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2015年11月22日 (日) 10:56時点における版
第三次世界大戦(だいさんじせかいたいせん、英語: World War III)は、第二次大戦に続く3つ目の世界大戦。コンピューターゲームの言葉。実際に起こりえない架空の言葉。
分類
第三次世界大戦は以下の諸説がある。
- 平和学などにおいて、1945年から1989年までの冷戦期に懸念された、超大国同士の戦争を指す用語。
- 冷戦そのもの、および米ソ代理戦争の総称。
- 対テロ戦争(2001年のアメリカ同時多発テロ事件を発端とする、アメリカによる一連の戦争)の名称の一つ。冷戦を第三次世界大戦とみなす立場からは「第四次世界大戦」とも呼ばれる。
- 資本を武器に合法的に敵国を支配する金融経済戦争。
概要
冷戦期
一般的には、第一次・第二次世界大戦のような列強の対立による全面戦争を指し、超大国同士が直接対決し、その周辺諸国を巻き込むような大きな世界戦争(アメリカ合衆国とソビエト連邦の直接対決など)を仮想して呼ばれた。米ソは全人類を滅ぼしてもあまりある数の核弾頭を持ち、「冷戦」という形で1945年から1989年までにらみ合っていたため、第三次世界大戦は核兵器による全面核戦争になると想像されることが多かった。また破滅物のフィクションにおいても同様の意味で使われることがある。
特に朝鮮戦争やベトナム戦争、キューバ危機など米ソの対立が頂点に達した時期には、識者の間でもその勃発の可能性や対策について真剣に論じられた[1]。
冷戦後
特定の書籍においては、既存の冷戦やアメリカ同時多発テロ事件以降の戦闘・戦争を世界大戦とするものが存在する。文脈によっては冷戦自体を一つの戦争とみなし、「第三の世界戦争」と表現することもある。また別の文脈では、アメリカ同時多発テロ事件以降、アメリカの主導によって行なわれた「対テロ戦争」のことを、「第三次世界大戦」と呼ぶ場合もある。ジョージ・W・ブッシュ第43代米大統領は、2006年5月5日に放送されたCNBCのインタビューで、対テロ戦争を「第三次世界大戦」と初めて表現した[2]。
また、ブッシュは2007年10月17日の記者会見で「イランが核武装すれば第三次世界大戦を引き起こし兼ねない」と述べた。2009年時点で、イスラエルはイランの核兵器保有阻止のためにイランへの攻撃を検討しているとされていた[3]。 21世紀初頭にはテロやゲリラなどとの「非対称戦争」が戦争の主流となりつつある。非対称戦における戦時と平時の区別は曖昧である。
2014年にはローマ法王フランシスコがミサでのスピーチの比喩として、すでに第三次世界大戦は始まっていると懸念を示したこともある。[4][5]
第三次世界大戦に発展する可能性があった事件
様々な事件が、第三次世界大戦を引き起こした可能性が述べられている。以下にその可能性が述べられている事件を列挙する。
- 1948年 - 1949年 ベルリン封鎖
- 1950年 - 1953年 朝鮮戦争
- 1956年 - 1957年 スエズ動乱
- 1958年 エイド・メモワール(ソ連がアメリカに西ベルリン占領の終了を要求)
- 1960年 - 1975年 ベトナム戦争
- 1960年 U-2撃墜事件
- 1961年 ケネディ=フルシチョフ会談(ソ連がアメリカにベルリンの中立化を要求)
- 1962年 キューバ危機
- 1968年 プエブロ号事件
- 1973年 第四次中東戦争
- 1979年 北アメリカ航空宇宙防衛司令部 (NORAD) に誤ってソ連による総攻撃が表示される。
- 1980年 アメリカ・ウィチタのマコーネル空軍基地で、ICBMタイタンIIが訓練中に誤って発射シーケンスに入る。
- 1983年 大韓航空機撃墜事件
- 1983年 スタニスラフ・ペトロフによる核戦争回避事件(ソ連の監視衛星が米国からの核ミサイル攻撃を誤検出)
- 1983年 エイブル・アーチャー83演習(ソ連、NATOの核ミサイル発射演習を本物の核攻撃の偽装と誤解)
