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|名前=ダミアン・ダフ |
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|画像=DDuff.JPG |
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|画像の説明=[[フラムFC]]でのダフ (2009年) |
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|本名=Damien Anthony Duff |
|本名=Damien Anthony Duff |
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|愛称= |
|愛称= |
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|国={{IRL}} |
|国={{IRL}} |
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|誕生日={{生年月日と年齢|1979|3|2}} |
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|出身地=[[バリボーデン]] |
|出身地={{flagicon|IRL}} [[ダブリン州]][[バリボーデン]] |
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|身長=176cm |
|身長=176cm |
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|体重=72kg |
|体重=72kg |
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|背番号=11 |
|背番号=11 |
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|利き足=左足 |
|利き足=左足 |
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|ユース年1=|ユースクラブ1={{flagicon|IRL}} [[:en:Leicester Celtic A.F.C.|レスター・セルティック]] |
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|ユース年2=|ユースクラブ2={{flagicon|IRL}} ローデス・セルティック |
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|ユース年3=|ユースクラブ3={{flagicon|IRL}} セント・ケヴィンズ・ボーイズ |
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|年1=1996-2003|クラブ1={{flagicon|ENG}} [[ブラックバーン・ローヴァーズFC|ブラックバーン]]|出場1=184|得点1=27 |
|年1=1996-2003|クラブ1={{flagicon|ENG}} [[ブラックバーン・ローヴァーズFC|ブラックバーン]]|出場1=184|得点1=27 |
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|年2=2003-2006|クラブ2={{flagicon|ENG}} [[チェルシーFC|チェルシー]]|出場2=81|得点2=14 |
|年2=2003-2006|クラブ2={{flagicon|ENG}} [[チェルシーFC|チェルシー]]|出場2=81|得点2=14 |
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|年3=2006-2009|クラブ3={{flagicon|ENG}} [[ニューカッスル・ユナイテッドFC|ニューカッスル]]|出場3=69|得点3=5 |
|年3=2006-2009|クラブ3={{flagicon|ENG}} [[ニューカッスル・ユナイテッドFC|ニューカッスル]]|出場3=69|得点3=5 |
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|年4=2009-2014|クラブ4={{flagicon|ENG}} [[フラムFC|フラム]]|出場4= |
|年4=2009-2014|クラブ4={{flagicon|ENG}} [[フラムFC|フラム]]|出場4=130|得点4=15 |
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|年5=2014-|クラブ5={{flagicon|AUS}} [[メルボルン・シティFC|メルボルン・シティ]]|出場5= |
|年5=2014-|クラブ5={{flagicon|AUS}} [[メルボルン・シティFC|メルボルン・シティ]]|出場5=12|得点5=1 |
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|代表年1=1998-2012<ref>{{Cite news|title=Damien Duff - Century of International Appearances|publisher=The Rec.Sport.Soccer Statistics Foundation|url=http://www.rsssf.com/miscellaneous/duff-intlg.html|language=英語}}</ref>|代表1={{IRLf}}|代表出場1=100|代表得点1=8 |
|代表年1=1998-2012<ref name="代表出場数">{{Cite news|title=Damien Duff - Century of International Appearances|publisher=The Rec.Sport.Soccer Statistics Foundation|url=http://www.rsssf.com/miscellaneous/duff-intlg.html|language=英語}}</ref>|代表1={{IRLf}}|代表出場1=100|代表得点1=8 |
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|クラブ成績更新日=2014年 |
|クラブ成績更新日=2014年11月2日 |
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|代表成績更新日=2014年8月5日 |
|代表成績更新日=2014年8月5日 |
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'''ダミアン・アンソニー・ダフ'''('''Damien Anthony Duff''', [[1979年]][[3月2日]] - )は、[[アイルランド]]・[[ダブリン]] |
'''ダミアン・アンソニー・ダフ'''('''Damien Anthony Duff''', [[1979年]][[3月2日]] - )は、[[アイルランド]]・[[ダブリン州]][[バリボーデン]]出身の[[プロフェッショナル (サッカー)|サッカー選手]]、元[[サッカーアイルランド共和国代表|アイルランド代表]]。ポジションは[[ミッドフィールダー]]。[[Aリーグ]]、[[メルボルン・シティFC]]所属。 |
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ダフは、以前所属した[[ブラックバーン・ローヴァーズFC]]で[[フットボールリーグカップ]]、[[チェルシーFC]]で2度の[[プレミアリーグ]]とリーグカップ、[[ニューカッスル・ユナイテッドFC]]で{{仮リンク|UEFAインタートトカップ 2006|en|2006 UEFA Intertoto Cup}}を獲得し、[[フラムFC]]では[[UEFAヨーロッパリーグ 2009-10]]の決勝戦まで進出した。アイルランド代表としては、1998年の初出場から14年間に渡ってプレーし、[[2002 FIFAワールドカップ]]、[[UEFA EURO 2012]]に出場した。また、EURO 2012の[[サッカーイタリア代表|イタリア]]戦において記念すべき出場100試合目に到達している。 |
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== 来歴 == |
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=== ブラックバーン時代 === |
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1996年に[[イングランド]]1部リーグの[[プレミアリーグ|FAプレミアリーグ]]の[[ブラックバーン・ローヴァーズFC|ブラックバーン・ローヴァーズ]]に入団。トップチームでのデビューは1996-97シーズン終盤の1試合であった。翌シーズンはレギュラーとなり、リーグ戦26試合、カップ戦7試合に出場して5得点を記録。1998-99シーズンは36試合に出場するが、得点数は1に留まった。 |
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== 経歴 == |
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1999-2000シーズンはチームの1部降格(当時のイングランドリーグはプレミアリーグの下に1部リーグがあった)に伴い、1部リーグで39試合5得点、カップ戦は5試合2得点を記録するもチームの昇格は叶わず。2000-01シーズンはリーグ戦32試合で1得点、カップ戦7試合2得点で、チームはプレミアリーグ復帰を果たす。 |
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=== クラブ === |
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==== ブラックバーン・ローヴァーズ時代 ==== |
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[[レンスター]]の[[ダブリン州]][[バリボーデン]]に生まれたダフは、少年時代を[[:en:Leicester Celtic A.F.C.|レスター・セルティックAFC]]、ローデス・セルティック (Lourdes Celtic)、セント・ケヴィンズ・ボーイ (St. Kevin's Boys)で過ごした後、1996年に練習生として[[プレミアリーグ]] (イングランド1部)の[[ブラックバーン・ローヴァーズFC]]に入団する。[[FAプレミアリーグ1996-1997|1996-97シーズン]]最終節の[[レスター・シティFC]]戦でプロ初出場ながらマン・オブ・ザ・マッチを受賞すると、[[FAプレミアリーグ1997-1998|翌シーズン]]にはレギュラーとして公式戦33試合5得点(リーグ戦26試合4得点)、[[FAプレミアリーグ1998-1999|1998-99シーズン]]は公式戦36試合1得点(リーグ戦28試合1得点)を記録したが、[[フットボールリーグ・チャンピオンシップ|フットボールリーグ・ディビジョン1]] (2部)に降格した。 |
