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* 岡本典久 下村敦夫 それゆけ!フルコン探偵団-格闘技探偵の事件簿 探偵 (フルコンタクトKARATE別冊) ムック 1997 福昌堂 B00K73CI2I
* 岡本典久 下村敦夫 それゆけ!フルコン探偵団-格闘技探偵の事件簿 探偵 (フルコンタクトKARATE別冊) ムック 1997 福昌堂 B00K73CI2I
* [[永瀬隼介|祝康成]] 「沢村忠・道」『SportsgraphicNumberplus(2000January)』 [[文藝春秋]]、[[2000年]](平成12年)、120-126頁、ISBN 4160081096
* [[永瀬隼介|祝康成]] 「沢村忠・道」『SportsgraphicNumberplus(2000January)』 [[文藝春秋]]、[[2000年]](平成12年)、120-126頁、ISBN 4160081096
* [[山崎浩子]] 引退―終わらない夢 エイ出版社 2000 ISBN-10: 4870993619 ISBN-13: 978-4870993617
* [[山崎浩子]] 引退―終わらない夢 エイ出版社 2000 ISBN 4870993619 ISBN-13: 978-4870993617
* 加部究 真空飛び膝蹴りの真実―“キックの鬼”沢村忠伝説 文春ネスコ 2001年 ISBN-10: 4890361391 ISBN-13: 978-4890361397
* 加部究 真空飛び膝蹴りの真実―“キックの鬼”沢村忠伝説 文春ネスコ 2001年 ISBN 4890361391 ISBN-13: 978-4890361397
* Fight&Life 2010年4月号 フィットネススポーツ隔月刊版 ASIN: B0036YPE9O
* Fight&Life 2010年4月号 フィットネススポーツ隔月刊版 ASIN: B0036YPE9O



2018年9月29日 (土) 00:04時点における版

沢村 忠
基本情報
本名 白羽 秀樹
通称 キックの鬼
蹴りの白羽
階級 ミドル級ライト級
身長 174cm
体重 61kg
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1943-01-05) 1943年1月5日(82歳)
出身地 満洲国の旗 満洲国新京特別市
スタイル 空手
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沢村 忠(さわむら ただし、1943年昭和18年〉1月5日 - )は、日本キックボクサー剛柔流空手道参段。満州出身。本名は白羽 秀樹(しらは ひでき)。娘はタレント白羽玲子。半生を描いた漫画やアニメの『キックの鬼』の影響により、世間からは「キックの鬼」と呼ばれていた。

来歴

幼少より祖父から剛柔流空手道を習う。法政大学第一高等学校を経て、日本大学芸術学部映画科を卒業。大学在学中には全日本学生選手権で優勝し、60戦無敗であった。野口修はその実力を評価し、キックボクシングに勧誘した。

1966年(昭和41年)4月に日本キックボクシング協会が旗揚げされ、リングネームを“沢村忠”として参戦。大阪府立体育館で行われたデビュー戦は“空手vs.ムエタイ”と銘打たれた試合で、ラークレイ・シーハーマンを2RKO勝利した。6月にはリキパレスで、ムエタイのルンピニーフェザー級8位のサマンソー・アディソンと対戦したが、16度のダウン(19の報道もあり)を奪われ25ヶ所以上の打撲を負い、4RKO負けを喫した[1][2][3]

しかし、この敗北を機に特訓を積み、当時、YKKアワー キックボクシング中継の実況をしていた石川顕が命名[4]した真空飛び膝蹴りや飛び前蹴りを武器にKOを重ね、活躍。1973年には三冠を達成した読売ジャイアンツ王貞治を抑え、日本プロスポーツ大賞を獲得した。1976年(昭和51年)7月2日に最終試合を行い、翌年の10月10日に引退式を行った。最終成績は、241戦232勝(228KO)5敗4分(一説には500戦以上戦歴があるともされている)であった。

梅宮辰夫と結婚・スピード離婚した銀座「姫」のホステス・大門節子と婚約はしたものの結婚はしなかったようである[5]。現在は、自動車の修理販売業を営むかたわら、子供達に空手を教えている。パチンコ台販売会社・セイブシステムリンクの常務取締役でもある。

