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2019年8月7日 (水) 03:13時点における版
パラサイト 半地下の家族 | |
---|---|
기생충 | |
監督 | ポン・ジュノ |
脚本 |
ポン・ジュノ ハン・ジンウォン |
製作 |
ポン・ジュノ クァク・シンヨンエ チャン・ヨンファン |
出演者 |
ソン・ガンホ イ・ソンギュン チョ・ヨジョン チェ・ウシク パク・ソダム |
音楽 | チョン・ジェイイル |
撮影 | ホン・クンピョ[1] |
編集 | ヤン・ジンモ |
製作会社 | バランソン・E&A・コープ |
配給 |
CJエンタテインメント ビターズ・エンド |
公開 |
2019年5月21日(カンヌ国際映画祭) 2019年5月30日 |
上映時間 | 132分[2] |
製作国 | 韓国 |
言語 | 韓国語 |
『パラサイト 半地下の家族』(英語:Parasite、韓国語:기생충(→寄生虫)は、2019年の韓国のブラック・コメディ映画。監督はポン・ジュノ。主演はソン・ガンホ。共演はイ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダムら。第72回カンヌ国際映画祭では韓国映画初となるパルム・ドールの受賞を果たした[3]。
あらすじ
失業中のキテクは家族と細々と暮らしていた。ある日、キテクの息子のギウが裕福なパクという男の家の家庭教師として働くことになるが、そこから予期せぬ事件に巻き込まれ始める。
キャスト
- キテク - ソン・ガンホ
- パク - イ・ソンギュン
- ヨンキョ - チョ・ヨジョン : パクの妻。
- ギウ - チェ・ウシク : キテクの息子。
- ギジョン - パク・ソダム : キテクの娘。
- チョンソク - チャン・ヘジン : キテクの妻。
- ムンクァンジュ - イ・ジョンウン : パク宅の家政婦。
- ダヘ - チョン・ジソ : パクの娘。
- ダソン - チョン・ヒョンジュン : パクの息子。
- パク・ソジュン : ギウの友人でパク宅の元家庭教師。(特別出演)[4]
製作
撮影は2018年5月18日には始まり[5][6]、主要な撮影は約77日かかり、同年9月19日に終了した[7]。
公開
2019年4月8日、配給会社は5月末に公開日を設定し、そこに向けてポスターと予告編を公開した[8]。
同年同月19日、本作が第72回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされたと発表された。ポン・ジュノ監督作としては、『グエムル-漢江の怪物-』(監督週間)、『TOKYO!』(ある視点)、『母なる証明』(ある視点)、『オクジャ/okja』(コンペ)に続き、5度目のカンヌでの上映となった。また、ソン・ガンホ出演作としては『グエムル-漢江の怪物-』、『シークレット・サンシャイン』(コンペ)、『グッド・バッド・ウィアード』(特別招待)、『渇き』(コンペ)に続き、5度目の上映となった。また、チェ・ウシク出演作としては『新感染 ファイナル・エクスプレス』(特別招待)、『オクジャ/okja』に続き、3度目の上映となった[9]。
同年同月29日、カンヌのコンペ入りを受け、ソウル市内のホテルで会見が行われた。この会見にはポン・ジュノ監督、出演のソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、チャン・ヘジンらが参加した。この席で監督は「おそらく、海外の観客はこの作品を100%理解することはできないだろう。この作品はあまりにも韓国的で、韓国の観客が見てようやく理解できるディティールが散りばめられている。」と語った[9]。
本作は2019年5月21日の第72回カンヌ国際映画祭で世界初上映され[10]、同年5月30日に韓国で公開される[2][7] 。
ネオンはアメリカン・フィルム・マーケットで、本作の北米配給権を獲得した[11][12]。本作の配給権はドイツ語圏 (コーク・フィルムズ)、フランス語圏 (ジョーカー・フィルムズ)、日本 (ビターズ・エンド)にも売られた[13]。
中国青海省での上映中止
本作は2019年7月28日、中国青海省の省都・西寧市で開催された「西寧ファースト青年映画祭」の閉幕式で上映される予定であったが、7月27日午後に突如「技術的な理由」による上映中止となった[14]。本作の内容が中国当局の検閲で問題視された可能性が高いと見られる[15]。
評価
本作は批評家から絶賛されている。Rotten Tomatoesではでは24個の批評家レビューのうち96%が支持評価を下し、平均評価は10点中8.42点となった。サイトの批評家の見解は「『Parasite』はタイムリーな社会的テーマを多層的かつ見事に描いているが、ポン・ジュノ監督の作家性が強く刻印されている。」となっている[16]。MetacriticのMetascoreは15個の批評家レビューに基づき、加重平均値は100点中87点となった。サイトは本作の評価を「世界的な絶賛」と示している[17]。
ロサンゼルス・タイムズのジャスティン・チャンは『緊張感と驚き、そして、富裕層と貧困層の階級に対する怒りが込められているという点で、ジョーダン・ピールの『アス』と通じるところがある。」と評した[18]。
ニューヨークのビルゲ・エビリは『あなたはこの作品が一つのジャンルに収まることを望みますが、ジャンルは絶えず変わり続ける。まるで、本物の寄生虫が寄生相手を絶えず変えるように。 ー 見終わった後も魅惑的なラスト・イメージが頭から離れない支配的な傑作になっている。』と評した[19]。
受賞
前述の通り、本作は第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞した。審査員長のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥは「まったく先が読めない映画」「本作は様々なジャンルがミックスされており、切迫した事柄をユーモラスに描けている」と評し、他の審査員も本作を絶賛し、満場一致での受賞だったと明かした[20]。
賞 | 日付 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
カンヌ国際映画祭 | 2019年5月21日 | パルム・ドール | ポン・ジュノ | 受賞 | [21][22] |
