「京王6000系電車」の版間の差分
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{{未検証|date=2011年2月}} |
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{{鉄道車両 |
{{鉄道車両 |
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|車両名=京王6000系電車 |
| 車両名 = 京王6000系電車 |
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| 背景色 = #dd006d |
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| 文字色 = #FFFFFF |
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|画像=Keio6714F.JPG |
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| 画像 = Keio6686.jpg |
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|画像説明=10番台6714F(2007年6月16日、めじろ台駅) |
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| 画像説明 = 登場時復刻塗装の6000系<br>(2009年11月16日 [[東府中駅]]) |
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|編成両数=本文参照 |
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| 運用者 = [[京王電鉄]] |
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|起動加速度=2.5(30番台都営新宿線内のみ3.3) |
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| 製造所 = [[日本車輌製造]]<br />[[東急車輛製造]]<br />[[日立製作所]]<ref name="RP578p212"/> |
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|営業最高速度=京王線および相模原線110km/h<br />都営新宿線75 |
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| 製造年 = 1972年 - 1991年 |
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|設計最高速度=120 |
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| 製造数 = 304両<ref name="RP578p187"/> |
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|減速度(通常)= |
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| 運用開始 = 1972年5月23日<ref name="HB2021-P110" /><ref name="100周年年表" /> |
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|減速度(非常)= |
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| 運用終了 = 2011年3月13日<ref name="HB2021-P118" /> |
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|車両定員=150(先頭車)/170(中間車) |
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| 廃車 = 1998年1月 - 2011年3月 |
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|編成定員= |
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| 投入先 = [[京王線]]([[都営地下鉄新宿線|都営新宿線]]直通) |
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|全長=20,000 |
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| 編成 = 2・3・4・5・6・8両<ref name="RP734p8"/> |
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|全幅=2,856<ref>『京王の電車』(京王電鉄発行)による。</ref> |
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| 軌間 = 1,372 mm<ref name="RF137p88"/> |
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|全高=4,100 |
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| 電気方式 = [[直流電化|直流]]1,500 [[ボルト (単位)|V]]([[架空電車線方式]])<ref name="RF137p88"/> |
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|車体長= |
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| 最高運転速度 = 110 km/h<ref name="RP734p26"/> |
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|車体幅= |
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| 設計最高速度 = 120 km/h<ref name="RP578p234"/><ref name="RF452p70"/> |
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|車体高= |
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| 起動加速度 = 2.5 km/h/s<br/>3.3 km/h/s(都営新宿線内)<ref name="RP578p235"/> |
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|車両重量= |
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| 常用減速度 = 4.0 km/h/s<ref name="RP734p260"/> |
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|編成重量= |
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| 非常減速度 = 4.5 km/h/s<ref name="RP734p260"/> |
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|軌間=1,372 |
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| 車両定員 = 150(先頭車)<br />170(中間車){{refnest|group="注"|1972年入籍車は先頭車156人、中間車167人と登場時の資料に記載がある<ref name="RF137p88"/><ref name="RP278p70"/><ref name="RP278p71"/>。1972年入籍車で[[定員]]が変わった理由が記載された文献は本稿の参考文献にはないが、1983年の諸元表では1972年入籍車もそれ以降の車両と同じ定員となっており<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/>、定員が増減するような改造が行われた形跡もないことから、立席定員の算出方法が変更されたものと推定される。}} |
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|電気方式=[[直流電化|直流]]1,500V<br />([[架空電車線方式]]) |
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| 自重 = |
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|モーター出力=150kW(200馬力) |
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| 全長 = 20,000 mm<ref name="RF137p88"/> |
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|編成出力=3,000kW (5M3T) 3,600kW (6M2T)<br />1,200kW (2M2T) 600kW (1M1T) |
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| 全幅 = 2,800 mm<ref name="RF137p88"/> |
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|歯車比=85:14=6.07(抵抗制御車)/85:16=5.31(界磁チョッパ車) |
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| 全高 = 4,045 mm([[集電装置|パンタグラフ]]なし)<br/>4,100 mm(パンタグラフ付)<ref name="RF137p88"/> |
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|駆動装置=[[TD平行カルダン駆動方式|TD平行カルダン駆動]] |
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| 車体長 = 19,500 mm<ref name="RF137p88"/> |
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|電動機=[[直巻整流子電動機|直流直巻電動機]]HS-834Crb、TDK-8520A(以上抵抗制御車:端子電圧375V、定格電流450A、回転数1,450rpm)<br />[[複巻整流子電動機|直流複巻電動機]]HS-835Grb、HS-835Jrb、TDK-8525A、TDK-8526A(以上界磁チョッパ制御車:端子電圧375V、定格電流445A、分巻界磁電流28.3A、回転数1,500rpm) |
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| 車体幅 = 2,780 mm<ref name="RF137p88"/> |
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|制御装置=[[電気車の速度制御#抵抗制御|抵抗制御]]・[[界磁チョッパ制御]] |
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| 車体高 = |
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|ブレーキ方式=[[回生ブレーキ]]併用[[電気指令式ブレーキ|全電気指令式空気ブレーキ]](現存車) |
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| 車体 = [[炭素鋼|普通鋼]]<ref name="RP578p36"/> |
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|保安装置=[[自動列車停止装置#多変周式信号ATS(多変周式(点制御、連続照査型))|京王形ATS]]<br />[[自動列車制御装置#D-ATC|D-ATC(JR型)]] ※30番台のみ |
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| 台車 = |
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|メーカ=[[日本車輌製造]]<br />[[東急車輛製造]]<br />[[日立製作所]] |
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| 主電動機 = [[直巻整流子電動機|直流直巻電動機]]<ref name="RF137p89"/><br/>[[複巻整流子電動機|直流複巻電動機]]<ref name="RP422p148"/> |
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|備考= |
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| 主電動機出力 = 150 [[ワット|kW]]×4<ref name="RF137p89"/><ref name="RP578p36"/> |
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| 駆動方式 = [[TD平行カルダン駆動方式|TD平行カルダン駆動]]<ref name="RF137p88"/><br/>[[WN駆動方式|WN平行カルダン駆動]]<ref name="RP578p235"/> |
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| 歯車比 = 85:14=6.07(抵抗制御車)<ref name="RF137p89"/><br/>85:16=5.31(界磁チョッパ車)<ref name="RP422p169"/><ref name="RP578p35"/> |
