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2019年2月11日 (月) 01:36時点における版
愛媛マンダリンパイレーツ 野手コーチ #未定 | |
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横浜DeNAベイスターズ時代 (2016年3月5日 横須賀スタジアム) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 島根県松江市 |
生年月日 | 1993年4月28日(31歳) |
身長 体重 |
186 cm 90 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手 、内野手 |
プロ入り | 2011年 ドラフト4位 |
初出場 | 2016年4月16日 |
年俸 | 540万円(2018年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
選手歴 | |
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コーチ歴 | |
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この表について
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白根 尚貴(しらね なおき、1993年4月28日 - )は、島根県松江市出身[2]の元プロ野球選手(外野手、内野手)、野球指導者。右投右打。
経歴
プロ入り前
松江市立乃木小学校3年生の時に、「乃木ライオンズ」で野球を始める。松江市立湖南中学校時代に所属した「乃木ライオンズシニア」では、2年時に西日本大会優勝、3年時にベスト8という実績を残した。
開星高校に進学後は、投手として1年時の春から公式戦に出場。1年秋以降から3年夏までは、エースとしてほぼ全ての公式戦に登板した。
2年時には、1年先輩の糸原健斗らと共に春夏連続で甲子園球場での全国大会に出場。春の選抜大会では向陽高校との初戦に1-2、夏の選手権大会では仙台育英高校との初戦に5-6で惜敗したが、夏の仙台育英戦では木村謙吾から本塁打を放っている。
3年時には、夏の島根県大会で3本塁打を記録し、選手権大会へ出場。柳井学園高校との1回戦では3安打完封。2回戦で、この大会を優勝した日大第三高校に8-11で敗退した(白根は計4回2/3を投げ5失点)。しかし、打撃では相手エースの吉永健太朗から4安打を放っている。
高校通算40本塁打の打力や、遠投120メートルの強肩など[2]が評価され、2011年のプロ野球ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから内野手として4巡目で指名[3]。契約金4,000万円、年俸500万円(金額は推定)という条件で入団した。入団当初の背番号は55。
ソフトバンク時代
2012年には、春季キャンプ前の新人合同自主トレーニング中に、右肘の違和感を訴えた。後の精密検査で右肘関節の内側側副靱帯損傷、肘頭骨棘、尺骨神経障害と診断された[4]ため、2月に右肘内側側副靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)および頭骨棘除去手術を受けた[5]。その後はリハビリに専念したため、実戦への出場機会はなかった[6]。
2013年には、ウィリー・モー・ペーニャの背番号変更に伴い1月9日から背番号を65に変更[7][8]。2月の春季キャンプでの練習試合で実戦に復帰した[9]。シーズン中には三軍戦38試合に出場した[10]が、7月に右肩の亜脱臼を起こしたため、二軍戦(ウエスタン・リーグ公式戦)には2試合の出場にとどまった[11]。
2014年には、93試合に出場した三軍戦で、チームトップの10本塁打を記録[12]。しかし、二軍戦では7打数無安打に終わった[13]。シーズン終了後には、支配下選手契約の解除通告(10月31日)[14]を経て、11月27日に育成選手契約を締結。これを機に、背番号を123へ変更した[15]。
2015年には、二軍戦に三塁手として出場する機会が増加。打撃面でも、一時リーグの暫定首位打者になったほど[16]好調だったため、フレッシュオールスターゲームではウエスタン・リーグ選抜のメンバーに選ばれた[17](実際には天候不良で中止になったため出場できず)。結局、二軍戦では、打率.274、3本塁打という成績でシーズンを終了。三軍戦でも52試合の出場で打率.335を記録したため、球団では翌2016年も、白根と育成選手契約を結ぶ方針を立てていた[18]。しかし支配下登録選手経験のある白根は一旦自由契約になることもあって再契約を拒否[19]、他球団での支配下登録選手復帰を視野に12球団合同トライアウトに参加した[20]。
DeNA時代
2015年11月10日に草薙球場で開かれた12球団合同トライアウトでは、シートバッティング形式で7人の投手と対戦。三塁打・二塁打を1本ずつ放つなど、7打数3安打という結果を残した[21]。横浜DeNAベイスターズは同月17日に、白根を支配下登録選手として契約することを発表した[22]。推定年俸は450万円で、背番号は60。