- 1995年 ノルウェーロケット事件(ロシア、ノルウェーの気象観測ロケットをアメリカの核ミサイルと誤認し、被弾前報復核攻撃を検討)
- 2001年 アメリカ同時多発テロ事件(後にアフガニスタン侵攻、イラク戦争へ発展してゆく)
上記の内、もっとも危険が高かったとされるキューバ危機では、実際に誤って核攻撃命令が出され、現場の判断(デフコンレベルが戦闘時ではなく、それより低い準戦闘時のまま核攻撃が下された。その他など)から核ミサイル発射が水際で停止されていた[6]。非公式ながら米軍および旧ソ連軍共に、事故・誤命令による核兵器発射シーケンス開始は、実際に起こっており、偶発的核戦争(第三次世界大戦)の可能性は拭い去れない。
第三次世界大戦に波及する恐れがある発言
中国人民解放軍少将の朱成虎が、核戦争こそが増えすぎた人類を減らし地球環境を守る最速の手段だとして、核戦争を賛美する発言を行った。また、第三次世界大戦(核戦争)は、絶対に起こると持論を述べ、積極的先制核攻撃により味方よりも敵人口を減らして大戦後の優位を保つべきだとの持論を展開している。この様な危険な発言は、たびたび行われており、朱成虎は2015年4月現在も中国国防大学の教授職にあり、後に中国軍のエリート・幹部となる若手士官の育成を続けている。(詳細は朱成虎の項目参照)
また、2015年以降ロシア連邦大統領ウラジミール・プーチンは、地域紛争に戦術核兵器を投入する可能性について度々言及を行っている。2015年3月15日放送のロシア国営テレビ「クリミア、祖国への道」の中で、2014年ウクライナ騒乱に端を発する2014年クリミア危機(クリミア併合に際して、西側欧米諸国が武力介入による併合阻止に踏み切った場合に備え、ロシア連邦軍に対して核兵器使用の準備を指示していた事を明らかにした[7]。ロシア連邦軍は同年3月の軍事演習においても、仮想敵が北方領土を含む千島列島方面より攻撃を開始する戦闘状態に突入した場合には、限定的ながらも先制核攻撃の可能性も想定した訓練を行っていた事が明らかになっており、ロシア近傍での地域紛争に端を発する核戦争勃発の危機が懸念されている[8]。
その他
アインシュタインは「第三次世界大戦でどのような兵器が使われるのか私は知らない。だが第四次世界大戦は石と棍棒によって戦われるだろう[10]。」という言葉を残し、次に世界大戦が起きれば文明の崩壊は免れ得ないと警鐘を鳴らしている。この言葉での第三、四次世界大戦は上記で定義された内容ではなく、単純に、発展した軍事技術のぶつかり合いを意味する。
また、アメリカ第34代大統領であるアイゼンハワーは「第三次世界大戦に勝つ唯一の方法は、それ(第三次世界大戦)を防ぐことだ[11]。」という言葉を残している。
フィクションの第三次世界大戦
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
20世紀に発生すると設定
- レッドサン ブラッククロス
- 第二次世界大戦がドイツの一人勝ちに終わった後、カナダに亡命政権を立てた英連邦や第二次世界大戦に積極的には参加しなかった日本を中心とする枢軸国と、ドイツを中心とする連合国の間で1948年5月13日から1951年にかけて戦われた大戦。アメリカ合衆国は開戦初日にドイツの反応兵器(核)攻撃を受け、本土が戦場となったあげく東西に分裂する。戦後の日独冷戦時代を経て、1990年には第四次世界大戦も起きる。
- 新・紺碧の艦隊、新・旭日の艦隊
- 照和28年(1953年)3月、神聖欧州帝国による南米への武器密輸が発覚し、再び日本、アメリカ、東シベリア共和国、イギリス、自由ドイツ政府で編成された連合軍と神聖欧州帝国との間に第三次世界大戦が勃発する。小説版(原作)と漫画版によって展開は異なるが、どちらの場合も最終的に連合国の勝利によって終戦を迎える。
- 世界大戦争
- 1961年、同盟国軍と連邦国軍の対立によって第三次世界大戦が勃発。両陣営によってICBMやIRBM、SLBMが使用され、人類はほぼ滅亡する。
