コンテンツにスキップ

「天才バカボン (アニメ)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
1,080行目: 1,080行目:


=== 作風 ===
=== 作風 ===
第4作では、テレビ東京の規制をネタにしている(暴力シーンを強引に避ける、実弾ではなくモデルガン、など)。だが元バカ田大学の友達でバカボンのパパに関わったため死亡してしまったり、異形な顔に作り変えられたり、大怪我を負う回も何回かある。
第4作では、テレビ東京の規制をネタにしている(暴力シーンを強引に避ける、実弾ではなくモデルガン、「危険ですからまねしないで下さい」と表示が出る<ref>第21話「頭で空手で空頭なのだ」。パパが「空頭の先生」の真似をして頭突きをした際などに表示された。</ref>など)。だが元バカ田大学の友達でバカボンのパパに関わったため死亡してしまったり、異形な顔に作り変えられたり、大怪我を負う回も何回かある。


[[ポケモンショック]]後の放送であったため、毎回Aパートのサブタイトルクレジット部前にはウナギイヌが登場し、「こんばんは、ウナギイヌですワン。『バカボン』を見る時には部屋を明るくして、テレビから離れて見て下さい。」と視聴者に呼びかけていた。
[[ポケモンショック]]後の放送であったため、毎回Aパートのサブタイトルクレジット部前にはウナギイヌが登場し、「こんばんは、ウナギイヌですワン。『バカボン』を見る時には部屋を明るくして、テレビから離れて見て下さい。」と視聴者に呼びかけていた。
1,103行目: 1,103行目:
赤塚は4回目のアニメ化に際し、「ママの声だけは変えないで欲しい」との要望を出している。
赤塚は4回目のアニメ化に際し、「ママの声だけは変えないで欲しい」との要望を出している。


パパ役の小倉久寛は初めての声優担当。なお第34話「モク山さんの禁煙なのだ」では、小倉と同じ[[劇団スーパーエキセントリックシアター|劇団SET]]所属の[[三宅裕司]]がモク山の声を担当した。
パパ役の小倉久寛は[[1990年]]にテレビ東京で放送の海外アニメ『[[バットマン|電光石火バットマン]]』(ロビン役)以来の声優担当で、国産では初。なお第34話「モク山さんの禁煙なのだ」では、小倉と同じ[[劇団スーパーエキセントリックシアター|劇団SET]]所属の[[三宅裕司]]がモク山の声を担当した。


=== スタッフ ===
=== スタッフ ===
1,237行目: 1,237行目:


=== 特別番組 ===
=== 特別番組 ===
[[2000年]][[1月1日]]([[土曜日]])には、『'''アニメでお正月! 2000'''』と銘打ち、『ポケモン』と本作の2本立てを18:30 - 20:54で編成、内容は、18:30 - 20:00は『ポケモンスペシャル』、そして20:00 - 20:54では本作を「'''レレレの天才バカボンでお正月なのだ!'''」と銘打って、第10回「おとぎの国の桃太郎なのだ」「鬼退治の浦島太郎なのだ」と、第11回「頭で空手で空頭なのだ」「足りないお金の身代金なのだ」を、まとめて放送した。
[[2000年]][[1月1日]]([[土曜日]])には、『'''アニメでお正月! 2000'''』と銘打ち、『ポケモン』と本作の2本立てを18:30 - 20:54で編成、内容は、18:30 - 20:00は『ポケモンスペシャル』、そして20:00 - 20:54では本作を「'''レレレの天才バカボンでお正月なのだ!'''」と銘打って、第10回「おとぎの国の桃太郎なのだ」「鬼退治の浦島太郎なのだ」と、第11回「頭で空手で空頭なのだ」「足りないお金の身代金なのだ」を、まとめて放送、特番とはいえ、元日に『バカボン』のアニメが放送されるのは、[[1972年]]に放送した第1作の第15回以来、実に28年振りである


なお第10回のAパートサブタイトルクレジット部では、通常通りウナギイヌが視聴者への呼びかけを行ったが、第11回の同部では、映像はそのままに、ウナギイヌの台詞は違った物が使われた。
なお第10回のAパートサブタイトルクレジット部では、通常通りウナギイヌが視聴者への呼びかけを行ったが、第11回の同部では、映像はそのままに、ウナギイヌの台詞は違った物が使われた。

