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「ワールドエース」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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{{出典の明記|date=2015年7月}}
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|名 = ワールドエース
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|英 = {{lang|en|World Ace}}<ref name="JBIS">{{Cite web|和書|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001111008/|title=ワールドエース|website=JBIS Search|accessdate=2016-02-29}}</ref>
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|漢 = {{lang|zh|世界王牌}}<ref>{{Cite web|url= https://www.hkjc.com/chinese/racing/OtherHorse.asp?HorseNo=T612&search=1 |title= 世界王牌 (T612) - 馬匹資料 - 賽馬資訊 |work= |publisher= 香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club) |language=中国語|accessdate=2016-02-24}}</ref>
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|抹 = 2015年12月18日<ref name="引退">{{Cite web|和書|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=105367|title=ワールドエースが引退、種牡馬へ|website=netkeiba.com|date=2015-12-16|accessdate=2016-03-14}}</ref>
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|助 = 森澤光晴<ref>{{Cite web|和書|publisher=競馬ラボ|url=https://www.keibalab.jp/column/interview/540/|title=世代屈指の末脚が唸る!ワールドエース|accessdate=2022-07-10}}</ref>
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'''ワールドエース''' (''{{Lang-en-short|World Ace}}'') は[[日本]]の[[競走馬]][[競走#競走馬名|馬名]]の意味は「世界のエース」おもな勝ち鞍は[[2012年]][[きさらぎ賞]]、[[2014年]][[マイラーズカップ]]。
'''ワールドエース'''(欧字名:{{Lang|en|World Ace}} [[中国語|香]]:{{lang|zh|世界王牌}}、[[2009年]][[2月22日]] - )[[日本]]の[[競走馬]][[種牡馬]]。な勝ち鞍は[[2012年]][[きさらぎ賞]]、[[2014年]][[マイラーズカップ]]。

[[競走馬#競走馬名|馬名]]の意味は「世界のエース」。名付けたのは本馬の一口馬主でもあり、本馬の[[全弟]]で[[2019年]][[菊花賞]]、2021年[[天皇賞(春)]]優勝馬[[ワールドプレミア (競走馬)|ワールドプレミア]]などを所有する税理士の[[大塚亮一]]である。


== 経歴 ==
== 経歴 ==
=== 2歳(2011年) ===
=== 2歳(2011年) ===
12月17日に[[阪神競馬場]]の芝1800mの[[新馬|新馬戦]]で[[福永祐一]]を鞍上にデビューし、単勝1番人気に応えて優勝した。
12月17日に[[阪神競馬場]]の芝1800mの[[新馬|新馬戦]]で[[福永祐一]]を鞍上にデビューし、単勝1番人気に応えて優勝した<ref>{{Cite web|和書|url= https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=60589|title=ワールドエース余裕のVに福永騎手「走るね」/阪神新馬|publisher=netkeiba.com(提供:デイリースポーツ)|date=2011-12-18|accessdate=2016-02-29}}</ref>


=== 3歳(2012年) ===
=== 3歳(2012年) ===
この年初戦の[[若駒ステークス]]は、5頭立てのレースとなり、再び1番人気に支持された<ref name="若駒S">{{Cite web|和書|url= https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=61296|title=ゼロスが逃げ切り、ワールドエースは2着/若駒S|website=netkeiba.com|date=2012-01-21|accessdate=2016-02-29}}</ref>。レースではスローペースを最後方から追走したが、逃げた勝ち馬を捕らえきれず2着に敗れた<ref name="若駒S"/>
[[File:World-Ace20120205(2).jpg|thumb|left|200px]]
この年初戦の[[若駒ステークス]]は、5頭立てのレースとなり、再び1番人気に支持された。レースではスローペースを最後方から追走したが、逃げた勝ち馬を捕らえきれず2着に敗れた。


