「ラブ・アクチュアリー」の版間の差分
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John Hakater (会話 | 投稿記録) |
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{{Infobox Film |
{{Infobox Film |
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|作品名=ラブ・アクチュアリー |
| 作品名 = ラブ・アクチュアリー |
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|原題= |
| 原題 = Love Actually |
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|画像= |
| 画像 = |
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| 画像サイズ = |
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|画像解説= |
| 画像解説 = |
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|監督=[[リチャード・カーティス]] |
| 監督 = [[リチャード・カーティス]] |
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|脚本=リチャード・カーティス |
| 脚本 = リチャード・カーティス |
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| 原案 = |
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|製作=[[ダンカン・ケンワーシー]]<br/>[[ティム・ビーヴァン]]<br/>[[エリック・フェルナー]] |
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| 原作 = |
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| 製作 = {{仮リンク|ダンカン・ケンワーシー|en|Duncan Kenworthy}}<br />[[ティム・ビーヴァン]]<br />[[エリック・フェルナー]]<br />[[デブラ・ヘイワード]]<br />{{仮リンク|リザ・チェイシン|en|Liza Chasin}} |
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| 製作総指揮 = |
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|音楽=[[クレイグ・アームストロング]] |
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| 出演者 = [[ヒュー・グラント]]<br />[[リーアム・ニーソン]]<br />[[コリン・ファース]]<br />[[ローラ・リニー]]<br />[[エマ・トンプソン]]<br />[[アラン・リックマン]]<br />[[キーラ・ナイトレイ]]<br />[[マルティン・マカッチョン]]<br />[[ビル・ナイ]]<br />[[ローワン・アトキンソン]] |
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|撮影=[[マイケル・コールター]] |
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| 音楽 = [[クレイグ・アームストロング]] |
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| 主題歌 = |
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|製作会社=[[ユニバーサル・ピクチャーズ]]<br>[[スタジオカナル]]<br>[[ワーキング・タイトル・フィルムズ]]<br>DNA Films |
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| 撮影 = [[マイケル・コールター]] |
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|配給={{flagicon|USA}} ユニバーサル・ピクチャーズ<br>{{flagicon|GBR}}{{flagicon|JPN}} [[ユナイテッド・インターナショナル・ピクチャーズ|UIP]] |
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| 編集 = {{仮リンク|ニック・ムーア|en|Nick Moore (film director)}} |
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|公開={{flagicon|USA}} [[2003年]][[11月7日]]<br>{{flagicon|GBR}} 2003年[[11月21日]]<br>{{flagicon|JPN}} [[2004年]][[2月7日]] |
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| 製作会社 = [[スタジオカナル]]<br />[[ワーキング・タイトル・フィルムズ]]<br />{{仮リンク|DNAフィルムズ|en|DNA Films}} |
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|上映時間=135分 |
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| 配給 = [[ユニバーサル・スタジオ|ユニバーサル・ピクチャーズ]] |
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|製作国={{GBR}}<br>{{USA}} |
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| 公開 = {{Film date|2003|11|14|{{USA}}|2003|11|21|{{GBR}}|2004|02|07|{{JPN}}|df=y}} |
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|言語=[[英語]]<br>[[フランス語]]<br>[[ポルトガル語]] |
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| 上映時間 = 136分 |
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|製作費=£30,000,000<ref name="imdb">{{Cite web|url=http://www.imdb.com/title/tt0314331/business|title=Love Actually (2003) - Box office / business|publisher=[[インターネット・ムービー・データベース|IMDb]]|language=英語|accessdate=2011-11-13}}</ref><br>$40,000,000<ref name="boxofficemojo">{{Cite web|url=http://boxofficemojo.com/movies/?id=loveactually.htm|title=Love Actually (2003)|publisher=[[Box Office Mojo]]|language=英語|accessdate=2011-11-13}}</ref> |
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| 製作国 = {{GBR}}<br />{{USA}}<br />{{FRA}}<ref>{{cite web|url=http://www.bfi.org.uk/films-tv-people/4ce2b885c5bbb|title=Love Actually (2003)|accessdate=2017-02-18|publisher=[[英国映画協会]]}}</ref> |
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|興行収入=£36,238,777<ref name="imdb" /> {{flagicon|GBR}}<br>$59,696,144<ref name="boxofficemojo" /> {{flagicon|USA}}{{flagicon|CAN}}<br>$246,942,017<ref name="boxofficemojo" /> {{flagicon|World}} |
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| 言語 = [[英語]] |
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|前作= |
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| 製作費 = $40,000,000<ref name="mojo">{{cite web | url=http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=loveactually.htm | title=Love Actually | publisher=boxofficemojo.com |deadurl=no |accessdate=17 December 2016 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20140402113630/http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=loveactually.htm | archivedate=2 April 2014}}</ref> |
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|次作= |
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| 興行収入 = {{Flagicon|World}} $246,942,017<ref name="mojo">{{cite web | url=http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=loveactually.htm | title=Love Actually | publisher=boxofficemojo.com |deadurl=no |accessdate=17 December 2016 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20140402113630/http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=loveactually.htm | archivedate=2 April 2014}}</ref><br />{{Flagicon|JPN}} 15.5億円<ref name="映連興行収入">{{映連興行収入|2004}}. {{accessdate|2024-09-11}}</ref> |
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| 配給収入 = |
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| 前作 = |
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| 次作 = [[レッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー]] |
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{{external media|image1=[[:en:Love Actually movie.jpg]]<br />? 劇場公開時のポスター}} |
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『'''ラブ・アクチュアリー'''』({{lang-en-short|Love Actually}})は、[[2003年の映画|2003年]]に製作された米英合作の[[ロマンティック・コメディ]]映画。 |
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『'''ラブ・アクチュアリー'''』({{lang-en-short|''Love Actually''}})は、[[2003年]]に公開された[[リチャード・カーティス]]による[[クリスマス]]を題材にした[[ロマンティック・コメディ|ロマンティック・コメディ映画]]。カーティスの初監督作品でもあり、彼が以前の映画やテレビ番組で共に働いた俳優を中心にした[[アンサンブル・キャスト]]を特徴とする。脚本は様々な境遇の登場人物が送る恋模様を描き、次第に彼らの物語が互いに繋がっていたことが分かる流れになっている(→[[#登場人物の繋がり]])。物語はクリスマスの5週間前から始まって、次第にクリスマスに近付いていき、[[エピローグ]]はクリスマスから1か月後に設定されている(→[[#あらすじ]])。シーンの大半は[[ロンドン]]で撮影された(→[[#製作]])。 |
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[[アメリカ合衆国]]では2003年[[11月14日]]、[[イギリス]]では1週間遅れの[[11月21日]]に公開された。公開当初は好意的な評価が多かったものの、アメリカでの評価は次第に「賛否両論だがやや好意的」なものに変わっていった(→[[#批評家の反応]])。[[興行収入]]という面では成功を収め、撮影予算4,500万ドルに対し、世界中で2億4,700万ドルを得た(→[[#興行収入]])。 |
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==概要== |
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[[クリスマス]]の[[ロンドン]]を舞台に、19人の男女の様々なラブストーリーを[[グランドホテル方式]]で描いていく。 |
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人気脚本家[[リチャード・カーティス]]の初監督作品である。 |
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劇中では往年のヒット曲が数多く使われており、サウンドトラックも販売枚数を重ねた(→[[#サウンドトラック]])。 |
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==ストーリー== |
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新たに就任した[[イギリス首相]]のデイヴィッド([[ヒュー・グラント]])は若く、ルックスも良く、独身。しかし[[秘書]]の1人、ちょっと太めのナタリー([[マルティン・マカッチョン]])に一目惚れしてしまい、仕事に身が入らない。 |
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== あらすじ == |
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最愛の妻を亡くしたダニエル([[リーアム・ニーソン]])は、義理の息子サム([[トーマス・サングスター]])がまったく口を利かなくなってしまったことが気がかりでならない。しかしサムが口を利かない理由は母の死ではなく、学校で一番人気の女の子に対する片思いによるものだった。 |
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映画は、[[ロンドン]]・[[ロンドン・ヒースロー空港|ヒースロー空港]]の雑踏に、デイヴィッド(演:[[ヒュー・グラント]])によるナレーションがかぶせられる形で始まる。[[アメリカ同時多発テロ事件]]の犠牲者が最後に遺したのは、憎しみではなく愛のメッセージだったことが語られ、登場人物たちの恋物語が始まる{{efn|この時デイヴィッドが語る "Love Actually is All Around."(意味:愛はどこにでもある)が映画のタイトルとなっている。}}。 |
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=== クリスマスまで5週間 === |
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弟に恋人を奪われてしまった[[作家]]のジェイミー([[コリン・ファース]])は、傷心を癒すため南仏の[[コテージ]]に向かう。そこで[[メイド]]として働くポルトガル人のオーレリア([[ルシア・モニス]])には、英語もフランス語も通じないが、ある事件を切っ掛けに、ふたりは惹かれ合うようになる。 |
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落ちぶれたロック歌手のビリー・マック(演:[[ビル・ナイ]])は、マネージャーのジョー(演:{{仮リンク|グレゴール・フィッシャー|en|Gregor Fisher}})と共に再起を賭け、往年のヒット曲の歌詞を変えてリリースしようと目論んでいる ({{en|"''Christmas Is All Around''"}}) 。妻を亡くしたばかりのダニエル(演:[[リーアム・ニーソン]])は、その悲しみが癒えず、友人のカレン(演:[[エマ・トンプソン]])の助けを求めている。ジョン(ジャック、演:[[マーティン・フリーマン]])とジュディ(演:{{仮リンク|ジョアンナ・ペイジ|en|Joanna Page}})は、映画撮影現場で[[性行為|セックスシーン]]の[[スタンドイン]]として働いている。若くして[[イギリス首相]]になったデイヴィッド(演:[[ヒュー・グラント]])は、恋の噂も無い独身生活を送っているが、[[ダウニング街10番地|首相公邸]]のスタッフ・ナタリー(演:[[マルティン・マカッチョン]])に一目惚れする。 |
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ピーター(演:[[キウェテル・イジョフォー]])はジュリエット(演:[[キーラ・ナイトレイ]])と[[結婚式]]を挙げ、ピーターの親友で[[ベストマン]]を務めたマーク(演:[[アンドリュー・リンカーン]])は、『[[愛こそはすべて]]』のサプライズ演奏をふたりに贈る。この式とパーティの合間にフラットへ戻ったジェイミー(演:[[コリン・ファース]])は、ガールフレンド(演:[[シエンナ・ギロリー]])が自分の弟と浮気している現場に踏み入ってしまう。パーティスタッフとして働くコリン(演:[[クリス・マーシャル]])は、自分がモテないのは相手が英国女性だからと独り合点し、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]に行って女の子を引っ掛ける夢を友人のトニー(演:{{仮リンク|アブダル・サリス|en|Abdul Salis}})に語る。パーティ会場では、マーク(演:[[アンドリュー・リンカーン]])が浮かない顔でビデオを回し続けており、彼がピーターに恋をしていると勘違いしたサラ(演:[[ローラ・リニー]])は、話せば楽になるとマークに話しかける。 |
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会社を経営するハリー([[アラン・リックマン]])は、しっかり者の妻カレン([[エマ・トンプソン]])や3人の子供たちと一緒に幸せに暮らしていた。だが突然、部下のミア([[ハイケ・マカッシュ]])が、彼にアプローチをかけるようになってしまった。 |
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=== クリスマスまで4週間 === |
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そんなハリーの会社に勤めるサラ([[ローラ・リニー]])は、入社以来2年7ヶ月のあいだ、同僚のカール([[ロドリゴ・サントロ]])に恋心を抱いている。しかし奥手なサラは、勇気を絞り出そうにも告白の言葉が出てこない。 |
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サラは社長のハリー(演:[[アラン・リックマン]])に呼び出される。ハリーは同僚カール(演:[[ロドリゴ・サントロ]])への長年の片思いを言い当て、何か行動に出るよう助言するが、サラは奥手なままで、同じ時間、ビリー・マックはラジオ番組で焼き直した新曲を宣伝している。 |
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首相公邸では、目前に迫った[[アメリカ合衆国大統領]]訪英の準備が進められており、内閣は米国へ強気に出るよう勧めるが、デイヴィッドは気乗りしない。彼はナタリーと親密になりたいと考え、彼女が[[ワンズワース]]のハリス・ストリートの実家に住むことを聞き出す。 |
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ビリー([[ビル・ナイ]])は、かつての持ち歌をクリスマスソングにアレンジしてカムバックを果たそうとする老いぼれの[[ロック (音楽)|ロック]]歌手。[[マネージャー]]のジョー([[グレゴール・フィッシャー]])が必死に売り込みを続けるも、スター気取りなビリーの過激で下品な発言が世間を騒がせてばかり。 |
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ジョンとジュディのスタンドイン撮影は裸でのセックスシーンまで進むが、気まずいシーンでも互いに楽しく話せる仕事相手であることが分かる。コリンはトニーに対し、3週間後にアメリカ・[[ウィスコンシン州]]へ発つことを伝える。またハリーは秘書のミア(演:[[ハイケ・マカチュ]])に会社のクリスマス・パーティの手配を頼む。ダニエルは妻の連れ子だったサム(演:[[トーマス・サングスター]])が部屋に籠もりきりなことを心配し、川沿いに連れ出して話を聞くが、サムの悩みは母親の死ではなく、同級生への片思いだった。 |
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画家のマーク([[アンドリュー・リンカーン]])の親友ピーター([[キウェテル・イジョフォー]])が結婚式を挙げた。ピーターのお相手は、美人なジュリエット([[キーラ・ナイトレイ]])。親友を祝福するも、ピーターとばかり喋ってジュリエットにはよそよそしいマーク。ジュリエットは夫の親友となんとか仲良くなろうと思い悩むが、マークには彼女に知られたくない秘密があった。 |
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傷心のジェイミー(演:[[コリン・ファース]])は[[フランス]]の[[コテージ]]を訪れ、小説を書き始める。 |
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[[ケータリング]]の仕事をする若者コリン([[クリス・マーシャル]])は、頭の中が女の子と卑猥なことでいっぱい。彼女いない歴を更新中の彼は、冷たいイギリス人相手のナンパに限界を感じ、友人が止めるのも構わず、アメリカ娘を狙いに単身で[[ウィスコンシン]]に発つ。 |
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=== クリスマスまで3週間 === |
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ラブシーンの[[スタンドイン]]を演じるジョン([[マーティン・フリーマン]])とジュディ([[ジョアンナ・ペイジ]])は、気まずくなるようなシーンを、他愛もない会話で楽しく撮影できることに喜びを感じていた。次第に親しくなった彼らは恋に落ちる。 |
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ビリー・マックは[[アント&デック]]の番組でテレビ出演する。マークは、新婚旅行から帰ってきたジュリエットから、結婚式のビデオが上手く撮れていなかったので見せてほしいと頼まれるが、素っ気なく断る。サラはカールに何も言えずじまいでおり、ハリーはミアからクリスマス・パーティ用にマークの画廊を借り受けたことを聞いて下見に行くと約束する。 |
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ジェイミーは大家から、家政婦として[[ポルトガル人]]女性のオーレリア(演:{{仮リンク|ルシア・モニス|en|Lúcia Moniz}})を紹介される。彼は仕事終わりにオーレリアを送るようになるが、言葉の通じないふたりには話すことが無く、気まずい時間が過ぎる。 |
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9つのストーリーは、[[クリスマス]]を舞台にどのような結末を迎えるのであろうか。 |
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アメリカ大統領(演:[[ビリー・ボブ・ソーントン]])が訪英するが、大統領は強硬な態度を崩さず、首脳会談は物別れに終わる。その上、デイヴィッドが書類を取りに行った隙に、好色な大統領はナタリーに言い寄っている。これに反感を覚えたデイヴィッドは、その後の[[記者会見]]で大統領に対して毅然とした態度を取る。一方妹のカレンは、夫ハリーの前で[[ジョニ・ミッチェル]]を聴きながらクリスマス・プレゼントの用意をしている。 |
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==タイトル== |
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「{{lang|en|Love Actually}}」はこの映画の冒頭のナレーション「{{lang|en|love actually is all around}}」(愛は実はいたるところにある)のはじめの2語をとったものである。 |
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=== クリスマスまで2週間 === |
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==キャスト== |
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ジェイミーとオーレリアは、言葉の壁がありつつも心が通じ合った生活をしている。ある日オーレリアは誤って原稿を沼に飛ばしてしまい、ふたりは沼に飛び込んで原稿を集める羽目になる。コテージに戻った後、ジェイミーはオーレリアを送るのが1日の楽しみと英語で話すが、一方のオーレリアはジェイミーと別れるのが1日で最も辛いと[[ポルトガル語]]で話す。ジェイミーの帰国の日、別れが悲しいオーレリアは彼に[[接吻|キス]]をプレゼントして立ち去る。 |
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{|class=wikitable |
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テレビではビリー・マックの[[ミュージック・ビデオ]]が放送されるようになり、彼はテレビ出演で[[全英シングルチャート#クリスマス・ナンバー1|クリスマスのNo.1ソング]]{{enlink|List of UK Singles Chart Christmas number ones|a=on}}になった場合は全裸で生出演すると公言する。ジュリエットはマークの元を訪れ、素っ気ないマークに自分とも仲良くしてほしいと頼むが、マークは結婚式のビデオで彼女ばかり追っており、実は自分が好きだったために冷たく当たっていたことに気付く。デイヴィッドは、ナタリーを想っているにもかかわらず、配置換えするよう言いつける。 |
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サムから片想いの相手・ジョアンナがアメリカへ帰国してしまうと聞かされたダニエルは、ふたりで『[[タイタニック (1997年の映画)|タイタニック]]』を観る。サムは自分にはジョアンナしかいないと語り、ビリー・マックのミュージック・ビデオを観て、ミュージシャンはモテると、学期末のコンサートに向けて[[ドラマー|ドラムの練習]]を始める。 |
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職場のパーティ当日、カレンはハリーが秘書のミアと踊る様子に気付き狼狽する。一方のサラはカールに誘われダンスを共にし、送ってくれた彼を家に招き入れる。ふたりはベッドインしようとするが、折悪しくサラの弟で[[精神病]]を患うマイケル(演:マイケル・フィッツジェラルド)から電話があり、ふたりは気まずい雰囲気になってしまう。その夜サラはマイケルの元を訪れる。 |
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パーティの翌日、会社の休み時間にカレンとクリスマス・ショッピングへ向かったハリーは、[[セルフリッジズ]]の宝飾店に目を止める。彼はカレンが別の買い物をしに行った隙に、ミアに頼まれたプレゼント用に[[ネックレス]]を買おうとするが、店員のルーファス(演:[[ローワン・アトキンソン]])は動きがまどろっこしく、結局カレンが戻って来てしまう。 |
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=== クリスマスまで1週間 === |
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コリンはウィスコンシンへの出発の日を迎え、入ったバーでイギリス狂の女性3人と出会い、首尾良く彼女たちが同居する家に上がり込む。ジョンはジュディを食事に誘うことに成功し、[[ロンドン]]に帰ってきたジェイミーは外国語学校でポルトガル語を学び始める。 |
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ハリーとカレンの家では、1人1つプレゼントを開封しようと決まり、ハリーのネックレス購入を知っていたカレンは、ネックレスが入っていたのと同じ四角い箱を選ぶ。ところが中身はジョニ・ミッチェルの[[CD]]で、ネックレスが他人(ミア)に渡ったことを知ったカレンは、自室で曲を聴きながらひとり涙を流す。 |
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サムはジョアンナから何の反応も得られず、彼から自分の恋愛について聞かれたダニエルは、[[クラウディア・シファー]]から誘いがあれば話は別だと答える。 |
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=== クリスマス・イヴ === |
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ビリー・マックは、ライバルの[[ブルー (ボーカルグループ)|ブルー]]を破ってクリスマスのNo.1ソングを勝ち取る。彼は[[エルトン・ジョン]]のパーティに誘われるが、半生をマネージャーのジョーと過ごしたことに気付き、彼と飲み交わすためすぐに戻ってくる。ジュディと食事に行ったジョンは、彼女から告白とキスを受ける。サラとカールの関係は終わっており、カールが短い挨拶をして帰った後、サラはマイケルの電話を受け、きょうだいでクリスマスを過ごす。 |
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マークはピーターとジュリエットの新居を訪れ、厚紙に書いたメッセージで「今はジュリエットが最高の人」だと伝えるが、そんなマークにジュリエットはキスをプレゼントする。ジェイミーはクリスマス・プレゼントを持って実家に帰るが、すぐに引き返して[[マルセイユ]]へ向かい、オーレリアへ結婚を申し込んで了承される。 |
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デイヴィッドはナタリーからのクリスマス・カードを見つけ、彼女もまた自分を想っていることに気付いて、ナタリーが住むハリス・ストリートへ向かう。やっとのことで家を見つけた時、彼女は家族と近隣学校合同のクリスマス・コンサートに出かけるところで、デイヴィッドはこれに同行することにする。ナタリーは大統領に言い寄られたことの謝罪をし、ふたりは目立たないよう舞台裏から観劇することにするが、そこへ向かう途中、デイヴィッドは子どもたちの降誕劇を観に来たカレンに遭遇する。 |
