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'''国際言語学オリンピック'''(International Linguistics Olympiad)は、[[国際科学オリンピック]]のひとつ。 |
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'''国際言語学オリンピック'''(IOL)は、12ある[[国際科学オリンピック]]のひとつで、4番目に新しい。その略称IOLは、この組織のどの特定の言語における名称にも一致しないよう意図的に選択されている。また加盟組織は、それぞれの言語での大会名称を自由に選択することができる<ref name="ioling">{{Cite web|url=http://www.ioling.org/|title=International Linguistics Olympiad|website=www.ioling.org|access-date=2016-09-11}}</ref>。このオリンピックは計算言語学、理論言語学、記述言語学の各分野の発展を図るものである。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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主に[[言語学]]の分野が出題される。テストは個人戦と団体戦があり、個人戦は制限時間6時間で5問を、団体戦は一つの難解な問題を4人一組のチームで協力して解く。 |
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団体戦の制限時間は、年によって異なる。 |
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主な出題ジャンルは[[音声学]]・[[形態論]]・[[意味論]]など。 |
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主に[[言語学]]の分野が出題される。他のほとんどの科学オリンピックとは異なり、テストには個人競技と団体競技の両方があり、個人戦は制限時間6時間で5問を、団体戦は一つの難解な問題を4人一組のチームで協力して解く。団体競技の制限時間は、年によって異なる。主な出題ジャンルは[[理論言語学]]・[[計算言語学]]・[[応用言語学]]の主要な分野([[音声学]]・[[形態論]]・[[意味論]]・[[統語論]]・[[社会言語学]])など。 |
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参加国は[[東ヨーロッパ|東欧]]や[[北ヨーロッパ|北欧]]が中心であり、[[日本]]は[[2012年]]から参加している。 |
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[[2008年]]アジアの国家の中で[[韓国]]が初めて参加し、その後[[2009年]]に[[インド]]も参加し始めた。 |
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[[東南アジア]]や[[アフリカ]]からはまだ参加国が無く、そのためテストではそれらの地域の言語が多く出題される。 |
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数式が出ることもある。その際はtàt<sup>nààs</sup>=bākūrū bītīīmìn ná vɛ̀ ʃāātàtという風に、個々の数をある言語での数の書き方で書いた形で数式を書く(この数式は、[[2017年]]出題のものから抜粋)。 |
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団体競技は、第2回IOL以降、非常に困難で時間のかかる問題一つが出題される。各チームは一般的に4人の学生で構成され、この問題を解決するために3~4時間与えられる。 |
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ほとんどすべての[[国際科学オリンピック]]と同様に、問題はいくつかの言語に翻訳され、解答されるため、いかなる母語の制約も受けないように書かれていなければならない。しかし、他のオリンピックとは異なり、翻訳は代表チームのリーダーから独立した専門家で構成される多言語の問題委員会によって提供される。参加者が課題の対象となっている1つ以上の言語群に精通していると有利になる可能性があるため、世界であまり知られていない言語に基づいた問題が増えている。幸いなことに、世界中では6,000以上の言語(いわゆる死語は含まない)が話されており、選択肢はたくさんある。委員会はその問題に人工言語や架空の言語を使わない方針をとっている。独立した問題委員会と審査員の存在は、チームのリーダーがその分野に詳しい必要がないことを意味している(しかしほとんどのリーダーは詳しい)。彼らは、競技の週を通して、チームと緊密に協力して直前でのコーチングを提供することができ、多くの場合そうする。 |
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すべての解答は明確な推論と正当化を含まなければならないことから、どんな場合でも、最も役に立つ能力は分析的で演繹的な思考である。 |
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参加国は[[東ヨーロッパ|東欧]]や[[北ヨーロッパ|北欧]]が中心であり、[[日本]]は[[2012年]]から参加している。[[2008年]]アジアの国家の中で[[韓国]]が初めて参加し、その後[[2009年]]に[[インド]]も参加し始めた。[[東南アジア]]や[[アフリカ]]からはまだ参加国が無く、そのためテストではそれらの地域の言語が多く出題される。数式が出ることもある。その際はtàt<sup>nààs</sup>=bākūrū bītīīmìn ná vɛ̀ ʃāātàtという風に、個々の数をある言語での数の書き方で書いた形で数式を書く(この数式は、[[2017年]]出題のものから抜粋)。 |
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日本代表はこれまで銅メダルを5個、銀メダルを2個、Best Solutionを1個取っている。 |
日本代表はこれまで銅メダルを5個、銀メダルを2個、Best Solutionを1個取っている。 |
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== 歴史 == |
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=== 開催の背景と目的 === |
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1965年、ロシアのモスクワで、当時は言語学を学んで五年に過ぎなかった著名な言語学者アルフレッド・ジュリンスキー(1938~1991年)の提唱により、委員長を務めた数学者ウラジーミル・アンドレヴィッチ・ウスペンスキー、言語学者のアレクサンドル・キブリック、アンナ・ポリワノワ、アンドレイ・ザリズニャクらによる委員会が組織され<ref name="HistUKLO">{{cite web|url=http://www.uklo.org/about/history/background|title=International history|publisher=United Kingdom Linguistics Olympiad|accessdate=2013-08-09}}</ref>、中学生を対象とした初めての言語オリンピックが開催された。1982年までモスクワ大学で定期開催され、1988年に現在のロシア人文大学で再開された<ref name="Otipl">{{cite web|url=http://www.philol.msu.ru/~otipl/new/main/mol/sum-2003-en.php?page=0|title=First International Olympiad in Linguistics (2003)|publisher=Department of Theoretical and Applied Linguistics, Moskow State University|accessdate=September 8, 2012}}</ref>。1989年以降は両機関が共同で行った。なお1989年から1991年にはモスクワ国立言語大学も参加した<ref>{{Cite web|title=Традиционная олимпиада по лингвистике и математике. История|url=https://web.archive.org/web/20150425082643/http://www.ling.narod.ru/history.html|website=web.archive.org|date=2015-04-25|accessdate=2019-08-03}}</ref>。1996年からサンクトペテルブルクの[[サンクトペテルブルク大学]]でも同様の大会が開催されている<ref name="Otipl" />。 |
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1982年以来、ブルガリアでもブルガリア数学者連合、教育科学省により定期的に言語学オリンピックが開催されている<ref name="Otipl" />。アメリカのオレゴン州<ref>{{cite web|url=http://www.naclo.cs.cmu.edu/history.html|title=History of Linguistic Challenges|publisher=North American Computational Linguistics Olympiad|accessdate=September 8, 2012}}</ref>やオランダでも同様のオリンピックが開催された。ブルガリア言語学オリンピックの設立後、モスクワ言語学オリンピックの優勝チームがブルガリアの大会に出場したり、その逆の形での出場も行われたりして、この分野での国際協力に大きな可能性を示した。 |
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=== 場所、年ごとの歴史 === |
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IOLの初回は、モスクワ大学(MSU)のアレクサンドル・気ブリックが委員長を務め、ブルガリア、チェコ、エストニア、ラトビア、オランダ、ロシアの六か国の参加を得て、ブルガリアの山岳リゾート地、ボロヴェッツにおいて2003年9月6日から12日まで実施された。最初の国際審査員は、イワン・デルジャンスキー(委員長)(ブルガリア科学アカデミー数学・情報研究所)、アレクサンドル・ベルディチェフスキー(モスクワ大)、ボリス・イオムディン(ロシア語学会)、エレナ・ムラヴェンコ(ロシア国立人文大学ロシア語学科)で構成されていた<ref name="Otipl" />。個人競技における五つの問題は[[ヤーコプ・リンツバッハ]]の「超越代数」筆記体系、[[エジプト・アラビア語]]([[アフロ・アジア語族]])、[[バスク語]]([[孤立した言語]])、[[アディゲ語]]([[北西コーカサス語族]])、[[フランス語]]([[インド・ヨーロッパ語族]])に関するものであった。チームコンテストは、[[トカラ語]](インド・ヨーロッパ語族)、添字の名詞としての使用、[[遂行動詞]]の三つの問題から構成された。 |
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IOL 2は、2004年の8月2日から6日まで、ロシアのモスクワにある[[ロシア人文大学]](RSUH)で開催された<ref>{{cite web|url=http://www.philol.msu.ru/~otipl/new/main/mol/index-en.php?page=1|title=Second International Linguistic Olympiad (2004)|publisher=Department of Theoretical and Applied Linguistics, Moskow State University|accessdate=September 8, 2012}}</ref>。7カ国が出場し、ポーランド、セルビア・モンテネグロは初参加だった。個人コンテストの5つの問題は、[[カヤポ語]]、[[ラテン語]]、[[英語]]、[[ラコタ語]]、[[チュヴァシュ語]]だった。チームの問題は[[アルメニア語]]だった。 |
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IOL 3は2005年の8月8日から12日までオランダのライデンで開催され、初参加のフィンランドとルーマニアを含む9カ国13チームが参加した。個人コンテストの5つの問題は、[[ツォツィル語]]、[[ランゴ語]]、[[マンシ語]]、[[ヨルバ語]]、[[リトアニア語]]だった。チームの問題はフィギグだった。 |
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IOL 4は、2006年の8月1日から6日まで、エストニアの[[タルトゥ]]にある[[タルトゥ大学]]で開催された<ref>{{cite web|url=http://www.olympiaadid.ut.ee/ilo4/|title=Fourth International Linguistics Olympiad for Secondary School Students|accessdate=September 8, 2012}}</ref>。Renate Pajusaluが統括し、9カ国から13チームが参加し、リトアニアも初めてチームを派遣した。個人コンテストの5つの問題は、[[ラコタ語]]、[[カタルーニャ語]]、[[クメール語]]、[[ウデヘ語]]、[[ンゴニ語]]だった。チームの問題は[[アメリカ手話]]だった。 |
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IOL 5は、2007年7月31日から8月4日まで、ロシアのサンクトペテルブルグにあるHotel Geliosで開催された<ref name="IOL5">{{cite web|url=http://www.ilolympiad.spb.ru/index.html|title=The Fifth International Linguistics Olympiad|accessdate=September 8, 2012}}</ref>。Stanislav Gurevichを委員長とし、9カ国から15チームが参加した;スペイン、スウェーデン、アメリカは初めて参加した。その年には、各国が1チームまたは2チーム (それぞれ4人ずつ) を派遣し、最初のチームの費用はホスト国が全額負担することが決まった。また、開催国は第3チームを派遣することもできる<ref name="IOL5" />。個人コンテストでの五つの問題は点字、[[モビマ語]](孤立した言語)、[[グルジア語]]([[カルトヴェリ語族]])、[[ンドム語]]([[トランス・ニューギニア語族]])、[[トルコ語]]と[[タタール語]]([[チュルク語族]])の対応であった。チームの問題は[[ハワイ語]]([[オーストロネシア語族]])であり、家系を表す語に焦点が当てられていた。 |
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IOL 6は、2008年8月4日から9日まで、ブルガリアの[[サニー・ビーチ]]([[スランチェフ・ブリャク]])にあるサニー・ビーチ・リゾートで開催された<ref name="IOL6">{{cite web|url=http://iol6.linguistics-bg.com/index.php|title=6th International Linguistics Olympiad|accessdate=September 8, 2012}}</ref>。Iliana Raevaが委員長を務め、初参加のドイツ、スロベニア、韓国を含む11カ国から16チームが参加した。問題委員会はイヴァン・デルジャンスキーが委員長を務めた。五つの個人問題は、[[ミクマク語]]([[アルゴンキン語派]])、[[古ノルド語]]([[北ゲルマン語群]])の詩歌(特に''dróttkvætt'')、[[デフ語]]と[[チャムヒン語]]の対応([[大洋州諸語]])、[[コパイナラ・ソケ語]]([[ミヘ・ソケ語族]])、[[イヌクティトゥット語]]([[エスキモー・アレウト語族]])であった。チーム問題は、[[反切]]を用いた標準中国語と[[広東語]]([[シナ語派]])の対応に関するものであった。 |