2016年には、春季キャンプの序盤(2月4日)から一軍に合流[23]したものの、公式戦の開幕を二軍で迎えた。イースタン・リーグ公式戦で、開幕から4月末までに打率.328、2本塁打、14打点、リーグ1位の39安打を記録したことから、3・4月度のリーグ月間MVPを受賞した[24]。4月14日に自身初の一軍昇格[25]を果たすと、16日の対東京ヤクルトスワローズ戦(松山中央公園野球場)では、「6番・一塁手」としてスタメンで一軍デビュー[26]。しかし、レギュラーシーズン全体では、一軍公式戦3試合の出場で4打数無安打に終わった。その一方で、イースタン・リーグ公式戦には、リーグトップの120試合へ出場。打率は.269ながら、リーグ最多の118安打を放ったほか、チーム2位(日本人選手では最多)の10本塁打とチームトップの58打点を記録した[27]。
2017年には、登録上のポジションを外野手へ変更した。6月17日の対オリックス・バファローズ戦(横浜スタジアム)7回裏に代打へ起用されると、一軍公式戦での初安打を佐藤達也からの2点本塁打で記録。チームも14-5というスコアで大勝したことから、試合後には戸柱恭孝・桑原将志と並んでヒーローインタビューを受けた[28]。
2018年は一軍出場がなく10月3日に戦力外通告を受けた12月2日、自由契約公示された。
引退後
2019年1月24日、四国アイランドリーグplus・愛媛マンダリンパイレーツの野手コーチに就任することが発表された[29]。
選手としての特徴・人物
身長1メートル86センチという体格[30]の持ち主。投手としては、球質の重い最速149km/hのストレートを中心に、多彩な変化球(スライダー・ フォーク・シュートなど)を投げ分けていた。ソフトバンクの育成選手だった2014年のシーズン終了後には、野手へ転向していたにもかかわらず、マイナーリーグAA級の球団から投手としての獲得を打診された[31]。
高校時代には、体重が一時105kgにまで増加。その風貌や豪腕ぶりと相まって、メディアからは「島根(山陰)のジャイアン[32]」の異名を付けられた[2]。白根によれば、「高校ではほとんど練習せず、動かなすぎたので(ジャイアンばりの巨体になった)」[31]とのことで、この異名を快く思っていなかったという。
打者としては、高校時代から北川博敏モデルのバットを使用[33]。「追い込まれてからも右の方向へ打球を飛ばせる」と自認するほどの力強いバッティングが特徴で、ソフトバンク時代に体重を30キログラムほど減らしたにもかかわらず、パワーは高校時代と変わらないという[34]。
2015年のシーズン終了後に12球団合同トライアウトへの参加が発表された際には、「ホークスに戻ることはありません。来年(2016年)で(プロ野球生活)5年目になるので、(ホークスに)残って育成のままで終わってしまうのであれば、トライアウトを受けた方が後悔はない」とコメント[18]。この決断に対して、ソフトバンク一軍監督の工藤公康からは、「球団としては育成で契約してほしかったが、自分なりに決断したことだから、『そこに賭けたい』という思いがあれば、(トライアウトに)チャレンジすることは悪いとは思わない。彼にとって良い結果になればいい」というエールを送られた[35]。
DeNAへの入団記者会見では、「『育成選手はプロ野球選手ではない』と思っていた。いずれは(選手を)辞めなければいけないのだから、その気持ちに嘘をついて(プロ野球生活を)続けるより、自分の意思で野球を続けたい」という表現で心境を吐露[36]。その一方で、開星高校の5年先輩・梶谷隆幸とチームメイトになったことから、一軍の公式戦で梶谷とクリーンアップを組めるほどの活躍を目標に挙げている[31]。さらに、移籍1年目で自身初の一軍昇格を果たした際には、「(一軍は)去年(2015年)までだと見えていない世界なので、(昇格できたことが)素直に嬉しい。行動して良かった」と述べている[25]。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | DeNA | 3 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | .000 | .000 | .000 | .000 |
2017 | 12 | 13 | 13 | 2 | 3 | 0 | 0 | 1 | 6 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .231 | .231 | .462 | .692 | |
NPB:2年 | 15 | 17 | 17 | 2 | 3 | 0 | 0 | 1 | 6 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | .176 | .176 | .353 | .529 |
- 2018年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
一塁 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2016 | DeNA | 1 | 9 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
2017 | 4 | 11 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | |
通算:2年 | 5 | 20 | 0 | 0 | 1 | 1.000 |
- 2018年度シーズン終了時
記録
- 初出場・初先発出場:2016年4月16日、対東京ヤクルトスワローズ4回戦(松山中央公園野球場)、6番・一塁手で先発出場
- 初打席:同上、2回表に石川雅規から空振り三振
