「新岩国駅」の版間の差分
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|備考 = [[日本の鉄道駅#直営駅|直営駅]]<br />[[みどりの窓口]] 有 |
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'''新岩国駅'''(しんいわくにえき)は、[[山口県]][[岩国市]]御庄に |
'''新岩国駅'''(しんいわくにえき)は、[[山口県]][[岩国市]]御庄に所在する、[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)[[山陽新幹線]]の[[鉄道駅|駅]]である。[[事務管理コード|事務管コード]]は▲800665<ref>日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。</ref>。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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長大な[[トンネル]]に挟まれた岩国市西部・御庄地区の盆地の中に所在する<ref name="google-map">{{Google maps | url = https://www.google.co.jp/maps/place/%E6%96%B0%E5%B2%A9%E5%9B%BD%E9%A7%85/@34.1646366,132.1472473,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x35453157d04c43fd:0x1afffe9fc2b83f74!8m2!3d34.1646322!4d132.149436?hl=ja | title = 新岩国駅(山陽新幹線)とその周辺 | accessdate = 2018-01-14}}</ref>。 |
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長大なトンネル間の開けた岩国市西部の御庄盆地に位置し、[[錦川鉄道]][[清流新岩国駅]]に近接する。清流新岩国駅は旧国鉄・JR[[錦川鉄道錦川清流線|岩日線]]御庄駅であるが、新幹線駅のそばに既存の国鉄・JR[[在来線]]駅がありながら両者が別駅扱いとされた事例はこれらの駅同士が2016年3月までは唯一であり<ref>同様の事例としては、2016年3月26日に開業した[[北海道新幹線]]([[北海道旅客鉄道|JR北海道]])[[奥津軽いまべつ駅]]と、[[津軽線]]([[東日本旅客鉄道|JR東日本]])[[津軽二股駅]]も、近接しながら別駅の扱いとなった。</ref>、建設当初からダイヤの接続も基本的には考慮されていない。 |
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当駅の北方を[[錦川]]と[[国道2号|国道2号線]]がほぼ西から東に向かって通っており、S字蛇行をしながら、当駅の約1km[[広島駅|広島]]方寄りのところで新幹線高架とほぼ直角に交差している。当駅自体はこの「錦川・国道2号線」と、残り3方はほぼ山に囲まれる格好となっている《山が囲む“残り3方”のうち東側のみ山麓を[[御庄川]]が流れている》<ref name="google-map" /><ref name="nisikigawa-rw_official">{{Cite web |url=http://nishikigawa.com/stationguide.php#ms |title=各駅紹介~清流新岩国 |publisher=[[錦川鉄道]] |accessdate=2018-01-14}}</ref>{{refnest|group="注"|尤も「[[錦川]]・[[国道2号|国道2号線]]」の背後もまた山となっているため、当駅はほぼ四方を山に囲まれている、ともいうことが出来る<ref name="google-map" />。}}。 |
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当駅から[[徳山駅|徳山]]方すぐのところで[[錦川鉄道錦川清流線|錦川鉄道線]](旧・[[日本国有鉄道|国鉄]]岩日線)と[[立体交差]]、その交差地点すぐの所に[[清流新岩国駅|清流新岩国(旧・御庄)駅]]が所在している<ref name="google-map" />。 |
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⚫ | 西岩国駅に併設する案はルート選定での問題から除外され、岩国駅に併設する案は、線路延長が3.5km長くなることや工事費用が増加する点、市街地を通過するために用地買収が困難になることが予想される点、曲線半径2,500mのカーブを挿入する必要性からの速度向上への妨げとなる点などが考えられた{{Sfn|国鉄新幹線建設局|1977| p=144-145}}。当駅新設の場合、乗降客が少なくなるという点が問題となったが、田畑が広がる広大な土地であることから用地買収が容易に行え、運行上必要な保守基地の設置が可能である点を考慮し、当駅設置が決定された{{Sfn|国鉄新幹線建設局|1977| p=145}}。この決定は、既存市街地の在来線駅に併設したために170km/hの速度制限を強いられる[[徳山駅]]と対照的である(戦前の[[弾丸列車]]計画では、市街地の北方に「新徳山駅」を設けて急カーブを挿入しない計画だった)。 |
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== 駅構造 == |
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<!---出典:山口県統計年鑑---> |