次走の[[きさらぎ賞]]では、鞍上が[[小牧太]]に変更になった。中団追走の展開から最後の直線で脚を伸ばし、後続の追い上げを振り切り重賞初制覇を達成した。この競走ではディープインパクト産駒が上位3頭を独占した。
次走の[[きさらぎ賞]]では、鞍上が[[小牧太]]に変更になった<ref name="きさらぎ賞">{{Cite web|和書|url= https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=61682|title=「強いのひと言」ワールドエースに小牧脱帽/きさらぎ賞|publisher=netkeiba.com(提供:デイリースポーツ)|date=2012-02-06|accessdate=2016-02-29}}</ref>。中団追走の展開から最後の直線で脚を伸ばし、後続の追い上げを振り切り重賞初制覇を達成した<ref name="きさらぎ賞"/>。この競走ではディープインパクト産駒が上位3頭を独占した<ref name="きさらぎ賞"/>


続く[[若葉ステークス]]ではスタートで後手を踏んだものの、道中後方からレースを進め直線で大外に持ち出すと、脚を伸ばして内で粘る2頭を捕え、2着以下に2馬身差をつけ快勝した。
続く[[若葉ステークス]]ではスタートで後手を踏んだものの、道中後方からレースを進め直線で大外に持ち出すと、脚を伸ばして内で粘る2頭を捕え、2着以下に2馬身差をつけ快勝した<ref>{{Cite web|和書|url= https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=62598|title=ワールドエース豪脚V、王道ローテ歩む/若葉S|publisher=netkeiba.com(提供:デイリースポーツ)|date=2012-03-18|accessdate=2016-02-29}}</ref>


次走は[[4月15日]]の3歳牡馬クラシック初戦の[[皐月賞]]に2番人気で出走。スタート直後に前の馬に触れたため本馬は躓き、騎手が落馬寸前となる不利を受け道中後方からの競馬となった。そのまま3コーナーでは後方追走となり、4コーナーから直線で大外に進路を取り追い込むも、内を通って抜けた[[ゴールドシップ]]に届かず2馬身半差の2着に敗れた。そして迎えた[[東京優駿]](日本ダービー)は1番人気に推され、ゴールドシップと同じ出走馬中上がり最速タイの脚で追い込んだが[[ディープブリランテ]]の4着に敗れた。
次走は[[4月15日]]の3歳牡馬クラシック初戦の[[皐月賞]]に2番人気で出走<ref name="皐月賞">{{Cite web|和書|url= https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=63404|title=ゴールドシップ、内から伸びて1冠目制す/皐月賞|website =netkeiba.com|date=2012-04-15|accessdate=2016-02-29}}</ref>。スタート直後に前の馬に触れたため本馬は躓き、騎手が落馬寸前となる不利を受け道中後方からの競馬となった<ref name="皐月賞2">{{Cite web|和書|url= https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=63438|title=ワールドエース“飛んだ”が2着まで/皐月賞関係者コメント|publisher=netkeiba.com(提供:デイリースポーツ)|date=2012-04-16|accessdate=2016-02-29}}</ref>。そのまま3コーナーでは後方追走となり<ref name="皐月賞2"/>、4コーナーから直線で大外に進路を取り追い込むも、内を通って抜けた[[ゴールドシップ]]に届かず2馬身半差の2着に敗れた<ref name="皐月賞"/>。そして迎えた[[東京優駿]](日本ダービー)は1番人気に推され、ゴールドシップと同じ出走馬中上がり最速タイの脚で追い込んだが<ref>{{Cite web|和書|url= https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=64658|title=4着ワールドエース福永「最後もジリジリとしか…」/日本ダービー|publisher=netkeiba.com(提供:デイリースポーツ)|date=2012-05-28|accessdate=2016-02-29}}</ref>[[ディープブリランテ]]の4着に敗れた<ref>{{Cite web|和書|url= https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=64633|title=ディープブリランテがハナ差V、岩田は涙の初制覇/日本ダービー|website=netkeiba.com|date=2012-05-27|accessdate=2016-02-29}}</ref>