春史大賞映画祭 | 2019年7月18日 | 監督賞 | 受賞 | [23][24] | |
主演男優賞 | チェ・ウシク | ノミネート | |||
ソン・ガンホ | ノミネート | ||||
主演女優賞 | チョ・ヨジョン | 受賞 | |||
助演男優賞 | パク・ミョンホン | ノミネート | |||
助演女優賞 | イ・ジョンウン | 受賞 | |||
脚本賞 | ポン・ジュノ, ハン・ジンウォン | 受賞 | |||
シドニー映画祭 | 2019年6月5日 - 16日 | 作品賞 | 『パラサイト』 | 受賞 | [25][26] |
出典
- ^ “BONG Joon-ho’s PARASITE Claims Early Sales” (英語). Korean Film Biz Zone. 3 February 2019閲覧。
- ^ “Cannes 2019: the winner of the Palme d'Or to be announced – live”. The Guardian. 25 May 2019閲覧。
- ^ “박서준 측 “봉준호 ‘기생충’ 특별출연” 2019년 스크린 열일(공식입장)” (朝鮮語). entertain.naver.com. 3 February 2019閲覧。
- ^ “Bong Joon-ho’s ‘Parasite’ Starts Shooting (EXCLUSIVE)” (英語). Variety (30 May 2018). 3 February 2019閲覧。
- ^ “BONG Joon-ho’s PARASITE Enters Production” (英語). Korean Film Biz Zone. 3 February 2019閲覧。
- ^ a b “BONG Joon-ho’s PARASITE Wraps Production” (英語). Korean Film Biz Zone. 3 February 2019閲覧。
- ^ “KBS 스토리매거진”. (2019年4月9日) 2019年5月27日閲覧。
- ^ a b “KBS스토리매거진” (2019年4月22日). 2019年5月27日閲覧。
- ^ “The Screenings Guide 2019” (May 9, 2019). May 9, 2019閲覧。
- ^ “Bong Joon-Ho’s Drama ‘Parasite’ Bought by Neon” (英語). Variety (31 October 2018). 3 February 2019閲覧。
- ^ “AFM: Neon Nabs Bong Joon-ho’s 'Parasite' From CJ Entertainment” (英語). The Hollywood Reporter. 3 February 2019閲覧。
- ^ “Bong Joon Ho thriller 'Parasite' sells to US, Japan, France”. Screen. 3 February 2019閲覧。
- ^ “FIRST"技术原因"取消"寄生虫"放映 官博发文表遗憾,不少影迷因此片前往西宁 – Mtime时光网”. news.mtime.com (2019年7月27日). 2019年8月3日閲覧。
- ^ “映画『パラサイト』、中国映画祭で突然上映中止に…当局の検閲か”. ファイナンシャルニュースジャパン (2019年8月3日). 2019年8月3日閲覧。
- ^ “Parasite (Gisaengchung) (2019)”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. May 26, 2019閲覧。
- ^ “Parasite Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. May 26, 2019閲覧。
- ^ “At Cannes, genre filmmaking from 'Parasite' to 'The Wild Goose Lake' turns heads”. Los Angeles Times. Los Angeles Times. 2019年5月27日閲覧。
- ^ “Bong Joon-ho’s Parasite Is a Nerve-Racking Masterpiece”. VULTURE. ニューヨーク (雑誌). 2019年5月26日閲覧。
- ^ “ポン・ジュノ監督『パラサイト』のパルムドールは満場一致で決定!イニャリトゥ監督が絶賛”. シネマトゥデイ. 2019年5月27日閲覧。
- ^ 引用エラー: 無効な
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」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません - ^ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。「D'Alessandro
」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません - ^ “2019 춘사영화제, 7월 18일 개최..트로피 주인공 누구?” (朝鮮語). K Starnews (July 3, 2019). July 3, 2019閲覧。
- ^ “[제24회 춘사영화제 주지훈·조여정, 男女 주연상 ‘영예’… ‘기생충’ 4관왕 (종합)]” (朝鮮語). Ten Asia (July 18, 2019). July 18, 2019閲覧。
- ^ “AWARDS”. Sydney Film Festival (16 June 2019). Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
- ^ “Bong Joon-ho's Parasite wins Sydney Film Festival official competition prize”. Sydney Film Festival (16 June 2019). Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。