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⚫ | 西岩国駅に併設する案はルート選定での問題から除外され、岩国駅に併設する案は、線路延長が3.5km長くなることや工事費用が増加する点、市街地を通過するために用地買収が困難になることが予想される点、曲線半径2,500mのカーブを挿入する必要性からの速度向上への妨げとなる点などが考えられた{{Sfn|国鉄新幹線建設局|1977| p=144-145}}。当駅新設の場合、乗降客が少なくなるという点が問題となったが、田畑が広がる広大な土地であることから用地買収が容易に行え、運行上必要な保守基地の設置が可能である点を考慮し、当駅設置が決定された{{Sfn|国鉄新幹線建設局|1977| p=145}}。この決定は、既存市街地の在来線駅に併設したために170km/hの速度制限を強いられる[[徳山駅]]と対照的である(戦前の[[弾丸列車]]計画では、市街地の北方に「新徳山駅」を設けて急カーブを挿入しない計画だった)。 |
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== 駅周辺 == |
== 駅周辺 == |
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[[File:CCG20095X-C1-30 Misho, Iwakuni.jpg|thumb|駅周辺<br />{{国土航空写真}}([[2009年]]撮影)]] |
[[File:CCG20095X-C1-30 Misho, Iwakuni.jpg|thumb|駅周辺<br />{{国土航空写真}}([[2009年]]撮影)]] |
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前記と一部重複するが、当駅の北方を国道2号線が、東方を[[山口県道・広島県道1号岩国大竹線|山口県道1号線]]とそのさらに東を山を貫く形で[[山陽自動車道]]が、西方を旧街道の[[山陽道]]([[西国街道]])がそれぞれ通っており、このうち山陽道は南方で前出山口県道1号線と合流している。また当駅の駅前広場は[[山口県道114号新岩国停車場線|山口県道114号線]]の起点になっている。<ref name="google-map" /><ref>{{Cite web |url=https://map.goo.ne.jp/map/station/350063/zoom/10/ |title=新岩国駅(山陽新幹線)とその周辺 |publisher=[[goo地図]] |accessdate=2018-01-14}}</ref><ref name="mapion">{{Cite web |url=https://www.mapion.co.jp/m2/34.16468111,132.14946629,19/poi=ST27505 |title=新岩国駅(山陽新幹線)とその周辺 |publisher=[[Mapion]] |accessdate=2018-01-14}}</ref> |
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西側にのみ駅前広場が設けられており、駅の周囲には新興住宅地が存在する。商店等は少なく閑散としている。これは、[[東海道新幹線]]の[[岐阜羽島駅]]と山陽新幹線の[[東広島駅]]の新幹線単独駅も同じである。 |
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* 山陽自動車道[[岩国インターチェンジ]] |
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* 岩国市中央公民館御庄分館 - 岩国市役所御庄出張所併設 |
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* 岩国市立御庄小学校 |
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* 御庄郵便局 |
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* [[農業協同組合|JA]]山口東 本所 |
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* 本庄[[八幡宮]] |
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* 新岩国外科内科医院 |
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* ふくもと内科・循環器科 |
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* ステーションホテル扇屋 |
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* [[駅レンタカー]] 新岩国営業所 |
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* [[ヤマト運輸]] 岩国センター |
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* [[ジュンテンドー]] 岩国インター店 |
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* [[セブンイレブン]] 岩国インター店 |
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* [[デイリーヤマザキ]] 岩国インター店 |
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* 村重酒造 |
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* 中国開発コンクリート 岩国工場 |
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日本三名橋の一つに数えられる「[[錦帯橋]]」までは、当駅からバスで約15分の距離にある<ref>{{Cite web |url=http://iwakuni-kanko.jp/%e3%82%a2%e3%82%af%e3%82%bb%e3%82%b9%e6%83%85%e5%a0%b1 |title=アクセス情報(錦帯橋) |work=岩国 四季の旅 |publisher=岩国市観光協会 |accessdate=2018-01-14}}</ref>。 |
