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「牙狼-GARO-スペシャル 白夜の魔獣」の版間の差分

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* 白夜騎士・ダン - [[マーク武蔵]]<ref name="aac">[http://www.aac-stunts.co.jp/profile.htm メンバープロフィール] - AAC STUNTS公式サイト</ref>、[[前田浩]]<ref>[http://classic-web.archive.org/web/20071223005207/http://www15.plala.or.jp/redmax/prof.html O.S FACTORY -前田浩 プロフィール-]([[インターネットアーカイブ]]内)、2007年12月23日時点でのキャッシュ</ref>
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* レギュレイス - [[吉田瑞穂 (スーツアクター)|吉田瑞穂]]<ref name="aac"/>
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2017年9月4日 (月) 21:16時点における版

牙狼-GARO-スペシャル 白夜の魔獣
ジャンル テレビドラマ
原作 雨宮慶太
企画 『牙狼〈GARO〉 白夜の魔獣』製作委員会
脚本 江良至
監督 雨宮慶太
出演者 小西大樹
藤田玲
山本匠馬
製作
制作 ファミリー劇場
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2006年12月15日-12月22日
放送時間金曜22:00
放送分50分
回数2
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牙狼〈GARO〉スペシャル 白夜の魔獣』(ガロスペシャル びゃくやのまじゅう)は、CSファミリー劇場にて2006年平成18年)12月に放送された特撮テレビドラマ。前編は12月15日、後編は12月22日放送。2005年のテレビドラマ『牙狼〈GARO〉』の後日談として製作された[1]。ファミリー劇場10周年記念作品[1]

2007年には前後編を一本にまとめ未公開シーンも追加した「長編版」が制作された。

2015年12月にはGAROシリーズ10周年記念として、BS放送局スターチャンネルにおいて初めての無料放送を実施。

ストーリー

かつて白夜の魔獣と呼ばれ恐れられた最強のホラー、レギュレイスが復活した。その頃魔戒騎士である鋼牙はあるホラーとの戦いで『山刀鈴』と出会う、彼女は死んだはずの阿門法師からの伝言を届けにきたのだった。