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コンサートの最後、サムは[[ドラムセット|ドラム]]でジョアンナ(演:[[オリヴィア・オルソン]])が歌う『[[恋人たちのクリスマス]]』の伴奏を行う。曲が終わって後ろの幕が開くと、デイヴィッドとナタリーがキスをしており、ふたりの関係は観劇者全員にばれてしまう。終演後、カレンはハリーとミアの関係を問い詰め、ダニエルは憧れの[[クラウディア・シファー]]そっくりなキャロル(演:クラウディア・シファー)に出会う。 |
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サムとダニエルは、気持ちを伝えるため、アメリカに発つジョアンナを追って空港に向かう。航空券が見つからないルーファスや、全裸で歌うビリー・マックがサムを助け、彼は保安区域に忍び込んでジョアンナに思いを伝え、彼女もそれに応えてキスをする。 |
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=== クリスマスから1か月後 === |
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ビリー・マックは美人女性を従えて旅から帰ってくる。オーレリアを連れてイギリスに戻ってきたジェイミーを、ジュリエット・ピーター・マークが出迎える。出張から帰ってきたハリーは、カレンはじめ家族全員の出迎えを受ける。ジョアンナもイギリスに戻り、サムはそれを出迎えるが、後ろではダニエルとキャロルが一緒にこれを見守っている。トニーはこれから旅行にいくジョン・ジュディに会った後、アメリカ女性のハリエットとカーラを引き連れたコリンを出迎える。外遊から戻ったデイヴィッドにはナタリーが走って飛びつき、その後は[[ザ・ビーチ・ボーイズ]]の『[[神のみぞ知る]]』が流れる中、プロローグと同じようにヒースロー空港の雑踏が映し出される。 |
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== 登場人物の繋がり == |
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[[File:Love Actually (2003) Interconnections.svg|right|thumb|作中人物の繋がりを示した図]] |
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日本語版DVDのスリーブに記載されているように、作品では以下9通り(ルーファスの話を含めると10通り)の物語が進行する<ref>{{cite DVD-notes |和書 |title=ラブ・アクチュアリー |titlelink= |titleyear=2003 |director=[[リチャード・カーティス]] |format=DVD |publisher=[[ユニバーサル・スタジオ|ユニバーサル・ピクチャーズ]] |location= |publisherid=UNPD-38077 |year=2006 |language=英語、日本語 }}</ref>。 |
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{{colbegin}} |
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# ビリー・マックとジョー |
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# ジュリエット、ピーター、マーク |
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# デイヴィッドとナタリー |
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# ジェイミーとオーレリア |
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# ハリー・カレン夫妻とミア |
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# ダニエル・サム・ジョアンナ |
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# サラとカール、マイケル |
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# コリンとトニー、アメリカ人女性たち |
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# ジョンとジュディ |
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# (ルーファス) |
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{{colend}} |
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それぞれの話は、ビリー・マック(演:[[ビル・ナイ]])とジョー(演:{{仮リンク|グレゴール・フィッシャー|en|Gregor Fisher}})の話を除いて何かしらの繋がりを持っている。また、ビリー・マックのメディア出演や[[ミュージック・ビデオ]]は作品のあちこちに挿入されており、[[ヒースロー空港]]ではサムの告白を手助けする。 |
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英国首相のデイヴィッド(演:[[ヒュー・グラント]])はカレン(演:[[エマ・トンプソン]])の兄であり<ref>[[#コメンタリー]](44分46秒〜)</ref>{{efn|設定上はこうなっているが、実際にはエマ・トンプソンの方がヒュー・グラントよりも1歳年上である<ref name="bustle131111">{{cite web|url=https://www.bustle.com/articles/8383-21-things-you-didnt-know-about-love-actually|title=21 Things You Didn't Know About 'Love Actually'|publisher=BUSTLE|accessdate=2017-02-25|date=2013-11-11|first=Anna|last=Klassen}}</ref>。}}、カレンは兄が思いを寄せるナタリー(演:[[マルティン・マカッチョン]])の近所である[[ワンズワース]]に暮らしている。ハリー(演:[[アラン・リックマン]])はカレンの夫で、彼の経営するデザイン会社にはサラ(演:[[ローラ・リニー]])・カール(演:[[ロドリゴ・サントロ]])・ミア(演:[[ハイケ・マカチュ]])が務めているほか、[[ケータリング]]スタッフとしてコリン(演:[[クリス・マーシャル]])が訪れる。ミアは[[ギャラリー (美術)|ギャラリー]]を経営するマーク(演:[[アンドリュー・リンカーン]])と友人で、この縁でクリスマス・パーティの会場として借り受ける。また彼女は、ナタリー一家の隣家に住んでいる。 |
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カレンはダニエル(演:[[リーアム・ニーソン]])の友人として妻を失った彼を慰めているほか、彼の息子サム(演:[[トーマス・サングスター]])と、ハリー・カレン夫妻の子どもたちは同じ地域の学校に通っている。地区の小学校は合同で[[降誕祭]]を行うが、ナタリーは会場となった小学校の同窓生で、年少のきょうだいはまだこの学校に通っている。また、サムはジョアンナ(演:[[オリヴィア・オルソン]])と同級生で、ダニエルはこの降誕祭に行ったことがきっかけでキャロル(演:[[クラウディア・シファー]])と知り合う。ジョンとジュディは、ジョンの兄と一緒にこの降誕祭を訪れている。 |
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ピーター(演:[[キウェテル・イジョフォー]])とジュリエット(演:[[キーラ・ナイトレイ]])の結婚式では、ピーターの親友であるマークが[[ベストマン]]を務めているほか、サラとジェイミー(演:[[コリン・ファース]])が列席しており、コリンはその後のパーティでスタッフとして働いている。コリンはトニー(演:{{仮リンク|アブダル・サリス|en|Abdul Salis}})と友人だが、彼が働く映画撮影現場では、[[スタンドイン]]の俳優ジョン(演:[[マーティン・フリーマン]])とジュディ(演:{{仮リンク|ジョアンナ・ペイジ|en|Joanna Page}})が出会い、交際に発展する。 |
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ルーファス(演:[[ローワン・アトキンソン]])は、ハリーが[[ネックレス]]を買う[[セルフリッジズ]]の宝飾店員であるほか、ヒースロー空港では彼の行動がジョアンナを追うサムの手助けになる。 |
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== キャスト == |
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{|class="wikitable" style="font-size:80%" |
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|+キャスト<ref name="IMDbcast">[https://www.imdb.com/title/tt0314331/fullcredits/ Love Acutually (2003) - Full credits] - {{accessdate|2017-02-24}}</ref> と日本語吹替 |
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!役名!!俳優!!日本語吹替 |
!役名!!俳優!!{{nowrap|日本語吹替}}!! !!役名!!俳優!!{{nowrap|日本語吹替}} |
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|- |
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|デイヴィッド||[[ヒュー・グラント]]||[[森田順平]] |
| デイヴィッド([[イギリス首相]])||[[ヒュー・グラント]]||[[森田順平]] |
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|rowspan="28"| |
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| [[アメリカ合衆国大統領]]||[[ビリー・ボブ・ソーントン]]||原康義 |
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|ハリー||[[アラン・リックマン]]||[[有本欽隆]] |
| ハリー(デザイン会社社長)||[[アラン・リックマン]]||[[有本欽隆]] |
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| アニー(首相官邸スタッフ)||{{仮リンク|ニーナ・ソサーニャ|en|Nina Sosanya}}||rowspan="2"|[[村竹あおい]] |
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|カレン||[[エマ・トンプソン]]||[[高島雅羅]] |
| カレン(ハリーの妻、デイヴィッドの妹{{r|bustle131111}})||[[エマ・トンプソン]]||[[高島雅羅]] |
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| メアリー(首相秘書)|| {{仮リンク|メグ・ウィン・オーウェン|en|Meg Wynn Owen}} |
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|ジェイミー||[[コリン・ファース]]||[[中田 |
| ジェイミー([[作家]])||[[コリン・ファース]]||[[中田和宏]] |
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| テレンス(首相官邸の責任者)||フランク・ムーリー{{efn|{{lang-en-short|Frank Moorey|links=no}}}}||[[佐々木敏]] |
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|ダニエル||[[リーアム・ニーソン]]||[[原康義]] |
| ダニエル(サムの継父)||[[リーアム・ニーソン]]||[[原康義]] |
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| パット(首相官邸の[[メイド|女中頭]])||ジル・フロイド{{enlink|June Flewett|a=on}}{{efn|{{lang-en-short|Jill Freud|links=no}} / カーティス監督の妻エマ・フロイドの母<ref>[[#コメンタリー]](8分27秒)</ref>。}}||[[定岡小百合]] |
|||
|- |
|- |
||
| |
| サム(ダニエルの息子)||[[トーマス・サングスター]]||[[津村まこと]] |
||
| トニー(コリンの親友、映画[[アシスタントディレクター|AD]])||{{仮リンク|アブダル・サリス|en|Abdul Salis}}||[[斉藤瑞樹]] |
|||
|- |
|- |
||
|サラ||[[ローラ・リニー]]||[[山像かおり]] |
| サラ(デザイン会社勤務)||[[ローラ・リニー]]||[[山像かおり]] |
||
| マイク(原語:マイキー(Mikey)、DJ)||{{仮リンク|マーカス・ブリグストック|en|Marcus Brigstocke}}||[[伊藤栄次]] |
|||
|- |
|- |
||
|カール||[[ロドリゴ・サントロ]]||[[三木眞一郎]] |
| カール(サラの同僚・想い人)||[[ロドリゴ・サントロ]]||[[三木眞一郎]] |
||
| アント([[アント&デック]]、本人役)|| {{仮リンク|アンソニー・マクパートリン|en|Anthony McPartlin}} ||[[近藤孝行]] |
|||
|- |
|- |
||
|ナタリー||[[マルティン・マカッチョン]]||[[冬馬由美]] |
| ナタリー(首相官邸スタッフ)||[[マルティン・マカッチョン]]||[[冬馬由美]] |
||
| デック(アント&デック、本人役)|| {{仮リンク|デクラン・ドネリー|en|Declan Donnelly}} ||[[勝沼紀義]] |
|||
|- |
|- |
||
|ビリー・マック||[[ビル・ナイ]]||[[野沢那智]] |
| ビリー・マック(<!--再起を懸ける-->ロック・スター)||[[ビル・ナイ]]||[[野沢那智]] |
||
| ナンシー(結婚式のシェフ)||{{仮リンク|ジュリア・デイヴィス|en|Julia Davis}}||rowspan=2|[[石塚理恵]] |
|||
|- |
|- |
||
| ジョー(ビリー・マックのマネージャー)||{{仮リンク|グレゴール・フィッシャー|en|Gregor Fisher}}||[[石住昭彦]] |
|||
|ルーファス||[[ローワン・アトキンソン]]||[[岩崎ひろし]] |
|||
| キャロル(サムの同級生の母)||[[クラウディア・シファー]] |
|||
|- |
|- |
||
|オ |
| オーレリア([[ポルトガル人]][[家政婦]])||{{仮リンク|ルシア・モニス|en|Lúcia Moniz}}||rowspan="2"|[[目黒未奈]] |
||
| ジョアンナ(サムの同級生・想い人)||[[オリヴィア・オルソン]]|| |
|||
|- |
|- |
||
|ミア||[[ハイケ・マカチュ |
| ミア(デザイン会社勤務)||[[ハイケ・マカチュ]] |
||
| マイケル(サラのきょうだい)||マイケル・フィッツジェラルド{{efn|{{lang-en-short|Michael Fitzgerald|links=no}}}}||斉藤瑞樹 |
|||
|- |
|- |
||
|ジ |
| ジュリエット(ピーターの新妻)||[[キーラ・ナイトレイ]]||[[弓場沙織]] |
||
| colspan="2" style="text-align:center"|[[レオナルド・ディカプリオ]](『[[タイタニック (1997年の映画)|タイタニック]]』ジャック)||勝沼紀義 |
|||
|- |
|- |
||
| ピーター(ジュリエットの夫、マークの友人)||[[キウェテル・イジョフォー]]||[[楠大典]] |
|||
|コリン||[[クリス・マーシャル]]||[[北沢洋]] |
|||
| colspan="2" style="text-align:center"|[[ケイト・ウィンスレット]](『タイタニック』ローズ)||冬馬由美 |
|||
|- |
|- |
||
|マーク||[[アンドリュー・リンカーン]]||[[室園丈裕]] |
| マーク(ピーターの友人)||[[アンドリュー・リンカーン]]||[[室園丈裕]] |
||
| クリス{{efn|原語版では名前が呼ばれず、クレジットも "Jamie's bad brother"(ジェイミーの悪い弟)とされている。}}(ジェイミーの弟)|| {{仮リンク|ダン・フリーデンバーグ|en|Dan Fredenburgh}} ||三木眞一郎 |
|||
|- |
|- |
||
| ジョン(愛称ジャック、[[スタンドイン]][[俳優]])||[[マーティン・フリーマン]]||[[成田剣]] |
|||
|サム||[[トーマス・サングスター]]||[[津村まこと]] |
|||
| パーキー(司会者・本人役)<ref>{{cite web|url=http://www.bbc.co.uk/nottingham/films/2003/11/bill_nighy_interview.shtml|title=Bill Nighy - the interview|date=2003-10|accessdate=2017-02-24|publisher=[[英国放送協会|BBC]]}}</ref>||{{仮リンク|マイケル・パーキンソン|en|Michael Parkinson}}||rowspan=2|佐々木敏 |
|||
|- |
|- |
||
| ジュディ{{efn|エンドクレジットでは、劇中の "Call me just Judy."(ただジュディって呼んで)との台詞に因み、 "Just Judy" とクレジットされている。}}(スタンドイン女優)||{{仮リンク|ジョアンナ・ペイジ|en|Joanna Page}}||[[園崎未恵]] |
|||
|ジュディ||[[ジョアンナ・ペイジ]]||[[園崎未恵]] |
|||
| ジェレミー(内閣の一員)||ワイリー・ロングモア{{efn|{{lang-en-short|Wyllie Longmore|links=no}}}} |
|||
|- |
|- |
||
| |
| コリン([[ケータリング]]スタッフ)||[[クリス・マーシャル]]||[[北沢洋]] |
||
| エレノア(ジェイミーの<br />[[コテージ]]の[[フランス人]]大家)||{{仮リンク|エリザベス・マルゴーニ|en|Élisabeth Margoni|fr|Élisabeth Margoni}}||定岡小百合 |
|||
|- |
|- |
||
| ルーファス(宝飾店員)||[[ローワン・アトキンソン]]||[[岩崎ひろし]] |
|||
|ジェイミーのガールフレンド||[[シエンナ・ギロリー]]||rowspan=4|[[平田絵里子]] |
|||
| バロス氏(オーレリア・ソフィアの父)|| ヘルダー・コスタ{{enlink|Hélder_Costa_(playwright)|a=on}} || |
|||
|- |
|- |
||
| ジェイミーのガールフレンド||[[シエンナ・ギロリー]]||rowspan=2|[[平田絵里子]] |
|||
|キャロル・アン||[[エリシャ・カスバート]] |
|||
| ソフィア・バロス(オーレリアの姉) || カーラ・ヴァスコンセロス {{smaller|([[:pt:Carla Vasconcelos|pt]])}} || |
|||
|- |
|- |
||
| バーニー(ハリーとカレンの息子)||ウィリアム・ワダム{{efn|{{lang-en-short|William Wadham|links=no}}}} |
|||
|ハリエット||[[シャノン・エリザベス]] |
|||
| トレンチ(学校教師)||[[アダム・ゴドリー]]||伊藤栄次 |
|||
|- |
|- |
||
| デイジー(ハリーとカレンの娘)|| {{仮リンク|ルル・ポップルウェル|en|Lulu Popplewell}} || |
|||
|バーニー||[[ウィリアム・ワダム]] |
|||
| ジーン(ジョアンナの母・歌手)|| {{仮リンク|ルビー・ターナー|en|Ruby Turner}} || |
|||
|- |
|- |
||
|カ |
| ステイシー(アメリカ人女性)||[[イワナ・ミルセヴィッチ]]||rowspan=2|[[柳沢真由美]] |
||
| カーター|| <!--配役・キャラクター不明--> ||石住昭彦 |
|||
|- |
|- |
||
| カーラ(アメリカ人女性)||[[デニス・リチャーズ]] |
|||
|ステイシー||[[イワナ・ミルセヴィッチ]] |
|||
| ドップ|| <!--配役・キャラクター不明--> ||[[岩尾万太郎]] |
|||
|- |
|- |
||
| キャロル=アン(アメリカ人女性)||[[エリシャ・カスバート]]{{efn|現在では多くの作品で園崎未恵が担当しているが、別役を演じたことが本人から語られている<ref>{{Twitter status|Sonozaki_mie|460069467087589376}} - {{accessdate|2017-02-26}}</ref>。}}||rowspan=2|平田絵里子 |
|||
|トニー||[[アブダル・サリス]]||[[斉藤瑞樹]] |
|||
| ジーナ(レコード会社職員)<!--ビリー・マックにエルトン・ジョンからの電話を渡す--> || {{仮リンク|ローラ・リース|en|Laura Rees}} ||石塚理恵 |
|||
|- |
|- |
||
| ハリエット(アメリカ人女性)||[[シャノン・エリザベス]] |
|||
|アメリカ合衆国大統領||[[ビリー・ボブ・ソーントン]]||原康義 |
|||
| ギャビン(首相の[[ボディガード]])|| コリン・{{訳語疑問点範囲|クール|date=2017-02-26}}{{efn|{{lang-en-short|Colin Coull|links=no}}}} ||岩崎ひろし |
|||
|- |
|- |
||
| ジーニー(アメリカ人女性)||[[ジャニュアリー・ジョーンズ]]||園崎未恵 |
|||
|キャロル||[[クラウディア・シファー]]||rowspan=2|[[石塚理恵]] |
|||
| DJ|| ジュニア・シンプソン{{enlink|Junior Simpson|a=on}}{{efn|結婚式後のパーティのDJ}}<br />ブライアン・ボヴェル{{enlink|Brian Bovell|a=on}}{{efn|ビリー・マックを迎えるラジオ番組のDJ}}<br />{{仮リンク|ジョー・ワイリー|en|Jo Whiley}} ||[[江川央生]]<br />岩尾万太郎<br />柳沢真由美 |
|||
|- |
|||
|} |
|||
|ナンシー||[[ジュリア・デイヴィス]] |
|||
* その他の声の出演:[[岡珠希]]/[[藤井ゆりあ]]/[[大久保祥太郎]]/[[宮本侑芽]]/[[平野萌香]] |
|||
|- |
|||
** [[Blu-ray Disc]]では日本語吹替未収録だったが、2015年6月24日発売の新版ブルーレイには収録された。 |
|||
|テレンス||[[フランク・ムーリー]]||[[佐々木敏]] |
|||
;クレジット無し |
|||
* {{仮リンク|リンデン・デイヴィッド・ホール|en|Lynden David Hall}} - ピーター・ジュリエットの結婚式で、『[[愛こそはすべて]]』を歌う歌手 |
|||
* ジョアンナ(ダニエルの死んだ妻、サムの母) - {{仮リンク|レベッカ・フレイン|en|Rebecca Frayn}}(写真での登場){{efn|実際にフレインの子ども時代からの写真を集めて撮影が行われた<ref>[[#コメンタリー]](15分56秒〜)</ref>。}} |
|||
* サムの祖父 - [[エドワード・ハードウィック]](台詞無し) |
|||
* サムの祖母 - {{仮リンク|キャロライン・ジョン|en|Caroline John}}(台詞無し) |
|||
* [[ブルー (ボーカルグループ)|ブルー]] - 本人役、ポスター写真での出演 |
|||
* 小学校校長 - [[アン・リード]](出演シーンカット) |
|||
* 校長のパートナー - [[フランシス・デ・ラ・トゥーア]](出演シーンカット) |
|||
<gallery caption="主要キャスト" mode="packed" height="180"> |
|||
File:Hugh Grant Brussels '08.jpg|ヒュー・グラント<!-- |
|||
File:|マルティン・マカッチョン--> |
|||
File:Alan Rickman .jpg|アラン・リックマン |
|||
File:Emma Thompson 2009.jpg|エマ・トンプソン |
|||
File:Heike Makatsch Berlinale 2009 (cropped).jpg|ハイケ・マカチュ |
|||
File:Laura Linney at the Lincoln Memorial, January 2009.jpg|ローラ・リニー |
|||
File:Rodrigo Santoro.jpg|ロドリゴ・サントロ |
|||
File:ColinFirthJan11.jpg|コリン・ファース |
|||
File:Lúcia Moniz no Conta-me Histórias-Paredes.jpg|ルシア・モニス |
|||
File:Liam Neeson Deauville 2012 2.jpg|リーアム・ニーソン |
|||
File:Thomas Sangster 2011 (cropped).jpg|トーマス・サングスター |
|||
File:OliviaOlson 2 Crop.jpg|オリヴィア・オルソン |
|||
File:Chiwetel Ejiofor TIFF 2015.jpg|キウェテル・イジョフォー |
|||
File:Keira Knightley 2005.jpg|キーラ・ナイトレイ |
|||
File:Andrew Lincoln 2012.jpg|アンドリュー・リンカーン |
|||
File:Bill Nighy Pride TIFF 2014.jpg|ビル・ナイ |
|||
File:RowanAtkinsonMar07.jpg|ローワン・アトキンソン |
|||
File:Kris Marshall 2.jpg|クリス・マーシャル |
|||
File:Martin Freeman during filming of Sherlock cropped.jpg|マーティン・フリーマン |
|||
</gallery> |
|||
== スタッフ == |
|||
* 監督:[[リチャード・カーティス]] |
|||
* 制作:{{仮リンク|ダンカン・ケンワーシー|en|Duncan Kenworthy}}、[[ティム・ビーヴァン]]、[[エリック・フェルナー]]、[[デブラ・ヘイワード]]、{{仮リンク|リザ・チェイシン|en|Liza Chasin}} |
|||
* 脚本:リチャード・カーティス |
|||
* 音楽:[[クレイグ・アームストロング]] |
|||
* 編集:{{仮リンク|ニック・ムーア|en|Nick Moore (film director)}} |
|||
* 撮影:[[マイケル・コールター]] |
|||
* 衣装:ジョアンナ・ジョンストン |
|||
* ヘア&メイクアップ・デザイナー:グレアム・ジョンストン |
|||
* キャスティング:メアリー・セルウェイ、フィオナ・ウィアー |
|||
* {{仮リンク|ライン・プロデューサー|en|Line producer}}:クリス・トンプソン |
|||
* 制作会社:[[スタジオカナル]]、[[ワーキング・タイトル・フィルムズ]]、{{仮リンク|DNAフィルムズ|en|DNA Films}} |
|||
* 配給会社:[[ユニバーサル・スタジオ|ユニバーサル・ピクチャーズ]] |
|||
=== 日本語版制作スタッフ === |
|||
* 演出:[[簑浦良平]] |
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* 字幕翻訳:[[戸田奈津子]] |
|||
* 吹替翻訳:[[中村久世]] |
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* 調整:[[はたしょうじ]] |
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* 録音:[[ACスタジオ]] |
|||
* 制作担当:乃坂守蔵・横山きむ([[ACクリエイト|ACクリエイト株式会社]] 制作部) |
|||
* 日本語版制作:Universal Studios Inc. /ACクリエイト株式会社 |
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== 製作 == |
|||
作品は『[[フォー・ウェディング]]』『[[ノッティングヒルの恋人]]』と同様に、脚本[[リチャード・カーティス]]・制作{{仮リンク|ダンカン・ケンワーシー|en|Duncan Kenworthy}}というタッグで作られた。カーティスにとっては初監督作品でもある。企画の始動についてカーティスは、「映画の製作には時間がかかり、ラブ・ストーリーを書き続けようとしたら人生が終わってしまう。だから複数の物語を同時に書き進めようと思った」と語っている<ref>{{cite video |和書|people=[[リチャード・カーティス]]ほか|date= |title=ラブ・アクチュアリー(メイキング) |url= |format= |medium=DVD |language=英語 |publisher=ユニバーサル |location= |archiveurl= |archivedate= |accessdate= |time=|id=UNPD-38077 |isbn= |oclc= |quote= |ref=}}</ref>。こういった理由から10の物語が進行する筋書きになったが、一方で編集は困難を極め、4か月がかけられた{{r|guardian131216}}。 |
|||
=== 撮影 === |
|||
映画の大半は、以下に示すような[[ロンドン]]各所で撮影された。 |
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{{colbegin|colwidth=30em}} |
|||
* [[トラファルガー広場]] |
|||
* [[サマセット・ハウス]]の中庭([[ストランド (ロンドン)|ストランド]]) |
|||
* {{仮リンク|グローヴナー・チャペル|en|Grosvenor Chapel}}([[メイフェア]]) |
|||
* セント・ポールズ・クラパム([[ランベス区]]{{仮リンク|クラパム|en|Clapham}}){{efn|{{lang-en-short|St. Paul's Clapham on Rectory Grove|links=no}}}} |
|||
* [[ミレニアム・ブリッジ (ロンドン)|ミレニアム・ブリッジ]] |
|||
* [[セルフリッジズ]]([[百貨店]]、[[オックスフォード・ストリート]]){{efn|ルーファス(演:ローワン・アトキンソン)が務める宝石店があり、ハリー・カレン夫妻(演:アラン・リックマン、エマ・トンプソン)が買い物をする場所<ref name="visitbritain_location">{{cite web|publisher=英国政府観光庁|accessdate=2017-02-25|url=https://www.visitbritain.com/gb/en/britain-film|title=Britain on film}}</ref>。}} |
|||
* {{仮リンク|ランベス橋|en|Lambeth Bridge}} |
|||
* [[テート・モダン]](旧[[バンクサイド発電所]]) |
|||
* [[カナリー・ワーフ]] |
|||
* ガブリエルズ・ワーフ([[サウス・バンク (ロンドン)|サウス・バンク]]){{efn|ダニエル・サム親子が語り合う場所{{r|visitbritain_location}}。}} |
|||
* [[マーブル・アーチ]] |
|||
* セント・ルークス・ミューズ([[ノッティング・ヒル]]){{efn|{{lang-en-short|The St. Lukes Mews|links=no}}}} |
|||
* [[チェルシー橋]] |