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== バス路線 == |
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;「新岩国駅」バス停(駅前広場内)<ref name="mapion" /> |
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:[[いわくにバス]]<ref>{{Cite web |date=2017-10-01 |url=http://www.iwakuni-bus.com/timetable20171001/weekday/siniwakunieki.pdf |format=PDF |title=【平日用】発車予定時刻表~新岩国駅 |publisher=[[いわくにバス]] |accessdate=2018-01-14 |quote=→{{PDFlink|[http://www.iwakuni-bus.com/timetable20171001/holiday/sinniwakunieki.pdf 土日祝用時刻表]}}}}</ref><ref name="iwakunibus-24">{{Cite web |date=2017-03-04 |url=http://www.iwakuni-bus.com/r_jikoku/kasotiikibus/futasika_jikoku.pdf |format=PDF |title=北河内駅~伊房~新岩国駅~錦帯橋~岩国駅 時刻表 |publisher=いわくにバス |accessdate=2018-01-14}}</ref> |
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::21系統('''新岩国駅''' - 錦帯橋 - 裁判所 - 室の木 - 岩国駅) |
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::22系統〔[[北河内駅]] - [[南河内駅]]入口(- 廿木) - '''新岩国駅''' - 錦帯橋 - 裁判所 - 浄水場 - 今津 - 岩国駅〕《毎日2往復》 |
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:::※ 上記北河内駅に至るバス路線では、他に当バス停を経由しない便も2往復存在する{{refnest|group="注"|この2往復は全て「[[北河内駅]]~錦帯橋」間運行の便(41・42系統)となっており、当バス停を経由する2往復は全て「北河内駅~岩国駅」間運行便となっている。なお、当駅から北東に徒歩二十数分のところに位置する「岩国インターバスターミナル」・「御庄橋」両バス停では、当バス停を経由しない2往復も含め、北河内駅まで運行されるバス便全4往復が発着する<ref name="mapion" /><ref>{{Cite web |url=https://map.goo.ne.jp/map/route/walk/from-latlon/E132.9.6.700N34.9.41.032/to-latlon/E132.9.51.077N34.10.14.794/?geo=0&chg=0&str=0&crd=1&da=1&src=2 |title=新岩国駅から「岩国インターバスターミナル」停留所(新岩国駅・北河内駅方面)まで《ルート検索》 |publisher=goo地図 |accessdate=2018-01-14}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://map.goo.ne.jp/map/route/walk/from-latlon/E132.9.6.700N34.9.41.032/to-latlon/E132.9.53.868N34.10.20.636/?geo=0&chg=0&str=0&crd=1&da=1&src=2 |title=新岩国駅から「岩国インターバスターミナル」停留所(錦帯橋・岩国駅方面)まで《ルート検索》 |publisher=goo地図 |accessdate=2018-01-14}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://map.goo.ne.jp/map/route/walk/from-latlon/E132.9.6.700N34.9.41.032/to-latlon/E132.9.32.614N34.10.12.806/?geo=0&chg=0&str=0&crd=1&da=1&src=2 |title=新岩国駅から「御庄橋」停留所(北河内駅方面)まで《ルート検索》 |publisher=goo地図 |accessdate=2018-01-14}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://map.goo.ne.jp/map/route/walk/from-latlon/E132.9.6.700N34.9.41.032/to-latlon/E132.9.34.522N34.10.12.637/?geo=0&chg=0&str=0&crd=1&da=1&src=2 |title=新岩国駅から「御庄橋」停留所(錦帯橋・岩国駅方面)まで《ルート検索》 |publisher=goo地図 |accessdate=2018-01-14}}</ref><ref>{{Cite web |date=2017-10-01 |url=http://www.iwakuni-bus.com/timetable20171001/weekday/iwakuniic_busterminal.pdf |format=PDF |title=【平日用】発車予定時刻表~岩国インターBT |publisher=いわくにバス |accessdate=2018-01-14 |quote=→{{PDFlink|[http://www.iwakuni-bus.com/timetable20171001/holiday/iwakuniic_busterminal.pdf 土日祝用時刻表]}}}}</ref><ref>{{Cite web |date=2017-10-01 |url=http://www.iwakuni-bus.com/timetable20171001/weekday/misyoubasi.pdf |format=PDF |title=【平日用】発車予定時刻表~御庄橋 |publisher=いわくにバス |accessdate=2018-01-14 |quote=→{{PDFlink|[http://www.iwakuni-bus.com/timetable20171001/holiday/misyoubasi.pdf 土日祝用時刻表]}}}}</ref>。}} |
