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「愛のハーモニー」の版間の差分

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このバージョンは、[[米国エイズ研究財団]]のための[[チャリティーソング|チャリティーシングル]]として、1985年に[[イギリス]]と[[アメリカ合衆国|アメリカ]]で発売され、300万ドル以上の収益を上げることができた。[[Billboard Hot 100]]ではチャートイン3週目の1986年1月に1位にあがると、そこから4週連続1位を記録した<ref>{{cite book |title= Top R&B/Hip-Hop Singles: 1942-2004|last=Whitburn |first=Joel |year=2004 |publisher=Record Research |page=610}}</ref>。そして、1986年のBillboard年間チャートで1位のシングルとなった。エルトン・ジョンはピアノを、スティーヴィー・ワンダーはハーモニカを演奏している。この2人のピアノ・ハーモニカによる共演は、1983年の楽曲「[[ブルースはお好き?]]」(I Guess That's Why They Call It The Blues) 以来である。1988年に[[ワシントン・ポスト]]が「[[鎌状赤血球症]]のような多くの血液関連の病気のためにお金を集めた数年後、再び[[後天性免疫不全症候群|エイズ]]のために行ったのは正しい行為のようにみえた。『エイズが引き起こす不幸から人々を救うためには、一枚岩にならなければなりません。友人が苦しんで死ぬのをみて、私はとても傷つきました』とワーウィックは振り返っている。『私は痛みで我慢できませんでした』」と書いている。
このバージョンは、[[米国エイズ研究財団]]のための[[チャリティーソング|チャリティーシングル]]として、1985年に[[イギリス]]と[[アメリカ合衆国|アメリカ]]で発売され、300万ドル以上の収益を上げることができた。[[Billboard Hot 100]]ではチャートイン3週目の1986年1月に1位にあがると、そこから4週連続1位を記録した<ref>{{cite book |title= Top R&B/Hip-Hop Singles: 1942-2004|last=Whitburn |first=Joel |year=2004 |publisher=Record Research |page=610}}</ref>。そして、1986年のBillboard年間チャートで1位のシングルとなった。エルトン・ジョンはピアノを、スティーヴィー・ワンダーはハーモニカを演奏している。この2人のピアノ・ハーモニカによる共演は、1983年の楽曲「[[ブルースはお好き?]]」(I Guess That's Why They Call It The Blues) 以来である。1988年に[[ワシントン・ポスト]]が「[[鎌状赤血球症]]のような多くの血液関連の病気のためにお金を集めた数年後、再び[[後天性免疫不全症候群|エイズ]]のために行ったのは正しい行為のようにみえた。『エイズが引き起こす不幸から人々を救うためには、一枚岩にならなければなりません。友人が苦しんで死ぬのをみて、私はとても傷つきました』とワーウィックは振り返っている。『私は痛みで我慢できませんでした』」と書いている。


ディオンヌ&フレンズのバージョンは、[[グラミー賞]]最優秀ポップパフォーマンス賞デュオ/グループと、[[グラミー賞受賞者一覧#最優秀楽曲賞|最優秀楽曲賞]]を獲得した(最優秀楽曲賞の受賞者は、ソングライターのバート・バカラックとキャロル・ベイヤー・セイガー)。さらに、[[ビルボード|Billboard]]による1986年の年間1位の曲となった<ref>[http://web.archive.org/web/20061020163320/http://www.billboard.com/bbcom/charts/yearend_chart_display.jsp?f=The+Billboard+Hot+100&g=Year-end+Singles&year=1986 Billboard.com - Year End Charts - Year-end Singles - The Billboard Hot 100](2006年10月20日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。
ディオンヌ&フレンズのバージョンは、[[グラミー賞]]最優秀ポップパフォーマンス賞デュオ/グループと、[[グラミー賞受賞者一覧#最優秀楽曲賞|最優秀楽曲賞]]を獲得した(最優秀楽曲賞の受賞者は、ソングライターのバート・バカラックとキャロル・ベイヤー・セイガー)。さらに、[[ビルボード|Billboard]]による1986年の年間1位の曲となった<ref>[http://web.archive.org/web/20061020163320/http://www.billboard.com/bbcom/charts/yearend_chart_display.jsp?f=The+Billboard+Hot+100&g=Year-end+Singles&year=1986 Billboard.com - Year End Charts - Year-end Singles - The Billboard Hot 100](2006年10月20日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。