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| 制御方式 = [[抵抗制御]]<ref name="RF137p89"/>・[[界磁チョッパ制御]] <ref name="RP422p152"/> |
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| 制御装置 = |
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| 制動装置 = [[発電ブレーキ]]併用[[電気指令式ブレーキ|電気指令式空気ブレーキ]]<ref name="RF137p89"/><br/>[[回生ブレーキ]]併用<br />電気指令式空気ブレーキ<ref name="RP422p85"/><ref name="RP734p212"/> |
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| 保安装置 = [[自動列車停止装置#多変周式信号ATS(多変周式(点制御、連続照査型))|京王形ATS]]<ref name="RF137p90"/><br />[[自動列車制御装置|都営新宿線用ATC]]<ref name="RP422p85"/> |[[自動列車制御装置#D-ATC|D-ATC(JR型)]] |
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| 備考 = |
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}} |
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'''京王6000系電車'''(けいおう6000けいでんしゃ)は、[[ |
'''京王6000系電車'''(けいおう6000けいでんしゃ)は、[[京王電鉄]][[京王線]]用の[[通勤形車両 (鉄道)|通勤形電車]]{{refnest|group="注"|新宿 - 京王八王子間の路線を指す場合もあるが、ここでは京王電鉄の1,372 mm軌間の路線の総称として用いる<ref name="PHP2012p14"/>。}}<ref name="RF137p86"/>。[[1972年]]から[[1991年]]に304両が製造され<ref name="RP578p187"/>、[[2011年]]まで運用された<ref name="年鑑2011動向"/><ref name="年鑑2011一覧"/>。また、同社最後の「アイボリー」塗装の車両であった。 |
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本稿では京王線上で東側を「[[新宿駅|新宿]]寄り」、西側を「[[京王八王子駅|京王八王子]]寄り」と表現する。[[編成 (鉄道)|編成]]単位で表記する必要がある場合は新宿寄り先頭車の[[鉄道の車両番号|車両番号]]で代表し、6731編成のように表現する{{refnest|group="注"|鉄道ファン向けの雑誌記事などでは「編成」をFと略して6731Fなどと表現されることや<ref name="RF452p72"/>、編成中一番番号が小さい車両で代表して6031Fなどと表記されることがあるが<ref name="村松2012p96"/>、京王電鉄が寄稿した記事では<ref name="RP578p35"/>、新宿寄り先頭車で代表し、6721編成などと表現されているためこちらにあわせた。1980年代までは下二桁の番号が若い順に編成番号が付与され「6000系第27編成」などと呼ばれていた<ref name="RP422p83"/><ref name="RP422p149"/>。}}。京王では京王八王子寄りを1号車として車両に号車番号を表示しているが<ref name="ダイヤ情報310p14"/>、本稿では各種文献に倣って新宿寄りを左側として編成表を表記し<ref name="RP278p63"/><ref name="RP578p38"/><ref name="RP734p44"/><ref name="ダイヤ情報310p90"/>、文中でたとえば「2両目」と記述されている場合は[[新宿駅|新宿]]寄りから2両目であることを示す。 |
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* 本項では[[新宿駅|新宿]]方の先頭車の[[鉄道の車両番号|車両番号]]を編成名表記(例:6701F、末尾の「F」は編成を意味する''Formation''の頭文字)とする<ref>文献によっては新宿方の電動車の車両番号を編成表記とすることもあり、この場合は6701Fは6001F、6801Fは6401Fと置き換える。</ref>。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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[[都営地下鉄新宿線]]への乗り入れを前提に設計され、[[京王電鉄|京王]]で初めて20 [[メートル|m]]級並びに両開[[扉]]4ドアの車体を採用した<ref name="RF137p86" />。製造当時の法令に従い、6000系は [[地下鉄等旅客車#A-A基準|A-A基準]] {{refnest|group="注"|1969年5月15日付通達の火災対策基準に定められたが、1987年に普通鉄道構造規則に置き換えられ、さらにこの規則も2001年に[[鉄道に関する技術上の基準を定める省令]]に置き換えられた。1987年以降の規則・省令ではこの基準名称は使用されていない。}}を満足するよう設計されている<ref name="飯島1986p21" />。京王で初めて[[電気指令式ブレーキ]]を採用し、[[マスター・コントローラー|主幹制御器]]がブレーキハンドルと一体化された[[ワンハンドルマスコン]]が採用された<ref name="RF137p88" />。 |
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本系列は、京王の車両で初めて20m級片側4扉の大型車体を採用した。[[京王線]]は[[踏切]]が多く、万一の[[踏切障害事故|踏切事故]]に備えて車体の加工性を確保する必要があったため、車体は[[京王5000系電車|5000系]]に引き続き[[炭素鋼|普通鋼]]製とされた。 |
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後述のように、最大幅2,844[[ミリメートル|mm]]の初代[[京王5000系電車 (初代)|5000系]]と同じ室内幅2,600mmを[[都営地下鉄新宿線|新宿線]]乗入で規定された最大幅2,800mmで実現するための[[設計]]上の工夫が施された<ref name="RF137p86"/>。 |
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[[2008年]](平成20年)8月時点で在籍する車両の製造メーカーは[[日本車輌製造]]と[[東急車輛製造]]の2社である。初期車には[[日立製作所]]製がごく少数存在していた。京王ではこれを最後に日立製車両の導入はないが、車両用電気機器では取り引きを継続している。 |
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[[制御車|先頭車]]は全車[[東急車輛製造]](以下、東急)製、中間車は25両が東急製、7両が[[日立製作所]](以下、日立)製であるほかは[[日本車輌製造]](以下、日車)製である<ref name="RP578p212" />。 |
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登場以来、5000系に代わって京王線の[[フラグシップ機|フラッグシップ]]的車両として京王線[[特別急行列車|特急]]や[[急行列車|急行]]を中心に運用されて来た。また[[快速列車|快速]]や[[各駅停車|各停]]でも運用される他、[[東京都交通局]]([[都営地下鉄]])[[都営地下鉄新宿線|新宿線]]への乗り入れ運用を一手に担当した。[[地下鉄対応車両|都営新宿線乗り入れ車]]は車両番号が30番台として区分されるため、俗に'''6030系'''と呼ばれることもある。 |
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京王線全線・都営地下鉄新宿線で運用されたのち、[[1998年]]から2011年にかけて廃車が発生し、[[2004年]]に[[事業用車]]に改造された3両と[[静態保存]]された[[#保存車|1両]]を除いて[[廃車 (鉄道)|廃車]]・[[解体]]された<ref name="RF452p81" /><ref name="年鑑2011動向" /><ref name="RP893p191" />。事業用車に改造された3両も、[[京王デヤ901・902形電車|デヤ901形・902形]]に代替され[[2016年]]4月に廃車されている<ref name="RF676App" />。 |
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[[1984年]](昭和59年)に軽量[[ステンレス鋼|ステンレス]]車体の[[京王7000系電車|7000系]]が登場したが、本系列は[[京王相模原線|相模原線]]の延伸に伴う増備と10両編成時の増結用に[[1990年]](平成2年)まで製造され、さらに[[1991年]](平成3年)には[[ラッシュ時]]対策で5扉車20両が製造された。 |
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=== 登場の経緯 === |
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[[ファイル:Keio6000_6417F_Farewell.jpg|thumb|200px|right|営業運転終了記念ヘッドマークを装着した6417F(2011年1月17日、[[東府中駅|東府中]]-[[府中競馬正門前駅|府中競馬正門前]]間)]] |
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[[多摩地域|三多摩地区]]開発による沿線[[人口]]の増加、[[京王相模原線|相模原線]]延伸による[[多摩ニュータウン]]乗り入れ、都営地下鉄10号線(現[[都営地下鉄新宿線]]、以下新宿線と表記する)[[直通運転|乗入]]構想により、京王線の[[旅客|利用客]]増加が見込まれ、相当数の[[車両]]を準備する必要に迫られるなか、製造[[費用]]、[[メンテナンス|保守]]費用を抑えた新型車両として本形式が構想された<ref name="RF137p86" />。 |
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[[2011年]](平成23年)[[1月14日]]、同年3月をもって営業運転を終了することが発表され<ref>{{cite web|url=http://www.keio.co.jp/news/update/news_release/nr110114v03/index.html|publisher=京王電鉄|title=「ありがとう6000系」イベント〈第1弾>|accessdate= 2011-01-14}}</ref>、営業運転終了を記念し、1月は競馬場線で運用されている6416Fと6417Fの前面に、2月・3月は動物園線で運用されている6722Fの前面に、それぞれ記念[[方向幕#ヘッドマーク|ヘッドマーク]]を装着して営業運転が行われたのち全車廃車された。 |
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新宿線建設に際してはすでに[[都営地下鉄浅草線|1号線(後の浅草線)]]を[[標準軌|1,435]][[ミリメートル|mm]][[軌間]]で[[起業|開業]]させていた[[東京都交通局|東京都]]は[[京成電鉄]]と1号線との乗り入れにあたり京成電鉄の路線を[[4フィート6インチ軌間|1,372]]mmから1,435 mmに[[改軌]]させた事例や、1,372 mm軌間の特殊性から[[運輸省]](当時、[[2001年]]から[[国土交通省]])と共に京王にも改軌を求めたが、改軌[[建設業|工事]]中の[[輸送力]]確保が困難なことを理由に改軌しないことで決着している<ref name="RP422p20" /><ref name="RP578p106" /><ref name="RP578p115" />。 |
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== 概説 == |
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== 京王の車両史での位置づけ == |
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6000系は5000系の全長18 m<ref name="RP422p157"/>に対し、京王線の[[建築限界]]を修正した<ref name="RP422p159"/>上で、京王線用として初めて全長20 mの車体を採用した<ref name="RF137p86"/>。6000系以降の京王線の新型車両は20 m車体となった<ref name="ダイヤ情報310p14"/>が、7000系以降は[[ステンレス鋼|ステンレス]]車体となった<ref name="RF277p52"/>ため、6000系は京王線用として20 m級車体を採用した唯一の[[炭素鋼|普通鋼]]製車両である<ref name="ダイヤ情報310p14"/>。6000系で床面(台枠上面)の幅が5000系の最大2,700 mmから2,780 mmに拡げられたため、ホームの改修が行われ、5000系以前の車両は出入口の踏段を拡幅する工事が施工された<ref name="RF269p56"/>。 |
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最初の6編成の制御方式は5000系とほぼ同一の部品を採用した[[抵抗制御]]だった<ref name="RF137p90"/>が、これ以外はすべて[[界磁チョッパ制御]]となり<ref name="RP422p159"/>、7000系にもほぼ同じ方式が継承された<ref name="RF277p54"/>。電気指令ブレーキとT形のワンハンドルマスコンは改良を加えながら6000系以降の京王線用車両に採用されている<ref name="ダイヤ情報310p27"/>。 |