2013年4月21日 (日) 13:47時点における版

天才バカボン > 天才バカボン (アニメ)

天才バカボン (アニメ)では、赤塚不二夫の漫画・『天才バカボン』を原作としたアニメ作品について記述する。本稿では、テレビシリーズである以下の4作品を中心に解説する。また、状況に応じて括弧内の略号を使用する。

  • 天才バカボン(第1作)
  • 元祖天才バカボン (第2作)
  • 平成天才バカボン (第3作)
  • レレレの天才バカボン (第4作)

天才バカボン

天才バカボン
(第1作)
ジャンル テレビアニメ
原作 赤塚不二夫
脚本 吉田喜昭ほか
演出 吉川惣司斉藤博、岡部英二
出演者 雨森雅司
山本圭子
増山江威子
貴家堂子
槐柳二
田の中勇ほか
オープニング 「天才バカボン」(アイドル・フォー
エンディング 同上
製作
制作 よみうりテレビ東京ムービー
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1971年9月25日 - 1972年6月24日
放送時間土曜19:00 - 19:30
放送枠読売テレビ制作土曜夜7時枠のアニメ
放送分30分
回数40

特記事項:
大塚製薬一社提供
テンプレートを表示

制作局:よみうりテレビ、放送期間:1971年9月25日 - 1972年6月24日(毎週土曜日)、放送時間:19時から19時30分まで、放送回数:全40回

作風

原作では登場人物が死亡する描写が数多く見られたが、アニメ化に際しては大幅に書き換えられている。

キャラクターのデザインや人物造形については原作をほぼ踏襲しているが、作品のテーマが大きく異なっている。原作はバカボンのパパ達がおかしな行動をとることで一般常識や漫画のお約束をゆさぶり、ナンセンスな世界を展開するのが狙いだったのに対し、バカボンのパパ達はおかしな行動をとったりするが、それは無垢な心の表れであり、彼らの作為のない真心が結果として幸せを招く、といった筋書きになっていた。これは「バカボンのパパの職業」の設定とも関連して、原作者を失望させることとなった。

スポットや次週予告の際、パパが「見ない奴は死刑なのだ!」というブラックジョークで締めるのがお決まりになっていた。

再放送

基本的に地上波(キー局とその系列地方局)の再放送を中心に解説。

1980年代前後は日本テレビの平日夕方に再放送されていたが、1987年にはテレビ東京平日18:30の『マンガのひろば』(『マンガのくに』の後身)で再放送された。なおテレビ東京版は途中でスポンサー交代による提供クレジットがあったため、OPは静止画像で、次回予告は抜き、そしてEDは前半のみ放送された(これは後述の第2作再放送も同じ)

近年の再放送ではトムス・エンタテインメントが前身である東京ムービー・東京ムービー新社の作品を再放送する際の仕様に準拠し、OP・EDのテロップが「制作・著作 トムス・エンタテインメント」に差し替えられている。ただし、一部の放送局では差し替えずにそのままの形で放映された。

前後番組とのコラボレーションなど

第1作では、第20回(第39話)「運動会はパパにまかせろ」で、前番組『巨人の星』の主題歌「ゆけゆけ飛雄馬」が2度に渡って流された。これは『巨人の星』と本作が、同じ「制作:よみうりテレビ、東京ムービー」「劇伴:渡辺岳夫」「提供:大塚製薬」だから出来たお遊びである。

なお、第1作がアニメ化される以前にも『バカボン』のキャラクターはアニメに登場している。アニメ初登場作品は、第1作より1年前の『もーれつア太郎(第1作)』(NET系列)第48話で、冒頭の江戸時代の町民役でパパとバカボンが出たのが初(この時は双方とも喋っていない)。その後同作の第74話で、パパが空港の整備士(後におでん屋)役で出演している。なお、このときの声はココロのボス役の八奈見乗児だった。またフジテレビ系列で放送されたバラエティ番組『祭りだ!ワッショイ!』のワンコーナー「歌謡アニメ劇場」でも、「とまらない汽車」の劇中に登場している。