それによれば死んだはずの邪美がまだ生きているとの事だった、鋼牙は鈴と共に魔戒の森へ向かう。

ゲストキャラクター

※山刀翼と魔導具ゴルバはテレビシリーズ第2期『牙狼〈GARO〉 〜MAKAISENKI〜』にも登場。山刀鈴は『牙狼外伝 桃幻の笛』にも登場。

山刀翼(やまがたな つばさ)
閑岱を管轄とする魔戒騎士で、鈴の兄。
魔戒槍を操り、その実力は鋼牙と互角に渡り合う実力の持ち主。日向と暁という魔戒騎士の弟子を持つ。両親が魔戒法師であり本人も元々その道を志し修行していた為法術に長け、その力で鋼牙を苦しめた、なお法師から騎士への転向は両親の死に拠るものであり、彼の家系は騎士の系譜ではない。厳格な性格で、断りもなく魔戒の森に立ち入ろうとした鋼牙に敵対心を抱き、彼の行く手を阻んだ。ザルバ曰く「嫌な野郎」。
しかしながら自らの弟子を救った零には敬意を払うといった礼儀正しい面も見せる。なお、他人に接する態度(彼なりの魔戒騎士のけじめ)はカオルに出会う前の鋼牙そのものであり、復活した邪美を死人と呼び、さらにらレギュレイスに同化されそうになった鈴を殺そうとした。しかし、レギュレイスとの戦いを通して、自分の守りし者(鈴)の存在に気づき、真の魔戒騎士として成長を遂げることとなった。
愛用の魔戒槍は通常は棍棒のようだが、使用時には先端から槍の刃が飛び出す。彼の纏うコートは白を基調として黒と赤の装飾が施された派手なものであり、鋼牙や零のものとは違った意匠を持つ。
法師見習い・鈴(りん)/ 山刀鈴(やまがたな りん)
死んだ阿門法師の伝言を鋼牙に伝える為にやってきた魔戒法師の卵で、翼の妹。
名の由来は鋼牙の母。鋼牙を笑わせるための術を使うが失敗、それが原因で飾られていたカオルの絵画(TVシリーズの第1話で鋼牙が買ったもの)を傷つけてしまい、鋼牙の怒りをかってしまう。幼いながらたった一人で閑岱から鋼牙に会いに来たり、魔界の森への扉を開くために悪霊からの襲撃に耐えるなど、強い勇気と精神力を持つ。また、ホラー・レギュレイスとの戦いでは兄の翼を助けるためにレギュレイスの毒のある棘を受けてしまい、その結果レギュレイスに同化されそうになってしまう。しかし、邪美の術により一命を取り留めた。その後、レギュレイスに眷属復活のための生け贄にされそうになるが、結果としてレギュレイスを滅ぼすためのチャンスを作った。
レギュレイスとの戦いの後は、邪美と一緒に魔戒法師になるための修行をすることとなる。翼の説明に記されている通り両親は魔戒法師で、母は団子やお汁粉が得意だった。ホラーとの戦いの中で両親は戦死している。
我雷法師(がらいほうし)
閑岱を束ねる魔戒法師の長。阿門法師や邪美、大河とも親交が深い。鋼牙の母りんの師であり、2歳の頃の鋼牙にも出会っている。鋼牙にりんの面影を見たことで大河の事を「弟子を奪った憎き男」と冗談混じりに鋼牙に思い出を語っている。力を失った鷹麟の矢に力を注ぐ邪美の術に協力する。
魔導具ゴルバ
翼の魔導具。龍の形を模したブレスレット型の魔導具で、左手首に装着される。老人のような声で翼に的確な指示を贈る。レギュレイスとの戦闘によりレギュレイスに憑依されてしまったが、愛蔵版及び長編版での追加カットや小説『妖赤の罠』では無事であった事が書かれている。
日向(ひゅうが)・暁(あかつき)
閑岱の警護をしていた修行中の魔戒騎士。翼の弟子で、日向が先輩格となる。鋼牙・零が用いる魔戒剣とは違った、西洋の騎士のような魔戒剣を振るう。魔戒の森に向かおうとした鋼牙の行く手を阻むも力の差に完敗する。その後、突如現れたカラクリに襲われるが、零によって救われた。このことで暁は零に対し尊敬の眼差しを向けるようになり、小説『妖赤の罠』では一時的に零の弟子になっている。
黄花(おうか)・満寿(まんじゅ)
我雷法師の側近の魔戒法師。法術と棒術に長けている。
冴島 りん(さえじま りん)
今は亡き鋼牙の母。生前は魔戒法師であったが、鋼牙が幼い頃に病気で死去した。魔戒法師としての技量は高く、大河との戦いにおいても互角と言って差し支えない程だった。死後も彼女の守りの力が鋼牙を守り続け、魔戒樹、レギュレイスとの戦いにおいて鋼牙に力を与えた。
東の番犬所の神官
前任の神官(ガルム)の謀反で壊滅してしまった東の番犬所へ新たに着任した神官。温厚そうな初老の男性の姿をしている。零に天魔降伏の儀の護衛を命じた。零の魔戒騎士らしからぬ言動や態度には手を焼いてるが、彼の実力に信頼を置いている。

魔戒騎士

黄金騎士・牙狼(ガロ)・銀牙騎士・絶狼(ゼロ)
牙狼〈GARO〉を参照。
白夜騎士・打無(ダン)
翼が鎧を召喚し現出する、白い魔戒騎士。魔戒槍は穂先の部分が大型化し装飾の施された白夜槍となる。
ガロやゼロ、キバとは異なった牙の露出しない口元と、深紅の“背旗”を装備しているのが特徴である。「天魔降伏の儀」と呼ばれる儀式を行う名誉ある使命を帯びた魔戒騎士であり、純白の鎧と深紅の背旗を纏うその姿は、高貴であり、神聖な存在であることを示している。かつてはホラーをも味方につけて戦っていたとされる。
ガロ、ゼロ同様に烈火炎装の使用も可能であり(実際はガロ、ゼロの魔導火を受けたものであったが)、その炎の色は紫色である。
鷹麟牙狼(オウリンガロ)
終盤、レギュレイスの攻撃を受けレギュレイスに同化されかけたガロが自身の肉体に鷹麟の矢を刺す事で変化した強化形態。背部に3つの金輪が装着され、鷹麟の矢が槍の様な形に変形する。この形態の能力は鷹麟の矢と同等である。