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::23系統(大藤 - 六呂師口 - [[柱野駅]] - '''新岩国駅''' - 錦帯橋 - [[西岩国駅]] - 浄水場 - 今津 - 岩国駅)《毎日3往復》 |
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::24系統(北河内駅 - 二鹿体育館 - 上田公会堂 - '''新岩国駅''' - 錦帯橋 - 裁判所 - 今津 - 岩国駅)《祝日除く火・金曜日に1往復》{{refnest|group="注"|岩国市過疎地域乗合バス・二鹿線。当バス停を境に「乗車のみ」または「降車のみ」に利用方を限定するクローズドドアシステムが導入されているほか、当バス停から北河内駅までの区間ではバス停以外の場所でも乗り降り可能なフリー乗降制も併せて導入されている<ref name="iwakunibus-24" /><ref>{{Cite web |url=http://www.iwakuni-bus.com/r_jikoku/kasotiikibus/rosen-1.html |title=岩国市過疎地域乗合バス |publisher=いわくにバス |accessdate=2018-01-14}}</ref>。}} |
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:[[防長交通]](岩国駅前 - 錦帯橋 - '''新岩国駅''' - 保木 - 廿木 - 高森 - [[周防久保駅|久保駅前]] - [[徳山駅|徳山駅前]])《毎日5往復》<ref>{{Cite web |date=2017-10-01 |url=http://copilog.jp/bds_450441/views/detail/22/22/ |title=時刻表「徳山駅前 - 高森・岩国駅前」 |publisher=[[防長交通]] |accessdate=2018-01-14 |quote=[http://copilog.jp/bds_450441/views/detail/22/ 『防長バス時刻表(周南地域版)』]の22頁目に掲載}}</ref> |
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== 在来線駅「御庄(現・清流新岩国)」との関係 == |
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駅東側は[[山口県道・広島県道1号岩国大竹線|県道岩国大竹線]]・[[御庄川]]を挟んで山が迫っており、平地がほとんどない。 |
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前記の通り、当駅から[[徳山駅|徳山]]方すぐのところの、山陽新幹線高架すぐそばに[[清流新岩国駅]]が置かれている。この「清流新岩国」駅は、旧[[日本国有鉄道|国鉄]]([[JR]])そして第3セクター「[[錦川鉄道]]」に転換されてから2013年(平成25年)3月15日までは「御庄」と称され、当駅開業の14年以上前〔1960年(昭和35年)11月1日〕に国鉄岩日線「[[川西駅|川西]]~[[河山駅|河山]]」間が開通したことに伴って開業している<ref name="google-map" /><ref name="nisikigawa-rw_official" />。 |
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当駅から清流新岩国(旧・御庄)駅までは徒歩にして約7分の距離であるが<ref name="nisikigawa-rw_official" />{{refnest|group="注"|両駅間の移動には、新幹線高架脇に設けられた長さ約300mの連絡通路を利用する<ref name="nisikigawa-rw_official" />。}}、旧国鉄(JR)時代には互いに別個の駅とされ、乗換駅として認知されることは無かった。このためか、列車ダイヤ面に於いて相互の乗り換えは基本的に考慮されていない<ref name="book_nishimori">{{Cite book |和書 |author=西森聡 |date=2016-02-24 |title=そうだったのか、乗りかえ駅 |publisher=[[交通新聞社]] |series=交通新聞社新書 |chapter=7 実は”孤独”な乗換駅 |id={{全国書誌番号|22711272}} |isbn=978-4-330-63916-1 |quote=『新幹線駅には単独駅が実は13駅もある〈新幹線と乗りかえ駅2〉』より}}</ref><ref>{{Cite book |和書 |author=梅原淳 |date=2014-09 |title=いまこそ楽しみたい新幹線の旅 夢の超特急誕生から50年:歴代の全車種・全駅・車両基地の詳細データ掲載! |publisher=[[PHP研究所]] |page=83 |id={{全国書誌番号|22463499}} |isbn=978-4-569-82013-2}}</ref>。 |
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交通アクセスについては、[[山口県道114号新岩国停車場線|県道新岩国停車場線]]・県道岩国大竹線を通じて[[山陽自動車道]][[岩国インターチェンジ|岩国IC]]や[[国道2号]]が近くにあるため、比較的よい。 |
