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基本情報 | |
---|---|
本名 | 福原 辰弥 |
階級 | ミニマム級 |
身長 | 164cm |
リーチ | 160cm |
国籍 | 日本 |
誕生日 | 1989年5月8日(35歳)[1] |
出身地 | 熊本県熊本市[2] |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 31[3] |
勝ち | 20[3] |
KO勝ち | 7[3] |
敗け | 6[3] |
引き分け | 6[3] |
福原 辰弥(ふくはら たつや、1989年5月8日 - )は、日本のプロボクサー。第27代日本ミニマム級王者[4]。元世界ボクシング機構(WBO)世界ミニマム級王者。熊本市出身。本田フィットネスジム所属[4]。
来歴
2008年4月14日にプロデビュー戦として広島県立総合体育館で村中克彦とライトフライ級4回戦を行い、4回2-0(39-37、39-38、38-38)の判定勝利となった[6]。
全日本新人王決定戦
翌2009年9月26日には福岡県春日市のクローバープラザで行われた西日本・西部日本新人王対抗戦で西部日本ミニマム級新人王として西日本ミニマム級新人王の霜尾順也と対戦し、5回1-0(48-48が2者、48-47)の判定で引き分けたが、規定により西軍代表決定戦への出場権を獲得した[7]。
9月の戦いで全日本新人王決定戦出場権を獲得した福原は同年11月14日、名古屋市公会堂で中日本ミニマム級新人王の河野竜一と全日本ミニマム級新人王・西軍代表決定戦を行い、5回2-0(48-47が2者、48-48)判定勝利となり、この戦いで全日本新人王決定戦の西軍代表の座を獲得し、東軍代表と戦うことになった[8][9]。
同年12月20日に行われた全日本ミニマム級新人王決定戦にて、後楽園ホールで福原は新人王西軍代表として東軍代表の三田村拓也と対戦したが、5回0-3(45-50、46-50、46-49)の判定負けとなり全日本ミニマム級新人王の座を逃した[10][11]。
日本ミニマム級王座挑戦まで
2013年12月6日には井上尚弥の実弟である井上拓真のデビュー戦の対戦相手としてライトフライ級6回戦を両国国技館で行い、井上に6回0-3(55-59が2者、56-59)の判定負けを喫した[12]。
翌年の2014年9月10日にはタイ王国のナコーンラーチャシーマー県に遠征、同地でファーラン・サックリン・ジュニアとライトフライ級8回戦を行い、8回1-1(77-76、76-77、76-76)の判定で引き分けた[13][14]。
翌2015年3月1日、タイのバンコクでパンポン・パシンデットとミニマム級8回戦を行い、2回1分35秒TKO勝ちを収めた[15]。また、同年8月17日には福岡市九電記念体育館でトンチャイレック・チャイヨンジムとミニマム級8回戦を行い、3回1分32秒TKO勝ちを収めている[16]。
日本ミニマム級王座
2015年11月22日、福原は日本ミニマム級2位の山本浩也と熊本県熊本市のフードパル熊本で行われた「火の国ファイティング」で日本ミニマム級王座決定戦を行い、10回3-0(96-94が2者、97-94)の判定勝ちを収め日本ミニマム級王者となった[17]。
2015年11月25日、日本ボクシングコミッション(JBC)は最新ランキングを発表し、上述の山本戦を制し王座を獲得した福原を日本ミニマム級王者としてランクインした[18][19]。
2016年3月26日には初防衛戦となり、福原が持つ日本ミニマム級王座に挑戦して来た日本ミニマム級1位の榮拓海と対戦、10回3-0(97-93が2者、98-94)の判定勝ちを収め同王座の初防衛に成功した[20]。
またこの防衛戦の後、同年4月16日には世界ボクシング機構(WBO)が福原をWBO世界ランキングでWBO世界ミニマム級3位にランクインしたことを発表した[21][22]。
2016年9月19日には2度目の防衛戦を行い、日本ミニマム級6位の挑戦者小野心と対戦し、結果は3回1分40秒、負傷判定で引き分けたが日本王座防衛には成功した[23][24][25]。
WBO世界ランキング入り、2度目の王座防衛成功に成功した翌月となる2016年10月4日には国際ボクシング連盟(IBF)が福原をIBF世界ミニマム級3位にランクインさせたことを最新ランキングを発表した[26][27]
2016年11月3日には3度目の日本王座防衛戦を戦い、日本ミニマム級1位の挑戦者華井玄樹と対戦し、7回44秒TKO勝ちを収め防衛に成功した[28]。
WBO世界ミニマム級暫定王座
2016年12月27日には福原のWBO世界王座挑戦として、翌年2017年2月26日に熊本県上天草市の松島総合運動公園でWBO世界ミニマム級1位のモイセス・カジェロスとWBO世界ミニマム級2位の福原辰弥の間でWBO世界ミニマム級暫定王座決定戦を行うと発表[29]、この発表により同日付で福原は日本ミニマム級王座を返上、無冠となった[30]。