|||
* {{仮リンク|OXOタワー|en|Oxo Tower}} |
|||
* [[シティ・ホール (ロンドン)|シティ・ホール]] |
|||
* {{仮リンク|ハーン・ヒル|en|Herne Hill}}(ランベス区) |
|||
* エリオット・スクール{{enlink|Elliott School, Putney|a=on}}([[ワンズワース区]]{{仮リンク|パトニー|en|Putney}}) |
|||
* [[ロンドン・ヒースロー空港]]{{r|visitbritain_location}} |
|||
{{colend}} |
|||
またジェイミーとオーレリアのシーンでは、[[マルセイユ・プロヴァンス空港]]や、同じく[[マルセイユ]]のバー {{fr|''Le Bar de la Marine''}}{{enlink|Bar de la Marine||fr}}が用いられた<ref>{{cite web|url=http://www.marvellous-provence.com/gastronomy/bars-and-cafes/marseille/bar-de-la-marine|title=Bar de la Marine|accessdate=2017-02-25|publisher=Travel and Tourism in Provence}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.linternaute.com/sortir/sorties/resto/magazine/selection/07/restos-cinema/09-bar-de-la-marine.shtml|accessdate=2017-02-25|publisher=Les restaurants immortalisés au cinéma|title=Le Bar de la Marine}}</ref>。フランスロケで使われたジェイミーが借りる[[コテージ]]は、後に焼失したことが語られている<ref>[[#コメンタリー]](30分55秒〜)</ref>。 |
|||
首相官邸である[[ダウニング街10番地]]や、サムがジョアンナを見送りに向かう空港カウンターのシーンは、{{仮リンク|シェパートン・スタジオ|en|Shepperton Studios}}にセットを建てて撮影された<ref>{{cite web|url=http://www.movie-locations.com/movies/l/loveact.html|title=Film locations for Film Locations for Love Actually|publisher=Movie-locations.com|accessdate=8 September 2013}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.pinewoodgroup.com/production/love-actually|title=Love Actually |accessdate=2017-02-25|publisher=Pinewood filming location}}</ref><ref>[[#コメンタリー]](1時間59分20秒〜)<!--空港のセット--></ref>。 |
|||
冒頭のヒースロー空港の雑踏を映したシーンは、1週間をかけて実際に空港で撮影されたものである<ref name="1m1s">[[#コメンタリー]](1分1秒〜)</ref>。カーティスは、空港の雑踏を見ていて本作のシナリオを思いついたと回顧している{{r|1m1s}}。 |
|||
=== 出演 === |
|||
{{仮リンク|アンソニー・マクパートリン|en|Anthony McPartlin}}と{{仮リンク|デクラン・ドネリー|en|Declan Donnelly}}によるお笑いコンビ『[[アント&デック]]』が、[[ビル・ナイ]]演じるビリー・マックが登場する音楽番組の司会として出演している{{r|IMDbcast}}<ref>{{cite web|url=http://www.radiotimes.com/news/2016-12-25/17-lies-love-actually-tells-us-about-christmas|title=17 lies Love Actually tells us about Christmas|date=2016-12-25|accessdate=2017-02-25|publisher=[[Radio Times]]}}</ref><ref name="Huffpostuk161216">{{cite web|url=http://www.antanddec.com/about#2003|title=Biography - About|publisher=[[アント&デック|Ant & Dec]]|accessdate=2017-02-25}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.huffingtonpost.co.uk/entry/love-actually-facts-christmas-film_uk_5853d8f6e4b0e9baa8776512|title=6 Sneaky Facts About ‘Love Actually’, Voted ‘Nation’s Favourite Christmas Film’ In Radio Times Poll|date=2016-12-16|accessdate=2017-02-25|first=Caroline|last=Frost|publisher=[[ハフィントン・ポスト|Huffintonpost.co.uk]]}}</ref>。また、マルセイユ空港でジェイミー(演:[[コリン・ファース]])が[[タクシー]]を譲る女性として、ベテラン女優[[ジャンヌ・モロー]]が[[カメオ出演]]している{{r|Huffpostuk161216}}。また、ジョアンナ(演:[[オリヴィア・オルソン]])の母親役として、[[ソウルミュージック|ソウル・シンガー]]の{{仮リンク|ルビー・ターナー|en|Ruby Turner}}が出演している<ref>{{cite web|url=http://www.birminghampost.co.uk/whats-on/music/birmingham-singer-ruby-turner-bares-3911442|title=Birmingham singer Ruby Turner bares her soul |date=2012-01-08|first=Graham|last=Young|publisher={{仮リンク|バーミンガム・ポスト|en|Birmingham Post}}|accessdate=2017-02-25}}</ref>。またカーティス監督自身が、ピーター・ジュリエットの結婚式で[[トロンボーン]]奏者として出演している。また[[降誕祭]]のシーンには、カーティスと{{仮リンク|エマ・フロイド|en|Emma Freud}}の子どもたちがエキストラ出演している<ref name="Mirror161225">{{cite web|url=http://www.mirror.co.uk/tv/tv-news/37-love-actually-film-secrets-7061864|title=37 Love Actually film secrets you probably didn't know|date=2016-12-25|accessdate=2017-03-06|first=Jo-Anne|last=Rowney|publisher=[[デイリー・ミラー]]}}</ref>。 |
|||
サラ役のオーディションでは、[[リチャード・カーティス]]が「[[ローラ・リニー]]のような役者」というポイントを譲らず、結局本人が演じることになったと語られている{{r|dailybeast131107}}<ref>[[#コメンタリー]](17分11秒〜)</ref>。また[[マルティン・マカッチョン]]演じるナタリーも彼女のために書かれた[[当て書き]]の役で、カーティスは当初役名を「マルティン」にしていた{{r|guardian131216}}<ref>[[#コメンタリー]](9分8秒〜)</ref>。[[マーティン・フリーマン]]は、カーティスが『[[The Office]]』の演技を観て起用された<ref>[[#コメンタリー]](14分27秒〜)</ref>。 |
|||
=== エピソード === |
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カーティスの元々の計画では、14の恋物語が進行する作りになるはずだったが、うち4つが時間の関係でカットされた(2つは撮影済のエピソードだった){{r|dailybeast131107}}<ref name="guardian131216">{{cite web|url=https://www.theguardian.com/film/2013/dec/16/how-we-made-love-actually|title=How we made Love Actually|first=Kate|last=Abbott|date=2013-12-16|accessdate=2017-02-25|publisher=[[ガーディアン|The Guardian]]}}</ref>。この中には、子どもたちが通うワンズワースの小学校長(演:[[アン・リード]])と、瀕死のパートナー(演:[[フランシス・デ・ラ・トゥーア]])の[[同性愛]]にまつわるシーンが含まれており、後に映像が公開された<ref>{{cite news|url=http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-3361463/Love-Actually-s-Emma-Thompson-Alan-Rickman-DID-live-happily-MAJOR-plot-secrets-revealed.html|title=Love Actually IS all around us! Rom-com scriptwriter reveals Emma Thompson and Alan Rickman DID live happily ever after... as she tweets the film's MAJOR plot secrets|accessdate=2017-02-25|date=2015-12-15|first=Becky|last=Freeth|publisher=[[デイリー・メール|Mail online]]}}</ref><ref>{{cite news|url=http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/films/news/watch-the-tearjerking-lesbian-love-scene-deleted-from-love-actually-a6747841.html|title=The tearjerking lesbian love scene deleted from Love Actually |publisher=[[インデペンデント|Independent]]|date=2015-11-25|first=Jess|last=Denham|accessdate=2017-02-25}}</ref><ref>{{cite news|url=http://www.mirror.co.uk/tv/tv-news/watch-heartbreaking-lesbian-storyline-cut-6898243|title=Watch heartbreaking lesbian storyline CUT from Love Actually|publisher=[[デイリー・ミラー|Mirror.co.uk]]|date=2015-11-25|first=Edward|last=Roberts|accessdate=2017-02-25}}</ref><ref>{{YouTube|WmhXjCQPa24|Love Actually Deleted Scene - How is Today? (2003) - Keira Knightley Movie HD - Movieclips Extras}}</ref>。また、[[ケニア]]で人々の愛を映したシーンも存在したがカットされ、現在はDVDの未公開シーンに収録されている{{r|guardian131216}}<ref>{{cite video |和書|people=[[リチャード・カーティス]]ほか|date= |title=ラブ・アクチュアリー(未公開シーン集『アフリカにて』『世界は愛であふれている』) |url= |format= |medium=DVD |language=英語 |publisher=ユニバーサル |location= |archiveurl= |archivedate= |accessdate= |time=7:50 - |id=UNPD-38077 |isbn= |oclc= |quote= |ref=}}</ref>。また[[トーマス・サングスター]]演じるサムは、[[体操競技|器械体操]]が上手い子どもという設定だったが、シーンの流れなどを考慮しカットされている<ref>[[#コメンタリー]](27分58秒〜、2時間0分7秒〜)</ref><ref>{{cite video |和書|people=[[リチャード・カーティス]]ほか|date= |title=ラブ・アクチュアリー(未公開シーン集『アクション映画バージョン』) |url= |format= |medium=DVD |language=英語 |publisher=ユニバーサル |location= |archiveurl= |archivedate= |accessdate= |time=4:00 - |id=UNPD-38077 |isbn= |oclc= |quote= |ref=}}</ref>。 |
|||
カーティスは当初、10の恋物語の「始まり」〜「中間」〜「終わり」を撮ろうと考えており、この3部構成が最もよく残っているのは、ジュリエット・ピーター・マークの[[三角関係]]のエピソードだと語っている(結婚式〜ビデオの発見〜メッセージカード)<ref>[[#コメンタリー]](36分2秒〜)</ref>。 |
|||
ピーターとジュリエットの結婚式でサプライズ演奏が始まるのは、カーティスが参列した[[ジム・ヘンソン]]の葬儀で、参列者が[[マペット]]を掲げて合唱した出来事に着想を得たものである<ref>[[#コメンタリー]](9分51秒〜)</ref>。コリン(演:[[クリス・マーシャル]])が結婚式の料理人と話すシーンは、映画『[[フォー・ウェディング]]』の草稿にあったが決定稿でカットされたもので、[[ヒュー・グラント]]がオーディション時に演じてみせたシーンだという<ref>[[#コメンタリー]](12分37秒〜)</ref><ref name="cosmopolitan141218">{{cite web|url=http://www.cosmopolitan.co.uk/entertainment/a32055/love-actually-trivia-facts/|title=13 things you never knew about Love Actually|accessdate=2017-03-02|publisher=Cosmopolitan|date=2014-12-18|first=Gem|last=Royston-Claire}} |
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</ref>。 |
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グラントは、ラジオを聞きながら首相官邸で踊り狂うシーンが気に入らず、撮影は最終日まで延期されたほか、当初使うはずだった[[ジャクソン5]]の曲は変更を余儀なくされた<ref name="dailybeast131107">{{cite web|url=http://www.thedailybeast.com/articles/2013/11/07/love-actually-s-10th-anniversary-the-cast-and-crew-reminisce-about-the-christmas-classic.html|title=Love Actually’s 10th Anniversary: The Cast and Crew Reminisce About the Christmas Classic|first=Marlow|last=Stern|date=2013-11-07|accessdate=2017-02-25|publisher=Daily beast}}</ref><ref>[[#コメンタリー]](45分40秒〜)</ref>。グラント演じる独身の英国首相デイヴィッドの造形は、終生独身だった[[エドワード・ヒース]]に着想を得たものである<ref>{{Cite web|和書|title=クリスマスシーズンに見直したい! 映画『ラブ・アクチュアリー』の知られざるエピソード22|date=2016-12-14|accessdate=2017-03-05|publisher=[[ELLE (雑誌)|ELLE]]|page=5|url=http://www.elle.co.jp/culture/feature/cfe_love_actually16_1214/(Offset)/4}}</ref>。 |
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ビリー・マックの曲 "''Love Is All Around''" の[[ミュージック・ビデオ]]は、[[ロバート・パーマー]]の『[[恋におぼれて (ロバート・パーマーの曲)|恋におぼれて]]』のビデオ<ref>{{YouTube|XcATvu5f9vE|Robert Palmer - Addicted To Love - RobertPalmerVEVO}} - {{accessdate|2017-03-06}}</ref> に対するトリビュートだと語られている{{r|guardian131216}}。ビリー・マックがマネージャーのジョーと半生を過ごしたことに気付かされるのは、カーティスと[[ローワン・アトキンソン]]との関係が基になったエピソードでもある<ref>[[#コメンタリー]](1時間40分50秒〜)</ref>。 |
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=== 実際の政治との関わり === |
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作中、[[ヒュー・グラント]]演じるイギリス首相のデイヴィッドは、[[アメリカ合衆国大統領]](演:[[ビリー・ボブ・ソーントン]])との記者会見で、アメリカに対し毅然とした態度を見せる。親米的だった[[トニー・ブレア]]の首相辞任後、アメリカと距離を置く[[ゴードン・ブラウン]]政権が誕生した時には、このシーンを引き合いに出して論評する専門家も存在した<ref>{{cite news|last=Sylvester|first=Rachel|url=http://www.telegraph.co.uk/opinion/main.jhtml?xml=/opinion/2005/06/06/do0601.xml|title=Blair and Bush will find little to agree on at Gleneagles …|publisher=[[デイリー・テレグラフ|The Daily Telegraph]]|location=UK|date=2005-06-06|accessdate=2011-08-16|deadlink=2017-02-25|archiveurl=https://web.archive.org/web/20071113160509/http://www.telegraph.co.uk/opinion/main.jhtml?xml=%2Fopinion%2F2005%2F06%2F06%2Fdo0601.xml|archivedate=2007年11月13日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref><ref>{{cite news|last=Sylvester|first=Rachel|url=http://www.telegraph.co.uk/opinion/main.jhtml?xml=/opinion/2006/05/23/do2301.xml&sSheet=/opinion/2006/05/23/ixopinion.html|title=''The Telegraph'', 23 May 2006|publisher=[[デイリー・テレグラフ|The Daily Telegraph]]|location=UK|date=23 May 2006|accessdate=16 August 2011|deadlink=2017-02-25|archiveurl=https://web.archive.org/web/20081208064805/http://www.telegraph.co.uk/opinion/main.jhtml?xml=%2Fopinion%2F2006%2F05%2F23%2Fdo2301.xml&sSheet=%2Fopinion%2F2006%2F05%2F23%2Fixopinion.html|archivedate=2008年12月8日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref><ref>{{cite news|last=Stinson|first=Jeffrey|url=http://www.usatoday.com/news/world/2006-09-07-blair_x.htm|title=Blair says he'll resign within a year, refuses to set a date|work=USA Today|date=7 September 2006|accessdate=16 August 2011}}</ref>。 |
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[[2009年]]、[[バラク・オバマ]]が大統領として英国を初訪問した時には、{{仮リンク|クリス・マシューズ|en|Chris Matthews}}が、映画中のアメリカ大統領は、[[ジョージ・W・ブッシュ]]など過去の大統領がヨーロッパの同盟国をいじめてきた例であると述べた。マシューズにインタビューした Mediaite{{enlink|Mediaite|a=on}}のジョン・バーシェドは、作中の大統領は「薄っぺらな[[ビル・クリントン]]とジョージ・W・ブッシュのハイブリッド」であると評している<ref>{{cite web|url=http://www.mediaite.com/tv/chris-matthews-explains-republican-strategy-with-a-scene-from-love-actually/|title=Chris Matthews Explains Republican Strategy With A Scene From ''Love Actually''|first=Jon|last=Bershad|publisher=Mediaite.com|date=21 December 2010|accessdate=16 August 2011|quote=The scene in question involved sleazy Bill Clinton/George W. Bush hybrid Billy Bob Thornton bossing around Tony Blair stand-in Hugh Grant with a “prickish comment” (Matthews’ words).}}</ref>。劇中の大統領は、イギリス首相に対し高圧的な態度を取るほか、首相官邸のスタッフだったナタリー(演:[[マルティン・マカッチョン]])に[[セクシャル・ハラスメント]]を行っている。 |
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[[2013年]]9月には、[[ロシア]]による「英国は取るに足らない小国だ」とのコメントに対し、当時の英国首相[[デーヴィッド・キャメロン|デイヴィッド・キャメロン]]が、劇中の記者会見シーンでの首相演説を引用して返答した<ref>{{cite news|url=http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/europe/russia/10290835/David-Camerons-Love-Actually-moment-as-he-defends-Britain-against-small-island-jibe.html|title=David Cameron's Love Actually moment as he defends Britain against 'small island' jibe|publisher=[[デイリー・テレグラフ|Telegrap]]h|date=9 August 2013|accessdate=8 September 2013|location=London|first=James|last=Kirkup}}</ref>。 |
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== サウンドトラック == |
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{{Infobox Album <!-- See Wikipedia:WikiProject_Albums --> |
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| Name = ラブ・アクチュアリー<br />オリジナル・サウンドトラック |
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| Type = [[サウンドトラック]] |
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| Artist = Various Artists |
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| Border = yes |
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| Cover = |
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| Caption = |
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| Released = 2003年11月11日<ref>{{cite web|url=https://www.billboard.com/music/music-news/love-actually-brims-with-music-68534/|title='Love Actually' Brims With Music|date=2003-10-22|publisher=[[ビルボード]]|accessdate=2017-02-25}}</ref> |
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| Recorded = |
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| Genre = [[映画音楽]] |
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| Length = |
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| Reviews = |
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* {{Rating-5|3}}([[オールミュージック]]){{r|Amg}} |
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| Chart position = |
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* 2位([[ビルボード]]・Top Soundtracks)<ref name="billboard161217">{{cite web|url=http://www.billboard.com/charts/soundtracks/2016-12-17|title=Movie Soundtracks: Top Soundtrack Albums Chart (2016/12/17) |publisher=[[ビルボード|Billboard]]|accessdate=2017-02-25}}</ref><ref>{{citation|url=https://books.google.co.jp/books?id=bQ8EAAAAMBAJ&pg=PA66&lpg=PA66&dq=%22Love+Actually%22+soundtrack+%22billboard+200%22&source=bl&ots=Nxamw5Cay-&sig=F9txdoP26Sq6s8E1QOCakCbKdEo&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwj9loTS_6rSAhWFzbwKHcq7C-gQ6AEITDAI#v=onepage&q=%22Love%20Actually%22%20soundtrack%20%22billboard%20200%22&f=false|title=Billboard|page=76|date=2003-12-27|volume=115|issue=52|issn=0006-2510|publisher=Nielsen Business Media, Inc.|accessdate=2017-02-25}}</ref> |
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| Label = [[ユニバーサル・レコード]]<br />[[アイランド・レコード]] |
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| EAN = {{EAN|602498140321}} |
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}} |
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映画の音楽は、[[クレイグ・アームストロング]]が担当した。サウンドトラックは[[2004年]]にアメリカの[[Billboard 200]]でトップ40にランクインし(年間の最終結果は167位<ref>{{cite web|url=http://www.billboard.com/charts/year-end/2004/top-billboard-200-albums|title=Billboard 200 Albums - Year-End 2004|publisher=[[ビルボード|Billboard]]|accessdate=2017-02-25}}</ref>)、同じく[[ビルボード]]による「トップ・サウンドトラックス」では2位に入った{{r|billboard161217}}。また、[[オーストラリア]]・[[メキシコ]]ではゴールド・レコードの認定を受けている。 |