東京優駿の後、秋競馬に向けて[[ノーザンファームしがらき]]にて放牧休養していたところに、左前脚[[屈腱炎]]を発症していることが判明した為、秋競馬を断念し、故障箇所の回復へ向けて休養に入ることになった<ref>[http://www.sanspo.com/keiba/news/20120831/kei12083112310009-n1.html ワールドエース屈腱炎、治療に専念] サンケイスポーツ 2012年8月31日閲覧</ref>。
東京優駿の後、左前[[球節炎]]と診断され[[ノーザンファームしがらき]]にて放牧休養していたが<ref>{{Cite web|和書|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=64823|title=ワールドエース左前球節炎で放牧秋のローテは未定|publisher=netkeiba.com(提供:デイリースポーツ)|date=2012-06-03|accessdate=2016-02-29}}</ref>、後に左前脚[[屈腱炎]]を発症した為、秋競馬を断念し、故障箇所の回復へ向けて休養に入ることになった<ref>{{Cite web|和書|url= https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=67437|title=ワールドエース、アダムスピークが屈腱炎発症復帰は未定|publisher=netkeiba.com(提供:デリースポーツ)|date=2012-09-01|accessdate=2016-02-29}}</ref>。


=== 5歳(2014年) ===
=== 5歳(2014年) ===
2月の白富士ステークスで約1年8ヶ月ぶりに復帰5着。続く[[マイラーズカップ]]をコースレコードで優勝し、2012年のきさらぎ賞以来となる重賞2勝目を挙げた<ref>[http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=86472 ワールドエース復活V!約2年1ヶ月ぶりの勝利/マイラーズカップ] netkeiba.com 2014年4月27日閲覧</ref>。
2月の白富士ステークスで約1年8ヶ月ぶりに復帰<ref name="白富士S">{{Cite web|和書|url= https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=83835|title=エアソミュールが完勝、角居師は「きょうのレースぶりなら重賞でも」/白富士S|publisher=netkeiba.com(提供:デイリースポーツ)|date=2014-02-02|accessdate=2016-02-29}}</ref>。休養明けにもかかわらず単勝1番人気に支持されたが、5着に敗れた<ref name="白富士S"/>。続く[[マイラーズカップ]]をコースレコードで優勝し、2012年のきさらぎ賞以来となる重賞2勝目を挙げた<ref>[https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=86472 ワールドエース復活V!約2年1ヶ月ぶりの勝利/マイラーズカップ] netkeiba.com 2014年4月27日閲覧</ref>。続く安田記念では3番人気での出走だったが、不良馬場も影響したのか[[ジャスタウェイ]]の5着に敗れた<ref>{{Cite web|和書|url= https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=87768|title=これが「世界一」の底力!ジャスタウェイがゴール寸前の差し切りV!/安田記念|website=netkeiba.com|date=2014-06-08|accessdate=2016-02-29}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=87794|title=ワールドエースは5着、ウィリアムズ「この馬もすごいと思ったよ」/安田記念|publisher=netkeiba.com(提供:デイリースポーツ)|date=2014-06-09|accessdate=2016-02-29}}</ref>。


放牧を挟んで<ref>{{Cite web|和書|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=87875|title=ワールドエースは放牧、ラブリーデイは七夕賞、レッドレイヴンは巴賞へ|publisher=netkeiba.com(提供:デイリースポーツ)|date=2014-06-13|accessdate=2016-02-29}}</ref>迎えた秋初戦の[[毎日王冠]]は、1番人気に推されるも13着に惨敗<ref>{{Cite web|和書|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=91507|title=8番人気エアソミュールがゴール寸前の差し切りV!/毎日王冠|website=netkeiba.com|date=2014-10-12|accessdate=2016-02-29}}</ref>。[[マイルチャンピオンシップ]]も8着と精彩を欠いた<ref name="netkeiba">{{Cite web|和書|url= https://db.netkeiba.com/horse/2009106353/|title=ワールドエース 競走馬データ|website=netkeiba.com|accessdate=2016-03-14}}</ref>。その後、[[香港マイル]](G1)に[[ザカリー・パートン]]の騎乗で出走し、4着<ref>{{Cite web|和書|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=93815|title=グランプリボス3着・ワールドエース4着 断然人気のエイブルフレンドが圧勝/香港マイル|publisher=netkeiba.com|date=2014-12-14|accessdate=2016-03-14}}</ref><ref name="HKM">{{Cite web|url=http://racing.hkjc.com/racing/info/meeting/Results/English/Local/20141214/ST/07|title=THE LONGINES HONG KONG MILE|language=英語|publisher=The Hong Kong Jocky Club|date=2014-12-14|accessdate=2016-03-14}}</ref>。
12月14日、ロンジン[[香港マイル]](G1)を[[ザカリー・パートン]]騎手で出走し、4着。