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IOL 7は、2009年7月26日から31日まで、ポーランド、[[ヴロツワフ]]の[[ヴロツワフ大学]]で開催された<ref>{{cite web|url=http://www.math.uni.wroc.pl/~msliw/lingw/iol/index.php|title=7th International Olympiad in Linguistics|accessdate=September 8, 2012}}</ref>。ミハウ・スリヴィンスキが委員長を務め、初参加のオーストラリア、イギリス、インド、アイルランドをはじめ世界17カ国から23チームが参加した。問題委員会はTodor Tchervenkov(フランスの[[リヨン大学]])が委員長を務めた。対象とした五つの個別問題の主題は、[[スルカ語]](孤立した言語)の数字、[[ンコ文字]]及び[[ラテン文字]]表記の[[マニンカ語]]及び[[バマナ語]]([[マンデ語派]])、伝統的な[[ビルマ語]]([[シナ・チベット語族]])の名及びそれらの誕生日との関係、古インド語([[インド語群]])における強勢の位置、及び古典ナワトル語([[ユト・アステカ語族]])における文法と形態論の関係である。チームの問題は[[ベトナム語]]([[オーストロアジア語族]])だった。 |
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IOL 8は、2010年の7月19日から24日まで、スウェーデンのストックホルムにあるÖstra Real Hostelにて開催された<ref>{{cite web|url=http://www.iol.nu|title=IOL10|accessdate=September 8, 2012}}</ref>。Hedvig Skigårdが委員長を務め、ノルウェーやシンガポールなど18カ国からの26チームが参加した。問題委員会はアレクサンドル・ピペルスキーが委員長を務めた。個人のコンテストは次の五つの問題から構成されていた:[[ブドゥフ語]]([[北東コーカサス語族]])における種々の動詞の関係、デフ語(オセアニア)の数え方のシステム、[[ブリスシンボル]]、[[mRNA]]のコーディング、[[ロマンシュ語]]([[西ロマンス語]])におけるスルシルヴァ方言とエンガディン方言の関係。チームの問題は[[モンゴル語]]([[モンゴル語族]])単一の辞書からの抜粋の翻訳であった。 |
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IOL 9は、7月25日から30日まで、米国[[ピッツバーグ]]の[[カーネギーメロン大学]]で開催された<ref>{{cite web|url=http://www.ioling.org/venue/|title=IOL 2011: Venue|accessdate=September 8, 2012}}</ref>。Lori Levinが司会を務め、ブラジル、カナダ、アラブ首長国連邦、ベトナムなど19カ国から27 2011チームが初参加した。問題委員会はAdam Hesterbergが委員長を務めた。個々のコンテストの問題は、[[フェロー語]]([[ゲルマン語派]])の正書法、[[メノミニー語]]([[アルギック語族]])の形態学、[[ヴァイ語]]([[マンデ語派|マンデ語族]])の構文、[[ナワトル語]]([[ユト・アステカ語族]])の意味論、[[バーコード]]言語[[EANコード|EAN-13]]の構造についての推論を必要とした。チーム・コンテストには、[[サンスクリット語]]([[インド・アーリア語派]])の詩の規則と構造が含まれていた。 |
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IOL 10はスロベニアの[[リュブリャナ]]にある[[リュブリャナ大学]]で2012年7月29日から8月4日まで開催された<ref>{{cite web|url=http://www.ioling.org/2012/|title=The 10th International Linguistics Olympiad|accessdate=August 7, 2013}}</ref>。Mirko Vaupoticが率いるは、中国、ギリシャ、ハンガリー、イスラエル、そして日本を含む26カ国から34チームを集めた。問題委員会はイヴァン・デルジャンスキーが委員長を務めた。個々のコンテストにおける五つの問題は、[[ジルバル語]]([[パマ・ニュンガ語族]])の統語論、[[ウンブ=ウング語]]([[トランス・ニューギニア語族|トランス・ニューギニア]])の数、[[バスク語]](孤立した言語)の代名詞、[[テオプ語]]([[オーストロネシア語族]])の構文、[[ロツマ語]](オーストロネシア語族)の意味論であった。チームの問題には、[[ラーオ語]]([[タイ・カダイ語族]])で国名を認識することが含まれていた。 |
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IOL 11は、2013年の7月22日から26年まで、イギリス・マンチェスターのマンチェスターグラマースクールにて開催され<ref>{{cite web|url=http://www.uklo.org/iol-2013|title=The International Linguistics Olympiad 2013|accessdate=August 7, 2013}}</ref>、ニール・シェルダンが委員長を務め、マン島をはじめ、台湾、トルコなど世界26カ国から35チームが参加した。問題委員会はStanislav Gurevichが委員長を務めた。個別コンテストにおける五つの問題は、英語に基づく[[イディン語]]([[パマ・ニュンガ語族]])の形態学、[[ツンドラ・ユカギール語]]([[ユカギール語族]])の意味論、[[ピダハン語]]([[ムーラ語]])の音韻論、[[ムナ語]]([[オーストロネシア語族]])の統語論、英語に基づくテレパシーに関するものであった。チームの問題は、9世紀の[[ヌスフリ文字]]で書かれた[[グルジア語]]([[カルトヴェリ語族]])によるマーティン・セイモア=スミスの『世界を変えた100冊の本』のリストを翻訳することに関係していた。 |
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IOL 12は、2014年の7月21日から25年まで、中国・北京の[[北京語言大学]]で開催された<ref>{{cite web|url=http://ioling.itccc.org.cn/|title=The International Linguistics Olympiad 2014|accessdate=July 27, 2014}}</ref>。Jiang Yuqinが委員長を務めた。28カ国から39チームが参加し、パキスタンとウクライナも初参加した。問題委員会の委員長はJae Kyu Lee。個別コンテストにおける五つの問題は、[[ベナベナ語]]([[トランス・ニューギニア語族]])の形態論、[[カイオワ語]]([[カイオワ・タノ語族|カイオワ・タノア語族]])の形態音韻論、[[タングート語]]([[チベット・ビルマ語派]])の親族、[[エンゲンニ語]]([[ベヌエ・コンゴ語族]])の構文、[[北西バヤ語]]([[ウバンギ語族]])であった。このチームの問題には、世界人権宣言の記事を[[アルメニア語]]([[インド・ヨーロッパ語族]])に翻訳したものと一致させることが含まれていた。 |
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IOL 13は、2015年の7月20日から24年まで、ブルガリアの[[ブラゴエヴグラト]]にある[[ブルガリア・アメリカン大学]]で開催された<ref>{{cite web|url=http://www.ioling.org|title=The International Linguistics Olympiad 2015|accessdate=August 17, 2015}}</ref>。アレクサンドル・ベリノフが委員長を務めた。初参加のバングラデシュ、フランス、カザフスタンなど29カ国から43チームが参加した。問題委員会はBozhidar Bozhinovが委員長を務め、個別コンテストにおける五つの問題は、[[ナワトル語]]([[ユト・アステカ語族]])と[[アランバ語]]([[中南パプア語族]])の数、[[カバルド語]]([[アブハズ・アディゲ語族|アブハズ・アディゲ語派]])のベスレネイ方言の形態論、[[Soundex]](サウンデックス)、[[ワンバヤ語]]([[西バークリー語族]])の文法、[[ソマリ語]]([[アフロ・アジア語族]])の詩の規則についてだった。チームの問題は、[[北ソト語]]([[バントゥー語群]])単一の辞書からの抜粋を用いて言語の文法と語彙を構築することであった。 |
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IOL 14は、2016年の7月25日から29日まで、インドのマイソールにある[[インフォシス]]開発センターで開催され<ref>{{Cite web|title=International Olympiad for Linguists 2016|url=http://iol14.plo-in.org/|website=iol14.plo-in.org|accessdate=2016-01-06}}</ref>、Monojit Choudhury博士とGirish Nath Jha博士が委員長を務めた。31カ国から44チームが集まり、ネパールとスリランカは初めてチームを送った。問題委員会はBoris Iomdinが委員長を務めた。個々のコンテストにおける五つの問題は、[[アラッレ・タブラハン語]]([[オーストロネシア語族]])の空間の[[直示]]、[[ルウィ語]]([[インド・ヨーロッパ語族]])の象形文字、[[クヌーズ・ヌビア語]]([[東スーダン語族]])の形態統語論、[[イアトムル語]]([[セピク語族|セピック語族]])の意味論、[[ハカル語]]([[アイマラ語族]])の形態論における空間的特異性に関するものであった。チームの問題は、[[タア語]]([[ツウ語族]])における100以上の発話とIPA転写とのマッチングであった。 |
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IOL 15は、7月31日から2017年8月4日までアイルランドのダブリンにある[[ダブリンシティ大学]]で開催された<ref name="ioling2">{{Cite web|url=http://www.ioling.org/|title=International Linguistics Olympiad|website=www.ioling.org|access-date=2016-09-11}}</ref>。カラ・グリーン博士が委員長を務め、27カ国から43チームが参加し、カナダから初めてフランス語圏のチームが派遣された。問題委員会はヒュー・ドブスが委員長を務めた。個々の内容における五つの問題は、[[ビロム語]]([[プラトー諸語|プラトー語群]])の数、[[アブイ語]]([[ティモール・アロール・パンタル語族|ティモール・アロール・パンタール語族]])の所有と意味、[[キンブンド語]]([[バントゥー語群]])の形態合成税、[[コム文字]]で書かれた[[ラベン語]]([[オーストロアジア語族]])、[[マダク語]]([[中部メラネシア語群]])の形態音韻論に関するものであった。チームの問題は、87個の[[絵文字]]と[[インドネシア語]]([[オーストロネシア語族]])の記述との対応関係を確立することだった。 |
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IOL 16は、チェコ共和国のプラハにある[[チェコ生命科学大学]]で、2018年の7月26日から30年まで開催された<ref>{{Cite web|title=International Linguistics Olympiad 2018|url=https://iol.ff.cuni.cz|website=iol.ff.cuni.cz|accessdate=August 5, 2018}}</ref>。Vojtěch Diatkaを委員長とし、29カ国から49チームが参加し、マレーシアとデンマークは初参加だった<ref>{{cite web|title=IOL 2018 Participants|url=http://www.ioling.org/participants/2018/|website=IOL|publisher=IOL|accessdate=8 August 2018}}</ref>。問題委員会はマリア・ルビンスタインが委員長を務めた。個人のコンテストにおける五つの問題は、[[クリーク語]]([[マスコギ語族]])の強勢、[[ハクン語]]([[サル語派]])の形態統語論、[[テレナ語]]([[アラワク語族]])の音韻論、[[山岳アラペシュ語]]([[トリチェリ語族]])での数の数え方、[[アカン語]]([[大西洋・コンゴ諸語|大西洋・コンゴ語族]])での血縁関係に関するものであった。チーム問題では、[[ジェ語派]]の3つの言語[[カヤポ語|メンベンゴクレ語]]、[[シャバンテ語|シャバンチ語]]、[[ティンビラ語|クリンカチー語]]の音韻論的対応を調べた。 |
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IOL17は7月29日から2019年8月2日まで、[[韓国]]の[[龍仁市]]にある[[韓国外国語大学校]]龍仁キャンパスで開催された<ref>{{cite web|title=IOL Yongin 2019|url=https://iol2019.com/|website=IOL 2019|publisher=IOL 2019|accessdate=8 August 2018}}</ref>。 |
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== 開催地 == |
== 開催地 == |
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IOLの各大会の概要を次の表に示す。 |
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| [http://iol6.linguistics-bg.com/index.php here] |
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| 7月26日 – 7月31日 |
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| 86 |
| 86 |
||
| [http://www.math.uni.wroc.pl/~msliw/lingw/iol/index.php here] |
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|[http://www.math.uni.wroc.pl/~msliw/lingw/iol/index.php here] |
|||
|- |
|- |
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||8 |
||8 |
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| [[2010年]] |
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|[[2010年]] |
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| align="left" | {{flagicon|Sweden}}[[スウェーデン]]・[[ストックホルム]] |
|||
| align="left" |{{flagicon|Sweden}}[[スウェーデン]]・[[ストックホルム]] |
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| 7月19日 – 7月24日 |
| 7月19日 – 7月24日 |
||
| 18 |
| 18 |
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| 99 |
| 99 |
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| [http://www.iol.nu/ here] |
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|[http://www.iol.nu/ here] |
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|- |
|- |
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||9 |