- 遥かなる星
- 1962年10月、キューバ危機からアメリカによるキューバ空爆をきっかけに米ソ間の第三次世界大戦が勃発。アメリカは崩壊し、ソ連も大きな打撃を受けた。幸運にも直接被害を免れた日本は、いずれ起きるかもしれない第四次世界大戦から生き延びるため、地球脱出を目的とした宇宙開発に邁進する。
- 渚にて
- 1964年、第三次世界大戦が勃発。不凍港を欲したソ連が上海占領のために中国全土を核攻撃し、同時に行われたエジプトやアルバニアなどによる西側諸国への爆撃をソ連によるものと誤認した西側諸国がソ連を核攻撃。これによって生じた放射能汚染で北半球が全滅し、残された南半球も徐々に放射能に汚染されていく。リメイクテレビ映画『エンド・オブ・ザ・ワールド』(2000年米豪)では、中華人民共和国の台湾侵攻がきっかけとなりアメリカが核ミサイルを発射し、第三次世界大戦が勃発する。ただしこちらでは開戦日時は明示されていない。
- AKIRA
- 1980年代(原作では1982年、映画版では1988年)、東京での人型兵器「アキラ」の大覚醒による大爆発が引き金となり、第三次世界大戦が勃発。
- 第三次世界大戦
- 1985年8月に勃発。主著者ジョン・ハケットは元NATO軍司令官。実際の防衛計画と想定に基づいた「戦況」を克明に描いた本で、他の仮想戦記とは一線を画す。日本語版は二見書房の刊行。
- 宇宙の戦士
- 1987年に露英米連合と中国ヘゲモニーの間で全面戦争が勃発。戦後に現在の民主主義は崩壊した。その後、復員軍人たちの手によって地球連邦が建国され、兵役経験者のみが市民権を持つ新たな政治体制が確立される。
- 第三次世界大戦
- 1987年、食糧禁輸措置を取られたソ連がアラスカの石油パイプライン基地を急襲・爆破して戦争に発展する。
- グランド・ゼロ
- 1989年、ソ連のゴルバチョフ共産党書記長が西ベルリン訪問を終えて帰国した直後に病気を理由として退任したが、「実は幽閉された」という噂も流れる。書記長が交代してから両陣営の関係は悪化し、東西ドイツ間でNATO軍とワルシャワ条約機構軍が武力衝突する。一方、オーストラリアでは戦争反対のデモと核施設の廃絶運動が起き、一度は停戦協定が結ばれるも、ついに全面核戦争が勃発してしまう。
- OZ
- 1990年10月15日、1発の軌道レーザーの攻撃を核攻撃と誤認し、第三次世界大戦が勃発。40分で終結するが、全世界が壊滅状態となる。
- 第3次世界大戦
- 1995年7月24日、改革失敗とアメリカの食料政策によって追いつめられたソ連は西ドイツへ侵攻し、NATO軍と全面衝突する。
- 攻殻機動隊
- 1996年2月、ソ連と米国・EC間で第三次核大戦が勃発。多数の核兵器が使用され、戦闘は一瞬で終了した。前年にソ連が中東へ軍事介入し、イスラエルを抑えて地中海へ進攻したことが引き金となっている。また、1999年にはアジア諸国とEC間の経済摩擦を発端とした第四次非核大戦が勃発しているが、こちらは第三次核大戦とは対照的に長期化し、2024年にアジア諸国の勝利によって終結している。
- ターミネーターシリーズ
- 1997年8月29日、アメリカの核戦略コンピュータシステム「スカイネット」が自我を獲得。人類を滅ぼすべくソ連へ核攻撃を行ったことによって全面核戦争が勃発し、人類の大半が死滅した。その後はわずかに生き残った人間も、スカイネットの操る殺人機械群との戦いを余儀なくされる。シリーズ3作目『ターミネーター3』では、前作『ターミネーター2』で主人公達が未来を変えるべく奔走したことによって歴史が変わったため、スカイネット誕生と核戦争勃発が2004年になっている。
- マジンサーガ
- 1999年、突如現れた鋼鉄の鎧に身を包んだ謎の巨人が東京を破壊。それをきっかけに世界各国が疑心暗鬼に陥り、世界大戦が勃発。核兵器の使用により地球が再生不可能な大ダメージを受けた後、一部の人類は火星へ移住する。
- ノストラダムスの大予言