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1999-2000シーズンは、ディビジョン1の舞台で公式戦44試合7得点(リーグ戦39試合5得点)を記録するもチームの昇格は叶わなかったが、翌2000-01シーズンに公式戦39試合3得点(リーグ戦32試合1得点)を記録し、プレミアリーグ昇格に貢献<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/eng_div_1/1306915.stm "Blackburn's Premiership return"]</ref>。復帰1季目の[[FAプレミアリーグ2001-2002|2001-02シーズン]]は、[[デヴィッド・ダン]]と共に攻撃の要として公式戦39試合8得点を記録する大活躍を見せると、[[フットボールリーグカップ]]では決勝の地[[ミレニアム・スタジアム]]で[[トッテナム・ホットスパーFC]]を下してタイトル獲得し<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/worthington_cup/1834988.stm "Cole strike stuns Spurs"]</ref>、[[2002 FIFAワールドカップ]]の活躍も相まって評価が高まり、別のクラブへの移籍の可能性が報じられる中、2002年8月24日にブラックバーンと新たに4年契約を締結した<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/b/blackburn_rovers/2218811.stm "Duff agrees new Blackburn deal"]</ref>。翌[[FAプレミアリーグ2002-2003|2002-03シーズン]]は、2003年1月22日にリーグカップの[[マンチェスター・ユナイテッドFC]]戦でハムストリングを負傷した<ref>[http://www.thefreelibrary.com/Football%3A+IT'S+DUFF+LUCK+ON+DAMIEN+AS+INJURY+JINX+STRIKES+AGAIN.-a096805464 "Football: IT'S DUFF LUCK ON DAMIEN AS INJURY JINX STRIKES AGAIN"] thefreelibrary.com</ref>ことで6週間離脱していた<ref name="ブラックバーン">[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/eng_prem/2830411.stm "Arsenal undone by Blackburn"]</ref>にもかかわらず、復帰初戦の[[アーセナルFC]]戦で得点を挙げる<ref name="ブラックバーン" />等、負傷の影響を感じさせないプレーを見せ、最終的に公式戦でチーム最多の11得点 (31試合)を挙げたように攻撃を牽引し、チームを{{仮リンク|UEFAカップ2003-04|en|2003–04 UEFA Cup}}出場圏内の6位に導いた。 |
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2001-02シーズンは39試合で8得点を挙げ、デヴィッド・ダンとともにチームの攻撃の要として大活躍。シーズン終了後の[[2002 FIFAワールドカップ|2002年ワールドカップ]]では、アイルランド代表の中心選手として注目を浴びた。この大会では主に、[[ロビー・キーン]]との2トップの一角で起用された。2002-03シーズンは31試合で11得点という華々しい活躍を見せ、シーズン終了後の[[2003年]][[7月21日]]に新オーナーに買収されて巨額の資金を得た[[チェルシーFC|チェルシー]]に引き抜かれた。 |
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=== チェルシー時代 === |
==== チェルシー時代 ==== |
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2002-03シーズンの活躍に、[[ロマン・アブラモヴィッチ]]会長に買収されて巨額の資金を得た[[チェルシーFC]]から移籍金1300万[[スターリング・ポンド|ポンド]]、1500万ポンドと2度オファーをされ<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/c/chelsea/3058199.stm "Blackburn hold firm over Duff"]</ref>、最終的に2003年7月21日に契約解除条項の移籍金1700万ポンドで決着がつき、4年契約を締結した<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/c/chelsea/3081647.stm "Duff completes Chelsea move"]</ref>。[[クラウディオ・ラニエリ]]監督の下、8月の[[UEFAチャンピオンズリーグ 2003-04]]での[[MŠKジリナ]] ([[ツォルゴン・リーガ|スロヴァキア1部]])戦 (2-0)で公式戦初出場を飾ったダフは、完璧なクロスで[[エイドゥル・グジョンセン]]の得点を支援するプレー等で「ショーのスター」と形容される程の上々のスタートを切る<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/champions_league/3143791.stm "Chelsea romp past Zilina"]</ref>と、9月20日の[[ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC]]戦 (5-0)の初得点を挙げると共にマン・オブ・ザ・マッチに選出された<ref>[http://www.theguardian.com/football/2003/sep/22/match.sport5 "Only woe for Wolves as Ranieri wins fans' vote"]</ref>。自身が務める左サイドには[[ジョー・コール]]の存在がありながらも、定位置を譲らずにプレーしていたが、12月20日の[[フラムFC]]戦で肩を脱臼したことで、2004年1月14日の[[ワトフォードFC]]との[[FAカップ]]3回戦までの離脱を余儀なくされ<ref>[http://www.irishexaminer.com/archives/2004/0117/ireland/duff-admits-big-risk-over-injury-951114682.html "Duff admits big risk over injury"]</ref>、復帰から2試合出場後の2月上旬に今度は太腿を負傷して再離脱する<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/republic_of_ireland/3472047.stm "Duff keen to face Brazil"]</ref>と、さらに、1月の復帰の際に脱臼を手術せずにいたことで、4月下旬に再び肩の脱臼で離脱する<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/c/chelsea/3670589.stm "Duff suffers injury torment"]</ref>等の相次ぐ負傷の影響から、最終的に[[FAプレミアリーグ2003-2004|2003-04シーズン]]のリーグ戦の先発出場が17試合にとどまった<ref name="出場数">[http://www.premierleague.com/en-gb/players/profile.career-history.html/damien-duff "Damien Duff honours, awards & transfer info"] premierleague.com</ref>。なお、チームとしては、チャンピオンズリーグで[[ASモナコ]]戦までの準決勝に進出、リーグ戦の方では過去49年で最高となる2位に付けたが、無冠に終わったとしてラニエリ監督は解任となっている<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/c/chelsea/3742477.stm "Chelsea sack Ranieri"]</ref>。 |
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チェルシーでもレギュラーとして左ウィングでプレーしていたが、[[アリエン・ロッベン]]の加入後は右ウィングでプレーし、2003-04シーズンは37試合で6得点。2004-05シーズンは48試合で10得点を記録し、チームはプレミアリーグとリーグカップの2冠に輝いた。しかし、2005-06シーズンは自身の故障に加えて[[ジョー・コール]]の台頭で先発の機会を減らされることとなる(それでも39試合に出場し3得点を挙げている)。 |
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[[FAプレミアリーグ2004-2005|2004-05シーズン]]は、[[ジョゼ・モウリーニョ]]監督が新たに就任したのに加え、左サイドを主戦場とする[[アリエン・ロッベン]]の入団によって定位置争いが激しいものになると予想されていた<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/c/chelsea/3525047.stm "What the Robben deal means"]</ref>が、シーズン開幕前にロッベンが負傷する。にもかかわらず、9月下旬の[[ミドルズブラFC]]戦まで先発起用されることはなかった<ref>[http://www.theguardian.com/football/2004/sep/27/match.sport2 "Boro unworthy of the green jersey"]</ref>。しかし、その後はレギュラーに返り咲き、特にロッベン復帰後は右サイドにポジションを移してロッベンと共に両サイドを支え<ref>[http://www.premierleague.com/en-gb/news/features/on-this-day-21-jul-2003-damien-duff-and-wayne-bridge-move-to-chelsea.html "On this day in 2003: Duff and Bridge become latest Chelsea arrivals"]</ref>、[[UEFAチャンピオンズリーグ 2004-05]]の[[FCバルセロナ]]との第2戦 (4-2)<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/europe/4321491.stm "Chelsea 4-2 Barcelona"] [[BBCスポーツ|BBC Sport]]</ref>、[[フットボールリーグカップ]]準決勝の[[マンチェスター・ユナイテッドFC]]戦での決勝点<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/league_cup/4197611.stm "Man Utd 1-2 Chelsea"] BBC Sport</ref>を含む公式戦10得点を挙げて、チームの50年ぶりとなるリーグ優勝に貢献し、更にリーグカップとの[[ダブル (サッカー)|2冠]]に輝いた。だが、翌[[FAプレミアリーグ2005-2006|2005-06シーズン]]は、自身の故障<ref name="交渉">[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/t/tottenham_hotspur/5186380.stm "Tottenham closing in on Duff deal"]</ref>に加え、[[ショーン・ライト=フィリップス]]の加入によって定位置争いが激しくなった影響から出場機会が限定され<ref>[http://www.theguardian.com/football/2006/jul/21/newsstory.sport11 "Duff set for Newcastle"]</ref>、リーグ戦の先発出場数は18試合にとどまった<ref name="出場数" />。 |
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チェルシーのシステム変更(ウイングに比重を置く3トップからセンターフォワード2人で組む2トップへ)の事情もあってか[[2006年]][[7月23日]]、[[ニューカッスル・ユナイテッド]]へ移籍。 |
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=== ニューカッスル時代 === |
==== ニューカッスル時代 ==== |