||9 |
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| [[2011年]] |
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|[[2011年]] |
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| align="left" | {{flagicon|USA}}[[アメリカ]]・[[ピッツバーグ]] |
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| align="left" |{{flagicon|USA}}[[アメリカ]]・[[ピッツバーグ]] |
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| 7月24日 – 7月30日 |
| 7月24日 – 7月30日 |
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| 19 |
| 19 |
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| 102 |
| 102 |
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| [http://www.ioling.org/2011/ here] |
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|[http://www.ioling.org/2011/ here] |
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|- |
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||10 |
||10 |
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| [[2012年]] |
|||
|[[2012年]] |
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| align="left" | {{flagicon|Slovenia}}[[スロヴァキア]]・[[リュブリャナ]] |
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| align="left" |{{flagicon|Slovenia}}[[スロヴァキア]]・[[リュブリャナ]] |
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| 7月29日 – 8月4日 |
| 7月29日 – 8月4日 |
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| 26 |
| 26 |
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| 131 |
| 131 |
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| [http://www.ioling.org/2012/ here] |
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|[http://www.ioling.org/2012/ here] |
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|- |
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||11 |
||11 |
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| [[2013年]] |
|||
|[[2013年]] |
|||
| align="left" | {{flagicon|UK}}[[イギリス]]・[[マンチェスター]] |
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| align="left" |{{flagicon|UK}}[[イギリス]]・[[マンチェスター]] |
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| 7月22日 – 7月26日 |
| 7月22日 – 7月26日 |
||
| 26 |
| 26 |
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| 138 |
| 138 |
||
| [http://www.ioling.org/2013/ here] |
|||
|[http://www.ioling.org/2013/ here] |
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|- |
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|12 |
|12 |
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|[[2014年]] |
|[[2014年]] |
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|{{China}}・北京 |
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|{{China}}・[[北京市|北京]] |
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|7月21日 – 25日 |
|7月21日 – 25日 |
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|28 |
|28 |
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|152 |
|152 |
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|[http://www.ioling.org/2014/ here] |
|[http://www.ioling.org/2014/ here] |
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|- |
|- |
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|13 |
|13 |
||
|[[2015年]] |
|[[2015年]] |
||
|{{Flagicon|BUL}}ブルガリア・ブラゴエブグラド |
|||
|{{Flagicon|BUL}}ブルガリア・[[ブラゴエヴグラト]] |
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|7月20日 – 24日 |
|7月20日 – 24日 |
||
|29 |
|29 |
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|166 |
|166 |
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|[http://www.ioling.org/2015/ here] |
|[http://www.ioling.org/2015/ here] |
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|- |
|- |
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|14 |
|14 |
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|[[2016年]] |
|[[2016年]] |
||
|{{Flagicon|IND}}インド・マイソール |
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|{{Flagicon|IND}}[[インド]]・[[マイソール]] |
|||
|7月25日 – 29日 |
|7月25日 – 29日 |
||
|30 |
|30 |
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|167 |
|167 |
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|[http://www.ioling.org/2016/ here] |
|[http://www.ioling.org/2016/ here] |
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|- |
|- |
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|15 |
|15 |
||
|[[2017年]] |
|[[2017年]] |
||
|{{Flagicon|IRL}}アイルランド・ダブリン |
|||
|{{Flagicon|IRL}}[[アイルランド]]・[[ダブリン]] |
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|7月31日 – 8月4日 |
|7月31日 – 8月4日 |
||
|27 |
|27 |
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| |
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|180 |
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|[http://www.ioling.org/2017/ here] |
|[http://www.ioling.org/2017/ here] |
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|- |
|- |
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|16 |
|16 |
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|[[2018年]] |
|[[2018年]] |
||
|チェコ・プラハ |
|||
|{{Flagicon|CZE}}[[チェコ]]・[[プラハ]] |
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|7月26日 – 30日 |
|7月26日 – 30日 |
||
|29 |
|29 |
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| |
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|192 |
|||
|[http://www.ioling.org/2018/ here] |
|[http://www.ioling.org/2018/ here] |
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|- |
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|17 |
|||
|[[2019年]] |
|||
|{{Flagicon|KOR}}[[大韓民国]]・[[龍仁]] |
|||
|7月26日 – 30日 |
|||
|37 |
|||
|209 |
|||
|[http://www.ioling.org/2019/ here] |
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|- |
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|18 |
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|[[2020年]] |
|||
|{{Flagicon|LAT}}[[ラトビア]]・[[ヴェンツピルス]] |
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| |
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| |
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| |
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| |
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|- |
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|19 |
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|[[2021年]] |
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|{{Flagicon|IMN}}マン島(予定・未発表) |
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| |
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| |
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|} |
|} |
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== 個人戦メダリスト == |
|||
== 個人戦メダリスト == |
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!年度 |
|||
!開催地 |
|||
!金賞 |
|||
!銀賞 |
|||
!銅賞 |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2003 |
|||
|{{flagicon|BUL}}ブルガリア、[[ボロヴェッツ]] |
|||
|Alexandra Petrova {{flagicon|RUS}} |
|||
Boris Turovsky {{flagicon|RUS}} |
|||
Eddin Najetović {{flagicon|NED}} |
|||
|Mirjam Plooij {{flagicon|NED}} |
|||
Maria Skhapa {{flagicon|RUS}} |
|||
|Polina Oskolskaya {{flagicon|RUS}} |
|||
Ivan Dobrev {{flagicon|BUL}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2004 |
|||
|{{flagicon|RUS}}ロシア、モスクワ |
|||
|Ivan Dobrev {{flagicon|BUL}} |
|||
Alexander Piperski {{flagicon|RUS}} |
|||
Ralitsa Markova {{flagicon|BUL}} |
|||
|Maria Mamykina {{flagicon|RUS}} |
|||
Todor Chervenkov {{flagicon|BUL}} |
|||
Tsvetomila Mihaylova {{flagicon|BUL}} |
|||
Tymon Słoczyński {{flagicon|POL}} |
|||
|Alexandra Zabelina {{flagicon|RUS}} |
|||
Xenia Kuzmina {{flagicon|RUS}} |
|||
Alexei Nazarov {{flagicon|NED}} |
|||
Margus Niitsoo {{flagicon|EST}} |
|||
Natalja Hartsenko {{flagicon|EST}} |
|||
Nikita Medyankin {{flagicon|RUS}} |
|||
Sophia Oskolskaya {{flagicon|RUS}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2005 |
|||
|{{flagicon|NED}}オランダ、[[ライデン]] |
