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* [http://www.vleague.or.jp/team_detail/id=254&season_id=448 Vリーグ公式サイト - チーム概要] |
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2017年9月4日 (月) 15:10時点における版
NECブルーロケッツ | |
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原語表記 | NECブルーロケッツ |
ホームタウン | 東京都/宮城県仙台市 |
クラブカラー | 青 |
創設年 | 1945年 |
廃部年 | 2009年 |
チーム所在地 | 東京都港区 |
体育館所在地 | 東京都府中市 |
代表者 | 木村邦明 |
監督 | 竹内実 |
NECブルーロケッツ(NEC Blue Rockets)はV・プレミアリーグに所属していた日本電気の男子バレーボールチーム。
概要
日本で最も早く結成されたチームの一つと言われている男子バレーボールチームであり(当初は9人制)、1938年の関東実業団連盟の結成時には、事務局が日本電気三田工場に設置されたという[1]。1945年に戦後の実業団チーム登録第1号となった[1]。1971年に6人制に移行。1977年に実業団リーグ(現・Vチャレンジリーグ)入り。1982年に初の日本リーグ(現・Vプレミアリーグ)昇格。1984年以降は日本リーグ(後にVリーグ、V・プレミアリーグ)から一度も降格しなかった。2009年5月に休部。
チーム名の『ブルーロケッツ』とは、チームカラーでもある『ブルー』は「空」「宇宙」を表していて、『ロケッツ』は21世紀をリードするNECのイメージでありパワー・スピードを備えて未来へと力強く上昇していくことを意味している[2]。
練習場は東京都府中市にあるNECニューライフプラザであった[3]。神奈川県川崎市の玉川事業場には女子バレーボール部のNECレッドロケッツ(1978年設立)の練習場がある。
日本リーグ・Vリーグ合わせて優勝4回、黒鷲旗全日本大会優勝8回。
歴史
戦前よりバレーボールチームとして存在しており、1945年に実業団チーム登録。
1965年、日本産業人9人制バレーボール男女全国優勝大会で優勝[1]。1971年から6人制に移行し、1973年にチーム強化が始まった[1]。1977年、全日本実業団大会で優勝し、実業団リーグ(現・Vチャレンジリーグ)入りを果たす。
そして、第13回実業団リーグ(1981/82シーズン)で準優勝。入替戦で勝利し日本リーグ(現・Vプレミアリーグ)昇格を果たした。初リーグとなった第16回日本リーグ(1982/83シーズン)での成績は最下位と苦しみ、再び実業団リーグに転落するが、第15回実業団リーグ(1983/84シーズン)で優勝し1年で日本リーグ復帰を果たす。第18回日本リーグ(1984/85シーズン)では7位。以後、第19回7位、第20回6位、第21回7位と苦しい戦いを繰り返しながらも残留し続けた。
第22回日本リーグ(1988/89シーズン)では自己最高の4位に入る。第23回リーグでは準優勝を果たした。第24回リーグも3位と上位の成績を残す。そして、第25回(1991/92シーズン)リーグでついに悲願の初優勝を果たした。また、その後の第41回黒鷲旗全日本大会でも初優勝を果たし、シーズン2冠を達成。第26回日本リーグは準優勝で惜しくも連覇ならなかったが、第42回黒鷲旗では連覇を果たす。第27回日本リーグでは決勝リーグ6連勝と快進撃、日本リーグ最後の王者となる2回目の優勝を果たした。第43回黒鷲旗でも優勝し、シーズン2冠と黒鷲旗3連覇を達成した。
1994年、日本リーグに替わってVリーグが開幕。1994/95シーズン、第1回大会は3位にとどまる。第44回黒鷲旗も準決勝で敗れ、連覇が3でストップした。しかし、1995/96シーズン、第2回Vリーグでは、金子敏和、楊成太、泉水智、大竹秀之ら大型選手をそろえ、念願のVリーグ初優勝を果たした。第45回黒鷲旗でも優勝し2冠達成。1996/97シーズンは、第3回Vリーグでは3位だが、第46回黒鷲旗で連覇を果たす。第4回Vリーグは決勝で新日鉄(現・堺ブレイザーズ)に敗れ準優勝。第5回Vリーグでは2度目のVリーグ優勝(日本リーグを合わせると4回目の優勝)を達成。第48回黒鷲旗でも優勝し4回目の2冠を達成した。
第6回Vリーグ(1999/2000シーズン)では3位、第7回大会は4位。また、第8回大会も4位に留まる。第9回大会ではレギュラーラウンドを1位で通過しながらファイナルで苦杯を喫し4位となってしまった。しかし、第52回黒鷲旗では4年ぶりの優勝を果たした。