声の出演

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ / エンディングテーマ - 「天才バカボン」
作詞 - 東京ムービー企画部 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 歌 - アイドル・フォー
『天才バカボン』のアニメ主題歌の中では、最も有名である。そのため、作者である赤塚不二夫の告別式では葬送曲に使用された。また、2002年にはYOU THE ROCK★によるアレンジバージョンがキリンビバレッジアミノサプリ』のCMソングとして使われた。更に、2010年には、クレモンティーヌによるボサノヴァ調にアレンジされたものがサントリーオールフリー』のCMソングとして使われた。 
主題歌のアニメーション

アニメ1作目のオープニングアニメーションでは、最初に登場するのはバカボンでもバカボンのパパでもなく、レレレのおじさんである。そして、その登場シーンは最初だけで、後はバカボン一家しか登場しない。

各話リスト

話数が多いため、伸縮型のメニューとして掲載する。全作品とも原則としては1回で2話放送。

全40回、79話。『巨人の星』の後継番組として放送開始。前番組から引き続き大塚製薬一社提供番組であった。『マガジン』から『サンデー』に移籍後の、同誌に掲載されたエピソードもいくつかアニメ化されている。

ネット局

よみうりテレビ、日本テレビ、札幌テレビ静岡放送(TBS系列、土曜18:00〜18:30に放送)、名古屋テレビNTVNETクロスネット局=当時)、広島テレビ福岡放送琉球放送TBS系列、遅れネット) 他

元祖天才バカボン

元祖天才バカボン
ジャンル テレビアニメ
原作 赤塚不二夫
企画 吉川斌
脚本 金子裕ほか
演出 竹内啓雄ほか
出演者 雨森雅司
山本圭子
増山江威子
貴家堂子
槐柳二
肝付兼太
池水通洋ほか
オープニング 「タリラリラーンのコニャニャチワ」(コロムビアゆりかご会、グリンピース、雨森雅司)
エンディング 「パパはやっぱりすばらしい」(1 - 13回。コロムビアゆりかご会、こおろぎ'73、雨森雅司)
「元祖天才バカボンの春」(14 - 終。こおろぎ'73、コロムビアゆりかご会)
製作
プロデューサー 高橋靖二、高橋美光
制作 日本テレビ、東京ムービー
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1975年10月6日 - 1977年9月26日
放送時間月曜19:00 - 19:30
放送枠日本テレビ制作月曜夜7時台枠のアニメ
放送分30分
回数103
テンプレートを表示

制作局:日本テレビ、放送期間:1975年10月6日 - 1977年9月26日(毎週月曜日)、放送時間:19時から19時30分まで、放送回数:全103回

作風

原作では登場人物が死亡する描写が数多く見られたが、アニメ化に際しては大幅に書き換えられている。

第2作以降は原作者の意向に沿ったアナーキーな演出が徹底され、純粋にギャグのみを追求した作品となっている。第2作は全4作のなかで最も長い期間放送された。

第1作ではスポットや次週予告の際、パパが「見ない奴は死刑なのだ!」というブラックジョークで締めるのがお決まりになっていたが、第2作では「見ないと逮捕なのだ!」に変わった。

再放送

基本的に地上波(キー局とその系列地方局)の再放送を中心に解説。

第1作同様、1980年前後は日本テレビ、1987年はテレビ東京の『マンガのひろば』で再放送、特にテレビ東京版は視聴率が同局でトップになる程の人気となり、赤塚人気が再燃するきっかけとなる。なおテレビ東京の再放送フォーマットは第1作と同じだが、日本テレビは、次回予告が映像はそのままで、OPテーマ「タリラリラーンのコニャニャチワ」のインストゥルメンタルをBGMに、パパの「次回の『元祖天才バカボン』は、ムムムム…ととても面白いのだ。みんなで見ると面白いのだ。それでは又会おう。見ないと逮捕するのだ。」という、毎回同じ台詞のバージョンに差し替えた[2]

近年の再放送ではトムス・エンタテインメントが前身である東京ムービー・東京ムービー新社の作品を再放送する際の仕様に準拠し、OP・EDのテロップが「制作・著作 トムス・エンタテインメント」に差し替えられている。ただし、一部の放送局では差し替えずにそのままの形で放映された。

