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2016年11月10日 (木) 18:06時点における版
山崎ハコ | |
---|---|
出生名 | 山崎初子 |
生誕 | 1957年5月18日(67歳) |
出身地 | 日本大分県日田市 |
学歴 | 横浜学園高等学校 |
ジャンル | J-POP |
職業 |
シンガーソングライター 女優 文筆家 |
担当楽器 |
歌 ギター |
活動期間 | 1975年 - |
公式サイト | 山崎ハコの世界 |
山崎 ハコ (やまさき はこ、1957年5月18日 - ) は、日本の歌手、シンガーソングライター、女優、文筆家。本名、安田 初子(やすだ はつこ、旧姓・山崎)。
経歴
大分県日田市出身。父親の仕事の関係で、中学生の途中から卒業までを祖母と日田市で暮らす。卒業後、両親の待つ横浜へ。
横浜学園高等学校在学中、コンテストに出場がきっかけで1975年にアルバム『飛・び・ま・す』でレコードデビュー[1]。150センチあるかないかの小柄で痩せた体躯からは想像もできないパワフルな声量・表現力を誇る歌唱と、暗く鋭く愛から社会を抉る歌詞で、デビュー当時は「中島みゆきのライバル」と云われた。
1975年12月、TBSホールの『パック祭り』に出演。大反響となり、TBS『パックインミュージック』を中心に「深夜放送のマドンナ」と称される。1979年4月~80年3月 ニッポン放送『オールナイトニッポン』火曜日のDJを担当[1][2]。その後もリリースやコンサート活動を続け、女性フォークシンガーとして活躍する一方で、エッセイの執筆、演劇出演[1]など多彩な活動を行う。現在も全国のライブハウスを渡り歩くなど、精力的に活動している。
以前から慢性膵炎の持病を抱えており、「酒・タバコどころか(膵臓に負担過大のため)コーヒーなども口にできない」という体質である[3]。また活動拠点をずっと横浜に置き続けているのも、彼女のこだわりである。
永年独身を通していたが、演奏・作編曲など長く仕事を共にしたギタリストの安田裕美と2001年に結婚。結婚後も良好な公私のパートナー関係であり続けている。
箱女
日本テレビ『進ぬ!電波少年』の企画「電波少年的箱男」で、箱男・川元文太を励ますために楽曲を提供した。彼女が選ばれた理由は名前が「ハコ(=箱)」だから。彼女が作った曲はのちにひきこもりの若者を励ます歌として番組内で室井滋が歌う企画があった。
その他のエピソード
- 『呪い』についてはラジオ番組『大槻ケンヂのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、変な曲を紹介する「かっちょいい曲」コーナーで紹介されて盛り上がったという経緯があったが、大槻は山崎について、明るくて良い人と言っている[4]。また本作は漫画『ちびまる子ちゃん』でも採り上げられた事があり、テレビアニメでは2002年7月7日放送の「まる子、フォークコンサートへ行く」の巻で本人自身の役で声優を務め、一回限りのエンディングテーマとして使用された。また、2012年には、大友康平バージョン(実際は山口智充の物真似)が、『リンカーン』のDJ山口のホラーナイトリンカーン(8月14日放送分)で放映された[5]。
- 携帯電話公式サイト週刊モバイルよむ!で、ハコスタイルの原点、自身の幼少時代を赤裸々に明かし、さらに活動を広げている。
- 1998年に所属事務所が倒産したことで一時期ホームレスにも近い極貧生活をしていたこともある。その為にマネージメント、所属事務所、営業活動などは全て自分で行い、生活のためにアルバイトで生計を立てていた。しかし、バイト先の有線放送でたまたま自分の曲がかかったときに「自分は歌わなくてはいけない」と本格的な歌手復帰を決意し、2008年に完全復帰を果たし、新曲「BEETLE」を発売することが決定した。
- 1997年に「わっしょいニッポン」が『みんなのうた』で放送されたことがある。
レコード・CD
シングル
No. | 発売日 | タイトル | C/W曲 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 1978年5月10日 | 流れ酔い唄 | 桧原ふるさと | - |
2 | 1979年4月2日 | 「地獄」心だけ愛して | きょうだい心中 | 「地獄」心だけ愛して:映画『地獄』主題歌 きょうだい心中:同挿入歌 ※「「地獄」心だけ愛して」は、各アルバムでは「心だけ愛して」として収録 |
3 | 1979年9月21日 | ララバイ横須賀 | 織江の唄 | - |
4 | 1980年6月5日[6] | 男のウ井スキー | 旅の人 | - |
5 | 1981年1月10日 | 織江の唄 | 道を探せ | 織江の歌:映画『青春の門』(1981年)テーマソング[7] |
6 | 1982年4月21日 | 幻想旅行 | ばいばいことば | - |
7 | 1983年5月21日 | 雨に唄えない | ヨコハマ・アンバランス | - |
8 | 1984年3月21日[6] | 風の歌 | 今日はなんだか | - |
9 | 1984年6月21日 | 町よ | てっせん子守唄 | - |
