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'''福原 辰弥'''(ふくはら たつや、[[1989年]][[5月8日]]{{R|boxingrise}} - )は、[[日本]]のプロボクサー。第27代日本[[ミニマム級]]王者<ref name=j-boxwest>{{Cite web |url=http://www.j-boxwest.com/rank.html |title=階級別ランク |publisher=[[西日本ボクシング協会]] |date=2015-8 |accessdate=2016年12月18日 }}</ref>。[[熊本市]]出身{{R|boxnews20160326}}。本田フィットネスジム所属{{R|j-boxwest}}。
2017年2月26日現在、現[[世界ボクシング機構|世界ボクシング機構 (WBO)]]世界ミニマム級[[暫定王座|暫定王者]]。[[熊本県]]のボクシングジム所属選手として初の世界王者<ref name=nikkan20170226>{{Cite web |url=http://www.nikkansports.com/battle/news/1784529.html |title=福原辰弥が判定勝ち、WBOミニマム級暫定王者に |publisher=日刊スポーツ |date=2017-2-26 |accessdate=2017-2-26 }}</ref>。


== 人物 ==
== 人物 ==

2017年3月1日 (水) 13:50時点における版

福原 辰弥
(ふくはら たつや)
基本情報
本名 福原 辰弥
階級 ミニマム級[1]
身長 163cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1989-05-08) 1989年5月8日(35歳)[2]
出身地 熊本県熊本市[3]
プロボクシング戦績
総試合数 29[4][5]
勝ち 19[4][5]
KO勝ち 7[4][5]
敗け 4[4][5]
引き分け 6[4][5]
テンプレートを表示

福原 辰弥(ふくはら たつや、1989年5月8日[2] - )は、日本のプロボクサー。第27代日本ミニマム級王者[6]熊本市出身[3]。本田フィットネスジム所属[6]

2017年2月26日現在、現世界ボクシング機構 (WBO)世界ミニマム級暫定王者熊本県のボクシングジム所属選手として初の世界王者[5]

人物

2017年2月26日時点での戦績は29戦19勝(7KO)4敗6分[4][5]、これまでに西部日本ミニマム級新人王(2009年)、新人王ミニマム級西軍代表(2009年)の2009年新人王タイトルなどを獲得しているほか、第27代日本ミニマム級王座を獲得[6]、3度の防衛を経て日本王座返上[7]、WBO世界ミニマム級暫定王座を獲得した[5]

また、2010年(平成22年)に学業・ボクシングの傍ら、自動車学校に入校し2級自動車整備士免許を取得している[8]

来歴

プロ時代

2008年4月14日、プロデビュー[9]

2009年9月26日、西日本・西部日本新人王対抗戦で西部日本新人王として西日本ミニマム級新人王の霜尾順也と対戦。結果は5ラウンド引き分けとなったが、規定により福原が勝者扱いとなり、西軍代表決定戦への出場が決定した[10]。同年11月14日、河野竜一に判定勝利して西軍代表となり[11][12]、同年12月20日に全日本ミニマム級新人王決定戦で東軍代表の三田村拓也と対戦したが、判定負けを喫して全日本同級新人王の獲得を逃した[13][14]

2013年12月6日、井上拓真のプロデビュー戦の相手として対戦し、福原の判定負け[15][16]

2014年9月10日、当時日本ミニマム級6位だった福原はタイナコーンラーチャシーマー県に遠征し、元世界ランカーのファーラン・サックリン・ジュニアと8回戦を行い、序盤から積極的にパンチを当てたが[17]、結果は三者三様の引き分けに終わった[18]

2015年3月1日、再びタイに遠征し、バンコクでパンポン・パシンデットとの8回戦に2ラウンド1分35秒でTKO勝利を収めた[19]

2015年8月17日、当時日本ミニマム級2位までランクを上げていた福原はタイのトンチャイレック・チャイヨンジムと対戦し3ラウンド1分32秒でTKO勝利[20]

2015年11月22日、熊本県熊本市フードパル熊本で行われた日本ミニマム級王座決定戦にて同級1位の福原と2位の山本浩也が対戦、福原が3-0判定勝利により日本ミニマム級王座を獲得した[21]。福原はこの戦いの1ヶ月前の練習中に肋骨を骨折し練習不足のまま試合に臨んでおり、試合後「ベルトが獲れてうれしいけど、満足いく試合ではなかった。山本選手のプレッシャーが強かった」と語っている[21]

日本ミニマム級王座獲得以降

2016年3月26日に日本ミニマム級1位の挑戦者榮拓海と対戦し3-0の判定勝利で初防衛に成功[3]。以後、2016年9月19日に挑戦者小野心(日本ミニマム級6位)と戦い負傷引き分け(3ラウンド1分40秒)で防衛2[1][22]、2016年11月3日に華井玄樹(日本ミニマム級1位)と対戦し防衛3(7ラウンド44秒TKO)[23]と王座防衛を3度重ねたのち、2017年2月にWBOミニマム級暫定王座決定戦に出場するため、2016年12月27日付で日本ミニマム級王座を返上した[7][24]