ディオンヌ・ワーウィックとエルトン・ジョン、グラディス・ナイトとスティーヴィー・ワンダーは、2011年2月10日にニューヨークで開催された米国エイズ研究財団の25周年記念で、23年ぶりにこの曲を共演した<ref>{{cite news| url=http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704132204576136581815276232.html | work=The Wall Street Journal | first=Marshall | last=Heyman | title=Superstar 'Friends' Reunite | date=2011-02-11}}</ref>。
ディオンヌ・ワーウィックとエルトン・ジョン、グラディス・ナイトとスティーヴィー・ワンダーは、2011年2月10日にニューヨークで開催された米国エイズ研究財団の25周年記念で、23年ぶりにこの曲を共演した<ref>{{cite news| url=http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704132204576136581815276232.html | work=The Wall Street Journal | first=Marshall | last=Heyman | title=Superstar 'Friends' Reunite | date=2011-02-11}}</ref>。


ディオンヌ&フレンズ・バージョンは、「Billboard's Greatest Songs of all time」で61位にランクしている<ref>[http://web.archive.org/web/20080913210017/http://www.billboard.com/bbcom/specials/hot100/charts/top100-titles-70.shtml Billboard Hot 100 Chart 50th Anniversary](2008年9月13日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。
ディオンヌ&フレンズ・バージョンは、「Billboard's Greatest Songs of all time」で61位にランクしている<ref>[http://web.archive.org/web/20080913210017/http://www.billboard.com/bbcom/specials/hot100/charts/top100-titles-70.shtml Billboard Hot 100 Chart 50th Anniversary](2008年9月13日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。


== 1990年のチャリティ・コンサート ==
== 1990年のチャリティ・コンサート ==

2017年9月4日 (月) 23:29時点における版

「愛のハーモニー」
ディオンヌ&フレンズシングル
初出アルバム『フレンズ
リリース
録音 1985年
ジャンル ポップス
時間
レーベル アリスタ・レコード
作詞・作曲 バート・バカラックキャロル・ベイヤー・セイガー
プロデュース バート・バカラック、キャロル・ベイヤー・セイガー
チャート最高順位
1位(アメリカ)/ 16位(イギリス
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「愛のハーモニー」英語:That's What Friends Are For)は、バート・バカラックキャロル・ベイヤー・セイガーが制作した楽曲。オリジナルは、1982年の映画『ラブ IN ニューヨーク』のサウンドトラックに収録され、ロッド・スチュワートが歌った。

ディオンヌ・ワーウィックのカバー

この曲は、ディオンヌ&フレンズ(ディオンヌ・ワーウィックグラディス・ナイトエルトン・ジョンスティーヴィー・ワンダー)によるカバー・バージョンで知られている。ワーウィックのアルバム『フレンズ』のセッションで録音され、当初はスティーヴィー・ワンダーとのデュエットとなる予定だったが、このセッションに共同プロデューサーとして参加した作者バート・バカラックは、ゲストを増やそうと考え、ワーウィックの指名でグラディス・ナイトとエルトン・ジョンも迎えられた[2]

このバージョンは、米国エイズ研究財団のためのチャリティーシングルとして、1985年にイギリスアメリカで発売され、300万ドル以上の収益を上げることができた。Billboard Hot 100ではチャートイン3週目の1986年1月に1位にあがると、そこから4週連続1位を記録した[3]。そして、1986年のBillboard年間チャートで1位のシングルとなった。エルトン・ジョンはピアノを、スティーヴィー・ワンダーはハーモニカを演奏している。この2人のピアノ・ハーモニカによる共演は、1983年の楽曲「ブルースはお好き?」(I Guess That's Why They Call It The Blues) 以来である。1988年にワシントン・ポストが「鎌状赤血球症のような多くの血液関連の病気のためにお金を集めた数年後、再びエイズのために行ったのは正しい行為のようにみえた。『エイズが引き起こす不幸から人々を救うためには、一枚岩にならなければなりません。友人が苦しんで死ぬのをみて、私はとても傷つきました』とワーウィックは振り返っている。『私は痛みで我慢できませんでした』」と書いている。