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5000系では多種多様の[[鉄道車両の台車|台車]]が使用されたが、6000系ではほぼ同一形態の2種類の台車に統一され、基本構造は7000系、最終製造車を除く8000系まで継承された<ref name="ダイヤ情報310p21"/><ref name="ダイヤ情報310p28"/>。 |
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6000系は製造時から全車が冷房装置装備となり、初期の先頭車は[[集約分散式冷房装置]]を採用したが、途中から全車[[集中式冷房装置]]に統一され<ref name="RP578p215"/><ref name="RP578p216"/>、以降新5000系に至るまで京王線では集約分散式の採用はない<ref name="RP734p218"/><ref name="RP734p260"/>。 |
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6000系304両の製造期間である1972年4月から1991年3月の19年間に7000系132両と併せて436両が製造され<ref name="RP734p246"/><ref name="RP734p247"/><ref name="RP734p248"/><ref name="RP734p249"/><ref name="RP734p250"/><ref name="RP734p251"/>、井の頭線からの転用車20両<ref name="RP578p245"/>、[[京王2600系電車|2600系]]15両<ref name="RP578p246"/>、[[京王2000系電車|2000系・2010系]]・[[京王2700系電車|2700系]]合計103両<ref name="RP578p245"/><ref name="RP578p246"/><ref name="RP578p247"/>、5000系17両<ref name="RP578p247"/><ref name="RP578p248"/>{{refnest|group="注"|廃車された5000系17両のうち、1979年11月16日に廃車されたクハ5871は1979年10月3日に発生した[[武蔵野台駅]]で起きた[[日本の鉄道事故 (1950年から1999年)#京王帝都電鉄京王線列車障害事故|踏切事故]]による廃車である<ref name="RF269p51"/>。}}、5100系24両<ref name="RP578p247"/><ref name="RP578p248"/>の179両が廃車された。京王線の車両数は257両増加したことになり、この間にいわゆる[[グリーン車 (京王)|グリーン車]]<ref name="RP578p245"/>と、[[吊り掛け駆動方式|吊り掛け式駆動]]車が全廃された<ref name="RP578p247"/>。 |
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6000系304両の廃車は1998年1月<ref name="RP734p246"/>から2011年3月にかけての13年間行われ<ref name="年鑑2011一覧"/>、この間に8000系40両、9000系264両の合計304両が製造された<ref name="ダイヤ情報310p13"/>。6000系を代替したのはすべて[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]、ステンレス車体の車両であり<ref name="ダイヤ情報310p14"/>、6000系の全廃により京王線の営業車から普通鋼製の電車が消滅した<ref name="ダイヤ情報310p14"/>。6000系の廃車と並行して6000系とほぼ同じ制御装置を採用していた7000系のVVVF化改造工事が進められたが<ref name="ダイヤ情報310p13"/>、京王線から界磁チョッパ制御車が消滅したのは6000系全廃後の[[2012年]]となった<ref name="年鑑2013動向"/>。 |
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== 構造 == |
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=== 外観 === |
=== 外観 === |
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[[file:Keio6000 6030.jpg|thumb|220px|正面左右の窓の大きさが異なっている]] |
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本系列は、10号線(都営新宿線)乗り入れ協定に合わせて外板幅2,780mmで製造された。しかし、車内幅は2,600mmにするため、客室側面窓は一段下降式を採用した。側扉窓は直前に登場した[[東京都交通局10-000形電車|都営10-000形試作車]]と同様に角張った形状のものを採用したが、後述する20番台のみ丸みを帯びたものとなっている。側扉窓の支持金具は車内外の処理方法で3種類あったが、初期車の[[廃車 (鉄道)|廃車]]により[[2009年]]時点では2種類であり、室内側はステンレス無塗装である。[[転落防止幌]]は全車後付け設置で段違いの形状であり、屋根昇降用の[[梯子]]も兼ねる。側窓は一つ一つ独立して設置されている。戸袋窓を設置している車両も乗務員室直後部には設置していない。 |
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[[file:KEIO6000K.T.R.Plate.jpg|thumb|220px|KTRのプレート<br/>復刻塗装車のもの]] |
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新宿線乗り入れに対応するため、京王として初の20 m車体、1,300 mm幅両開き片側4扉の[[炭素鋼|普通鋼]]製車体を採用した<ref name="RF137p86"/><ref name="RF137p89"/>。最大幅2,844 mmの[[京王5000系電車 (初代)|初代5000系]]と同じ室内幅2,600 mmを新宿線乗入協定で定められた最大幅2,800 mmで実現するため、側窓を1枚下降式として壁厚さを薄くする手法が取られ<ref name="RF137p86"/>、6両編成で5000系7両編成に匹敵する収容力をもつものとされた<ref name="RF137p86" />。車体外幅は同寸法で車体をステンレス化する場合にコルゲートを追加できるよう2,780 mmとなり<ref name="RF137p86"/>、5000系に続いて[[アイボリー]]色の車体の窓下に[[えんじ色]]の帯が巻かれた<ref name="RF137p88"/>。登場前には窓上にも赤帯を巻くことも検討されたが、実現しなかった<ref name="RF137p87"/>。従来の車両に取り付けられていた社紋の代わりに京王帝都電鉄を表すKTRのプレートが取り付けられた<ref name="世界p101"/>。 |
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[[床]]面の車体幅が5000系の2,700 mmから2,780 mmに拡幅されたことと併せ、20 m車の導入に際して[[線形 (路線)|曲線]]上の[[プラットホーム|ホーム]]との干渉が発生するためホームの修正などの準備が行われた<ref name="RF269p56" /><ref name="RP578p104" /><ref name="村松2012p96" />が、車両設計認可には時間を要した<ref name="RP578p104" />。 |
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先頭車正面窓は左右非対称で、向かって左側(進行方向右、非運転台側)の窓が小さく、また小さい方の窓下の空間にナンバープレートを配し、デザイン上のアクセントとしている。[[尾灯]]と標識灯は上部の同じ枠の中に入っている。[[排障器|スカート]]を設置している車両は全車後付け設置である。アンチクライマーを設置している。 |
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[[ファイル:Keio-6863.JPG|thumb|200px|right|6000系旧塗装(1999年2月13日、若葉台駅)]] |
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[[ファイル:Keio6416.jpg|thumb|200px|right|初期車落成時点の塗装に復元された6416F(2009年11月16日、東府中駅)]] |
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[[ファイル:KEIO6000K.T.R.Plate.jpg|thumb|200px|right|「K.T.R.」プレート]] |
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車体塗装は当初、5000系と同様に[[アイボリー]]で塗られ、幅100mmの[[えんじ色]]の帯を巻いていた。最初期に落成した車両は前面の帯を同系列のように正面貫通路方向に絞っており、また幌枠を設置しておらず、表示器周囲の黒色処理に切れ目が入っていたが、後に一体感を持たせるために黒の面積を拡大し、「角ばった車両に似合わない」と、帯も絞りをやめている。[[2002年]](平成14年)に全車両が[[京王8000系電車|8000系]]と同じ濃いピンクと紺色の2色帯に変更した<ref>最後まで未変更だった6732Fが2002年に廃車されたことにより完了した。</ref>。急速に変更した関係で大部分の車両は塗装変更ではなく帯の変更のみで対処した。このため、検査などで塗り直されるまで妻面に臙脂帯が残っていた。その後、2009年10月に6416F(2両編成)が旧塗装となり、帯が正面貫通扉に向かって絞られ、前面表示器周囲の黒色処理が一体となっていないという、最初期車仕様が再現されている<ref name="railf20091102"/>。 |
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平面を中心とした凹凸や曲面の少ない外観となり、客室屋根高さを高く取るため屋根も平面に近くなった<ref name="RF137p87"/>。側窓はサッシ付き一枚下降式で、床面から1,300 mmまで窓が下がる<ref name="RF137p87"/>。[[戸袋]]窓が設けられ、戸袋窓にもサッシが付いた<ref name="ダイヤ情報154p18"/>。サッシの角が角ばっているのは少しでも視界を広く取りたいためとされている<ref name="RF137p87"/>。客用ドアは[[身長|体格]]向上に併せ、5000系の高さ1,800 mmから1,850 mmに変更された<ref name="RF137p86"/>。 |
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[[1990年代]]前半頃に[[鉄道の車両番号|車両番号表記]]の[[書体]]が角張ったオリジナル書体から[[ヘルベチカ]]に全車変更された。またこれと前後して「K.T.R.」プレート(旧英文社名''Keio Teito Electric Railway''の略)を撤去し、その部分に[[コーポレートアイデンティティ|CI]][[シンボルマーク]]であるKEIO[[ロゴタイプ|ロゴ]]を配している。20番台は当初からヘルベチカ表記とKEIOロゴで落成している。なお、6416Fは前述の塗装復元時に「K.T.R.」プレートに戻された。 |
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[[File:Keio 6000 indicator lamps.JPG|thumb|100px|一体になった車側灯<br/>上から戸閉、非常通報、不緩解]] |
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戸閉表示、非常通報、ブレーキ不緩解の3つの[[車側表示灯|表示灯]]は車体中央部窓上にまとめて設置され、表示灯群の両側に[[列車種別|種別]]と行先の[[方向幕|表示装置]]が設けられた<ref name="RF137p87"/>。 |
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先頭部には地下線走行時の非常[[脱出]]や、複数編成間を[[幌#貫通幌|貫通幌]]でつなぐ目的で中央部に幅600 mmの貫通扉が設けられ<ref name="RF137p89"/>。貫通扉を中心に緩やかに後退角がついた折妻構成とされた<ref name="RJ472p107"/>。最初の3編成は貫通幌の座がなかったが、後に追加されている<ref name="RF452p72"/>。4編成目以降は幌の座を備えて新造された<ref name="RF452p72"/>。登場直後は5000系同様正面貫通路両側でえんじ帯が徐々に細くなっていた<ref name="RF452p72"/>が、すぐに一定幅に変更された<ref name="RP422p158"/>。貫通路上に行先、正面右側窓上に種別表示を備え、正面左窓上は運行番号表示用とされたため、前照灯は正面窓下に設置された<ref name="RF137p87"/>。窓上表示装置の両脇に[[尾灯]]と[[通過標識灯|列車種別識別用の表示灯]]兼用の角型の灯具が設けられ、夜間に表示灯が際立つよう表示幕類は黒地とされ、各表示装置の周りが黒く塗られた<ref name="RF137p87"/>。登場当初は装置ごとに黒色部が3分割されていた<ref name="RF452p72"/>が、すぐに一体に塗装された<ref name="RP422p158"/>。車掌室窓部にリレー類を納める箱を設置したため、正面向かって左側の窓の天地寸法が運転席側より小さくなり、バランスをとるため窓下に車号板が取り付けられた<ref name="RF137p87"/>。 |