ホラー

ホラー・レギュレイス
千年の眠りから甦った、始祖メシアとは異なる系統により、独自の生態系を持って生きるホラー。
古の時代に白夜の結界を利用して一族を復活させ猛威を振るったが、時の白夜騎士によって奇厳岩に封印されていた。しかし、自然界の崩壊によって、奇厳石の封印の効力が弱まっていたところにその付近に遺棄されかけていた死体の血が染み込んだことによって封印が解け、その死体を用いて現世に復活を果たした。
不死身に近い肉体を持ち、首を切断されても死なない程生命力が強い。通常の素体ホラーや人間に白い面を被せることにより、自らの傀儡であるカラクリに変化させることができる。また、自分自身もホラーに憑依することが可能で、その結果ゴルバが乗っ取られてしまった。通常形態は唐傘をかぶった人型で魔戒騎士の鎧をも貫ける程の鋭さと硬度を誇り毒の棘が無数に生えた長い舌で獲物を貫き自身と同化させることや背中から4本の触手を生やして攻撃することも出来る。また、眷属復活の為に見せた最終形態は骸骨の龍のような姿である。
最後まで圧倒的な力で鋼牙達を苦しめ、鋼牙も自身の眷属にしようとしたが、母の守りの力により復活した鋼牙の手で鷹麟の矢に結界ごと貫かれて消滅した。
ホラー・カラクリ
レギュレイスの操る白い面を被った先兵。面を人間や素体ホラーに被せる事で誕生する。
操り人形のような奇妙な挙動をし、両腕の刃で敵を翻弄する。始祖メシアとは別の系統であり、実態の知れない存在のため、魔界騎士や魔戒法師もその撃退には苦労したという。他の特撮で言うところの戦闘員に値する(カラクリはあくまで戦闘員(レギュレイスの手足)であり、ホラーではないと記した資料[要文献特定詳細情報]も存在する)。
ホラー・アオムシ
レギュレイスに殺されそうになった男性がレギュレイスと取引(助ける代わりにレギュレイスの眼となる)をした結果、彼の眷属として生まれ変わった姿である。
体中が昆虫の眼で覆われており、その眼の力によりレギュレイスの捜し物(鷹麟の矢)を見つけることに成功する。ハルパーに似た双剣を操り俊敏な動きで鋼牙達を苦しめたが、最期は翼に致命傷を負わされ、レギュレイスに救いを求めるも、レギュレイス本人に見放されて殺されてしまう。
魔戒樹
邪美を取り込んでいた生きた樹木。
母性を持っており、邪美を自らの娘と思いこんでいた。鋼牙に彼自身の情念(コダマ、零、大河、カオル、龍崎駈音)を見せつけ彼を阻むが、返り討ちに遭う。その後、内部に侵入されるも、轟天もろとも鋼牙を窮地に追いやる。しかし鋼牙の言葉により邪美が覚醒、更に母の幻影(と思われる)の言葉に奮起した鋼牙に、邪美の眠る核に巨大化した牙狼斬馬剣で突っ込まれた。その後、レギュレイスの毒を受けた鈴を救うためその毒を邪美がその身に移し替えていたところ、邪美の代わりに毒を引き受け完全に消滅した。
エルズ
蜘蛛の様な特性を持つホラー。
口から粘着力のある糸や毒針を吐き出して攻撃するほか、再生能力が高く、通常の攻撃で分断されるとその箇所から急激に再生し分離してしまう。倒すには焼き切る、すなわち魔導火を纏った攻撃をしなければならない。人間体の時は両目から腕を出す。また、人間の子供だけを好んで喰らうという歪んだ嗜好を持つ。女性に憑依し、言い寄ってきた男と鈴を襲ったが、鋼牙により妨害される。魔導火のライターを奪って飲み込むが、最期はその飲み込んだライターを利用されて烈火炎装の変身を許してしまい、分裂した個体ともども焼き切られて倒された。

