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世界俳句協会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

世界俳句協会(せかいはいくきょうかい、: The World Haiku Association, WHA)は、国際的な俳句団体である。2000年9月に、スロヴェニアトルミン(Tolmin)で、日本を含む世界俳人が創立大会を開き、12月に正式発足した。 

多言語時代の俳句の諸活動を推進することを主要目的としている。当初の事務所は、米国バージニア州に置かれていたが、現在は埼玉県富士見市に置かれている。隔年で世界大会を開催している他、日本総会を毎年4月29日に開催している。[1]

組織構成

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会員数は、約30か国約200名。 組織は、ディレクター、顧問、名誉会員、役員など。

  • 財政:会員年会費。世界俳句協会基金。
  • 創立者:ジム・ケイシャン(米国)、夏石番矢(日本)、ディミタール・アナキエフ(スロヴェニア)
  • 役員
  • 顧問:金子兜太(日本・故人)、カジミーロ・ド・ブリトー(ポルトガル)、清水国治(日本)、カイ・ファルクマン(スウェーデン・故人)
  • 名誉会員:ロン・リデル(ニュージーランド)、ジム・ケイシャン(米国)、オルランド・ゴンザレス・エステヴァ(キューバ)、アレクサンダル・プロコピエフ(マケドニア)、モハメッド・ベニス(モロッコ)、ラウール・エナオ(コロンビア)、コルネリウス・プラテリス(リトアニア)、レオンス・ブリエディス(ラトヴィア)、八木忠栄(日本)、ドラゴ・シュタンブク(クロアチア)、ユディット・ヴィハル(ハンガリー)、平川祐弘(日本)

事務所

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事務所は埼玉県富士見市鶴瀬西3‐16‐11夏石番矢方。

沿革

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世界俳句協会大会

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  • 2000年9月、スロヴェニアのトルミンで、創立大会開催。11か国62人参加。[2]
  • 2003年10月、第2回大会を日本の天理市で開催。13か国約100人参加。
  • 2005年7月、ブルガリアソフィアプロブディフで、第3回大会を開催。13か国約150人参加。
  • 2007年9月、第4回大会を、東京で開催。12か国約270人参加。
  • 2009年9月、リトアニアドルスキニンカイヴィルニュス(同年の欧州文化首都)で、第20回ドルスキニンカイ詩の秋と第5回大会を開催。21か国121人参加。[3]
  • 2011年9月、東京で、第6回大会と第2回東京ポエトリー・フェスティバルとを共催。15か国396人参加。
  • 2013年9月、南米コロンビアメデジンで、第7回大会開催。4か国約100人参加。
  • 2015年9月、東京・明治大学で第8回大会開催。14か国、160人参加。[4]
  • 2017年9月、イタリアパルマで第9回大会開催。
  • 2019年9月、東京・千代田区で第10回大会開催。

世界俳句協会日本総会

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  • 2005年4月、東京都新宿で、第1回総会を開催。[5][6]
  • 2007年4月、東京・上野で、第2回総会開催。
  • 2008年4月、上野で、第3回総会開催。
  • 2009年4月、東京・小石川で、第4回総会開催。
  • 2010年4月、東京・板橋で、第5回総会開催。
  • 2011年4月、板橋で、第6回総会開催。[7]
  • 2012年4月、板橋で、第7回総会開催。[8]
  • 2013年4月、板橋で、第8回総会開催。同会議中に、第2回世界俳句セミナーを併催(以後、共催になる?)。
  • 2014年4月、板橋で、第9回総会開催。[9]
  • 2015年4月、板橋で、第10回総会開催。
  • 2016年4月、板橋で、第11回総会開催。
  • 2017年4月、板橋で、第12回総会開催。
  • 2018年4月、板橋で、第13回総会開催。
  • 2019年4月、板橋で、第14回総会、第8回世界俳句セミナー開催。

その他

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  • 2004年、公式ホームページで、月例俳画コンテストを開始、審査員は清水国治で、現在に至る。[10]

[11]

  • 2005年12月、日欧現代詩フェスティバルin東京を後援する。
  • 2006年9月、無限責任中間法人となる。
  • 2009年11月、NPO法人となる。[12]
  • 2010年8月、ハンガリーのペーチ(同年の欧州文化首都)で開催の世界俳句フェスティバルペーチ2010を支援。[13]
  • 2012年8月、東京・板橋で、第1回世界俳句セミナー開催。[14][15]
  • 2015年3月、ウランバートルでのモンゴル俳句協会創立大会に協力。[16]

出版物

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  • 世界俳句2005 第1号』、西田書店、2004
  • 『世界俳句2006 第2号』、七月堂、2005
  • 『世界俳句2007 第3号』、七月堂、2007
  • 『世界俳句2008 第4号』、七月堂、2008
  • 『鶴 俳句108』、斯琴朝克図(R・スチンチョクト)句集、世界俳句協会、2008[17]
  • 『世界俳句2009 第5号』、七月堂、2009
  • 『世界俳句2010 第6号』、七月堂、2010
  • 『世界俳句2011 第7号』、七月堂、2011
  • 『世界俳句協会アンソロジー2011』、七月堂、2011
  • 『世界俳句2012 第8号』、七月堂、2012
  • 『世界俳句2013 第9号』、七月堂、2013
  • 『世界俳句2014 第10号』、七月堂、2014
  • 『世界俳句2015 第11号』、七月堂、2015[18][19]
  • 『世界俳句2016 第12号』、七月堂、2016
  • 『世界俳句2017 第13号』、七月堂、2017
  • 『世界俳句2018 第14号』、七月堂、2018
  • 『世界俳句2019 第15号』、コールサック社、2019

参考文献

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  • 夏石番矢「世界俳句の道のり」(『日曜日の随想2008』、日本経済新聞社、2009年)
  • 「世界俳句協会」「第四回世界俳句協会日本総会」「リトアニアでの世界俳句大会」(夏石番矢・鎌倉佐弓『俳句縦横無尽』、沖積舎、2010年)
  • 現代俳句のフロンティア「世界俳句協会」(「俳句界」第191号、2012年6月、文學の森
  • 乾 昌幸「世界俳句協会活動と多言語出版など」(『図書の譜 明治大学図書館紀要 第18号』、2014年3月)
  • 夏石番矢「世界俳句」(「産経新聞」大阪本社版2015年4月27日(月)付け夕刊文化面)[20]

脚注

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外部リンク

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関連項目

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