「藤本卓也」の版間の差分
141行目: | 141行目: | ||
[[Category:日本の編曲家]] |
[[Category:日本の編曲家]] |
||
[[Category:日本の男性シンガーソングライター]] |
[[Category:日本の男性シンガーソングライター]] |
||
[[Category:日本のロック歌手]] |
[[Category:日本の男性ロック歌手]] |
||
[[Category:北海道出身の人物]] |
[[Category:北海道出身の人物]] |
||
[[Category:NHK紅白歌合戦歌唱楽曲・作詞者・作曲者]] |
[[Category:NHK紅白歌合戦歌唱楽曲・作詞者・作曲者]] |
2016年11月11日 (金) 05:42時点における版
藤本 卓也 | |
---|---|
別名 | 柚木公一 |
生誕 | 1940年 |
出身地 | 日本 北海道 |
ジャンル | ロック、ブルース、歌謡曲 |
職業 | 作曲家、作詞家、歌手 |
活動期間 | 1958年 - |
レーベル |
テイチクレコード キングレコード トリオレコード |
共同作業者 | 矢吹健、五木ひろし |
公式サイト | nifty.com/y-h |
藤本 卓也(ふじもと たくや、1940年 - )は、日本の作曲家、作詞家、編曲家、歌手である。旧芸名柚木 公一(ゆずき こういち)。矢吹健『あなたのブルース』、五木ひろし『待っている女』(オリコンチャート最高位6位)等のヒット曲で知られる作家である。
人物・来歴
1940年(昭和15年)、北海道に生まれる。
1958年(昭和33年)、ロカビリー歌手・柚木公一としてデビュー、当時のバックバンドはザ・ヴァン・ドッグスである。飯田久彦(1941年 - )、高松秀晴(1942年 - )とともに「スリービート」と呼ばれた。1960年(昭和35年)、第11回「日劇ウエスタンカーニバル」に出演した。当時の代表曲はアッカー・ビルクのカヴァーで『白い渚のブルース』。その後、作曲家に転向した。
矢吹健(1945年 - 2015年)は藤本に師事し、1968年(昭和43年)、藤本の楽曲『あなたのブルース』で歌手デビュー、同年末『日本レコード大賞』新人賞を獲得した。ほか勝彩也(1949年 - )、佐久間浩二(1949年 - )も藤本門下であった。独特の世界観を持つ歌詞や、ロックなどに裏打ちされたメロディ・アレンジを評し、根本敬らの「幻の名盤解放同盟」はリヒャルト・ワーグナーに比して「夜のワーグナー」と呼び、特別な賞賛を受け[1]、一部に強烈な支持を持つ。作家的ピークは1960年代 - 1970年代であった。詞・曲・アレンジ、いずれも極端に個性の強い作風ではあるが、前述の『あなたのブルース』、あるいは『愛の旅路を』(内山田洋とクール・ファイブ)のほか、山口洋子(1937年 - 2014年)とコンビを組んだ『うしろ姿』(矢吹健)、『待っている女』(五木ひろし)などがヒットした。
1996年(平成8年)7月25日、自らが歌うアルバム『相棒』をリリースしている。また、1997年(平成9年)10月22日発売の立花ハジメとLow Powersのアルバム『Low Powers』に収録された楽曲『泣いてどうなる!?』では、『相棒Part7 女たちよ』(『相棒』収録曲)の歌詞を引用・補作されている(クレジットは、Words:藤本卓也・高木完・立花ハジメ)。[2]
おもなディスコグラフィ
提供楽曲
カッコ内に明記していないものは、作詞・作曲ともに提供。
- 紀本ヨシオ・井上宗孝とシャープ・ファイブ『だから泣かないで』(1965年) - のちに宮本けんじ、おさだたいじがカヴァー、藤本がセルフカヴァー(1996年)
- 紀本ヨシオ・小林隆とブルー・ハワイアンズ『誰よりも誰よりも』(1966年)
- 紀本ヨシオ・ザ・キャラバン『砂に咲く花』(1967年3月)
- 紀本ヨシオ『知床の星』『哀愁の湖』(1967年)
- 平川幸夫『泣かせる東京』(1967年)
- 佐々木早苗『最後の人』(1968年)
- 矢吹健『あなたのブルース』(1968年) - オリコン最高位27位、第10回日本レコード大賞新人賞受賞曲
- 矢吹健『蒸発のブルース』(1968年)
- 矢吹健『うしろ姿』 (作詞山口洋子、1969年)
- 市川好朗『淋しくないかい』『忘れさせて』(1969年)
- ボビー・ソロ『さよなら恋人』(1969年)
- ペギー葉山『悲しい道』(1969年)
- 渡るり子『女ひとりのブルース』(1969年)
- 戸田智次郎『男が女にブルースを』 (作詞川内康範、1969年)
- 鳳けい子『雨の連絡船』(作詞鳥井実、1969年)
- 島津ゆう子『ヘイ・モンロー ~モンローに捧げる歌~』『二つのコーヒー』(1969年)
- 天ヶ瀬美和『愛してよかった』『これでいいのよね』(1969年)
- 内山田洋とクール・ファイブ『愛の旅路を』(作詞山口あかり、1970年) - オリコン最高位4位
- 岸ユキ『めまい(眩暈)』(1970年)
- 梅宮辰夫『シンボル・ロック』(作詞志賀大介、1970年)
- 沢たまき『その時あなたは何をしていた?』『女の意地は私の命』(1970年)
- 小松京二『あなたに限って』(1970年)