=== 6歳(2015年) ===
=== 6歳(2015年) ===
陣営は、オーストラリアに遠征し[[ジョージライダーステークス]]を経て[[ドンカスターハンデキャップ|ドンカスターマイル]]に出走するプランを立て、鞍上は現地の[[ニコラス・ホール]]に依頼した<ref>{{Cite news|url=https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2015/01/21/kiji/K20150121009663280.html|title=池江厩舎エース&ワールド 豪州遠征の鞍上にホール騎手|newspaper=スポーツニッポン|date=2015-01-21|accessdate=2016-03-14|language=ja}}</ref>。ジョージライダーステークスは同じく日本から遠征した[[リアルインパクト]]が優勝する一方、ワールドエースは11着<ref>{{Cite web|和書|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=96690|title=リアルインパクトが叩き合いを制し海外GI制覇!/豪・ジョージライダーS|website=netkeiba.com|date=2015-03-21|accessdate=2016-03-14}}</ref><ref name="GRS">{{Cite web|url=http://www.racingaustralia.horse/InteractiveForm/Meeting.aspx?meetcode=MjIyNjcxMTI5Mg%3d%3d#Race8|title=Race 8 GEORGE RYDER STAKES|language=英語|publisher=Racing Australia|accessdate=2016-03-14}}</ref>。ドンカスターマイルは8着に終わった<ref>{{Cite web|和書|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=97213|title=リアルインパクトは2着 勝ったのはカーマデック/豪・ドンカスターマイル|website=netkeiba.com|date=2015-04-06|accessdate=2016-03-14}}</ref><ref name="DM">{{Cite web|url=http://www.racingaustralia.horse/InteractiveForm/Meeting.aspx?meetcode=MjIyNjc3ODM5OA%3d%3d#Race9|title=Race 9 THE STAR 150TH DONCASTER MILE|language=英語|publisher=Racing Australia|accessdate=2016-03-14}}</ref>。
陣営はオーストラリアに遠征し、[[ジョージライダーステークス]]を経て[[ドンカスターハンデキャップ]]に出走するプランを立て、2月25日にオーストラリアに到着した。

帰国後は3戦するが未勝利に終わり<ref name="netkeiba"/>、2015年12月18日付けで競走馬登録を抹消<ref name="引退"/>。引退後は[[アロースタッド]]で種牡馬となった<ref name="引退"/><ref>{{Cite web|和書|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=107269|title=アロースタッドが種牡馬展示会を開催、ワンダーアキュートなど展示|website=netkeiba.com|date=2016-02-16|accessdate=2016-03-14}}</ref>。
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File:World-Ace20120205(1).jpg|2012年きさらぎ賞
File:World-Ace20120205(2).jpg|表彰式
File:World Ace Yomiuri Milers Cup 2014(IMG2).jpg|2014年マイラーズカップ
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== 競走成績 ==
== 競走成績 ==
以下の情報のうち、国内の競走はnetkeiba.comの成績欄<ref name="netkeiba"/>、海外の競走については各競走名に示した出典を参照。
{| style="border-collapse: collapse; font-size: 90%; text-align: center; white-space: nowrap;"
{| style="border-collapse: collapse; font-size: 90%; text-align: center; white-space: nowrap;"
! 競走日 !! 競馬場 !! 競走名 !! 格 !! 距離(馬場) !! 頭<br />数 !! 枠<br />番 !! 馬<br />番 !! オッズ<br />(人気) !! 着順 !! タイム<br />(上り3F) !! 着差 !! 騎手 !! 斤量 !! 1着馬(2着馬)
! 競走日 !! 競馬場 !! 競走名 !! 格 !! 距離(馬場) !! 頭<br />数 !! 枠<br />番 !! 馬<br />番 !! オッズ<br />(人気) !! 着順 !! タイム<br />(上り3F) !! 着差 !! 騎手 !! 斤量 !! 1着馬(2着馬)
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| 1:49.5 (34.5)
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| 2:05.7 (33.6)
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| 京都
| 京都
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| [[きさらぎ賞]]
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| 芝1800m(良)
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| 57kg
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*タイム欄の{{color|red|R}}はレコード勝ちを示す
*タイム欄の{{color|darkred|R}}はレコード勝ちを示す