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映画の[[ディレクターズ・カット]]では、サウンドトラック収録曲の他に、[[スコット・ウォーカー]]による『[[ジョアンナ (スコット・ウォーカーの曲)|ジョアンナ]]』が使われている。[[イギリス]]では、クレイグ・アームストロング作曲による、"Prime Minister's Love Theme"(邦題:PMの愛のテーマ)、"Glasgow Love Theme"(邦題:[[グラスゴー]]から愛のテーマ)、"Portuguese Love Theme"(邦題:ポルトガルから愛のテーマ)が加えられた全20曲のバージョンも発売され、日本では同じものが「完全限定盤」として発売された<ref name="JPNsoundtrack">{{Cite web|和書|url=http://store.universal-music.co.jp/product/uicy75714/|title=『ラブ・アクチュアリー』オリジナル・サウンドトラック【完全限定盤】|date=2013-09-18|publisher=[[ユニバーサルミュージック (日本)|ユニバーサルミュージック]]|accessdate=2017-02-25}}</ref>。またこれには、[[ガブリエル (歌手)|ガブリエル]]による曲 {{en|"''Sometimes''"}} も収録されている{{r|JPNsoundtrack}}<ref>{{cite web|title=Love Actually Soundtrack on Amazon|url=http://www.amazon.co.uk/Love-Actually-Various/dp/B0000V6SOG/|accessdate=13 March 2011}}</ref>。アメリカ版では、[[ガールズ・アラウド]]による {{en|"''Jump (For My Love)''"}}{{enlink|Jump (For My Love)|a=on}}が、[[ポインター・シスターズ]]によるオリジナル版に差し替えられている<ref name="discogs_US">{{Discogs release|id=1823679|name=Love Actually (Original Motion Picture Soundtrack) (US)}} - {{accessdate|2017-02-25}}</ref>。また、[[ダーレン・ラヴ]]による {{en|"''All Alone on Christmas''"}}、[[サンタナ (バンド)|サンタナ]]による『[[スムース]]』、[[S Club juniors]]による {{en|"''Puppy Love''"}}(オリジナル:[[ポール・アンカ]])、[[ベイ・シティ・ローラーズ]]の『[[バイ・バイ・ベイビー]]』などは、劇中で使用されているもののサウンドトラックには収録されなかった{{r|IMDb_OST}}。未収録曲には、他にも[[ジョニ・ミッチェル]]の "''River''"、[[ジャスティン・ティンバーレイク]]の "''Like I Love You''"、[[賛美歌]]の『[[ウェンセスラスはよい王様]]』、"''Catch a Falling Star''"{{enlink|Catch a Falling Star|a=on}}が存在する<ref>{{cite video |和書|people= |date=2003 |title=ラブ・アクチュアリー |url=https://www.imdb.com/title/tt0314331/ |format= |medium=DVD |language=英語 |publisher=ユニバーサル |location= |archiveurl= |archivedate= |accessdate= |time=2時間13分45秒 - 2時間14分13秒 |id=UNPD-38077 |isbn= |oclc= |quote= |ref= }}</ref>。 |
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また、英米の劇場放映版には、2つの違いがある。[[モンタージュ]]後、職場パーティのシーンに繋がる場面では、英国版で地元の[[シュガーベイブス]]による {{en|"''Too Lost in You''"}}{{enlink|Too Lost in You|a=on}}が用いられているが、米国版では代わりにアメリカ人歌手[[ケリー・クラークソン]]による {{en|"''The Trouble with Love Is''"}}{{enlink|The Trouble with Love Is|a=on}}が用いられている{{r|Mirror161225}}。また、エンドクレジットでは、英国版で[[ガールズ・アラウド]]版の {{en|"''Jump (for My Love)''"}} が用いられているのに対し、米国版ではシュガーベイブスの {{en|"''Too Lost in You''"}} が使われている。これに合わせ、サウンドトラックは英米2バージョンが発売されている。 |
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劇中ビリー・マックが歌う "''Christmas Is All Around''" は、同じくカーティス監督の『[[フォー・ウェディング]]』でも使われていた "{{仮リンク|ラブ・イズ・オール・アラウンド|label=''Love is All Around''|en|Love is All Around}}" の替え歌である{{r|guardian131216}}<ref>[[#コメンタリー]](3分10秒〜)</ref>。 |
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;サウンドトラック収録曲<ref name="Amg">{{Amg|class=album|id=mw0000326557|tab= |label=Love Actually [Original Soundtrack<nowiki>]</nowiki>|first= |last= |accessdate=2017-02-25 }} |
|||
</ref><ref name="IMDb_OST">[http://www.imdb.com/title/tt0314331/soundtrack Love Actually (2003) - Soundtracks] - {{accessdate|2017-02-25}}</ref> |
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{{tracklist |
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| extra_column = アーティスト |
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| collapsed = yes |
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| writing_credits = yes |
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| headline = 英国特別版<ref name="discogs_UK">{{Discogs release|id=1966287|name=Love Actually - The Original Soundtrack (UK)}} - {{accessdate|2017-02-25}}</ref>(かっこ内は日本・完全限定盤のタイトル{{r|JPNsoundtrack}}) |
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| title1 = Jump (For My Love) |
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| note1 = ジャンプ{{enlink|Too Lost in You|a=on}} |
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| writer1 = Gary Skardina, Marti Sharron, Steve Mitchell |
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| extra1 = [[ガールズ・アラウド|Girls Aloud]] |
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| title2 = Too Lost In You |
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| note2 = トゥー・ロスト・イン・ユー{{enlink|Too Lost in You|a=on}} |
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| writer2 = Diane Warren |
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| extra2 = [[シュガーベイブス|Sugababes]] |
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| title3 = The Trouble With Love Is |
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| note3 = ザ・トラブル・ウィズ・ラヴ・イズ{{enlink|The Trouble with Love Is|a=on}} |
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| writer3 = Carl Sturken, Evan Rogers, Kelly Clarkson |
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| extra3 = [[ケリー・クラークソン|Kelly Clarkson]] |
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| title4 = Here With Me |
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| note4 = ヒア・ウィズ・ミー{{enlink|Here with Me (Dido song)|a=on}} |
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| writer4 = Dido Armstrong, Pascal Gabriel, Paul Statham |
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| extra4 = [[ダイド|Dido]] |
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| title5 = Christmas Is All Around |
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| note5 = {{仮リンク|ラブ・イズ・オール・アラウンド|label=クリスマス・イズ・オール・アラウンド|en|Love is All Around}} |
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| writer5 = Reg Presley, Richard Curtis |
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| extra5 = Billy Mack |
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| title6 = Turn Me On |
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| note6 = ターン・ミー・オン |
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| writer6 = Ilhan Ersahin, John D. Loudermilk, Norah Jones |
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| extra6 = [[ノラ・ジョーンズ|Norah Jones]] |
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| title7 = Songbird |
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| note7 = ソングバード |
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| writer7 = Christine McVie |
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| extra7 = [[エヴァ・キャシディ|Eva Cassidy]] |
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| title8 = Sweetest Goodbye |
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| note8 = スウィーテスト・グッドバイ |
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| writer8 = [[アダム・レヴィーン|Adam Levine]] |
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| extra8 = [[マルーン5|Maroon 5]] |
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| title9 = Wherever You Will Go |
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| note9 = ウェアエヴァー・ユー・ウィル・ゴー{{enlink|Wherever You Will Go|a=on}} |
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| writer9 = The Calling |
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| extra9 = [[ザ・コーリング|The Calling]] |
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| title10 = I'll See It Through |
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| note10 = シー・イット・スルー{{enlink|I'll See It Through|a=on}} |
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| writer10 = Guy Chambers, John McElhone, Sharleen Spiteri |
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| extra10 = [[テキサス (バンド)|Texas]] |
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| title11 = Both Sides Now |
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| note11 = [[青春の光と影]] |
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| writer11 = Joni Mitchell |
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| extra11 = [[ジョニ・ミッチェル|Joni Mitchell]] |
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| title12 = White Christmas |
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| note12 = [[ホワイト・クリスマス (曲)|ホワイト・クリスマス]] |
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| writer12 = [[アーヴィング・バーリン|Irving Berlin]] |
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| extra12 = [[オーティス・レディング|Otis Redding]] |
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| title13 = Take Me As I Am |
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| note13 = テイク・ミー・アズ・アイ・アム |
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| writer13 = Sharissa Dawes, Wyclef Jean |
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| extra13 = [[ワイクリフ・ジョン|Wyclef Jean]] feat. {{仮リンク|シャリッサ|label=Sharissa|en|Sharissa}} |
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| title14 = All I Want For Christmas Is You |
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| note14 = [[恋人たちのクリスマス]] |
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| writer14 = [[マライア・キャリー|Mariah Carey]], Walter Afanasieff |
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| extra14 = [[オリヴィア・オルソン|Olivia Olson]] |
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| title15 = God Only Knows |
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| note15 = [[神のみぞ知る]] |
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| writer15 = Brian Wilson, Tony Asher |
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| extra15 = [[ザ・ビーチ・ボーイズ|The Beach Boys]] |
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| title16 = All You Need Is Love |
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| note16 = [[愛こそはすべて]] |
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| writer16 = [[レノン=マッカートニー|Lennon-McCartney]] |
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| extra16 = {{仮リンク|リンデン・デイヴィッド・ホール|label=Lynden David Hall|en|Lynden David Hall}} |
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| title17 = Sometimes |
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| note17 = サムタイムス |
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| writer17 = Johnathan Shorten, Louisa Gabrielle Bobb |
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| extra17 = [[ガブリエル (歌手)|Gabrielle]] |
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| title18 = Glasgow Love Theme |
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| note18 = グラスゴーから愛のテーマ |
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| writer18 = Craig Armstrong |
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| extra18 = |
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| title19 = PM's Love Theme |
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| note19 = PMの愛のテーマ |
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| writer19 = Craig Armstrong |
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| extra19 = |
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| title20 = Portugese Love Theme |
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| note20 = ポルトガルから愛のテーマ |
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| writer20 = Craig Armstrong |
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| extra20 = |
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}} |
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{{tracklist |
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| extra_column = アーティスト |
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| collapsed = yes |
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| writing_credits = yes |
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| headline = 米国版{{r|discogs_US}} |
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| title1 = The Trouble With Love Is |
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| writer1 = Carl Sturken, Evan Rogers, Kelly Clarkson |
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| extra1 = Kelly Clarkson |
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| title2 = Here With Me |
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| writer2 = Dido Armstrong, Pascal Gabriel, Paul Statham |
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| extra2 = Dido |
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| title3 = Sweetest Goodbye/Sunday Morning |
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| writer3 = A. Levine, J. Valentine, J. Carmichael, M. Madden, R. Dusick |
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| extra3 = Maroon 5 |
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| title4 = Turn Me On |
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| writer4 = Ilhan Ersahin, John D. Loudermilk, Norah Jones |
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| extra4 = Norah Jones |
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| title5 = Take Me As I Am |
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| writer5 = J. Duplessis, S. Dawes, W. Jean |
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| extra5 = Wyclef Jean feat. Sharissa |
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| title6 = Songbird |
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| writer6 = Christine McVie |
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| extra6 = Eva Cassidy |
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| title7 = Wherever You Will Go |
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| writer7 = A. Kamin, A. Band |
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| extra7 = The Calling |
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| title8 = Jump (For My Love) |
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| writer8 = G. Skardina, M. Sharron, S. Mitchell |
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| extra8 = [[ポインター・シスターズ|The Pointer Sisters]] |
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| title9 = Both Sides Now |
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| writer9 = Joni Mitchell |
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| extra9 = Joni Mitchell |
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| title10 = All You Need Is Love |
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| writer10 = Lennon-McCartney |
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| extra10 = Lynden David Hall |
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| title11 = God Only Knows |
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| writer11 = B. Wilson, T. Asher |
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| extra11 = The Beach Boys |
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| title12 = I'll See It Through |
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| writer12 = Texas |
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| extra12 = G. Chambers, J. McElhone, S. Spiteri |
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| title13 = Too Lost In You |
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| writer13 = Sugababes |
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| extra13 = D. Warren |
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| title14 = Glasgow Love Theme |
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| writer14 = Craig Armstrong |
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| extra14 = Craig Armstrong |
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| title15 = White Christmas |
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| writer15 = Irving Berlin |
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| extra15 = Otis Redding |
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| title16 = Christmas Is All Around |
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| writer16 = Reg Presley |
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| extra16 = Billy Mack |
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| title17 = All I Want For Christmas Is You |
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| writer17 = Mariah Carey, Walter Afanasieff |
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| extra17 = Olivia Olson |
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== 封切り == |