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[[方向幕|種別表示器]]の「[[各駅停車]](各停)」表示は、2008年時点では前面黒色無地・側面黄色無地から前面黒地白文字・側面白地黒文字の「各停」に変化している。通勤快速などの他の種別は省略せずに表示している。前面・側面ともに種別と行先は別の表示器に表示するが、側面は種別と行先の間に縦三段となった[[車側灯]]が配置されている<ref>このデザインは都営10-000形でも試作編成に採用された。</ref>。一部車両は[[ローマ字]]表記入りに交換しているが、これは京王線系統の本系列以降の字幕車全車に該当する。原則としてゴシック体の書体<ref>[[写研]]「[[ゴナ]]」または[[モリサワ]]「[[新ゴ]]」を使用している。</ref>で幕による表示だが、以前は手書き風丸ゴシックというような感じの独特の書体を使用していた。30番台の一部車両は[[明朝体]]の[[発光ダイオード|LED]]式運行番号表示器を使用している<ref>クハ6742 - 6744・6748・6749とクハ6882・6883・6886 - 6889。いずれも落成時からではない。</ref>。 |
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[[1992年]]ごろに先頭車正面床下に[[排障器|スカート]]が取り付けられ<ref name="RF452p78"/>、2002年に帯色が京王レッドと[[インディゴ (色)|京王ブルー]]に変更されている<ref name="RP734p42"/>が、それ以外に外観の印象を変えるような大きな[[改造]]は行われなかった<ref name="RF452p77"/>。 |
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<!--地上用編成(20番台と2両固定を除く)がブレーキ吹き出し口の変更でブレーキ音がほとんどしなくなった。--> |
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=== 内装 === |
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{{Double image aside|right|Keio6000 inside.jpg|200|Seat of Keio 6000.jpg|110|車内|座席(7人掛け)}} |
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; 主制御器 |
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[[座席]]は[[鉄道車両の座席#ロングシート(縦座席)|ロングシート]]で、[[茶色|褐色]]の[[モケット]]が貼られた<ref name="RF137p87"/>。[[壁]]色は5000系に続いて[[アイボリー]]系となった<ref name="RF137p87"/>。天井の冷風[[ダクト]]の[[枕木]]方向の幅を広げることで天地を薄くでき<ref name="RF137p87"/>、[[天井]]高さは床面上2,210 mmとなった<ref name="RF137p86"/>。車内[[照度]]確保のため、[[照明|室内灯]]は[[旅客|乗客]]により近くなるよう冷風ダクトに取り付けられた他<ref name="RF137p87"/>、天井には先頭車9台、中間車10台の[[送風機|ラインデリア]]が埋め込まれた<ref name="RP578p217"/>。座席端の[[肘掛け|アームレスト]]は着座客のアームレストとしても、立客が寄りかかる場所としても両者が不快になることなく利用できるよう工夫されている<ref name="RF137p87"/>。冷暖房効果向上などを目的として全中間連結部に[[引戸]]が設けられている<ref name="RF137p87"/>。 |
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: 1972年製造の第1次車は主制御器・[[電動機|主電動機]]ともに5000系最終増備車とほぼ同等だったが、[[ネジ]]については[[国際標準化機構|ISO]]ネジに変更した関係で新形式とされた。ただし、5両編成中に組み込まれていた1M制御車は永久直列制御とし、[[発電ブレーキ]]を省略した。[[1973年]]製造の第2次車以降は主回路を[[界磁チョッパ制御]]に変更するとともに[[回生ブレーキ]]も採用している。主制御器はすべて日立製である。 |
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:* MMC-HTB-20J(デハ6000形抵抗制御車:直列11段、並列7段、弱め界磁6段) |
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:* MMC-HTR-20B(デハ6000形界磁チョッパ車:直列14段、並列11段、弱め界磁無段階) |
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:* MMC-HTR-10C(デハ6400形:永久直列14段、弱め界磁無段階) |
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=== 乗務員室 === |
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; 補助電源装置 |
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{{Double image aside|right|Keio6000_Tc6717_Controler.jpg|220|Keio 6772 meters.JPG|220|運転台(クハ6717)|乗務員扉上に設置された計器類}} |
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: 補助電源装置として[[電動発電機|MG]]を採用している。ただし、最終増備の20番台は[[静止形インバータ|SIV]]である。 |
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京王の車両で初めてワンハンドル式[[マスター・コントローラー|主幹制御器]]を採用した<ref name="RF137p88"/>。押して制動か、引いて制動か、の議論が設計時にあり、先に登場していた[[東急8000系電車|東急8000系]]に倣って押して[[ブレーキ|制動]]する方式が採用された<ref group="注">日本の鉄道車両では押して制動、引いて加速が一般的だが、[[ロンドン地下鉄]]の車両など日本国外の車両はこれが逆である例も少なくない。</ref><ref name="RF137p88"/><ref name="RP278p67"/>。[[運転士]]前面に配置する[[計器]]類は[[速度計]]と[[圧力測定|圧力計]]、一部の[[開閉器|スイッチ]]類などの最低限とされ、[[電流計]]・[[電圧計]]などは添乗する係員から見やすいよう乗務員室側開戸の上に設けられた<ref name="RF137p88"/><ref name="RF137p89"/>。[[自動列車制御装置|ATC]]設置に備えて、速度計外側には車内信号が表示できるスペースが設けられた<ref name="RP893p186" />。乗務員室中央部を貫通路として使用する場合、運転室・車掌室が仕切れるような構造となっていた<ref name="RF137p88" /><ref name="RF137p89" />。[[ワイパー]]は[[乗用車]]用を流用した電動式となった<ref name="RP422p158"/>。 |
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=== 主要機器 === |
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; 空気圧縮機 |
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==== 走行関係装置 ==== |
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: [[圧縮機|空気圧縮機 (CP) ]]は以下の3種類を使用している。 |
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1972年製の6編成は抵抗制御を採用<ref name="RP578p213"/>、5000系最終製造車とほぼ同様<ref name="RF137p90"/>の日立製[[制御装置|主制御装置]]MMC-HTB-20J<ref name="RP422p169"/>([[直列回路と並列回路|直列]]11段、並列7段、弱め界磁6段)<ref name="RP578p213"/>、主電動機として[[直巻整流子電動機|直流直巻電動機]]・日立製HS-834Crb、[[東洋電機製造]](以下、東洋)製TDK-8520A<ref name="RP422p169"/>(出力150 k[[ワット|W]]、端子電圧375 [[ボルト (単位)|V]]、定格電流450 [[アンペア|A]]、回転数1,450 [[rpm (単位)|rpm]])<ref name="RF137p89"/>が搭載された。5両編成・6両編成でデハ6000形単独で使用される場合は永久直列制御とされ、[[発電ブレーキ]]が使用できなかった<ref name="RP578p213"/>。 |
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:* C-1000:デハ6400形 |
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:* HS-20D:6721F - 6724F、6742F - 6744F |
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:* HB-2000:上記以外の編成 |
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1973年以降は主回路を[[界磁チョッパ制御]]に変更するとともに[[回生ブレーキ]]も採用<ref name="RP422p159"/>し、主制御装置は日立製MMC-HTR-20B(直列14段、並列11段)<ref name="RP578p214"/>、主電動機は[[複巻整流子電動機|直流複巻電動機]]・日立製HS-835GrbまたはHS-835Jrb、東洋製TDK-8525AまたはTDK-8526A<ref name="RP578p214"/>(150 kW、端子電圧375 V、定格電流445 A、分巻界磁電流28.3 A、回転数1,500 rpm)<ref name="RP578p36"/><ref name="RP578p37"/>となった。抵抗制御車同様、デハ6000形単独で使用される場合は永久直列制御とされたが、回生ブレーキは使用できた<ref name="RP578p214"/>。当初からユニットを組まない電動車として計画されたデハ6400形にはスペースの制約から他形式と異なる機器が採用され<ref name="RF243p93"/>、主制御装置も日立製MMC-HTR-10C(永久直列14段)となった<ref name="RP578p214"/>。5000系では日立製主電動機の数が多かったが、6000系では東洋製が主力となった<ref name="RP422p158"/>。 |
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; 台車 |
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: [[鉄道車両の台車|台車]]は[[鉄道車両の台車#軸箱守式(ペデスタル式)|ペデスタル方式軸箱支持]](軸ばね)+車体直結[[空気バネ|空気ばね]]懸架のTS-809A型([[動力車|電動車]]、[[付随車]]用)とTS-810型([[制御車]]用)を用いているが、デハ6001 - 6006・6051 - 6056・6101 - 6106はTS-809型、クハ6801 - 6806はTS-809改型<ref>サハ6551 - 6556をデハ6401 - 6406に改造した際、デハにはTS-809A型を新調し、同車に使用していたものを転用した。</ref>を使用している。この他、デハ6456にはシェブロン式のTS901型を、クハ6889には[[鉄道車両の台車史#ボルスタレス台車|ボルスタレス台車]]のTS1018型を試用していた時期もあったが、いずれも短期間で旧に復している。 |
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駆動装置は[[TD平行カルダン駆動方式|TD平行カルダン駆動]]が採用され、抵抗制御車の[[歯車比]]は85:14<ref name="RF137p89"/>、界磁チョッパ制御車の歯車比は85:16である<ref name="RP422p170"/>。後年7000系と共通の[[WN駆動方式|WN駆動装置]]に交換されたものがある<ref name="RP578p235"/>。 |
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; 集電装置 |
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: [[集電装置]]はPT-4201菱形パンタグラフを採用したが、一部の車両は[[鉄道車両の検査|検査]]時などにシングルアーム式パンタグラフ(PT71-10形)に換装している。これは他系列すべてに当てはまる。 |
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制動装置は[[ナブテスコ|日本エヤーブレーキ]]製全電気指令式電磁直通ブレーキ (HRD-1) が採用された<ref name="RF137p89"/><ref group="注">本稿の参考文献に列挙した各記事では6000系用ブレーキ指令装置の製造者名が確認できないが、HRDは[[#ナブコ72|ナブコ技報]]から日本エヤーブレーキ(ナブコを経て2003年からナブテスコ)製であることが分かる。</ref>。 |
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; 冷房装置 |