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[[File:Damien Duff.jpg|thumb|150px|[[ニューカッスル・ユナイテッドFC]]でのダフ]] |
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ニューカッスルでは故障やチェルシー時代とのシステムの違いから本来の実力を発揮出来ず、2006-07シーズンは33試合(うちカップ戦が11試合)で1得点、翌シーズンも19試合で1得点と精彩を欠く時期が続いた。2008-09シーズンは33試合で3得点と状態は上向きつつあったが、チームは19位で[[フットボールリーグ]](2部)降格となった。 |
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出場機会を求めるダフに対し、[[トッテナム・ホットスパーFC]]<ref name="交渉" />、[[リヴァプールFC]]からオファーが届き、最終的に2006年7月24日に移籍金500万ポンドで[[ニューカッスル・ユナイテッドFC]]と5年契約を締結する<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/n/newcastle_united/5204958.stm "Newcastle unveil new signing Duff"]</ref>。ニューカッスルでは本職の左サイドのレギュラーとして起用されており、初出場を飾った8月10日の{{仮リンク|UEFAカップ2006-07|en|2006–07 UEFA Cup}}での[[FKヴェンツピルス]]戦で攻撃の中心を担って素晴らしいプレーを見せ<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/europe/4775565.stm "FK Ventspils 0-1 Newcastle"] BBC Sport</ref>、9月7日に敵地[[ブーリン・グラウンド]]での[[ウェストハム・ユナイテッドFC戦 (2-0)において初得点を挙げる<ref>[http://www.theguardian.com/football/2006/sep/18/match.sport10 "West Ham fans vent fury at Roeder the happy shopper"]</ref>活躍を見せていたが、11月中旬のアーセナル戦において膝を負傷したことで数週間の離脱となる<ref>[http://www.uefa.com/uefaeuropaleague/news/newsid=483729.html "Newcastle suffer double injury blow"]</ref>と、12月中旬[[ワトフォードFC]]戦で復帰を果たすも試合後に膝の軟骨を悪化させ<ref>[http://www.thenorthernecho.co.uk/news/1082546.print/ "Duff not ready to face his old team-mates"]</ref>、再離脱となった。その後、1月31日の[[アストン・ヴィラFC]]戦で復帰<ref>[http://www.independent.ie/sport/soccer/duff-returns-as-quickfire-toon-frustrate-villa-26273518.html "Duff returns as quick-fire Toon frustrate Villa"]</ref>し、数試合に出場していたが、4月の[[ポーツマスFC]]戦において、後に就任する[[サム・アラダイス]]監督がキャリアを脅かすと形容する<ref>[http://www1.skysports.com/football/news/11678/2803408/ "Big Sam won't rush Duff"]</ref>程の怪我を足首に負い、シーズン残り全てを欠場となり<ref>[http://www1.skysports.com/football/news/11678/2411239/season-over-for-duff "Season over for Duff"]</ref>、2007年12月23日の[[ダービー・カウンティFC]]戦までに復帰を要した<ref>[http://www.theguardian.com/football/2007/dec/24/match.derbycounty "Viduka saves Newcastle blushes as Miller adds spirit and sparkle to Jewell's turkeys"]</ref>。 |
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[[プレミアリーグ2008-2009|2008-09シーズン]]は、2008年11月27日に足の付根<ref>[http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-1090257/Middlesbrough-v-NEWCASTLE-Double-blow-Kinnear-Duff-Ameobi-ruled-out.html "Middlesbrough v NEWCASTLE: Double blow for Kinnear with Duff and Ameobi ruled out"]</ref>、2009年3月にふくらはぎの負傷<ref>[http://www.thejournal.co.uk/sport/football/football-news/hughton-defends-martins-decision-4484773 "Hughton defends Martins decision"]</ref>により、それぞれ約1ヶ月の離脱をしながらも、28試合に先発出場した<ref name="出場数" />ようにレギュラーとしてプレーし、12月21日のトッテナム戦では途中出場から僅か2分以内に決勝点を挙げる<ref>[http://www1.skysports.com/football/live/match/10678/report "Last-gasp Duff seals Toon win"]</ref>等でチームを支え、また、[[アラン・シアラー]]監督体制下では終盤に左サイドバックまで任された<ref>[http://metro.co.uk/2013/06/23/joe-kinnear-alan-shearer-hasnt-got-a-clue-3852257/ "Joe Kinnear: Alan Shearer hasn’t got a clue"]</ref>。しかし、アストン・ヴィラとのシーズン最終節において、相手MF[[ギャレス・バリー]]の20ヤードからのシュートが自身に当たって[[オウンゴール]]となり、最終的に0-1のスコアのまま試合が終了し、チームは19位でのチャンピオンシップ降格が決定した<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/eng_prem/8048294.stm "Aston Villa 1-0 Newcastle"] BBC Sport</ref>。 |
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=== フラム時代 === |
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[[2009年]][[8月18日]]、ニューカッスルで1試合に出場し1得点を挙げた後に[[フラムFC|フラム]]へ3年契約で移籍した。チェルシー以来となるロンドンのクラブ復帰となった。フラム移籍後は完全に復調し、2010年2月22日現在でプレミアリーグ25試合出場で6得点、カップ戦6試合で2得点を挙げている。8得点(ニューカッスルでの得点を入れれば9得点)はエースストライカーである[[ボビー・ザモラ]]の13得点に次ぐ数字である。同シーズンは32試合6得点を記録した。2012年の欧州選手権でのグループリーグ第3戦の[[サッカーイタリア代表|イタリア]]戦で代表100試合目を迎え、2試合に連敗し、既に決勝トーナメント進出の可能性がなくなっていたチームは、この試合のみキャンプテンマークをダフに付けさせた。 |
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降格後も残留し、チームのプレミアリーグ復帰を支援することを誓った<ref>[http://metro.co.uk/2009/05/25/duff-pleads-for-shearer-to-stay-at-newcastle-143299/ "Duff pleads for Shearer to stay at Newcastle"]</ref>ダフは、2009年8月8日の[[ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC]]との2009-10シーズン開幕戦 (1-1)において、早速得点を挙げた<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/eng_div_1/8185944.stm "West Brom 1-1 Newcastle United"] BBC Sport</ref>。 |
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=== メルボルン・シティ時代 === |
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2014年6月10日、[[メルボルン・シティFC]]に自由契約で加入した<ref>[http://www.goal.com/jp/news/3476/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2/2014/06/10/4872170/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%81%AB%E7%B6%9A%E3%81%84%E3%81%A6%E3%83%80%E3%83%95%E3%82%82%E7%8D%B2%E5%BE%97?ICID=HP_BN_3 メルボルン・シティ、ビジャに続いてダフも獲得] Goal、2014年6月10日</ref>。 |
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==== フラム時代 ==== |
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[[File:Damien Duff corner Fulham vs ManU.jpg|thumb|2010年8月の[[マンチェスター・ユナイテッドFC]]戦でコーナーキックを蹴るダフ]] |
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* チェルシーの本拠地であるロンドンはブラックバーン育ちのダフにとって「さわがしいだけ」の街だったという。 |
