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「夏石番矢」の版間の差分

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句作は14歳から始め、学習雑誌「中三コース」の[[金子兜太]]選に入選。淳心学院高校時代、俳誌「歯車」「天狼」などに投句。東大時代より前衛俳人[[高柳重信]]を師と仰ぐ。二十代のとき、高柳編集の「[[俳句研究]]」で論と作を活発に発表。[[坪内稔典]]編集「[[現代俳句]]」([[南方社]])にも寄稿。[[八木三日女]]主宰「花」同人。高柳重信・[[赤尾兜子]]代表「[[俳句評論]]」同人。所属した[[東大学生俳句会]]では機関誌「原生林」にも寄稿、第17号を編集(1977年10月)<ref>夏石番矢 [http://banyahaiku.at.webry.info/200612/article_5.html 東大学生俳句会 「原生林」第17号] Ban'ya 2006年12月5日</ref>。1978年俳句季刊誌「未定」創刊発案者の一人、初代編集長として創刊号から第14号まで同誌を牽引し、第38号~第47号発行人、第54号で退会。1983年、東大大学院生時代に出版した処女句集『猟常記』を、詩人の[[吉岡実]]<ref>夏石番矢 [http://banyahaiku.at.webry.info/201305/article_6.html 30年前の吉岡実のはがき] Ban'ya 2013年5月4日</ref>、評論家の[[四方田犬彦]]らによって高く評価される。1986年~1991年「[[俳句空間]]」創刊号~第16号の編集委員として、企画の大半を立案。1990年から1992年まで「[[熊野大学]]」に協力し、最晩年の[[中上健次]]と親交を結ぶ。『楽浪』(書肆山田、1992)は、急逝した中上健次に捧げた句集である。1992年[[四方田犬彦]]、[[石井辰彦]]と第一次「三蔵」創刊、1995年刊の終刊号(第6号)まで発行人。
句作は14歳から始め、学習雑誌「中三コース」の[[金子兜太]]選に入選。淳心学院高校時代、俳誌「歯車」「天狼」などに投句。東大時代より前衛俳人[[高柳重信]]を師と仰ぐ。二十代のとき、高柳編集の「[[俳句研究]]」で論と作を活発に発表。[[坪内稔典]]編集「[[現代俳句]]」([[南方社]])にも寄稿。[[八木三日女]]主宰「花」同人。高柳重信・[[赤尾兜子]]代表「[[俳句評論]]」同人。所属した[[東大学生俳句会]]では機関誌「原生林」にも寄稿、第17号を編集(1977年10月)<ref>夏石番矢 [http://banyahaiku.at.webry.info/200612/article_5.html 東大学生俳句会 「原生林」第17号] Ban'ya 2006年12月5日</ref>。1978年俳句季刊誌「未定」創刊発案者の一人、初代編集長として創刊号から第14号まで同誌を牽引し、第38号~第47号発行人、第54号で退会。1983年、東大大学院生時代に出版した処女句集『猟常記』を、詩人の[[吉岡実]]<ref>夏石番矢 [http://banyahaiku.at.webry.info/201305/article_6.html 30年前の吉岡実のはがき] Ban'ya 2013年5月4日</ref>、評論家の[[四方田犬彦]]らによって高く評価される。1986年~1991年「[[俳句空間]]」創刊号~第16号の編集委員として、企画の大半を立案。1990年から1992年まで「[[熊野大学]]」に協力し、最晩年の[[中上健次]]と親交を結ぶ。『楽浪』(書肆山田、1992)は、急逝した中上健次に捧げた句集である。1992年[[四方田犬彦]]、[[石井辰彦]]と第一次「三蔵」創刊、1995年刊の終刊号(第6号)まで発行人。


1998年[[鎌倉佐弓]]らと「[[吟遊]]」創刊、発行人。[[現代俳句協会]]では、青年部長、渉外部長を務めたが、協会自体の保守性に見切りをつけ、2004年退会。2000年9月、[[スロベニア]]のトルミンで[[世界俳句協会]]を創立し、以後ディレクターとして運営にあたる。世界俳句協会大会を、日本、ブルガリア、リトアニアなどで開く<ref>[http://www.worldhaiku.net/WHACs.htm 世界俳句協会]</ref>。2007年東京ポエトリー・フェスティバル協議会創立、理事長。同年よりインドの[[Cyberwit.net]]社の[[Taj Mahal Review]]誌[http://www.tajmahalreview.com/index.htm]にほぼ毎号、英語版の自作を発表、また同誌編集顧問。翌2008年、日本初の大規模国際詩祭、[[東京ポエトリー・フェスティバル]]をディレクターとして開催し、2011年二重詩祭、第2回東京ポエトリー・フェスティバルと第6回世界俳句協会大会2011を開催<ref>[http://www.geocities.jp/tokyopoetry/ 第2回東京ポエトリー・フェスティバルと第6回世界俳句協会大会2011]</ref>。
1998年[[鎌倉佐弓]]らと「[[吟遊]]」創刊、発行人。[[現代俳句協会]]では、青年部長、渉外部長を務めたが、{{要出典範囲|協会自体の保守性|date=2015年5月}}に見切りをつけ、2004年退会。2000年9月、[[スロベニア]]のトルミンで[[世界俳句協会]]を創立し、以後ディレクターとして運営にあたる。世界俳句協会大会を、日本、ブルガリア、リトアニアなどで開く<ref>[http://www.worldhaiku.net/WHACs.htm 世界俳句協会]</ref>。2007年東京ポエトリー・フェスティバル協議会創立、理事長。同年よりインドの[[Cyberwit.net]]社の[[Taj Mahal Review]]誌[http://www.tajmahalreview.com/index.htm]にほぼ毎号、英語版の自作を発表、また同誌編集顧問。翌2008年、日本初の大規模国際詩祭、[[東京ポエトリー・フェスティバル]]をディレクターとして開催し、2011年二重詩祭、第2回東京ポエトリー・フェスティバルと第6回世界俳句協会大会2011を開催<ref>[http://www.geocities.jp/tokyopoetry/ 第2回東京ポエトリー・フェスティバルと第6回世界俳句協会大会2011]</ref>。