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: [[エア・コンディショナー|冷房装置]]は、1972年度製の6連6本は先頭車が[[東芝]]製[[集約分散式冷房装置|集約分散式]] (8,000kcal/h) 4基、中間車が日立製角型[[集中式冷房装置|集中式]] (30,000kcal/h) 1基、[[1973年]]度製の6連6本は先頭車が集約分散式<ref>当初4基搭載だったが、後に5基に増強している。</ref>、中間車が日立製[[蒲鉾|カマボコ]]型集中式 (40,000kcal/h) 1基で、それ以降はすべてカマボコ型集中式である<ref>ただし、1972年度製の6連を8連化する際に増備した車両は編成相手に合わせて制御車が集約分散式、制御電動車が角型集中式である。</ref>。 |
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[[File:Keio 6000 TS-809.jpg|thumb|220px|TS-809台車]] |
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=== 運転台 === |
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5000系では数多くの種類の台車が採用されたが、6000系以降の各形式では統一された形態のものとなった<ref name="ダイヤ情報310p28"/>。[[鉄道車両の台車|台車]]は車体直結式[[空気ばね]]、[[鉄道車両の台車#軸箱守式(ペデスタル式)|ペデスタル方式軸箱支持]] <ref name="RP578p215"/>の東急製<ref name="RP578p215"/>TS-809動力台車<ref name="RP278p70"/>、TS-810付随台車が採用された<ref name="RP278p71"/>。界磁チョッパ制御車の台車は回生ブレーキ使用に対応してTS-809Aに形式変更されている<ref name="RP578p235"/>。TS-809の軸距は2,200 mm、TS-810は2,100 mmで<ref name="RF137p88"/>、全台車両抱式の踏面ブレーキを装備する<ref name="RP578p235"/>。サハ6550形は電装を考慮していたため全車電動車用TS-809系を装備し<ref name="RP578p212"/>、クハ6801 - クハ6806はサハ6551 - サハ6556から転用されたTS-809改台車を装備していた<ref name="RP578p215"/>。デハ6456は落成当初、軸箱支持方式を[[鉄道車両の台車#軸箱守のないもの|シェブロン式]]とした試作台車TS-901を装着していたが、1年程度でTS-809Aに交換されている<ref name="RP578p215"/>。 |
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[[ファイル:Keio6000_Tc6717_Controler.jpg|thumb|right|240px|運転台(クハ6717)]] |
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京王の車両で初めてワンハンドル式[[マスター・コントローラー|主幹制御器]](力行4段)を採用した。低運転台で黒色である。[[ブレーキ]]装置は[[電気指令式ブレーキ|全電気指令式]]のHRD-1型(常用段数7段+非常)である。速度計は周りにATS照査速度またはATC信号を表示するスペースのあるもので当初黒地であったが、デジタルATC対応化された車両は白地となっている。TNS<ref>トレインナビゲーションシステム (''Train Navigation System'') の頭文字。時刻や次の停車駅を表示する画面で、都営新宿線内でも使用する。</ref>は6715Fで試用後、デハ6431 - 6435を除く先頭車運転台デスクのマスコン左側に後付けで設置されたが、6722Fのように撤去された車両もある。 |
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==== 補機類 ==== |
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乗務員室と客室の仕切り部は中央に乗務員室扉、左右に窓が配されており、すべて[[遮光幕]]を設置している(京王電鉄の項も参照)。 |
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集電装置として、東洋製<ref group="注">本稿の参考文献に列挙した各記事ではパンタグラフの製造者名が確認できないが、[[#東洋技報121|東洋電機技報]]には京王にパンタグラフを納入したとの記載がある。</ref>PT-4201<ref name="RF137p89"/>形パンタグラフがデハ6000形・デハ6400形・デハ6450形の全車に、2両編成ではクハ6750形のそれぞれ京王八王子寄りに搭載されたほか、一部のデハ6050形にも搭載された<ref name="RP578p38"/>。 |
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6000系では4種類の容量の5種類の補助[[電源回路|電源装置]]が使用された<ref name="RP578p214"/>。1972年製のサハ6550形と1973年製のデハ6050形・サハ6550形には容量130 k[[ボルトアンペア|VA]]のHG544Er[[電動発電機]] (MG)、1972年製のデハ6050形には容量75 kVAのHG584Er電動発電機、それ以外の4扉車には容量130 kVAのTDK3344ブラシレス電動発電機 (BL-MG) が搭載された<ref name="RP578p214"/>。HG854Erは1972年製造車の5+3両編成化時にデハ6450形に移設され<ref name="RF452p78"/>、同時にクハ6751 - クハ6756に[[井の頭線]]用[[京王3000系電車|3000系]]から転用されたTDK362/1-B電動発電機(容量7 kVA)が搭載された<ref name="RF452p78"/>。のちにHG544Erの大半がTDK3344に載せ替えられている<ref name="RP578p214"/>。5扉車にはSVA-130-477[[静止形インバータ|SIV]](容量110 kVA)が採用された<ref name="年鑑1991p157"/><ref name="RP578p214"/>。1983年ごろにデハ6261に試験的にSIVが搭載された<ref name="RP422p85"/>。 |
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=== 室内 === |
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座席はすべて[[鉄道車両の座席#ロングシート(縦座席)|ロングシート]]で、[[優先席]](登場当初は「シルバーシート」)付近以外はオレンジ色のモケットである。室内の照明はカバーのない[[蛍光灯]]で、乗務員室直後部分は設置の有無がある。[[つり革]]は、2両編成の一部と3両編成が黄緑色、それ以外は白色で、形状は丸形である<ref>主に新宿 - 京王八王子・高尾山口間の特急に5+3編成が使われる場合、つり革の色で行先を識別するようになっていた。</ref>。[[2006年]]2月から優先席を増設するとともにその付近を「おもいやりぞーん」として明確化したため、同部分のつり革はオレンジ色の△形に変更している。さらに同年6月頃から優先席のステッカーを新しく張り替えた。これは他系列も共通である。 |
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電動空気圧縮機は、2両編成を除いて、毎分吐出容量2,130[[リットル]]のHB-2000<ref name="RF137p89"/><ref name="RP578p215"/>および[[1987年]]以降の製造車では性能は同一で小型[[静粛性能|低騒音]]のHS-20D<ref name="RP578p215"/>が、3・5両編成用のクハ6700形とデハ6050形、サハ6550形全車に各1台が搭載された<ref name="RP578p38"/>。2両編成では床下スペースの制約から、井の頭線から転用された<ref name="RP578p215"/>毎分吐出容量1,120リットルのC-1000を採用し、デハ6400形に搭載された<ref name="RF243p94"/>。 |
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; 車内写真 |
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ファイル:Keio6000 inside.jpg|車内 |
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ファイル:Seat of Keio 6000.jpg|座席(7人掛け) |
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ファイル:Priority seat of Keio 6000.jpg|優先席(4人掛け) |
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ファイル:Keio Omoiyari Zone.jpg|おもいやりぞーん |
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</gallery> |
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==== 冷房装置 ==== |
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1972年製造の制御車には[[集約分散式冷房装置|集約分散式]]能力9.3 kW (8,000 kcal/h) の[[東芝]]製[[エア・コンディショナー|冷房装置]]が4台搭載された<ref name="RP578p216"/>。1973年から1976年製造の制御車は同じ冷房装置5台を搭載することが可能な構造となったが4台のみが搭載され、中央の1台分には[[筐体|カバー]]だけが載せられた<ref name="RP578p216"/>。1973年から1976年製造の制御車には[[1986年]]、5台目の冷房装置が搭載されている<ref name="RP578p216"/>。1972年製の中間車と、これを8両編成化するために製造されたデハ6450形には日立製[[集中式冷房装置|集中式]]34.9 kW (30,000 kcal/h) の冷房装置1台が搭載された<ref name="RF137p89"/><ref name="RP578p216"/>{{refnest|group="注"|6000系が登場した1972年当時、[[国鉄103系電車|国鉄103系]]や[[国鉄113系電車|国鉄113系]]の[[プロトタイプ|試作]]冷房車、京王5000系の一部、[[京急1000形電車 (初代)|京急1000形]]、[[相鉄6000系電車|相鉄新6000系]]などでパンタグラフのない車両に集中式冷房装置を搭載した事例はすでにあった<ref name="RF137p39"/>が、[[#鉄道ファン137グラフ|6000系登場時の紹介記事]]にはパンタグラフのないサハ6550形にも集中式冷房装置が採用されたことが「苦笑させられる」<ref name="RF137p92"/>と表現されており、通勤冷房車黎明期、集中式冷房装置をパンタグラフが搭載されない車両に採用することは一般的ではなかったことがうかがえる。}}が、1991年に集中式46.5 kW (40,000 kcal/h) のものに載せ替えられている<ref name="RP578p216"/>。それ以外の4扉車は全車集中式46.5 kWの冷房装置を搭載し<ref name="RP578p216"/>、5扉車のみ48.8 kW (42,000 kcal/h) とされた<ref name="年鑑1991p238"/>。冷房装置の[[寿命]]は15年程度であるため<ref name="RF452p78"/>、何回か載せ替えが行われ、型式が異なるものに変えられたもの、3000系や5000系と交換したものなどがある<ref name="RP578p216"/>。能力46.5 kWのものを搭載していた車両の大半が48.8 kWのものに交換されている<ref name="RP578p216"/><ref name="RF452p78"/>。 |
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製造時は新宿方から以下の6両編成で、番号の下2ケタは通しで付けられていた。 |
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:クハ6700形-デハ6000形-デハ6050形-デハ6000形(6100番台)-サハ6550形-クハ6750形 |
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== 形式構成 == |
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[[1979年]]度に一部車両で改番が行われ、用途別に番台区分されている。 |
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6000系は以下の形式で構成される<ref name="RP578p212"/>。各形式とも一部の例外を除いて固定編成中で下2桁は同番号または同番号+50となっている<ref name="RP578p38"/>。ここでは1991年の製造終了時までを述べる。「'''デ'''」は制御電動車及び[[電動車]]を、「'''ク'''」は[[制御車]]を、「'''サ'''」は[[付随車]]を、「'''ハ'''」は[[普通車 (鉄道車両)|普通座席車]]を指す略号であり、形式名の前のカタカナ2文字はこれらを組み合わせたものである。各車の製造年時は項末の表を参照のこと。 |
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=== デハ6000形 === |
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[[File:Keio 6139 Wakabadai.jpg|thumb|220px|デハ6000形]] |
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5000系で使用していた分割特急を置き換えるために、5+3に組成されたグループである。 |