ディオンヌ&フレンズのバージョンは、グラミー賞最優秀ポップパフォーマンス賞デュオ/グループと、最優秀楽曲賞を獲得した(最優秀楽曲賞の受賞者は、ソングライターのバート・バカラックとキャロル・ベイヤー・セイガー)。さらに、Billboardによる1986年の年間1位の曲となった[4]

ディオンヌ・ワーウィックとエルトン・ジョン、グラディス・ナイトとスティーヴィー・ワンダーは、2011年2月10日にニューヨークで開催された米国エイズ研究財団の25周年記念で、23年ぶりにこの曲を共演した[5]

ディオンヌ&フレンズ・バージョンは、「Billboard's Greatest Songs of all time」で61位にランクしている[6]

1990年のチャリティ・コンサート

1990年3月17日、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールでエイズ撲滅コンサート『愛のハーモニー:アリスタ・レコード15周年記念コンサート』が開催された。ゲスト・パフォーマーは、エア・サプライローレン・バコールバート・バカラックエリック・カルメンチェビー・チェイスジェーン・カーティンクライヴ・デイヴィステイラー・デインマイケル・ダグラスエクスポゼウーピー・ゴールドバーグメラニー・グリフィスダリル・ホール&ジョン・オーツジェニファー・ホリデイホイットニー・ヒューストンアラン・ジャクソンケニー・Gメリッサ・マンチェスターバリー・マニロウミリ・ヴァニリジェニファー・オズボーンカーリー・サイモンパティ・スミスリサ・スタンスフィールドフォー・トップスディオンヌ・ワーウィックである。「愛のハーモニー」は、ワーウィックと従妹のホイットニー・ヒューストンが、イベントのフィナーレで歌った。アリスタから250万ドル以上の収益が様々なエイズ組織に寄付された。

チャート

チャート(1985年) 最高位
Billboard Hot 100[7] 1
スイス・シングルチャート[1] 11
オランダ・シングルチャート[1] 13
スウェーデン・シングルチャート[1] 7
ノルウェー・シングルチャート[1] 6
ニュージーランド・シングルチャート[1] 3
全英シングルチャート[8] 16

脚注

  1. ^ a b c d e f lescharts.com”. DIONNE & FRIENDS - THAT'S WHAT FRIENDS ARE FOR (SONG). 2011年6月11日閲覧。
  2. ^ Hogan, Ed. “That's What Friends Are For - Elton John, Gradys Knight, Dionne Warwick, Stevie Wonder - Song Info”. AllMusic. 2015年12月1日閲覧。
  3. ^ Whitburn, Joel (2004). Top R&B/Hip-Hop Singles: 1942-2004. Record Research. p. 610 
  4. ^ Billboard.com - Year End Charts - Year-end Singles - The Billboard Hot 100(2006年10月20日時点のアーカイブ
  5. ^ Heyman, Marshall (2011年2月11日). “Superstar 'Friends' Reunite”. The Wall Street Journal. http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704132204576136581815276232.html 
  6. ^ Billboard Hot 100 Chart 50th Anniversary(2008年9月13日時点のアーカイブ
  7. ^ FM Fan編集部『ミュージック・データ・ブック 1955年-95年ビルボード年間チャート完全収録』共同通信社、1996年。ISBN 978-4-7641-0367-2 
  8. ^ ChartArchive - Dionne Warwick And Friends”. 2012年7月7日閲覧。
先代
セイ・ユー、セイ・ミー」 by ライオネル・リッチー
Billboard Hot 100 ナンバー1シングル
1986年1月18日 - 1986年2月8日
次代
恋は手さぐり」 by ホイットニー・ヒューストン