第10回Vリーグ(2003/04シーズン)では、初めてファイナルラウンド進出を逃がし5位に終わる。4強入りを逃すのは、日本リーグ時代も含めて16年ぶりのことである。
2004年に楊成太が監督に就任。第11回Vリーグでは、優勝を逃がしたが、細川延由、大村悟らの活躍で準優勝を果たした[1]。第12回大会も3位に入った。
2006/07V・プレミアリーグ(Vリーグから名称変更)では7位と低迷し入替戦出場となる。東京ヴェルディに第1試合はフルセットに持ち込まれるが、第2試合はストレートで勝ち、連勝で残留した。第56回黒鷲旗では4大会ぶりの優勝。これが黒鷲旗でのチーム最後の優勝となった。2007/08V・プレミアリーグも7位と低迷し、入替戦で警視庁にストレートで連勝して残留。
2008年、竹内実コーチが新たに監督に昇格。2008/09V・プレミアリーグでは、レギュラーラウンド第2レグで5勝2敗の成績を残し、前半戦を終えた時点で8勝6敗の2位タイ(セット率で5位)につける。しかし、第3レグで星を落とし順位も6位に落とす。そして、最終第4レグでは最後に5連敗を喫し7位の豊田合成トレフェルサに順位で逆転され、結局7位で終了しV・チャレンジマッチ(入替戦)出場となる。
V・チャレンジマッチの前となる2009年4月1日、NECが経済不況による経営状況悪化を受けて、ブルーロケッツの廃部・活動停止を検討していることが判明する[4]。
V・チャレンジマッチでは、富士通に2試合とも3-1で勝利。第58回黒鷲旗は準々決勝でサントリーサンバーズにストレートで敗れ敗退となり、この試合がチーム最後の公式戦となった。
検討されていた一括移籍も叶わず、5月31日をもって休部となった[5][6]。
成績
主な成績
- Vカップ
-
- 優勝 1回(2002年)
年度別成績
大会名 | 順位 | 参加チーム数 | 試合数 | 勝 | 敗 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
実業団リーグ | 第12回 (1980/81) | 3位 | 6チーム | 10 | 7 | 3 | 0.700 |
第13回 (1981/82) | 準優勝 | 6チーム | 10 | 7 | 3 | 0.700 | |
第15回 (1983/84) | 優勝 | 8チーム | 14 | 14 | 0 | 1.000 | |
日本リーグ | 第16回 (1982/83) | 8位 | 8チーム | 21 | 2 | 19 | 0.095 |
第18回 (1984/85) | 7位 | 8チーム | 21 | 3 | 18 | 0.143 | |
第19回 (1985/86) | 7位 | 8チーム | 21 | 5 | 16 | 0.238 | |
第20回 (1986/87) | 6位 | 8チーム | 21 | 4 | 17 | 0.190 | |
第21回 (1987/88) | 7位 | 8チーム | 14 | 3 | 11 | 0.214 | |
第22回 (1988/89) | 4位 | 8チーム | 17 | 9 | 8 | 0.529 | |
第23回 (1989/90) | 準優勝 | 8チーム | 17 | 12 | 5 | 0.706 | |
第24回 (1990/91) | 3位 | 8チーム | 17 | 10 | 7 | 0.588 | |
第25回 (1991/92) | 優勝 | 8チーム | 20 | 17 | 3 | 0.850 | |
第26回 (1992/93) | 準優勝 | 8チーム | 20 | 11 | 9 | 0.550 | |
第27回 (1993/94) | 優勝 | 8チーム | 17 | 14 | 3 | 0.824 | |
Vリーグ | 第1回 (1994/95) | 3位 | 8チーム | 21 | 14 | 7 | 0.667 |
第2回 (1995/96) | 優勝 | 8チーム | 21 | 15 | 6 | 0.714 | |
第3回 (1996/97) | 3位 | 8チーム | 21 | 14 | 7 | 0.667 | |
第4回 (1997/98) | 準優勝 | 8チーム | 21 | 12 | 9 | 0.571 | |
第5回 (1998/99) | 優勝 | 10チーム | 18 | 12 | 6 | 0.667 | |
第6回 (1999/00) | 3位 | 10チーム | 18 | 14 | 4 | 0.778 | |
第7回 (2000/01) | 4位 | 10チーム | 18 | 13 | 5 | 0.722 | |
第8回 (2001/02) | 4位 | 10チーム | 18 | 14 | 4 | 0.778 | |
第9回 (2002/03) | 4位 | 8チーム | 21 | 16 | 5 | 0.762 | |