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主制御装置、[[集電装置|パンタグラフ]]を搭載する中間電動車である<ref name="RP578p212"/>。パンタグラフは京王八王子寄りに1基が搭載されている<ref name="RP734p213"/>。3両編成の2両目<ref name="RP734p44"/>、5両編成と6両編成の2両目と4両目<ref name="RF137p88"/><ref name="RP734p44"/>、初期の8両編成の3・5・6両目<ref name="RP422p159"/>、それ以外の8両編成の2・4・6両目に組み込まれた<ref name="RP734p44"/><ref name="RP734p45"/>。初期の8両編成を除き編成位置により新宿寄りから順に百の位が0・1・2に附番され<ref name="RP734p214"/>、3両編成用は百の位が4<ref name="RP578p38"/>となったが、下記の制御電動車デハ6400形とは別形式である<ref name="RP578p212"/>。デハ6050形とユニットを組んで使用されることが基本だが、5両編成の4両目と乗入用を除く8両編成の4両目<ref name="RP578p38"/>、初期の6両編成の4両目<ref name="RF137p88"/>と初期の8両編成の5両目に組み込まれた6100番台の車両<ref name="RP422p159"/>はデハ6000形単独で使用された<ref name="RP578p212"/>。デハ6001 - デハ6006・デハ6101 - デハ6106の12両が抵抗制御<ref name="RP578p233"/>で、それ以外の車両が界磁チョッパ制御である<ref name="RP578p234"/>。1972年から1991年にかけて95両が製造された<ref name="RP734p246"/><ref name="RP734p247"/><ref name="RP734p248"/><ref name="RP734p249"/>。[[1976年]]に6両編成の8両編成化に伴ってサハ6550形サハ6551 - サハ6556が電装されてデハ6401 - デハ6406となった<ref name="RP734p247"/>。一部車両は編成全体の新宿線乗入対応改造に併せて[[改番]]されている<ref name="RP734p248"/><ref name="RP734p249"/>。 |
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=== デハ6050形 === |
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製造時6両編成だった6701F - 6706Fは、[[1976年]]に8両編成化された。以下、'''この文字'''は新たに組み込まれた車両を、''この文字''は改造車を示す。 |
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[[File:Keio 6289 Wakabadai.jpg|thumb|220px|デハ6050形]] |
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:クハ6700形-デハ6000形-デハ6050形-デハ6000形(6100番台)-クハ6750形+'''クハ6700形(6800番台)'''-''デハ6000形(6400番台)''-'''デハ6450形''' |
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デハ6000形とユニットを組む<ref name="RP578p212"/> [[圧縮機|電動空気圧縮機]]、京王八王子寄り屋根上にパンタグラフを搭載する中間電動車である<ref name="RP578p212"/><ref name="RP578p213"/>。6100番台には初期と最末期の一部を除きパンタグラフは設置されなかった<ref name="RP578p216"/>。百の位はユニットを組むデハ6000形と同一<ref name="RP578p38"/>で、初期の6両編成と5両編成の3両目<ref name="RF137p88"/><ref name="RP734p44"/>、初期の8両編成の4・7両目<ref name="RP422p159"/>、それ以外の京王線用8両編成の3・7両目、乗入対応8両編成の3・5・7両目に組み込まれた<ref name="RP578p38"/>。デハ6051 - デハ6056の6両が抵抗制御で、それ以外の車両が界磁チョッパ制御である<ref name="RP578p233"/>。8両編成の7両目に組み込まれた車両以外には[[電動発電機]]が搭載された<ref name="RP578p213"/>。1972年から1991年にかけて67両が製造された<ref name="RP734p246"/><ref name="RP734p247"/><ref name="RP734p248"/><ref name="RP734p249"/>。乗入対応のため1979年にサハ6557 - サハ6559・サハ6564 - サハ6569が[[電装]]されてデハ6181 - デハ6189に改番されている<ref name="RP578p249"/>。一部車両は編成全体の新宿線乗入対応改造に併せて改番されている<ref name="RP734p248"/><ref name="RP734p249"/>。 |
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デハ6400はサハ6550形を改造したが、下回りは当時の新造車に合わせて界磁チョッパ制御を採用した。またサハ6550形当時に搭載していた補機類は5両編成用に<ref>CPはクハ6700へ。MGはデハ6050に移設し、同車のものをデハ6450に転用。</ref>、台車は改造の上で新造されたクハに転用されている。デハ6450形は運転台側にパンタグラフを搭載した。クハ6800には幌が設置されたが、分割・併合時の作業簡略化のため、後に外された。 |
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=== デハ6400形 === |
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[[1977年]]には6713F+6413Fが製造された。編成は8両編成化後の6701F+6801F - 6706F+6806Fと同じである。1979年度に6707F+6807Fに改番された。 |
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[[File:Keio 6433 Wakabadai.jpg|thumb|220px|デハ6400形]] |
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2両編成で新宿寄りに連結される制御電動車<ref name="RF243Mc"/>で、主制御装置、電動空気圧縮機、京王八王子寄りにパンタグラフを搭載する<ref name="RF243Mc"/>。1981年から[[1989年]]にかけて18両が製造された<ref name="RP578p249"/><ref name="RP578p250"/>。デハ6401 - デハ6406はデハ6000形に属する中間電動車であり、デハ6400形ではない<ref name="RP578p212"/>。 |
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=== デハ6450形 === |
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[[1980年代]]に、分割面に組成されるクハ6750とクハ6800に自動解結装置が設置された。また、当初は朝[[ラッシュ時]]の10連運用に使用されていなかったが、10連運用増加による車両運用の効率化のため、クハ6700にも自動解結装置が設置されている<ref>0番台自体が抵抗制御車と界磁チョッパ車の組成であったことに加え、付属2連を組み合わせることにより制御段数もすべて違ってしまうことから、組成時の前後動を抑えることが難しかったが、連結器の緩衝器を改良することで解決している。</ref>。それと前後してクハ6800に幌が再設置され、平時は後述する10番台と同じ取り扱いになった。 |
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3両編成で京王八王子寄りに連結される制御電動車<ref name="RP578p38"/>で、補助電源装置、パンタグラフを搭載する<ref name="RP578p212"/><ref name="RP578p213"/>。パンタグラフは他車種同様京王八王子寄りに搭載されたため、[[操縦席|運転台]]側にパンタグラフがある<ref name="RP578p212"/>。1976年、[[1977年]]に7両が製造された<ref name="RP422p170"/>。 |
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=== サハ6550形 === |
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1991年に後述する5扉車(20番台)が製造されたことで、3両口の4本が5扉車と8連を組成。5両口の4本は、平日朝ラッシュ時は2本ずつ組んで10両編成に、それ以外は5両単独で区間列車や2両編成と組んで各停に使用された。なお、休日ダイヤの分割特急には5扉車が使用されないことから休日ダイヤの度に組み替えが発生し、そのため3両口と5扉車のペアも決まっていない。 |
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電動空気圧縮機付きの付随車<ref name="RP734p212"/>で、初期の6両編成の5両目と初期の8両編成の2両目、京王線用8両編成の5両目に組み込まれる<ref name="RF137p88"/><ref name="RP734p44"/>。1972年から[[1983年]]にかけて22両が製造された<ref name="RP578p249"/>。1976年に8両編成化のため6両がデハ6000形に、1977年 - [[1978年]]に乗入対応のため6両がデハ6050形に改造されている<ref name="RP578p234"/><ref name="RP578p249"/>。電動車化が想定されていたため、屋根上にパンタグラフ取付用の台、客室床に[[主電動機]]点検[[蓋]]があり、電動車用TS-809系台車を装備している<ref name="RP578p212"/>。 |
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=== クハ6700形 === |
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[[1992年]]のダイヤ改定では、新設された分割急行に使用されることになった。この際、新宿方から5+3だったものが3+5になっている。そのため、中間に入るデハ6450にも自動解結装置が設置された。なお、20番台と組む場合には従来通り新宿方から5+3となることから、0番台の5両編成はクハ6700が、20番台の5両はクハ6750が幌を持つようになった。しかし、8000系の増備で[[1993年]]に分割急行の任から降りた後は、元通り新宿方から5+3の組成に戻っている。 |
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新宿寄り制御車である<ref name="RF137p86"/>。3・5両編成用には電動空気圧縮機が搭載された<ref name="RP578p213"/>。3両編成用は百の位が8<ref name="RP422p149"/>。1972年から1991年にかけて42両が製造された<ref name="RP578p249"/><ref name="RP578p250"/>。一部車両は新宿線乗入対応改造に併せて改番されている<ref name="RP734p248"/><ref name="RP734p249"/>。 |
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=== クハ6750形 === |
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8000系および9000系に代替される形で[[1998年]]から廃車が開始され、[[2004年]]をもってすべて運用から外れた。6707F+6807Fの一部が[[京王6000系電車#事業用車デワ600|デワ600]]に改造された他はすべて解体された。この間、営業車をすべて回生ブレーキ車とすることを目的に6803Fと6806Fで組み替えを行い、以下の変則編成が登場した。 |
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京王八王子寄り制御車である<ref name="RF137p86"/>。2両編成用は百の位が8<ref name="RP422p149"/>。1972年から1991年にかけて53両が製造された<ref name="RP578p249"/><ref name="RP578p250"/>。2両編成用は京王八王子寄りにパンタグラフ1基を搭載している<ref name="RF243p94"/>。一部車両は新宿線乗入対応改造に併せて改番されている<ref name="RP734p248"/><ref name="RP734p249"/>。 |
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:クハ6803-デハ6403-サハ6553-デハ6406-デハ6456 |
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サハ6553はデハ6053を電装解除したものであるが、このサハ6553は2代目であり、初代は隣に連結されていたデハ6403である。デハ6456のパンタは降下措置の後に撤去された。また、この編成が8両を組成する際は下り方に6805Fを連結していた。[[2000年]]10月改定から[[2001年]]3月改定まで北野 - 京王八王子間の短区間各停運用が存在していたが、それにはこの変則5連が多く充当されていた。 |
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
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=== 10番台 === |