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新幹線駅と在来線駅が互いに近接していながら別々の駅とされた事例は、2016年(平成28年)3月26日に[[北海道新幹線]]が開業して新幹線「[[奥津軽いまべつ駅|奥津軽いまべつ]]」駅と[[在来線]]「[[津軽二股駅|津軽二股]]」駅([[津軽線]])が互いに近接関係にあることが知られるようになるまで、「当駅⇔旧・御庄駅」のケースが全国唯一のものだった<ref name="book_nishimori" />。 |
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日本三名橋の「[[錦帯橋]]」に近い。バスで12分、徒歩なら川沿いを下って約1時間。[[岩国駅]]からは西に約8km離れている。 |
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旧国鉄・JR時代に当駅と旧・御庄駅が別個の駅として扱われたことについて、鉄道紀行作家の[[宮脇俊三]]は自著の中で「ひょっとすると、新幹線と正式に結びつけてしまったら岩日線を廃線にしにくくなるからではないか。岩日線など雨で流されてしまえ、と思っているかもしれない」との見解を示しているほか、カメラマンの西森聡も自著の中で、1975年に山陽新幹線[[博多駅|博多]]延伸に伴って当駅が開業した時点で岩日線が既に赤字ローカル線となっていたことを踏まえ「消えゆく路線上にあった御庄駅を、改築したり、新たな連絡通路を設けたりして、乗換駅にすることは叶わなかっただろう」と漏らしている<ref>{{Cite book |和書 |author=宮脇俊三 |authorlink=宮脇俊三 |title=時刻表2万キロ |publisher=[[角川文庫]] |date=1984-11-25 |page=108|isbn=978-4041598016 |id={{全国書誌番号|85018043}} |quote=[[河出書房新社|河出文庫]]版あり(1980年出版;{{ISBN2|978-4-309-47001-6}}・{{全国書誌番号|80026533}})}}</ref><ref name="book_nishimori" />。 |
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== 接続する交通機関 == |
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* [[錦川鉄道錦川清流線]] [[清流新岩国駅]] |
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*: 新幹線高架沿いに連絡通路がある(徒歩7分)が、錦川清流線の運行は1日10往復で新幹線ダイヤとリンクしていない。 |
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* [[いわくにバス]] |
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** 錦帯橋・岩国駅方面 |
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** 大藤、[[北河内駅 (山口県)|北河内駅]]、廿木方面 など |
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* [[防長交通]]バス |
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** 錦帯橋・岩国駅方面 |
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** 高森・徳山駅方面快速便(国道2号経由) |
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== 隣の駅 == |
== 隣の駅 == |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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=== 注釈 === |
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=== 出典 === |
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{{Reflist}} |
{{Reflist}} |
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== 参考文献 == |
== 参考文献 == |
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* {{Cite|和書|author=国鉄新幹線建設局|year=1977|title=山陽新幹線岡山博多間工事誌|publisher=社団法人日本鉄道施設協会|ref=harv}} |
* {{Cite|和書|author=国鉄新幹線建設局|year=1977|title=山陽新幹線岡山博多間工事誌|publisher=社団法人日本鉄道施設協会〔または日本国有鉄道新幹線建設局(政府刊行物)〕|id={{全国書誌番号|77002844}}|oclc=703827281|quote=→[http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036361621-00 日本鉄道施設協会刊行版〔『国会図書館サーチ』より(公共図書館蔵書)〕]|ref=harv}} |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
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* [[東広島駅]] |
* [[東広島駅]] |
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* [[新尾道駅]] |
* [[新尾道駅]] |