ブラジル国立図書館発行の雑誌「POESIA SEMPRE」[http://www.bn.br/projeto-editorial/publicacoes-periodicas/poesia-sempre]第17号(2002年12月)の日本特集には、ポルトガル詩人カジミーロ・ド・ブリトー(Casimiro de Brito)との対談収録、また20世紀日本俳句選集の選句・翻訳担当。
ブラジル国立図書館発行の雑誌「POESIA SEMPRE」[http://www.bn.br/projeto-editorial/publicacoes-periodicas/poesia-sempre]第17号(2002年12月)の日本特集には、ポルトガル詩人カジミーロ・ド・ブリトー(Casimiro de Brito)との対談収録、また20世紀日本俳句選集の選句・翻訳担当。
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== 評価 ==
== 評価 ==
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[[四方田犬彦]]『最新流行』(青土社、1987年)に「夏石番矢あるいは癇癪もちのイエスについて」があり、『猟常記』についての論評収録。[[吉岡実]]は、『『死児』という絵[増補版]』(筑摩書房、1988年)収録「重信と弟子」の「服喪の祝宴」で、『猟常記』を称揚。[[乾裕幸]]『俳句の現在と古典』(平凡社、1988年)に、「一所懸命ノンサンスな談話――夏石番矢句集『メトロポリティック』に寄せて」収録。
[[四方田犬彦]]『最新流行』(青土社、1987年)に「夏石番矢あるいは癇癪もちのイエスについて」があり、『猟常記』についての論評収録。[[吉岡実]]は、『『死児』という絵[増補版]』(筑摩書房、1988年)収録「重信と弟子」の「服喪の祝宴」で、『猟常記』を称揚。[[乾裕幸]]『俳句の現在と古典』(平凡社、1988年)に、「一所懸命ノンサンスな談話――夏石番矢句集『メトロポリティック』に寄せて」収録。
[[小笠原賢二]]「未知なる『彷徨』」(栞文『夏石番矢全句集 越境紀行』、沖積舎、2001年)では、「もう一つの根源的な天地創造譚であり宇宙生成のドラマの試み」「アジアや西洋も含むマクロコスモスの表現」と評される。『展望 現代の詩歌11 俳句III』(明治書院、2008年)に、「夏石番矢」([[川名大]]執筆)。[[吉本隆明]]『詩の力』(新潮文庫、2009年)の「夏石番矢」において、「夏石番矢さんの俳句は一足とびに西欧の現代詩と同じ次元の表現をしたいというモチーフを持っているのだと思う」、「夏石さんの作品に匹敵するためには、中途半端な前衛性では太刀打ちできないだろう」と評される。[http://www.geocities.jp/ginyu_haiku/criticism/110615-ishikura.pdf][[平川祐弘]]「世界魅了する『ハイク』の芸術性」(「産経新聞」2010年7月8日付け)には、「夏石の『天の滝より法王落ちて飛び始む』に始まる『空飛ぶ法王』(Flying Pope)は多くの国の言葉に訳され、愛読されている」。
[[小笠原賢二]]「未知なる『彷徨』」(栞文『夏石番矢全句集 越境紀行』、沖積舎、2001年)では、「もう一つの根源的な天地創造譚であり宇宙生成のドラマの試み」「アジアや西洋も含むマクロコスモスの表現」と評される。『展望 現代の詩歌11 俳句III』(明治書院、2008年)に、「夏石番矢」([[川名大]]執筆)。[[吉本隆明]]『詩の力』(新潮文庫、2009年)の「夏石番矢」において、「夏石番矢さんの俳句は一足とびに西欧の現代詩と同じ次元の表現をしたいというモチーフを持っているのだと思う」、「夏石さんの作品に匹敵するためには、中途半端な前衛性では太刀打ちできないだろう」と評される。[http://www.geocities.jp/ginyu_haiku/criticism/110615-ishikura.pdf][[平川祐弘]]「世界魅了する『ハイク』の芸術性」(「産経新聞」2010年7月8日付け)には、「夏石の『天の滝より法王落ちて飛び始む』に始まる『空飛ぶ法王』(Flying Pope)は多くの国の言葉に訳され、愛読されている」。
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ギタリストで作曲家の[[笹久保伸]]は、夏石の俳句朗読のため、「空飛ぶ法王/Papa volador」(CD『翼の種子』、アオラ・コーポレーション、2012年所収)と「海の世界」(CD『Quince』、自主制作、2013年所収)を作曲している。
ギタリストで作曲家の[[笹久保伸]]は、夏石の俳句朗読のため、「空飛ぶ法王/Papa volador」(CD『翼の種子』、アオラ・コーポレーション、2012年所収)と「海の世界」(CD『Quince』、自主制作、2013年所収)を作曲している。


海外では、芭蕉を超えた俳人としての評価が高まりつつある。[http://www.editions-harmattan.fr/index.asp?navig=catalogue&obj=livre&no=43014][http://www.editions-harmattan.fr/_uploads/complements/fra%20Friedenkraft.pdf]
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== 著書 ==
== 著書 ==
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=== 句集 ===
=== 句集 ===
* 『猟常記』、静地社、1983[http://www.geocities.jp/ginyu_haiku/criticism/ryojoki.htm]
* 『猟常記』、静地社、1983[http://www.geocities.jp/ginyu_haiku/criticism/ryojoki.htm]

2015年5月5日 (火) 13:53時点における版

夏石番矢
誕生 1955年7月3日
日本の旗 日本兵庫県相生市菅原町
職業 俳人評論家明治大学教授
最終学歴 東京大学大学院比較文学比較文化博士課程(文学修士)
ジャンル 俳句、評論
主な受賞歴 現代俳句協会賞(1991年)モンゴル作家協会最高賞(2015年)
デビュー作