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ニューカッスルで1試合に出場後の2009年8月18日、ブラックバーンでプロデビューを果たした際に師事した[[ロイ・ホジソン]]監督率いる[[フラムFC]]と移籍金400万ユーロで3年契約を締結する<ref>[http://www1.skysports.com/football/news/11681/5497913/ "Fulham tie up Duff deal"]</ref>。フラムでは、8月20日に[[UEFAヨーロッパリーグ 2009-10]]の[[FCアムカル・ペルミ]]戦 (3-1)で後半から初出場を飾り<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/europe/8209325.stm "Fulham 3-1 Amkar Perm"] BBC Sport</ref>、以降、左サイドハーフのレギュラーとしてプレーし、9月13日の[[エヴァートンFC]]戦で初得点にして決勝点を挙げる<ref>[http://www.theguardian.com/football/2009/sep/13/fulham-everton-premier-league "Damien Duff's change of fortune earns Fulham victory over Everton"]</ref>と、昨季王者のマンチェスター・ユナイテッド戦 (3-0)<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/eng_prem/8414926.stm "Fulham 3-0 Man Utd"] BBC Sport</ref>を含む公式戦9得点を記録しており、これはエースストライカーの[[ボビー・ザモラ]] (19得点)、[[ゲラ・ゾルターン]] (10得点)に次ぎ、[[クリント・デンプシー]]と並ぶ数字だった。次の[[プレミアリーグ2010-2011|2010-11シーズン]]も引き続きレギュラーとしてプレーする中、2011年1月15日に行われた[[DWスタジアム]]での[[ウィガン・アスレティックFC]]戦において、記念すべき公式戦通算出場数500試合目を達成した<ref>[http://www.fulhamfc.com/news/2011/march/09/man-on-fire "Man on Fire"] fulhamfc.com</ref>一方で得点をなかなか挙げられずにいたが、2月2日の古巣ニューカッスル戦でシーズン初得点にして決勝点を挙げた<ref>[http://www.express.co.uk/sport/football/226826/Fulham-1-Newcastle-0-Poor-Pardew-Duffed-again "Fulham 1 Newcastle 0: Poor Pardew Duffed again"]</ref>のを契機に、3月5日の古巣ブラックバーン戦 (2得点)<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/eng_prem/9411020.stm "Fulham 3-2 Blackburn"]</ref>までの5試合で4得点を挙げ、4月3日の[[ブラックプールFC]]戦においてはザモラの得点をアシストした<ref>[http://www.theguardian.com/football/2011/apr/03/fulham-blackpool-premier-league "Bobby Zamora double sinks Blackpool and lifts Fulham towards safety"]</ref>。このように順調に運んでいたものの、ブラックプール戦後にアキレス腱を負傷し、次のマンチェスター・ユナイテッド戦の欠場が決定する<ref>[http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-1374773/Manchester-United-v-FULHAM-Damien-Duff-injury-achilles-heel-Mark-Hughes.html "Manchester United v FULHAM: Damien Duff injury an achilles heel for Mark Hughes"]</ref>と、更に5月には足の手術の為にシーズン残りの離脱が決定した<ref>[http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-1383918/Fulham-winger-Damien-Duff-miss-end-season.html "Fulham suffer injury woe as winger Duff to miss the end of the season after Achilles blow"]</ref>。 |
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* ブラックバーン時代のダフの応援歌は[[ビートルズ]]の『[[All You Need Is Love]]』で、ほぼ原曲そのままに「All We Need Is DUFF」というもの。 |
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2季目の終盤こそ負傷に泣かされることになったが、フラム加入後の中心選手としての活躍が認められ、8月19日に契約を2013年までの1年延長させることに成功し<ref>[http://www.independent.co.uk/sport/football/premier-league/damien-duff-signs-contract-extension-with-fulham-2340661.html "Damien Duff signs contract extension with Fulham"]</ref>、2013年2月22日に再度契約を1年延長した<ref>[http://www.bbc.com/sport/0/football/21551344 "Fulham midfielder Damien Duff signs one-year contract extension"]</ref>。2014年2月4日の[[シェフィールド・ユナイテッドFC]]との[[FAカップ]]戦以来、膝の負傷によって欠場が続いていた<ref>[http://www.bbc.com/sport/0/football/26477740 "Damien Duff: Fulham midfielder ruled out for rest of season"]</ref>ダフは、4月16日に[[プレミアリーグ2013-2014|2013-14シーズン]]終了後に満了となる契約について話し合いがされていないと[[:en:The Irish Times|アイリッシュ・タイムズ]]に語り<ref>[http://www.bbc.com/sport/0/football/27053477 "Damien Duff confirms Fulham exit and eyes move to MLS"]</ref>、降格するフラムからの退団が5月23日に正式発表された<ref>[http://www.rte.ie/sport/soccer/english/2014/0523/619294-duff-leads-fulham-relegation-exodus/ "Damien Duff leaves Fulham following relegation"]</ref>。 |
|||
== 所属クラブ == |
|||
* {{flagicon|ENG}} [[ブラックバーン・ローヴァーズFC]] 1996-2003 |
|||
==== メルボルン・シティ時代 ==== |
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* {{flagicon|ENG}} [[チェルシーFC]] 2003-2006 |
|||
2014年6月10日、自由契約で[[メルボルン・シティFC]]と1年契約を締結した<ref>[http://www.goal.com/jp/news/3476/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2/2014/06/10/4872170/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%81%AB%E7%B6%9A%E3%81%84%E3%81%A6%E3%83%80%E3%83%95%E3%82%82%E7%8D%B2%E5%BE%97 "メルボルン・シティ、ビジャに続いてダフも獲得"] Goal.com、2014年6月10日</ref>。 |
|||
* {{flagicon|ENG}} [[ニューカッスル・ユナイテッドFC]] 2006-2009 |
|||
* {{flagicon|ENG}} [[フラムFC]] 2009-2014 |
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=== 代表 === |
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* {{flagicon|AUS}} [[メルボルン・シティFC]] 2014- |
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[[File:Damien Duff corner.jpg|thumb|200px|2008年、[[サッカーセルビア代表|セルビア]]戦でのダフ]] |
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[[File:Gdansk PGE Arena ESP-IRE Euro 2012 18 Duff.jpg|thumbnail|[[UEFA EURO 2012]]でのダフ]] |
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[[サッカーアイルランド共和国代表|アイルランド代表]]では、まず年代別代表として[[1997 FIFAワールドユース選手権]]、[[1999 FIFAワールドユース選手権]]に出場しており、前者ではベスト16の[[サッカーモロッコ代表|モロッコ]]戦において[[ゴールデンゴール]]を挙げる<ref>[http://www.joe.ie/sport/irish-soccers-most-memorable-moments-no-41-duffer-on-the-world-stage-1997/35464 "Irish Soccer's Most Memorable Moments, No 41: Duffer on the world stage, 1997"]</ref>。1998年には、[[サッカー北アイルランド代表|北アイルランド]]戦でB代表として出場後<ref>[http://www.goal.com/en-ie/news/3942/ireland/2012/08/25/3328521/take-a-bow-damien-duff-brings-down-the-curtain-on-his-long "Take a bow, Damien: Duff brings down the curtain on his long and distinguished Irish international career"]</ref>、同年3月に[[サッカーチェコ代表|チェコ]]戦においてA代表として初出場を飾り、以来、代表史上5人目となる100試合までに出場<ref name="代表">[http://www.rte.ie/sport/soccer/euro-2012/2012/0617/325357-duff-captains-unchanged-republic-line-up/ "Duff handed captaincy for 100th cap"]</ref>し、8得点を記録した。 |
|||
本職は左サイドハーフながら、[[2002 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選]]では[[ナイアル・クイン]]の負傷以降、フォワードの[[ロビー・キーン]]と2トップの一角で起用されることになる<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport3/worldcup2002/hi/team_pages/rep_of_ireland/newsid_1923000/1923513.stm "Support for strike pair"]</ref>と、[[2002 FIFAワールドカップ|本大会]]でも引き続いてキーンと2トップを組み、ベスト16進出に貢献するプレーは、多くの記者からグループリーグ内におけるベストイレブンに選出される程の注目を浴びた<ref>[http://www.theguardian.com/football/2002/jul/01/worldcupfootball2002.sport5 "Highs and lows of the topsy- turvy tournament"]</ref>。そして、ベスト16の[[サッカースペイン代表|スペイン]]戦では、右サイドからドリブルでペナルティエリア内に侵入した所を、相手DFの[[フアン・フランシスコ・ガルシア|フアンフラン]]に倒されて[[ペナルティーキック]]を獲得する等の見せ場を作ったが、最終的に[[PK戦]]によって惜しくも敗退となった<ref>[http://news.bbc.co.uk/sport3/worldcup2002/hi/matches_wallchart/spain_v_rep_of_ireland/default.stm "Spain break Irish hearts"]</ref>。なお、グループリーグの[[サッカーサウジアラビア代表|サウジアラビア]]戦での得点は、代表キャリアにおいて最も記憶に残る瞬間の1つと呼ばれている<ref>[http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-2059152/Republic-Ireland-plot-international-return.html "Take a bow! Ten years on from Duff's memorable celebration, Ireland plot international return"]</ref>。 |