読売テレビとその系列地方局で1作目同様ヘビーローテーションされた。2009年から2010年にはTOKYO MXの、平日(月曜日から金曜日)19時30分 - 20時の枠で全話が放送された。2011年4月から千葉テレビでも放映された。テレビ大阪では2012年8月14日から2013年1月14日まで平日(月曜日から金曜日)8時00分 - 8時30分の「朝のこども劇場」枠で全話が放送された。
現在放送中の局はテレビ埼玉で、2012年4月2日から毎週月曜日18時30分 - 19時00分に放送されている。

前後番組とのコラボレーションなど

第1回前のプロローグでは、バカボン一家が勢揃いすると、「『元祖天才バカボン』の始まりなのだ! ヨイ、ショ!!」の台詞と共に、前番組『ガンバの冒険』でガンバたちが元気付けをする時の「ヨイショポーズ」を行った。

第2作の後番組には『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』が続いたが、その新番組予告の際にはルパン三世(山田康雄)のナレーションで「パパしゃん、ご苦労様でしたナノダ」との挨拶が含まれていた。同作品はキャストやスタッフの多数が第2作からスライドして参加している。「花も嵐も泥棒レース」では、ゴールが破壊されるシーンで逃げまとう観客達にバカボンのパパが混じっており、映画『ルパン三世 ルパンVS複製人間』では作者の赤塚不二夫自身が声優として特別出演している。

また、第2作と第3作の間の1981年10月3日にフジテレビ系列で放送された単発アニメ『ぼくらマンガ家 トキワ荘物語』では、パパ・バカボン・本官さん・ウナギイヌが他の赤塚キャラと一緒に端役出演している。

声の出演

  • バカボンのパパ - 雨森雅司
  • バカボン - 山本圭子
  • バカボンのママ - 増山江威子
  • ハジメちゃん - 貴家堂子
  • レレレのおじさん - 槐柳二
  • 本官さん - 肝付兼太
  • ウナギイヌ - 池水通洋

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ
「タリラリランのコニャニャチワ」
作詞 - 東京ムービー企画部 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - あかのたちお / 歌 - コロムビアゆりかご会、グリンピース、雨森雅司
エンディングテーマ
「パパはやっぱりすばらしい」(第13回まで)
作詞 - 東京ムービー企画部 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - あかのたちお / 歌 - 水谷賢、コロムビアゆりかご会、こおろぎ'73、雨森雅司
「元祖天才バカボンの春」(第14回以降)
作詞 - 赤塚不二夫 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - あかのたちお / 歌 - こおろぎ'73、コロムビアゆりかご会
いかにもナンセンスギャグアニメのテーマ曲らしい、曲の前半がムード歌謡調なのにサビで突然軍歌調になるという楽曲。1976年以降は「元祖天才バカボンの春」のみ流していた。なお、同曲中の「41歳の春だから」というフレーズは有名になったため、連載開始から41周年を迎えた2009年には、後述するようなCMやパチンコの台などが実際に作られた。
主題歌のアニメーション

2作目のオープニングでは最初に登場するのはバカボンのパパで、映像でもパパが多い。また冒頭やラストには、UFOが数多く飛んでいる。

各話リスト

話数が多いため、伸縮型のメニューとして掲載する。全作品とも原則としては1回で2話放送。

全103回、204話。休止となったのは1977年1月3日のみ[3]。1979年1月30日再放送(関東地方)の第92話では最高視聴率である25.7%を記録した(ビデオリサーチ・関東地区調べ)。1987年 - 1988年頃にかけてのテレビ東京による再放送では、視聴率が10 - 20%近くに昇った。

ネット局

平成天才バカボン

平成天才バカボン
ジャンル テレビアニメ
原作 赤塚不二夫
企画 嶋村一夫
脚本 星山博之ほか
監督 笹川ひろし
演出 阿部紀之ほか
出演者 富田耕生
林原めぐみ
増山江威子
坂本千夏
千葉繁
田原アルノほか
オープニング 「タリラリラーンロックンロール」(嘉門達夫
エンディング 「その日は朝から夜だった」(嘉門達夫)
製作
プロデューサー 清水賢治(CX)、立川善久(ぴえろ)、木村京太郎(読広)
制作 フジテレビスタジオぴえろ読売広告社
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1990年1月6日 - 同年12月29日 
放送時間土曜18:30 - 19:00
放送枠フジテレビ土曜夕方6時台枠のアニメ
放送分30分
回数46
テンプレートを表示