== 種牡馬時代 ==
2016年から種牡馬生活を始める。初年度から131頭の種付け数を集め、その後は108頭、87頭、68頭と年々数を減らしたが4年目の2020年は131頭と数を増やした。初年度産駒のオータムレッドが2019年6月17日の新馬戦を勝利し、産駒初勝利を挙げた。

2023年7月19日、種牡馬を引退する事を[[ジェイエス]]がTwitter投稿で発表した。同月31日にアロースタッドを退厩し、[[ノーザンホースパーク]]で余生を過ごす<ref>[https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=236805 ワールドエースが種牡馬引退 道営最強馬シルトプレなどを輩出] - netkeiba.com 2023年7月19日</ref>。

=== 主な産駒 ===
==== 中央重賞優勝馬 ====
* 2019年産
** [[ジュンブロッサム]](2024年[[富士ステークス]])<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001305177/|title=ジュンブロッサム|JBISサーチ(JBIS-Search)| work=JBISサーチ|publisher=公益財団法人[[日本軽種馬協会]]|accessdate=2024-10-19}}</ref>
==== 地方重賞優勝馬 ====
* 2017年産
** ボルドープリュネ(2020年[[クイーンカップ (笠松競馬)|クイーンカップ]]【笠松】)
* 2019年産
** [[シルトプレ]](2021年[[鎌倉記念]]、2022年[[北斗盃]]、[[北海優駿]]、[[ダービーグランプリ]]、2023年[[コスモバルク記念]]、[[道営記念]])<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001304401/|title=シルトプレ|JBISサーチ(JBIS-Search)| work=JBISサーチ|publisher=公益財団法人[[日本軽種馬協会]]|accessdate=2023-11-09}}</ref>


== 血統表 ==
== 血統表 ==
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*母マンデラは[[ディアナ賞]]([[ドイツ|独]]オークス)3<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001035987/|title=マンデラ(GER)|website=JBIS Search|accessdate=2016-02-29}}</ref>。叔父(マンデラの[[競走馬の血統#競走馬の血縁関係|半弟]])に[[イスパーン賞]]、[[プリンスオブウェールズステークス (イギリス)|プリンスオブウェールズステークス]]、[[ジャック・ル・マロワ賞]]を制した[[マンデュロ]]がいる<ref>{{Cite web|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001000961/|title=Manduro(GER)|website=JBIS Search|accessdate=2016-02-29}}</ref>

*全弟に2019年[[菊花賞]]・2021年[[天皇賞(春)]]を制した[[ワールドプレミア (競走馬)|ワールドプレミア]]、半弟に2022年[[鳴尾記念]]・2023年[[日経新春杯]]を制した[[ヴェルトライゼンデ]](父[[ドリームジャーニー]])がいる。
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== 脚注 ==
== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
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[[Category:日本調教の競走馬]]
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[[Category:父内国産の競走馬]]
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[[Category:日本供用種牡馬]]

2024年11月18日 (月) 08:01時点における最新版

ワールドエース
2014年マイラーズカップ
欧字表記 World Ace[1]
香港表記 世界王牌[2]
品種 サラブレッド
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2009年2月22日[1]
登録日 2011年11月3日
抹消日 2015年12月18日[3]
ディープインパクト[1]
マンデラ[1]
母の父 Acatenango[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 (有)サンデーレーシング[1]
調教師 池江泰寿栗東[1]
調教助手 森澤光晴[4]
競走成績
生涯成績 17戦4勝
中央:14戦4勝[1]
海外:3戦0勝[1]
獲得賞金 2億5344万6100円
中央:2億2842万3000円
香港:131万1000香港ドル[5]
WTR
WBRR
L116 / 2012年[6]
M116 / 2014年[7]
勝ち鞍
GII マイラーズC 2014年
GIII きさらぎ賞 2012年
テンプレートを表示