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|+6000系形式別製造年次<ref name="RP734p246"/><ref name="RP734p247"/><ref name="RP734p248"/><ref name="RP734p249"/> |
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地上用の8両貫通編成およびそれの増結用2両編成のグループである。 |
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!形式 |
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| style="width:20em;" colspan="4" |'''デハ6000'''|| style="width:15em;" colspan="3" | '''デハ6050''' || style="width:5em;border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="2"|'''デハ6400''' || style="width:5em;border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="2"| '''デハ6450''' || style="width:5em;border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="2"| '''サハ6550''' || style="width:10em;" colspan="2" | '''クハ6700''' || style="width:10em;" colspan="2" | '''クハ6750''' |
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|- |
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!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
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|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''6000''' || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''6100''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''6200''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''6400''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''6050''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''6150''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''6250''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''6700''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''6800''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''6750''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''6850''' |
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|- |
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|'''1972年'''|| '''6001'''<br/>'''∥'''<br/>'''6006''' || '''6101'''<br/>'''∥'''<br/>'''6106''' || || || ||'''6051'''<br/>'''∥'''<br/>'''6056'''|| || || ||'''6551'''<br/>'''∥'''<br/>'''6556''' || '''6701'''<br/>'''∥'''<br/>'''6706'''|| ||'''6751'''<br/>'''∥'''<br/>'''6756'''|| |
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|- |
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|'''1973年'''|| '''6007'''<br/>'''6008'''<br/>'''6009''' || '''6107'''<br/>'''6108'''<br/>'''6109''' || || || ||'''6057'''<br/>'''6058'''<br/>'''6059'''|| || || ||'''6557'''<br/>'''6558'''<br/>'''6559''' || '''6707'''<br/>'''6708'''<br/>'''6709'''|| ||'''6757'''<br/>'''6758'''<br/>'''6759'''|| |
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|- |
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|'''1974年'''|| '''6010'''<br/>'''6011'''<br/>'''6012''' || '''6110'''<br/>'''6111'''<br/>'''6112''' || || || ||'''6060'''<br/>'''6061'''<br/>'''6062'''|| || || ||'''6560'''<br/>'''6561'''<br/>'''6562''' || '''6710'''<br/>'''6711'''<br/>'''6712'''|| ||'''6760'''<br/>'''6761'''<br/>'''6762'''|| |
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|- |
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|'''1975年'''|| || ||'''6207'''<br/>'''∥'''<br/>'''6212'''|| || || ||'''6257'''<br/>'''∥'''<br/>'''6262'''|| || || || || || || |
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|'''1976年'''|| || || || || || || || || '''6451'''<br/>'''∥'''<br/>'''6456'''|| || || '''6801'''<br/>'''∥'''<br/>'''6806'''|| || |
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|- |
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|'''1977年'''|| '''6013'''<br/>'''6014'''<br/>'''6015''' || '''6113'''<br/>'''6114'''<br/>'''6115''' || '''6214'''<br/>'''6215''' ||'''6413'''||'''6063'''<br/>'''6064'''<br/>'''6065'''|| ||'''6264'''<br/>'''6265'''|| ||'''6463'''|| '''6564'''<br/>'''6565'''||'''6713'''<br/>'''6714'''<br/>'''6715'''|| '''6813'''||'''6763'''<br/>'''6764'''<br/>'''6765'''|| |
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|'''1978年'''|| '''6016'''<br/>'''6017'''<br/>'''6018''' || '''6116'''<br/>'''6117'''<br/>'''6118''' || '''6216'''<br/>'''6217'''<br/>'''6218'''|| ||'''6066'''<br/>'''6067'''<br/>'''6068'''||'''6166'''<br/>'''6167'''<br/>'''6168'''||'''6266'''<br/>'''6267'''<br/>'''6268'''|| || ||'''6569'''||'''6716'''<br/>'''∥'''<br/>'''6719'''|| ||'''6766'''<br/>'''∥'''<br/>'''6769'''|| |
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|'''1979年'''|| '''6039'''<br/>'''6040'''<br/>'''6041''' || '''6139'''<br/>'''6140'''<br/>'''6141''' || '''6239'''<br/>'''6240'''<br/>'''6241'''|| ||'''6089'''<br/>'''6090'''<br/>'''6091'''||'''6190'''<br/>'''6191'''||'''6289'''<br/>'''6290'''<br/>'''6291'''|| || || ||'''6740'''<br/>'''6741'''|| ||'''6790'''<br/>'''6791'''|| |
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|'''1980年'''||'''6013''' (II)<br/>'''6014''' (II)<br/>'''6015''' (II)||'''6113''' (II)<br/>'''6114''' (II)<br/>'''6115''' (II)|| '''6213'''<br/>'''6214''' (II)<br/>'''6215''' (II)|| ||'''6063''' (II)<br/>'''6064''' (II)<br/>'''6065''' (II)|| || '''6263'''<br/>'''6264''' (II)<br/>'''6265''' (II)|| || || '''6563'''<br/>'''6564''' (II)<br/>'''6565''' (II)||'''6713''' (II)<br/>'''6714''' (II)<br/>'''6715''' (II)|| ||'''6763''' (II)<br/>'''6764''' (II)<br/>'''6765''' (II)|| |
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|'''1981年'''||'''6016''' (II)<br/>'''6017''' (II)||'''6116''' (II)<br/>'''6117''' (II)|| '''6216''' (II)<br/>'''6217''' (II)|| ||'''6066''' (II)<br/>'''6067''' (II)|| || '''6266''' (II)<br/>'''6267''' (II)|| '''6431'''<br/>'''∥'''<br/>'''6435'''|| || '''6566'''<br/>'''6567'''||'''6716''' (II)<br/>'''6717''' (II)|| ||'''6766''' (II)<br/>'''6767''' (II)|| '''6881'''<br/>'''∥'''<br/>'''6885''' |
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|'''1982年'''|| || || || || | || || || '''6410'''<br/>'''∥'''<br/>'''6412'''|| || || || || || '''6860'''<br/>'''∥'''<br/>'''6862''' |
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|'''1983年'''||'''6018''' (II)<br/>'''6019''' (II)||'''6118''' (II)<br/>'''6119''' (II)|| '''6218''' (II)<br/>'''6219''' (II)|| ||'''6068''' (II)<br/>'''6069''' (II)|| || '''6268''' (II)<br/>'''6269''' (II)|| '''6436'''|| || '''6568'''<br/>'''6569''' (II)||'''6718''' (II)<br/>'''6719''' (II)|| ||'''6768''' (II)<br/>'''6769''' (II)||'''6886''' |
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|'''1984年'''|| || || || || | || || || '''6413''' (II)<br/>'''6414'''<br/>'''∥'''<br/>'''6416'''|| || || || || || '''6863'''<br/>'''∥'''<br/>'''6866''' |
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|'''1985年'''|| || || || || | || || || || || || || || || |