|||
|Ivan Dobrev {{flagicon|BUL}} <br /> |
|||
|Eleonora Glazova {{flagicon|RUS}} <br /> |
|||
|Nikita Medyankin {{flagicon|RUS}} |
|||
Tsvetomila Mihaylova {{flagicon|BUL}} |
|||
Alexander Piperski {{flagicon|RUS}} |
|||
Ivaylo Grozdev {{flagicon|BUL}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2006 |
|||
|{{flagicon|EST}}エストニア、[[タルトゥ]] |
|||
|Maria Kholodilova {{flagicon|RUS}} |
|||
Ivaylo Dimitrov {{flagicon|BUL}} |
|||
Pavel Sofroniev {{flagicon|BUL}} |
|||
|Yordan Mehandzhiyski {{flagicon|BUL}} |
|||
Eleonora Glazova {{flagicon|RUS}} |
|||
Mihail Minkov {{flagicon|BUL}} |
|||
Daniil Zorin {{flagicon|RUS}} |
|||
Sergey Malyshev {{flagicon|RUS}} |
|||
Alexander Daskalov {{flagicon|BUL}} |
|||
|Yuliya Taran {{flagicon|RUS}} |
|||
Nikita Medyankin {{flagicon|RUS}} |
|||
Diana Aitai {{flagicon|EST}} |
|||
Paweł Świątkowski {{flagicon|POL}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2007 |
|||
|{{flagicon|RUS}}ロシア、[[サンクトペテルブルク]] |
|||
|Adam Hesterberg {{flagicon|USA}} |
|||
Łukasz Cegieła {{flagicon|POL}} |
|||
|Kira Kiranova {{flagicon|RUS}} |
|||
Mihail Minkov {{flagicon|BUL}} |
|||
Arseniy Vetushko-Kalevich {{flagicon|RUS}} |
|||
Sander Pajusalu {{flagicon|EST}} |
|||
Teele Vaalma {{flagicon|EST}} |
|||
Angel Naydenov {{flagicon|BUL}} |
|||
|Anna Shlomina {{flagicon|RUS}} |
|||
Yordan Mehandzhiyski {{flagicon|BUL}} |
|||
Elizaveta Rebrova {{flagicon|RUS}} |
|||
Maria Kholodilova {{flagicon|RUS}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2008 |
|||
|{{flagicon|BUL}}ブルガリア、[[スランチェフ・ブリャク]] |
|||
|Alexander Daskalov {{flagicon|BUL}} |
|||
Hanzhi Zhu {{flagicon|USA}} |
|||
Milan Abel Lopuhaa {{flagicon|NED}} |
|||
|Anand Natarajan {{flagicon|USA}} |
|||
Maciej Janicki {{flagicon|POL}} |
|||
Morris Alper {{flagicon|USA}} |
|||
Dmitry Perevozchikov {{flagicon|RUS}} |
|||
Łukasz Cegieła {{flagicon|POL}} |
|||
Andrey Nikulin {{flagicon|RUS}} |
|||
Marcin Filar {{flagicon|POL}} |
|||
|Guy Tabachnick {{flagicon|USA}} |
|||
Joon Kyu Kang {{flagicon|KOR}} |
|||
Radosław Burny {{flagicon|POL}} |
|||
Diana Sofronieva {{flagicon|BUL}} |
|||
Jeffrey Lim {{flagicon|USA}} |
|||
Karol Konaszyński {{flagicon|POL}} |
|||
Yordan Mehandzhiyski {{flagicon|BUL}} |
|||
Rebecca Jacobs {{flagicon|USA}} |
|||
Tatyana Polevaya {{flagicon|RUS}} |
|||
Georgi Rangelov {{flagicon|BUL}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2009 |
|||
|{{flagicon|POL}}ポーランド、[[ヴロツワフ]] |
|||
|Diana Sofronieva {{flagicon|BUL}} |
|||
Łukasz Cegieła {{flagicon|POL}} |
|||
|Vitaly Pavlenko {{flagicon|RUS}} |
|||
Andrey Nikulin {{flagicon|RUS}} |
|||
Yordan Mehandzhiyski {{flagicon|BUL}} |
|||
Arturs Semenyuks {{flagicon|LAT}} |
|||
Irene Tamm {{flagicon|EST}} |
|||
Łukasz Kalinowski {{flagicon|POL}} |
|||
Witold Małecki {{flagicon|POL}} |
|||
Aakanksha Sarda {{flagicon|IND}} |
|||
Rebecca Jacobs {{flagicon|USA}} |
|||
|Deyana Kamburova {{flagicon|BUL}} |
|||
Szymon Musioł {{flagicon|POL}} |
|||
Elena Volkova {{flagicon|RUS}} |
|||
Laura Adamson {{flagicon|EST}} |
|||
Alan Huang {{flagicon|USA}} |
|||
Ben Caller {{flagicon|GBR}} |
|||
Tomasz Dobrzycki {{flagicon|POL}} |
|||
John Berman {{flagicon|USA}} |
|||
Jun Yeop Lee {{flagicon|KOR}} |
|||
Sergei Bernstein {{flagicon|USA}} |
|||
Hye Jin Ryu {{flagicon|KOR}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2010 |
|||
|{{flagicon|SWE}}スウェーデン、[[ストックホルム]] <br /> |
|||
|Vadim Tukh {{flagicon|RUS}} |
|||
Andrey Nikulin {{flagicon|RUS}} |
|||
Ben Sklaroff {{flagicon|USA}} |
|||
|Martin Camacho {{flagicon|USA}} |
|||
Tian-Yi Damien Jiang {{flagicon|USA}} |
|||
Daria Vasilyeva {{flagicon|RUS}} |
|||
Allen Yuan {{flagicon|USA}} |
|||
Aleksejs Peguševs {{flagicon|LAT}} |
|||
Łukasz Kalinowski {{flagicon|POL}} |
|||
Krzysztof Pawlak {{flagicon|POL}} |
|||
Daniel Rucki {{flagicon|POL}} |
|||
Maciej Dulęba {{flagicon|POL}} |
|||
|Mirjam Parve {{flagicon|EST}} |
|||
Miroslav Manolov {{flagicon|BUL}} |
|||
Alexander Iriza {{flagicon|USA}} |
|||
Alan Chang {{flagicon|USA}} |
|||
Vitaly Pavlenko {{flagicon|RUS}} |
|||
Artūrs Semeņuks {{flagicon|LAT}} |
|||
Mona Teppor {{flagicon|EST}} |
|||
Jakob Park {{flagicon|GER}} |
|||
Diana Glazova {{flagicon|RUS}} |
|||
Szymon Kanonowicz {{flagicon|POL}} |
|||
Roman Stasiński {{flagicon|POL}} |
|||
Ellen Sinot {{flagicon|NED}} |
|||
Younus Porteous {{flagicon|GBR}} |
|||
Ana Pavlović {{flagicon|SRB}} |
|||
Song Jeeun {{flagicon|KOR}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2011 |
|||
|{{flagicon|USA}}アメリカ、[[ピッツバーグ]] <br /> |
|||
|Morris Alper {{flagicon|USA}} |
|||
Eva-Lotta Käsper {{flagicon|EST}} |
|||
Daria Vasilyeva {{flagicon|RUS}} |
|||
Aleksey Kozlov {{flagicon|RUS}} |
|||
|Wesley Jones {{flagicon|USA}} |
|||
Allen Yuan {{flagicon|USA}} |
|||
Jekaterina Malina {{flagicon|Latvia}} |
|||
Anton Sokolov {{flagicon|RUS}} |
|||
Alexander Wade {{flagicon|USA}} |
|||
Victor Valov {{flagicon|Bulgaria}} |
|||
Duligur Ibeling {{flagicon|USA}} |
|||
Paul Lau {{flagicon|Australia}} |
|||
|Min Kyu Kim {{flagicon|South Korea}} |
|||
Elena Rykunova {{flagicon|RUS}} |
|||
Artūrs Semeņuks {{flagicon|Latvia}} |
|||
Hyun Park {{flagicon|South Korea}} |
|||
Rok Kaufman {{flagicon|Slovenia}} |
|||
Vadim Tukh {{flagicon|RUS}} |
|||
Daniel Mitropolsky {{flagicon|Canada}} |
|||
Nik Moore {{flagicon|UK}} |
|||
Daniel Rucki {{flagicon|POL}} |
|||
Aaron Klein {{flagicon|USA}} |
|||
Dimitar Hristov {{flagicon|Bulgaria}} |
|||
Mihhail Afanasjev {{flagicon|Estonia}} |
|||
Ralf Ahi {{flagicon|Estonia}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2012 |
|||
|{{flagicon|Slovenia}}スロベニア、[[リュブリャナ]] <br /> |
|||
|Anton Sokolov {{flagicon|RUS}} |
|||
Alexander Wade {{flagicon|USA}} |
|||
Vadim Tukh {{flagicon|RUS}} |
|||
Anderson Wang {{flagicon|USA}} |
|||
Konrad Myszkowski {{flagicon|POL}} |
|||
Jonathan Hongsoon Kim {{flagicon|South Korea}} |
|||
Marin Ivanov {{flagicon|Bulgaria}} |
|||
Kristian Kostadinov {{flagicon|Bulgaria}} |
|||
|Darryl Wu {{flagicon|USA}} |
|||
Allan Sadun {{flagicon|USA}} |
|||
Eva-Lotta Käsper {{flagicon|Estonia}} |
|||
Tom White {{flagicon|UK}} |
|||
Daniel Rucki {{flagicon|POL}} |
|||
Aaron Klein {{flagicon|USA}} |
|||
Max Allmendinger {{flagicon|GER}} |
|||
Ilya Pogodaev {{flagicon|RUS}} |
|||
Ivan Tadeu Ferreira Antunes Filho {{flagicon|Brazil}} |
|||
Rok Kaufman {{flagicon|Slovenia}} |
|||
Hong Bum Choi {{flagicon|South Korea}} |
|||
Ji Wook Kim {{flagicon|South Korea}} |
|||
Sagar Sarda {{flagicon|IND}} |
|||
|Pedro Neves Lopes {{flagicon|Brazil}} |
|||
Erik Andersen {{flagicon|USA}} |
|||
Magdalena Dakeva {{flagicon|Bulgaria}} |
|||
Ants-Oskar Mäesalu {{flagicon|Estonia}} |
|||
Omri Faraggi {{flagicon|UK}} |
|||
Anna Sarukhanova {{flagicon|RUS}} |
|||
Melanie Duncan {{flagicon|UK}} |
|||
Baichuan Li {{flagicon|UK}} |
|||
Anita Mudzhumdar {{flagicon|RUS}} |
|||
Estere Šeinkmane {{flagicon|Latvia}} |
|||
Yash Sinha {{flagicon|IND}} |
|||
Amelia Shaye Lim Jin {{flagicon|Singapore}} |
|||
Edyta Gajdzik {{flagicon|POL}} |
|||
Mette-Triin Purde {{flagicon|Estonia}} |
|||
Erik Tamre {{flagicon|Estonia}} |
|||
Anne Ng Yin-Yi {{flagicon|Singapore}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2013 |
|||
|{{flagicon|UK}}イギリス、[[マンチェスター]] <br /> |
|||
|Alexander Wade {{flagicon|USA}} |
|||
Anton Sokolov {{flagicon|RUS}} |
|||
Matyas Medek {{flagicon|CZE}} |
|||
Gabriel Alves da Silva Diniz {{flagicon|Brazil}} |
|||
Michał Hadryś {{flagicon|POL}} |
|||
Iva Gumnishka {{flagicon|Bulgaria}} |
|||
Estere Šeinkmane {{flagicon|Latvia}} |
|||
|Omri Faraggi {{flagicon|UK}} |
|||
Yash Sinha {{flagicon|India}} |
|||
Polina Pleshak {{flagicon|RUS}} |
|||
Kuzma Smirnov {{flagicon|RUS}} |
|||
Martyna Siejba {{flagicon|POL}} |
|||