|||
その後も中心選手としてプレーし、[[UEFA EURO 2004予選]]の[[サッカーグルジア代表|グルジア]]戦<ref>[http://www.uefa.com/uefaeuro/season=2004/matches/round=1579/match=69050/postmatch/report/index.html "Duff and Doherty keep Ireland afloat"]</ref>、[[サッカーロシア代表|ロシア]]戦で得点を挙げる<ref>[http://en.archive.uefa.com/competitions/euro2012/history/season=2004/round=1579/match=69058/index.html "Dublin draw favours Russia"]</ref>も、チームとしては[[UEFA EURO 2004]]出場に失敗すると、暫く主要大会から遠ざかることになる。[[ジョバンニ・トラパットーニ]]監督体制になり、実に10年ぶりの主要大会となる[[UEFA EURO 2012]]出場権を獲得し、23人の出場メンバーに選出されたダフは、2012年6月18日にグループリーグ最終節の[[サッカーイタリア代表|イタリア]]戦において、代表史上5人目となる通算出場数100試合目を迎え、更に主将も任された<ref name="代表" />。同年8月24日に代表からの引退を表明した<ref>[http://www.rte.ie/sport/soccer/irish/2012/0824/334849-duff-retirement-rumours-gather-pace/ "Damien Duff confirms international retirement"]</ref>。なお、6月の[[サッカーハンガリー代表|ハンガリー]]との親善試合において、審判団の1人が[[国際サッカー連盟|FIFA]]のリストに記載されていなかった為に同連盟から公式戦に認定されていないが、[[フットボール・アソシエーション・オブ・アイルランド|FAI]]では、9月20日に独自の裁量によってハンガリー戦を公式戦扱いにする発表をしたことで出場数100となっている<ref>[http://www.bbc.com/sport/0/football/19662125 "Damien Duff to retain century of caps despite administrative error"]</ref><ref>[http://www.fai.ie/ireland/news/fai-statement-on-hungary-match "FAI STATEMENT ON HUNGARY MATCH"]</ref>。 |
|||
== 個人成績 == |
== 個人成績 == |
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=== クラブでの成績 === |
|||
{{Football player statistics 1|YY}} |
|||
出典:<ref>{{cite web|title=Damien Duff|url=http://www.soccerbase.com/players/player.sd?player_id=10515|work=soccerbase|accessdate=5 February 2015}}</ref> |
|||
{{Football player statistics 2|ENG|YY}} |
|||
{| class="wikitable" style="text-align: center;" |
|||
|- |
|- |
||
!rowspan="2"|所属クラブ |
|||
|1996–97||rowspan="7"|[[ブラックバーン・ローヴァーズFC|ブラックバーン]]||rowspan="3"|[[プレミアリーグ]] |
|||
!rowspan="2"|シーズン |
|||
||1||0||colspan="2"|-||colspan="2"|-||colspan="2"|-||1||0 |
|||
!colspan="3"|リーグ |
|||
!colspan="2"|カップ |
|||
!colspan="2"|リーグカップ |
|||
!colspan="2"|国際大会 |
|||
!colspan="2"|合計 |
|||
|- |
|- |
||
!所属リーグ!!出場!!得点!!出場!!得点!!出場!!得点!!出場!!得点!!出場!!得点 |
|||
|1997–98 |
|||
||26||4||4||1||3||0||colspan="2"|-||33||5 |
|||
|- |
|- |
||
|rowspan="8"|[[ブラックバーン・ローヴァーズFC|ブラックバーン]] |
|||
|1998–99 |
|||
|[[FAプレミアリーグ1996-1997|1996-97]] |
|||
||28||1||4||0||3||0||1||0||36||1 |
|||
|rowspan="3"|[[プレミアリーグ]] |
|||
|1||0||colspan="2"|-||colspan="2"|-||colspan="2"|-||1||0 |
|||
|- |
|- |
||
|[[FAプレミアリーグ1997-1998|1997-98]] |
|||
|1999-00||rowspan="2"|[[フットボールリーグ1|ファーストディヴィジョン]] |
|||
|| |
|26||4||4||1||3||0||colspan="2"|-||33||5 |
||
|- |
|- |
||
|[[FAプレミアリーグ1998-1999|1998-99]] |
|||
|2000–01 |
|||
| |
|28||1||4||0||3||0||1||0||36||1 |
||
|- |
|- |
||
|1999-2000 |
|||
|2001–02 |
|||
|rowspan="2"|[[フットボールリーグ・チャンピオンシップ|ディヴィジョン1]] |
|||
|rowspan="8"|[[プレミアリーグ]]||32||7||2||0||5||1||colspan="2"|-||39||8 |
|||
|39||5||3||1||2||1||colspan="2"|-||44||7 |
|||
|- |
|- |
||
|2000-01 |
|||
|2002–03 |
|||
|| |
|32||1||5||0||2||2||colspan="2"|-||39||3 |
||
|- |
|- |
||
|[[FAプレミアリーグ2001-2002|2001-02]] |
|||
|2003–04||rowspan="3"|[[チェルシーFC|チェルシー]] |
|||
|rowspan="2"|[[プレミアリーグ]] |
|||
||23||5||1||0||2||0||11||1||37||6 |
|||
|32||7||2||0||5||1||colspan="2"|-||39||8 |
|||
|- |
|- |
||
|[[FAプレミアリーグ2002-2003|2002-03]] |
|||
|2004–05 |
|||
|| |
|26||9||colspan="2"|-||2||1||3||1||31||11 |
||
|- |
|- |
||
!colspan=2|合計 |
|||
|2005–06 |
|||
!184!!27!!18!!2!!17!!5!!4!!1!!223!!35 |
|||
||28||3||5||0||colspan="2"|-||6||0||39||3 |
|||
|- |
|- |
||
|rowspan="4"|[[チェルシーFC|チェルシー]] |
|||
|[[FAプレミアリーグ2003-2004|2003-04]] |
|||
||22||1||colspan="2"|-||2||0||9||0||33||1 |
|||
|rowspan="3"|[[プレミアリーグ]] |
|||
|23||5||1||0||2||0||11||1||37||6 |
|||
|- |
|- |
||
|[[FAプレミアリーグ2004-2005|2004-05]] |
|||
|2007–08 |
|||
|| |
|30||6||2||0||6||2||10||2||48||10 |
||
|- |
|- |
||
|[[FAプレミアリーグ2005-2006|2005-06]] |
|||
|2008–09 |
|||
| |
|28||3||5||0||colspan="2"|-||6||0||39||3 |
||
|- |
|- |
||
!colspan=2|合計 |
|||
|rowspan="2"|2009–10||rowspan"1"|[[フットボールリーグ・チャンピオンシップ|チャンピオンシップ]] |
|||
!81!!14!!8!!0!!8!!2!!28!!3!!125!!19 |
|||
||1||1||0||0||0||0||colspan="2"|-||1||1 |
|||
|- |
|- |
||
|rowspan="5"|[[ニューカッスル・ユナイテッドFC|ニューカッスル]] |
|||
|rowspan="4"|[[フラムFC|フラム]]||rowspan="4"|[[プレミアリーグ]] |
|||
|[[FAプレミアリーグ2006-2007|2006-07]] |
|||
||32||6||4||2||0||0||14||1||50||9 |
|||
|rowspan="3"|[[プレミアリーグ]] |
|||
|22||1||colspan="2"|-||2||0||9||0||33||1 |
|||
|- |
|- |
||
|[[プレミアリーグ2007-2008|2007-08]] |
|||
|2010-11||24||4||2||0||1||0||colspan="2"|-||27||4 |
|||
|16||0||3||1||colspan="2"|-||colspan="2"|-||19||1 |
|||
|- |
|- |
||
|[[プレミアリーグ2008-2009|2008-09]] |
|||
|2011-12||28||2||2||1||0||0||14||3||44||6 |
|||
|30||3||2||0||1||0||colspan="2"|-|||33||3 |
|||
|- |
|- |
||
|2009-10 |
|||
|2012-13||29||3||2||0||1||0||colspan="2"|-||32||3 |
|||
|[[フットボールリーグ・チャンピオンシップ|チャンピオンシップ]] |
|||
{{Football player statistics 3|1|ENG}}447||61||41||6||30||7||68||8||586||82 |
|||
|1||1||0||0||0||0||colspan="2"|-||1||1 |
|||
|- |
|||
{{Football player statistics end}} |
|||
!colspan=2|合計 |
|||
!69!!5!!5!!1!!3!!0!!9!!0!!86!!6 |
|||
|- |
|||