2017年2月26日には予定通り福原はWBO世界ミニマム級1位のモイセス・カジェロスと上天草市の松島総合運動公園「アロマ」でWBO世界ミニマム級暫定王座決定戦を行い、12回2-1(2者が116-112、113-115)の判定勝ちを収め熊本のボクシングジム所属選手として初めて世界王座を獲得した[31][32][33]。
WBO世界ミニマム級王座
2017年4月3日に高山勝成が引退したことに伴い、同月11日に福原はWBOから正規王座に認定された[34][35]。正規王者となった福原はWBO世界ミニマム級1位の山中竜也と30日以内に指名試合に関する対戦交渉で合意し、90日以内に指名試合を行うよう指令を受けた[36]。
2017年6月19日にはWBO世界ミニマム級1位の山中竜也とWBO世界ミニマム級王座の初防衛戦を行う発表がなされ、対戦日時は2017年8月27日、対戦場所は自身のホームである熊本県芦北町の芦北町民総合センター「しろやまスカイドーム」と発表した[37]。
2017年8月27日、予定通り世界王座発防衛戦を芦北町の芦北町民総合センター「しろやまスカイドーム」でWBO世界ミニマム級1位の山中竜也と対戦したが、12回0-3(113-115が2者、112-116)の判定負けに終わり、WBO世界ミニマム級王座の初防衛に失敗、王座から陥落した[38][39]。
WBC世界ミニマム級王座獲得に失敗
2017年10月13日には同11月24日にナコーンラーチャシーマー県でWBC世界ミニマム級王者のワンヒン・ミナヨーティンと対戦し、WBOに続く世界王座獲得を目指す予定だと発表した[40]。
2017年11月25日、ナコーンラーチャシーマー県でWBC世界ミニマム級王者のワンヒン・ミナヨーティンと対戦し、12回0-3(110-118、113-117、112-116)の判定負けを喫しWBOに続く世界王座獲得に失敗した[41][42]。
再起戦以降
2018年4月22日に福岡県春日市のクローバープラザにて行われた当時日本ミニマム級9位の高橋悠斗と同級8回戦を戦い[43]、3-0判定で福原が勝利した[3]。この勝利は福原にとって1年2か月ぶりで、この時点で福原のプロ戦績は20勝7KO6敗6分となった[3]。
戦績
プロボクシング全戦績は2018年4月22日現在[3]、31戦20勝 (7KO) 6敗 6分[3]。
記録 | 備考 |
---|---|
第27代日本ミニマム級王座 | 防衛3回を経て返上[30] |
WBO世界ミニマム級暫定王座 | 防衛0回のまま正規王座に認定[34] |
WBO世界ミニマム級王座 | 初防衛戦で敗れ王座陥落、防衛0回[38] |
以下の戦績表の内容ではプロデビュー戦以外の特別なタイトル戦に関わらない戦績はあらかじめ省略した。
日付 | 結果 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 開催地 | 備考 | 出典 |
2008年 | |||||||
4月14日 | 勝利 | 4R | 判定2-0 | 村中克彦(中内) | プロデビュー戦 | [44][6] | |
2009年 | |||||||
5月31日 | 引分 | 2R 0:51 | 負傷 | 平井雅樹(宮崎ワールド) | 西部日本新人王決勝戦 | [45][46] | |
9月26日 | 引分 | 5R | 判定1-0 | 霜尾順也(塚原京都) | 西日本・西部日本新人王対抗戦 | [47][48] | |
11月14日 | 勝利 | 5R | 判定2-0 | 河野竜一(松田) | 全日本ミニマム級新人王西軍代表決定戦 | [8][9] | |
12月20日 | 敗北 | 6R | 判定0-3 | 三田村拓也(ワールドスポーツ) | 全日本ミニマム級新人王決勝戦 | [10][11] | |
2015年 | |||||||
11月22日 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | 山本浩也(全日本パブリック) | 熊本県・フードパル熊本 | 日本ミニマム級王座決定戦、王座獲得 | [49][50] |
2016年 | |||||||
3月26日 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | 榮拓海(折尾) | 熊本県・フードパル熊本 | 日本王座防衛1 | [51][2] |
9月19日 | 引分 | 3R 1:40 | 負傷 | 小野心(ワタナベ) | 熊本県・フードパル熊本 | 日本王座防衛2 | [52][23] |
11月3日 | 勝利 | 7R 0:44 | 負傷 | 華井玄樹(岐阜ヨコゼキ) | 熊本県・フードパル熊本 | 日本王座防衛3 | [53][28] |
2017年 | |||||||
2月26日 | 勝利 | 12R | 判定2-1 | モイセス・カジェロス | 熊本県・アロマ | WBO世界ミニマム級暫定王座決定戦、暫定王座獲得 | [31][32] |
8月27日 | 敗北 | 12R | 判定0-3 | 山中竜也(真正) | 熊本県・しろやまスカイドーム | WBO世界ミニマム級王座陥落 | [38][39] |