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* [[奥津軽いまべつ駅]] |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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* [http://www.jr-odekake.net/eki/top.php?id=0800665 JR西日本(新岩国駅)] |
* [http://www.jr-odekake.net/eki/top.php?id=0800665 JR西日本(新岩国駅)] |
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{{山陽新幹線}} |
{{山陽新幹線}} |
2018年2月17日 (土) 23:33時点における版
新岩国駅 | |
---|---|
駅舎 | |
しんいわくに Shin-Iwakuni | |
◄広島 (41.4 km) (47.1 km) 徳山► | |
所在地 | 山口県岩国市御庄1055-1 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | 山陽新幹線 |
キロ程 |
383.0km(新大阪起点) 東京から935.6 km |
電報略号 | シイ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
961人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1975年(昭和50年)3月10日 |
乗換 | 清流新岩国駅(錦川鉄道錦川清流線) |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有 |
新岩国駅(しんいわくにえき)は、山口県岩国市御庄に所在する、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽新幹線の駅である。事務管コードは▲800665[1]。
概要
長大なトンネルに挟まれた岩国市西部・御庄地区の盆地の中に所在する[2]。
当駅の北方を錦川と国道2号線がほぼ西から東に向かって通っており、S字蛇行をしながら、当駅の約1km広島方寄りのところで新幹線高架とほぼ直角に交差している。当駅自体はこの「錦川・国道2号線」と、残り3方はほぼ山に囲まれる格好となっている《山が囲む“残り3方”のうち東側のみ山麓を御庄川が流れている》[2][3][注 1]。
当駅から徳山方すぐのところで錦川鉄道線(旧・国鉄岩日線)と立体交差、その交差地点すぐの所に清流新岩国(旧・御庄)駅が所在している[2]。
歴史
沿革
岩国地区は、広島 - 徳山間のほぼ中央に位置しており、沿岸部では工業地帯を有していることから、駅設置の必要性が考えられていた[4]。山陽新幹線の建設に関するルート選定の際には、岩国駅に新幹線駅を併設する案と現在の新岩国駅を設置する案の2つが主に議論されたが、岩徳線西岩国駅に併設する案も存在した[4]。
西岩国駅に併設する案はルート選定での問題から除外され、岩国駅に併設する案は、線路延長が3.5km長くなることや工事費用が増加する点、市街地を通過するために用地買収が困難になることが予想される点、曲線半径2,500mのカーブを挿入する必要性からの速度向上への妨げとなる点などが考えられた[5]。当駅新設の場合、乗降客が少なくなるという点が問題となったが、田畑が広がる広大な土地であることから用地買収が容易に行え、運行上必要な保守基地の設置が可能である点を考慮し、当駅設置が決定された[6]。この決定は、既存市街地の在来線駅に併設したために170km/hの速度制限を強いられる徳山駅と対照的である(戦前の弾丸列車計画では、市街地の北方に「新徳山駅」を設けて急カーブを挿入しない計画だった)。
年表
- 1975年(昭和50年)3月10日 - 山陽新幹線の岡山駅 - 博多駅間延伸により、日本国有鉄道の駅として開業。すぐそばにある御庄駅(現在の清流新岩国駅)は当時の国鉄の意向から「新岩国」とはされなかった。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1997年(平成9年)11月29日 - ダイヤ改正により『ひかり』の停車が廃止され、『こだま』のみの停車駅となる。
- 1999年(平成11年)3月13日 - 当駅を始発とする『こだま』(岡山行き)が設定される。
- 2001年(平成13年)3月24日 - 芸予地震の影響で、初めて『のぞみ』が臨時停車した。[要出典]
- 2005年(平成17年)2月18日 - 山陽新幹線内で初めて自動改札機を設置。[要出典]
- 2013年(平成25年)3月16日 - ダイヤ改正により定期の『ひかり』が再び停車(下り1本、上り2本)。また、すぐそばにある御庄駅は同日付で「清流新岩国」駅に改称された。
駅構造
16両編成対応(ホーム長410m)の単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ高架駅である[7][8]。
2番のりばと3番のりばの間に上下通過線を挟み、1・2番のりばが上り島式ホーム、3番のりばが下り単式ホームであるが、下り副本線を増設すれば2面4線化も可能な構造[8]。レールの錆取りのため、この1番のりばから発車する当駅始発の列車が朝に1本設定されている。本線から回送線が分岐し、さらに留置線2本と保守基地線に分岐する。
山陽新幹線内では最も早く自動改札機が導入されたが、列車案内は反転フラップ式案内表示機が当駅開業時から2007年(平成19年)まで使用されていた。
改札口は1か所のみで、出入口も西側のみ。徳山地域鉄道部管理の直営駅である。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | 山陽新幹線 | 上り | 広島・新大阪方面 | 1番のりばは当駅始発のみ |
3 | 下り | 新山口・博多方面 |
広島方面の列車は原則として2番のりばから発車する。1番のりばは当駅始発の列車のみ使用するが、事故等によるダイヤ混乱時に臨時ホームとして使用される場合がある。
-
3番のりばの反転フラップ式案内表示機
-
2番のりばに停車中の500系
画像左が1番のりば・上下通過線を挟み右が3番のりば
新幹線ダイヤの変遷