Aaron Klein {{flagicon|USA}} |
|||
Airika Arrik {{flagicon|EST}} |
|||
Boryana Hadzhiyska {{flagicon|BUL}} |
|||
Ivan Zverev {{flagicon|RUS}} |
|||
Huisu Yun {{flagicon|South Korea}} |
|||
Jeffrey Ling {{flagicon|USA}} |
|||
Yulia Markova {{flagicon|BUL}} |
|||
|Nilai Sarda {{flagicon|India}} |
|||
Vesko Milev {{flagicon|BUL}} |
|||
Marin Ivanov {{flagicon|BUL}} |
|||
Ivan Lyutskanov {{flagicon|BUL}} |
|||
Jacob Karlsson Lagerros {{flagicon|Sweden}} |
|||
Tom McCoy {{flagicon|USA}} |
|||
Martyna Judd {{flagicon|Australia}} |
|||
Ants-Oskar Mäesalu {{flagicon|EST}} |
|||
Milena Velikova {{flagicon|BUL}} |
|||
Jeong Yeon Choi {{flagicon|South Korea}} |
|||
Ekaterina Novikova {{flagicon|RUS}} |
|||
Maciej Kucharski {{flagicon|POL}} |
|||
Daniel Lovsted {{flagicon|CAN}} |
|||
Maximilian Schindler {{flagicon|USA}} |
|||
Jiyun Sung {{flagicon|South Korea}} |
|||
Sarah Tham {{flagicon|Singapore}} |
|||
Jan Bajer {{flagicon|POL}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2014 |
|||
|{{flagicon|China}}中国、[[北京]] <br /> |
|||
|Miłosz Mazurkiewicz-Dubieński {{flagicon|POL}} |
|||
Darryl Wu {{flagicon|USA}} |
|||
Daniel Lovsted {{flagicon|CAN}} |
|||
Elysia Warner {{flagicon|UK}} |
|||
Anastasiia Dmitrieva {{flagicon|RUS}} |
|||
Danila Shumskiy {{flagicon|RUS}} |
|||
Dan Mirea {{flagicon|Romania}} |
|||
|Ada Melentieva {{flagicon|Ukraine}} |
|||
Catherine Wu {{flagicon|USA}} |
|||
Chen Tianlu {{flagicon|China}} |
|||
Yan Huang {{flagicon|CAN}} |
|||
Alexander Babiak {{flagicon|USA}} |
|||
Zhang Ming {{flagicon|China}} |
|||
Lara Jerman {{flagicon|Slovenia}} |
|||
Chen Run {{flagicon|China}} |
|||
Keisuke Yamada {{flagicon|Japan}} |
|||
Stanisław Wilczyński {{flagicon|POL}} |
|||
Hampus Lane {{flagicon|Sweden}} |
|||
Deven Lahoti {{flagicon|USA}} |
|||
Xue Dailin {{flagicon|China}} |
|||
|Anindya Sharma {{flagicon|India}} |
|||
Elena Chaparova {{flagicon|BUL}} |
|||
Maciej Kocot {{flagicon|POL}} |
|||
Matyáš Medek {{flagicon|CZE}} |
|||
Rajan Dalal {{flagicon|India}} |
|||
Yoojin Jang {{flagicon|South Korea}} |
|||
Dmitrii Zelenskii {{flagicon|RUS}} |
|||
Annika Kluge {{flagicon|Estonia}} |
|||
Emma Johansen {{flagicon|Sweden}} |
|||
Kevin Li {{flagicon|USA}} |
|||
Gleb Nikolaev {{flagicon|RUS}} |
|||
James Bloxham {{flagicon|USA}} |
|||
James Abel {{flagicon|Australia}} |
|||
Yulia Markova {{flagicon|BUL}} |
|||
Šonita Koroļova {{flagicon|Latvia}} |
|||
Eliška Freibergerová {{flagicon|CZE}} |
|||
Yang Heran {{flagicon|China}} |
|||
Vitālijs Gusevs {{flagicon|Latvia}} |
|||
Glenn Ee Je Hong {{flagicon|Singapore}} |
|||
Simon Huang {{flagicon|CAN}} |
|||
Maria Aristova {{flagicon|RUS}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2015 |
|||
|{{flagicon|Bulgaria}}ブルガリア、[[ブラゴエヴグラト]] <br /> |
|||
|James Wedgwood {{flagicon|USA}} |
|||
Samuel Ahmed {{flagicon|UK}} |
|||
James Bloxham {{flagicon|USA}} |
|||
Danail Penev {{flagicon|Bulgaria}} |
|||
Kevin Yang {{flagicon|USA}} |
|||
Liam McKnight {{flagicon|UK}} |
|||
Ada Melentyeva {{flagicon|Ukraine}} |
|||
|Kevin M Li {{flagicon|USA}} |
|||
Ying Ming Poh {{flagicon|Singapore}} |
|||
Conor Stuart-Roe {{flagicon|USA}} |
|||
Valentin Dimov {{flagicon|Bulgaria}} |
|||
Daniil Vedeneev {{flagicon|RUS}} |
|||
Stanisław Frejlak {{flagicon|POL}} |
|||
Jiu Xu {{flagicon|China}} |
|||
Julian Gau {{flagicon|USA}} |
|||
Dan Mircea Mirea {{flagicon|Romania}} |
|||
Katarzyna Kowalska {{flagicon|POL}} |
|||
Ralitza Dardjonova {{flagicon|BUL}} |
|||
Anthony Bracey {{flagicon|UK}} |
|||
Ivan Oleksiyuk {{flagicon|Ukraine}} |
|||
Teodora-Elena Solovan {{flagicon|Romania}} |
|||
Jan Petr {{flagicon|CZE}} |
|||
Ruowang Zhang {{flagicon|China}} |
|||
Tina Vladimirova {{flagicon|BUL}} |
|||
|Bálint Ugrin {{flagicon|HUN}} |
|||
Nilai Sarda {{flagicon|USA}} |
|||
Piotr Gajdzica {{flagicon|POL}} |
|||
Zdravko Ivanov {{flagicon|BUL}} |
|||
Anastasiia Alokhina {{flagicon|Ukraine}} |
|||
Pim Spelier {{flagicon|NED}} |
|||
Naomi Solomons {{flagicon|UK}} |
|||
Anna Tatarenko {{flagicon|RUS}} |
|||
Jaeyeong Yang {{flagicon|South Korea}} |
|||
Aalok Sathe {{flagicon|India}} |
|||
Anthony Bruce Ma {{flagicon|Australia}} |
|||
Diana Murzagaliyeva {{flagicon|Kazakhstan}} |
|||
Luke Gardiner {{flagicon|IRE}} |
|||
Nadezhda Dimitrova {{flagicon|BUL}} |
|||
Radina Dobreva {{flagicon|BUL}} |
|||
Emma McLean {{flagicon|Canada}} |
|||
Irina Česnokova {{flagicon|LAT}} |
|||
Isabelle Yen {{flagicon|Taiwan}} |
|||
Matija Lovšin {{flagicon|Slovenia}} |
|||
Naoki Nishiyama {{flagicon|Japan}} |
|||
Samvida Sudheesh Venkatesh {{flagicon|India}} |
|||
Timurs Davilovs {{flagicon|LAT}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2016 |
|||
|{{flagicon|India}}インド、マイソール <br /> |
|||
|Jaeyeong Yang {{flagicon|South Korea}} |
|||
James Wedgwood {{flagicon|USA}} |
|||
Liam McKnight {{flagicon|UK}} |
|||
Max Zhang {{flagicon|AUS}} |
|||
Jan Petr {{flagicon|CZE}} |
|||
Katya Voloshinova {{flagicon|RUS}} |
|||
Ivan Samodelkin {{flagicon|RUS}} |
|||
Kristian Georgiev {{flagicon|BUL}} |
|||
Samuel Ahmed {{flagicon|UK}} |
|||
Polina Nasledskova {{flagicon|RUS}} |
|||
|Margarita Misirpashayeva {{flagicon|USA}} |
|||
Ioana Bouroș {{flagicon|ROM}} |
|||
Shuheng Nelson Niu {{flagicon|USA}} |
|||
Joonas Jürgen Kisel {{flagicon|EST}} |
|||
Zofia Kaczmarek {{flagicon|POL}} |
|||
Tina Vladimirova {{flagicon|BUL}} |
|||
Matija Lovšin {{flagicon|Slovenia}} |
|||
Luo Yiming {{flagicon|China}} |
|||
Krzysztof Choszczyk {{flagicon|POL}} |
|||
Erik Metz {{flagicon|USA}} |
|||
Anna Tatarenko {{flagicon|RUS}} |
|||
Mihail Paskov {{flagicon|BUL}} |
|||
Julia Panchenko {{flagicon|RUS}} |
|||
Shen-Chang Huang {{flagicon|Taiwan}} |
|||
Henry Wu {{flagicon|AUS}} |
|||
Maria Aristova {{flagicon|RUS}} |
|||
Maciej Paliga {{flagicon|POL}} |
|||
|Tsuyoshi Kobayashi {{flagicon|Japan}} |
|||
Elena Shukshina {{flagicon|RUS}} |
|||
Daniel Vedeneev {{flagicon|RUS}} |
|||
Aalok Sathe {{flagicon|India}} |
|||
Wyatt Reeves {{flagicon|USA}} |
|||
Wang Runze {{flagicon|China}} |
|||
David Avellan-Hultman {{flagicon|SWE}} |
|||
Bruno Ozaki {{flagicon|Brazil}} |
|||
Amanda Kann {{flagicon|SWE}} |
|||
Agnieszka Dudek {{flagicon|POL}} |
|||
Emil Ingelsten {{flagicon|SWE}} |
|||
Bai Ruiheng {{flagicon|China}} |
|||
Zuzana Gruberová {{flagicon|CZE}} |
|||
Yu Shuyue {{flagicon|China}} |
|||
Claire O'Connor {{flagicon|Ireland}} |
|||
Tsvetelina Stefanova {{flagicon|BUL}} |
|||
Theodor Cucu {{flagicon|ROM}} |
|||
Li Huihan {{flagicon|China}} |
|||
Nadezhda Dimitrova {{flagicon|BUL}} |
|||
Mazzag Bálint {{flagicon|HUN}} |
|||
Wojciech Piątek {{flagicon|POL}} |
|||
Siye Annie Zhu {{flagicon|USA}} |
|||
Mariia Stepaniuk {{flagicon|Ukraine}} |
|||
Roman Skurikhin {{flagicon|Ukraine}} |
|||
Isobel Voysey {{flagicon|UK}} |
|||
Yejoo Han {{flagicon|South Korea}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2017 |
|||
|{{flagicon|Ireland}}アイルランド、ダブリン <br /> |
|||
|Samuel Ahmed {{flagicon|UK}} |
|||
Przemysław Podleśny {{flagicon|POL}} |
|||
Liam McKnight {{flagicon|UK}} |
|||
Ruei Hung Alex Lee {{flagicon|Taiwan}} |
|||
Zdravko Ivanov {{flagicon|BUL}} |
|||
Simeon Hellsten {{flagicon|UK}} |
|||
Brian Xiao {{flagicon|USA}} |
|||
Valentin Dimov {{flagicon|BUL}} |
|||
Elena Keskinova {{flagicon|BUL}} |
|||
Theodor Cucu {{flagicon|ROM}} |
|||
|Andrew Tockman {{flagicon|USA}} |
|||
Takumi Yoshino {{flagicon|Japan}} |
|||
Joonas Jürgen Kisel {{flagicon|EST}} |
|||
Jan Petr {{flagicon|CZE}} |
|||
Harry Taylor {{flagicon|UK}} |
|||
Anja Zdovc {{flagicon|Slovenia}} |
|||
Eliška Freibergerová {{flagicon|CZE}} |
|||
Paweł Piekarz {{flagicon|POL}} |
|||
Tereza Maláčová {{flagicon|CZE}} |
|||
Ben Morris {{flagicon|UK}} |
|||
Joseph Feffer {{flagicon|USA}} |
|||