11月25日 | 敗北 | 12R | 判定0-3 | ワンヒン・ミナヨーティン | ナコーンラーチャシーマー県 | WBC世界ミニマム級タイトルマッチ | [41][42] |
テンプレート |
脚注
- ^ “2016.9.19『火の国ファイティング』”. BOXING RISE (2016年9月19日). 2016年12月18日閲覧。
- ^ a b “福原辰弥が初防衛成功、榮拓海との九州対決制す”. Boxing News(ボクシングニュース) (2016年3月26日). 2016年12月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i "前世界王者の福原が再起戦飾る 高橋悠に3-0判定". ボクシング・ニュース. 22 April 2018. 2018年6月13日閲覧。
- ^ a b “階級別ランク”. 西日本ボクシング協会 (2015年8月). 2016年12月18日閲覧。
- ^ “福原辰弥が判定勝ち、WBOミニマム級暫定王者に”. 日刊スポーツ (2017年2月26日). 2017年2月26日閲覧。
- ^ a b “プロボクシング試合組合せ”. 日本ボクシングコミッション (2008年). 2017年1月15日閲覧。
- ^ 西部-西日本新人王対抗戦結果 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年10月21日
- ^ a b “2009年11月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。
- ^ a b “プロボクシング試合組合せ”. 日本ボクシングコミッション(JBC) (2009年). 2017年1月15日閲覧。
- ^ a b “2009年12月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。
- ^ a b “プロボクシング試合組合せ”. 日本ボクシングコミッション(JBC) (2009年). 2017年1月15日閲覧。
- ^ 井上尚弥がOPBFタイトル獲得、弟拓真も初陣飾る Boxing News(ボクシングニュース) 2013年12月6日
- ^ “2014年9月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2014年). 2017年1月15日閲覧。
- ^ アムナット辛くも防衛、アローヨ側IBFへ抗議 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年9月11日
- ^ “2015年3月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2015年). 2017年1月15日閲覧。
- ^ 女子世界チャンピオン黒木優子、無冠戦でTKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2015年8月17日
- ^ 福原辰弥が地元熊本で戴冠、日本ミニマム級王座 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年11月22日
- ^ 2015年11月度日本ランキング 日本ボクシングコミッション(JBC) 2015年11月25日
- ^ 丸田陽七太ら最新日本ランキング入り Boxing News(ボクシングニュース) 2015年11月25日
- ^ 福原辰弥が初防衛成功、榮拓海との九州対決制す Boxing News(ボクシングニュース) 2016年3月26日
- ^ WBO RANKING APRIL 2016 WBO公式サイト 2016年4月16日
- ^ 田中恒成はWBO・LF級2位、IBFもランキング更新 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年4月20日
- ^ a b “福原辰弥vs小野心は負傷ドロー 日本ミニマム級戦”. Boxing News(ボクシングニュース) (2016年9月19日). 2016年12月18日閲覧。
- ^ 日程・結果 日刊スポーツ 2016年9月19日
- ^ 2016.9.19『火の国ファイティング』 BOXING RISE 2016年9月19日
- ^ IBF Ratings IBF公式サイト 2016年10月4日
- ^ 最新IBFランキング、シュトゥルムがWBA王座返上 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年10月6日
- ^ a b “福原辰弥が7回TKO勝ち、ホープ華井玄樹下してV3”. Boxing News(ボクシングニュース) (2016年11月3日). 2016年12月18日閲覧。
- ^ 福原辰弥がWBOミニマム級暫定王座決定戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月28日