WBO世界ミニマム級暫定王座

2017年2月26日、上天草市の松島総合運動公園「アロマ」でWBO世界ミニマム級1位のモイセス・カジェロスとWBO世界ミニマム級暫定王座決定戦を行い、12回2-1(116-112が2者、113-115)の判定勝ちを収め王座獲得に成功、熊本のボクシングジム所属選手として初の世界王者となった[25][26]

戦績

特記ない限り国旗表示のない対戦相手は全て日本人。

日付結果時間内容対戦相手開催地備考出典
2008年
4月14日勝利4R判定2-0村中克彦(中内)プロデビュー戦[27][9]
6月22日勝利4R判定2-0水元裕希(鹿児島)[28]
12月20日勝利4R判定3-0日野慎吾(都城レオスポーツ)[29]
2009年
3月29日勝利4R 1:19KO三原隆志(G16)[30]
5月31日引分2R 0:51負傷平井雅樹(宮崎ワールド)西部日本新人王決勝戦[31][32]
9月26日引分5R判定1-0霜尾順也(塚原京都)西日本・西部日本新人王対抗戦[33][34]
11月14日勝利5R判定2-0河野竜一(松田)全日本ミニマム級新人王西軍代表決定戦[11][12]
12月20日敗北6R判定0-3三田村拓也(ワールドスポーツ)全日本ミニマム級新人王決勝戦[13][14]
2010年
5月9日勝利6R判定3-0竹迫浩一郎(鹿児島)[35]
2011年
3月13日勝利6R判定3-0中島勇太(筑豊)[36]
4月2日勝利6R判定3-0嘉納栄(平仲BS)[37]
5月29日勝利5R 2:29負傷判定3-0新垣勝彦(アポロ)[38]
2012年
2月4日敗北4R 2:27TKO大塚博之帝拳[39]
4月22日引分6R判定1-0板垣幸司(広島三栄)[40]
10月7日勝利6R判定3-0小野晃輝(筑豊)[41]
2013年
4月14日勝利3R 1:34KOタイ王国の旗ウィルサルットレック・コラートスポーツスクール[42]
5月26日勝利5R 2:45TKOタイ王国の旗アタチャイレック・シッサイトーン[43]
7月6日敗北8R判定0-3木村悠(帝拳)[44]
12月6日敗北6R判定0-3井上拓真(大橋)[45]
2014年
4月20日引分7R 0:48負傷判定0-0金沢晃佑(大鵬)[46]
6月8日勝利2R 1:30KOタイ王国の旗プララーブプラーム・シッサイトーン[47]
9月10日引分8R判定1-1タイ王国の旗ファーラン・サックリン・ジュニアタイ王国の旗ナコーンラーチャシーマー県[18]
2015年
3月1日勝利2R 1:35TKOタイ王国の旗パンポン・パシンデットタイ王国の旗バンコク[19]
8月16日勝利3R 1:21TKOタイ王国の旗トンチャイレック・チャイヨンジム[48]
11月22日勝利10R判定3-0山本浩也(全日本パブリック)熊本県フードパル熊本日本ミニマム級王座決定戦・王座獲得[49][21]
2016年
3月26日勝利10R判定3-0榮拓海(折尾)熊本県フードパル熊本日本王座防衛1[50][3]
9月19日引分3R 1:40負傷小野心(ワタナベ)熊本県フードパル熊本日本王座防衛2[51][1]
11月3日勝利7R 0:44負傷華井玄樹(岐阜ヨコゼキ)熊本県フードパル熊本日本王座防衛3[52][23]
2017年
2月26日勝利12R判定2-1メキシコの旗モイセス・カジェロス熊本県・松島総合運動公園「アロマ」WBO世界ミニマム級暫定王座決定戦 / 暫定王座獲得[5]
テンプレート