第10回 (2003/04) | 5位 | 8チーム | 21 | 10 | 11 | 0.476 | |
第11回 (2004/05) | 準優勝 | 8チーム | 28 | 15 | 13 | 0.536 | |
第12回 (2005/06) | 3位 | 8チーム | 28 | 18 | 10 | 0.643 | |
V・プレミアリーグ | 2006/07シーズン | 7位 | 8チーム | 28 | 9 | 19 | 0.321 |
2007/08シーズン | 7位 | 8チーム | 28 | 9 | 19 | 0.321 | |
2008/09シーズン | 7位 | 8チーム | 28 | 11 | 17 | 0.393 |
選手・スタッフ
選手
バレーボールの ポジション |
---|
|
2009年5月の活動休止時のメンバーは、下記の通り。
背番号 | 名前 | シャツネーム | 国籍 | P | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 金子隆行 | KANEKO | 日本 | WS | |
2 | 古賀幸一郎 | KOGA | 日本 | L | |
3 | 前田和樹 | MAEDA | 日本 | WS | |
5 | 鈴木健太 | SUZUKI | 日本 | MB | |
6 | 高橋慎治 | TAKAHASHI | 日本 | S | |
7 | 菊地洋之 | KIKUCHI | 日本 | MB | |
8 | 濱島哲也 | HAMASHIMA | 日本 | L | |
9 | 三上圭治郎 | MIKAMI | 日本 | WS | |
10 | 大角竜敏 | OSUMI | 日本 | MB | 主将 |
12 | 奥谷信彦 | OKUTANI | 日本 | WS | |
14 | 柴小屋康行 | SHIBAKOYA | 日本 | WS | |
16 | 菅直哉 | SUGA | 日本 | S | |
17 | 石倉弘士 | ISHIKURA | 日本 | WS | |
18 | 中西了将 | NAKANISHI | 日本 | S | |
19 | 日高裕次郎 | HIDAKA | 日本 | MB | |
23 | ダニエル・デジデリオ | DESIDERIO | イタリア | WS |
スタッフ
役職 | 名前 | 国籍 |
---|---|---|
部長 | 木村邦明 | 日本 |
チームディレクター | 中村貴司 | 日本 |
監督 | 竹内実 | 日本 |
コーチ | 青木一平 | 日本 |
マネージャー | 齋藤亮子 | 日本 |
トレーナー | 伊藤良彦 | 日本 |
トレーナー | 中村由多香 | 日本 |
通訳 | 細井茜 | 日本 |
事務長 | 青野康弘 | 日本 |
かつて在籍していた選手
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脚註
- ^ a b c d e “チーム沿革”. Vリーグ機構. 2013年10月23日閲覧。
- ^ “チーム概要”. Vリーグ機構. 2013年10月23日閲覧。
- ^ “TEAM INFO”. NECブルーロケッツ. 2008年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月23日閲覧。
- ^ “NEC男子、廃部を検討/バレーボール”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2009年3月31日). オリジナルの2009年4月1日時点におけるアーカイブ。 2009年4月1日閲覧。
- ^ "NECブルーロケッツ休部に関する件"[リンク切れ]. NECブルーロケッツ(2009年5月29日)
- ^ “弊社男子バレーボール部(NECブルーロケッツ)休部に関する件”. 日本電気株式会社 (2009年5月29日). 2013年10月23日閲覧。
関連項目
- NECブルーロケッツの歴代選手・スタッフ一覧
- NECグリーンロケッツ (ラグビーチーム)
- NECレッドロケッツ (女子バレーボールチーム)
- NECパープルロケッツ (女子バスケットボールチーム)
- NECホームエレクトロニクス・ホワイトブリッツ (NEC子会社の男子バレーボールチーム)
- NEC関西レイクスターズ (NEC関西の女子バレーボールチーム)
- モンテディオ山形(日本プロサッカーリーグ。かつてはNEC山形サッカー部)
- 東京ヴェルディバレーボールチーム(休部後にNECがユニフォームスポンサーを務めた)
外部リンク
- NECブルーロケッツ - 閉鎖。(2008年5月9日時点のアーカイブ)
- Vリーグ公式サイト - チーム概要