制作局:フジテレビ、放送期間:1990年1月6日 - 同年12月29日、放送回数:全46回

作風

第3作の内容はほぼ第2作のリメイクとなっている。

第3作の次回予告は、パパとバカボンの掛け合いで構成され、最後はパパの「楽しみに待つのだ」で締める。なお歴代の次回予告で、パパ以外のキャラが担当したのは本作のみ。

第3作では放送終了時の提供クレジットの後に出てくる「次回おたのしみに」の画面でパパがことわざや慣用句に対するツッコミを入れている(例:「目は口程に物を言う」というが、そんな目があったら、うるさくて夜も寝られないのだ!!)[4]

再放送

基本的に地上波(キー局とその系列地方局)の再放送を中心に解説。

子供アニメ大会の一部としてABCテレビ(テレビ朝日系列)で再放送された。なお、制作局であるフジテレビのマーク、ロゴなどは一切カットされずそのままの形での放映だった。このほか、首都圏の独立UHF局で稀に実施され、前述のTOKYO MXでも2006年ごろに再放送された。第1・2作よりは再放送の頻度が少ない。

前後番組とのコラボレーションなど

第3作は『おそ松くん』の後番組で同作品のスタッフがほぼスライドで参加しており、共通点が多く両作品のキャラクターが競演する特別編が製作された。

声の出演

各種TVやCM、パチンコ版などでは、第3作の声優が多く起用されている。

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ - 「タリラリラーンロックンロール」
作詞・作曲・歌 - 嘉門達夫 / 編曲 - 工藤隆
パパなどのレギュラーも、ノンクレジットながら台詞を発している。
エンディングテーマ - 「その日は朝から夜だった」
作詞・作曲・歌 - 嘉門達夫 / 編曲 - 工藤隆
主題歌のアニメーション

3作目ではバカボン、バカボンのパパ、ママ、本官さん、レレレのおじさん、ウナギイヌが同時に登場し、踊りながらタイトルテロップに変わっていく。ハジメちゃんが少し遅れて登場し、転んだ弾みで「バカボン」の「゛」の部分に変わる。

3作目のスタッフロールでは、出演者はバカボン一家がオープニング、その他のキャラクターはエンディングで紹介されていた。

各話リスト

話数が多いため、伸縮型のメニューとして掲載する。全作品とも原則としては1回で2話放送。

全46回、92話。プロ野球中継で番組が返上された[5]ことが6回あったため、放送回数は全46回となっている。[6]前述したテレビ東京による第2作の再放送が高視聴率を獲得したことで制作された。

ネット局

レレレの天才バカボン

レレレの天才バカボン
ジャンル テレビアニメ
原作 赤塚不二夫
企画 岩田圭介布川ゆうじ
脚本 浦沢義雄ほか
監督 伊藤勇登
演出 伊藤勇登ほか
出演者 小倉久寛
亀井芳子
増山江威子
ゆきじ
千葉繁
塩屋浩三ほか
オープニング 「笑う人」(Booing Sheyner)
エンディング 「So Good!」(ビレッジパープル)
製作
プロデューサー 東不可止、木村京太郎、萩野賢
制作 テレビ東京、スタジオぴえろ、読売広告社
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1999年10月19日 - 2000年3月21日
放送時間火曜19:28 - 19:55
放送枠テレビ東京系列平日夜7時台枠のアニメ
放送分27分
回数24
テンプレートを表示

制作局:テレビ東京、放送期間:1999年10月19日 - 2000年3月21日、放送回数:全24回

作風

第4作では、テレビ東京の規制をネタにしている(暴力シーンを強引に避ける、実弾ではなくモデルガン、「危険ですからまねしないで下さい」と表示が出る[7]など)。だが元バカ田大学の友達でバカボンのパパに関わったため死亡してしまったり、異形な顔に作り変えられたり、大怪我を負う回も何回かある。

ポケモンショック後の放送であったため、毎回Aパートのサブタイトルクレジット部前にはウナギイヌが登場し、「こんばんは、ウナギイヌですワン。『バカボン』を見る時には部屋を明るくして、テレビから離れて見て下さい。」と視聴者に呼びかけていた。