俳句「足とめて見るは梅雨のうなる川」(1970年)

句集『猟常記』(1983年)
配偶者 鎌倉佐弓
ウィキポータル 文学
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夏石 番矢(なついし ばんや、1955年7月3日 - )は、兵庫県相生市生まれの俳人明治大学法学部教授(専攻は比較文学)。本名:乾昌幸[1]。妻はやはり俳人の鎌倉佐弓富士見市在住。20代より「俳句研究」「俳句評論」「未定」などで俳句・俳論を盛んに発表。代表句として「未来より滝を吹き割る風来たる」[2]「神々のあくびが桜を枯らすのか」など。多数の著書があり、句集では1冊ごとに新しいスタイルを試みる前衛俳人である。

1998年、国際俳句雑誌「吟遊」を創刊しその発行人・代表を務める。既成俳壇とくに角川俳壇をさまざま理由から拒否し [3][4]、季語以外に活路を見出すキーワードの提唱、コスモロジー的俳句観、多言語俳句朗読、楽器演奏とのコラボレーションによる俳句朗読の実践など、国際的視野に立った活動を展開。また2000年に世界俳句協会を創立し、海外の詩人や俳人との交流、俳句翻訳などを通じ「世界俳句」の発展に尽力している。

経歴

1955年7月3日、兵庫県相生市菅原町に生まれる。父乾萬吉、母みよ子(旧姓は丸山)の長男。姉が二人。1968年相生市立双葉小学校を卒業し、淳心学院中学校入学。1974年淳心学院高等学校卒業し、東京大学文科III類入学。東大時代には東大学生俳句会のほか東大能狂言研究会観世会にも所属し[2][3][4] 「かんぜびと」第二代編集長を務めた[5][6]。1979年東京大学教養学部フランス科卒業。卒論はフランス語で書いたロートレアモン論、指導教官は阿部良雄。79年入学の東京大学大学院へ80年末提出の修士論文「短詩型の比較文学論」で翌81年修士号取得、指導教官は芳賀徹。1984年同大学院比較文学比較文化博士課程修了。1984年埼玉大学教養学部専任講師となり、1987年助教授、1987年明治大学法学部のフランス語講座助教授、1992年より教授、現在に至る。1996年から1998年まで、パリ第7大学客員研究員。2010年東京大学文学部で「世界の俳句」を講じる[7]

句作は14歳から始め、学習雑誌「中三コース」の金子兜太選に入選。淳心学院高校時代、俳誌「歯車」「天狼」などに投句。東大時代より前衛俳人高柳重信を師と仰ぐ。二十代のとき、高柳編集の「俳句研究」で論と作を活発に発表。坪内稔典編集「現代俳句」(南方社)にも寄稿。八木三日女主宰「花」同人。高柳重信・赤尾兜子代表「俳句評論」同人。所属した東大学生俳句会では機関誌「原生林」にも寄稿、第17号を編集(1977年10月)[8]。1978年俳句季刊誌「未定」創刊発案者の一人、初代編集長として創刊号から第14号まで同誌を牽引し、第38号~第47号発行人、第54号で退会。1983年、東大大学院生時代に出版した処女句集『猟常記』を、詩人の吉岡実[9]、評論家の四方田犬彦らによって高く評価される。1986年~1991年「俳句空間」創刊号~第16号の編集委員として、企画の大半を立案。1990年から1992年まで「熊野大学」に協力し、最晩年の中上健次と親交を結ぶ。『楽浪』(書肆山田、1992)は、急逝した中上健次に捧げた句集である。1992年四方田犬彦石井辰彦と第一次「三蔵」創刊、1995年刊の終刊号(第6号)まで発行人。

1998年鎌倉佐弓らと「吟遊」創刊、発行人。現代俳句協会では、青年部長、渉外部長を務めたが、協会自体の保守性[要出典]に見切りをつけ、2004年退会。2000年9月、スロベニアのトルミンで世界俳句協会を創立し、以後ディレクターとして運営にあたる。世界俳句協会大会を、日本、ブルガリア、リトアニアなどで開く[10]。2007年東京ポエトリー・フェスティバル協議会創立、理事長。同年よりインドのCyberwit.net社のTaj Mahal Review[5]にほぼ毎号、英語版の自作を発表、また同誌編集顧問。翌2008年、日本初の大規模国際詩祭、東京ポエトリー・フェスティバルをディレクターとして開催し、2011年二重詩祭、第2回東京ポエトリー・フェスティバルと第6回世界俳句協会大会2011を開催[11]

ブラジル国立図書館発行の雑誌「POESIA SEMPRE」[6]第17号(2002年12月)の日本特集には、ポルトガル詩人カジミーロ・ド・ブリトー(Casimiro de Brito)との対談収録、また20世紀日本俳句選集の選句・翻訳担当。

ルーマニアの詩誌「KADŌ」第3巻第1号(2014年6月)日本特集では、夏石自身を含む現代日本俳人10人の俳句掲載、夏石の英文俳論2本、夏石のルーマニア版句集[7]とフランス版句集[8]の書評収録。

2003年より、国内外の優秀な俳句出版物に与えられる吟遊俳句賞の唯一の審査員。[9]