Ziyan Heidi Lei {{flagicon|USA}} |
|||
Chih-Lun Julian Liu {{flagicon|Taiwan}} |
|||
Assel Ismoldayeva {{flagicon|BUL}} |
|||
Chinmaya Kausik {{flagicon|India}} |
|||
Daniel Vedeneev {{flagicon|RUS}} |
|||
Szymon Stolarczyk {{flagicon|POL}} |
|||
Yao Yung-Jui {{flagicon|Taiwan}} |
|||
|Ekaterina Voloshinova {{flagicon|RUS}} |
|||
Emil Indzhev {{flagicon|BUL}} |
|||
Chirag C.D. {{flagicon|India}} |
|||
Iga Jaworska {{flagicon|POL}} |
|||
Chen Ziche {{flagicon|China}} |
|||
Aleksei Starchenko {{flagicon|RUS}} |
|||
Ana Meta Dolinar {{flagicon|Slovenia}} |
|||
Siye Annie Zhu {{flagicon|USA}} |
|||
Emilian Toma {{flagicon|ROM}} |
|||
Can Yeşildere {{flagicon|Turkey}} |
|||
Sonia Reilly {{flagicon|USA}} |
|||
Alicja Maksymiuk {{flagicon|POL}} |
|||
Emil Ingelsten {{flagicon|Sweden}} |
|||
Tanya Romanova {{flagicon|RUS}} |
|||
Ștefan Răzvan Bălăucă {{flagicon|ROM}} |
|||
Tina Vladimirova {{flagicon|BUL}} |
|||
Matei Costin Banu {{flagicon|ROM}} |
|||
Yuito Yoneyama {{flagicon|Japan}} |
|||
Liu Yuyang {{flagicon|China}} |
|||
Nazar Semkiv {{flagicon|Ukraine}} |
|||
Aleksej Jurca {{flagicon|Slovenia}} |
|||
Martin Nikolov {{flagicon|BUL}} |
|||
|- bgcolor="#D0E7FF" align="left" |
|||
| align="left" |2018 |
|||
|{{flagicon|Czech Republic}}チェコ、プラハ <br /> |
|||
|Przemysław Podleśny {{flagicon|POL}} |
|||
Liam McKnight {{flagicon|UK}} |
|||
Swapnil Garg {{flagicon|USA}} |
|||
Viktor Baltin {{flagicon|BUL}} |
|||
Zdravko Ivanov {{flagicon|BUL}} |
|||
Benjamin LaFond {{flagicon|USA}} |
|||
Diego Król {{flagicon|POL}} |
|||
Rujul Gandhi {{flagicon|India}} |
|||
Pranav Krishna {{flagicon|USA}} |
|||
Alicja Maksymiuk {{flagicon|POL}} |
|||
Benedict Randall Shaw {{flagicon|UK}} |
|||
Angikar Ghosal {{flagicon|India}} |
|||
Andrew Tockman {{flagicon|USA}} |
|||
|Jakub Petr {{flagicon|CZE}} |
|||
Chih-Chun Wang {{flagicon|Taiwan}} |
|||
Tanya Romanova {{flagicon|RUS}} |
|||
Mihir Singhal {{flagicon|USA}} |
|||
Yeoh Zi Song {{flagicon|Malaysia}} |
|||
Simeon Hellsten {{flagicon|UK}} |
|||
Ugrin Bálint József {{flagicon|HUN}} |
|||
Emil Ingelsten {{flagicon|SWE}} |
|||
Patryk Sapała-Niedzin {{flagicon|POL}} |
|||
Tung-Le Pan {{flagicon|Taiwan}} |
|||
Elena Keskinova {{flagicon|BUL}} |
|||
Ethan A. Chi {{flagicon|USA}} |
|||
Aparna Ajit Gupte {{flagicon|India}} |
|||
João Henrique Oliveira Fontes {{flagicon|BRA}} |
|||
Russell Emerine {{flagicon|USA}} |
|||
You-Kuan Lin {{flagicon|Taiwan}} |
|||
Illya Koval {{flagicon|UKR}} |
|||
|David Avellan-Hultman {{flagicon|SWE}} |
|||
Vlada Petrusenko {{flagicon|UKR}} |
|||
Tsvetelina Stefanova {{flagicon|BUL}} |
|||
Brian Xiao {{flagicon|USA}} |
|||
Ken Jiang {{flagicon|CAN}} |
|||
Ye Liu {{flagicon|China}} |
|||
Edmund Lea {{flagicon|UK}} |
|||
Hari Raghava Prasad {{flagicon|UK}} |
|||
James Phillips {{flagicon|AUS}} |
|||
Yana Shishkina {{flagicon|RUS}} |
|||
Gustavo Palote da Silva Martins {{flagicon|BRA}} |
|||
Ekaterina Voloshinova {{flagicon|RUS}} |
|||
Eliška Freibergerová {{flagicon|CZE}} |
|||
Sean White {{flagicon|UK}} |
|||
Vári-Kakas Andor {{flagicon|HUN}} |
|||
Árvay-Vass Iván {{flagicon|HUN}} |
|||
Takumi Nishino {{flagicon|JPN}} |
|||
Angellika Vojevodina {{flagicon|LAT}} |
|||
Arkādijs Šaldovs {{flagicon|LAT}} |
|||
Kevin Liang {{flagicon|CAN}} |
|||
Shinjini Ghosh {{flagicon|India}} |
|||
Bianca-Mihaela Gănescu {{flagicon|ROM}} |
|||
Pranava Dhar {{flagicon|India}} |
|||
Martin Puškin {{flagicon|EST}} |
|||
Hansol Pi {{flagicon|KOR}} |
|||
Georgi Yotov {{flagicon|BUL}} |
|||
Ziche Chen {{flagicon|China}} |
|||
Tiago Scholten {{flagicon|Netherlands}} |
|||
Kristina Vashpanova {{flagicon|RUS}} |
|||
Danyar Kasenov {{flagicon|RUS}} |
|||
|} |
|||
== 団体戦メダル == |
|||
{|class="wikitable" |
|||
!回数 |
|||
!年度 |
|||
!開催地 |
|||
!金賞 |
|||
!銀賞 |
|||
!銅賞 |
|||
!個人競技で優勝したチーム |
|||
|- |
|||
||1 |
|||
| 2003 |
|||
|ブルガリア、ボロヴェッツ |
|||
| オランダ {{flagicon|NED}} |
|||
| ロシア・サンクトペテルブルク {{flagicon|RUS}} |
|||
| ロシア・モスクワ {{flagicon|RUS}} |
|||
| オランダ {{flagicon|NED}} |
|||
|- |
|||
||2 |
|||
| 2004 |
|||
|ロシア、モスクワ |
|||
| ロシア・サンクトペテルブルク {{flagicon|RUS}} |
|||
| ラトビア {{flagicon|LAT}} |
|||
| ブルガリア1 {{flagicon|BUL}} |
|||
| ブルガリア1 {{flagicon|BUL}} |
|||
|- |
|||
||3 |
|||
| 2005 |
|||
|オランダ、ライデン |
|||
| オランダ {{flagicon|NED}} |
|||
| ロシア・モスクワ {{flagicon|RUS}} |
|||
| ロシア・サンクトペテルブルク {{flagicon|RUS}} |
|||
| ブルガリア1 {{flagicon|BUL}} |
|||
|- |
|||
||4 |
|||
| 2006 |
|||
|エストニア、タルトゥ |
|||
| ブルガリア2 {{flagicon|BUL}} |
|||
| オランダ {{flagicon|NED}} |
|||
| ポーランド1 {{flagicon|POL}} |
|||
| ブルガリア1 {{flagicon|BUL}} |
|||
|- |
|||
||5 |
|||
| 2007 |
|||
|ロシア、サンクトペテルブルク |
|||
| アメリカ2 {{flagicon|USA}}<br/>モスクワ {{flagicon|RUS}} |
|||
| ブルガリア1 {{flagicon|BUL}}<br/>ブルガリア2 {{flagicon|BUL}} |
|||
| 受賞なし |
|||
| エストニア {{flagicon|EST}} |
|||
|- |
|||
||6 |
|||
| 2008 |
|||
|ブルガリア、[[スランチェフ・ブリャク]] |
|||
| アメリカ2 {{flagicon|USA}}<br/>ブルガリア・東 {{flagicon|BUL}} |
|||
| オランダ {{flagicon|NED}}<br/>アメリカ1 {{flagicon|USA}} |
|||
| 受賞なし |
|||
| アメリカ {{flagicon|USA}} |
|||
|- |
|||
||7 |
|||
| 2009 |
|||
|ポーランド、ヴロツワフ |
|||
| アメリカ・赤 {{flagicon|USA}} |
|||
| 韓国1 {{flagicon|KOR}} |
|||
| ロシア・モスクワ {{flagicon|RUS}} |
|||
| ロシア・モスクワ {{flagicon|RUS}} |
|||
|- |
|||
||8 |
|||
| 2010 |
|||
|スウェーデン |
|||
| ラトビア {{flagicon|LAT}} |
|||
| ロシア・モスクワ {{flagicon|RUS}} |
|||
| ポーランド2 {{flagicon|POL}} |
|||
| アメリカ・青 {{flagicon|USA}} |
|||
|- |
|||
||9 |
|||
| 2011 |
|||
|アメリカ、ピッツバーグ |
|||
| アメリカ・赤 {{flagicon|USA}} |
|||
| ロシア・サンクトペテルブルク {{flagicon|RUS}} |
|||
| ロシア・モスクワ {{flagicon|RUS}} |
|||
| アメリカ・赤 {{flagicon|USA}} |
|||
|- |
|||
||10 |
|||
| 2012 |
|||
|スロベニア、リュブリャナ |
|||
| アメリカ・青 {{flagicon|USA}} |
|||
| オランダ {{flagicon|NED}} |
|||
| ポーランド2 {{flagicon|POL}} |
|||
| ロシア・サンクトペテルブルク {{flagicon|RUS}} |
|||
|- |
|||
||11 |
|||
| 2013 |
|||
|イギリス、マンチェスター |
|||
| アメリカ・赤 {{flagicon|USA}} |
|||
| ロシア・サンクトペテルブルク {{flagicon|RUS}} |
|||
| ブルガリア1 {{flagicon|BUL}}<br/>ルーマニア {{flagicon|ROM}} |
|||
| アメリカ・赤 {{flagicon|USA}} |
|||
|- |
|||
||12 |
|||
| 2014 |
|||
|中国、北京 |
|||
| アメリカ・赤 {{flagicon|USA}} |
|||
| ロシア・サンクトペテルブルク {{flagicon|RUS}} |
|||
| ロシア・モスクワ {{flagicon|RUS}} |
|||
| アメリカ・赤 {{flagicon|USA}} |
|||
|- |
|||
||13 |
|||
| 2015 |
|||
|ブルガリア、ブラゴエヴグラト |
|||
| イギリス・西 {{flagicon|UK}} |
|||
| アメリカ・赤 {{flagicon|USA}} |
|||
| ポーランド・白 {{flagicon|POL}}<br/>オランダ {{flagicon|NED}} |
|||
| アメリカ・赤 {{flagicon|USA}} |
|||
|- |
|||
||14 |
|||
| 2016 |
|||
|インド、マイソール |
|||
| Sweden {{flagicon|SWE}} |
|||
| オーストラリア1 {{flagicon|AUS}} |
|||
| UK {{flagicon|UK}} |
|||
| アメリカ・赤 {{flagicon|USA}} |
|||
|- |
|||
||15 |
|||
| 2017 |
|||
|アイルランド、ダブリン |
|||
| 台湾・TaiTWO {{flagicon|Taiwan}} |
|||
| ポーランドĄ {{flagicon|POL}} |
|||
| Slovenia {{flagicon|Slovenia}} |
|||
| イギリス・K {{flagicon|UK}} |
|||
|- |
|||
||16 |
|||
| 2018 |
|||
|チェコ、プラハ |
|||
| アメリカ・青 {{flagicon|USA}} |
|||
| アメリカ・赤 {{flagicon|USA}}<br/>ブルガリア1 {{flagicon|BUL}} |
|||
| Pões {{flagicon|BRA}}<br/>イギリス・U {{flagicon|UK}}<br/>Tým křivopřísežníků {{flagicon|CZE}} |
|||
| アメリカ・青 {{flagicon|USA}} |
|||
|} |
|||
== メダル総獲得数 == |
|||
{| class="wikitable sortable" |
|||
! 順位 !! 国名 !! 出場回数 !! 金 !! 銀 !! 銅 !! 総計 !! 特別賞 |
|||
|- |
|||
| align=center| 1 ||align=left| {{flag|United States}} ||align=center| 12 ||align=center| 25 ||align=center| 33 ||align=center| 20 ||align=center| 78 ||align=center| 19 |
|||
|- |
|||
| align=center| 2 ||align=left| {{flag|Bulgaria}} ||align=center| 16 ||align=center| 19 ||align=center| 21 ||align=center| 28 ||align=center| 68 ||align=center| 21 |
|||
|- |
|||
| align=center| 3 ||align=left| {{flag|Russia}} || align=center| 16 ||align=center| 18 ||align=center| 30 ||align=center| 39 ||align=center| 87 ||align=center| 20 |
|||
|- |
|||