- タマコ『私は私』(作詞なかにし礼、1970年)
- 操洋子『お願い入れて』(1970年)
- 佐久間浩二『断絶のブルース』(1970年)
- 高峰光司『愛に命を』(1970年)
- 藤ジャンボ『バーテンダー・ブルース』(1970年)
- 三田明『振り返ってみたけれど』(作詞山口洋子、1970年)
- 桂木圭子『流れ蝶』『ミナミの女』(作詞しょうめぐみ、1971年)
- 林エイコ『波』『ローリング・タイド』(1971年)
- 山里ひろこ『女の背中は泣いている』『哀しい願い』(1971年)
- 谷崎一人『女のひとりごと』『愛は女の命』(1971年)
- 西城浩二『はじめてだから』『うつり香』(作詞:山口洋子、1971年)
- 原みつるとシャネル・ファイブ『稚内ブルース』(1971年)『信ずる他にない』(1972年)
- 浜村美智子『スキャンダル』(作詞有馬三恵子、1972年)
- 五木ひろし『待っている女』 (作詞山口洋子、1972年) - オリコン最高位6位
- 五木ひろし『夜汽車の女』(作詞山口洋子、1972年) - オリコン最高位21位、ソウル歌謡
- 勝彩也『まぼろしのブルース』(1972年)
- 市川瑛子『カナダの夜明け』『夜明けの横浜』(作詞さつきいつお、1972年)
- 杏真理子 『雪わり草』(作詞ちあき哲也、1972年)
- 野村ミチ『その愛は』『愛の胸に振りかえれ』(1972年)
- 個々(ここ)『エバに捧ぐ』 (作詞山口洋子、1972年)
- 江川渥『葛飾の女』 (作詞あしのまろや、1972年)
- 森本和子『二杯目のコーヒー』 (作詞山口洋子、1972年)
- 西郷輝彦『ローリング・ストーンズは来なかった』(1973年)
- 林和也『君が欲しい』(1973年)
- ザ・キャラクターズ『恋の人魚姫』『窓ぎわの女』(作詞山口洋子、1973年)
- 中原美樹『愛のイエスタデイ』(1973年)
- みずさわ美都とクレイジー・ラブ『恋時計』(作詞山口あかり、1974年)
- 宮崎憲二とハーバー・ナイツ 『人間砂漠』『愛の夜明け』(1974年)
- 朝倉つよしとコーラル・ゲイツ『噂のマリー』(作詞火野かがり、1975年)
- 鶴岡雅義と東京ロマンチカ『恋はまぼろし』(作詞高村貴士、1975年)
- 長谷二郎『闇夜のブルース』(作詞山口洋子、1976年)
- 江夏旭『北風物語』『長崎から北へ』(1976年)
- 沢田あきらとハーバーナイツ『あなたの心を一人占め』(1980年)
- 碧夏子『サガポ ―旅立ち―』(作詞:里村龍一、1981年)
- 宮内ひろしとブルーシャンデリー 『君にジェラシー』(1981年)
- 星ひろみ『恋の家なき子』『このままずっと』(B面作詞伊井田朗、1982年)
- 中悠子『眠れない女』(1982年)
- 八代亜紀『恋の彩』(作詞麻生香太郎、1983年)- 第4回古賀政男記念音楽大賞・大賞受賞曲
- 北原牧子『天使のブルース』『盛り場流れ唄』(B面作詞里村龍一、1985年)
- 立花ハジメとLow Powers『泣いてどうなる!?』(藤本卓也『相棒Part7 女たちよ』の歌詞を引用・補作、作詞:藤本卓也・高木完・立花ハジメ、作曲:立花ハジメ、1997年) - アルバム『Low Powers』
- 野路由紀子『ラストメール』(2006年)
ソロシングル
- 白い渚のブルース(1962年) - 「柚木公一」名義、オムニバスアルバム『カッコイイ10人』収録・初録音[3](アッカー・ビルクのカヴァー)
- リトル・シスター(『歌う雑誌KODAMA』第25号附録、1962年3月発売) - 「柚木公一・岡田朝光とザ・キャラバン」名義(エルヴィス・プレスリーのカヴァー)
- マリーは恋人(『歌う雑誌KODAMA』第25号附録、1962年3月発売) - 「柚木公一・岡田朝光とザ・キャラバン」名義(エルヴィス・プレスリーのカヴァー)
- ディスコ笑大夢(作・編曲藤本卓也、1979年発売)
- 銀色の月の下(作詞・作曲・編曲藤本卓也)
ソロアルバム
作品集
- 幻の名盤解放箱 - Yahoo! ミュージック(ウェイバックマシン) - 2005年2月18日発売
- 幻の名盤解放歌集「王道」もうがまんできない - Yahoo! ミュージック(ウェイバックマシン) - 2007年6月15日発売
- 幻の名盤解放歌集「王道」でも、やるんだよ! - Yahoo! ミュージック(ウェイバックマシン) - 2007年6月15日発売
- Low Powers! - Yahoo! ミュージック(ウェイバックマシン) - 1997年10月22日発売
脚注
- ^ #外部リンク内のYahoo! ミュージック「幻の名盤解放歌集」各リンク先の記述を参照。
- ^ 『Low Powers』に明記された一文を参照。
- ^ カッコイイ10人 東京ジャズ喫茶めぐり、ディスクユニオン、2015年8月28日閲覧。
関連事項
- ロカビリー三人男 - 平尾昌晃、ミッキー・カーチス、山下敬二郎
- 三人ひろし - 井上ひろし、水原弘、守屋浩
- 田代久勝とウエスタン・キャラバン
- 岡田朝光とザ・キャラバン
- シャープ・ホークス
- 原みつるとシャネル・ファイブ
- 彩木雅夫
外部リンク
- 藤本卓也のホームページ[リンク切れ] - 子息による公式ウェブサイト