ、回し蹴り、走りながら相手を蹴り上げ、最後にエネルギー弾を撃ち込む技。『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』の劇中でピッコロに対して使用した。ゲームでは超サイヤ人3ブロリーの究極技となっている。技の名前は『ドラゴンボール レイジングブラスト』シリーズより。
- ギガンティッククラスター
- 右手に気をため、投げて拡散させる技。気をためるときは黄緑だが、拡散した時は青になる。
- ギガンティックブロー
- 片手に気を込めて全力で殴る。「イレイザーブロウ」という技があるが、こちらは「ブロー」となっている。技の名前は『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』より。
- ギガンティックプレス
- 『ドラゴンボール改 アルティメット武闘伝』では踏み潰す技。『ドラゴンボールZ3』や『ドラゴンボールヒーローズ』シリーズではバリアを纏った突進技になっている。
- ギガンティッククロー
- 相手の顔面をつかむ。
- ギガンティックスロー
- 掴んでいる敵に気を溜めて他の敵にミサイルの如く放り投げる。着弾した時点で爆発が起きる。
- ギガンティックドライバー
- 1発膝蹴りを入れて飛び上がったあと地面に7回頭を叩きつけ、とどめにエネルギー波を見舞う。
- ギガンティックストーム
- 強靭な腕を振るい、風圧を発生させる技。
- ギガンティックトマホーク
- 両腕で豪快にラリアットを喰らわせ、相手を大きく吹き飛ばす。
- ギガンティックハンマー
- 相手を吹っ飛ばす威力のラリアット、急接近してからのサマーソルトキック、顔を掴んで地面に叩きつけ、そのまま顔を掴んだ状態から強力なパンチというコンボ技となっている。
- 超ギガンティックキャノン
- 口から破壊力絶大な光線を吐き出す。大猿ブロリー専用技。
- キガンティック・オメガ
- 両手でエネルギー波を撃つ技。『ドラゴンボール ゼノバース』シリーズでは右手で気弾を放つ技になっている。上位互換で破壊王ブロリーが使うフルチャージギガンティック・オメガがある。どちらも技の名前は『ドラゴンボールヒーローズ』より。
- ギガンティックデストラクション
- 体の前で、両手で押さえ込むようにエネルギーを凝縮し、相手に向かって気弾を投げつける技。気弾ではなく、エネルギー波を放つバージョンもある。技の名前は『ドラゴンボールヒーローズ』より。
- ギガンティックジェノサイド
- 右手にエネルギーを貯め、大きく振りかぶり、そのまま雄叫びをあげながら突進し、相手を殴る技。技の名前は『ドラゴンボールヒーローズ』より。
- ギガンティックスラム
- 一気に間合いを詰め、相手の顔を掴みそのまま離さずに気弾を打ち込み、地面に叩きつける技。技の名前は『ドラゴンボール ゼノバース』シリーズより。
- ダークブラストスティンガー
- 腹部に埋め込まれた暗黒ドラゴンボールから気の玉を作り、手で圧縮し槍のように投げる。上位互換でダークネスブラストスティンガーがある。2つとも『スーパードラゴンボールヒーローズ』でブロリーダークが使用。
補足
- ブロリーが『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』でシャモ星を破壊した際のBGMは「悪魔のブロリー(Mナンバー:M1522、作曲:菊池俊輔)[注 13]」という名前が付けられ、テレビアニメ版でもセル編(191話より)、あの世一武道会編、魔人ブウ編(最終話を含む)、『ドラゴンボール改』(BGM差し替え版)で使用されている。
- 劇中ではシリアス一辺倒なキャラクターであり、かつ圧倒的なパワーでZ戦士を追い詰める反面、「ニコニコ動画」などの動画投稿サイトではMADムービーなどのネタ動画で親しまれているキャラクターでもある[43]。
- 「ドラゴンボール超」では、ブロリーのセルフパロディとしてケールという女性キャラが登場している[44]。
脚注
注釈
- ^ これはブロリーに限らず、『神と神』より前の劇場版オリジナルキャラクターの多くに当てはまる。
- ^ 鳥山明のデザイン画には尻尾が付いているものがある。
- ^ 映画の下敷き、パンフレットの表紙、アニメコミックスなどの立ち絵では瞳が赤みがかっている。
- ^ 瞳の色はシーンにより黒や緑に描かれており、アニメコミックスでは湖上のシーンだけ青色の髪に差し替えられている。
- ^ 原作「其之二百八十 超サイヤ人!?」、『Z』「第66話 ケタ外れの強さ!!伝説の超サイヤ人孫悟空」、『改』「第31話 孫悟空ついに到着!蹴散らせギニュー特戦隊」。
- ^ 原作「其之三百十八 伝説の超サイヤ人」、『Z』「第95話 ついに変身!!伝説の超サイヤ人・孫悟空」
- ^ アニメスタッフの山室直儀もインタビューで、ブロリー同様デザインしたと鳥山が語るボージャックについて、「デザインラフを鳥山先生にお送りしたんです。そうしたらカラーの生原稿5枚くらいで戻ってきて…。「本物だ!」と驚いた[15]」と証言している。
- ^ 原文:「Brolli? Who was he? I don't know if he was in the manga...」
- ^ 『ドラゴンボール』シリーズでは、これ以外にも別の科学者がバイオテクノロジーにより開発した様々な生命体、生物兵器が登場し、類似する例も存在する。これらについては、人造人間 (ドラゴンボール)、ドラゴンボールの登場人物、ドラゴンボールのアニメオリジナルの登場人物を参照。
- ^ パラガスがベジータに「フリーザに惑星ベジータを破壊されてより30年」と言っている。
- ^ これについては、悟空がこの世に降り立ったかは曖昧に表現され、各解説でも「いったい、あの悟空の姿は何だったのか。ドラゴンボールの奇跡か、それとも一瞬の幻だったのか、それは誰にもわからない[36]」、「悟飯たちの前に現れた悟空は本物だったのか、それとも幻だったのか…[37]」、「あの世にいる悟空のサポートが泣ける[38]」と解説されている。
- ^ 集英社みらい文庫の小説版では、チライとレモのスカウターは戦闘力10万でカウントが止まり測定不能になった。
- ^ 「ANIMEX 1200シリーズ 62 ドラゴンボールZ 音楽集 Vol.2」(EANコード - 4988001972747)などに収録。
出典
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- ^ 渡辺彰則編「ANIMATION'S GLEANINGS DBアニメの舞台裏 Planning PART2・TVスペシャル&劇場版編」『ドラゴンボール大全集 補巻』集英社、1996年8月18日、68頁。ISBN 4-08-102019-1。
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- ^ “カカロットォー『ドラゴンボールZ』ブロリーが可動フィギュアに、筋肉がすごい…”. マイナビニュース (マイナビ). (2014年7月11日) 2018年12月23日閲覧。
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参考文献
- 渡辺彰則編『ドラゴンボール大全集 6巻』集英社、1995年12月9日。ISBN 4-08-782756-9。
- ぶらざあのっぽ公式ホームページ - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)