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== 大会出場歴 == |
== 大会出場歴 == |
2018年6月20日 (水) 12:36時点における版
濱田祐太郎 | |
---|---|
生年月日 | 1989年9月8日(35歳)[1] |
出身地 | 日本・兵庫県神戸市須磨区[2] |
血液型 | O型 |
身長 | 171cm |
言語 | 日本語 |
方言 | 関西弁 |
最終学歴 | 兵庫県立視覚特別支援学校卒業 |
出身 | NSC大阪校35期 |
芸風 | 漫談 |
事務所 | よしもとクリエイティブ・エージェンシー |
活動時期 | 2013年 - |
同期 | ゆりやんレトリィバァ、ラニーノーズ、ガンバレルーヤ、おばたのお兄さん、ひょっこりはん |
公式サイト | 吉本興業プロフィール |
受賞歴 | |
R-1ぐらんぷり2018 優勝 |
濵田 祐太郎 (はまだ ゆうたろう、1989年9月8日 - ) は、日本のお笑いタレント、漫談家。兵庫県神戸市出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。先天性の視覚障害を持つロービジョン者である。
略歴
約3万人に1人の割合で発症する先天性緑内障のため生まれつき左目が見えず、右目も明暗がわかる程度である[6][7]。
小学6年の秋、テレビでビッキーズとハリガネロックのしゃべくり漫才を聴いてお笑いに夢中になり、中学生のとき芸人になる決意をする[6]。両親から「何ゆうてんの?」と諭されるが諦めず、最終的に「好きにしたらええよ」と認めてもらう[7]。
高校は兵庫県立視覚特別支援学校に進学、三療の国家資格を取得する[7]。卒業後はマッサージのアルバイトをして授業料40万円を貯め[6]、2012年4月、大阪NSC35期生として入学する[7]。同期にはゆりやんレトリィバァらがいる。NSCではゆりやんは優秀なクラス、濱田はそうでないクラスに振り分けられたため在学中は特に関わりもなく、濱田曰くゆりやんは「別格の存在」「売れっ子のタレントさんという感じ」であった[8][9]。
翌2013年4月に漫談家としてデビュー。2017年6月から「よしもと漫才劇場」の出場権を得て、月に2〜3回若手がネタを披露するライブに出演[6][7]。またNHK新人お笑い大賞で決勝進出を果たす[7]。
2018年のR-1ぐらんぷりに出場し、決勝ではおぐ、ゆりやんレトリィバァを下して16代目のR-1王者となる[8]。桂文枝からは2ネタで6票 (審査員1人あたりの満票) を獲得した[8]。
芸風
- 白杖を持ち、スーツ姿[10]で舞台に立つ。音楽を使わず正統派のしゃべくり漫談を披露するのがピン芸人としてのスタイル[6]。ただしライブによってはコントも行う事があり、R-1での紹介VTRでは先輩芸人として出演したザ・プラン9のお〜い!久馬が主催するライブでコントを披露している映像が放映された。
- R-1冒頭では「迷ったら笑っといてくださいね」と呼びかけ、戸惑う観客に笑ってもいいという空気を作った[11]。視覚障害者のあるあるネタ、盲学校あるあるネタを得意とし、R-1でも披露した[12][13]。
- フジテレビ系『ワイドナショー』で松本人志は「気の毒な感じがしない」と評し[14]、立川志らくも高く評価した[15]。
- 野望は「大阪で息の長い芸人になること」で、“R-1ぐらんぷり連覇” を意識し[16]、憧れのなんばグランド花月出演を目指す[17]。
- 同期のピン芸人・溝口幸雄がNSC卒業直前よりガイドヘルプ (手引き) など幅広くサポートしており[17]、R-1ぐらんぷり2018の決勝でもセンターマイクまで手引きで付き添った。
- 「障害者芸人」の扱うネタのデリケートさゆえ濱田祐太郎の出演に様子見するバラエティー番組制作関係者[18]に対し、放送作家の鈴木おさむ[19]は「落とし穴に落とせるか?」という一見過激な表現で、番組制作側が議論を尽くすかどうかがポイントと指摘した[20]。
エピソード
- お笑い以外の部分では「引っ込み思案」[21]または「基本的にちょっと沈んだ状態」[2]。
- R-1ぐらんぷり制覇後のインタビューで、ネタは「実話です」と学校の恩師の先生が語った[22]。
- フジテレビ系『ワイドナショー』では、自分がいじられるのは構わないが「障害者全員がそうじゃない」「障害者イジりが嫌な人もいる」と発言している[15]。
- 「かわいい声の女性が好き」で[16]、好きな声の女性タレントは鈴木奈々と小倉優子。理由は「鈴木さんは結婚してから、小倉さんは離婚してからセクシーな声になった」ためと語っている[23]。また声優では丹下桜や内田真礼の声が好きだという[24]。
- 簡単な料理もする。好きな食べ物はウインナー[21]。
- 部屋の電気を付ける習慣が無い。
- 盲導犬使用者ではない[25]。
- ネタは思いつくとガラケーの音声メモ機能で残し[10]点字で転記する[17]。
- 趣味はフォークギター。押尾コータローを好み、手持ちはギブソンのJ45[21]。
- すっぴんを見られるのが嫌で番組前の楽屋挨拶を拒否しているハイヒール・リンゴだが、唯一濱田のみは楽屋挨拶を許している[26]
大会出場歴
- 2012年:R-1ぐらんぷり準決勝進出
- 2013年:R-1ぐらんぷり2回戦敗退
- 2017年:NHK新人お笑い大賞本選出場[27]