- 1975年(昭和50年)当時、『ひかり』は山陽新幹線内で『こだま』の役割も担っており、当初は当駅も毎時1往復停車していた。また、アメリカ軍基地(岩国飛行場)関係者の利用も多く見込まれていた。その後、山陽新幹線内で完結する『こだま』が設定され、1988年(昭和63年)3月ダイヤ改正から当駅停車の『ひかり』は1日2往復に削減され、1997年(平成9年)11月29日ダイヤ改正で当駅に停車するすべての『ひかり』を廃止し、それ以降後述の2013年3月ダイヤ改正まで1時間あたり日中1本、朝夕2本の『こだま』のみの停車となった。
- 2013年(平成25年)3月16日ダイヤ改正より朝の下り1本、上り2本の『ひかりレールスター』が増停車し、同駅への『ひかり』停車は定期列車としては16年ぶりとなった。これにより山陽新幹線内で『こだま』しか停車しない駅は厚狭駅のみとなった。
- 『ひかりレールスター』を除けば、従来どおり毎時1 - 2本の『こだま』のみの停車であるが、2001年の芸予地震の影響により、臨時で『のぞみ』が停車した。また、『みずほ』『さくら』については山陽新幹線内での運転開始以来、いずれも臨時列車を含めて停車していない。
利用状況
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。山陽新幹線の駅では最も少ない。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 1,004 |
2000 | 991 |
2001 | 990 |
2002 | 970 |
2003 | 973 |
2004 | 978 |
2005 | 989 |
2006 | 975 |
2007 | 967 |
2008 | 956 |
2009 | 894 |
2010 | 911 |
2011 | 947 |
2012 | 947 |
2013 | 929 |
2014 | 920 |
2015 | 954 |
2016 | 961 |
駅周辺
前記と一部重複するが、当駅の北方を国道2号線が、東方を山口県道1号線とそのさらに東を山を貫く形で山陽自動車道が、西方を旧街道の山陽道(西国街道)がそれぞれ通っており、このうち山陽道は南方で前出山口県道1号線と合流している。また当駅の駅前広場は山口県道114号線の起点になっている。[2][9][10]
- 山陽自動車道岩国インターチェンジ
- 岩国市中央公民館御庄分館 - 岩国市役所御庄出張所併設
- 岩国市立御庄小学校
- 御庄郵便局
- JA山口東 本所
- 本庄八幡宮
- 新岩国外科内科医院
- ふくもと内科・循環器科
- ステーションホテル扇屋
- 駅レンタカー 新岩国営業所
- ヤマト運輸 岩国センター
- ジュンテンドー 岩国インター店
- セブンイレブン 岩国インター店
- デイリーヤマザキ 岩国インター店
- 村重酒造
- 中国開発コンクリート 岩国工場
日本三名橋の一つに数えられる「錦帯橋」までは、当駅からバスで約15分の距離にある[11]。
バス路線
在来線駅「御庄(現・清流新岩国)」との関係
前記の通り、当駅から徳山方すぐのところの、山陽新幹線高架すぐそばに清流新岩国駅が置かれている。この「清流新岩国」駅は、旧国鉄(JR)そして第3セクター「錦川鉄道」に転換されてから2013年(平成25年)3月15日までは「御庄」と称され、当駅開業の14年以上前〔1960年(昭和35年)11月1日〕に国鉄岩日線「川西~河山」間が開通したことに伴って開業している[2][3]。
当駅から清流新岩国(旧・御庄)駅までは徒歩にして約7分の距離であるが[3][注 4]、旧国鉄(JR)時代には互いに別個の駅とされ、乗換駅として認知されることは無かった。このためか、列車ダイヤ面に於いて相互の乗り換えは基本的に考慮されていない[22][23]。
新幹線駅と在来線駅が互いに近接していながら別々の駅とされた事例は、2016年(平成28年)3月26日に北海道新幹線が開業して新幹線「奥津軽いまべつ」駅と在来線「津軽二股」駅(津軽線)が互いに近接関係にあることが知られるようになるまで、「当駅⇔旧・御庄駅」のケースが全国唯一のものだった[22]。
旧国鉄・JR時代に当駅と旧・御庄駅が別個の駅として扱われたことについて、鉄道紀行作家の宮脇俊三は自著の中で「ひょっとすると、新幹線と正式に結びつけてしまったら岩日線を廃線にしにくくなるからではないか。岩日線など雨で流されてしまえ、と思っているかもしれない」との見解を示しているほか、カメラマンの西森聡も自著の中で、1975年に山陽新幹線博多延伸に伴って当駅が開業した時点で岩日線が既に赤字ローカル線となっていたことを踏まえ「消えゆく路線上にあった御庄駅を、改築したり、新たな連絡通路を設けたりして、乗換駅にすることは叶わなかっただろう」と漏らしている[24][22]。
隣の駅
脚注
注釈
- ^ 尤も「錦川・国道2号線」の背後もまた山となっているため、当駅はほぼ四方を山に囲まれている、ともいうことが出来る[2]。
- ^ この2往復は全て「北河内駅~錦帯橋」間運行の便(41・42系統)となっており、当バス停を経由する2往復は全て「北河内駅~岩国駅」間運行便となっている。なお、当駅から北東に徒歩二十数分のところに位置する「岩国インターバスターミナル」・「御庄橋」両バス停では、当バス停を経由しない2往復も含め、北河内駅まで運行されるバス便全4往復が発着する[10][14][15][16][17][18][19]。
- ^ 岩国市過疎地域乗合バス・二鹿線。当バス停を境に「乗車のみ」または「降車のみ」に利用方を限定するクローズドドアシステムが導入されているほか、当バス停から北河内駅までの区間ではバス停以外の場所でも乗り降り可能なフリー乗降制も併せて導入されている[13][20]。
- ^ 両駅間の移動には、新幹線高架脇に設けられた長さ約300mの連絡通路を利用する[3]。
出典
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b c d e f Google Maps – 新岩国駅(山陽新幹線)とその周辺 (Map). Cartography by Google, Inc. Google, Inc. 2018年1月14日閲覧。
- ^ a b c d “各駅紹介~清流新岩国”. 錦川鉄道. 2018年1月14日閲覧。
- ^ a b 国鉄新幹線建設局 1977, p. 144.