|rowspan="6"|[[フラムFC|フラム]] |
|||
|[[プレミアリーグ2009-2010|2009-10]] |
|||
|rowspan="5"|[[プレミアリーグ]] |
|||
|32||6||4||2||0||0||14||1||50||9 |
|||
|- |
|||
|[[プレミアリーグ2010-2011|2010-11]] |
|||
|24||4||2||0||1||0||colspan="2"|-||27||4 |
|||
|- |
|||
|[[プレミアリーグ2011-2012|2011-12]] |
|||
|28||2||2||1||0||0||14||3||44||6 |
|||
|- |
|||
|[[プレミアリーグ2012-2013|2012-13]] |
|||
|31||3||2||0||1||0||colspan="2"|-||34||3 |
|||
|- |
|||
|[[プレミアリーグ2013-2014|2013-14]] |
|||
|15||0||2||0||1||0||colspan="2"|-||18||0 |
|||
|- |
|||
!colspan=2|合計 |
|||
!130!!15!!12!!3!!3!!0!!28!!4!!173!!22 |
|||
|- |
|||
|rowspan="2"|[[メルボルン・シティFC|メルボルン・シティ]] |
|||
|2014-15 |
|||
|[[Aリーグ]] |
|||
|10||0||1||0||colspan="2"|-||colspan="2"|-||11||0 |
|||
|- |
|||
!colspan=2|合計 |
|||
!10!!0!!1!!0!!colspan="2"|-||colspan="2"|-!!11!!0 |
|||
|- |
|||
!colspan="3"|キャリア通算成績 |
|||
!468!!61!!44!!6!!31!!7!!69!!8!!612!!82 |
|||
|} |
|||
=== 代表での成績 === |
|||
出典:<ref name="代表出場数" /> |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center" |
|||
!colspan=3|[[サッカーアイルランド共和国代表|アイルランド代表]] |
|||
|- |
|||
!年!!出場!!得点 |
|||
|- |
|||
|1998||5||0 |
|||
|- |
|||
|1999||8||0 |
|||
|- |
|||
|2000||3||0 |
|||
|- |
|||
|2001||6||1 |
|||
|- |
|||
|2002||11||1 |
|||
|- |
|||
|2003||9||4 |
|||
|- |
|||
|2004||7||0 |
|||
|- |
|||
|2005||8||0 |
|||
|- |
|||
|2006||6||1 |
|||
|- |
|||
|2007||3||0 |
|||
|- |
|||
|2008||5||0 |
|||
|- |
|||
|2009||9||0 |
|||
|- |
|||
|2010||5||0 |
|||
|- |
|||
|2011||9||1 |
|||
|- |
|||
|2012||6||0 |
|||
|- |
|||
!Total||100||8 |
|||
|} |
|||
==== 代表での得点 ==== |
|||
{| class="wikitable sortable collapsible collapsed" |
|||
! # !! 開催日 !! 開催地 !! 対戦国 !! スコア !! 結果 !! 大会 |
|||
|- |
|||
| 1. || 2001年8月15日 || {{flagicon|IRL}} [[ダブリン]] || {{CROf}} || '''1'''-0 || '''2'''-2 || 親善試合 |
|||
|- |
|||
| 2. || 2002年6月11日 || {{flagicon|JPN}} [[横浜]] || {{SAUf}} || 0-'''3''' || 0-'''3''' || [[2002 FIFAワールドカップ]] |
|||
|- |
|||
| 3. || 2003年3月29日 || {{flagicon|GEO}} [[トビリシ]] || {{GEOf}} || 0-'''1''' || 1-'''2''' || [[UEFA EURO 2004予選]] |
|||
|- |
|||
| 4. || 2003年4月30日 || {{flagicon|IRL}} [[ダブリン]] || {{NORf}} || '''1'''-0 || '''1'''-0 || 親善試合 |
|||
|- |
|||
| 5. || 2003年9月6日 || {{flagicon|IRL}} [[ダブリン]] || {{RUSf}} || '''1'''-0 || '''1'''-1 || [[UEFA EURO 2004予選]] |
|||
|- |
|||
| 6. || 2003年11月18日 || {{flagicon|IRL}} [[ダブリン]] || {{CANf}} || '''1'''-0 || '''3'''-0 || 親善試合 |
|||
|- |
|||
| 7. || 2006年3月1日 || {{flagicon|IRL}} [[ダブリン]] || {{SWEf}} || '''1'''-0 || '''3'''-0 || 親善試合 |
|||
|- |
|||
| 8. || 2011年2月8日 || {{flagicon|IRL}} [[ダブリン]] || {{WALf}} || '''2'''-0 || '''3'''-0 || {{仮リンク|ネイションズカップ (サッカー)|label=ネイションズカップ|en|Nations Cup (football)}} |
|||
|- |
|||
|} |
|||
== タイトル == |
== タイトル == |
||
;クラブ |
;クラブ |
||
{{flagicon|ENG}} [[ブラックバーン・ローヴァーズFC]] |
|||
* |
*[[フットボールリーグカップ]] (1): 2001-02 |
||
; {{flagicon|ENG}} チェルシーFC |
|||
{{flagicon|ENG}} [[チェルシーFC]] |
|||
* [[プレミアリーグ]] (2): 2004-05, 2005-06 |
|||
*[[プレミアリーグ]] (2): [[FAプレミアリーグ2004-2005|2004-05]], [[FAプレミアリーグ2005-2006|2005-06]] |
|||
* [[フットボールリーグカップ]] (1): 2004-05 |
|||
* |
*[[フットボールリーグカップ]] (1): 2004-05 |
||
*[[FAコミュニティ・シールド]] (1): 2005 |
|||
; {{flagicon|ENG}} ニューカッスル・ユナイテッドFC |
|||
* [[UEFAインタートトカップ]] (1): 2006 |
|||
{{flagicon|ENG}} [[ニューカッスル・ユナイテッドFC]] |
|||
*[[UEFAインタートトカップ]] (1): {{仮リンク|UEFAインタートトカップ 2006|label=2006|en|2006 UEFA Intertoto Cup}} |
|||
;代表 |
|||
{{IRLf}} |
|||
*{{仮リンク|ネイションズカップ (サッカー)|label=ネイションズカップ|en|Nations Cup (football)}} : 2011 |
|||
;個人 |
;個人 |
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2015年2月5日 (木) 12:42時点における版
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フラムFCでのダフ (2009年) | ||||||
名前 | ||||||
本名 | Damien Anthony Duff | |||||
カタカナ | ダミアン・アンソニー・ダフ | |||||
ラテン文字 | Damien DUFF | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | アイルランド | |||||
生年月日 | 1979年3月2日(45歳) | |||||
出身地 | ダブリン州バリボーデン | |||||
身長 | 176cm | |||||
体重 | 72kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | メルボルン・シティFC | |||||
ポジション | MF | |||||
背番号 | 11 | |||||
利き足 | 左足 | |||||
ユース | ||||||
レスター・セルティック | ||||||
ローデス・セルティック | ||||||
セント・ケヴィンズ・ボーイズ | ||||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
1996-2003 | ブラックバーン | 184 | (27) | |||
2003-2006 | チェルシー | 81 | (14) | |||
2006-2009 | ニューカッスル | 69 | (5) | |||
2009-2014 | フラム | 130 | (15) | |||
2014- | メルボルン・シティ | 12 | (1) | |||
代表歴2 | ||||||
1998-2012[1] | アイルランド | 100 | (8) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2014年11月2日現在。 2. 2014年8月5日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
ダミアン・アンソニー・ダフ(Damien Anthony Duff, 1979年3月2日 - )は、アイルランド・ダブリン州バリボーデン出身のサッカー選手、元アイルランド代表。ポジションはミッドフィールダー。Aリーグ、メルボルン・シティFC所属。
ダフは、以前所属したブラックバーン・ローヴァーズFCでフットボールリーグカップ、チェルシーFCで2度のプレミアリーグとリーグカップ、ニューカッスル・ユナイテッドFCでUEFAインタートトカップ 2006を獲得し、フラムFCではUEFAヨーロッパリーグ 2009-10の決勝戦まで進出した。アイルランド代表としては、1998年の初出場から14年間に渡ってプレーし、2002 FIFAワールドカップ、UEFA EURO 2012に出場した。また、EURO 2012のイタリア戦において記念すべき出場100試合目に到達している。
経歴
クラブ
ブラックバーン・ローヴァーズ時代
レンスターのダブリン州バリボーデンに生まれたダフは、少年時代をレスター・セルティックAFC、ローデス・セルティック (Lourdes Celtic)、セント・ケヴィンズ・ボーイ (St. Kevin's Boys)で過ごした後、1996年に練習生としてプレミアリーグ (イングランド1部)のブラックバーン・ローヴァーズFCに入団する。1996-97シーズン最終節のレスター・シティFC戦でプロ初出場ながらマン・オブ・ザ・マッチを受賞すると、翌シーズンにはレギュラーとして公式戦33試合5得点(リーグ戦26試合4得点)、1998-99シーズンは公式戦36試合1得点(リーグ戦28試合1得点)を記録したが、フットボールリーグ・ディビジョン1 (2部)に降格した。
1999-2000シーズンは、ディビジョン1の舞台で公式戦44試合7得点(リーグ戦39試合5得点)を記録するもチームの昇格は叶わなかったが、翌2000-01シーズンに公式戦39試合3得点(リーグ戦32試合1得点)を記録し、プレミアリーグ昇格に貢献[2]。復帰1季目の2001-02シーズンは、デヴィッド・ダンと共に攻撃の要として公式戦39試合8得点を記録する大活躍を見せると、フットボールリーグカップでは決勝の地ミレニアム・スタジアムでトッテナム・ホットスパーFCを下してタイトル獲得し[3]、2002 FIFAワールドカップの活躍も相まって評価が高まり、別のクラブへの移籍の可能性が報じられる中、2002年8月24日にブラックバーンと新たに4年契約を締結した[4]。翌2002-03シーズンは、2003年1月22日にリーグカップのマンチェスター・ユナイテッドFC戦でハムストリングを負傷した[5]ことで6週間離脱していた[6]にもかかわらず、復帰初戦のアーセナルFC戦で得点を挙げる[6]等、負傷の影響を感じさせないプレーを見せ、最終的に公式戦でチーム最多の11得点 (31試合)を挙げたように攻撃を牽引し、チームをUEFAカップ2003-04出場圏内の6位に導いた。