脚注

  1. ^ a b c 福原辰弥vs小野心は負傷ドロー 日本ミニマム級戦”. Boxing News(ボクシングニュース) (2016年9月19日). 2016年12月18日閲覧。
  2. ^ a b 2016.9.19『火の国ファイティング』”. BOXING RISE (2016年9月19日). 2016年12月18日閲覧。
  3. ^ a b c d 福原辰弥が初防衛成功、榮拓海との九州対決制す”. Boxing News(ボクシングニュース) (2016年3月26日). 2016年12月18日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 所属選手”. 本田フィットネスジム (2016年11月3日). 2016年12月18日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i 福原辰弥が判定勝ち、WBOミニマム級暫定王者に”. 日刊スポーツ (2017年2月26日). 2017年2月26日閲覧。
  6. ^ a b c 階級別ランク”. 西日本ボクシング協会 (2015年8月). 2016年12月18日閲覧。
  7. ^ a b 福原が日本ミニマム級王座を返上”. サンケイスポーツ (2016年12月28日). 2017年1月15日閲覧。
  8. ^ 福原辰弥さん 初の日本王者【ボクシングミニマム級】”. 九州工科自動車専門学校 (2015年11月24日). 2016年12月18日閲覧。
  9. ^ a b プロボクシング試合組合せ”. 日本ボクシングコミッション (2008年). 2017年1月15日閲覧。
  10. ^ 西部-西日本新人王対抗戦結果”. ボクシングニュース「Box-on!」 (2009年9月27日). 2016年12月18日閲覧。
  11. ^ a b 2009年11月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。
  12. ^ a b プロボクシング試合組合せ”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。
  13. ^ a b 2009年12月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。
  14. ^ a b プロボクシング試合組合せ”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。
  15. ^ 井上拓真、プロテスト合格 デビュー戦は日本8位と”. Boxing News(ボクシングニュース) (2013年10月21日). 2016年12月18日閲覧。
  16. ^ ボクシング井上尚弥選手 東洋太平洋王者に”. タウンニュース (2013年12月19日). 2016年12月18日閲覧。
  17. ^ アムナット辛くも防衛、アローヨ側IBFへ抗議”. Boxing News(ボクシングニュース) (2014年9月11日). 2017年1月15日閲覧。
  18. ^ a b 2014年9月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2014年). 2017年1月15日閲覧。
  19. ^ a b 2015年3月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2015年). 2017年1月15日閲覧。
  20. ^ 女子世界チャンピオン黒木優子、無冠戦でTKO勝ち”. Boxing News(ボクシングニュース) (2015年8月17日). 2016年12月18日閲覧。
  21. ^ a b c 福原辰弥が地元熊本で戴冠、日本ミニマム級王座”. Boxing News(ボクシングニュース) (2015年11月22日). 2016年12月18日閲覧。
  22. ^ 日程・結果”. 日刊スポーツ. 2016年12月18日閲覧。
  23. ^ a b 福原辰弥が7回TKO勝ち、ホープ華井玄樹下してV3”. Boxing News(ボクシングニュース) (2016年11月3日). 2016年12月18日閲覧。
  24. ^ 福原が日本王座返上=ミニマム級”. 時事通信 (2016年12月28日). 2017年1月15日閲覧。
  25. ^ Fukuhara wins interim WBA 105lb belt Fightnews.com 2017年2月26日
  26. ^ 熊本に新王者誕生 福原辰弥がカジェロスに判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2017年2月27日
  27. ^ 2008年4月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2008年). 2017年1月15日閲覧。
  28. ^ 2008年6月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2008年). 2017年1月15日閲覧。
  29. ^ 2008年12月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2008年). 2017年1月15日閲覧。
  30. ^ 2009年3月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。
  31. ^ 2009年5月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。
  32. ^ プロボクシング試合組合せ”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。 編注:○印は新人王戦。
  33. ^ 2009年9月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。
  34. ^ プロボクシング試合組合せ”. 日本ボクシングコミッション (2009年). 2017年1月15日閲覧。
  35. ^ 2010年5月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2010年). 2017年1月15日閲覧。
  36. ^ 2011年3月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2011年). 2017年1月15日閲覧。
  37. ^ 2011年4月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2011年). 2017年1月15日閲覧。
  38. ^ 2012年2月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2012年). 2017年1月15日閲覧。
  39. ^ 2012年2月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2012年). 2017年1月15日閲覧。
  40. ^ 2012年4月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2012年). 2017年1月15日閲覧。
  41. ^ 2012年10月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2012年). 2017年1月15日閲覧。
  42. ^ 2013年4月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2013年). 2017年1月15日閲覧。
  43. ^ 2013年5月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2013年). 2017年1月15日閲覧。
  44. ^ 2013年7月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2013年). 2017年1月15日閲覧。
  45. ^ 2013年12月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2013年). 2017年1月15日閲覧。
  46. ^ 2014年4月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2014年). 2017年1月15日閲覧。
  47. ^ 2014年6月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2014年). 2017年1月15日閲覧。
  48. ^ 2015年8月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2015年). 2017年1月15日閲覧。
  49. ^ 2015年11月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2015年). 2017年1月15日閲覧。
  50. ^ 2016年3月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2016年). 2017年1月15日閲覧。
  51. ^ 2016年9月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2016年). 2017年1月15日閲覧。
  52. ^ 2016年11月試合結果”. 日本ボクシングコミッション (2016年). 2017年1月15日閲覧。

関連項目

外部リンク

第27代日本ミニマム級王者
在位期間
空位
(前タイトル獲得者:大平剛
2015年11月22日 - 2016年12月27日(返上)空位
(次タイトル獲得者:N/A
WBO世界ミニマム級暫定王者
在位期間
暫定王者決定戦対戦者:モイセス・カジェロス2017年2月26日 - 現在次暫定王者:N/A