| align=center| 4 ||align=left| {{flag|United Kingdom}} ||align=center| 10 ||align=center| 11 ||align=center| 6 ||align=center| 13 ||align=center| 30 ||align=center| 12 |
|||
|- |
|||
| align=center| 5 ||align=left| {{flag|Poland}} ||align=center| 15 ||align=center| 9 ||align=center| 21 ||align=center| 22 ||align=center| 52 ||align=center| 24 |
|||
|- |
|||
| align=center| 6 ||align=left| {{flag|Netherlands}} ||align=center| 16 ||align=center| 4 ||align=center| 4 ||align=center| 5 ||align=center| 13 ||align=center| 16 |
|||
|- |
|||
| align=center| 7 ||align=left| {{flag|Taiwan}} ||align=center| 6 ||align=center| 2 ||align=center| 6 ||align=center| 1 ||align=center| 9 ||align=center| 6 |
|||
|- |
|||
| align=center| 8 ||align=left| {{flag|India}} ||align=center| 10 ||align=center| 2 ||align=center| 5 ||align=center| 10 ||align=center| 17 ||align=center| 10 |
|||
|- |
|||
| align=center| 9 ||align=left| {{flag|Czech Republic}} ||align=center| 9 ||align=center| 2 ||align=center| 5 ||align=center| 6 ||align=center| 13 ||align=center| 5 |
|||
|- |
|||
| align=center| 10 ||align=left| {{flag|South Korea}} ||align=center| 10 ||align=center| 2 ||align=center| 4 ||align=center| 12 ||align=center| 18 ||align=center| 14 |
|||
|} |
|||
==Media coverage== |
|||
*[[The Age]]に掲載された新聞記事「意味論かもしれないが、言語学はチームイベントになることができる」。 2012年7月27日<ref name="theage">{{cite web|url=http://www.theage.com.au/national/education/it-may-be-semantics-but-linguistics-can-be-a-team-event-20120726-22ve2.html | title=It may be semantics, but linguistics can be a team event|accessdate=2012-08-07|work=The Age |location=Australia}}</ref>。 |
|||
==関連項目== |
|||
*[[国際科学オリンピック]] |
|||
*[[日本言語学オリンピック]] |
|||
*[[北米言語学オリンピック]] |
|||
*[[イギリス言語学オリンピック]] |
|||
*[http://plo-in.org/ Panini Linguistics Olympiad] |
|||
*[[ブルガリア言語学オリンピック]] |
|||
*[[オーストラリア情報・言語学オリンピック]] |
|||
==References== |
|||
<references/> |
|||
== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
||
{{参照方法|date=2017-08|section=1}} |
{{参照方法|date=2017-08|section=1}} |
||
*[http://www.ioling.org 国際言語学オリンピック] |
*[http://www.ioling.org 国際言語学オリンピック] |
||
*[https://iolingjapan.org/ 日本言語学オリンピック] |
*[https://iolingjapan.org/ 日本言語学オリンピック] |
||
*[http://ioling.jp/ IOL日本非公式サイト] - OBなどによる非公式サイト |
|||
*[http://ioling.jp/ IOL日本非公式サイト] - OBなどによる非公式サイト |
|||
{{education-stub}} |
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||
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[[Category:国際競技大会]] |
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||
[[Category:各国の教育]] |
[[Category:各国の教育]] |
||
[[Category:言語学]] |
[[Category:言語学]] |
2019年8月19日 (月) 00:36時点における版
国際言語学オリンピック(IOL)は、12ある国際科学オリンピックのひとつで、4番目に新しい。その略称IOLは、この組織のどの特定の言語における名称にも一致しないよう意図的に選択されている。また加盟組織は、それぞれの言語での大会名称を自由に選択することができる[1]。このオリンピックは計算言語学、理論言語学、記述言語学の各分野の発展を図るものである。
概要
主に言語学の分野が出題される。他のほとんどの科学オリンピックとは異なり、テストには個人競技と団体競技の両方があり、個人戦は制限時間6時間で5問を、団体戦は一つの難解な問題を4人一組のチームで協力して解く。団体競技の制限時間は、年によって異なる。主な出題ジャンルは理論言語学・計算言語学・応用言語学の主要な分野(音声学・形態論・意味論・統語論・社会言語学)など。
団体競技は、第2回IOL以降、非常に困難で時間のかかる問題一つが出題される。各チームは一般的に4人の学生で構成され、この問題を解決するために3~4時間与えられる。
ほとんどすべての国際科学オリンピックと同様に、問題はいくつかの言語に翻訳され、解答されるため、いかなる母語の制約も受けないように書かれていなければならない。しかし、他のオリンピックとは異なり、翻訳は代表チームのリーダーから独立した専門家で構成される多言語の問題委員会によって提供される。参加者が課題の対象となっている1つ以上の言語群に精通していると有利になる可能性があるため、世界であまり知られていない言語に基づいた問題が増えている。幸いなことに、世界中では6,000以上の言語(いわゆる死語は含まない)が話されており、選択肢はたくさんある。委員会はその問題に人工言語や架空の言語を使わない方針をとっている。独立した問題委員会と審査員の存在は、チームのリーダーがその分野に詳しい必要がないことを意味している(しかしほとんどのリーダーは詳しい)。彼らは、競技の週を通して、チームと緊密に協力して直前でのコーチングを提供することができ、多くの場合そうする。
すべての解答は明確な推論と正当化を含まなければならないことから、どんな場合でも、最も役に立つ能力は分析的で演繹的な思考である。
参加国は東欧や北欧が中心であり、日本は2012年から参加している。2008年アジアの国家の中で韓国が初めて参加し、その後2009年にインドも参加し始めた。東南アジアやアフリカからはまだ参加国が無く、そのためテストではそれらの地域の言語が多く出題される。数式が出ることもある。その際はtàtnààs=bākūrū bītīīmìn ná vɛ̀ ʃāātàtという風に、個々の数をある言語での数の書き方で書いた形で数式を書く(この数式は、2017年出題のものから抜粋)。
日本代表はこれまで銅メダルを5個、銀メダルを2個、Best Solutionを1個取っている。
歴史
開催の背景と目的
1965年、ロシアのモスクワで、当時は言語学を学んで五年に過ぎなかった著名な言語学者アルフレッド・ジュリンスキー(1938~1991年)の提唱により、委員長を務めた数学者ウラジーミル・アンドレヴィッチ・ウスペンスキー、言語学者のアレクサンドル・キブリック、アンナ・ポリワノワ、アンドレイ・ザリズニャクらによる委員会が組織され[2]、中学生を対象とした初めての言語オリンピックが開催された。1982年までモスクワ大学で定期開催され、1988年に現在のロシア人文大学で再開された[3]。1989年以降は両機関が共同で行った。なお1989年から1991年にはモスクワ国立言語大学も参加した[4]。1996年からサンクトペテルブルクのサンクトペテルブルク大学でも同様の大会が開催されている[3]。
1982年以来、ブルガリアでもブルガリア数学者連合、教育科学省により定期的に言語学オリンピックが開催されている[3]。アメリカのオレゴン州[5]やオランダでも同様のオリンピックが開催された。ブルガリア言語学オリンピックの設立後、モスクワ言語学オリンピックの優勝チームがブルガリアの大会に出場したり、その逆の形での出場も行われたりして、この分野での国際協力に大きな可能性を示した。
場所、年ごとの歴史
IOLの初回は、モスクワ大学(MSU)のアレクサンドル・気ブリックが委員長を務め、ブルガリア、チェコ、エストニア、ラトビア、オランダ、ロシアの六か国の参加を得て、ブルガリアの山岳リゾート地、ボロヴェッツにおいて2003年9月6日から12日まで実施された。最初の国際審査員は、イワン・デルジャンスキー(委員長)(ブルガリア科学アカデミー数学・情報研究所)、アレクサンドル・ベルディチェフスキー(モスクワ大)、ボリス・イオムディン(ロシア語学会)、エレナ・ムラヴェンコ(ロシア国立人文大学ロシア語学科)で構成されていた[3]。個人競技における五つの問題はヤーコプ・リンツバッハの「超越代数」筆記体系、エジプト・アラビア語(アフロ・アジア語族)、バスク語(孤立した言語)、アディゲ語(北西コーカサス語族)、フランス語(インド・ヨーロッパ語族)に関するものであった。チームコンテストは、トカラ語(インド・ヨーロッパ語族)、添字の名詞としての使用、遂行動詞の三つの問題から構成された。
IOL 2は、2004年の8月2日から6日まで、ロシアのモスクワにあるロシア人文大学(RSUH)で開催された[6]。7カ国が出場し、ポーランド、セルビア・モンテネグロは初参加だった。個人コンテストの5つの問題は、カヤポ語、ラテン語、英語、ラコタ語、チュヴァシュ語だった。チームの問題はアルメニア語だった。
IOL 3は2005年の8月8日から12日までオランダのライデンで開催され、初参加のフィンランドとルーマニアを含む9カ国13チームが参加した。個人コンテストの5つの問題は、ツォツィル語、ランゴ語、マンシ語、ヨルバ語、リトアニア語だった。チームの問題はフィギグだった。
IOL 4は、2006年の8月1日から6日まで、エストニアのタルトゥにあるタルトゥ大学で開催された[7]。Renate Pajusaluが統括し、9カ国から13チームが参加し、リトアニアも初めてチームを派遣した。個人コンテストの5つの問題は、ラコタ語、カタルーニャ語、クメール語、ウデヘ語、ンゴニ語だった。チームの問題はアメリカ手話だった。
IOL 5は、2007年7月31日から8月4日まで、ロシアのサンクトペテルブルグにあるHotel Geliosで開催された[8]。Stanislav Gurevichを委員長とし、9カ国から15チームが参加した;スペイン、スウェーデン、アメリカは初めて参加した。その年には、各国が1チームまたは2チーム (それぞれ4人ずつ) を派遣し、最初のチームの費用はホスト国が全額負担することが決まった。また、開催国は第3チームを派遣することもできる[8]。個人コンテストでの五つの問題は点字、モビマ語(孤立した言語)、グルジア語(カルトヴェリ語族)、ンドム語(トランス・ニューギニア語族)、トルコ語とタタール語(チュルク語族)の対応であった。チームの問題はハワイ語(オーストロネシア語族)であり、家系を表す語に焦点が当てられていた。
IOL 6は、2008年8月4日から9日まで、ブルガリアのサニー・ビーチ(スランチェフ・ブリャク)にあるサニー・ビーチ・リゾートで開催された[9]。Iliana Raevaが委員長を務め、初参加のドイツ、スロベニア、韓国を含む11カ国から16チームが参加した。問題委員会はイヴァン・デルジャンスキーが委員長を務めた。五つの個人問題は、ミクマク語(アルゴンキン語派)、古ノルド語(北ゲルマン語群)の詩歌(特にdróttkvætt)、デフ語とチャムヒン語の対応(大洋州諸語)、コパイナラ・ソケ語(ミヘ・ソケ語族)、イヌクティトゥット語(エスキモー・アレウト語族)であった。チーム問題は、反切を用いた標準中国語と広東語(シナ語派)の対応に関するものであった。
IOL 7は、2009年7月26日から31日まで、ポーランド、ヴロツワフのヴロツワフ大学で開催された[10]。ミハウ・スリヴィンスキが委員長を務め、初参加のオーストラリア、イギリス、インド、アイルランドをはじめ世界17カ国から23チームが参加した。問題委員会はTodor Tchervenkov(フランスのリヨン大学)が委員長を務めた。対象とした五つの個別問題の主題は、スルカ語(孤立した言語)の数字、ンコ文字及びラテン文字表記のマニンカ語及びバマナ語(マンデ語派)、伝統的なビルマ語(シナ・チベット語族)の名及びそれらの誕生日との関係、古インド語(インド語群)における強勢の位置、及び古典ナワトル語(ユト・アステカ語族)における文法と形態論の関係である。チームの問題はベトナム語(オーストロアジア語族)だった。
IOL 8は、2010年の7月19日から24日まで、スウェーデンのストックホルムにあるÖstra Real Hostelにて開催された[11]。Hedvig Skigårdが委員長を務め、ノルウェーやシンガポールなど18カ国からの26チームが参加した。問題委員会はアレクサンドル・ピペルスキーが委員長を務めた。個人のコンテストは次の五つの問題から構成されていた:ブドゥフ語(北東コーカサス語族)における種々の動詞の関係、デフ語(オセアニア)の数え方のシステム、ブリスシンボル、mRNAのコーディング、ロマンシュ語(西ロマンス語)におけるスルシルヴァ方言とエンガディン方言の関係。チームの問題はモンゴル語(モンゴル語族)単一の辞書からの抜粋の翻訳であった。
IOL 9は、7月25日から30日まで、米国ピッツバーグのカーネギーメロン大学で開催された[12]。Lori Levinが司会を務め、ブラジル、カナダ、アラブ首長国連邦、ベトナムなど19カ国から27 2011チームが初参加した。問題委員会はAdam Hesterbergが委員長を務めた。個々のコンテストの問題は、フェロー語(ゲルマン語派)の正書法、メノミニー語(アルギック語族)の形態学、ヴァイ語(マンデ語族)の構文、ナワトル語(ユト・アステカ語族)の意味論、バーコード言語EAN-13の構造についての推論を必要とした。チーム・コンテストには、サンスクリット語(インド・アーリア語派)の詩の規則と構造が含まれていた。
IOL 10はスロベニアのリュブリャナにあるリュブリャナ大学で2012年7月29日から8月4日まで開催された[13]。Mirko Vaupoticが率いるは、中国、ギリシャ、ハンガリー、イスラエル、そして日本を含む26カ国から34チームを集めた。問題委員会はイヴァン・デルジャンスキーが委員長を務めた。個々のコンテストにおける五つの問題は、ジルバル語(パマ・ニュンガ語族)の統語論、ウンブ=ウング語(トランス・ニューギニア)の数、バスク語(孤立した言語)の代名詞、テオプ語(オーストロネシア語族)の構文、ロツマ語(オーストロネシア語族)の意味論であった。チームの問題には、ラーオ語(タイ・カダイ語族)で国名を認識することが含まれていた。
IOL 11は、2013年の7月22日から26年まで、イギリス・マンチェスターのマンチェスターグラマースクールにて開催され[14]、ニール・シェルダンが委員長を務め、マン島をはじめ、台湾、トルコなど世界26カ国から35チームが参加した。問題委員会はStanislav Gurevichが委員長を務めた。個別コンテストにおける五つの問題は、英語に基づくイディン語(パマ・ニュンガ語族)の形態学、ツンドラ・ユカギール語(ユカギール語族)の意味論、ピダハン語(ムーラ語)の音韻論、ムナ語(オーストロネシア語族)の統語論、英語に基づくテレパシーに関するものであった。チームの問題は、9世紀のヌスフリ文字で書かれたグルジア語(カルトヴェリ語族)によるマーティン・セイモア=スミスの『世界を変えた100冊の本』のリストを翻訳することに関係していた。