評価

四方田犬彦『最新流行』(青土社、1987年)に「夏石番矢あるいは癇癪もちのイエスについて」があり、『猟常記』についての論評収録。吉岡実は、『『死児』という絵[増補版]』(筑摩書房、1988年)収録「重信と弟子」の「服喪の祝宴」で、『猟常記』を称揚。乾裕幸『俳句の現在と古典』(平凡社、1988年)に、「一所懸命ノンサンスな談話――夏石番矢句集『メトロポリティック』に寄せて」収録。 小笠原賢二「未知なる『彷徨』」(栞文『夏石番矢全句集 越境紀行』、沖積舎、2001年)では、「もう一つの根源的な天地創造譚であり宇宙生成のドラマの試み」「アジアや西洋も含むマクロコスモスの表現」と評される。『展望 現代の詩歌11 俳句III』(明治書院、2008年)に、「夏石番矢」(川名大執筆)。吉本隆明『詩の力』(新潮文庫、2009年)の「夏石番矢」において、「夏石番矢さんの俳句は一足とびに西欧の現代詩と同じ次元の表現をしたいというモチーフを持っているのだと思う」、「夏石さんの作品に匹敵するためには、中途半端な前衛性では太刀打ちできないだろう」と評される。[10]平川祐弘「世界魅了する『ハイク』の芸術性」(「産経新聞」2010年7月8日付け)には、「夏石の『天の滝より法王落ちて飛び始む』に始まる『空飛ぶ法王』(Flying Pope)は多くの国の言葉に訳され、愛読されている」。

筑摩書房[12]、教育出版、三省堂、浜島書店などの数種類の国語の教科書、文英堂などの参考書に代表作が掲載されている。

Ban'ya Natsuishiとして、海外の文学界でも著名。インドからSantosh Kumar編『The Poetic Achievement of Ban'ya Natsuishi/夏石番矢の詩的業績』(Cyberwit.net, 2009)[11]が出版され、ロシア、米国、ルーマニア、オランダ、ブルガリア、オーストラリア、台湾、日本からの英文による夏石番矢論16本が収録されている。

俳句雑誌「クプラス」創刊号(2014年3月、発行人山田耕司)では「番矢と櫂」を特集。

ギタリストで作曲家の笹久保伸は、夏石の俳句朗読のため、「空飛ぶ法王/Papa volador」(CD『翼の種子』、アオラ・コーポレーション、2012年所収)と「海の世界」(CD『Quince』、自主制作、2013年所収)を作曲している。

海外では、芭蕉を超えた俳人としての評価が高まりつつある。[誰によって?][12][13]

著書

句集

  • 『猟常記』、静地社、1983[14]
  • 『メトロポリティック』、 (精鋭句集シリーズ6) 、牧羊社、1985
  • 『真空律』、思潮社、1986
  • 『神々のフーガ』、弘栄堂書店、1990 [13]
  • 『人体オペラ』、書肆山田、1990
  • 『楽浪』、書肆山田、1992
  • 『巨石巨木学』、書肆山田、1995
  • 『現代俳人文庫5 夏石番矢句集』、砂子屋書房、1995
  • 『未来の滝―33句』、鶴瀬出版、1998
  • 『地球巡礼』、立風書房、1998[15]
  • 『夏石番矢全句集 越境紀行』(初期句集『うなる川』、未刊句集『漂流』収録)、沖積舎、2001[16]
  • 『右目の白夜』、沖積舎、2006
  • 『連句 虚空を貫き』(カジミーロ・ド・ブリトーとの共著)、七月堂、2007
  • 『空飛ぶ法王 161俳句』、こおろ社発行 東京堂出版発売、2008[17]
  • 『迷路のヴィルニュス』、七月堂、2009
  • 『ブラックカード』、砂子屋書房、2012
  • 『わがモンゴル』、吟遊社、2015[18][19]
  • 『夏石番矢自選百句』、沖積舎、2015[20][21]

評論

  • 『俳句のポエティック 戦後俳句作品論』、静地社、1983
  • 『現代俳句入門』、沖積舎 1985、(共著)
  • 『現代俳句キーワード辞典』、立風書房、1990
  • 『天才のポエジー』、邑書林、1993
  • 『<超早わかり>現代俳句マニュアル』、立風書房、1996
  • 『世界俳句入門』、沖積舎、2003
  • 『俳句縦横無尽』、沖積舎、2010 (鎌倉佐弓との共著)[22]