関連用語

閑岱(かんたい)
“魔戒法師の里”と呼ばれる場所。すべての魔戒法師はここで修行を積んだ後、一人前と認められてここを後にするという(今は亡き阿門法師や邪美にも縁のある場所である)。強力な結界が張られており、普通の人間には立ち入ることもできなければ見ることさえもできない。
奇厳岩(きがんせき)
遙か昔、ホラー・レギュレイスが封印されたとされる岩。封印のために結界が張られているが、自然界の崩壊によってその効力が薄まりつつある。
魔界の森(まかいのもり)
現世と霊界を繋ぐ森。閑岱にある祠で特別な儀式を行うことで入り口が出現する。儀式の最中は、入り口が閉じないように両手に持つ蝋燭の炎を絶やさずに、両腕を広げた状態を保っていなければならない。
奈落の森(ならくのもり)
重力が横に移行している森。立ち入ると横滑りに落ちていく。劇中でホラー・レギュレイスが鈴を一族復活[2]の生け贄にするために、この森の奥に連れ去った。
鷹麟の矢(おうりんのや)
ホラー・レギュレイスが一族を復活させるための結界(白夜の空に現れる)を破壊するために作られた武器。天に現れた結界に対して矢を放つことで結界を破壊することが出来る。しかし、日食の際に矢を地に突き刺さした場合は、世界は魔獣(レギュレイスとその眷属)で満ちあふれるという諸刃の武器である。また、その刃で肉体を貫くことで、その肉体に鷹麟の矢と同等の力を与えることが可能である。また、鷹麟の矢は魔界騎士が誕生する以前、白夜の結界を破ったとされる伝説の鳥鷹麟鳥(おうりんちょう)が残した羽から作られたとされている。
天魔降伏の儀(てんまこうふくのぎ)
白夜の空に現れる結界を破壊する儀式。現在も形式的に儀式は続けられているが、儀式の真意を知るものは殆どいないという。この儀式の成功により天空の結界が破れると、天魔降伏の光という魔戒のオーロラが天空を染め上げ、見るもの全てに安らぎを与える。

キャスト

声の出演

スーツアクター

スタッフ

その他

  • 本作の撮影では森やお寺などで行ったが、カメムシやハエ等の虫が大量発生したり、急な大雨などにより霧が立ち込めたりと通常の撮影よりも大変だった[6]
  • レギュレイスが復活に用いた死体の身元は、財産を狙って偽装結婚していた物語冒頭でレギュレイスに捕食された女性と彼女の本当の恋人であるアオムシと化した男性に殺害された大会社の社長という設定[7]

脚注

  1. ^ a b 宇宙船YEAR BOOK 2007』朝日ソノラマ〈ソノラマMOOK〉、2007年4月20日、65頁。ISBN 978-4-257-13096-3 
  2. ^ 愛蔵版と長編版での追加カットで、そのために鈴と奇厳岩を鷹麟の矢で刺し貫くつもりだとゴルバが語った。
  3. ^ a b 本編エンドロール
  4. ^ a b メンバープロフィール - AAC STUNTS公式サイト
  5. ^ O.S FACTORY -前田浩 プロフィール-インターネットアーカイブ内)、2007年12月23日時点でのキャッシュ
  6. ^ 愛蔵版付属の特典ディスク『GARO TV』より。
  7. ^ 『牙狼〈GARO〉魔戒騎士列伝 鋼の咆哮』ホビージャパン〈ホビージャパンMOOK〉、2007年3月31日、102頁。ISBN 978-4-89425-532-6 

外部リンク