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2016年11月6日 (日) 07:40時点における版
キャロル・キング | |
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基本情報 | |
出生名 | Carol Klein |
生誕 | 1942年2月9日(82歳) |
出身地 | アメリカ合衆国・ニューヨーク市・ブルックリン |
ジャンル | ポップス |
職業 | シンガーソングライター |
担当楽器 | ピアノ・キーボード |
活動期間 | 1958年 - |
公式サイト | Official Website |
キャロル・キング(Carole King, 1942年2月9日 - )は、アメリカの女性シンガーソングライター・作曲家。
本名キャロル・ジョーン・クライン(Carol Joan Klein)。ニューヨーク市・ブルックリン生まれ、1958年に歌手デビュー。1人目の夫、ジェリー・ゴフィンとの間に生まれた長女のルイーズ・ゴフィンも、シンガーソングライターとして活動している。離婚歴2回(最初の夫はジェリー・ゴフィン、2番目の夫はベーシストのチャールズ・ラーキー)。1977年には3人目の夫となるリック・エヴァーズと結婚したが、翌年リックの麻薬禍により死別している。
経歴
大学生時代に、ポール・サイモンからデモ・テープの作り方を教わった彼女は、自分で作ったデモ・テープを売り込み、1958年にABCパラマウント・レコードからシングル・デビュー。しかしながら、その後ABCやRCAなどに残した4作のシングルは何れも失敗に終わり、一旦歌手としてのキャリアは頓挫することとなる。
1960年代には、当時の夫ジェリー・ゴフィンとのソングライター・コンビで、「ロコ・モーション」「ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロウ」「ゴー・アウェイ・リトル・ガール」「ワン・ファイン・デイ」「サヨナラ・ベイビー」など、後々まで歌い継がれている数々の作品を生み出した。1960年から1963年にかけての3年間で、2人は延べ20曲あまりの全米トップ40ヒットを世に送り出している。
彼女自身も、シンガーソングライターとして1曲だけ1962年に「イット・マイト・アズ・ウェル・レイン・アンティル・セプテンバー」により全米チャート22位[1][2]、全英シングルチャート3位を記録している。しかし、飛ぶ鳥を落とすような勢いもビートルズの全米進出を機に翳りを見せ始め、仕事上の不和がプライベートにまで影響を及ぼしたらしく、1968年にゴフィンと離婚(仕事上では、その後も度々パートナー関係を続けている)。
1968年、ダニー・コーチマー、チャールズ・ラーキーらとザ・シティというグループを結成しアルバム『夢語り』を発表。
1970年代に入ってからは、シンガー・ソングライターとしての活動に本腰を入れ、1970年にアルバム『ライター』で再びソロ・デビュー。翌1971年のソロ・アルバム『つづれおり』( Tapestry )は、全米アルバムチャートで15週連続1位、その後も302週連続でトップ100に留まるロングセラーとなり、グラミー賞でも4部門制覇、現在まで約2200万枚を売り上げている。先行シングル「イッツ・トゥー・レイト」は、全米シングルチャートで5週連続1位、年間チャートでは第3位を記録。ジェームス・テイラーが、収録曲「きみの友だち」をカバーし、シングルチャート1位を獲得している。その後も、アルバム『ミュージック』『喜びにつつまれて』、シングル「ジャズマン」など、順調にヒットを連発。1970年代前半から中期を代表するヒットメーカーの一人となり、2つの年代に渡って天下を取った。
また、『つづれおり』が大ヒット中の1972年には、五輪真弓のデビュー・アルバム『少女』の制作をサポート。その後、1974年までの3年間、五輪真弓のアルバム3作品を手掛けたことでも知られている。
1977年に、キャピトル・レコードに移籍後の最初のアルバム『シンプル・シングス』( Simple Things )もゴールド・ディスクを獲得。しかし、それ以後これといった大きなヒットはなく、今に至っている。1990年には初の来日公演が実現し、ジェリー・ゴフィンと連名でロックの殿堂入りも果たした。
1990年代以降は、映画主題歌やセリーヌ・ディオン、ザ・ウィルソンズなどへの曲提供などマイペースで音楽活動を継続し、2作のオリジナル・アルバムと1枚のライブ・アルバムを発売。2004年には「リビングルーム・ツアー」と題した北米コンサートツアーを行い、翌年には同ツアーの音源を記録したライブ盤が発売され、なかなかの好評を集めている。
2007年11月、キッコーマン北米進出50周年記念イベントの一環で、1990年以来17年振りの来日公演が実現。メアリー・J. ブライジ、ブラック・アイド・ピーズのファーギーと共演した。13日の日本武道館公演が、2008年4月11日、NHK-BShiにて放映された。
2013年2月、長年の音楽界の功績によりグラミー賞の功労賞を受けた。同年3月には女性作曲家として初のガーシュウィン賞受賞者となった[3]。
ちなみに、ニール・セダカのヒット曲「おおキャロル」は、キャロル・キングのことを歌ったものである。お返しに彼女は、アンサーソング「おおニール」を発表した。
ディスコグラフィ
シングル
- Right Girl / Goin' Wild (1958/ABC-Paramount 9921)
- Under The Stars / Baby Sittin' (Dec.1958/ABC-Paramount 9986)
- Short Mort / Queen Of The Beach (1959/RCA 47-7560)
- Oh Neil / A Very Special Boy (1959/Alpine 57)
- It Might As Well Rain Until September / Nobody's Perfect (Jun.1962/Companion 2000)
- It Might As Well Rain Until September / Nobody's Perfect (1962/Dimension 2000)
- School Bells Are Riging / I Didn't Have Any Summer Romance (1962/Dimension 1004)