- 1999年7の月、局地戦での核兵器使用の影響で遂に全世界は核戦争に発展。A・B・Cの各陣営のICBMの核ミサイルが世界の都市みならずICBMの発射基地をも攻撃する。やがて発射基地は全滅し、人類は滅亡したとしても機械が自動的に核ミサイルを発射し続け、地球は死の星と化する。
- 新世紀エヴァンゲリオン
- 2000年9月13日に発生したセカンドインパクトによる混乱の影響で、印パ国境を始めとする世界各地で同時多発的に紛争が勃発。9月20日には新型爆弾の投下によって東京が壊滅している。その後、2001年2月14日に調印されたバレンタイン休戦臨時条約によって戦闘は終結した。
- wargameシリーズ
- 1960年代から1990年代の冷戦下、様々な状況での東西陣営の衝突を想定したリアルタイムストラテジー。
21世紀に発生すると設定
- マクロスシリーズ
- 1999年7月17日に宇宙から落下した異星人の戦艦の存在から、宇宙で発生している星間戦争に対する地球規模の防衛機構が必要と判断され、国連主導下で地球上全ての国家・体制を解体し、惑星統一政体として地球統合政府を発足したが、急激な変化とオーバーテクノロジーの独占に反対する勢力が2001年1月に反統合同盟軍として世界中で決起し、世界各地を戦場とする「統合戦争」が勃発した。地球統合政府は反応兵器(核爆弾)で対抗し、2007年1月に反統合同盟軍は降伏する。
- 猿の惑星シリーズ
- 2003年、人類と知能を得た猿類との間の争いが核戦争に発展する。猿類が勝利し、僅かな人類もミュータントとなって、コバルト爆弾を信仰するコミュニティのみとなる。そこに恒星間探索に赴いていた探査船が不時着し、『人と猿が逆転した世界』へ投げ出されてしまう[12]。
- 火星年代記
- 2005年11月、地球で全面戦争が勃発。核爆発によってオーストラリア大陸は粉砕された。その後、地球環境は荒廃したようだが、2026年時点でも戦闘は未だに続いている。
- 未来少年コナン
- 2008年7月、第三次世界大戦(大変動)が勃発。核兵器を遥かに上回る威力を持つ「超磁力兵器」の投入により、人類の大半が死滅。地球の五大陸のほぼ全域が海中へ水没し、文明が崩壊した。原作の『残された人々』は冷戦をモチーフにしているが、子供向けアニメとして製作された事情から設定に差異が多い。
- トップをねらえ!
- 米軍による日本国ハワイ県真珠湾への奇襲攻撃を発端として、2008年に第二次日米戦争が勃発し、同時に世界各地で局地戦が発生。2013年に日本主導の地球帝国が建国されたことにより、戦乱は終結する。
- 斉木楠雄のΨ難
- 2012年、主人公・斉木楠雄の兄・斉木空助が発明したタイムマシンを巡り勃発。2年後の2014年には世界は壊滅状態となっている。ただしこれは平行世界での出来事なため、本編では直接的な関係性はない。
- ガングリフォン
- 2015年2月、世界的な食料危機やエネルギー危機などを原因として、アジア太平洋共同体(APC)と汎ヨーロッパ連合(PEU)の間で第三次世界大戦が勃発。戦火は北アフリカからウクライナ、ユーラシア大陸東部、オーストラリアへと拡大するが、アメリカ自由貿易地域(AFTA)の軍事介入を受け、APC、PEUはともにAFTAに全面降伏。その後、PEU軍内の過激派がウラル山脈の旧戦略ミサイル基地を占領し、世界各地のAFTA占領地を解放するよう要求するが、各国のエースパイロット部隊によって鎮圧され、2015年10月12日に大戦は終結する。
- ジョン・タイターの予言
- 2015年、ロシアがアメリカ連邦帝国・中国・ヨーロッパの各国に行った核攻撃を発端として第三次世界大戦が勃発。その後アメリカ・ヨーロッパ諸国・オーストラリアとロシア、更には日本を含む周辺諸国を吸収した中国による三つ巴の戦いが繰り広げられ、最終的には2017年にロシアの勝利によって戦争は終結する。なお、厳密にはフィクションでない可能性もあるが、便宜上ここに記載する。
- エンド ウォー
- 2016年、中東での悲劇的な核兵器テロを受けてそれまでのミサイル防衛技術は極度に発展し、大陸間弾道ミサイルによる核兵器の脅威が消え去った時代が訪れる。しかし、アメリカが衛星軌道上に軍事基地を設置した事により、軍事バランスが崩れ開戦に至る。
- コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2
- 2016年、超国家主義派によるロシアの空港テロにCIA工作員が参加していたことにより、アメリカによるテロへの報復戦争という名分のもとロシアがアメリカ各地に奇襲を行い第三次世界大戦が勃発。『モダン・ウォーフェア3』ではヨーロッパ各地にまで戦火が拡大する。
- 狂四郎2030
- 2019年、人口爆発や環境破壊などによる世界的な食糧危機がきっかけとなり、第三次世界大戦が勃発。この戦争で世界人口の約80%が死亡し、アメリカや中国も消滅した。2025年に終結。戦後の文明は大きく後退し、ディストピア的な体制国家が支配している。
- スタートレック
- 2026年 - 2053年、アメリカ合衆国とECON(Eastern Coalition)が、大規模な核攻撃を伴う第三次世界大戦を戦った。都市の大部分が破壊されて死者は6億人にのぼり、地球は事実上の無政府状態となる。ECONの詳細は不明だが、初期の稿ではアメリカ対中国(China)だったと脚本家ブラノン・ブラガが明かしている。なお、第1作では、1992年 - 1996年に「優生戦争」という世界規模の戦争があったという設定がある。なお、詳細な設定が決まったのは『ファーストコンタクト』(1996年)においてである。
- 銀河英雄伝説
- 2039年、北方連合国家(NC)と三大陸合衆国(USE)の間で「13日間戦争」と呼ばれる核戦争が勃発。他国をも巻き込んだ13日間の戦闘の末に両大国は壊滅したが、その後も「90年紛争」と呼ばれる戦乱が1世紀近く続き、地球統一政府の発足によって2129年に終結を迎えるまでに、人類の総人口は10億人にまで減少した。
- サンダーバード ARE GO
- 2040年に「地球戦争」と呼ばれる全面戦争が勃発。詳細は不明だが衛星軌道を含む地球全域が戦場となり、この戦争の影響によって原子力技術は衰退した。
- 重鉄騎
- 2020年に発生した「シリコンカビ」による電子・コンピューター技術の崩壊を契機として、それらの技術への依存度が少ないアジアの超大国がアジア及び西ヨーロッパ各国への侵略戦争を開始し、第三次世界大戦が勃発。超大国は新兵器「鉄騎」を投入するも戦争は泥沼化し、2045年には超大国側からの提案によって停戦協定が締結される。その後、超大国を中心とする「国際連合」が新たに設立された。
- 魔法科高校の劣等生
- 2030年ごろから始まった世界的な寒冷化の中、寒冷化と砂漠化が進んだ華北地域の住民によるロシア領内への不法入国を発端として、2045年にエネルギー資源を巡る第三次世界大戦が勃発。2065年まで続いたことから「二十年世界群発戦争」とも呼ばれる。魔法師の介入によって核兵器の使用は阻止されたが、世界人口は開戦前の1/3の30億人に減少。各陣営の勢力範囲も大きく変化した。
- 地球連邦の興亡
- 2047年、異星人ヲルラの出現により「接触戦争」が勃発。当初はヲルラ対地球人の戦争であったが、途中から地球側が日英米を中心とする地球連邦と露中仏などを中心とする国際連合に分裂し、地球人同士で反応兵器(核兵器)を撃ち合うことになる。
- スターオーシャン4 -THE LAST HOPE-
- 2064年、世界共和国連邦と対立する諸国の情報戦が激化し、混乱による破壊兵器の誤射から第三次世界大戦が勃発する。わずか2週間で停戦協定が締結されるが、大量破壊兵器の使用による環境の悪化によって人口は大幅に減少する。
- Fallout シリーズ
- 2077年、地球資源を巡った争いが続く中、中国軍がアラスカを侵略し、アメリカがカナダを併合することに端を発し、ついに10月23日、全面核戦争に突入。開戦から2時間で世界の文明は崩壊する。
- 重装機兵レイノス、重装機兵ヴァルケン