次回予告は第2作までのパパ単独に戻り、「これでいいのだ」で締める。

歴代作品では唯一、直前番組(当時は『ポケットモンスター アンコール』)からと直後番組へのジャンクションが存在する。因みに『ポケモン』からのジャンクションは、パパの「この後は『レレレの天才バカボン』が始まるのだ!」という台詞だった。

再放送

基本的に地上波(キー局とその系列地方局)の再放送を中心に解説。

2004年1月よりテレビ東京において毎週月曜深夜1時にロート製薬一社提供、1クール限定放送で再放送したことがあった。ロートがスポンサーに付いたのは同時期に同社の風邪薬・のど飴ブランド「レスパ」のCMキャラクターにレレレのおじさんが起用されていたためである[1]。なお再放送とはいえ、「テレビ東京のロート製薬一社提供番組」「ロート製薬一社提供アニメ」は2013年現在唯一だが、御馴染みのオープニングキャッチは行われず、パパの静止画像をバックに提供名をクレジットしていた。

声の出演

  • バカボンのパパ - 小倉久寛
  • バカボン - 亀井芳子
  • バカボンのママ - 増山江威子
  • ハジメちゃん - ゆきじ
  • レレレのおじさん - 千葉繁
  • 本官さん - 千葉繁
  • ウナギイヌ - 塩屋浩三

赤塚は4回目のアニメ化に際し、「ママの声だけは変えないで欲しい」との要望を出している。

パパ役の小倉久寛は1990年にテレビ東京で放送の海外アニメ『電光石火バットマン』(ロビン役)以来の声優担当で、国産では初。なお第34話「モク山さんの禁煙なのだ」では、小倉と同じ劇団SET所属の三宅裕司がモク山の声を担当した。

スタッフ

  • 企画:岩田圭介、布川ゆうじ
  • キャラクターデザイン:窪詔之、岸義之
  • 美術監督:池田祐二
  • 色彩設計:海鋒重信、長島真弓
  • 音楽:和田薫
  • 音響監督:亀山俊樹
  • プロデューサー:東不可止、木村京太郎、萩野賢 
  • 監督:伊達勇登
  • 制作:テレビ東京、読売広告社、スタジオぴえろ

主題歌

オープニングテーマ - 「笑う人」
作詞・作曲 - 崎枝大樹 / 編曲・歌 - Booing Sheyner
歴代OPテーマでは唯一、キャラ名やパパの名台詞「これでいいのだ」が存在しない。そのため、OPラストはパパが「これでいいのだ!」と一言言った。
エンディングテーマ - 「So Good!」
作詞 - 沢村大和 / 作曲 - 辺見さとし / 編曲 - 野中則夫 / 歌 - ビレッジパープル
主題歌のアニメーション

4作目ではレレレのおじさんが左側から掃除しながら登場し、掃いて舞い上がった埃の跡が「レレレ」の左、中央の「レ」に変わり、レレレのおじさん自身が右の「レ」に変わって「の」が同時に加わりタイトルテロップ完成、という流れになっている。

各話リスト

話数が多いため、伸縮型のメニューとして掲載する。全作品とも原則としては1回で2話放送。

全24回、48話。本作が赤塚の存命中における最後のアニメ作品となった。シリーズ初のデジタル製作(デジタルペイント)となったが、一部の回では従来のセル画を用いて製作された。

特別番組

2000年1月1日土曜日)には、『アニメでお正月! 2000』と銘打ち、『ポケモン』と本作の2本立てを18:30 - 20:54で編成、内容は、18:30 - 20:00は『ポケモンスペシャル』、そして20:00 - 20:54では本作を「レレレの天才バカボンでお正月なのだ!」と銘打って、第10回「おとぎの国の桃太郎なのだ」「鬼退治の浦島太郎なのだ」と、第11回「頭で空手で空頭なのだ」「足りないお金の身代金なのだ」を、まとめて放送、特番とはいえ、元日に『バカボン』のアニメが放送されるのは、1972年に放送した第1作の第15回以来、実に28年振りである。

なお第10回のAパートサブタイトルクレジット部では、通常通りウナギイヌが視聴者への呼びかけを行ったが、第11回の同部では、映像はそのままに、ウナギイヌの台詞は違った物が使われた。