- He's A Bad Boy / We Grew Up Together (1963/Dimension 1009)
- A Road To Nowhere / Some Of Your Lovin' (1966/Tomorrow 7502)
オリジナル・アルバム
- 『夢語り』 - Now That Everything's Been Said / The City (1968)
- 『ライター』 - Writer (1970)
- 『つづれおり』 - Tapestry (1971)
- 『ミュージック』 - Music (1971)
- 『喜びは悲しみの後に』 - Rhymes and Reasons (1972)
- 『ファンタジー』 - Fantasy (1973)
- 『喜びにつつまれて』 - Wrap Around Joy (1974)
- 『おしゃまなロージー』 - Really Rosie (1975)
- 『サラブレッド』 - Thoroughbred (1975)
- 『シンプル・シングズ』 - Simple Things (1977)
- 『ウェルカム・ホーム』 - Welcome Home (1978)
- 『タッチ・ザ・スカイ』 - Touch the Sky (1979)
- 『パールズ』 - Pearls (1980)
- 『ワン・トゥ・ワン』 - One To One (1982)
- 『スピーディング・タイム』 - Speeding Time (1983)
- 『シティ・ストリーツ』 - City Streets (1989)
- 『カラー・オヴ・ユア・ドリームス』 - Colour Of Your Dreams (1993)
- 『イン・コンサート』 - In Concert (1994)
- 『カーネギーホール・コンサート』 - The Carnegie Hall Concert June 18,1971 (1996)
- 『ラヴ・メイクス・ザ・ワールド』 - Love Makes The World (2001)
- 『リビング・ルーム・ツアー』 - Living Room Tour (2005)
- 『ラヴ・メイクス・ザ・ワールド:デラックス・エディション』 - Love Makes the World: Deluxe Edition (2007)
ベスト盤、編集盤等
- Dimension Dolls (1963/Dimension LP 6001)
- 『グレイテスト・ヒッツ』 - Her Greatest Hits -Songs Of Long Ago (1978)
- 『私花集』 - A Natural Woman -Ode Collection 1968-1976 (1994)
- 『タイム・ゴーン・バイ』 - Time Gone By (1994)
- 『ナチュラル・ウーマン~ヴェリー・ベスト・オブ』 - A Natural Woman -The Very Best Of- (1999)
- 『ブリル・ビルディング・レジェンズ』 - Brill Building Legends - Complete Recordings 1958-1966 (1999)
代表作
- ウィル・ユー・ラヴ・ミー・トゥモロウ (Will You Love Me Tomorrow) - ザ・シレルズの1960年の曲。全米1位を記録。『つづれおり』にも収録。
- ロコ・モーション (The Loco-Motion) - リトル・エヴァの1962年の曲。全米1位を記録。グランド・ファンク・レイルロード、さらにはカイリー・ミノーグなど多くのアーティストがカヴァーした。この曲について、ORANGE RANGEがこの曲を盗用したという疑いがあったが、キングを曲のクレジットに入れる事で、カヴァー扱いとし、収拾。詳しくはORANGE RANGEの盗作問題を参考の事。
- ゴー・アウェイ・リトル・ガール(Go Away Little Girl) - スティーブ・ローレンスのバージョン(1962年)、ダニー・オズモンドのバージョン(1971年)がそれぞれ全米1位を記録した。
- アップ・オン・ザ・ルーフ (Up on the Roof) - ドリフターズの1962年のヒット曲。『ライター』にも収録。ローラ・ニーロやジェームス・テイラーなどがカバーしている。。
- クライング・イン・ザ・レイン (Crying in the Rain) - エヴァリー・ブラザーズの1961年のヒット曲。『スピーディング・タイム』にも収録。
- ワン・ファイン・デイ (One Fine Day) - シフォンズの1963年のヒット曲。キングのセルフ・カバー・バージョン(1980年)は全米12位を記録した。
- ナチュラル・ウーマン (A Natural Woman) - アレサ・フランクリンの1967年のヒット曲。翌1968年のアルバム『レディ・ソウル』にも収録された。『つづれおり』にも収録。
- プレザント・バレー・サンデイ (Pleasant Valley Sunday) - モンキーズの1967年のヒット曲。全米3位を記録。
- ポーパス・ソング (Porpoise Song) - モンキーズ主演映画「Head」の主題歌として収録。作詞は、夫のジェリー・ゴフィンが担当。時代を反映してサイケデリックなアレンジが施されている。
- ユー・ガット・ア・フレンド/君の友達 (You've Got a Friend) - 『つづれおり』に収録。ジェームス・テイラーがカヴァーし、ヒットした。
- イッツ・トゥー・レイト (It's Too Late) - 『つづれおり』に収録。
- 小さな愛の願い (It's Going to Take Some Time) - 『ミュージック』に収録。カーペンターズのカヴァーで知られる。
日本公演
- (共演:メアリー・J. ブライジ、ファーギー)
- 11月5日,6日 大阪城ホール、10日 さいたまスーパーアリーナ、12日,13日 日本武道館
- 2008年 WELCOME TO MY LIVING ROOM TOUR JAPAN 2008 - HER BEST HITS LIVE
- 11月10日,11日 Bunkamuraオーチャードホール、14日,15日 大阪厚生年金会館大ホール、17日 名古屋国際会議場センチュリーホール、21日,22日 東京国際フォーラム・ホールA、24日 神戸国際会館こくさいホール