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作品は[[2003年]][[11月7日]]に限定公開され、1週間後の[[11月14日]]に[[アメリカ合衆国|全米]]公開された{{r|mojo}}。[[イギリス]]ではさらに1週間後の[[11月21日]]に公開された<ref>{{cite web|url=https://www.theguardian.com/film/2003/nov/02/features.magazine|title=Box-office romance|publisher=[[ガーディアン]]|accessdate=2017-03-05|date=2003-11-02|first=Ian|last=Tucker}}</ref>。レイティングは、アメリカではR([[アメリカ映画協会 (業界団体)|アメリカ映画協会]] / MPAA){{r|mojo|NYtimes031107}}<ref>{{cite web|url=http://www.screenit.com/movies/2003/love_actually.html|publisher=SCREEN IT! PARENTAL REVIEW|title=LOVE ACTUALLY|accessdate=2017-03-05|date=2003-11-07|quote=WHY THE MPAA RATED IT: R - For sexuality, nudity and language. }}</ref>、イギリスでは15([[全英映像等級審査機構]])だった<ref>{{cite web|url=http://www.bbfc.co.uk/releases/love-actually|title=Love Actually|accessdate=2017-03-05|publisher=[[全英映像等級審査機構]]}}</ref>{{r|BBC031120}}。またDVDは[[2004年]][[4月27日]]に発売された<ref>{{cite web|url=http://www.the-numbers.com/news/194080830-DVD-Releases-for-April-27-2004|title=DVD Releases for April 27, 2004|publisher=The Numbers|accessdate=2017-03-05|date=2004-04-26}}</ref>。 |
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日本では2004年[[2月7日]]に公開された{{R|映連興行収入}}。[[映画倫理委員会]]によるレイティングはPG-12で<ref>[[#外部リンク|allcinema]]</ref>、DVD収録版の映像では、海外版と比べ<ref>{{cite web|url=http://www.digitalspy.com/movies/news/a792495/martin-freeman-looks-back-on-that-love-actually-sex-scene-if-you-turned-on-shame-on-you/|title=Martin Freeman looks back on THAT Love Actually sex scene: 'If you got turned on, shame on you!'|publisher=DigitalSpy|accessdate=2017-03-05|date=2016-04-29|first=Justin|last=Harp}}</ref> ジョンとジュディによるスタントシーンの[[画角]]が一部カットされている。 |
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=== 興行収入 === |
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作品は4,500万ドルの予算で[[ワーキング・タイトル・フィルムズ]]が製作し、その後[[ユニバーサル・スタジオ|ユニバーサル・ピクチャーズ]]が配給を担当した。作品は[[イギリス]]で62,671,632ドル{{r|mojo}}、[[オーストラリア]]で13,956,093ドル{{r|mojo}}、また北米([[カナダ]]・[[アメリカ合衆国|アメリカ]])で59,472,278ドルの[[興行収入]]を得た。興行収入は全体で247,472,278ドルにのぼった<ref>{{cite web|url=http://www.the-numbers.com/movies/2003/LVACT.php|title=''Love Actually'' at TheNumbers.com|publisher=The-numbers.com|accessdate=16 August 2011}}</ref>。日本では15.5億円の興行収入を得て、2004年公開の洋画で19位にランクインしている{{R|映連興行収入}}。 |
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== 作品の評価 == |
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=== 批評家の反応 === |
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作品はイギリスでは概ね好評価を得たものの、アメリカでの評価は批判と好評が入り交じったものとなった<ref>{{cite news|url=https://www.theguardian.com/film/2003/dec/02/news|publisher=[[ガーディアン]]|title=Love Actually slips down US charts|date=2003-12-02}}</ref>。映画評論家によるサイト[[Rotten Tomatoes]]では、2017年3月現在193件のレビューに基づき、63%が作品を支持している{{r|rottentomatoes}}。また平均点は10点満点中6.3点となっており、クリティクス・コンセンサスでは、「物語を詰め込みすぎた感傷的な作品。但し、キャストは魅力的」とされている<ref name="rottentomatoes">{{cite web |title=Love Actually (2003) |url=http://www.rottentomatoes.com/m/love_actually/|publisher= [[Rotten Tomatoes]]|accessdate=2017-03-05|quote=Critics Consensus: A sugary tale overstuffed with too many stories. Still, the cast charms.}}</ref>。[[Metacritic]]では41件のレビューに基づき、100点満点中55点が付けられているが、一方でユーザー・スコアは10点満点中8.7点という評価である<ref>{{metacritic film|love-actually|Love Actually|accessdate= 21 October 2013}} - {{accessdate|2017-03-05}}</ref>。 |
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『[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|バラエティ]]』誌のトッド・マッカーシーは作品を評し、「生意気なウィットや途方も無く魅力的なキャスト陣、そして確かな専門的技術はどれも魅力的で、作品に溢れるロマンティシズムと一緒に、早い休日の人気作として海の両側にいる大人たちを魅了するだろう」と述べた<ref>{{cite news|last=Todd|first=McCarthy|url=http://www.variety.com/index.asp?layout=review&reviewid=VE1117922227&categoryid=31&cs=1|title=Love Actually (U.K.)|publisher=[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|Variety]]|accessdate=16 August 2011|date=24 October 2003|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080424144138/http://www.variety.com/index.asp?layout=review&reviewid=VE1117922227&categoryid=31&cs=1|archivedate=2008-04-24|deadlink=2017-03-05|quote=But its cheeky wit, impossibly attractive cast and sure-handed professionalism are beguiling all the same, qualities which, along with its all-encompassing romanticism, should make this a highly popular early holiday attraction for adults on both sides of the pond.}}</ref>。『[[ヴィレッジ・ヴォイス]]』紙のマイケル・アトキンソンは、作品が「英国風を愛しており、古くさい状況で少し不利を負っているほか、様々な神経症患者ばかり登場する」と評した<ref>{{Cite web|first=Michael|last=Atkinson|url=http://www.villagevoice.com/film/0345,atkinson2,48388,20.html|title=Odd Couplings: Brit Stars Flounder in Singleton Dysfunction|publisher=[[ヴィレッジ・ヴォイス|Villagevoice.com]]|date=2003-11-04|accessdate=2011-08-16|url-status=dead|url-status-date=2017-03-05|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080630002021/http://www.villagevoice.com/film/0345,atkinson2,48388,20.html|archivedate=2008-06-30|quote=An old-school romantic with a soft skull and a heart as big as a cement mixer, Curtis here extends the niche he eked out with Four Weddings and a Funeral, Notting Hill, and Bridget Jones's Diary: love British style, handicapped slightly by corny circumstance and populated by colorful neurotics, one of whom is always Hugh Grant.}}</ref>。『[[シカゴ・サンタイムズ]]』紙の[[ロジャー・イーバート]]は4つ星中{{frac|3|1|2}}を与え、「ロマンティック・コメディの海への腹打ち飛び込みだ—{{interp|中略}}—映画唯一の欠点は長所でもある。作品は、登場人物、物語、温かさや笑いのぎゅうぎゅう詰めで、カーティスが映画におけるラブシーンの義務リストに取り掛かるらしい時間まで、どれものけ者にされようとは求めない。{{interp|中略}}少し、[[ホットドッグ]]早食い競争でグルメ料理が出て来た時のような気がする」と述べた<ref>{{cite news|url=http://rogerebert.suntimes.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20031107/REVIEWS/311070304/1023|title=Love Actually|work=''Chicago Sun-Times'' review|publisher=Rogerebert.suntimes.com|accessdate=16 August 2011|date=7 November 2003|quote=a belly-flop into the sea of romantic comedy [...] The movie's only flaw is also a virtue: It's jammed with characters, stories, warmth and laughs, until at times Curtis seems to be working from a checklist of obligatory movie love situations and doesn't want to leave anything out. At 129 minutes, it feels a little like a gourmet meal that turns into a hot-dog eating contest.}}</ref>。『[[USAトゥデイ]]』紙のSusan Wloszczyna{{訳語疑問点|date=2017-03}}は、「カーティスによるコメディの多層ケーキは、娯楽的だが深みの無い[[アイシング]]を塗りたくり、大半の舞台をクリスマスのロンドンにして、散らかっていて、時には意外で、華々しいような、雑多な愛—悲しく、甘く、思慮が無い—を届ける」と酷評した<ref>{{cite news|last=Wloszczyna|first=Susan|url=http://www.usatoday.com/life/movies/news/2003-11-04-curtis-profile_x.htm|title=Love's actually funny to Curtis|publisher=[[USAトゥデイ]]|date=5 November 2003|accessdate=16 August 2011|quote=Curtis' multi-tiered cake of comedy, slathered in eye-candy icing and set mostly in London at Christmas, serves sundry slices of love — sad, sweet and silly — in all of their messy, often surprising, glory. }}</ref>。 |
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『[[エンターテインメント・ウィークリー]]』誌の[[オーウェン・グレイバーマン]]は作品をBに位置付け、「温かくて気持ち良い、スター揃いのアンサンブル・コメディ。祝日に起こる沢山のロマンティックな筋書きを、{{interp|映画は}}とても、とても素敵に感じさせる。これを観て居心地良く感じ、大いに楽しんだ」と述べた<ref>{{cite news|author=Owen Gleiberman|url=http://ew.com/article/2007/07/26/love-actually-4/|title=Love Actually|publisher=[[エンターテインメント・ウィークリー]]|date=26 July 2007|accessdate=2017-03-05|quote=Set in London during the weeks before Christmas, it’s a toasty, star-packed ensemble comedy in which a handful of lonelyhearts attempt, with some success, to come out of their shells, and it’s going to make a lot of holiday romantics feel very, very good; watching it, I felt cozy and charmed myself.}}</ref>。[[英国放送協会|BBC]]のネヴ・ピアースは5つ星中4つを付け、「活気に満ちたロマンティック・コメディだ」「温かく、ほろ苦くそして陽気で、これは実のところ素晴らしい({{lang-en-short|this is lovely, actually.}})。打ち負かされるご用意を」と述べた<ref name="BBC031120">{{cite web|first=Nev|last=Pierce|url=http://www.bbc.co.uk/films/2003/11/06/love_actually_2003_review.shtml|title=Love Actually (2003)|publisher=[[英国放送協会|BBC]]|date=20 November 2003|accessdate=16 August 2011|quote=vibrant romantic comedy... Warm, bittersweet and hilarious, this is lovely, actually. Prepare to be smitten.}}</ref>。『[[サンフランシスコ・クロニクル]]』紙のカーラ・メイヤーは、「{{interp|作品は}}つまらない感傷や甘ったるいポップ・ソング、猥褻なユーモアに至るまでの教養という言い訳を途中で諦めた—大体半分くらいまで使われていたアプローチである」「筋書きの大半は興味を持たせ続けるもので、それは素晴らしいキャストと映画への全体的な好意から来るものだ」と述べた<ref>{{cite news|url=http://www.sfgate.com/movies/article/Not-enough-Hugh-Grant-too-many-sappy-pop-songs-2512956.php|title=Not enough Hugh Grant, too many sappy pop songs in 'Love Actually'|publisher=[[サンフランシスコ・クロニクル|San Francisco Chronicle]]|date=7 November 2003|accessdate=16 August 2011|first=Carla|last=Meyer|quote=But "Love Actually," Curtis' holiday-themed directing debut, abandons any pretext of sophistication for gloppy sentimentality, sugary pop songs and bawdy humor -- an approach that works about half the time. {{interp|中略}} But most of the story lines maintain interest because of the fine cast and general goodwill of the picture. }}</ref>。『[[ガーディアン]]』紙では、ピーター・ブラッドショウが5つ星中2つを付けた<ref>{{cite web|url=https://www.theguardian.com/theguardian/2003/nov/21/comedy|title=Love Actually|date=2003-11-21|first=Peter|last=Bradshaw|publisher=[[ガーディアン|The Guardian]]|accessdate=2017-03-06}}</ref>。 |
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[[A・O・スコット]]は『[[ニューヨーク・タイムズ]]』の映画評において、「[[アカデミー賞|オスカー]]を求める[[叙事詩的映画]]並の長さに膨れあがったロマンティック・コメディだ—2時間15分近くの生意気・自信喪失と上品ぶったにやにや笑いで、実際の映画というより、最早レコード・レーベルの偉大なヒットを集めた[[コンピレーション・アルバム|コンピレーション]]や、真面目な話題の{{enlink|very special episode|very special}}[[シチュエーション・コメディ|シットコム]]に近い」と述べた{{r|NYtimes031107}}。また、「映画を占める愛に関する考えは浅はかかつ不誠実で、この甘く小綺麗な態度は、人間の感情に対する意地悪い冷笑を覆い隠している(見えていない部分はより薄っぺらだ)。1960年代初頭の{{仮リンク|ラット・パック|en|Rat Pack}}コメディのような、たこのできた、いやらしい目つきの精神を持ち合わせているが、物腰の柔らかい魅惑的な虚勢などかけらもない」と酷評した<ref name="NYtimes031107">{{cite news|author=[[A・O・スコット|A. O. Scott]]|url=https://movies.nytimes.com/movie/review?_r=1&res=9804E3D7153BF934A35752C1A9659C8B63|title=FILM REVIEW; Tales of Love, the True and the Not-So-True|publisher=[[ニューヨーク・タイムズ|New York Times]]|work=Movie Review|date=7 November 2003|accessdate=16 August 2011|quote=A romantic comedy swollen to the length of an Oscar-trawling epic -- nearly two and a quarter hours of cheekiness, diffidence and high-tone smirking -- it is more like a record label's greatest-hits compilation or a ''very special'' sitcom clip-reel show than an actual movie. {{interp|中略}} But the film's governing idea of love is both shallow and dishonest, and its sweet, chipper demeanor masks a sour cynicism about human emotions that is all the more sleazy for remaining unacknowledged. It has the calloused, leering soul of an early-60's rat-pack comedy, but without the suave, seductive bravado.}}</ref>。『[[ローリング・ストーン]]』誌では[[ピーター・トラヴァース]]が4つ星中2つを与え、「そこにある感覚が織り込まれた娯楽があったけれど、器用な脚本家であるリチャード・カーティスは、次から次へと物語を投入することで衝撃を弱めている。監督として、{{interp|中略}}カーティスは自分の作家{{interp|{{=}}作家としてのカーティス自身}}を抑制できなかったように思う。{{interp|中略}}彼はこちらを楽しませようとする『ラブ・アクチュアリー』に砂糖を入れすぎて容易に質を落としているが、それは{{interp|砂糖の入れすぎが}}吐き気を催すのを忘れてのことだ」と述べた<ref>{{Cite web|url=http://www.rollingstone.com/reviews/movie/5947827/review/5947828/love_actually|url-status=dead|url-status-date=2017-03-05|archiveurl=https://web.archive.org/web/20080529015014/http://www.rollingstone.com/reviews/movie/5947827/review/5947828/love_actually|archivedate=2008-05-29|accessdate=2017-03-05|title=Love Actually|work= Review|publisher=[[ローリング・ストーン|Rolling Stone]]|first=Peter|last=Travers |authorlink=ピーター・トラヴァース|quote=There are laughs laced with feeling here, but the deft screenwriter Richard Curtis (Four Weddings and a Funeral, Notting Hill) dilutes the impact by tossing in more and more stories. {{interp|中略}} As a director (it's his debut), Curtis can't seem to rein in his writer. {{interp|中略}} He ladles sugar over the eager-to-please Love Actually to make it go down easy, forgetting that sometimes it just makes you gag. }}</ref>。 |
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このように批評家の反応はまちまちであったが<ref>{{cite web|url=http://www.vulture.com/2013/11/love-actually-original-reviews-critics-2003.html |title=Hated It, Actually: What Critics Thought of Love Actually in 2003 |last=Weber |first=Lindsey |publisher=New York Media, LLC |date=November 14, 2013 |accessdate=December 12, 2016}}</ref><ref>{{cite web|last=Green|first=Emma|title=I Will Not Be Ashamed of Loving Love Actually|url=http://www.theatlantic.com/entertainment/archive/2013/12/i-will-not-be-ashamed-of-loving-i-love-actually-i/282160/|publisher=The Atlantic|accessdate=28 December 2013}}</ref><ref name="Orr">{{cite web|last=Orr|first=Christopher|title=Love Actually Is the Least Romantic Film of All Time|url=http://www.theatlantic.com/entertainment/archive/2013/12/-em-love-actually-em-is-the-least-romantic-film-of-all-time/282091/|publisher=The Atlantic|accessdate=28 December 2013|quote=It’s probably best if you give up on love altogether and get on with the rest of your life.}}</ref>、一般視聴者の人気が根強い作品でもあり、近年では現代のクリスマスを扱った代表作のひとつとして扱われることもある<ref>{{cite web|url=http://thelead.blogs.cnn.com/2013/12/20/is-love-actually-a-new-christmas-classic/ |title=Is 'Love Actually" a new Christmas classic? |last1=Tapper |first1=Jake |last2=Berryman |first2=Kim |publisher=[[CNN]] |date=December 20, 2013 |accessdate=December 12, 2016}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.vh1.com/news/85964/unknown-facts-love-actually/|title=The Love Actually Cast Reveal 10 Things You Didn’t Know About The Film |date=2013-04-11|first=Stacy|last=Lambe|accessdate=2017-03-06}}</ref><ref>{{cite news|url=http://www.itv.com/news/2016-12-14/love-actually-voted-britains-favourite-christmas-film/|publisher=[[ITV (イギリス)|ITV]]|accessdate=2017-03-06|title=Love Actually voted Britain's favourite Christmas film|date=2016-12-14}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=http://ciatr.jp/topics/23326|title=『ラブ・アクチュアリー』秘話30選!【ネタバレあり】|publisher=Ciatr|accessdate=2017-03-06|date=2017-02-21}}</ref>。『[[ザ・アトランティック]]』誌のクリストファー・オー{{enlink|Christopher Orr (film critic)|Christopher Orr}}は、映画を批判的に論じつつも、映画の究極のメッセージについて、「もし愛を完全に諦めて残りの人生を過ごすことに決めたなら、あれはもしかしたら最高なのかもしれない」と述べている{{r|Orr}}。 |
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=== 受賞とノミネート === |
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{| class="wikitable sortable" style="font-size:80%;" width="100%" |
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! 年 !! 賞名 !! 部門 !! 対象 !! 結果 !! class="wikitable unsortable"|出典 |
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|パット||[[ジル・フルード]]||[[定岡小百合]] |
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|ジョー||[[グレゴール・フィッシャー]]||[[石住昭彦]] |
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|マイク||[[マーカス・ブリッグストック]]||[[伊藤栄次]] |
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| rowspan="19"|2004年 |
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|パット||[[ジル・フルード]]||[[定岡小百合]] |
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| rowspan="3"|{{仮リンク|第57回英国アカデミー賞|label=第57回|en|57th British Academy Film Awards}}[[英国アカデミー賞]] |
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|- |
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| colspan="2"|[[英国アカデミー賞 英国作品賞|英国作品賞]] |
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|アニー||[[ニーナ・ソサーニャ]]||[[村竹あおい]] |
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| {{nom}} |
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|- |
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| rowspan="3"|<ref>{{cite news|url=http://www.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/3490323.stm|title=Bafta awards 2004: The winners|publisher=[[BBC News]]|date=2004-02-15|accessdate=2017-03-02}}</ref><ref>{{cite web|url=http://awards.bafta.org/award/2004/film|title=Film in 2004|publisher=[[英国アカデミー賞|BAFTA Awards]]|accessdate=2017-03-06}}</ref> |