ネット局

劇場版

本作の内、第1作と第2作が『東宝チャンピオンまつり』内で上映されている。

補足
  • ポスターやチケットに描かれているイラストは、1回目はパパよりもバカボンの方がウエイトが上だったが、2回目は半々となり、3回目は完全にパパの方が上になった。
  • 2回目の時の『東宝チャンピオンまつり』のキャッチフレーズは、「楽しさもデッカイ!5本立てなのだ!!」とパパ言葉だった。

関連商品

映像ソフト

DVDは全作ともハピネット・ピクチャーズより発売。

  • 無印(第1作) … ボックスセット全1巻(全回収録)
  • 元祖(第2作) … ボックスセット全2巻(1 - 48話、49 - 103話)
  • 平成(第3作) … 全12巻(各3 - 4回分ずつ収録)
  • レレレ(第4作) … 全6巻(各4回分ずつ収録)

バラエティー番組・CMなどでの登場

3作目のリメイクまでの間となる1982年TBS系列で放送された『日立テレビシティ・ニャロメのおもしろ数学教室』が3週連続で放映され、司会の石坂浩二シュガーとともに赤塚漫画のキャラクターが合成出演。オリジナル声優のパパとバカボンも登場し、結果的にこれが晩年の雨森によるバカボンパパが見られる番組となった。3週目の放送ではアニメキャラ化された数学者が行進する「世界の天才数学者紹介コーナー」にて、赤塚がバカボンパパの扮装で出演。このとき赤塚は「ギャグの天才、赤塚不二夫!」と叫んでいた。

2006年8月19日から2007年2月24日まで放送されたTBSの健康番組『人間!これでいいのだ』では、番組の案内役としてバカボンのパパが出演しており、番組タイトルもパパのキメゼリフが使用されていた。パパの声は富田耕生が担当。

CMキャラクターとしての起用も多く、淀川製鋼所(ヨド物置)、チョーヤ梅酒NTT西日本ISDN)、ロート製薬(レスパ)、SOFT99アステル東京ブックオフコーポレーションなどのCMで作中のキャラクターが起用されている。また、明治製菓の「チップチョップ」に、『おそ松くん』(六つ子とイヤミ)に引き続いて起用、内容はバカボンだけが出るバージョンと、バカボン・パパ・レレレのおじさんが出るバージョンも存在していた。

DAIICHIパチンコCR天才バカボン〜41才の春だから〜』(2009年3月導入)のTVCMでは、フライトアテンダント篇、旅篇(主演:朝丘雪路)、テニス篇(主演:プロテニスプレーヤー・愛甲霞)、ドラマ篇(主演:小沢真珠)とそれぞれかなり凝った内容のCMが流された。

脚注

  1. ^ a b c A、Bパート使用して1話放送。
  2. ^ 因みにオリジナル版は、「ジャッジャジャ〜ン」というジングルの後、BGM抜きでパパが次回の話に関する事を述べ、「さて、来週の『元祖天才バカボン』は、『○○』と『××』の2本なのだ。それじゃ又会おう。見ないと逮捕するのだ。」とコメントしていた。
  3. ^ 正月バラエティ番組『1977年・激突!新春オールスター体当り日本一!』(19:00 - 20:54)編成のため。
  4. ^ 時によっては「『油を売る』というが、どっかの国大統領は、戦争しないで油を売ればいいのだ!!」などと、時期ネタを使う事もあった。
  5. ^ 放送当時のフジテレビ系列では土曜日のプロ野球中継が18時30分スタートだった。
  6. ^ また、プロ野球で放送されていなかったのが、2009年4月24日に(DVD)平成天才バカボン 41才の春だからコレクションに全8話収録。
  7. ^ 第21話「頭で空手で空頭なのだ」。パパが「空頭の先生」の真似をして頭突きをした際などに表示された。

外部リンク

よみうりテレビ 土曜日19時台前半枠(ここまでアニメおよび大塚製薬一社提供枠)
前番組 番組名 次番組
天才バカボン
日本テレビ 月曜日19時台前半枠
元祖天才バカボン
フジテレビ 土曜日18時台後半枠
平成天才バカボン
テレビ東京 火曜日19時台後半枠
KAIKANフレーズ
※19:00 - 19:30
【土曜24:20枠に移動】
火曜ゴールデンワイド
※19:30 - 21:00
レレレの天才バカボン
遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
※19:28 - 19:55

※19:30 - 20:00