- 2093年、石油および月面の「動力鉱石」の採掘権を巡り環太平洋合衆国と欧州アジア連邦の間で第三次世界大戦が勃発。初の宇宙空間での全面戦争となり、新兵器「アサルトスーツ」の投入なども行われたが、両国は宇宙戦闘にかかる莫大なコストを理由に2096年に和平協定を締結する。また、2101年には連邦軍による合衆国軍への誤射事件「グラハム号事件」を発端に第四次世界大戦が勃発。戦闘は第三次大戦のそれを上回るものとなり、最終的には合衆国側が勝利している。
22世紀以降に発生すると設定
- 永い後日談のネクロニカ
- 終末思想に染まったカルト宗教が行った核テロを発端として、2135年に大規模な限定核戦争が勃発。停戦後の2140年に核使用禁止条約が締結されたものの、アンデッド兵器の実用化に伴うモラルの低下などを要因として、核使用禁止条約破棄後の2155年に南北アメリカ大陸を火種とした全面核戦争が勃発し、人類文明は壊滅状態に陥る。
- ウィザーズ・ブレイン
- 2186年5月14日、大気制御衛星の暴走で遮光性の気体が地球を覆い、エネルギーを太陽光発電に頼っていた人類は致命的な打撃を受ける。そこから発生したエネルギーと資源の奪い合いで第三次世界大戦が勃発、複数の核融合炉の同時暴走によってアフリカ大陸が文字通り消し飛んだことにより終戦を迎えたが、2048箇所もあった完全自給自足の閉鎖型積層都市「シティ」も僅か7つにまで減少し、変わり果てた永い冬の世界で人類は絶滅の危機に瀕する事になる。
- 宇宙一の無責任男
- 宇宙暦209年(2202年)に、「ぶちこわしの一週間」と呼ばれる全面核戦争が勃発。複数の大陸が消滅し、人類は約5000年の間、放射能で汚染された地球からの「疎開」を余儀なくされる事になる。
おおよその時期が設定されているもの
- 1984年
- 1949年の小説。1950年代の核戦争を経て世界は三大全体主義国家に分割統治され、それぞれの国は階級社会の崩壊を防ぐため半永久的な領土紛争を続けており、市民は徹底的な監視社会に置かれている。
- 夏への扉
- 1957年の小説。1960年代半ばに「六週間戦争」が起こり、アメリカ東海岸の主要都市は核攻撃を受けて内陸のデンヴァーが首都になる。勝敗は不明だが、共産主義は戦後衰退する。戦時中に冷凍睡眠などの新技術が実用化された。
- FUTURE WAR 198X年
- ソ連の原潜によるアメリカの科学者の拉致、ソ連の新型戦闘機の西ドイツへの亡命などを引き金に、198X年に第三次世界大戦が勃発。ワルシャワ条約機構軍の西ドイツへの侵攻を発端として、中東での東西両軍の武力衝突やソ連軍による日本への攻撃が発生。東西ドイツ国境でNATO軍が戦術核を使用した事を受け、東西双方が発射したICBMやSWBMが各国の主要都市へ降り注ぐ事になる。その後、ソ連のタカ派指導者が射殺された事で戦争は終結へと向かい、最後に放たれたソ連の第二波ICBMもアメリカの有人戦闘衛星によって撃墜された。
- 第三次世界大戦シリーズ
- 二見書房から刊行された一連の小説。198X年から198Y年が舞台。『日本篇』ではソ連軍の佐渡上陸・新潟侵攻・東京陥落、『続・日本篇』では日本亡命政府軍とアメリカ軍による南九州・関東上陸戦が描かれる。
- 北斗の拳
- 199X年、世界規模の核戦争によって人類の大半が死滅する。戦後、文明社会は完全に崩壊し、法や秩序が通用しない弱肉強食の世界になっている。貨幣は用をなさず、ガソリンや銃などが貴重品として扱われる。
- サイボーグ009
- 19XX年5月、A国とC国が第三次世界大戦に突入。地球上の生物の3分の2が死滅する。2222年、放射能によって変異した生物たちに脅かされながら生き残っていた人類はタイムマシンで100万年前へ移民し、人類の祖先となる。
- ナンバー7
- 20世紀後半に、Y国による水爆ミサイルの発射を発端として、世界規模の水爆戦争が勃発。地球環境はほとんどの人間が生存不可能なほどに汚染され、わずかな生存者は軌道上の空中島で暮らすことになる。その後、多くの宇宙人が無人となった地球の侵略を開始する。
- 黙示録3174年