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|アント||[[アンソニー・マクパートリン]]||[[近藤孝行]] |
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|- |
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|テレンス||[[フランク・ムーリー]]||[[佐々木敏]] |
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|- |
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| [[英国アカデミー賞 助演男優賞|助演男優賞]] |
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|デック||[[デクラン・ドネリー]]||[[勝沼紀義]] |
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| [[ビル・ナイ]] |
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|- |
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| {{won}} |
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|ジョアンナ||[[オリヴィア・オルソン]]|| |
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|colspan="2" style="text-align:center"|[[レオナルド・ディカプリオ]]||勝沼紀義 |
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|- |
|- |
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| [[英国アカデミー賞 助演女優賞|助演女優賞]] |
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|colspan="2" style="text-align:center"|[[ケイト・ウィンスレット]]||冬馬由美 |
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| [[エマ・トンプソン]] |
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| {{nom}} |
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|- |
|- |
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| rowspan="2"|[[第61回ゴールデングローブ賞]] |
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|クリス||||三木眞一郎 |
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| colspan="2"|[[ゴールデングローブ賞 映画部門 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)|作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)]] |
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| {{nom}} |
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|カーター||||石住昭彦 |
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| rowspan="2"| <ref>{{cite web|url=http://www.goldenglobes.com/winners-nominees/2004|title=Winners & Nominees 2004|publisher=[[ゴールデン・グローブ賞|Golden Globes]]|accessdate=2017-03-02}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.goldenglobes.com/film/love-actually|title=Love Actually|publisher=[[ゴールデン・グローブ賞|Golden Globes]]|accessdate=2017-03-02}}</ref> |
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|- |
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|- |
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|ドップ||||[[岩尾万太郎]] |
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| [[ゴールデングローブ賞 脚本賞|脚本賞]] |
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| [[リチャード・カーティス]] |
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|パーキンソン||||rowspan=2|佐々木敏 |
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| {{nom}} |
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|ジェレミー|| |
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| rowspan="4"|{{仮リンク|第9回エンパイア賞|label=第9回|en|9th Empire Awards}}[[エンパイア賞]] |
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| colspan="2"|{{仮リンク|エンパイア賞 英国作品賞|label=英国作品賞|en|Empire Award for Best British Film}} |
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|エレノワール||||定岡小百合 |
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| {{won}} |
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|- |
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| rowspan="4"| <ref>{{Cite web|url=http://www.empireonline.com/awards2004/winners/britishfilm.asp|url-status=dead|url-status-date=2017-03-02|title=Winners - Best British Film|work=Empire Awards 2004|publisher=[[エンパイア賞]]|archiveurl=https://web.archive.org/web/20121021052912/http://www.empireonline.com/awards2004/winners/britishfilm.asp|archivedate=2012-10-21|accessdate=2017-03-02}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.empireonline.com/awards2004/winners/britishactress.asp|url-status=dead|url-status-date=2017-03-02|title=Winners - Best British Actress|work=Empire Awards 2004|publisher=[[エンパイア賞]]|archiveurl=https://web.archive.org/web/20121020152148/http://www.empireonline.com/awards2004/winners/britishactress.asp|archivedate=2012-10-20|accessdate=2017-03-02}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.empireonline.com/awards2004/winners/newcomer.asp|url-status=dead|url-status-date=2017-03-02|title=Winners - Best Newcomer|work=Empire Awards 2004|publisher=[[エンパイア賞]]|archiveurl=https://web.archive.org/web/20070114054330/http://www.empireonline.com/awards2004/winners/newcomer.asp|archivedate=2007-01-14|accessdate=2017-03-02}}</ref> |
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|メアリー||||村竹あおい |
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|- |
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| {{仮リンク|エンパイア賞 英国女優賞|label=英国女優賞|en|Empire Award for Best British Actress}} |
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|マイケル||||斉藤瑞樹 |
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| エマ・トンプソン |
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|- |
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| {{won}} |
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|ステイシー||||柳沢真由美 |
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|- |
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| rowspan="2"|{{仮リンク|エンパイア賞 新人賞|label=新人賞|en|Empire Award for Best Newcomer}} |
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|ジーニー||||園崎未恵 |
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| [[マルティン・マカッチョン]] |
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|- |
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| {{won}} |
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|ジーナ||||石塚理恵 |
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|- |
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| [[アンドリュー・リンカーン]] |
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|ギャビン||||岩崎ひろし |
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| {{nom}} |
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|- |
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|- |
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|トレンチ||||伊藤栄次 |
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| rowspan="2"|{{仮リンク|イヴニング・スタンダード・イギリス映画賞|en|Evening Standard British Film Awards}} |
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| 最優秀女優賞 |
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|オウレリア||||目黒未奈 |
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| エマ・トンプソン |
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| {{won}} |
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|DJ||||[[江川央生]]<br />柳沢真由美<br />岩尾万太郎 |
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| rowspan="2"|<ref>{{cite web|url=http://www.standard.co.uk/news/standard-pictures/evening-standard-film-awards-2004-7374770.html|title=Evening Standard Film Awards 2004|publisher={{仮リンク|ロンドン・イヴニング・スタンダード|label=Evening Standard|en|London Evening Standard}}|accessdate=2017-03-06|date=2004-02-02}}</ref><ref>{{cite news|url=http://www.standard.co.uk/goingout/film/emmas-top-actress-actually-7235266.html|title=Emma's top actress, actually|first=Luke|last=Leitch|publisher={{仮リンク|ロンドン・イヴニング・スタンダード|label=Evening Standard|en|London Evening Standard}}|accessdate=2017-03-06|date=2004-02-02}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=http://abouttime-movie.jp/sp/cast.html|title=キャスト|work=映画『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』オフィシャルサイト|accessdate=2017-03-06}}</ref> |
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| [[ピーター・セラーズ]]コメディ賞{{efn|{{lang-en-short|Peter Sellers Award for Comedy|links=no}}}} |
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| ビル・ナイ |
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| {{won}} |
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|- |
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| rowspan="2"|{{仮リンク|第17回ヨーロッパ映画賞|label=第17回|en|17th European Film Awards}}[[ヨーロッパ映画賞]] |
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| 最優秀男優賞 |
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| [[ヒュー・グラント]] |
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| {{nom}} |
|||
| rowspan="2"| <ref>{{cite web|url=http://www.filmweb.pl/awards/Europejska+Akademia+Filmowa/2004#|title=Europejska Akademia Filmowa 2004|accessdate=2017-03-06|publisher=Filmweb.pl}}{{pl icon}}</ref> |
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| 最優秀監督賞 |
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| リチャード・カーティス |
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| {{nom}} |
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| rowspan="2"|第24回{{enlink|London Film Critics Circle Awards 2003|a=on}}[[ロンドン映画批評家協会賞]] |
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| 最優秀英国助演男優賞 |
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| ビル・ナイ |
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| {{won}} |
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| rowspan="2"|<ref>{{cite web|url=http://www.gettyimages.co.jp/license/2969861|accessdate=2017-03-06|title=Emma Thompson - 24th Awards of the London Film Critics' Circle|first=Steve|last=Finn|publisher=[[ゲッティイメージズ]]}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.gettyimages.co.jp/license/2970502|accessdate=2017-03-06|title=Bill Nighy - 24th Awards of the London Film Critics' Circle|first=Steve|last=Finn|publisher=[[ゲッティイメージズ]]}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.gettyimages.co.jp/license/2969867|accessdate=2017-03-06|title=Thompson & Nighy - 24th Awards of the London Film Critics' Circle|first=Steve|last=Finn|publisher=[[ゲッティイメージズ]]}}</ref> |
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| 最優秀英国助演女優賞 |
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| エマ・トンプソン |
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| {{won}} |
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| [[第29回ロサンゼルス映画批評家協会賞|第29回]][[ロサンゼルス映画批評家協会賞]] |
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| [[ロサンゼルス映画批評家協会賞 助演男優賞|助演男優賞]] |
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| ビル・ナイ(他3作品を含めてのノミネート) |
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| {{won}} |
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| <ref>{{cite web|url=http://www.lafca.net/years/2003.html|title=29TH ANNUAL|publisher=[[ロサンゼルス映画批評家協会賞]]|accessdate=2017-03-06}}</ref> |
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|- |
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| rowspan="3"| {{仮リンク|第8回ゴールデン・サテライト賞|label=第8回|en|8th Golden Satellite Awards}}[[サテライト賞|ゴールデン・サテライト賞]] |
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| rowspan="2"|ミュージカル・コメディ部門 助演男優賞 |
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| ビル・ナイ |
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| {{nom}} |
|||
| rowspan="3"|<ref>{{cite web|url=http://www.imdb.com/event/ev0000296/2004|title=Golden Satellite Award|accessdate=2017-03-06|publisher=[[IMDb]]}}</ref> |
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| [[トーマス・サングスター]] |
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| {{nom}} |
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| ミュージカル・コメディ部門 助演女優賞 |
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| エマ・トンプソン |
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| {{nom}} |
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|} |
|} |
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*その他の声の出演:[[岡珠希]]/[[藤井ゆりあ]]/[[大久保祥太郎]]/[[宮本侑芽]]/[[平野萌香]] |
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*日本語版制作スタッフ:演出:簑浦良平、翻訳:中村久世、調整:はたしょうじ、録音:ACスタジオ、制作担当:乃坂守蔵/横山きむ(ACクリエイト株式会社 制作部)、日本語版制作:Universal Studios Inc. /ACクリエイト株式会社 |
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**ブルーレイディスクには日本語吹替は収録されていなかったが2015年6月24日発売の新版ブルーレイには収録された。 |
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== 作品からの発展 == |
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==サウンドトラック== |
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[[リチャード・カーティス]]本人による脚本のノベライズが発売されている<ref>{{cite book|last1=Curtis|first1=Richard|title=Love Actually|date=5 December 2003|publisher=St. Martin's Griffin|isbn=0-312-31849-9}}</ref>。 |
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#ジャンプ - ([[ガールズ・アラウド]]) |
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#トゥ・ロスト・イン・ユー - ([[シュガーベイブス]]) |
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#ザ・トラブル・ウィズ・ラブ・イズ - ([[ケリー・クラークソン]]) |
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#ヒア・ウィズ・ミー - ([[ダイド]]) |
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#クリスマス・イズ・オール・アラウンド - ([[ビリー・マック]]) |
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#ターン・ミー・オン - ([[ノラ・ジョーンズ]]) |
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#ソングバード - ([[エヴァ・キャシディ]]) |
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#スウィーテスト・グッバイ - ([[マルーン5]]) |
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#ホエアエヴァー・ユー・ウィル・ゴー - ([[ザ・コーリング|コーリング]]) |
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#シー・イット・スルー - ([[テキサス (バンド)|テキサス]]) |
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#[[青春の光と影]] - ([[ジョニ・ミッチェル]]) |
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#[[ホワイト・クリスマス (曲)|ホワイト・クリスマス]] - ([[オーティス・レディング]]) |
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#テイク・ミー・アズ・アイ・アム - ([[ワイクリフ・ジョン]] Feat.[[シャリッサ]]) |
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#[[恋人たちのクリスマス]] - ([[オリヴィア・オリソン]]) |
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#ゴッド・オンリー・ノウズ - ([[ビーチ・ボーイズ]]) |
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#[[愛こそはすべて]] - ([[リンデン・デヴィッド・ホール]]) |
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#サムタイムズ - ([[ガブリエル (歌手)|ガブリエル]]) |
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#[[グラスゴー]], 愛のテーマ - (クレイグ・アームストロング) |
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#PMズ・ラブのテーマ - (クレイグ・アームストロング) |
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#[[ポルトガル]]から愛のテーマ |
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[[セント・パンクラス駅]]には、この映画に触発されて作られたカップルの像が存在する<ref>{{cite web|url=https://www.visitbritain.com/gb/en/meet-me-st-pancras-international#sp5L2qMvdSJysD2D.97|title=Meet me at St Pancras International|date=2011-05-03|publisher=英国政府観光庁|accessdate=2017-02-25}}</ref>。 |
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==脚注== |
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{{Reflist}} |
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=== 関連作品 === |
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==外部リンク== |
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2013年制作の日本映画『[[すべては君に逢えたから]]』は、本作の日本語版を目指して制作された<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.oricon.co.jp/news/2025838/full/|title=東京駅を舞台にした日本版“ラブ・アクチュアリー”製作決定 |date=2013-06-22|accessdate=2017-02-25|work=オリコン・ニュース|publisher=[[オリコン]]}}</ref>。[[2007年]]製作の[[ボリウッド]]映画 "''Salaam-e-Ishq: A Tribute to Love''"{{enlink|Salaam-e-Ishq: A Tribute to Love|a=on}}は、本作の非公式なリメイクと位置付けられている。同じ年には、[[デンマーク]]でも、本作に着想を得た "''Alles is Liefde''"{{enlink|Love is All (2007 film)|a=on}}が製作されている。2011年の[[ポーランド]]映画 {{Lang|pl|"''Listy do M.''"}}{{enlink|Letters to Santa (film)|a=on}}は、筋書きだけでなくポスターも本作のオマージュとなっている。 |