チェルシー時代
2002-03シーズンの活躍に、ロマン・アブラモヴィッチ会長に買収されて巨額の資金を得たチェルシーFCから移籍金1300万ポンド、1500万ポンドと2度オファーをされ[7]、最終的に2003年7月21日に契約解除条項の移籍金1700万ポンドで決着がつき、4年契約を締結した[8]。クラウディオ・ラニエリ監督の下、8月のUEFAチャンピオンズリーグ 2003-04でのMŠKジリナ (スロヴァキア1部)戦 (2-0)で公式戦初出場を飾ったダフは、完璧なクロスでエイドゥル・グジョンセンの得点を支援するプレー等で「ショーのスター」と形容される程の上々のスタートを切る[9]と、9月20日のウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC戦 (5-0)の初得点を挙げると共にマン・オブ・ザ・マッチに選出された[10]。自身が務める左サイドにはジョー・コールの存在がありながらも、定位置を譲らずにプレーしていたが、12月20日のフラムFC戦で肩を脱臼したことで、2004年1月14日のワトフォードFCとのFAカップ3回戦までの離脱を余儀なくされ[11]、復帰から2試合出場後の2月上旬に今度は太腿を負傷して再離脱する[12]と、さらに、1月の復帰の際に脱臼を手術せずにいたことで、4月下旬に再び肩の脱臼で離脱する[13]等の相次ぐ負傷の影響から、最終的に2003-04シーズンのリーグ戦の先発出場が17試合にとどまった[14]。なお、チームとしては、チャンピオンズリーグでASモナコ戦までの準決勝に進出、リーグ戦の方では過去49年で最高となる2位に付けたが、無冠に終わったとしてラニエリ監督は解任となっている[15]。
2004-05シーズンは、ジョゼ・モウリーニョ監督が新たに就任したのに加え、左サイドを主戦場とするアリエン・ロッベンの入団によって定位置争いが激しいものになると予想されていた[16]が、シーズン開幕前にロッベンが負傷する。にもかかわらず、9月下旬のミドルズブラFC戦まで先発起用されることはなかった[17]。しかし、その後はレギュラーに返り咲き、特にロッベン復帰後は右サイドにポジションを移してロッベンと共に両サイドを支え[18]、UEFAチャンピオンズリーグ 2004-05のFCバルセロナとの第2戦 (4-2)[19]、フットボールリーグカップ準決勝のマンチェスター・ユナイテッドFC戦での決勝点[20]を含む公式戦10得点を挙げて、チームの50年ぶりとなるリーグ優勝に貢献し、更にリーグカップとの2冠に輝いた。だが、翌2005-06シーズンは、自身の故障[21]に加え、ショーン・ライト=フィリップスの加入によって定位置争いが激しくなった影響から出場機会が限定され[22]、リーグ戦の先発出場数は18試合にとどまった[14]。
ニューカッスル時代
出場機会を求めるダフに対し、トッテナム・ホットスパーFC[21]、リヴァプールFCからオファーが届き、最終的に2006年7月24日に移籍金500万ポンドでニューカッスル・ユナイテッドFCと5年契約を締結する[23]。ニューカッスルでは本職の左サイドのレギュラーとして起用されており、初出場を飾った8月10日のUEFAカップ2006-07でのFKヴェンツピルス戦で攻撃の中心を担って素晴らしいプレーを見せ[24]、9月7日に敵地ブーリン・グラウンドでの[[ウェストハム・ユナイテッドFC戦 (2-0)において初得点を挙げる[25]活躍を見せていたが、11月中旬のアーセナル戦において膝を負傷したことで数週間の離脱となる[26]と、12月中旬ワトフォードFC戦で復帰を果たすも試合後に膝の軟骨を悪化させ[27]、再離脱となった。その後、1月31日のアストン・ヴィラFC戦で復帰[28]し、数試合に出場していたが、4月のポーツマスFC戦において、後に就任するサム・アラダイス監督がキャリアを脅かすと形容する[29]程の怪我を足首に負い、シーズン残り全てを欠場となり[30]、2007年12月23日のダービー・カウンティFC戦までに復帰を要した[31]。
2008-09シーズンは、2008年11月27日に足の付根[32]、2009年3月にふくらはぎの負傷[33]により、それぞれ約1ヶ月の離脱をしながらも、28試合に先発出場した[14]ようにレギュラーとしてプレーし、12月21日のトッテナム戦では途中出場から僅か2分以内に決勝点を挙げる[34]等でチームを支え、また、アラン・シアラー監督体制下では終盤に左サイドバックまで任された[35]。しかし、アストン・ヴィラとのシーズン最終節において、相手MFギャレス・バリーの20ヤードからのシュートが自身に当たってオウンゴールとなり、最終的に0-1のスコアのまま試合が終了し、チームは19位でのチャンピオンシップ降格が決定した[36]。
降格後も残留し、チームのプレミアリーグ復帰を支援することを誓った[37]ダフは、2009年8月8日のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCとの2009-10シーズン開幕戦 (1-1)において、早速得点を挙げた[38]。
フラム時代
ニューカッスルで1試合に出場後の2009年8月18日、ブラックバーンでプロデビューを果たした際に師事したロイ・ホジソン監督率いるフラムFCと移籍金400万ユーロで3年契約を締結する[39]。フラムでは、8月20日にUEFAヨーロッパリーグ 2009-10のFCアムカル・ペルミ戦 (3-1)で後半から初出場を飾り[40]、以降、左サイドハーフのレギュラーとしてプレーし、9月13日のエヴァートンFC戦で初得点にして決勝点を挙げる[41]と、昨季王者のマンチェスター・ユナイテッド戦 (3-0)[42]を含む公式戦9得点を記録しており、これはエースストライカーのボビー・ザモラ (19得点)、ゲラ・ゾルターン (10得点)に次ぎ、クリント・デンプシーと並ぶ数字だった。次の2010-11シーズンも引き続きレギュラーとしてプレーする中、2011年1月15日に行われたDWスタジアムでのウィガン・アスレティックFC戦において、記念すべき公式戦通算出場数500試合目を達成した[43]一方で得点をなかなか挙げられずにいたが、2月2日の古巣ニューカッスル戦でシーズン初得点にして決勝点を挙げた[44]のを契機に、3月5日の古巣ブラックバーン戦 (2得点)[45]までの5試合で4得点を挙げ、4月3日のブラックプールFC戦においてはザモラの得点をアシストした[46]。このように順調に運んでいたものの、ブラックプール戦後にアキレス腱を負傷し、次のマンチェスター・ユナイテッド戦の欠場が決定する[47]と、更に5月には足の手術の為にシーズン残りの離脱が決定した[48]。
2季目の終盤こそ負傷に泣かされることになったが、フラム加入後の中心選手としての活躍が認められ、8月19日に契約を2013年までの1年延長させることに成功し[49]、2013年2月22日に再度契約を1年延長した[50]。2014年2月4日のシェフィールド・ユナイテッドFCとのFAカップ戦以来、膝の負傷によって欠場が続いていた[51]ダフは、4月16日に2013-14シーズン終了後に満了となる契約について話し合いがされていないとアイリッシュ・タイムズに語り[52]、降格するフラムからの退団が5月23日に正式発表された[53]。
メルボルン・シティ時代
2014年6月10日、自由契約でメルボルン・シティFCと1年契約を締結した[54]。
代表
アイルランド代表では、まず年代別代表として1997 FIFAワールドユース選手権、1999 FIFAワールドユース選手権に出場しており、前者ではベスト16のモロッコ戦においてゴールデンゴールを挙げる[55]。1998年には、北アイルランド戦でB代表として出場後[56]、同年3月にチェコ戦においてA代表として初出場を飾り、以来、代表史上5人目となる100試合までに出場[57]し、8得点を記録した。
本職は左サイドハーフながら、2002 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選ではナイアル・クインの負傷以降、フォワードのロビー・キーンと2トップの一角で起用されることになる[58]と、本大会でも引き続いてキーンと2トップを組み、ベスト16進出に貢献するプレーは、多くの記者からグループリーグ内におけるベストイレブンに選出される程の注目を浴びた[59]。そして、ベスト16のスペイン戦では、右サイドからドリブルでペナルティエリア内に侵入した所を、相手DFのフアンフランに倒されてペナルティーキックを獲得する等の見せ場を作ったが、最終的にPK戦によって惜しくも敗退となった[60]。なお、グループリーグのサウジアラビア戦での得点は、代表キャリアにおいて最も記憶に残る瞬間の1つと呼ばれている[61]。
その後も中心選手としてプレーし、UEFA EURO 2004予選のグルジア戦[62]、ロシア戦で得点を挙げる[63]も、チームとしてはUEFA EURO 2004出場に失敗すると、暫く主要大会から遠ざかることになる。ジョバンニ・トラパットーニ監督体制になり、実に10年ぶりの主要大会となるUEFA EURO 2012出場権を獲得し、23人の出場メンバーに選出されたダフは、2012年6月18日にグループリーグ最終節のイタリア戦において、代表史上5人目となる通算出場数100試合目を迎え、更に主将も任された[57]。同年8月24日に代表からの引退を表明した[64]。なお、6月のハンガリーとの親善試合において、審判団の1人がFIFAのリストに記載されていなかった為に同連盟から公式戦に認定されていないが、FAIでは、9月20日に独自の裁量によってハンガリー戦を公式戦扱いにする発表をしたことで出場数100となっている[65][66]。
個人成績
クラブでの成績
出典:[67]
所属クラブ | シーズン | リーグ | カップ | リーグカップ | 国際大会 | 合計 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
所属リーグ | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||
ブラックバーン | 1996-97 | プレミアリーグ | 1 | 0 | - | - | - | 1 | 0 | |||
1997-98 | 26 | 4 | 4 | 1 | 3 | 0 | - | 33 | 5 | |||
1998-99 | 28 | 1 | 4 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 36 | 1 | ||
1999-2000 | ディヴィジョン1 | 39 | 5 | 3 | 1 | 2 | 1 | - | 44 | 7 | ||
2000-01 | 32 | 1 | 5 | 0 | 2 | 2 | - | 39 | 3 | |||
2001-02 | プレミアリーグ | 32 | 7 | 2 | 0 | 5 | 1 | - | 39 | 8 | ||
2002-03 | 26 | 9 | - | 2 | 1 | 3 | 1 | 31 | 11 | |||
合計 | 184 | 27 | 18 | 2 | 17 | 5 | 4 | 1 | 223 | 35 | ||
チェルシー | 2003-04 | プレミアリーグ | 23 | 5 | 1 | 0 | 2 | 0 | 11 | 1 | 37 | 6 |
2004-05 | 30 | 6 | 2 | 0 | 6 | 2 | 10 | 2 | 48 | 10 | ||
2005-06 | 28 | 3 | 5 | 0 | - | 6 | 0 | 39 | 3 | |||
合計 | 81 | 14 | 8 | 0 | 8 | 2 | 28 | 3 | 125 | 19 | ||
ニューカッスル | 2006-07 | プレミアリーグ | 22 | 1 | - | 2 | 0 | 9 | 0 | 33 | 1 | |
2007-08 | 16 | 0 | 3 | 1 | - | - | 19 | 1 | ||||