IOL 12は、2014年の7月21日から25年まで、中国・北京の北京語言大学で開催された[15]。Jiang Yuqinが委員長を務めた。28カ国から39チームが参加し、パキスタンとウクライナも初参加した。問題委員会の委員長はJae Kyu Lee。個別コンテストにおける五つの問題は、ベナベナ語(トランス・ニューギニア語族)の形態論、カイオワ語(カイオワ・タノア語族)の形態音韻論、タングート語(チベット・ビルマ語派)の親族、エンゲンニ語(ベヌエ・コンゴ語族)の構文、北西バヤ語(ウバンギ語族)であった。このチームの問題には、世界人権宣言の記事をアルメニア語(インド・ヨーロッパ語族)に翻訳したものと一致させることが含まれていた。
IOL 13は、2015年の7月20日から24年まで、ブルガリアのブラゴエヴグラトにあるブルガリア・アメリカン大学で開催された[16]。アレクサンドル・ベリノフが委員長を務めた。初参加のバングラデシュ、フランス、カザフスタンなど29カ国から43チームが参加した。問題委員会はBozhidar Bozhinovが委員長を務め、個別コンテストにおける五つの問題は、ナワトル語(ユト・アステカ語族)とアランバ語(中南パプア語族)の数、カバルド語(アブハズ・アディゲ語派)のベスレネイ方言の形態論、Soundex(サウンデックス)、ワンバヤ語(西バークリー語族)の文法、ソマリ語(アフロ・アジア語族)の詩の規則についてだった。チームの問題は、北ソト語(バントゥー語群)単一の辞書からの抜粋を用いて言語の文法と語彙を構築することであった。
IOL 14は、2016年の7月25日から29日まで、インドのマイソールにあるインフォシス開発センターで開催され[17]、Monojit Choudhury博士とGirish Nath Jha博士が委員長を務めた。31カ国から44チームが集まり、ネパールとスリランカは初めてチームを送った。問題委員会はBoris Iomdinが委員長を務めた。個々のコンテストにおける五つの問題は、アラッレ・タブラハン語(オーストロネシア語族)の空間の直示、ルウィ語(インド・ヨーロッパ語族)の象形文字、クヌーズ・ヌビア語(東スーダン語族)の形態統語論、イアトムル語(セピック語族)の意味論、ハカル語(アイマラ語族)の形態論における空間的特異性に関するものであった。チームの問題は、タア語(ツウ語族)における100以上の発話とIPA転写とのマッチングであった。
IOL 15は、7月31日から2017年8月4日までアイルランドのダブリンにあるダブリンシティ大学で開催された[18]。カラ・グリーン博士が委員長を務め、27カ国から43チームが参加し、カナダから初めてフランス語圏のチームが派遣された。問題委員会はヒュー・ドブスが委員長を務めた。個々の内容における五つの問題は、ビロム語(プラトー語群)の数、アブイ語(ティモール・アロール・パンタール語族)の所有と意味、キンブンド語(バントゥー語群)の形態合成税、コム文字で書かれたラベン語(オーストロアジア語族)、マダク語(中部メラネシア語群)の形態音韻論に関するものであった。チームの問題は、87個の絵文字とインドネシア語(オーストロネシア語族)の記述との対応関係を確立することだった。
IOL 16は、チェコ共和国のプラハにあるチェコ生命科学大学で、2018年の7月26日から30年まで開催された[19]。Vojtěch Diatkaを委員長とし、29カ国から49チームが参加し、マレーシアとデンマークは初参加だった[20]。問題委員会はマリア・ルビンスタインが委員長を務めた。個人のコンテストにおける五つの問題は、クリーク語(マスコギ語族)の強勢、ハクン語(サル語派)の形態統語論、テレナ語(アラワク語族)の音韻論、山岳アラペシュ語(トリチェリ語族)での数の数え方、アカン語(大西洋・コンゴ語族)での血縁関係に関するものであった。チーム問題では、ジェ語派の3つの言語メンベンゴクレ語、シャバンチ語、クリンカチー語の音韻論的対応を調べた。
IOL17は7月29日から2019年8月2日まで、韓国の龍仁市にある韓国外国語大学校龍仁キャンパスで開催された[21]。
開催地
IOLの各大会の概要を次の表に示す。
回数 | 開催年 | 開催地 | 開催日 | 参加国 | 参加者数 | Webページ |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2003年 | ブルガリア・ボロヴェッツ | 6 | 33 | here | |
2 | 2004年 | ロシア・モスクワ | 7月31日 – 8月2日 | 7 | 43 | here |
3 | 2005年 | オランダ・ライデン | 9 | 50 | here | |
4 | 2006年 | エストニア・タルトゥ | 8月1日 – 8月6日 | 9 | 51 | here |
5 | 2007年 | ロシア・サンクトペテルブルク | 7月31日 – 8月4日 | 9 | 61 | here |
6 | 2008年 | ブルガリア・サニービーチ | 8月4日 – 8月9日 | 11 | 63 | here |
7 | 2009年 | ポーランド・ヴロツワフ | 7月26日 – 7月31日 | 17 | 86 | here |
8 | 2010年 | スウェーデン・ストックホルム | 7月19日 – 7月24日 | 18 | 99 | here |
9 | 2011年 | アメリカ・ピッツバーグ | 7月24日 – 7月30日 | 19 | 102 | here |
10 | 2012年 | スロヴァキア・リュブリャナ | 7月29日 – 8月4日 | 26 | 131 | here |
11 | 2013年 | イギリス・マンチェスター | 7月22日 – 7月26日 | 26 | 138 | here |
12 | 2014年 | 中国・北京 | 7月21日 – 25日 | 28 | 152 | here |
13 | 2015年 | ブルガリア・ブラゴエヴグラト | 7月20日 – 24日 | 29 | 166 | here |
14 | 2016年 | インド・マイソール | 7月25日 – 29日 | 30 | 167 | here |
15 | 2017年 | アイルランド・ダブリン | 7月31日 – 8月4日 | 27 | 180 | here |
16 | 2018年 | チェコ・プラハ | 7月26日 – 30日 | 29 | 192 | here |
17 | 2019年 | 大韓民国・龍仁 | 7月26日 – 30日 | 37 | 209 | here |
18 | 2020年 | ラトビア・ヴェンツピルス | ||||
19 | 2021年 | マン島(予定・未発表) |
個人戦メダリスト
個人戦メダリスト
年度 | 開催地 | 金賞 | 銀賞 | 銅賞 |
---|---|---|---|---|
2003 | ブルガリア、ボロヴェッツ | Alexandra Petrova
|
Mirjam Plooij | Polina Oskolskaya |
2004 | ロシア、モスクワ | Ivan Dobrev | Maria Mamykina | Alexandra Zabelina |
2005 | オランダ、ライデン | Ivan Dobrev |
Eleonora Glazova |
Nikita Medyankin |
2006 | エストニア、タルトゥ | Maria Kholodilova | Yordan Mehandzhiyski | Yuliya Taran |
2007 | ロシア、サンクトペテルブルク | Adam Hesterberg | Kira Kiranova | Anna Shlomina |
2008 | ブルガリア、スランチェフ・ブリャク | Alexander Daskalov | Anand Natarajan | Guy Tabachnick |
2009 | ポーランド、ヴロツワフ | Diana Sofronieva | Vitaly Pavlenko | Deyana Kamburova |
2010 | スウェーデン、ストックホルム |
Vadim Tukh | Martin Camacho | Mirjam Parve |
2011 | アメリカ、ピッツバーグ |
Morris Alper | Wesley Jones | Min Kyu Kim |
2012 | スロベニア、リュブリャナ |
Anton Sokolov | Darryl Wu | Pedro Neves Lopes |
2013 | イギリス、マンチェスター |
Alexander Wade | Omri Faraggi | Nilai Sarda |
2014 | 中国、北京 |
Miłosz Mazurkiewicz-Dubieński | Ada Melentieva | Anindya Sharma |
2015 | ブルガリア、ブラゴエヴグラト |
James Wedgwood | Kevin M Li | Bálint Ugrin |
2016 | インド、マイソール |
Jaeyeong Yang | Margarita Misirpashayeva | Tsuyoshi Kobayashi
|
2017 | アイルランド、ダブリン |
Samuel Ahmed | Andrew Tockman | Ekaterina Voloshinova |
2018 | チェコ、プラハ |
Przemysław Podleśny | Jakub Petr | David Avellan-Hultman |
団体戦メダル
回数 | 年度 | 開催地 | 金賞 | 銀賞 | 銅賞 | 個人競技で優勝したチーム |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2003 | ブルガリア、ボロヴェッツ | オランダ | ロシア・サンクトペテルブルク | ロシア・モスクワ | オランダ |
2 | 2004 | ロシア、モスクワ | ロシア・サンクトペテルブルク | ラトビア | ブルガリア1 | ブルガリア1 |
3 | 2005 | オランダ、ライデン | オランダ | ロシア・モスクワ | ロシア・サンクトペテルブルク | ブルガリア1 |
4 | 2006 | エストニア、タルトゥ | ブルガリア2 | オランダ | ポーランド1 | ブルガリア1 |
5 | 2007 | ロシア、サンクトペテルブルク | アメリカ2 モスクワ |
ブルガリア1 ブルガリア2 |
受賞なし | エストニア |
6 | 2008 | ブルガリア、スランチェフ・ブリャク | アメリカ2 ブルガリア・東 |
オランダ アメリカ1 |
受賞なし | アメリカ |
7 | 2009 | ポーランド、ヴロツワフ | アメリカ・赤 | 韓国1 | ロシア・モスクワ | ロシア・モスクワ |
8 | 2010 | スウェーデン | ラトビア | ロシア・モスクワ | ポーランド2 | アメリカ・青 |
9 | 2011 | アメリカ、ピッツバーグ | アメリカ・赤 | ロシア・サンクトペテルブルク | ロシア・モスクワ | アメリカ・赤 |
10 | 2012 | スロベニア、リュブリャナ | アメリカ・青 | オランダ | ポーランド2 | ロシア・サンクトペテルブルク |
11 | 2013 | イギリス、マンチェスター | アメリカ・赤 | ロシア・サンクトペテルブルク | ブルガリア1 ルーマニア |
アメリカ・赤 |
12 | 2014 | 中国、北京 | アメリカ・赤 | ロシア・サンクトペテルブルク | ロシア・モスクワ | アメリカ・赤 |
13 | 2015 | ブルガリア、ブラゴエヴグラト | イギリス・西 | アメリカ・赤 | ポーランド・白 オランダ |
アメリカ・赤 |
14 | 2016 | インド、マイソール | Sweden | オーストラリア1 | UK | アメリカ・赤 |
15 | 2017 | アイルランド、ダブリン | 台湾・TaiTWO | ポーランドĄ | Slovenia | イギリス・K |
16 | 2018 | チェコ、プラハ | アメリカ・青 | アメリカ・赤 ブルガリア1 |
Pões イギリス・U Tým křivopřísežníků |
アメリカ・青 |
メダル総獲得数
順位 | 国名 | 出場回数 | 金 | 銀 | 銅 | 総計 | 特別賞 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | アメリカ | 12 | 25 | 33 | 20 | 78 | 19 |
2 | ブルガリア | 16 | 19 | 21 | 28 | 68 | 21 |
3 | ロシア | 16 | 18 | 30 | 39 | 87 | 20 |
4 | イギリス | 10 | 11 | 6 | 13 | 30 | 12 |
5 | ポーランド | 15 | 9 | 21 | 22 | 52 | 24 |
6 | オランダ | 16 | 4 | 4 | 5 | 13 | 16 |
7 | 台湾 | 6 | 2 | 6 | 1 | 9 | 6 |
8 | インド | 10 | 2 | 5 | 10 | 17 | 10 |
9 | チェコ | 9 | 2 | 5 | 6 | 13 | 5 |
10 | 韓国 | 10 | 2 | 4 | 12 | 18 | 14 |
Media coverage
関連項目
References
- ^ “International Linguistics Olympiad”. www.ioling.org. 2016年9月11日閲覧。
- ^ “International history”. United Kingdom Linguistics Olympiad. 2013年8月9日閲覧。
- ^ a b c d “First International Olympiad in Linguistics (2003)”. Department of Theoretical and Applied Linguistics, Moskow State University. September 8, 2012閲覧。
- ^ “Традиционная олимпиада по лингвистике и математике. История”. web.archive.org (2015年4月25日). 2019年8月3日閲覧。
- ^ “History of Linguistic Challenges”. North American Computational Linguistics Olympiad. September 8, 2012閲覧。
- ^ “Second International Linguistic Olympiad (2004)”. Department of Theoretical and Applied Linguistics, Moskow State University. September 8, 2012閲覧。
- ^ “Fourth International Linguistics Olympiad for Secondary School Students”. September 8, 2012閲覧。
- ^ a b “The Fifth International Linguistics Olympiad”. September 8, 2012閲覧。
- ^ “6th International Linguistics Olympiad”. September 8, 2012閲覧。
- ^ “7th International Olympiad in Linguistics”. September 8, 2012閲覧。
- ^ “IOL10”. September 8, 2012閲覧。
- ^ “IOL 2011: Venue”. September 8, 2012閲覧。
- ^ “The 10th International Linguistics Olympiad”. August 7, 2013閲覧。
- ^ “The International Linguistics Olympiad 2013”. August 7, 2013閲覧。
- ^ “The International Linguistics Olympiad 2014”. July 27, 2014閲覧。
- ^ “The International Linguistics Olympiad 2015”. August 17, 2015閲覧。
- ^ “International Olympiad for Linguists 2016”. iol14.plo-in.org. 2016年1月6日閲覧。
- ^ “International Linguistics Olympiad”. www.ioling.org. 2016年9月11日閲覧。
- ^ “International Linguistics Olympiad 2018”. iol.ff.cuni.cz. August 5, 2018閲覧。
- ^ “IOL 2018 Participants”. IOL. IOL. 8 August 2018閲覧。
- ^ “IOL Yongin 2019”. IOL 2019. IOL 2019. 8 August 2018閲覧。
- ^ “It may be semantics, but linguistics can be a team event”. The Age. 2012年8月7日閲覧。
外部リンク
- IOL日本非公式サイト - OBなどによる非公式サイト