- ^ 国鉄新幹線建設局 1977, p. 144-145.
- ^ 国鉄新幹線建設局 1977, p. 145.
- ^ 国鉄新幹線建設局 1977, p. 405.
- ^ a b 国鉄新幹線建設局 1977, p. 407.
- ^ “新岩国駅(山陽新幹線)とその周辺”. goo地図. 2018年1月14日閲覧。
- ^ a b c “新岩国駅(山陽新幹線)とその周辺”. Mapion. 2018年1月14日閲覧。
- ^ “アクセス情報(錦帯橋)”. 岩国 四季の旅. 岩国市観光協会. 2018年1月14日閲覧。
- ^ “【平日用】発車予定時刻表~新岩国駅” (PDF). いわくにバス (2017年10月1日). 2018年1月14日閲覧。 “→土日祝用時刻表 (PDF)”
- ^ a b “北河内駅~伊房~新岩国駅~錦帯橋~岩国駅 時刻表” (PDF). いわくにバス (2017年3月4日). 2018年1月14日閲覧。
- ^ “新岩国駅から「岩国インターバスターミナル」停留所(新岩国駅・北河内駅方面)まで《ルート検索》”. goo地図. 2018年1月14日閲覧。
- ^ “新岩国駅から「岩国インターバスターミナル」停留所(錦帯橋・岩国駅方面)まで《ルート検索》”. goo地図. 2018年1月14日閲覧。
- ^ “新岩国駅から「御庄橋」停留所(北河内駅方面)まで《ルート検索》”. goo地図. 2018年1月14日閲覧。
- ^ “新岩国駅から「御庄橋」停留所(錦帯橋・岩国駅方面)まで《ルート検索》”. goo地図. 2018年1月14日閲覧。
- ^ “【平日用】発車予定時刻表~岩国インターBT” (PDF). いわくにバス (2017年10月1日). 2018年1月14日閲覧。 “→土日祝用時刻表 (PDF)”
- ^ “【平日用】発車予定時刻表~御庄橋” (PDF). いわくにバス (2017年10月1日). 2018年1月14日閲覧。 “→土日祝用時刻表 (PDF)”
- ^ “岩国市過疎地域乗合バス”. いわくにバス. 2018年1月14日閲覧。
- ^ “時刻表「徳山駅前 - 高森・岩国駅前」”. 防長交通 (2017年10月1日). 2018年1月14日閲覧。 “『防長バス時刻表(周南地域版)』の22頁目に掲載”
- ^ a b c 西森聡「7 実は”孤独”な乗換駅」『そうだったのか、乗りかえ駅』交通新聞社〈交通新聞社新書〉、2016年2月24日。ISBN 978-4-330-63916-1。全国書誌番号:22711272。「『新幹線駅には単独駅が実は13駅もある〈新幹線と乗りかえ駅2〉』より」
- ^ 梅原淳『いまこそ楽しみたい新幹線の旅 夢の超特急誕生から50年:歴代の全車種・全駅・車両基地の詳細データ掲載!』PHP研究所、2014年9月、83頁。ISBN 978-4-569-82013-2。全国書誌番号:22463499。
- ^ 宮脇俊三『時刻表2万キロ』角川文庫、1984年11月25日、108頁。ISBN 978-4041598016。全国書誌番号:85018043。「河出文庫版あり(1980年出版;ISBN 978-4-309-47001-6・全国書誌番号:80026533)」
参考文献
- 国鉄新幹線建設局『山陽新幹線岡山博多間工事誌』社団法人日本鉄道施設協会〔または日本国有鉄道新幹線建設局(政府刊行物)〕、1977年。OCLC 703827281。全国書誌番号:77002844。「→日本鉄道施設協会刊行版〔『国会図書館サーチ』より(公共図書館蔵書)〕」
関連項目
外部リンク