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*{{official|http://www.loveactually.com/}}{{en icon}} |
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*{{Allcinema title|318646|ラブ・アクチュアリー}} |
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*{{Kinejun title|39309|ラブ・アクチュアリー}} |
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*{{Amg movie|284676|Love Actually}} |
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*{{IMDb title|0314331|Love Actually}} |
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=== 続編 === |
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{{DEFAULTSORT:らふあくちゆあり}} |
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{{external media|video1={{YouTube|--oXHLZU6UE|Red Nose Day Actually: The Love Actually Reunion 14 Years in the Making}}<br />? アメリカ・[[NBC]]版|image1=[[:en:Red Nose Day Actually.png]]<br />? 米国放送版のポスター{{efn|英国版で登場しなかったローラ・リニーがポスターに含まれている。}}}} |
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[[2017年]]のチャリティ・イベント『[[コミックリリーフ (慈善団体)|レッド・ノーズ・デイ]]』に合わせ、キャストが再集結して映画の14年後を描く10分の短編が作られることが発表された<ref name="RedNoseDay2017">{{cite web|url=https://www.rednoseday.com/news-tv-and-events/news/love-actually-cast-reunite-red-nose-day-actually?utm_source=twitter&utm_campaign=actually&utm_medium=social|title=Love Actually cast reunite for Red Nose Day Actually|date=2017-02-15|accessdate=2017-02-17|publisher=[[コミックリリーフ (慈善団体)|レッド・ノーズ・デイ]]}}</ref><ref name="BBC170215">{{cite news|url=http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-38985435|title=Love Actually cast to reunite for Comic Relief film|date=2017-02-15|accessdate=2017-02-26|publisher=[[BBC News]]}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0089681|title=『ラブ・アクチュアリー』続編の制作決定!あれから14年後描く|date=2017-02-16|accessdate=2017-02-17|publisher=シネマトゥデイ}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://natalie.mu/eiga/news/221015|title=「ラブ・アクチュアリー」の14年後を描く短編製作決定、ヒュー・グラントら再集結|date=2017-02-16|accessdate=2017-02-17|publisher=映画ナタリー}}</ref>。脚本は映画と同じ[[リチャード・カーティス]]が担当し、[[ヒュー・グラント]]、[[コリン・ファース]]、[[リーアム・ニーソン]]、[[ローワン・アトキンソン]]、[[マルティン・マカッチョン]]、[[キーラ・ナイトレイ]]、[[アンドリュー・リンカーン]]、[[キウェテル・イジョフォー]]、{{仮リンク|ルシア・モニス|en|Lúcia Moniz}}、[[トーマス・サングスター]]、[[オリヴィア・オルソン]]、[[ビル・ナイ]]、{{仮リンク|マーカス・ブリグストック|en|Marcus Brigstocke}}らが再集結した(それぞれの配役については[[#キャスト]]参照){{r|RedNoseDay2017}}<ref name="Mail170216">{{cite news|url=http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-4231318/Liam-Neeson-Thomas-Brodie-Sangster-Love-Actually.html|publisher=[[デイリー・メール|Mail Online]]|accessdate=2017-02-27|date=2017-02-16|author=Davison, Rebecca; Saunders, Louise|title=Liam Neeson films Love Actually Comic Relief special}}</ref><ref>{{cite news|url=http://www.standard.co.uk/showbiz/celebrity-news/rowan-atkinson-shoots-scenes-in-sainsbury-s-as-he-reprises-love-actually-role-a3474596.html|title=Rowan Atkinson shoots scenes in Sainsbury’s as he reprises Love Actually role|publisher={{仮リンク|ロンドン・イヴニング・スタンダード|label=Evening Standard|en|London Evening Standard}}|accessdate=2017-03-06|date=2017-02-23|first=Jennifer|last=Ruby}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.standard.co.uk/news/uk/new-pictures-show-martine-mccutcheon-and-hugh-grant-reunited-on-set-of-love-actually-sequel-a3482041.html|title=Pictured: Martine McCutcheon and Hugh Grant reunited on set of Love Actually sequel|accessdate=2017-03-06|date=2017-03-05|publisher={{仮リンク|ロンドン・イヴニング・スタンダード|label=Evening Standard|en|London Evening Standard}}|first=Fiona|last=Simpson}}</ref>。作品は2017年[[3月24日]]に『[[レッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー]]』(原題)として[[BBC One]]の当該番組中で放送され{{r|BBC170215}}、同年5月26日には、[[NBC]]で[[ローラ・リニー]]、[[パトリック・デンプシー]]の追加シーンを収録した米国版が放送された<ref>{{cite news|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/love-actually-reunion-watch-cast-reunite-red-nose-day-1007705|publisher=[[ハリウッド・レポーター]]|accessdate=2017-05-27|date=2017-05-26|title='Love Actually' Cast Reunites for Red Nose Day: Hugh Grant Dances, Laura Linney Returns|first1=Jennifer|last1=Konerman|first2=Arlene|last2=Washington}}</ref>。 |
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カーティスのパートナーでもある{{仮リンク|エマ・フロイド|en|Emma Freud}}らにより、"#rednosedayactually"とのハッシュタグで撮影の様子などが発信されている<ref>{{Twitter status|emmafreud|831898359719985152}}</ref><ref>{{cite news|url=http://www.telegraph.co.uk/films/0/love-actually-emma-freud-posts-cryptic-teasers-comic-relief/|title=Love Actually: Emma Freud posts cryptic Rowan Atkinson teasers for Comic Relief sequel |publisher=[[デイリー・テレグラフ|The Teregraph]]|accessdate=2017-02-27|date=2017-02-23|first=Adam|last=White}}</ref>。 |
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ハリー役の[[アラン・リックマン]]は[[2016年]]に死去しており、妻カレンを演じた[[エマ・トンプソン]]は、「悲しすぎる」「早過ぎる」として出演を辞退した<ref name="BBC170224_ET">{{cite news|title=Emma Thompson: 'Too soon' to do Love Actually sequel after Alan Rickman's death|date=2017-02-24|accessdate=2017-02-26|publisher=[[BBC News]]|url=http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-39075711}}</ref>。トンプソンは、カーティスも「{{interp|ハリーとカレンについて}}何も脚本が書けない」と述べていたことを明かしている{{r|BBC170224_ET}}。 |
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これに先立つ[[2012年]]には、配給元であるユニバーサル・ピクチャーズの社長が、「続編を作るというのならすぐ承認する」とラブコールを送っていたことが報じられている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0042061|title=ユニバーサルの社長が『ラブ・アクチュアリー』の続編製作を希望|date=2012-05-15|accessdate=2017-02-25|publisher=[[シネマトゥデイ]]}}</ref>。 |
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== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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=== 注釈 === |
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{{Notelist|20em}} |
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=== 出典 === |
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{{Reflist|20em}} |
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{{ref begin}} |
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* {{cite video |和書|people=[[リチャード・カーティス]]、[[ヒュー・グラント]]、[[ビル・ナイ]]、[[トーマス・サングスター]] |date= |title=ラブ・アクチュアリー(音声解説) |url= |format= |medium=DVD |language=英語 |publisher=ユニバーサル |location= |archiveurl= |archivedate= |accessdate= |time= |id= |isbn= |oclc= |quote= |ref=コメンタリー }} |
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{{ref end}} |
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== 外部リンク == |
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{{wikiquotelang|en|Love Actually}} |
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{{Commonscat|Love Actually}} |
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* {{official website|http://www.loveactually.com/}}{{en icon}} |
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* {{Allcinema title|318646}} |
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* {{映画.com title|1115}} |
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* {{Kinejun title|39309}} |
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* {{Movie Walker|mv37356}} |
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* {{Amg movie|284676|Love Actually}} |
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* {{IMDb title|0314331|Love Actually}} |
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* {{mojo title|0314331|Love Actually}} |
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* {{rotten-tomatoes|love_actually|Love Actually}} |
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* {{metacritic film|love-actually|Love Actually}} |
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* {{cite news |url= http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/film/3275283.stm |title= Love film premiere seduces fans |publisher=[[英国放送協会|BBC]]|date= 16 November 2003 }} |
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* {{cite web|url=http://www.dailymail.co.uk/femail/article-4024924/The-Love-Actually-cast-now.html|title=Where are the Love Actually cast now 13 years on?|work=Daily Mail Online|publisher=[[デイリー・メール]]|accessdate=2017-02-25}} |
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* {{Cite web|和書|url=http://unzip.jp/review/0402/loveactually_report.html|title=Report:『ラブ・アクチュアリー』ヒュー・グラント来日記者会見|date=2004-02|publisher=UNZIP|accessdate=2017-03-05}} |
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* {{Cite web|和書|title=クリスマスシーズンに見直したい! 映画『ラブ・アクチュアリー』の知られざるエピソード22|date=2016-12-14|accessdate=2017-03-05|publisher=[[ELLE (雑誌)|ELLE]]|url=http://www.elle.co.jp/culture/feature/cfe_love_actually16_1214}} |
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{{Authority control}} |
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{{DEFAULTSORT:らふあくちゆありい}} |
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[[Category:職場恋愛を扱った作品]] |
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[[Category:リチャード・カーティスの監督映画]] |
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[[Category:クレイグ・アームストロングの作曲映画]] |
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[[Category:ワーキング・タイトル・フィルムズの作品]] |
[[Category:ワーキング・タイトル・フィルムズの作品]] |
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[[Category:スタジオカナルの作品]] |
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[[Category:DNAフィルムズの作品]] |
2024年11月29日 (金) 05:15時点における最新版
ラブ・アクチュアリー | |
---|---|
Love Actually | |
監督 | リチャード・カーティス |
脚本 | リチャード・カーティス |
製作 |
ダンカン・ケンワーシー ティム・ビーヴァン エリック・フェルナー デブラ・ヘイワード リザ・チェイシン |
出演者 |
ヒュー・グラント リーアム・ニーソン コリン・ファース ローラ・リニー エマ・トンプソン アラン・リックマン キーラ・ナイトレイ マルティン・マカッチョン ビル・ナイ ローワン・アトキンソン |
音楽 | クレイグ・アームストロング |
撮影 | マイケル・コールター |
編集 | ニック・ムーア |
製作会社 |
スタジオカナル ワーキング・タイトル・フィルムズ DNAフィルムズ |
配給 | ユニバーサル・ピクチャーズ |
公開 | |
上映時間 | 136分 |
製作国 |
イギリス アメリカ合衆国 フランス[1] |
言語 | 英語 |
製作費 | $40,000,000[2] |
興行収入 |
$246,942,017[2] 15.5億円[3] |
次作 | レッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー |
画像外部リンク | |
---|---|
en:Love Actually movie.jpg ? 劇場公開時のポスター |
『ラブ・アクチュアリー』(英: Love Actually)は、2003年に公開されたリチャード・カーティスによるクリスマスを題材にしたロマンティック・コメディ映画。カーティスの初監督作品でもあり、彼が以前の映画やテレビ番組で共に働いた俳優を中心にしたアンサンブル・キャストを特徴とする。脚本は様々な境遇の登場人物が送る恋模様を描き、次第に彼らの物語が互いに繋がっていたことが分かる流れになっている(→#登場人物の繋がり)。物語はクリスマスの5週間前から始まって、次第にクリスマスに近付いていき、エピローグはクリスマスから1か月後に設定されている(→#あらすじ)。シーンの大半はロンドンで撮影された(→#製作)。
アメリカ合衆国では2003年11月14日、イギリスでは1週間遅れの11月21日に公開された。公開当初は好意的な評価が多かったものの、アメリカでの評価は次第に「賛否両論だがやや好意的」なものに変わっていった(→#批評家の反応)。興行収入という面では成功を収め、撮影予算4,500万ドルに対し、世界中で2億4,700万ドルを得た(→#興行収入)。
劇中では往年のヒット曲が数多く使われており、サウンドトラックも販売枚数を重ねた(→#サウンドトラック)。
あらすじ
[編集]映画は、ロンドン・ヒースロー空港の雑踏に、デイヴィッド(演:ヒュー・グラント)によるナレーションがかぶせられる形で始まる。アメリカ同時多発テロ事件の犠牲者が最後に遺したのは、憎しみではなく愛のメッセージだったことが語られ、登場人物たちの恋物語が始まる[注釈 1]。
クリスマスまで5週間
[編集]落ちぶれたロック歌手のビリー・マック(演:ビル・ナイ)は、マネージャーのジョー(演:グレゴール・フィッシャー)と共に再起を賭け、往年のヒット曲の歌詞を変えてリリースしようと目論んでいる ("Christmas Is All Around") 。妻を亡くしたばかりのダニエル(演:リーアム・ニーソン)は、その悲しみが癒えず、友人のカレン(演:エマ・トンプソン)の助けを求めている。ジョン(ジャック、演:マーティン・フリーマン)とジュディ(演:ジョアンナ・ペイジ)は、映画撮影現場でセックスシーンのスタンドインとして働いている。若くしてイギリス首相になったデイヴィッド(演:ヒュー・グラント)は、恋の噂も無い独身生活を送っているが、首相公邸のスタッフ・ナタリー(演:マルティン・マカッチョン)に一目惚れする。
ピーター(演:キウェテル・イジョフォー)はジュリエット(演:キーラ・ナイトレイ)と結婚式を挙げ、ピーターの親友でベストマンを務めたマーク(演:アンドリュー・リンカーン)は、『愛こそはすべて』のサプライズ演奏をふたりに贈る。この式とパーティの合間にフラットへ戻ったジェイミー(演:コリン・ファース)は、ガールフレンド(演:シエンナ・ギロリー)が自分の弟と浮気している現場に踏み入ってしまう。パーティスタッフとして働くコリン(演:クリス・マーシャル)は、自分がモテないのは相手が英国女性だからと独り合点し、アメリカに行って女の子を引っ掛ける夢を友人のトニー(演:アブダル・サリス)に語る。パーティ会場では、マーク(演:アンドリュー・リンカーン)が浮かない顔でビデオを回し続けており、彼がピーターに恋をしていると勘違いしたサラ(演:ローラ・リニー)は、話せば楽になるとマークに話しかける。
クリスマスまで4週間
[編集]サラは社長のハリー(演:アラン・リックマン)に呼び出される。ハリーは同僚カール(演:ロドリゴ・サントロ)への長年の片思いを言い当て、何か行動に出るよう助言するが、サラは奥手なままで、同じ時間、ビリー・マックはラジオ番組で焼き直した新曲を宣伝している。
首相公邸では、目前に迫ったアメリカ合衆国大統領訪英の準備が進められており、内閣は米国へ強気に出るよう勧めるが、デイヴィッドは気乗りしない。彼はナタリーと親密になりたいと考え、彼女がワンズワースのハリス・ストリートの実家に住むことを聞き出す。
ジョンとジュディのスタンドイン撮影は裸でのセックスシーンまで進むが、気まずいシーンでも互いに楽しく話せる仕事相手であることが分かる。コリンはトニーに対し、3週間後にアメリカ・ウィスコンシン州へ発つことを伝える。またハリーは秘書のミア(演:ハイケ・マカチュ)に会社のクリスマス・パーティの手配を頼む。ダニエルは妻の連れ子だったサム(演:トーマス・サングスター)が部屋に籠もりきりなことを心配し、川沿いに連れ出して話を聞くが、サムの悩みは母親の死ではなく、同級生への片思いだった。
傷心のジェイミー(演:コリン・ファース)はフランスのコテージを訪れ、小説を書き始める。
クリスマスまで3週間
[編集]ビリー・マックはアント&デックの番組でテレビ出演する。マークは、新婚旅行から帰ってきたジュリエットから、結婚式のビデオが上手く撮れていなかったので見せてほしいと頼まれるが、素っ気なく断る。サラはカールに何も言えずじまいでおり、ハリーはミアからクリスマス・パーティ用にマークの画廊を借り受けたことを聞いて下見に行くと約束する。
ジェイミーは大家から、家政婦としてポルトガル人女性のオーレリア(演:ルシア・モニス)を紹介される。彼は仕事終わりにオーレリアを送るようになるが、言葉の通じないふたりには話すことが無く、気まずい時間が過ぎる。
アメリカ大統領(演:ビリー・ボブ・ソーントン)が訪英するが、大統領は強硬な態度を崩さず、首脳会談は物別れに終わる。その上、デイヴィッドが書類を取りに行った隙に、好色な大統領はナタリーに言い寄っている。これに反感を覚えたデイヴィッドは、その後の記者会見で大統領に対して毅然とした態度を取る。一方妹のカレンは、夫ハリーの前でジョニ・ミッチェルを聴きながらクリスマス・プレゼントの用意をしている。
クリスマスまで2週間
[編集]ジェイミーとオーレリアは、言葉の壁がありつつも心が通じ合った生活をしている。ある日オーレリアは誤って原稿を沼に飛ばしてしまい、ふたりは沼に飛び込んで原稿を集める羽目になる。コテージに戻った後、ジェイミーはオーレリアを送るのが1日の楽しみと英語で話すが、一方のオーレリアはジェイミーと別れるのが1日で最も辛いとポルトガル語で話す。ジェイミーの帰国の日、別れが悲しいオーレリアは彼にキスをプレゼントして立ち去る。
テレビではビリー・マックのミュージック・ビデオが放送されるようになり、彼はテレビ出演でクリスマスのNo.1ソング (en) になった場合は全裸で生出演すると公言する。ジュリエットはマークの元を訪れ、素っ気ないマークに自分とも仲良くしてほしいと頼むが、マークは結婚式のビデオで彼女ばかり追っており、実は自分が好きだったために冷たく当たっていたことに気付く。デイヴィッドは、ナタリーを想っているにもかかわらず、配置換えするよう言いつける。
サムから片想いの相手・ジョアンナがアメリカへ帰国してしまうと聞かされたダニエルは、ふたりで『タイタニック』を観る。サムは自分にはジョアンナしかいないと語り、ビリー・マックのミュージック・ビデオを観て、ミュージシャンはモテると、学期末のコンサートに向けてドラムの練習を始める。
職場のパーティ当日、カレンはハリーが秘書のミアと踊る様子に気付き狼狽する。一方のサラはカールに誘われダンスを共にし、送ってくれた彼を家に招き入れる。ふたりはベッドインしようとするが、折悪しくサラの弟で精神病を患うマイケル(演:マイケル・フィッツジェラルド)から電話があり、ふたりは気まずい雰囲気になってしまう。その夜サラはマイケルの元を訪れる。
パーティの翌日、会社の休み時間にカレンとクリスマス・ショッピングへ向かったハリーは、セルフリッジズの宝飾店に目を止める。彼はカレンが別の買い物をしに行った隙に、ミアに頼まれたプレゼント用にネックレスを買おうとするが、店員のルーファス(演:ローワン・アトキンソン)は動きがまどろっこしく、結局カレンが戻って来てしまう。
クリスマスまで1週間
[編集]コリンはウィスコンシンへの出発の日を迎え、入ったバーでイギリス狂の女性3人と出会い、首尾良く彼女たちが同居する家に上がり込む。ジョンはジュディを食事に誘うことに成功し、ロンドンに帰ってきたジェイミーは外国語学校でポルトガル語を学び始める。
ハリーとカレンの家では、1人1つプレゼントを開封しようと決まり、ハリーのネックレス購入を知っていたカレンは、ネックレスが入っていたのと同じ四角い箱を選ぶ。ところが中身はジョニ・ミッチェルのCDで、ネックレスが他人(ミア)に渡ったことを知ったカレンは、自室で曲を聴きながらひとり涙を流す。
サムはジョアンナから何の反応も得られず、彼から自分の恋愛について聞かれたダニエルは、クラウディア・シファーから誘いがあれば話は別だと答える。
クリスマス・イヴ
[編集]ビリー・マックは、ライバルのブルーを破ってクリスマスのNo.1ソングを勝ち取る。彼はエルトン・ジョンのパーティに誘われるが、半生をマネージャーのジョーと過ごしたことに気付き、彼と飲み交わすためすぐに戻ってくる。ジュディと食事に行ったジョンは、彼女から告白とキスを受ける。サラとカールの関係は終わっており、カールが短い挨拶をして帰った後、サラはマイケルの電話を受け、きょうだいでクリスマスを過ごす。
マークはピーターとジュリエットの新居を訪れ、厚紙に書いたメッセージで「今はジュリエットが最高の人」だと伝えるが、そんなマークにジュリエットはキスをプレゼントする。ジェイミーはクリスマス・プレゼントを持って実家に帰るが、すぐに引き返してマルセイユへ向かい、オーレリアへ結婚を申し込んで了承される。
デイヴィッドはナタリーからのクリスマス・カードを見つけ、彼女もまた自分を想っていることに気付いて、ナタリーが住むハリス・ストリートへ向かう。やっとのことで家を見つけた時、彼女は家族と近隣学校合同のクリスマス・コンサートに出かけるところで、デイヴィッドはこれに同行することにする。ナタリーは大統領に言い寄られたことの謝罪をし、ふたりは目立たないよう舞台裏から観劇することにするが、そこへ向かう途中、デイヴィッドは子どもたちの降誕劇を観に来たカレンに遭遇する。
コンサートの最後、サムはドラムでジョアンナ(演:オリヴィア・オルソン)が歌う『恋人たちのクリスマス』の伴奏を行う。曲が終わって後ろの幕が開くと、デイヴィッドとナタリーがキスをしており、ふたりの関係は観劇者全員にばれてしまう。終演後、カレンはハリーとミアの関係を問い詰め、ダニエルは憧れのクラウディア・シファーそっくりなキャロル(演:クラウディア・シファー)に出会う。
サムとダニエルは、気持ちを伝えるため、アメリカに発つジョアンナを追って空港に向かう。航空券が見つからないルーファスや、全裸で歌うビリー・マックがサムを助け、彼は保安区域に忍び込んでジョアンナに思いを伝え、彼女もそれに応えてキスをする。
クリスマスから1か月後
[編集]ビリー・マックは美人女性を従えて旅から帰ってくる。オーレリアを連れてイギリスに戻ってきたジェイミーを、ジュリエット・ピーター・マークが出迎える。出張から帰ってきたハリーは、カレンはじめ家族全員の出迎えを受ける。ジョアンナもイギリスに戻り、サムはそれを出迎えるが、後ろではダニエルとキャロルが一緒にこれを見守っている。トニーはこれから旅行にいくジョン・ジュディに会った後、アメリカ女性のハリエットとカーラを引き連れたコリンを出迎える。外遊から戻ったデイヴィッドにはナタリーが走って飛びつき、その後はザ・ビーチ・ボーイズの『神のみぞ知る』が流れる中、プロローグと同じようにヒースロー空港の雑踏が映し出される。
登場人物の繋がり
[編集]日本語版DVDのスリーブに記載されているように、作品では以下9通り(ルーファスの話を含めると10通り)の物語が進行する[4]。
- ビリー・マックとジョー
- ジュリエット、ピーター、マーク
- デイヴィッドとナタリー
- ジェイミーとオーレリア
- ハリー・カレン夫妻とミア
- ダニエル・サム・ジョアンナ
- サラとカール、マイケル
- コリンとトニー、アメリカ人女性たち
- ジョンとジュディ
- (ルーファス)
それぞれの話は、ビリー・マック(演:ビル・ナイ)とジョー(演:グレゴール・フィッシャー)の話を除いて何かしらの繋がりを持っている。また、ビリー・マックのメディア出演やミュージック・ビデオは作品のあちこちに挿入されており、ヒースロー空港ではサムの告白を手助けする。