- 20世紀に全面核戦争「火焔異変」が勃発した。主人公はカトリック教会へ逃げ込み、教皇より密命を受け、ユタ州付近の砂漠にリーボウィッツ修道院を創始し、人類の知識を「大記録」として隠して密かに保存した。3174年頃から「大記録」による文明の復興が始まるが、文明がかつての水準以上にまで回復した3781年に再び核戦争が勃発。ニュー・バチカンは、ケンタウルス座アルファの植民地に「大記録」のコピーと聖職者の一団を載せた星船を送り、第二の出エジプトへと旅立っていった。
- World in Conflict
- 年代は20世紀後半だが、詳しくは触れられていない。ソビエト連邦は崩壊していない。
- UTOPIA 最後の世界大戦
- A国とS連邦の間で第三次世界大戦が勃発。戦闘は20XX年まで続き、首都へ侵攻されるまでに追いつめられたS連邦がA国首都に新兵器「氷素爆弾」を投下したことによって、地球の半分が凍り付いてしまう。
- NEEDLESS
- 20XX年に第三次世界大戦が勃発。その際に使用された化学兵器の影響によって、東京を始めとする日本各地に「BS(ブラック・スポット)」と呼ばれる汚染区域が生じている。
- ニンジャスレイヤー
- 21世紀初頭にY2K問題とIPの枯渇を原因として、IPとプロキシサーバの争奪を目的とした暗黒メガコーポ(巨大企業)主導の全世界的戦争「電子戦争」が勃発。この戦争によって軌道上を含む地球環境は「マッポーの世」と形容されるほどに汚染されてしまう。
- ぼくらは都市を愛していた
- 21世紀初頭に、「情報震」による情報システムの崩壊に端を発する同時多発的な〈戦争〉が世界各地で勃発。2020年時点では戦闘こそ沈静化しているが、明確な敵が存在しなかった為、終戦に至っている訳ではない。
- 天使の徹甲弾
- 『ザ・コクピット』の一編。21世紀初頭に全世界的な戦争が勃発し、舞台となる2020年には戦争終結が近づいている。作中では「奇妙な戦乱」と形容されているのみで、参戦国などの詳細は語られていない。前線では塹壕戦が行われている。
- 未来警察ウラシマン
- 1983年から2050年にタイムスリップしてきた主人公が、第三次世界大戦後に建造された「ネオトキオ」と呼ばれるメガロポリスで犯罪組織「ネクライム」と対峙する。「ネオトキオ」の郊外には荒廃した大地が広がっている。
時期を明示しないもの
- 風の谷のナウシカ
- 高度に発達した文明が生んだ兵器を投入した「火の7日間」と呼ばれる最終戦争が勃発、地球の都市群は有毒物質をまき散らして崩壊し、複雑高度化した技術体系は失われ、地表のほとんどは不毛の地と化した人類は絶滅寸前まで追いやられた。物語の本編はその約1000年後という設定。
- 来るべき世界
- スター国とウラン連邦の二大国の間で全面戦争が勃発。戦闘はスター国による北氷洋上への核攻撃を皮切りに世界各地で行われるが、新生物フウムーンの戦闘への介入と、超新星爆発によって生じた暗黒ガス雲の地球への接近を受け、戦闘は終息する。
- アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
- 第三次世界大戦後のサンフランシスコを舞台にした作品。第三次大戦によって地球は放射能灰に汚染され、生きた動物はごくわずかになっているため、生きた動物を所有することが地位の象徴となっている。人類の大半は火星に移住している。
- ザ・デイ・アフター
- ソ連の西ドイツ侵攻をきっかけに、米・ソ連の全面戦争が始まる。不安を感じながらも、普段通りの日常を送っていたカンザスシティの人々の頭上で核が炸裂する。
- 若き勇者たち
- 米ソ戦の勃発により、コロラド州カリュメットの高校グラウンドへ、ソ連の後押しを受けた中米左派政権諸国の空挺部隊が降下。抵抗する者は射殺され、街は占領される。落ち延びた生徒達による解放ゲリラ戦が展開される。
- Vフォー・ヴェンデッタ
- 近未来、第三次世界大戦によってかつてのアメリカが事実上崩壊し、独裁国家となったイギリスが舞台。
- ポストマン