- 初安打・初本塁打・初打点:2017年6月17日、対オリックス・バファローズ2回戦(横浜スタジアム)、7回裏に加賀繁の代打で出場、佐藤達也から左越2ラン
背番号
- 55 (2012年)
- 65 (2013年 - 2014年)
- 123 (2015年)
- 60 (2016年 - 2018年)
登場曲
- Destiny - ISSA×SoulJa(2016年)
- hero - 安室奈美恵 (2016年後半戦)
脚注
- ^ DeNA - 契約更改 - プロ野球.日刊スポーツ.2018年3月28日閲覧。
- ^ a b c 186センチ、98キロ“ジャイアン”白根3安打完封 2011年8月11日
- ^ “ドラフト会議で高校生No.1の武田投手ら12人を指名!武田投手「やるからには頂上を!」と早くも意気込み”. 福岡ソフトバンクホークス (2011年10月28日). 2012年6月5日閲覧。
- ^ 【ソフトB】4位白根、右ひじ手術 2012年1月30日 日刊スポーツ
- ^ 【ソフトB】ドラ4白根が手術 18日合流 2012年2月3日 日刊スポーツ
- ^ 【ドラフト特集】下位指名にもこんな選手も!!今年の“隠し玉”は!? 2012年10月24日配信 選手ニュース 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト
- ^ 背番号変更について 2013年1月9日配信 プレスリリース 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト
- ^ ペーニャ 金髪モヒカンで来日 背番号本人希望で8→55に 2013年1月29日スポニチ
- ^ ソフトB白根 プロ初打席でサヨナラ打 2013年2月23日
- ^ 3軍打撃成績(ホークス) シーズン終了2013年10月8日時点の成績 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
- ^ 【ソフトB】白根が10万円ダウンで更改 2013年11月9日 日刊スポーツ
- ^ 3軍打撃成績(ホークス) シーズン終了2014年10月3日時点の成績 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
- ^ 2014年度 福岡ソフトバンクホークス 個人打撃成績(ウエスタン・リーグ)
- ^ ソフトバンク、岡島に戦力外通告「年齢というのもある」 2014年10月31日スポニチ
- ^ 育成選手契約締結について 2014年11月27日配信 プレスリリース 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
- ^ 【直前】思い出の北九州で大隣投手が先発! 2015年5月19日配信 選手ニュース 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
- ^ ソフトバンク加治屋フレッシュ球宴へ「普段通り」 2015年7月3日 日刊スポーツ
- ^ a b ソフトバンク白根「後悔ない」育成蹴りトライアウト 2015年11月6日 日刊スポーツ
- ^ ソフトバンク白根 育成契約捨てトライアウト受験2015年11月5日 日刊スポーツ
- ^ 10日トライアウトに榊原、北方ら48選手参加 松中は見送り2015年11月5日 スポーツニッポン
- ^ “2015年合同トライアウト速報”. 日刊スポーツ. (2015年11月10日)
- ^ ニュース | 白根尚貴選手と契約合意 | 横浜DeNAベイスターズ
- ^ “DeNA 宮崎が負傷降格、白根が昇格”. デイリースポーツ. (2016年2月4日)
- ^ “ファーム3、4月度MVPにDeNA白根、阪神陽川”. 日刊スポーツ. (2016年5月22日)
- ^ a b “DeNA白根 5年目で初の一軍昇格「行動して良かった」”. スポーツニッポン. (2016年4月14日)
- ^ “DeNA白根「打てそうで…」 初スタメンも不発、3連敗”. スポーツニッポン. (2016年4月17日)
- ^ 2016年度 イースタン・リーグ 個人打撃成績(規定打席以上) | NPB.jp 日本野球機構
- ^ “DeNA白根が初本塁打 「一歩踏み出せた」 今季初4連勝 オリックスは3度目の6連敗”. デイリースポーツ. (2017年6月17日)
- ^ 愛媛MP 野手コーチ決定のお知らせ - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2019年1月24日)
- ^ 白根尚貴 (開星)~高校生選手名鑑~ Sponichi Annex
- ^ a b c 同郷の先輩・梶谷隆幸との共闘を誓う元SB白根尚貴の覚悟 2015年11月26日 週刊ベースボールONLINE
- ^ 漫画『ドラえもん』に登場するガキ大将キャラクター
- ^ ソフトB4位白根「北川バット」を伴侶に 2012年1月9日 日刊スポーツ
- ^ DeNA白根、入団会見で飛躍誓う「常に自分は打てるんだと思ってやってきた」(2) 2015年11月26日 FullCount
- ^ 「育成で契約してほしかったが…」/工藤監督 2015年11月6日 日刊スポーツ
- ^ DeNA白根、入団会見で飛躍誓う「常に自分は打てるんだと思ってやってきた」(1) 2015年11月26日 FullCount
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 白根尚貴 - NPB.jp 日本野球機構
- 白根尚貴 (@naoxx65) - X(旧Twitter)