英国首相のデイヴィッド(演:ヒュー・グラント)はカレン(演:エマ・トンプソン)の兄であり[5][注釈 2]、カレンは兄が思いを寄せるナタリー(演:マルティン・マカッチョン)の近所であるワンズワースに暮らしている。ハリー(演:アラン・リックマン)はカレンの夫で、彼の経営するデザイン会社にはサラ(演:ローラ・リニー)・カール(演:ロドリゴ・サントロ)・ミア(演:ハイケ・マカチュ)が務めているほか、ケータリングスタッフとしてコリン(演:クリス・マーシャル)が訪れる。ミアはギャラリーを経営するマーク(演:アンドリュー・リンカーン)と友人で、この縁でクリスマス・パーティの会場として借り受ける。また彼女は、ナタリー一家の隣家に住んでいる。
カレンはダニエル(演:リーアム・ニーソン)の友人として妻を失った彼を慰めているほか、彼の息子サム(演:トーマス・サングスター)と、ハリー・カレン夫妻の子どもたちは同じ地域の学校に通っている。地区の小学校は合同で降誕祭を行うが、ナタリーは会場となった小学校の同窓生で、年少のきょうだいはまだこの学校に通っている。また、サムはジョアンナ(演:オリヴィア・オルソン)と同級生で、ダニエルはこの降誕祭に行ったことがきっかけでキャロル(演:クラウディア・シファー)と知り合う。ジョンとジュディは、ジョンの兄と一緒にこの降誕祭を訪れている。
ピーター(演:キウェテル・イジョフォー)とジュリエット(演:キーラ・ナイトレイ)の結婚式では、ピーターの親友であるマークがベストマンを務めているほか、サラとジェイミー(演:コリン・ファース)が列席しており、コリンはその後のパーティでスタッフとして働いている。コリンはトニー(演:アブダル・サリス)と友人だが、彼が働く映画撮影現場では、スタンドインの俳優ジョン(演:マーティン・フリーマン)とジュディ(演:ジョアンナ・ペイジ)が出会い、交際に発展する。
ルーファス(演:ローワン・アトキンソン)は、ハリーがネックレスを買うセルフリッジズの宝飾店員であるほか、ヒースロー空港では彼の行動がジョアンナを追うサムの手助けになる。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 | 役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
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デイヴィッド(イギリス首相) | ヒュー・グラント | 森田順平 | アメリカ合衆国大統領 | ビリー・ボブ・ソーントン | 原康義 | |
ハリー(デザイン会社社長) | アラン・リックマン | 有本欽隆 | アニー(首相官邸スタッフ) | ニーナ・ソサーニャ | 村竹あおい | |
カレン(ハリーの妻、デイヴィッドの妹[6]) | エマ・トンプソン | 高島雅羅 | メアリー(首相秘書) | メグ・ウィン・オーウェン | ||
ジェイミー(作家) | コリン・ファース | 中田和宏 | テレンス(首相官邸の責任者) | フランク・ムーリー[注釈 3] | 佐々木敏 | |
ダニエル(サムの継父) | リーアム・ニーソン | 原康義 | パット(首相官邸の女中頭) | ジル・フロイド (en) [注釈 4] | 定岡小百合 | |
サム(ダニエルの息子) | トーマス・サングスター | 津村まこと | トニー(コリンの親友、映画AD) | アブダル・サリス | 斉藤瑞樹 | |
サラ(デザイン会社勤務) | ローラ・リニー | 山像かおり | マイク(原語:マイキー(Mikey)、DJ) | マーカス・ブリグストック | 伊藤栄次 | |
カール(サラの同僚・想い人) | ロドリゴ・サントロ | 三木眞一郎 | アント(アント&デック、本人役) | アンソニー・マクパートリン | 近藤孝行 | |
ナタリー(首相官邸スタッフ) | マルティン・マカッチョン | 冬馬由美 | デック(アント&デック、本人役) | デクラン・ドネリー | 勝沼紀義 | |
ビリー・マック(ロック・スター) | ビル・ナイ | 野沢那智 | ナンシー(結婚式のシェフ) | ジュリア・デイヴィス | 石塚理恵 | |
ジョー(ビリー・マックのマネージャー) | グレゴール・フィッシャー | 石住昭彦 | キャロル(サムの同級生の母) | クラウディア・シファー | ||
オーレリア(ポルトガル人家政婦) | ルシア・モニス | 目黒未奈 | ジョアンナ(サムの同級生・想い人) | オリヴィア・オルソン | ||
ミア(デザイン会社勤務) | ハイケ・マカチュ | マイケル(サラのきょうだい) | マイケル・フィッツジェラルド[注釈 5] | 斉藤瑞樹 | ||
ジュリエット(ピーターの新妻) | キーラ・ナイトレイ | 弓場沙織 | レオナルド・ディカプリオ(『タイタニック』ジャック) | 勝沼紀義 | ||
ピーター(ジュリエットの夫、マークの友人) | キウェテル・イジョフォー | 楠大典 | ケイト・ウィンスレット(『タイタニック』ローズ) | 冬馬由美 | ||
マーク(ピーターの友人) | アンドリュー・リンカーン | 室園丈裕 | クリス[注釈 6](ジェイミーの弟) | ダン・フリーデンバーグ | 三木眞一郎 | |
ジョン(愛称ジャック、スタンドイン俳優) | マーティン・フリーマン | 成田剣 | パーキー(司会者・本人役)[9] | マイケル・パーキンソン | 佐々木敏 | |
ジュディ[注釈 7](スタンドイン女優) | ジョアンナ・ペイジ | 園崎未恵 | ジェレミー(内閣の一員) | ワイリー・ロングモア[注釈 8] | ||
コリン(ケータリングスタッフ) | クリス・マーシャル | 北沢洋 | エレノア(ジェイミーの コテージのフランス人大家) |
エリザベス・マルゴーニ | 定岡小百合 | |
ルーファス(宝飾店員) | ローワン・アトキンソン | 岩崎ひろし | バロス氏(オーレリア・ソフィアの父) | ヘルダー・コスタ (en) | ||
ジェイミーのガールフレンド | シエンナ・ギロリー | 平田絵里子 | ソフィア・バロス(オーレリアの姉) | カーラ・ヴァスコンセロス (pt) | ||
バーニー(ハリーとカレンの息子) | ウィリアム・ワダム[注釈 9] | トレンチ(学校教師) | アダム・ゴドリー | 伊藤栄次 | ||
デイジー(ハリーとカレンの娘) | ルル・ポップルウェル | ジーン(ジョアンナの母・歌手) | ルビー・ターナー | |||
ステイシー(アメリカ人女性) | イワナ・ミルセヴィッチ | 柳沢真由美 | カーター | 石住昭彦 | ||
カーラ(アメリカ人女性) | デニス・リチャーズ | ドップ | 岩尾万太郎 | |||
キャロル=アン(アメリカ人女性) | エリシャ・カスバート[注釈 10] | 平田絵里子 | ジーナ(レコード会社職員) | ローラ・リース | 石塚理恵 | |
ハリエット(アメリカ人女性) | シャノン・エリザベス | ギャビン(首相のボディガード) | コリン・クール[訳語疑問点][注釈 11] | 岩崎ひろし | ||
ジーニー(アメリカ人女性) | ジャニュアリー・ジョーンズ | 園崎未恵 | DJ | ジュニア・シンプソン (en) [注釈 12] ブライアン・ボヴェル (en) [注釈 13] ジョー・ワイリー |
江川央生 岩尾万太郎 柳沢真由美 |
- クレジット無し
- リンデン・デイヴィッド・ホール - ピーター・ジュリエットの結婚式で、『愛こそはすべて』を歌う歌手
- ジョアンナ(ダニエルの死んだ妻、サムの母) - レベッカ・フレイン(写真での登場)[注釈 14]
- サムの祖父 - エドワード・ハードウィック(台詞無し)
- サムの祖母 - キャロライン・ジョン(台詞無し)
- ブルー - 本人役、ポスター写真での出演
- 小学校校長 - アン・リード(出演シーンカット)
- 校長のパートナー - フランシス・デ・ラ・トゥーア(出演シーンカット)
-
ヒュー・グラント
-
アラン・リックマン
-
エマ・トンプソン
-
ハイケ・マカチュ
-
ローラ・リニー
-
ロドリゴ・サントロ
-
コリン・ファース
-
ルシア・モニス
-
リーアム・ニーソン
-
トーマス・サングスター
-
オリヴィア・オルソン
-
キウェテル・イジョフォー
-
キーラ・ナイトレイ
-
アンドリュー・リンカーン
-
ビル・ナイ
-
ローワン・アトキンソン
-
クリス・マーシャル
-
マーティン・フリーマン
スタッフ
[編集]- 監督:リチャード・カーティス
- 制作:ダンカン・ケンワーシー、ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、デブラ・ヘイワード、リザ・チェイシン
- 脚本:リチャード・カーティス
- 音楽:クレイグ・アームストロング
- 編集:ニック・ムーア
- 撮影:マイケル・コールター
- 衣装:ジョアンナ・ジョンストン
- ヘア&メイクアップ・デザイナー:グレアム・ジョンストン
- キャスティング:メアリー・セルウェイ、フィオナ・ウィアー
- ライン・プロデューサー:クリス・トンプソン
- 制作会社:スタジオカナル、ワーキング・タイトル・フィルムズ、DNAフィルムズ
- 配給会社:ユニバーサル・ピクチャーズ
日本語版制作スタッフ
[編集]- 演出:簑浦良平
- 字幕翻訳:戸田奈津子
- 吹替翻訳:中村久世
- 調整:はたしょうじ
- 録音:ACスタジオ
- 制作担当:乃坂守蔵・横山きむ(ACクリエイト株式会社 制作部)
- 日本語版制作:Universal Studios Inc. /ACクリエイト株式会社
製作
[編集]作品は『フォー・ウェディング』『ノッティングヒルの恋人』と同様に、脚本リチャード・カーティス・制作ダンカン・ケンワーシーというタッグで作られた。カーティスにとっては初監督作品でもある。企画の始動についてカーティスは、「映画の製作には時間がかかり、ラブ・ストーリーを書き続けようとしたら人生が終わってしまう。だから複数の物語を同時に書き進めようと思った」と語っている[12]。こういった理由から10の物語が進行する筋書きになったが、一方で編集は困難を極め、4か月がかけられた[13]。
撮影
[編集]映画の大半は、以下に示すようなロンドン各所で撮影された。
- トラファルガー広場
- サマセット・ハウスの中庭(ストランド)
- グローヴナー・チャペル(メイフェア)
- セント・ポールズ・クラパム(ランベス区クラパム)[注釈 15]
- ミレニアム・ブリッジ
- セルフリッジズ(百貨店、オックスフォード・ストリート)[注釈 16]
- ランベス橋
- テート・モダン(旧バンクサイド発電所)
- カナリー・ワーフ
- ガブリエルズ・ワーフ(サウス・バンク)[注釈 17]
- マーブル・アーチ
- セント・ルークス・ミューズ(ノッティング・ヒル)[注釈 18]
- チェルシー橋
- OXOタワー
- シティ・ホール
- ハーン・ヒル(ランベス区)
- エリオット・スクール (en) (ワンズワース区パトニー)
- ロンドン・ヒースロー空港[14]
またジェイミーとオーレリアのシーンでは、マルセイユ・プロヴァンス空港や、同じくマルセイユのバー Le Bar de la Marine (fr:Bar de la Marine) が用いられた[15][16]。フランスロケで使われたジェイミーが借りるコテージは、後に焼失したことが語られている[17]。
首相官邸であるダウニング街10番地や、サムがジョアンナを見送りに向かう空港カウンターのシーンは、シェパートン・スタジオにセットを建てて撮影された[18][19][20]。
冒頭のヒースロー空港の雑踏を映したシーンは、1週間をかけて実際に空港で撮影されたものである[21]。カーティスは、空港の雑踏を見ていて本作のシナリオを思いついたと回顧している[21]。
出演
[編集]アンソニー・マクパートリンとデクラン・ドネリーによるお笑いコンビ『アント&デック』が、ビル・ナイ演じるビリー・マックが登場する音楽番組の司会として出演している[7][22][23][24]。また、マルセイユ空港でジェイミー(演:コリン・ファース)がタクシーを譲る女性として、ベテラン女優ジャンヌ・モローがカメオ出演している[23]。また、ジョアンナ(演:オリヴィア・オルソン)の母親役として、ソウル・シンガーのルビー・ターナーが出演している[25]。またカーティス監督自身が、ピーター・ジュリエットの結婚式でトロンボーン奏者として出演している。また降誕祭のシーンには、カーティスとエマ・フロイドの子どもたちがエキストラ出演している[26]。
サラ役のオーディションでは、リチャード・カーティスが「ローラ・リニーのような役者」というポイントを譲らず、結局本人が演じることになったと語られている[27][28]。またマルティン・マカッチョン演じるナタリーも彼女のために書かれた当て書きの役で、カーティスは当初役名を「マルティン」にしていた[13][29]。マーティン・フリーマンは、カーティスが『The Office』の演技を観て起用された[30]。
エピソード
[編集]カーティスの元々の計画では、14の恋物語が進行する作りになるはずだったが、うち4つが時間の関係でカットされた(2つは撮影済のエピソードだった)[27][13]。この中には、子どもたちが通うワンズワースの小学校長(演:アン・リード)と、瀕死のパートナー(演:フランシス・デ・ラ・トゥーア)の同性愛にまつわるシーンが含まれており、後に映像が公開された[31][32][33][34]。また、ケニアで人々の愛を映したシーンも存在したがカットされ、現在はDVDの未公開シーンに収録されている[13][35]。またトーマス・サングスター演じるサムは、器械体操が上手い子どもという設定だったが、シーンの流れなどを考慮しカットされている[36][37]。
カーティスは当初、10の恋物語の「始まり」〜「中間」〜「終わり」を撮ろうと考えており、この3部構成が最もよく残っているのは、ジュリエット・ピーター・マークの三角関係のエピソードだと語っている(結婚式〜ビデオの発見〜メッセージカード)[38]。
ピーターとジュリエットの結婚式でサプライズ演奏が始まるのは、カーティスが参列したジム・ヘンソンの葬儀で、参列者がマペットを掲げて合唱した出来事に着想を得たものである[39]。コリン(演:クリス・マーシャル)が結婚式の料理人と話すシーンは、映画『フォー・ウェディング』の草稿にあったが決定稿でカットされたもので、ヒュー・グラントがオーディション時に演じてみせたシーンだという[40][41]。
グラントは、ラジオを聞きながら首相官邸で踊り狂うシーンが気に入らず、撮影は最終日まで延期されたほか、当初使うはずだったジャクソン5の曲は変更を余儀なくされた[27][42]。グラント演じる独身の英国首相デイヴィッドの造形は、終生独身だったエドワード・ヒースに着想を得たものである[43]。
ビリー・マックの曲 "Love Is All Around" のミュージック・ビデオは、ロバート・パーマーの『恋におぼれて』のビデオ[44] に対するトリビュートだと語られている[13]。ビリー・マックがマネージャーのジョーと半生を過ごしたことに気付かされるのは、カーティスとローワン・アトキンソンとの関係が基になったエピソードでもある[45]。
実際の政治との関わり
[編集]作中、ヒュー・グラント演じるイギリス首相のデイヴィッドは、アメリカ合衆国大統領(演:ビリー・ボブ・ソーントン)との記者会見で、アメリカに対し毅然とした態度を見せる。親米的だったトニー・ブレアの首相辞任後、アメリカと距離を置くゴードン・ブラウン政権が誕生した時には、このシーンを引き合いに出して論評する専門家も存在した[46][47][48]。
2009年、バラク・オバマが大統領として英国を初訪問した時には、クリス・マシューズが、映画中のアメリカ大統領は、ジョージ・W・ブッシュなど過去の大統領がヨーロッパの同盟国をいじめてきた例であると述べた。マシューズにインタビューした Mediaite (en) のジョン・バーシェドは、作中の大統領は「薄っぺらなビル・クリントンとジョージ・W・ブッシュのハイブリッド」であると評している[49]。劇中の大統領は、イギリス首相に対し高圧的な態度を取るほか、首相官邸のスタッフだったナタリー(演:マルティン・マカッチョン)にセクシャル・ハラスメントを行っている。
2013年9月には、ロシアによる「英国は取るに足らない小国だ」とのコメントに対し、当時の英国首相デイヴィッド・キャメロンが、劇中の記者会見シーンでの首相演説を引用して返答した[50]。
サウンドトラック
[編集]『ラブ・アクチュアリー オリジナル・サウンドトラック』 | |
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Various Artists の サウンドトラック | |
リリース | |
ジャンル | 映画音楽 |
レーベル |
ユニバーサル・レコード アイランド・レコード |
専門評論家によるレビュー | |
チャート最高順位 | |
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EANコード | |
EAN 602498140321 |
映画の音楽は、クレイグ・アームストロングが担当した。サウンドトラックは2004年にアメリカのBillboard 200でトップ40にランクインし(年間の最終結果は167位[55])、同じくビルボードによる「トップ・サウンドトラックス」では2位に入った[53]。また、オーストラリア・メキシコではゴールド・レコードの認定を受けている。
映画のディレクターズ・カットでは、サウンドトラック収録曲の他に、スコット・ウォーカーによる『ジョアンナ』が使われている。イギリスでは、クレイグ・アームストロング作曲による、"Prime Minister's Love Theme"(邦題:PMの愛のテーマ)、"Glasgow Love Theme"(邦題:グラスゴーから愛のテーマ)、"Portuguese Love Theme"(邦題:ポルトガルから愛のテーマ)が加えられた全20曲のバージョンも発売され、日本では同じものが「完全限定盤」として発売された[56]。またこれには、ガブリエルによる曲 "Sometimes" も収録されている[56][57]。アメリカ版では、ガールズ・アラウドによる "Jump (For My Love)" (en) が、ポインター・シスターズによるオリジナル版に差し替えられている[58]。また、ダーレン・ラヴによる "All Alone on Christmas"、サンタナによる『スムース』、S Club juniorsによる "Puppy Love"(オリジナル:ポール・アンカ)、ベイ・シティ・ローラーズの『バイ・バイ・ベイビー』などは、劇中で使用されているもののサウンドトラックには収録されなかった[59]。未収録曲には、他にもジョニ・ミッチェルの "River"、ジャスティン・ティンバーレイクの "Like I Love You"、賛美歌の『ウェンセスラスはよい王様』、"Catch a Falling Star" (en) が存在する[60]。
また、英米の劇場放映版には、2つの違いがある。モンタージュ後、職場パーティのシーンに繋がる場面では、英国版で地元のシュガーベイブスによる "Too Lost in You" (en) が用いられているが、米国版では代わりにアメリカ人歌手ケリー・クラークソンによる "The Trouble with Love Is" (en) が用いられている[26]。また、エンドクレジットでは、英国版でガールズ・アラウド版の "Jump (for My Love)" が用いられているのに対し、米国版ではシュガーベイブスの "Too Lost in You" が使われている。これに合わせ、サウンドトラックは英米2バージョンが発売されている。
劇中ビリー・マックが歌う "Christmas Is All Around" は、同じくカーティス監督の『フォー・ウェディング』でも使われていた "Love is All Around" の替え歌である[13][61]。
封切り
[編集]作品は2003年11月7日に限定公開され、1週間後の11月14日に全米公開された[2]。イギリスではさらに1週間後の11月21日に公開された[63]。レイティングは、アメリカではR(アメリカ映画協会 / MPAA)[2][64][65]、イギリスでは15(全英映像等級審査機構)だった[66][67]。またDVDは2004年4月27日に発売された[68]。
日本では2004年2月7日に公開された[3]。映画倫理委員会によるレイティングはPG-12で[69]、DVD収録版の映像では、海外版と比べ[70] ジョンとジュディによるスタントシーンの画角が一部カットされている。
興行収入
[編集]作品は4,500万ドルの予算でワーキング・タイトル・フィルムズが製作し、その後ユニバーサル・ピクチャーズが配給を担当した。作品はイギリスで62,671,632ドル[2]、オーストラリアで13,956,093ドル[2]、また北米(カナダ・アメリカ)で59,472,278ドルの興行収入を得た。興行収入は全体で247,472,278ドルにのぼった[71]。日本では15.5億円の興行収入を得て、2004年公開の洋画で19位にランクインしている[3]。
作品の評価
[編集]批評家の反応
[編集]作品はイギリスでは概ね好評価を得たものの、アメリカでの評価は批判と好評が入り交じったものとなった[72]。映画評論家によるサイトRotten Tomatoesでは、2017年3月現在193件のレビューに基づき、63%が作品を支持している[73]。また平均点は10点満点中6.3点となっており、クリティクス・コンセンサスでは、「物語を詰め込みすぎた感傷的な作品。但し、キャストは魅力的」とされている[73]。Metacriticでは41件のレビューに基づき、100点満点中55点が付けられているが、一方でユーザー・スコアは10点満点中8.7点という評価である[74]。
『バラエティ』誌のトッド・マッカーシーは作品を評し、「生意気なウィットや途方も無く魅力的なキャスト陣、そして確かな専門的技術はどれも魅力的で、作品に溢れるロマンティシズムと一緒に、早い休日の人気作として海の両側にいる大人たちを魅了するだろう」と述べた[75]。『ヴィレッジ・ヴォイス』紙のマイケル・アトキンソンは、作品が「英国風を愛しており、古くさい状況で少し不利を負っているほか、様々な神経症患者ばかり登場する」と評した[76]。『シカゴ・サンタイムズ』紙のロジャー・イーバートは4つ星中3+1⁄2を与え、「ロマンティック・コメディの海への腹打ち飛び込みだ—[中略]—映画唯一の欠点は長所でもある。作品は、登場人物、物語、温かさや笑いのぎゅうぎゅう詰めで、カーティスが映画におけるラブシーンの義務リストに取り掛かるらしい時間まで、どれものけ者にされようとは求めない。[中略]少し、ホットドッグ早食い競争でグルメ料理が出て来た時のような気がする」と述べた[77]。『USAトゥデイ』紙のSusan Wloszczyna[訳語疑問点]は、「カーティスによるコメディの多層ケーキは、娯楽的だが深みの無いアイシングを塗りたくり、大半の舞台をクリスマスのロンドンにして、散らかっていて、時には意外で、華々しいような、雑多な愛—悲しく、甘く、思慮が無い—を届ける」と酷評した[78]。
『エンターテインメント・ウィークリー』誌のオーウェン・グレイバーマンは作品をBに位置付け、「温かくて気持ち良い、スター揃いのアンサンブル・コメディ。祝日に起こる沢山のロマンティックな筋書きを、[映画は]とても、とても素敵に感じさせる。これを観て居心地良く感じ、大いに楽しんだ」と述べた[79]。BBCのネヴ・ピアースは5つ星中4つを付け、「活気に満ちたロマンティック・コメディだ」「温かく、ほろ苦くそして陽気で、これは実のところ素晴らしい(英: this is lovely, actually.)。打ち負かされるご用意を」と述べた[67]。『サンフランシスコ・クロニクル』紙のカーラ・メイヤーは、「[作品は]つまらない感傷や甘ったるいポップ・ソング、猥褻なユーモアに至るまでの教養という言い訳を途中で諦めた—大体半分くらいまで使われていたアプローチである」「筋書きの大半は興味を持たせ続けるもので、それは素晴らしいキャストと映画への全体的な好意から来るものだ」と述べた[80]。『ガーディアン』紙では、ピーター・ブラッドショウが5つ星中2つを付けた[81]。
A・O・スコットは『ニューヨーク・タイムズ』の映画評において、「オスカーを求める叙事詩的映画並の長さに膨れあがったロマンティック・コメディだ—2時間15分近くの生意気・自信喪失と上品ぶったにやにや笑いで、実際の映画というより、最早レコード・レーベルの偉大なヒットを集めたコンピレーションや、真面目な話題の (very special) シットコムに近い」と述べた[64]。また、「映画を占める愛に関する考えは浅はかかつ不誠実で、この甘く小綺麗な態度は、人間の感情に対する意地悪い冷笑を覆い隠している(見えていない部分はより薄っぺらだ)。1960年代初頭のラット・パックコメディのような、たこのできた、いやらしい目つきの精神を持ち合わせているが、物腰の柔らかい魅惑的な虚勢などかけらもない」と酷評した[64]。『ローリング・ストーン』誌ではピーター・トラヴァースが4つ星中2つを与え、「そこにある感覚が織り込まれた娯楽があったけれど、器用な脚本家であるリチャード・カーティスは、次から次へと物語を投入することで衝撃を弱めている。監督として、[中略]カーティスは自分の作家[=作家としてのカーティス自身]を抑制できなかったように思う。[中略]彼はこちらを楽しませようとする『ラブ・アクチュアリー』に砂糖を入れすぎて容易に質を落としているが、それは[砂糖の入れすぎが]吐き気を催すのを忘れてのことだ」と述べた[82]。
このように批評家の反応はまちまちであったが[83][84][85]、一般視聴者の人気が根強い作品でもあり、近年では現代のクリスマスを扱った代表作のひとつとして扱われることもある[86][87][88][89]。『ザ・アトランティック』誌のクリストファー・オー (Christopher Orr) は、映画を批判的に論じつつも、映画の究極のメッセージについて、「もし愛を完全に諦めて残りの人生を過ごすことに決めたなら、あれはもしかしたら最高なのかもしれない」と述べている[85]。
受賞とノミネート
[編集]年 | 賞名 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
2004年 | 第57回英国アカデミー賞 | 英国作品賞 | ノミネート | [90][91] | |
助演男優賞 | ビル・ナイ | 受賞 | |||
助演女優賞 | エマ・トンプソン | ノミネート | |||
第61回ゴールデングローブ賞 | 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門) | ノミネート | [92][93] | ||
脚本賞 | リチャード・カーティス | ノミネート | |||
第9回エンパイア賞 | 英国作品賞 | 受賞 | [94][95][96] | ||
英国女優賞 | エマ・トンプソン | 受賞 | |||
新人賞 | マルティン・マカッチョン | 受賞 | |||
アンドリュー・リンカーン | ノミネート | ||||
イヴニング・スタンダード・イギリス映画賞 | 最優秀女優賞 | エマ・トンプソン | 受賞 | [97][98][99] | |
ピーター・セラーズコメディ賞[注釈 19] | ビル・ナイ | 受賞 | |||
第17回ヨーロッパ映画賞 | 最優秀男優賞 | ヒュー・グラント | ノミネート | [100] | |
最優秀監督賞 | リチャード・カーティス | ノミネート | |||
第24回 (en) ロンドン映画批評家協会賞 | 最優秀英国助演男優賞 | ビル・ナイ | 受賞 | [101][102][103] | |
最優秀英国助演女優賞 | エマ・トンプソン | 受賞 | |||
第29回ロサンゼルス映画批評家協会賞 | 助演男優賞 | ビル・ナイ(他3作品を含めてのノミネート) | 受賞 | [104] | |
第8回ゴールデン・サテライト賞 | ミュージカル・コメディ部門 助演男優賞 | ビル・ナイ | ノミネート | [105] | |
トーマス・サングスター | ノミネート | ||||
ミュージカル・コメディ部門 助演女優賞 | エマ・トンプソン | ノミネート |
作品からの発展
[編集]リチャード・カーティス本人による脚本のノベライズが発売されている[106]。
セント・パンクラス駅には、この映画に触発されて作られたカップルの像が存在する[107]。
関連作品
[編集]2013年制作の日本映画『すべては君に逢えたから』は、本作の日本語版を目指して制作された[108]。2007年製作のボリウッド映画 "Salaam-e-Ishq: A Tribute to Love" (en) は、本作の非公式なリメイクと位置付けられている。同じ年には、デンマークでも、本作に着想を得た "Alles is Liefde" (en) が製作されている。2011年のポーランド映画 "Listy do M." (en) は、筋書きだけでなくポスターも本作のオマージュとなっている。
続編
[編集]メディア外部リンク | |
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画像 | |
en:Red Nose Day Actually.png ? 米国放送版のポスター[注釈 20] | |
映像 | |
Red Nose Day Actually: The Love Actually Reunion 14 Years in the Making - YouTube ? アメリカ・NBC版 |
2017年のチャリティ・イベント『レッド・ノーズ・デイ』に合わせ、キャストが再集結して映画の14年後を描く10分の短編が作られることが発表された[109][110][111][112]。脚本は映画と同じリチャード・カーティスが担当し、ヒュー・グラント、コリン・ファース、リーアム・ニーソン、ローワン・アトキンソン、マルティン・マカッチョン、キーラ・ナイトレイ、アンドリュー・リンカーン、キウェテル・イジョフォー、ルシア・モニス、トーマス・サングスター、オリヴィア・オルソン、ビル・ナイ、マーカス・ブリグストックらが再集結した(それぞれの配役については#キャスト参照)[109][113][114][115]。作品は2017年3月24日に『レッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー』(原題)としてBBC Oneの当該番組中で放送され[110]、同年5月26日には、NBCでローラ・リニー、パトリック・デンプシーの追加シーンを収録した米国版が放送された[116]。
カーティスのパートナーでもあるエマ・フロイドらにより、"#rednosedayactually"とのハッシュタグで撮影の様子などが発信されている[117][118]。
ハリー役のアラン・リックマンは2016年に死去しており、妻カレンを演じたエマ・トンプソンは、「悲しすぎる」「早過ぎる」として出演を辞退した[119]。トンプソンは、カーティスも「[ハリーとカレンについて]何も脚本が書けない」と述べていたことを明かしている[119]。
これに先立つ2012年には、配給元であるユニバーサル・ピクチャーズの社長が、「続編を作るというのならすぐ承認する」とラブコールを送っていたことが報じられている[120]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ この時デイヴィッドが語る "Love Actually is All Around."(意味:愛はどこにでもある)が映画のタイトルとなっている。
- ^ 設定上はこうなっているが、実際にはエマ・トンプソンの方がヒュー・グラントよりも1歳年上である[6]。
- ^ 英: Frank Moorey
- ^ 英: Jill Freud / カーティス監督の妻エマ・フロイドの母[8]。
- ^ 英: Michael Fitzgerald
- ^ 原語版では名前が呼ばれず、クレジットも "Jamie's bad brother"(ジェイミーの悪い弟)とされている。
- ^ エンドクレジットでは、劇中の "Call me just Judy."(ただジュディって呼んで)との台詞に因み、 "Just Judy" とクレジットされている。
- ^ 英: Wyllie Longmore
- ^ 英: William Wadham
- ^ 現在では多くの作品で園崎未恵が担当しているが、別役を演じたことが本人から語られている[10]。
- ^ 英: Colin Coull
- ^ 結婚式後のパーティのDJ
- ^ ビリー・マックを迎えるラジオ番組のDJ
- ^ 実際にフレインの子ども時代からの写真を集めて撮影が行われた[11]。
- ^ 英: St. Paul's Clapham on Rectory Grove
- ^ ルーファス(演:ローワン・アトキンソン)が務める宝石店があり、ハリー・カレン夫妻(演:アラン・リックマン、エマ・トンプソン)が買い物をする場所[14]。
- ^ ダニエル・サム親子が語り合う場所[14]。
- ^ 英: The St. Lukes Mews
- ^ 英: Peter Sellers Award for Comedy
- ^ 英国版で登場しなかったローラ・リニーがポスターに含まれている。
出典
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外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- ラブ・アクチュアリー - allcinema
- ラブ・アクチュアリー - 映画.com
- ラブ・アクチュアリー - KINENOTE
- ラブ・アクチュアリー - MOVIE WALKER PRESS
- Love Actually - オールムービー
- Love Actually - IMDb
- Love Actually - Box Office Mojo
- Love Actually - Rotten Tomatoes
- Love Actually - Metacritic
- “Love film premiere seduces fans”. BBC. (16 November 2003)
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