ワールドエース(欧字名:World Ace :世界王牌2009年2月22日 - )は、日本競走馬種牡馬。主な勝ち鞍は2012年きさらぎ賞2014年マイラーズカップ

馬名の意味は「世界のエース」。名付けたのは本馬の一口馬主でもあり、本馬の全弟2019年菊花賞、2021年天皇賞(春)優勝馬ワールドプレミアなどを所有する税理士の大塚亮一である。

経歴

[編集]

2歳(2011年)

[編集]

12月17日に阪神競馬場の芝1800mの新馬戦福永祐一を鞍上にデビューし、単勝1番人気に応えて優勝した[8]

3歳(2012年)

[編集]

この年初戦の若駒ステークスは、5頭立てのレースとなり、再び1番人気に支持された[9]。レースではスローペースを最後方から追走したが、逃げた勝ち馬を捕らえきれず2着に敗れた[9]

次走のきさらぎ賞では、鞍上が小牧太に変更になった[10]。中団追走の展開から最後の直線で脚を伸ばし、後続の追い上げを振り切り重賞初制覇を達成した[10]。この競走ではディープインパクト産駒が上位3頭を独占した[10]

続く若葉ステークスではスタートで後手を踏んだものの、道中後方からレースを進め直線で大外に持ち出すと、脚を伸ばして内で粘る2頭を捕え、2着以下に2馬身差をつけ快勝した[11]

次走は4月15日の3歳牡馬クラシック初戦の皐月賞に2番人気で出走[12]。スタート直後に前の馬に触れたため本馬は躓き、騎手が落馬寸前となる不利を受け道中後方からの競馬となった[13]。そのまま3コーナーでは後方追走となり[13]、4コーナーから直線で大外に進路を取り追い込むも、内を通って抜けたゴールドシップに届かず2馬身半差の2着に敗れた[12]。そして迎えた東京優駿(日本ダービー)は1番人気に推され、ゴールドシップと同じ出走馬中上がり最速タイの脚で追い込んだが[14]ディープブリランテの4着に敗れた[15]

東京優駿の後、左前球節炎と診断されノーザンファームしがらきにて放牧休養していたが[16]、後に左前脚屈腱炎を発症した為、秋競馬を断念し、故障箇所の回復へ向けて休養に入ることになった[17]

5歳(2014年)

[編集]

2月の白富士ステークスで約1年8ヶ月ぶりに復帰[18]。休養明けにもかかわらず単勝1番人気に支持されたが、5着に敗れた[18]。続くマイラーズカップをコースレコードで優勝し、2012年のきさらぎ賞以来となる重賞2勝目を挙げた[19]。続く安田記念では3番人気での出走だったが、不良馬場も影響したのかジャスタウェイの5着に敗れた[20][21]

放牧を挟んで[22]迎えた秋初戦の毎日王冠は、1番人気に推されるも13着に惨敗[23]マイルチャンピオンシップも8着と精彩を欠いた[24]。その後、香港マイル(G1)にザカリー・パートンの騎乗で出走し、4着[25][26]

6歳(2015年)

[編集]

陣営は、オーストラリアに遠征しジョージライダーステークスを経てドンカスターマイルに出走するプランを立て、鞍上は現地のニコラス・ホールに依頼した[27]。ジョージライダーステークスは同じく日本から遠征したリアルインパクトが優勝する一方、ワールドエースは11着[28][29]。ドンカスターマイルは8着に終わった[30][31]

帰国後は3戦するが未勝利に終わり[24]、2015年12月18日付けで競走馬登録を抹消[3]。引退後はアロースタッドで種牡馬となった[3][32]

競走成績

[編集]