- 2018年:R-1ぐらんぷり優勝 - 漫談を披露しての優勝は、2010年大会のあべこうじ以来8大会ぶりであった。
出演
テレビ
ラジオ
ライブ
- 「祝3周年!極プレミアム感謝祭!〜マンゲキメンバー大大大集合!No.1芸人が決定しちゃいますSP!〜」(よしもと漫才劇場)
関連項目
- ノーマライゼーション[12]
- 視覚障害ナビ・ラジオ R-1制覇の前に出演経験あり。
- 三遊亭歌笑 - 元祖「爆笑王」、「笑う水爆」と呼ばれた終戦期の落語家。弱視 (今で言うロービジョン)。
- 笑福亭伯鶴 - 現役の全盲落語家。上方落語。
- 桂福点 - 同じく現役の全盲落語家。天狗連出身。バリバラ出演者。
脚注・出典
- ^ 濱田祐太郎 プロフィール - 吉本興業株式会社
- ^ a b “R-1優勝の浜田さん 漫談で「トーク番組出たい」”. 神戸新聞next. (2018年3月9日) 2018年3月19日閲覧。
- ^ “R-1ぐらんぷり 16代目王者は濱田祐太郎 弱視の漫談家がピン芸人のトップに”. 毎日新聞. (2018年3月6日) 2018年3月6日閲覧。
- ^ “『R-1ぐらんぷり』濱田祐太郎が優勝 ほぼ盲目の漫談家が過去最多3795人の頂点に”. ORICON NEWS. (2018年3月6日) 2018年3月6日閲覧。
- ^ 高橋秀樹 (2018年3月11日). “<R-1ぐらんぷり2018>同情ではなく話芸で優勝したほぼ全盲の芸人・濱田祐太郎”. メディアゴン 2018年3月27日閲覧。
- ^ a b c d e “盲目のR-1王者・濱田祐太郎 「障害ネタはタブーにあらず」”. AERAdot. (2018年3月17日) 2018年3月17日閲覧。
- ^ a b c d e f “2018年 新たな舞台へ飛び立つ若者たち 吉本興業の漫談家 濱田祐太郎さん”. 点字毎日. (2018年1月7日) 2018年3月24日閲覧。
- ^ a b c “濱田祐太郎、R-1会見で「漫談家として優勝できたことがうれしい」”. お笑いナタリー. (2018年3月6日) 2018年3月22日閲覧。
- ^ “R-1制した濱田祐太郎 ゆりやんは別格「同じ舞台に立ったのが不思議」”. 東京スポーツ. (2018年3月6日) 2018年3月6日閲覧。
- ^ a b “R-1王者・濱田祐太郎「笑ってもらいやすい言葉で伝えないと」会見みっちりレポ”. エキレビ. (2018年3月16日) 2018年3月26日閲覧。
- ^ “R-1王者・濱田祐太郎「笑ってもらいやすい言葉で伝えないと」会見みっちりレポ(2/3)”. エキレビ (2018年3月17日). 2018年3月27日閲覧。
- ^ a b ラリー遠田 (2018年3月6日). “R-1優勝「盲目の漫談家」濱田祐太郎がこれから切り開いていくもの”. 現代ビジネス 2018年3月28日閲覧。
- ^ “盲目のR-1王者・濱田祐太郎 「障害ネタはタブーにあらず」(2/2)”. AERAdot (2018年3月16日). 2018年3月27日閲覧。
- ^ “松本人志 濱田祐太郎のR-1勝因を分析「気の毒な感じがしない」”. 女性自身. (2018年3月18日) 2018年3月20日閲覧。
- ^ a b “「僕自身は全然いいんですけど」弱視の漫談家・濱田祐太郎が“障害者イジり”に訴え”. livedoor. (2018年3月18日) 2018年3月18日閲覧。
- ^ a b “ほぼ全盲のR-1王者・濱田祐太郎、好きなタイプは「かわいい声の女」”. 女子SPA!. (2018年3月17日) 2018年3月19日閲覧。
- ^ a b c “笑いの道 相方は白杖”. 読売新聞. (2017年5月29日) 2018年3月6日閲覧。
- ^ “R-1優勝の“ほぼ全盲芸人” 濱田祐太郎のジレンマと期待度”. 日刊現代デジタル. (2018年3月10日) 2018年4月10日閲覧。
- ^ 甥が重度障害者であることから障害者問題への関心が高く、『バリバラ』にも出演している。
- ^ 鈴木おさむ (2018年3月15日). “鈴木おさむ R-1優勝“ほぼ全盲”の濱田祐太郎を落とし穴に落とせるか?”. 週刊朝日 2018年4月8日閲覧。
- ^ a b c デイキャッチ出演の模様 (音声ファイル付)[リンク切れ]
- ^ “学校のぼやきがネタの原点 恩師が語るR-1優勝者”. 神戸新聞NEXT. (2018年3月13日) 2018年4月10日閲覧。
- ^ “弱視のR-1王者に単独インタビュー 共演したい“セクシー声”の持ち主は鈴木奈々と…”. まんたんweb. (2018年3月7日) 2018年3月7日閲覧。
- ^ “濱田祐太郎、恋愛歴明かす「二十歳の頃、告白してOKもらった」”. スポーツ報知. (2018年3月15日) 2018年6月12日閲覧。
- ^ イメージほど利用率は高くなく、盲導犬の活動数は約1千匹にとどまる。この10年で100匹ほどしか増えていない。
- ^ 2018年06月16日「モモコのOH!ソレ!み〜よ!」(関西テレビ)出演時の本人談。
- ^ 迷ったら笑っといて! ―漫談家・濱田祐太郎さん 視覚障害ナビ・ラジオ
- ^ “濱田祐太郎、完璧な車庫入れ「目が見えない人がそれやっていいのか?」”. お笑いナタリー. (2018年6月3日) 2018年6月12日閲覧。
- ^ http://www.yesfm.jp/onst/category/fri-onst/