共著・共編著

  • 『俳句の現在I』、南方社、1982 (共著)
  • 『俳句・1984』、南方社、1984 (共著)
  • 『俳句・イン・ドローイング』、ふらんす堂、1988 (共編)
  • 『写真・山頭火 第一集』、春陽堂、1990 (共著)
  • 『昭和俳句文學アルバム(18) 高柳重信の世界』、梅里書房、1991 (共著)
  • 『詩的ディスクール――比較詩学をめざして』、白凰社、1993 (共編)
  • 「短歌 俳句 川柳101年 1892~1992」(新潮10月臨時増刊)、新潮社、1993 (共編)
  • 『アニミズムを読む 日本文学における自然・生命・自己』平川祐弘鶴田欣也編、新曜社、1994 (共著)
  • 『世紀末の竟宴』、作品社、1994 (共著)
  • 『私の好きな映画・ベスト5』安原顕編、メタローグ、1996 (共著)
  • 『私の好きなクラシック・レコード・ベスト3』安原顕編、メタローグ、1996 (共著)
  • 『住空間の冒険(5) 右脳感覚と建築』、INAX、1994 (共著)
  • 『現代俳句パノラマ』、立風書房、1994 (共編著)
  • 『叢書 比較文学比較文化 歌と詩の系譜』川本皓嗣編、1994 (共著)
  • 『近代名作館(1) 詩歌』、文英堂、1995 (共著)
  • 『悲傷と鎮魂――阪神大震災を詠む』、朝日出版社、1995 (共著)
  • 『現代俳句ハンドブック』、雄山閣出版、1995 (共編)
  • 『聖徳大学総合研究所 論叢3 1995』、聖徳大学出版会、1995 (共著)
  • 『エロチシズム』金子兜太復本一郎共編、雄山閣出版、1996 (Series俳句世界1)
  • 『笑いの認知学』上田五千石、復本一郎共編、雄山閣出版、1996 (Series俳句世界2)
  • 『中上健次発言集成5』、第三文明社、1996 (共著)
  • 『私のうしろを犬が歩いていた――追悼・吉岡実』、書肆山田、1996 (共著)
  • 『「甘え」で文学を解く』平川祐弘鶴田欣也編、新曜社、1996 (共著)
  • 『現代歳時記』、成星出版、1997 (共編)
  • 『無季俳句の遠心力』佐佐木幸綱、復本一郎共編、雄山閣出版、1997 (Series俳句世界3)
  • 『歳時記の宇宙』 鷹羽狩行、復本一郎共編、雄山閣出版、1997 (Series俳句世界4)
  • 『芭蕉解体新書』川本皓嗣、復本一郎共編、雄山閣出版、1997 (Series俳句世界別冊1)
  • 『俳句・深層のコスモロジー』 岡井隆、復本一郎共編、雄山閣出版、1997 (Series俳句世界5)
  • 『現代歳時記』 金子兜太黒田杏子共編、成星出版、1997
  • 『パロディーの世紀』荻野アンナ、復本一郎共編、雄山閣出版、1997 (Series俳句世界6)
  • 『時代と新表現』 坪内稔典、復本一郎共編、雄山閣出版、1998 (Series俳句世界7)
  • 『子規解体新書』 粟津則雄、復本一郎共編、雄山閣出版、1998 (Series俳句世界別冊2)
  • 『旅のトポロジー』 鎌田東二、復本一郎共編、雄山閣出版、1998 (Series俳句世界8)
  • 『日本の想像力』中西進編、JDC、1998 (共著)
  • 『日英対訳 現代俳句2001』、邑書林 2000 (共編)
  • 『若さとはこんな淋しい春なのか 住宅顕信読本』、中央公論新社、2002 (共著)
  • 『岩波講座 文学4 詩歌の饗宴』、岩波書店、2003 (共著)
  • 『東京ポエトリー・フェスティバル2008アンソロジー』、七月堂、2008 (共著)
  • 『日曜日の随想2008』、日本経済新聞出版社、2009 (共著)
  • 『第2回東京ポエトリー・フェスティバルと第6回世界俳句協会大会2011アンソロジー』、七月堂、2011 (共著)
  • 『『福本和夫著作集』完結記念の集い報告集』、こぶし書房、2011 (共著)
  • 『韓国・朝鮮の知を読む』野間秀樹編、CUON、2014 (共著)
  • 『平成俳人大全書 第三巻』、東京四季出版、2014 (共著)

海外出版

  • Haiku: antichi e moderni, Garzanti Editore, Italy, 1996 (co-authored).[23]
  • A Future Waterfall―100 Haiku from the Japanese, Red Moon Press, USA, 1999 & 2004.[24]
  • Romanje po Zemlji, Društvo Apokalipsa, Slovenia, 2000.[14]
  • Цветята на Вятьра, Matom, Bulgaria, 2001.
  • Poesia Sempre NÚMERO 17, Fundação Biblioteca Nacional, Brazil, 2002 (co-authored).[25]
  • Haiku: Poetry Ancient & Modern, MQP, UK, 2002 (co-authored).
  • Haiku: the leaves are back on the tree, Greece, 2002 (co-authored).[26]
  • Ombres et Lumières, LCR, Bulgaria, 2003 (co-authored).
  • Haiku: Poésie anciennes et Modernes, Édition Vega, France, 2003 (co-authored).
  • Странный Ветер, Иностранка, Russia, 2003 (co-authored).
  • The Road: world haiku, Ango Boy, Bulgaria, 2004 (co-authored).
  • Ribnik tišine: slovenska haiku antologija, Društvo Apokalipsa, Slovenia, 2005 (co-authored).
  • L'Anthologie du Poème Bref, Les Dossiers d'Aquitaine, France, 2005 (co-authored).
  • Right Eye in Twilight, Wasteland Press, USA, 2006.[15]
  • ÎMBRĂŢIŞAREA PLANETELOR (THE EMBRACE OF PLANETS), Edidura Făt-Frumos, Romania, 2006.[16]
  • Espíritos Elementares: vinte e três simulacros, in-libris, Portugal, 2006 (co-authored).[27]
  • Endless Helix: Haiku and Short Poems, Cyberwit.net, India, 2007.[17]
  • Le bleu du martin pêcheur: Haïkus, L'iroli, Beauvais, France, 2007 (co-authored).
  • Madarak / Birds / 鳥: 50 Haiku, Balassi Kiadó, Hungary, 2007.
  • Pellegrinaggio terrestre / Earth Pilgrimage / 地球巡礼, alba libri, Italy, 2007.[18]
  • Flying Pope: 127 Haiku/空飛ぶ法王 127俳句, Cyberwit.net, India, 2008.[28]
  • Balsis no mākoņiem / Voices from the Clouds / 雲から声, Minerva, Latvia, 2008.
  • MUNDUS poesie per un'etica del rifiuto, Valtrend Editore Napoli, 2008 (co-authored).
  • ŐSI FENYŐ, tr. by Vihar Judit, Napkút Kiadó, Budapest, Hungary, 2008 (co-authored).[29]
  • The Poetic Achievement of Ban'ya Natsuishi, Cyberwit.net, India, 2009 (edited by Santosh Kumar).[30]
  • 同心円/KONCENTRIČNI KRUGOVI, tr by Dragan J. Ristić, PUNTA, Niš, Serbia, 2009.[19]
  • ハイブリッド天国 / Hybrid Paradise, English translations by Ban'ya Natsuishi & Jim Kacian, Cyberwit.net, India, 2010.[31][32]
  • Il Papa che vola: 44 haiku / 空飛ぶ法王 44俳句, Rupe Mutevole, Italy, 2010.[33]
  • The Individual Voice 16, Helicon Poetry Society, Israel, Tel-Aviv, Israel, 2011(co-authored).
  • Memorias del 21o Festival Internacional de Poesía de Medellín, Corporacion de Arte y Poesía Prometeo, Colombia, 2011(co-authored).
  • Turquoise Milk / ターコイズ・ミルク: Selected Haiku of Ban'ya Natsuishi / 夏石番矢選句集, Red Moon Press, USA, 2011.[20]
  • A TENGER VILÁGA / THE WORLD OF THE SEA / 海の世界 50 HAIKU, BALASSI KIADÓ, Hungary, 2011.[34]
  • L’Archipel des séismes: Écrits du Japon après le 11 mars 2011, Editions Philippe Picquier, 2012, France (co-authored).[35]
  • Modern Japanese Haiku / 現代日本俳句, Cyberwit.net, India, 2012 (co-authored with Sayumi Kamakura).[36]
  • LA VILLE: HAÏKU Anthologie bilingue de poètes bulgares, français et francophones, Фараго, Bulgaria, 2012(co-authored).
  • Kamesan’s World Haiku Anthology on War, Violence and Human Rights Violation, Kamesan Books, USA, 2012 (co-authored).
  • ブラックカード / Black Card / Tarjeta negra, Cyberwit.net, India, 2013.
  • 空壺 / El cántaro vacío / The Empty Amphora 選集 / Antología / Anthology 7o Conferencia de la Asociación Mundial de Haiku 2013 / 7th World Haiku Association Conference 2013 Medellín Colombia, Todográficas, Colombia, 2013 (co-authored). pdf[37]
  • POEMS FOR THE HAZARA: AN ANTHOLOGY AND COLLABORATIVE POEM BY 125 POETS FROM 68 COUNTRIES, Edited by Kamran Mir Hazar, Full Page Publishing, USA, 2014 (co-authored).[21]
  • CASCADE DU FUTUR : 100 haïkus traduits du japonais par Jean Antonini et keiko Tajima, L'Harmattan, France, 2014.[22]
  • Când norii sunt cântece, Iaşi, Romania, 2014.[23]
  • 한국의 지를 읽다, 위즈덤하우스/Wisdom House, Korea, 2014 (co-authored). [38][39][40]
  • Cascada viitorului, Editura Timpul, Iaşi, Romania, 2014.[24]