- ^ a b 安藤麻里が引退届、福原辰弥が日本王座返上 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年12月28日
- ^ a b Fukuhara wins interim WBA 105lb belt Fightnews.com 2017年2月26日
- ^ a b 福原辰弥が判定勝ち、WBOミニマム級暫定王者に 日刊スポーツ 2017年2月26日
- ^ 熊本に新王者誕生 福原辰弥がカジェロスに判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2017年2月27日
- ^ a b 【ボクシング】福原辰弥が正規王者に昇格 WBOミニマム級、高山勝成引退で 産経ニュース 2017年4月13日
- ^ 福原辰弥がWBO正規王者に昇格へ、高山勝成の引退で Boxing News(ボクシングニュース) 2017年4月14日
- ^ WBO interim champion Fukuhara named champion upon retirement of Takayama Fightnews.com 2017年4月14日
- ^ 8.27福原辰弥が山中竜也とV1戦、WBOミニマム級 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年6月19日
- ^ a b c Yamanaka dethrones WBO 105lb champ Fukuhara Fightnews.com 2017年8月27日
- ^ a b 山中竜也がWBOミニマム級王者、福原辰弥はV1失敗 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年8月27日
- ^ 前WBO王者の福原辰弥、11.24タイでWBC王座挑戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年10月13日
- ^ a b Victorious Wanheng (49-0) closing in on Floyd Fightnews.com 2017年11月25日
- ^ a b 福原辰弥がワンヘンに判定負け、WBCミニマム級戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年11月25日
- ^ "前世界王者の福原辰弥、あす日本9位の高橋悠と再起戦". ボクシング・ニュース. 21 April 2018. 2018年6月13日閲覧。
- ^ “2008年4月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2008年). 2017年1月15日閲覧。
- ^ “2009年5月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。
- ^ “プロボクシング試合組合せ”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。 編注:○印は新人王戦。
- ^ “2009年9月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。
- ^ “プロボクシング試合組合せ”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。
- ^ “2015年11月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2015年). 2017年1月15日閲覧。
- ^ “福原辰弥が地元熊本で戴冠、日本ミニマム級王座”. Boxing News(ボクシングニュース) (2015年11月22日). 2016年12月18日閲覧。
- ^ “2016年3月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2016年). 2017年1月15日閲覧。
- ^ “2016年9月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2016年). 2017年1月15日閲覧。
- ^ “2016年11月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2016年). 2017年1月15日閲覧。
関連項目
外部リンク
第27代日本ミニマム級王者 | ||
前 | 在位期間 | 後 |
空位 (前タイトル獲得者:大平剛) | 2015年11月22日 - 2016年12月27日(返上) | 空位 (次タイトル獲得者:小西伶弥) |
WBO世界ミニマム級暫定王者 | ||
前 | 在位期間 | 後 |
暫定王者決定戦対戦者:モイセス・カジェロス | 2017年2月26日 - 2017年4月11日 | 次暫定王者:正規認定により消滅 |
WBO世界ミニマム級王者 | ||
前 | 在位期間 | 後 |
空位 (前タイトル獲得者:高山勝成) | 2017年4月11日 - 2017年8月27日 | 山中竜也 |