「ロイズ・バンキング・グループ」の版間の差分
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1974年、ロイズ銀行は日本における窓口として、東京支店を開設した<ref>[https://web.archive.org/web/20080801193330/http://www.golloyds.com/jp/about/index.php ロイズTSB銀行東京支店](2008年8月1日時点の[[インターネット |
1974年、ロイズ銀行は日本における窓口として、東京支店を開設した<ref>[https://web.archive.org/web/20080801193330/http://www.golloyds.com/jp/about/index.php ロイズTSB銀行東京支店](2008年8月1日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。現在は、外貨預金業務のほか、海外送金サービス「Goロイズ」に力を入れている。2013年8月21日付で金融庁の認可を得て、2013年9月30日に東京支店は閉鎖した。なお東京支店の銀行業務は、新生銀行へ2013年3月1日付で移管している。 |
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== グループ構成 == |
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2017年9月4日 (月) 15:56時点における版
種類 | 公開会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
イギリス ロンドン、グレシャム・ストリート25 |
設立 |
2009年 (ロイズ銀行:1765年) (トラスティー・セービング・バンク:1810年) (ロイズTSB:1995年) |
業種 | 銀行業 |
金融機関コード | 0416 |
SWIFTコード | LOYDGB2L |
事業内容 |
銀行 投資銀行 保険 |
代表者 |
Norman Blackwell, Baron Blackwell(会長) アントニオ・ホルタ・オソーリオ(最高経営責任者) |
売上高 | 196億GBP(2006年) |
総資産 | 8066億8800万GBP(2015年) |
従業員数 | 88,000人(2016年) |
外部リンク | Lloyds Banking Group |
ロイズ・バンキング・グループ (Lloyds Banking Group plc) は、ロイズ銀行を中心とする、イギリスの銀行・保険グループ会社である。現在のグループは、2009年にロイズTSBとHBOS の合併で設立された。ロンドン証券取引所、ニューヨーク証券取引所上場企業(LSE: LLOY、NYSE: LYG)。グループ本社はロンドンのグレシャム・ストリート25番地に事務所を構える。スコットランド事務所はエディンバラのジョージ・ストリート、ヘンリー・ダンカン・ハウスにある。
ロイズ・バンキング・グループは、現在イギリスで第4位の規模を持つ銀行グループであり、ロイズ銀行を運営するほか、生命保険会社スコティッシュ・ウィドウズ (Scottish Widows)、金融会社ブラック・ホースなどをグループ企業に持つ。
ロングランとなる広告シリーズがロイズ銀行によって始められ、ロイズ・バンキング・グループのコマーシャルで未だに使われているのが黒いトラケーネン馬であり、現在はエレーナ・カッツ=チェルニンのアルバム『ワイルド・スワンズ』より「エリザ・アリア」の曲を使用している。
沿革
ロイズTSBの設立
ロイズTSBは1995年、ロイズ銀行とトラスティー・セービング・バンク (TSB) が経営統合で合意し、設立された[1]。この時点でイギリス国内においては、マーケットキャピタリゼーション(資本金)でHSBCホールディングスに次いで第2位、市場シェアでは第1位の銀行であった。HSBCには1990年にカナダ部門を売却している。
ロイズ銀行はイギリスで最も歴史のある銀行の一つで、1765年バーミンガムで設立された。戦間期の1923年にCox & Kingsを買収するなど合併を繰り返して、ロイズは英国4大銀行の1つとなった。
これに対してTSBは、1985年に議会法令により、グレートブリテンに残る全ての貯蓄銀行を、TSB銀行の下に統合して設立された。しかしながら、TSBはその起源を、1810年にダンフリーシュシャーのルースウェルにおいて、ヘンリー・ダンカン (Henry Duncan)によって創設された最初の貯蓄銀行にまで遡ることができる。
