「志布志駅」の版間の差分
オープンストリートマップ |
|||
6行目: | 6行目: | ||
|pxl = 260 |
|pxl = 260 |
||
|画像説明 = 駅舎(2018年4月) |
|画像説明 = 駅舎(2018年4月) |
||
{{Infobox mapframe|zoom=13|frame-width=260|type=point}} |
|地図={{Infobox mapframe|zoom=13|frame-width=260|type=point}} |
||
|よみがな = しぶし |
|よみがな = しぶし |
||
|ローマ字 = Shibushi |
|ローマ字 = Shibushi |
2020年2月15日 (土) 07:22時点における版
志布志駅 | |
---|---|
駅舎(2018年4月) | |
しぶし Shibushi | |
◄大隅夏井 (4.4km) | |
鹿児島県志布志市志布志町志布志二丁目28-11[1] | |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | 日南線 |
キロ程 | 88.9 km(南宮崎起点) |
電報略号 | シシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
7人/日(降車客含まず) -2015年- |
乗降人員 -統計年度- |
25人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1925年(大正14年)3月30日[2] |
備考 | 無人駅[2] |
志布志駅 | |
---|---|
しぶし Shibushi | |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
開業年月日 |
志布志線- 1925年(大正14年)3月30日 大隅線 - 1935年(昭和10年)10月28日 |
廃止年月日 |
志布志線 - 1987年(昭和62年)3月28日 大隅線 - 1987年(昭和62年)3月14日 |
乗入路線 | |
所属路線 | 志布志線 |
キロ程 | 38.6 km(西都城起点) |
◄中安楽 (3.1 km) | |
所属路線 | 大隅線 |
キロ程 | 0.0 km(志布志起点) |
(5.5 km) 菱田► |
志布志駅(しぶしえき)は、鹿児島県志布志市志布志町志布志にある、九州旅客鉄道(JR九州)日南線の駅で、同線の終着駅である[2]。
かつては日本国有鉄道(国鉄)志布志線・大隅線も乗り入れていた[2]。
歴史
- 1925年(大正14年)3月30日 - 志布志線大隅松山 - 当駅間の開通に伴い開業[3]。
- 1935年(昭和10年)
- 1938年(昭和13年)10月10日 - (旧)古江線(のちの大隅線の一部)古江 - 串良間改軌に伴い(旧)古江線・古江東線をあわせて古江線とする。
- 1955年(昭和30年)3月31日 - 2代目駅舎に改築。
- 1963年(昭和38年)5月8日 - 日南線南宮崎 - 北郷間開業に伴い志布志線の当駅 - 北郷間を日南線に編入(日南線全通)[3]。
- 1972年(昭和47年)9月9日 - 古江線が国分まで開業し大隅線と改称する(大隅線全通)[3]。
- 1987年(昭和62年)
- 1990年(平成2年)2月20日 - 志布志駅が東方向に約100m移動される[3]。
- 1992年(平成4年)ごろ - 無人駅となる[4]。
- 1997年(平成9年)7月末 - キヨスク廃止[5]。
- 2009年(平成21年)8月8日 - 駅舎内に志布志市総合観光案内所オープン[3][6]。
- 2018年(平成30年)4月15日 - 駅前のバスターミナルの運用を開始[7]。
駅構造
単式ホーム1面1線と側線4本を有する地上駅で、夜間に列車が2本留置される。
現駅舎とホームは志布志線・大隅線が廃止された後の1990年(平成2年)に日南線専用として建設されたもの[3]。駅舎は終着駅らしくホームと直角に立っている。なお現駅舎とホームは旧駅構内の貨物取扱い用引込み線を利用して建設されたため、旧駅舎のあった場所から約100メートル東に移動した場所にある[3]。これにより日南線は起点側(大隅夏井駅方面)へ約40m短くなった。
駅前のバスターミナルは3か所に分散していたバス停を集約する目的で志布志市が整備したもので、2018年(平成30年)4月15日より運用が開始された。工事費は約6,100万円であった[7]。
旧志布志駅は機関区[3]、車掌区、保線区も置かれ、転車台も備えていた。キヨスクもあり、弁当も売っていた。駅舎のあったホームが1番線、上架橋を渡ると2番線・3番線の両面ホームがあり、さらにその向こう(海側)は広大な貨物操車場であった[3]。1番線・2番線は志布志線・日南線共通の上下線として使われ、3番線が大隅線だった。