編著

  • 『蝸牛俳句文庫13 高柳重信』、蝸牛社、1994
  • 『「俳句」百年の問い』(講談社学術文庫)、講談社、1995
  • 『俳句は友だち おぼえておきたい名作80選』、教育出版、1997
  • 『吟遊俳句2000』、吟遊社、2000
  • 『透明な流れ』、吟遊社、2000[41]
  • 『ちびまる子ちゃんの俳句教室』、集英社、2002
  • 『世界俳句2005 第1号』、西田書店、2004[42]
  • 『世界俳句2006 第2号』、七月堂、2005[43][44]
  • 『世界俳句2007 第3号』、七月堂、2007[45]
  • 『世界俳句2008 第4号』、七月堂、2008[46]
  • 『世界俳句2009 第5号』、七月堂、2009[47]
  • 『世界俳句2010 第6号』、七月堂、2010[48]
  • 『世界俳句2011 第7号』、七月堂、2011[49][50]
  • 『世界俳句協会アンソロジー2011』、七月堂、2011
  • 『世界俳句2012 第8号』、七月堂、2012[51]
  • 『世界俳句2013 第9号』、七月堂、2013[52]
  • 『世界俳句2014 第10号』、七月堂、2014[53]
  • 『世界俳句2015 第11号』、七月堂、2015[54]][55][56]

[57][58]

受賞学術賞

  • 俳句雑誌「俳句評論」昭和54年度年間推薦作家、1980年
  • 第9回「俳句研究」50句競作入選 第1位、1981年
  • 第1回椎の木賞、1984年
  • 第38回現代俳句協会賞、1991年[59]
  • 世界俳句業績コンテスト第3位、2000年
  • 第1回21世紀えひめ俳句賞 河東碧梧桐賞、2002年
  • ルーマニア俳句協会表彰状、2005年
  • 国際俳句コンクール伝統的詩形部門第3位、2007年(ルーマニア俳句協会)
  • AZsacra International Poetry Award for Taj Mahal Review(タージ・マハール誌へのアズサクラ国際詩賞2008年[60]
  • ルーマニア俳句協会表彰状、2010年
  • Sarah and Moïse Russo-Internatinal Prize for Poetry For Taj Mahal Review June 2013 issue、2013年[61]
  • モンゴル作家協会最高賞、2015年[62][63]