10 | 1985年11月25日 | テル・ア・ライ | 挨拶 | - |
11 | 1990年2月7日 | ANOU | 霧の朝 | ※本作以降CDによるリリース |
12 | 1990年10月26日 | 気分を変えて | サヨナラの鐘 | - |
13 | 1992年5月21日 | 蛍 | HOLIDAY | - |
14 | 1994年9月21日 | アカシアの雨がやむとき | 今夜は踊ろう | ※はじめてカラオケバージョンを収録 |
15 | 1995年5月24日 | 私が生まれた日 | 天使の微笑み | - |
16 | 1997年2月10日 | たどりついたらいつも雨ふり | 夕陽が泣いている | - |
17 | 1997年5月25日 | わっしょいニッポン | 日本小町 | - |
18 | 1997年8月25日 | たずね人 -冒険者- | 夕陽に赤とんぼ | - |
19 | 2000年10月12日 | 希望 (歌:室井滋) | 希望 (歌:山崎ハコ) | ※初のマキシシングル |
20 | 2002年8月28日 | やさしい歌 | 天の川で 流氷岬 |
- |
21 | 2004年2月25日 | 刹那の夢 | 稲の花 刹那の夢 ~劇場バージョン~ |
- |
22 | 2006年5月10日 | てっせん子守唄 | ララバイ横浜 海かがみ |
- |
23 | 2008年2月20日 | BEETLE | SODASUI | BEETLE:ドキュメンタリー映画『東京ソーダ水』主題歌、 TBS系『徳光和夫の感動再会!"逢いたい"』2008年1~3月期エンディングテーマ |
24 | 2011年1月19日 | あなたの声 | おらだのふるさと | あなたの声:NHKラジオ深夜便2011年1-3月期「深夜便のうた」 |
※ シングルの発表年は原則として公認webサイトのプロフィール[1]を参照した。
アルバム
オリジナルアルバム
No. | 発売日 | タイトル | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 1975年10月1日 | 飛・び・ま・す | - |
2 | 1976年5月25日 | 綱渡り | - |
3 | 1977年3月18日 | 藍色の詩 | - |
4 | 1978年6月10日 | 流れ酔い唄 | - |
5 | 1979年5月21日 | 人間まがい | - |
6 | 1980年10月5日 | 歩いて | コーラス・ワークに『石黒ケイ』『中島みゆき』がクレジットされている。 |
7 | 1981年4月21日 | 茜 | - |
8 | 1981年11月5日 | 幻想旅行 | - |
9 | 1982年4月5日 | 幻想旅行II | - |
10 | 1982年10月21日 | 硝子の景色 | - |
11 | 1983年2月21日 | 風の色 | - |
12 | 1983年9月21日 | ダージリン | - |
13 | 1984年6月5日 | てっせんの花 | - |
14 | 1985年5月25日 | 光る夢 | - |
15 | 1985年11月25日 | 時は流れて | - |
16 | 1986年6月1日 | なわとび | - |
17 | 1990年2月23日 | SA・SU・GA(流石) | - |
18 | 1990年4月25日 | 日本詩集 - 遠い町 遠い空 | - |
19 | 1992年5月21日 | メンフィスまで | - |
20 | 1994年9月21日 | 十八番 | 第36回日本レコード大賞アルバム企画賞を受賞[1]。 |
21 | 1995年5月24日 | 私が生まれた日 | - |
22 | 1995年9月27日 | ハコのお箱 | - |
23 | 1996年6月21日 | 唯心 | - |
24 | 2012年3月7日 | 縁 -えにし- | 第54回日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞。 |
25 | 2014年9月17日 | 歌っ子 | - |
26 | 2016年9月21日 | 私のうた | - |
ミニアルバム
No. | 発売日 | タイトル | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 2001年11月28日 | 飛びます…17歳 | 1974年に録音されたデモテープの未発表音源を収録。 |
ベストアルバム
No. | 発売日 | タイトル | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 1980年7月5日 | 軌跡 | 「きょうだい心中」と「飛びます」は未発表の音源を収録。 |
2 | 1984年2月5日[6] | ベスト オブ 山崎ハコ | - |
3 | 1985年6月5日 | ベストセレクション | - |
4 | 1985年7月25日 | ザ・ベスト・オブ・山崎ハコ | - |
5 | 1986年11月21日 | スーパーベスト | - |
6 | 1987年11月21日 | ベスト | - |
7 | 1990年8月29日 | ベスト | 全13曲中10曲が再録音されている。 |