イギリスにおける拡大
ロイズTSBの誕生は、イギリス銀行市場における大規模合併の始まりであった。ロイズTSBも、この合併競争に参加し続け、2001年には大手銀行アビー・ナショナル (Abbey National plc) に対する株式公開買い付けを行った。しかし、これは後に、英国競争委員会 (Competition Commission) により差し止められた[2]。
2000年、グループは、エジンバラを拠点とする相互生命保険会社スコティッシュ・ウィドウズを70億ポンドで買収した[3]。これによりグループは、プルーデンシャルに次いでイギリス第2位の生保・年金プロバイダー会社となった。
グループは後に、セントリカからゴールドフィッシュ・フィナンシャル・サービス・グループを買収した。しかし、このブランドは後に、モルガン・スタンレーに売却されることとなった。
2000年9月、ロイズTSBはスタンダードチャータード銀行からチャータード・トラストを6億2700万ポンドで買い取った。そして、これをブラック・ホースに商号変更し、イギリス国内において自動車金融、小売金融、個人金融を提供するロイズTSBの資産金融部門として組織した。
ロイズ・バンキング・グループへ
ロイズTSBは設立当初、イギリスおよびヨーロッパで最大の銀行であった。しかし、他のイギリス銀行、とりわけロイヤルバンク・オブ・スコットランドの急成長に後れを取ることになった。スコティッシュ・ウィドウズ生命保険組合の獲得は、金額的に安くない買い物と判断された。2008年以降の世界不況の影響を受けた業績の悪化により、ロイズTSBは多くの海外資産を処分せざるを得ず、ブラジル及びニュージーランドの業務から撤退した。しかしその後、財政状況を回復させている。
2009年、同業のHBOSを買収し、金融持ち株会社である「ロイズTSBグループ(Lloyds TSB Group)」は「ロイズ・バンキング・グループ(Lloyds Banking Group)」に改称した[4]。これにより、スコットランド銀行やHalifax、Birmingham Midshiresなどの金融機関もグループの一員となった。2016年10月時点で、ロンドン証券取引所上場企業中、14番目の時価総額を持っている[5]。
日本支店
1974年、ロイズ銀行は日本における窓口として、東京支店を開設した[6]。現在は、外貨預金業務のほか、海外送金サービス「Goロイズ」に力を入れている。2013年8月21日付で金融庁の認可を得て、2013年9月30日に東京支店は閉鎖した。なお東京支店の銀行業務は、新生銀行へ2013年3月1日付で移管している。
グループ構成
- 英国内小売銀行業
- ロイズ銀行 (Lloyds Bank) - イングランド及びウェールズ
- スコットランド銀行 (Bank of Scotland) - スコットランド
- スコティッシュ・ウィドウズ銀行 (Scottish Widows Bank) - スコティッシュ・ウィドウズの直営銀行
- LDC
- AMC
- コリーズ (COLLEYS)
- バーミンガム・ミッドシャー (Birmngham Midshires)
- 保険・投資業
- ハリファックス (Halifax)
- スコティッシュ・ウィドウズ (Scottish Widows)
- 卸売銀行・国際銀行業
- レクス・オートリース (LEX AUTOLEASE)
- ブラックホース (Blackhorse)
脚注
- ^ “Lloyds Bank to merge with TSB” (英語). ニューヨーク・タイムズ. (1995年10月12日) 17 September 2008閲覧。
- ^ アビー・ナショナルは2004年、スペイン最大の銀行サンタンデール・セントラル・イスパノ銀行 (BSCH) に買収された。
- ^ The Company File: Lloyds TSB buys Scottish Widows BBC News
- ^ “Lloyds HBOS merger gets go-ahead” (英語). BBC News. (2009年1月12日) 2016年10月3日閲覧。
- ^ “FTSE All-Share Index Ranking” (英語). stockchallenge.co.uk. 2016年10月3日閲覧。
- ^ ロイズTSB銀行東京支店(2008年8月1日時点のアーカイブ)