国際イベント歴

  • 1988月5月 第33回国際東方学者会議 東京
  • 1993年10月 中国吉林大学で特別講演
  • 1994年10月 日本研究・京都会議(Kyoto Conference on Japanese Studies)
  • 1994年9月 日独俳句大会で講演し、第1回日伊俳句交流の集いに参加
  • 1995年6月 第2回日伊俳句交流の集いに参加し、講演
  • 1996年~1998年 パリ第7大学客員研究員 1997年4月 講演「アニミズムとポエジー」5月講演「20世紀の日本の俳句」
  • 1997年10月 仏・英での俳句交流Shuttle Experience参加
  • 1997年11月 南仏・マルセイユとラマル・レ・バンで「現代俳句」イベント開催[64]
  • 1998年2月 フランス・ブレストで「LE HAIKU CONTEMPORAIN」][65]
  • 1999年7月 東京開催の第1回国際現代俳句シンポジウム事務局長、パネリスト
  • 2000年 米国開催のグローバル俳句祭に参加し、基調講演[66]
  • 2000年9月 英国での世界俳句フェスティバルに参加し、スロヴェニアで世界俳句協会を創立し、講演と多言語俳句朗読[67][68]
  • 2001年6月 第7回ドイツ俳句協会会議参加
  • 2001年9月 スロヴェニアのヴィレニッツア詩祭に日本人として初参加し、俳句朗読[69]
  • 2003年 マケドニアのストゥルーガ詩祭に参加し、俳句朗読
  • 2003年10月 日本の天理市で開催の第2回世界俳句協会大会実行委員会委員長[70]
  • 2004年 ポルトガルのポルト・サントー詩祭に日本人として初参加し、多言語俳句朗読[71]
  • 2005年6月 イタリアのジェノヴァ国際詩祭、フィレンツェ国際詩祭で俳句朗読[72]
  • 2005年7月 ブルガリアソフィアとプロブデイフ開催の第3回世界俳句協会大会に参加し、講演と多言語俳句朗読[73]
  • 2005年10月 第3回ウエリントン国際詩祭に参加し、俳句朗読[74]
  • 2005年12月 日欧現代詩フェステイバルin東京の俳句セッションを主催し、多言語俳句朗読[75]
  • 2006年 リトアニアヴィリニュス開催の「詩の春」に日本人として初参加し、俳句朗読[76]
  • 2006年 マケドニアで開催のオフリッド・ペンクラブ会議に、日本人として初参加し、講演
  • 2007年8月 内モンゴル自治区フフホト市の内蒙古学学院で俳句シンポジウムに、鎌倉佐弓とともに招かれる[77]
  • 2007年9月 東京開催の第4回世界俳句協会大会実行委員会委員長を務め、講演と多言語俳句朗読[78][79]
  • 2008年9月 ラトヴィアの「詩の日々」で俳句朗読と講演[80][81]
  • 2008年9月 エストニアの満月詩祭で俳句朗読[82]
  • 2008年9月 リトアニアのヴィリニュスで俳句ワークショップ
  • 2008年9月 イタリアのカシーナ・マコンド、ベルガモミラノトリエステで俳句朗読や講演[83]
  • 2008年10月~11月 東京ポエトリー・フェスティバル2008をディレクターとして開催。挨拶、朗読1の司会、俳句朗読、和訳詩朗読[84]
  • 2009年6月 フィンランドのLahti International Writers' Reunion 2009に、旅費滞在費主催者提供で参加[85]
  • 2009年9月~10月 リトアニアのヴィリニュスとドルスキニンカイで、第20回ドルスキニンカイ詩の秋と第5回世界俳句協会大会2009を共催[86]
  • 2010年7月 東京・新宿開催の2010年韓日国際詩朗読会で俳句朗読
  • 2010年8月 ハンガリーの欧州文化首都2010のペーチ(Pecs)開催の、世界俳句フェスティバル・ペーチ2010で、講演と俳句朗読[87]
  • 2010年8月 ソウル市立大学開催の国際シンポジウム「東アジアの近代と都市 その文明史的眺望」で発表
  • 2010年10月 イスラエル開催のシャアール詩祭2010(Sha'ar Poetry Festival 2010)で俳句朗読[88]
  • 2011年7月 コロンビアの第21回国際メデジン詩祭で俳句朗読7回、英語講演1回[89][90][91][92]
  • 2011年7月 コロンビアのメデジン開催のHana Matsuri Festival 2011で、講演と俳句朗読* 2011年9月 第2回東京ポエトリー・フェスティバルと第6回世界俳句協会大会2011をディレクターとして開催、スピーチ、俳句朗読、司会[93]
  • 2012年2月 ベトナム開催の第1回アジア太平洋詩祭で俳句朗読
  • 2012年2月 ハノイ俳句グループと会議
  • 2012年3月 ハンガリー俳句クラブ会議で俳句朗読
  • 2012年3月 ブダペスト開催の夏石番矢の俳句とエーヴァ・パーパイ水彩画展覧会オープニング・セレモニーで俳句朗読
  • 2013年9月 南米コロンビア開催の第7回世界俳句協会大会メデジンで講演、俳句朗読、出版プレゼンテーション、俳句コンテスト表彰、共同討議[94][95]
  • 2014年9月 ベトナム・ハノイ開催の第1回ベトナム・日本俳句懇談会に参加、講演と俳句朗読[96][97][98][99]
  • 2015年3月 ウランバートル開催のモンゴル俳句協会創立大会[100][101][102]
  • 2015年9月 第8回世界俳句協会大会を、東京の明治大学で開催予定。[103]