- 大規模な世界大戦により荒廃し、通信網も寸断された近未来のアメリカ。偶然にも郵便局員の制服を手に入れた男性が、秩序を取り戻そうと活躍する。
- ラ・ジュテ
- 近未来、第三次世界大戦後の放射能で荒廃したパリで、地下に生き延びる人類を描く。
- リベリオン
- 第三次世界大戦終結後に建国された都市国家・リブリアが舞台。主人公が使う戦闘術ガン=カタも、第三次世界大戦までの戦闘データからの統計を利用しているという設定がなされている。
- アドベンチャー・タイム
- 本編の1000年前に「マッシュルーム戦争」と呼ばれる全世界的な核戦争が勃発。この際に使用された「マッシュルーム爆弾」の影響によって誕生した魔物によって、現代から連なる文明とほとんどの人類は滅亡。その後、魔法が復活する。
- ドクター・フー
- ドクターが第五次世界大戦を見てきたと言っているため、それ以前にあったものと思われる。また、旧シリーズでは第三次世界大戦が起こってダーレクに地球が侵略されたというエピソードもあった。
- 機動戦士ガンダムSEEDシリーズ
- 西暦末期、民族および宗教紛争や不況、石油の枯渇や環境汚染などを原因として第三次世界大戦が勃発。この大戦によって国家の統合・再編による世界のブロック化が行われたことから「再構築戦争」とも呼ばれる。終戦後、国連によって中央アジア戦線で「最後の核」が使用された終戦の8年前を元年として、新紀年法「コズミック・イラ」が制定される。
- アーマード・コアと世界観を共有する作品群
- 先進国と発展途上国の経済格差や環境破壊などを原因として、地球歴106年(西暦換算年不明)に「大破壊」と呼ばれる全世界的戦争が勃発。これによって地上の自然環境は壊滅。生き延びた人類は地下都市での生活を余儀なくされ、既存の国家は消滅した。なお、『アーマード・コア3』を中心とする作品群の世界観でも過去に同名の災厄が発生しているが、それが戦争であるかは語られていない。
- アーマード・コア4と世界観を共有する作品群
- 作中における過去にて、統治能力を喪失した国家群に対して6つの巨大企業グループが宣戦を布告し「国家解体戦争」と呼ばれる全世界的戦争が勃発。企業グループ群が投入した新兵器「ネクストAC」によって、開戦から一ヶ月後に企業グループ側の勝利によって戦争は終結。これによって国家という概念は消滅し、企業が統治権を握るようになった。
脚注
- ^ 朝鮮戦争・ベトナム戦争はどちらかと言えば「代理戦争」の性格が強い
- ^ "Bush likens 'war on terror' to WWIII". ABC News Online – Abc.net.au. 06/05/2006.
- ^ http://jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2009030500820 [リンク切れ]
- ^ ロシアの声「ローマ法王 第三次大戦はすでに始まった」
- ^ 毎日新聞「散発的な第三次世界大戦」
- ^ 「沖縄部隊 核攻撃を」 キューバ危機で米軍誤命令 現場が回避判断(東京新聞)
- ^ クリミア編入「核戦力の用意あった」、プーチン露大統領、AFP通信、2015年03月16日
- ^ ロシア 核先制使用演習 欧米けん制 千島も仮想戦場、西日本新聞、2015年04月02日
- ^ Calaprice, Alice (2005). The new quotable Einstein. Princeton University Press. p. 173. ISBN 0-691-12075-7
- ^ 英文:"I know not with what weapons World War III will be fought, but World War IV will be fought with sticks and stones."[9]
- ^ 英文:"The only way to win World War III is to prevent it."
- ^ 原作にはそのような描写は無い。