十の脅威
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国際連合における十の脅威(英語: High-level Panel on Threats, Challenges and Change)とは、2003年に国際平和と安全保障を脅かす脅威と変革について、国連が独自の調査に基づいて定義した物である[1]。アナン・パンヤーラチュン(タイ王国首相)が議長を務め、国家安全保障問題担当大統領補佐官のブレント・スコウクロフト(アメリカ合衆国)を初めとして、各国の政府首脳がメンバーとして名前を連ねている。2004年12月には国際平和と安全保障を脅かすレポートが発行された[2]。
十の脅威の内容
[編集]2004年のレポートでは、次の脅威に関する10の委員会が設置された。
- 貧困
- 伝染病
- 環境破壊
- 国家間レベルの戦争
- 内戦
- ジェノサイド
- その他の残虐行為 (例.性的奴隷や臓器売買を目的とした女性や子供の人身売買)
- 大量破壊兵器 (核兵器, 化学兵器, 生物兵器)
- テロリズム
- 国際犯罪組織
脚注
[編集]- ^ “High Level Panel on Threats, Challenges and Change”. globalpolicy.org. Global Policy Forum. 25 March 2015閲覧。
- ^ Report of the Secretary-General's High-Level Panel on Threats, Challenges and Change ("A more secure world: Our shared responsibility")