山側から降りて来る広い通り「駅前通り」が商業施設「サンポートしぶしアピア」前の大通りと交わるまさにその交差点のところが旧駅舎とホームのあった場所である。なお、後者は志布志線と大隅線が平行して走っていた軌道敷きの跡地を利用してつくられたものである。
また、旧志布志機関区の跡地の一部には「志布志鉄道記念公園」が整備されており、C58 112、ヨ8951、キハ52 130が保存されている。以前は志布志運動公園横に展示してあったが、この公園の整備とともに、2000年(平成12年)ごろに現位置に移動した。2008年(平成20年)ごろからは有志による車体整備が行われている。
2009年(平成21年)8月8日に駅舎内の約35平方メートルのスペースをJRから市が無償で借り受けて、志布志市総合観光案内所がオープンした[6]。観光案内所では、無料で自転車が借りられる。
種田山頭火の句碑『一きれの雲もない空のさびしさまさる』が2010年(平成22年)に建立された。
-
駅舎とバスターミナル
-
改札口
-
駅構内
-
駅構内の空き地
-
日南線の終端
-
志布志鉄道記念公園
-
C58 112
-
ヨ8951
-
キハ52 130
利用状況
- 2015年度の1日平均乗車人員は7人である。[8]
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
---|---|---|
2007 | 14 | 38 |
2008 | 14 | 38 |
2009 | 14 | 36 |
2010 | 11 | 32 |
2011 | 11 | 32 |
2012 | 10 | 29 |
2013 | 9 | 29 |
2014 | 9 | 28 |
2015 | 7 | 25 |
駅周辺
駅の正面にあるサンポートしぶしアピアは映画や店、ゲームセンターやネットカフェが入居している。以前は2階が映画館であったが、現在は多目的ホールのほか、競艇場外発売場オラレ志布志が入居している。駅左側には森に囲まれた大きな緑地公園がある。
- 志布志駅前バス停留所(鹿児島交通)
- サンポートしぶしアピア
- オラレ志布志(競艇場外発売場)
- 志布志港 - 東京・大阪・奄美・沖縄と結ぶ大型カーフェリー(大阪のみ旅客輸送も実施)やコンテナ船およびその他の貨物船(外航・内航)が行き交っている。
- 志布志市役所 志布志支所(旧・志布志町役場)
- 志布志郵便局
- 枇榔島 - 亜熱帯性植物の繁殖地で、島全体が国の天然記念物に指定されている。
- 大慈寺 - 廃仏毀釈のため1869年(明治2年)廃寺となったが10年後に再興された。旧薩摩藩屈指の名刹として知られた寺。
- 宝満寺 - 同じく1869年(明治2年)廃寺となった。寺として再興はされなかった。しかし住民有志により祈祷所が建立され、旧4月8日の釈迦祭も行われている。旧境内には今でも仁王像や石橋などが残っており、深遠な雰囲気を残す公園となっている。
- 鹿児島県立志布志高等学校
- 尚志館高等学校 - 西へ約3km
隣の駅
- 九州旅客鉄道
- 日南線
- ■快速「日南マリーン号」(到着列車のみ)・■普通
- 大隅夏井駅 - 志布志駅
- ■快速「日南マリーン号」(到着列車のみ)・■普通
かつて存在した路線
脚注
- ^ 鹿児島県. “志布志駅(駅舎)” (日本語). 鹿児島県 2018年5月9日閲覧。
- ^ a b c d e JR全駅・全車両基地 No.44、p.27。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n JR全駅・全車両基地 No.44、p.11。
- ^ “企画[南風録]終着駅に思いさまざま、JR志布志駅に雑記帳”. 南日本新聞 (南日本新聞社). (1997-10-24(朝刊))
- ^ “企画[記者の目]ゴーゴー日南線/志布志・野平”. 南日本新聞 (南日本新聞社). (1997-08-14(朝刊))
- ^ a b “志布志駅に案内所/志布志市、「観光拠点に」=JR日南線沿線初”. 南日本新聞 (南日本新聞社). (2009-08-09 (朝刊))
- ^ a b 「バスターミナル運用開始 志布志駅前 市が整備 利便性向上に期待」『南日本新聞』2018年4月18日25面。
- ^ 鹿児島県統計年鑑
参考文献
- 『週刊 JR全駅・全車両基地』 44号 宮崎駅・都城駅・志布志駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月23日。
関連項目
外部リンク
- 志布志駅(駅情報) - 九州旅客鉄道
- 志布志市総合観光案内所
- 思い出の国鉄(日南線) タイム4:22~、志布志線、大隅線も走っていた頃の志布志駅
- railways70 志布志駅でのディーゼルカー
- railways70 志布志駅出発直後や到着直前、また同駅操車場でのSL
- slkyoto.exblog.jp 志布志機関区の転車台