エピソード

  • 1964年(昭和39年)に空手道代表として中村忠は、ルンピニー・スタジアムでムエタイ選手と対戦してKO勝利した。野口はその強さにあやかり、白羽に「沢村忠」と命名した[6]
  • あまりにも試合が多く、短いインターバル期間では足の腫れがひかないこともあった。そんなときは「炊いた飯をタオルにくるんで足を温めることで無理矢理治していた」と雑誌・NUMBERのインタビューで答えている。この他、熱湯を患部にかけて間に合わせた他、額の傷が治らないうちに試合を行う際、黒いストッキングをまいて急場をしのいでいたと語っている。[7]
  • 1969年(昭和44年)に「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)の創刊号の表紙を飾った。当時、週刊少年マガジン1968年47号 など、幾つか雑誌の表紙を飾っている。
  • 1970年代前半、日本に2台しかないシボレー・コルベットの所有者だった。しかし、もう一人の所有者大場政夫が同車運転中に事故死したため、沢村も手放した。
  • キックの鬼が放映されていた頃、試合で真空飛びひざ蹴りをしたとき、あるファンから「手抜きするな!」と野次られたという逸話がある。「アニメの真空飛び膝蹴りは高く飛ぶが、実際はそこまで飛ばないため、そう思われたのであろう」と、のちに本人が懐かしのアニメソングの番組の中で語っている。
  • 藤本勲との雑誌での対談等で、一時期「引退後、後遺症により精神病院に隔離」「死亡した」という説が出回り、沢村の活躍を知る年輩者には噂話として広まっていたといい、本人も居酒屋に行った際たまたま隣の人からその話題になり、適当に相槌を打って聞いていたというエピソードがある。[8][9]なお、本人はまったく「アルコールを受け付けない体質」であるが、仲間の付き合いで居酒屋などには赴く。この他他人の運転では乗り物酔いを起こしやすく、小学校時代バスで日光にいく遠足を、いろは坂が怖くて取りやめたことがあるという。[7]
  • 佐山聡は「格闘技を好きになったのは、小学生の時に沢村さんをテレビで観てから。最初にお会いできた時にはもうびっくりしちゃって・・・。その時にキックを教えてもらったんですが、理論がしっかりしていて驚いた。それまでいろんなキックボクシングジムでいろんなテクニックを教わり、なんでこうなるんだろう?という疑問が、沢村さんに教わり、全部解決した」と語っている。
  • 小堺一機は、出演するラジオの深夜番組で、野球の沢村栄治の話題が出た際に、沢村忠のことかと勘違いしたことがある。小堺は野球に疎く、野球選手の名前を間違えることが時々あった。ちなみに、『巨人の星』ではこの二人の「沢村」の名前を別々に両方とも取り上げ、両者の似顔絵も掲載している。
  • 水木しげるの漫画『コケカキイキイ』にゲスト出演(?)している。
  • ポケットモンスターのキャラクターの一種であるサワムラーは、沢村の名を元にしてつけられた[要出典]

獲得タイトル

  • いかす街だぜ(1969年)
  • キックの鬼(1970年。アニメ「キックの鬼」主題歌。B面は同エンディングテーマ「キックのあけぼの」)

題材とした作品

書籍等

  • カラー版 ジュニア入門百科 キックボクシング入門 沢村忠監修
  • 闘技入門 サンポウ・ダイナミックス 沢村忠 監修 産報 昭和47年

出演

映画

テレビドラマ

パチンコ

  • CRキックの鬼 - 2005年(平成17年)

参考資料

  • 月刊フルコンタクトKARATE 1996年4月号不滅の沢村忠 沢村忠特集 福昌堂
  • 岡本典久 下村敦夫 それゆけ!フルコン探偵団-格闘技探偵の事件簿 探偵 (フルコンタクトKARATE別冊) ムック 1997 福昌堂 B00K73CI2I
  • 祝康成 「沢村忠・道」『SportsgraphicNumberplus(2000January)』 文藝春秋2000年(平成12年)、120-126頁、ISBN 4160081096
  • 山崎浩子 引退―終わらない夢 エイ出版社 2000 ISBN 4870993619 ISBN-13: 978-4870993617
  • 加部究 真空飛び膝蹴りの真実―“キックの鬼”沢村忠伝説 文春ネスコ 2001年 ISBN 4890361391 ISBN-13: 978-4890361397
  • Fight&Life 2010年4月号 フィットネススポーツ隔月刊版 ASIN: B0036YPE9O

脚注

注釈

  1. ^ 台本では山村忠。
  2. ^ 真空飛び膝蹴りを劇中で披露。

出典

  1. ^  「沢村忠×佐山聡」『ゴング格闘技7月号増刊-異種格闘対談-GONKAKU Remix CROSS TALK BATTLE Vol.1』 日本スポーツ出版社2003年(平成15年)、188-191頁。
  2. ^  「極真の龍と呼ばれた男-山崎照朝伝(後編)」『フルコンタクトKARATE』 福昌堂、11月号、1995年(平成7年)、50頁。
  3. ^ 『蘇る伝説「大山道場」読本』 日本スポーツ出版社、2000年(平成12年)、141頁。
  4. ^ 【あの人は今こうしている】石川顕(TBSアナウンサーだった)」 ゲンダイネット2008年(平成20年)8月5日。
  5. ^ 魔窟・銀座の「みかじめと愛欲」60年戦争(6)口説けないなら番組に出す
  6. ^  『新・極真カラテ強豪100人(ゴング格闘技1月号増刊)』 日本スポーツ出版社、1997年(平成9年)、47頁。
  7. ^ a b ゴング格闘技 1996 No.45 6月8日号 キックボクシング生誕三十周年記念特別企画第二弾!! キックの帝王 沢村忠を読む。 1996 日本スポーツ出版社
  8. ^ 異種格闘対談 Vol.1(ゴング格闘技7月号増刊ムック) 2003 日本スポーツ出版社
  9. ^ 実話ナックルズ VOL.16 2003年4月

関連項目