国内イベント歴

  • 1983年11月 シンポジウム 俳句から見える時代 東京
  • 1984年1月 '84俳句展―俳句のグラフィック・アクシデント― 東京[104]
  • 1985年7月 第7回現代俳句シンポジウム 俳句と短歌の交叉点 東京
  • 1986年6月 日本比較文学会 第48回全国大会 東京
  • 1988年9月~10月 俳句・イン・ドローイング展 東京(『俳句・イン・ドローイング』、ふらんす堂、1998年)
  • 1989年5月 シンポジウム 現代と俳句(現代俳句協会青年部) 東京
  • 1990年10月 シンポジウム 徹底討議 さらば歳時記!? 東京
  • 1992年 シンポジウム 詩型の未来を問う 現代短詩型の交差点 北上
  • 1992年6月 シンポジウム 俳句は私性を超えられるか―俳句の現在と未来― 東京(現代俳句協会青年部『論作集 現代俳句と私性』、現代俳句協会、1993年)
  • 1993年7月 シンポジウム 俳句をどう読むか―作者と読者との関係― 大阪(現代俳句協会青年部『論作集 現代俳句と読み』、現代俳句協会、1994年)
  • 1994年6月 シンポジウム 二十一世紀の俳句はどうなるか!! 松山(夏石番矢ほか編『現代俳句と21世紀』、現代俳句協会青年部、1995年)
  • 1994年8月 シンポジウム 21世紀の俳句の可能性 仙台(夏石番矢ほか編『現代俳句と21世紀』、現代俳句協会青年部、1995年)
  • 1995年2月 甲信地区現代俳句協会大会 松本
  • 1995年5月 シンポジウム 20世紀俳句の功罪 名古屋(現代俳句協会青年部編『21世紀俳句ガイダンス』、現代俳句協会、1997年)
  • 1995年8月 第5回山本有三記念「路傍の石」俳句大会
  • 1995年9月 集中講義「日本という神話」(熊本大学) 熊本
  • 1995年10月 講演「俳句・ハイカイ・短詩」(日仏会館) 東京
  • 1996年1月~2月 新春特別展 俳句そして書 東京
  • 1996年3月 シンポジウム 俳句、21世紀の夢 東京(現代俳句協会青年部編『21世紀俳句ガイダンス』、現代俳句協会、1997年)
  • 1997年7月 '97 青年部 in Tokyo(現代俳句協会青年部) 東京
  • 1998年8月 中上健次の軌跡 新宮(和歌山)
  • 1998年10月~11月 第21回日本文化デザイン会議’98青森 青森
  • 1999年5月 現代俳句の集い 宮崎
  • 2000年2月~ 2000年百人一句展 群馬、岩手、熊本、ロンドン(英国)
  • 2000年7月 第14回口語俳句研究討論会 静岡
  • 2000年10月~11月 世界俳句フェスティバル2000招致展 群馬 
  • 2003年6月 詩歌と書の世界展 東京
  • 2003年5月 フォーラム 今、なぜ住宅顕信か 徳島
  • 2003年10月 シンポジウム 不易流行 松山
  • 2003年10月 浅野修・夏石番矢展 東京
  • 2006年4月 俳人「九条の会」1周年記念のつどい 東京
  • 2007年6月 現代の俳句と書の世界展 東京
  • 2007年7月 第77回ポエトリーヴォイスサーキット 東京[105][106]
  • 2008年6月 スロヴェニア言語・文化シンポジウム 東京[107]
  • 2009年1月 トーク「古事記、俳句、空飛ぶ法王」 大阪[108][109]
  • 2009年4月 声の架橋―俳句と詩セッション 大阪[110][111]
  • 2009年5月 第57回声のライブラリー 東京[112]
  • 2009年5月 夏石番矢のヴォイス・ワールド 東京[113][114]
  • 2010年7月 俳句朗読と弦楽の夕べ さいたま[115][116]
  • 2010年10月 俳句ライブ17 東京[117][118][119][120]朗読ビデオ[121][122][123]
  • 2010年11月 現代詩セミナーin神戸 詩のことばと定型のことば 神戸[124]
  • 2011年5月 『福本和夫著作集』完結記念の集い 東京[125]
  • 2011年12月 音と映像をまとう俳句の通路 さいたま[126][127][128]
  • 2012年1月 夏石番矢 Turquoise Milk 大阪[129]
  • 2012年4月 夏石番矢、登場。姫路[130]
  • 2012年8月 第15回ロルカ詩祭 神戸[131]朗読ビデオ[132][133][134]
  • 2012年11月 播磨芭蕉忌フェスティバルin寂聴展 姫路[135]
  • 2012年12月 museum concert さいたま[136]
  • 2013年7月 横断する日① 大阪[137]
  • 2014年7月 第1回三井寺句会 大津[138][139]
  • 2015年5月 夏石番矢自選百句色紙展 東京[140]

参考文献

  • 平井照敏編『現代の俳句』、(講談社学術文庫) 、1993
  • 『現代俳句ハンドブック』、雄山閣、1995
  • 『現代の俳人101』、 新書館、2004
  • 『展望 現代の詩歌 11』、明治書院、2008
  • Santosh Kumar編『The Poetic Achievement of Ban'ya Natsuishi/夏石番矢の詩的業績』、Cyberwit.net、インド、2009

脚注

  1. ^ ただし俳句研究家乾裕幸とは無関係。
  2. ^ 夏石番矢 スペイン大使館で能イベント Ban'ya 2014年4月2日
  3. ^ 夏石番矢 月刊「観世」から原稿依頼 Ban'ya 2014年5月17日
  4. ^ 夏石番矢 「かんぜびと」号外 Ban'ya 2014年5月26日
  5. ^ 夏石番矢 「かんぜびと」第8号 Ban'ya 2014年5月27日
  6. ^ 夏石番矢 「かんぜびと」第9号 Ban'ya 2014年5月29日
  7. ^ 現代文芸論研究室 2010年度
  8. ^ 夏石番矢 東大学生俳句会 「原生林」第17号 Ban'ya 2006年12月5日
  9. ^ 夏石番矢 30年前の吉岡実のはがき Ban'ya 2013年5月4日
  10. ^ 世界俳句協会
  11. ^ 第2回東京ポエトリー・フェスティバルと第6回世界俳句協会大会2011
  12. ^ 夏石番矢 筑摩書房版2種類の教科書 Ban'ya 2014年4月19日
  13. ^ 夏石番矢「海をまたぐインスピレーション」(『韓国・朝鮮の知を読む』、CUON、2014)参照
  14. ^ BAN’YA NATSUISHI: AN INTERVIEW
  15. ^ Patricia Prime, "BAN'YA NATSUISHI: RIGHT EYE IN TWILIGHT"
  16. ^ Barbara Smith, "BAN'YA NATSUISHI: THE EMBRACE OF PLANETS"
  17. ^ Joseph Spence Sr, "Endless Helix : a Menagerie of Haiku Poetry by Ban'ya Natsuishi"
  18. ^ Aurelio Asiain, "Hasta en las nubes siguen discutiendo"
  19. ^ ディミータル・アナキエフ「夏石番矢の句集『同心円』について一言
  20. ^ サントシュ・クマール「夏石番矢の『ターコイズ・ミルク――現代俳句詩の頂点
  21. ^ 夏石番矢 アンソロジー『ハザラ人のための詩集』完成 Ban'ya 2014年4月6日
  22. ^ 夏石番矢 フランス版『CASCADE DU FUTUR 未来の滝』完成 Ban'ya 2014年4月6日
  23. ^ 夏石番矢 ルーマニアから2冊めの句集 Ban'ya 2014年5月11日
  24. ^ 夏石番矢[1]Ban'ya 2014年12月21日

外部リンク