8 | 1992年11月21日 | フォーユアグッデイズ | - |
9 | 1996年11月21日 | 山崎ハコ ベストアルバム | - |
10 | 2001年12月24日 | 山崎ハコ ベストコレクション Dear My Songs | 初監修(選曲・曲順・解説)による32曲。 |
11 | 2002年8月21日 | Anthology 山崎ハコ BEST | - |
12 | 2006年3月1日 | 山崎ハコ ゴールデン☆ベスト | ボーナストラックに「友を送る歌」と「硝子のピノキオ」を収録。 |
13 | 2006年5月24日 | 歌いたいの | 「飛びます」「サヨナラの鐘」「望郷」「気分を変えて」「歌いたいの」「白い花」「ヨコハマ」は新録音。 「会えない時でも」は新曲。 |
14 | 2008年7月16日 | 山崎ハコ best collection history 1975-1984 | - |
15 | 2009年11月4日 | 未・発・表 | 全13曲中9曲は新録音。 「新宿子守唄」「あなたの景色」「リンゴ追分」「横浜ホンキートンク・ブルース」を初収録。 |
16 | 2014年10月1日 | ハ・コ・で・す 1975-2014 | デビュー40周年記念ベスト。Disc1がポニーキャニオン時代の曲のみ。 Disc2はそれ以外の時代の曲で構成。 |
ライブアルバム
No. | 発売日 | タイトル | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 1977年11月10日 | 山崎ハコ ファーストライブ | 1977年9月13日、大阪サンケイホールでのファーストライブの音源。 |
2 | 1979年11月21日 | 山崎ハコ ライブII 歌在りて | 1979年9月23日~9月28日、博品館劇場でのライブ音源。 |
3 | 1986年11月25日 | 私の幸せ | 1986年9月8日~9月9日、FM東京ホールでのライブ音源。CDとLPで収録曲が異なる。 |
* | 2013年12月18日 | 山崎ハコライブセット | 『山崎ハコ ファーストライブ』および『山崎ハコ ライブII 歌在りて』にボーナストラック4曲を追加収録した編集盤。 |
楽曲提供
- 「花火」(作詞・作曲:山崎ハコ、編曲:安田裕美)
- 熊谷美由紀(現・松田美由紀)
- 「ダンシング・ドール」(作詞・作曲:山崎ハコ)
ラジオ出演
- 山崎ハコの本日おハコ(ラジオ沖縄、アール・エフ・ラジオ日本(2007年7月から再び放送開始)、新潟放送。過去にKBS京都も放送していた)
- 山崎ハコの夢歌さがし(山形放送、信越放送、岐阜放送)
- 山崎ハコのオールナイトニッポン(ニッポン放送、火曜2部、1979年4月~1980年3月)
- ラジオ深夜便「深夜便のうた・あなたの声」(2011年1-3月にヘビーローテーションされる それに先駆けて2010年秋に「明日へのことば」で客演し、それを披露していた)
テレビ番組
- 夢見てカルロス(TBSテレビ、1986年にゲスト出演。シティボーイズがホスト役を務めるトーク番組)
- ちびまる子ちゃん(2002年7月7日放送(FNS27時間テレビ「みんなのうた」の企画の一環として出演。本人役として出演し、劇中で「ヨコハマ」を歌ったほか、特別EDとして「呪い」が流れた。この脚本を書いたのはTARAKO。)
- 思い出のメロディー(NHK、2004年に出演)
- フォークの達人(NHK、2006年9月1日に出演)
- 99プラス(日本テレビ、2008年8月26日に出演し「呪い」を歌った。)
映画出演
- 押絵と旅する男(1994年3月26日公開) - 覗きからくり口上
- ヘヴンズ ストーリー(瀬々敬久監督、2010年10月2日公開、4時間38分大作) - 響子 役 ※女優デビュー。第25回高崎映画祭で最優秀助演女優賞を受賞。
- 脳男(瀧本智行監督、2013年2月9日公開) - 志村の母親 役
- グラスホッパー(瀧本智行監督、2015年11月7日公開) - 桃 役
- 64-ロクヨン- 前編 (瀬々敬久監督、2016年5月7日公開)
出典
- ^ a b c d e “山崎ハコの世界 プロフィール”. 2015年2月26日閲覧。
- ^ “年譜”. 山崎ハコ World Wide Web Home Page. 2015年2月26日閲覧。
- ^ “あの時代の風 青春を彩った60s~70sフォークソング 第9回 山崎ハコ”. 三菱ふそう. 2015年2月27日閲覧。
- ^ “「かっちょいい曲」のプロ! 大槻ケンヂさん登場!!”. オールナイトニッポン 有楽町音楽室 番組公式サイト (2007年8月31日). 2015年2月27日閲覧。
- ^ “TVでた蔵「2012年8月14日放送 リンカーン」”. ワイヤーアクション (2012年8月14日). 2015年2月27日閲覧。
- ^ a b c http://cress30.exblog.jp/i187 (2016年2月13日閲覧)
- ^ 「織江の唄」のレコード、CDには「『青春の門』テーマソング」となっているが、映画のクレジットでは「サブテーマ」となっている。なお、映画の中で「織江の唄」は流れていない。
外部リンク
- 山崎ハコの世界 - 公認webサイト