以下の情報のうち、国内の競走はnetkeiba.comの成績欄[24]、海外の競走については各競走名に示した出典を参照。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
2011.12.17 阪神 2歳新馬 芝1800m(良) 13 7 11 01.4(01人) 01着 1:49.5 (34.5) -0.1 福永祐一 55kg (レッドブレイゾン)
2012.01.21 京都 若駒S OP 芝2000m(重) 5 2 2 01.2(01人) 02着 2:05.7 (33.6) -0.4 福永祐一 56kg ゼロス
0000.02.05 京都 きさらぎ賞 GIII 芝1800m(良) 13 6 9 02.1(01人) 01着 1:47.0 (33.0) -0.2 小牧太 56kg ヒストリカル
0000.03.17 阪神 若葉S OP 芝2000m(稍) 16 6 11 01.3(01人) 01着 2:04.4 (35.3) -0.3 福永祐一 56kg (メイショウカドマツ)
0000.04.15 中山 皐月賞 GI 芝2000m(稍) 18 5 9 03.2(02人) 02着 2:01.7 (34.9) -0.4 福永祐一 57kg ゴールドシップ
0000.05.27 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 4 8 02.5(01人) 04着 2:24.0 (33.8) -0.2 福永祐一 57kg ディープブリランテ
2014.02.01 東京 白富士S OP 芝2000m(良) 14 7 12 03.1(01人) 05着 2:00.2 (33.7) -0.4 武豊 56kg エアソミュール
0000.04.27 京都 マイラーズC GII 芝1600m(良) 16 2 4 06.4(03人) 01着 R1:31.4 (33.2) -0.2 A.シュタルケ 56kg フィエロ
0000.06.08 東京 安田記念 GI 芝1600m(不) 17 8 17 09.6(03人) 05着 1:37.4 (37.8) -0.6 C.ウィリアムズ 58kg ジャスタウェイ
0000.10.12 東京 毎日王冠 GII 芝1800m(良) 15 8 15 03.2(01人) 13着 1:45.8 (33.5) -0.6 小牧太 57kg エアソミュール
0000.11.23 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 17 5 9 05.6(04人) 08着 1:32.1 (34.7) -0.6 P.ブドー 57kg ダノンシャーク
0000.12.14 沙田 香港マイル[26] G1 芝1600m(良[注 1] 10 9 26(05人) 04着 1:34.27 -0.78 Z.パートン 126lb[注 2] Able Friend
2015.03.21 ローズヒル
ガーデンズ
ジョージライダーS[29] G1 芝1500m(稍[注 3] 14 3 06.5(04人) 11着 5.1馬身 N.ホール 59kg Real Impact
0000.04.06 ロイヤル
ランドウィック
ドンカスターマイル[31] G1 芝1600m(重[注 4] 20 3 21(10人) 08着 4.9馬身 N.ホール 55.5kg Kermadec
0000.10.24 東京 富士S GIII 芝1600m(良) 16 7 13 30.8(11人) 09着 1:33.3 (34.0) -0.6 北村宏司 57kg ダノンプラチナ
0000.11.28 東京 キャピタルS OP 芝1600m(良) 18 3 5 07.0(04人) 02着 1:33.2 (33.8) -0.0 H.ボウマン 57kg サンライズメジャー
0000.12.12 阪神 チャレンジC GIII 芝1800m(良) 18 7 14 05.1(03人) 04着 1:46.6 (34.6) -0.5 H.ボウマン 57.5kg フルーキー
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す

種牡馬時代

[編集]

2016年から種牡馬生活を始める。初年度から131頭の種付け数を集め、その後は108頭、87頭、68頭と年々数を減らしたが4年目の2020年は131頭と数を増やした。初年度産駒のオータムレッドが2019年6月17日の新馬戦を勝利し、産駒初勝利を挙げた。

2023年7月19日、種牡馬を引退する事をジェイエスがTwitter投稿で発表した。同月31日にアロースタッドを退厩し、ノーザンホースパークで余生を過ごす[34]

主な産駒

[編集]

中央重賞優勝馬

[編集]

地方重賞優勝馬

[編集]

血統表

[編集]
ワールドエース血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

ディープインパクト
2002 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ウインドインハーヘア
1991 鹿毛
Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere

*マンデラ
Mandela
2000 栗毛
Acatenango
1982
Surumu Literat
Surama
Aggravate Aggressor
Raven Locks
母の母
Mandellicht
1994
Be My Guest Northern Dancer
What a Treat
Mandelauge Elektrant
Mandriale
母系(F-No.) (FN:3-d) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 5×4 [§ 4]
出典
  1. ^ [37]
  2. ^ [38]
  3. ^ [37]
  4. ^ [37]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 公式発表は"Good to Firm"で、日本では良に相当。
  2. ^ 約57キログラム[33]
  3. ^ 公式発表は"Good 3"で[29]、日本では稍重に相当。
  4. ^ 公式発表は"Soft 7"で[31]、日本では重に相当。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m ワールドエース”. JBIS Search. 2016年2月29日閲覧。
  2. ^ 世界王牌 (T612) - 馬匹資料 - 賽馬資訊” (中国語). 香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club). 2016年2月24日閲覧。
  3. ^ a b c ワールドエースが引退、種牡馬へ”. netkeiba.com (2015年12月16日). 2016年3月14日閲覧。
  4. ^ 世代屈指の末脚が唸る!ワールドエース”. 競馬ラボ. 2022年7月10日閲覧。
  5. ^ 2014 香港国際競走要綱(簡易版)”. 2024年10月20日閲覧。
  6. ^ 2012年度ワールドサラブレッドランキング(WTR) (PDF)
  7. ^ 2014年度ロンジンワールドベストレースホースランキング(WBRR) (PDF)
  8. ^ ワールドエース余裕のVに福永騎手「走るね」/阪神新馬”. netkeiba.com(提供:デイリースポーツ) (2011年12月18日). 2016年2月29日閲覧。
  9. ^ a b ゼロスが逃げ切り、ワールドエースは2着/若駒S”. netkeiba.com (2012年1月21日). 2016年2月29日閲覧。
  10. ^ a b c 「強いのひと言」ワールドエースに小牧脱帽/きさらぎ賞”. netkeiba.com(提供:デイリースポーツ) (2012年2月6日). 2016年2月29日閲覧。
  11. ^ ワールドエース豪脚V、王道ローテ歩む/若葉S”. netkeiba.com(提供:デイリースポーツ) (2012年3月18日). 2016年2月29日閲覧。
  12. ^ a b ゴールドシップ、内から伸びて1冠目制す/皐月賞”. netkeiba.com (2012年4月15日). 2016年2月29日閲覧。
  13. ^ a b ワールドエース“飛んだ”が2着まで/皐月賞関係者コメント”. netkeiba.com(提供:デイリースポーツ) (2012年4月16日). 2016年2月29日閲覧。
  14. ^ 4着ワールドエース福永「最後もジリジリとしか…」/日本ダービー”. netkeiba.com(提供:デイリースポーツ) (2012年5月28日). 2016年2月29日閲覧。
  15. ^ ディープブリランテがハナ差V、岩田は涙の初制覇/日本ダービー”. netkeiba.com (2012年5月27日). 2016年2月29日閲覧。
  16. ^ ワールドエース左前球節炎で放牧、秋のローテは未定”. netkeiba.com(提供:デイリースポーツ) (2012年6月3日). 2016年2月29日閲覧。
  17. ^ ワールドエース、アダムスピークが屈腱炎発症、復帰は未定”. netkeiba.com(提供:デイリースポーツ) (2012年9月1日). 2016年2月29日閲覧。
  18. ^ a b エアソミュールが完勝、角居師は「きょうのレースぶりなら重賞でも」/白富士S”. netkeiba.com(提供:デイリースポーツ) (2014年2月2日). 2016年2月29日閲覧。
  19. ^ ワールドエース復活V!約2年1ヶ月ぶりの勝利/マイラーズカップ netkeiba.com 2014年4月27日閲覧
  20. ^ これが「世界一」の底力!ジャスタウェイがゴール寸前の差し切りV!/安田記念”. netkeiba.com (2014年6月8日). 2016年2月29日閲覧。
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外部リンク

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