2008-09 | 30 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | - | 33 | 3 | |||
2009-10 | チャンピオンシップ | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 1 | 1 | ||
合計 | 69 | 5 | 5 | 1 | 3 | 0 | 9 | 0 | 86 | 6 | ||
フラム | 2009-10 | プレミアリーグ | 32 | 6 | 4 | 2 | 0 | 0 | 14 | 1 | 50 | 9 |
2010-11 | 24 | 4 | 2 | 0 | 1 | 0 | - | 27 | 4 | |||
2011-12 | 28 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 14 | 3 | 44 | 6 | ||
2012-13 | 31 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | - | 34 | 3 | |||
2013-14 | 15 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | - | 18 | 0 | |||
合計 | 130 | 15 | 12 | 3 | 3 | 0 | 28 | 4 | 173 | 22 | ||
メルボルン・シティ | 2014-15 | Aリーグ | 10 | 0 | 1 | 0 | - | - | 11 | 0 | ||
合計 | 10 | 0 | 1 | 0 | - | - | 11 | 0 | ||||
キャリア通算成績 | 468 | 61 | 44 | 6 | 31 | 7 | 69 | 8 | 612 | 82 |
代表での成績
出典:[1]
アイルランド代表 | ||
---|---|---|
年 | 出場 | 得点 |
1998 | 5 | 0 |
1999 | 8 | 0 |
2000 | 3 | 0 |
2001 | 6 | 1 |
2002 | 11 | 1 |
2003 | 9 | 4 |
2004 | 7 | 0 |
2005 | 8 | 0 |
2006 | 6 | 1 |
2007 | 3 | 0 |
2008 | 5 | 0 |
2009 | 9 | 0 |
2010 | 5 | 0 |
2011 | 9 | 1 |
2012 | 6 | 0 |
Total | 100 | 8 |
代表での得点
# | 開催日 | 開催地 | 対戦国 | スコア | 結果 | 大会 |
---|---|---|---|---|---|---|
1. | 2001年8月15日 | ダブリン | クロアチア | 1-0 | 2-2 | 親善試合 |
2. | 2002年6月11日 | 横浜 | サウジアラビア | 0-3 | 0-3 | 2002 FIFAワールドカップ |
3. | 2003年3月29日 | トビリシ | ジョージア | 0-1 | 1-2 | UEFA EURO 2004予選 |
4. | 2003年4月30日 | ダブリン | ノルウェー | 1-0 | 1-0 | 親善試合 |
5. | 2003年9月6日 | ダブリン | ロシア | 1-0 | 1-1 | UEFA EURO 2004予選 |
6. | 2003年11月18日 | ダブリン | カナダ | 1-0 | 3-0 | 親善試合 |
7. | 2006年3月1日 | ダブリン | スウェーデン | 1-0 | 3-0 | 親善試合 |
8. | 2011年2月8日 | ダブリン | ウェールズ | 2-0 | 3-0 | ネイションズカップ |
タイトル
- クラブ
- フットボールリーグカップ (1): 2001-02
- プレミアリーグ (2): 2004-05, 2005-06
- フットボールリーグカップ (1): 2004-05
- FAコミュニティ・シールド (1): 2005
- UEFAインタートトカップ (1): 2006
- 代表
- ネイションズカップ : 2011
- 個人
- フットボールリーグ・ディビジョン1年間ベストイレブン (1): 2000-01
- UEFAチーム・オブ・ザ・イヤー (1): 2002
脚注
- ^ a b “Damien Duff - Century of International Appearances” (英語). The Rec.Sport.Soccer Statistics Foundation
- ^ "Blackburn's Premiership return"
- ^ "Cole strike stuns Spurs"
- ^ "Duff agrees new Blackburn deal"
- ^ "Football: IT'S DUFF LUCK ON DAMIEN AS INJURY JINX STRIKES AGAIN" thefreelibrary.com
- ^ a b "Arsenal undone by Blackburn"
- ^ "Blackburn hold firm over Duff"
- ^ "Duff completes Chelsea move"
- ^ "Chelsea romp past Zilina"
- ^ "Only woe for Wolves as Ranieri wins fans' vote"
- ^ "Duff admits big risk over injury"
- ^ "Duff keen to face Brazil"
- ^ "Duff suffers injury torment"
- ^ a b c "Damien Duff honours, awards & transfer info" premierleague.com
- ^ "Chelsea sack Ranieri"
- ^ "What the Robben deal means"
- ^ "Boro unworthy of the green jersey"
- ^ "On this day in 2003: Duff and Bridge become latest Chelsea arrivals"
- ^ "Chelsea 4-2 Barcelona" BBC Sport
- ^ "Man Utd 1-2 Chelsea" BBC Sport
- ^ a b "Tottenham closing in on Duff deal"
- ^ "Duff set for Newcastle"
- ^ "Newcastle unveil new signing Duff"
- ^ "FK Ventspils 0-1 Newcastle" BBC Sport
- ^ "West Ham fans vent fury at Roeder the happy shopper"
- ^ "Newcastle suffer double injury blow"
- ^ "Duff not ready to face his old team-mates"
- ^ "Duff returns as quick-fire Toon frustrate Villa"
- ^ "Big Sam won't rush Duff"
- ^ "Season over for Duff"
- ^ "Viduka saves Newcastle blushes as Miller adds spirit and sparkle to Jewell's turkeys"
- ^ "Middlesbrough v NEWCASTLE: Double blow for Kinnear with Duff and Ameobi ruled out"
- ^ "Hughton defends Martins decision"
- ^ "Last-gasp Duff seals Toon win"
- ^ "Joe Kinnear: Alan Shearer hasn’t got a clue"
- ^ "Aston Villa 1-0 Newcastle" BBC Sport
- ^ "Duff pleads for Shearer to stay at Newcastle"
- ^ "West Brom 1-1 Newcastle United" BBC Sport
- ^ "Fulham tie up Duff deal"
- ^ "Fulham 3-1 Amkar Perm" BBC Sport
- ^ "Damien Duff's change of fortune earns Fulham victory over Everton"
- ^ "Fulham 3-0 Man Utd" BBC Sport
- ^ "Man on Fire" fulhamfc.com
- ^ "Fulham 1 Newcastle 0: Poor Pardew Duffed again"
- ^ "Fulham 3-2 Blackburn"
- ^ "Bobby Zamora double sinks Blackpool and lifts Fulham towards safety"
- ^ "Manchester United v FULHAM: Damien Duff injury an achilles heel for Mark Hughes"
- ^ "Fulham suffer injury woe as winger Duff to miss the end of the season after Achilles blow"
- ^ "Damien Duff signs contract extension with Fulham"
- ^ "Fulham midfielder Damien Duff signs one-year contract extension"
- ^ "Damien Duff: Fulham midfielder ruled out for rest of season"
- ^ "Damien Duff confirms Fulham exit and eyes move to MLS"
- ^ "Damien Duff leaves Fulham following relegation"
- ^ "メルボルン・シティ、ビジャに続いてダフも獲得" Goal.com、2014年6月10日
- ^ "Irish Soccer's Most Memorable Moments, No 41: Duffer on the world stage, 1997"
- ^ "Take a bow, Damien: Duff brings down the curtain on his long and distinguished Irish international career"
- ^ a b "Duff handed captaincy for 100th cap"
- ^ "Support for strike pair"
- ^ "Highs and lows of the topsy- turvy tournament"
- ^ "Spain break Irish hearts"
- ^ "Take a bow! Ten years on from Duff's memorable celebration, Ireland plot international return"
- ^ "Duff and Doherty keep Ireland afloat"
- ^ "Dublin draw favours Russia"
- ^ "Damien Duff confirms international retirement"
- ^ "Damien Duff to retain century of caps despite administrative error"
- ^ "FAI STATEMENT ON HUNGARY MATCH"
- ^ “Damien Duff”. soccerbase. 5 February 2015閲覧。
外部リンク
- ダミアン・ダフ – FIFA主催大会成績
- Damien Duff - Soccerbase
- Football Database provides Damien Duff's profile and stats
- Newcastle Club profile
- Premier League profile