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|'''1986年'''|| || || || || | || || || '''6417'''<br/>'''∥'''<br/>'''6419'''|| || || || || || '''6867'''<br/>'''∥'''<br/>'''6869''' |
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|'''1987年'''|| || || || || | || || || || || || || || || |
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|'''1988年'''||'''6042'''||'''6142'''|| '''6242'''|| ||'''6092'''||'''6192'''||'''6292'''|| || || ||'''6742'''|| ||'''6792'''|| |
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|- |
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|'''1989年'''||'''6043'''||'''6143'''|| '''6243'''|| ||'''6093'''||'''6193'''||'''6293'''||'''6420'''<br/>'''6437'''|| || ||'''6743'''|| ||'''6793'''||'''6870'''<br/>'''6787''' |
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|- |
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|'''1990年'''||'''6044'''||'''6144'''|| '''6244'''|| ||'''6094'''||'''6194'''||'''6294'''|| || || ||'''6744'''|| ||'''6794'''|| |
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|- |
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|'''1991年'''||'''6021'''<br/>'''∥'''<br/>'''6024'''||'''6121'''<br/>'''∥'''<br/>'''6124'''|| || || '''6071'''<br/>'''∥'''<br/>'''6074'''|| || || || || || '''6721'''<br/>'''∥'''<br/>'''6724'''|| || '''6771'''<br/>'''∥'''<br/>'''6774'''|| |
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|} |
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; 注記 |
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: (II) と付記されている車両は同じ番号を付けた2代目の車両であることを指す。以下同じ。 |
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== 歴史 == |
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6710F - 6712Fは0番台と同様に6両編成で製造され、[[1975年]]に中間車を加えて以下の組成で8両編成となった。 |
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6000系の製造ごとの仕様の変化、改造、改番などを[[時系列]]にまとめる。複数の年にまたがった事例でも、同一の[[仕様]]、改造であればひとつの項にまとめた。 |
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:クハ6700形-サハ6550形-'''デハ6000形(6200番台)'''-'''デハ6050形(6250番台)'''-デハ6000形-デハ6050形-デハ6000形(6100番台)-クハ6750形 |
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[[1982年]]に以下の組成となったが、この際にデハ6100とデハ6200との間で番号の振替が行われている。 |
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:クハ6700形-デハ6000形-デハ6050形-デハ6000形(6100番台)-サハ6550形-デハ6000形(6200番台)-デハ6050形(6250番台)-クハ6750形 |
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1977年に製造された初代6714F以降は上記の組成で登場している。 |
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以下、[[京王相模原線]]と[[都営地下鉄新宿線]]の方面表記については、時代に合わせる形で、終着駅を変えている。 |
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なお、10番台が6710Fから始まっているのは通しで番号が付けられていた名残りであり、初代6707F - 6709Fは6731F - 6733Fに改造されている。6713F以降も2代目であり、初代6713Fは前述の通り2代目6707Fに、初代6714F - 6719Fは後述の6734F - 6739Fになっている。 |
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=== 6両編成 === |
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1982年から増結用の2両編成が登場した。8両編成に合わせて末尾10から付番されたが、11本が製造されたため最後の1本はデハ6420-クハ6870となった。 |
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6000系として最初に製造されたグループであり、1972年に製造された6編成36両のグループだけが抵抗制御となった<ref name="飯島1986p24"/>。登場時は前面表示装置付近の塗り分けや、貫通路両脇のえんじ帯の処理が後に見られるものと異なっていた<ref name="RF583p82"/><ref name="RF583p83"/>。先頭部貫通幌を取り付けるための台座もなかったが、すぐに取り付けられている<ref name="RF583p82"/>。全車1972年5月に竣工し、先頭車とサハ6550形が東急製、デハ6053 - デハ6056が日立製、それ以外の中間車が日車製である<ref name="RP278p70"/><ref name="RP278p71"/>。登場時はサハ6556にもパンタグラフが設置されていたが、1か月ほどで撤去されている<ref name="RF583p85"/>。 |
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:デハ6400形-クハ6750形(クハ6850番台) |
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6000系36両の代替として井の頭線から転用されていた[[京王デハ1700形電車|デハ1700形]]デハ1701 - デハ1707・[[京王デハ1710形電車|クハ1710形]]クハ1711・デハ1710形デハ1712 - デハ1715・[[帝都電鉄モハ100形電車|サハ1200形]]サハ1202の13両が廃車された<ref name="RP578p247"/>。 |
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2000年には[[ワンマン運転|ワンマン]]化された[[京王競馬場線|競馬場線]]用として、6416Fと6417Fに対してワンマン対応機器の設置が行われた。 |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
最大で8両編成10本と2両編成11本が存在していたが、9000系による代替や30番台への改造ののち2010年度までに全車廃車された。 |
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|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="6"|{{TrainDirection|[[新宿駅|新宿]]|[[京王八王子駅|京王八王子]]・[[高尾山口駅|高尾山口]]・[[京王よみうりランド駅|京王よみうりランド]]}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP278p70"/><ref name="RP278p71"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''クハ6700'''|| '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''サハ6550''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| T ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
| '''6701'''<br/>'''∥'''<br/>'''6706''' || '''6001'''<br/>'''∥'''<br/>'''6006''' || '''6051'''<br/>'''∥'''<br/>'''6056'''|| '''6101'''<br/>'''∥'''<br/>'''6106''' || '''6551'''<br/>'''∥'''<br/>'''6556'''|| '''6751'''<br/>'''∥'''<br/>'''6756'''||1972年5月 |
|||
|- |
|||
!搭載機器<ref name="RF137p89"/> |
|||
| || CON・PT|| CP<br/>MG 75|| CON・PT|| CP<br/>MG 130|| ||rowspan="3"| |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|自重<ref name="RF137p88"/> |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 27.7 [[トン|t]]||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t ||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|32.8 t ||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 36.5 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|27.7 t |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="RP578p36"/><ref name="RF137p88"/> |
|||
| 156 || 167 || 167 || 167 || 167 || 156 |
|||
|} |
|||
* 凡例 |
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=== 20番台 === |
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** Tc …[[制御車]] |
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[[ファイル:keio6721tamazootrain.JPG|thumb|200px|right|動物園線内のワンマン列車に使用される6722F「TAMA ZOO TRAIN」(2006年3月21日、高幡不動 - 多摩動物公園間)]] |
|||
** M …中間[[動力車|電動車]] |
|||
ラッシュ時の混雑対策として1991年に製造されたもので、本系列の最終増備車となった。[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)[[国鉄205系電車|205系]]の6扉車サハ204形などと同様にドア数を片側4ヶ所から5ヶ所に増やすことで乗降時分の短縮を期待したものである。車体強度の関係で[[戸袋]]窓を廃止した他、車体工法を変更するとともに裾部にステンレスを使用し、車体全体の腐食防止も図られた<ref>ただし、裾部へのステンレスの使用は少なくとも2両編成増備開始の頃から行われている。</ref>。 |
|||
** Mc …制御電動車 |
|||
** T …[[付随車]] |
|||
** CON …[[制御装置|主制御装置]] |
|||
** MG …補助電源装置(電動発電機) |
|||
** BMG …補助電源装置(ブラシレス電動発電機) |
|||
** SIV …補助電源装置(静止型インバータ) |
|||
*** 補助電源装置の右の数字は容量、単位kVA |
|||
** CP …電動空気圧縮機 |
|||
** PT …[[集電装置]](京王八王子寄り)以下同じ。 |
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1973年に入籍した車両から主制御装置が界磁チョッパ制御となった<ref name="RP422p158"/>。先頭車には5個目の冷房装置を搭載できるよう準備が行われ、カバーだけが設置された<ref name="飯島1986p29"/>。中間車の冷房装置能力が34.9 kWから46.5 kWに増強されている<ref name="飯島1986p29"/>。先頭車とデハ6050形が東急製、デハ6010 - デハ6012が日立製、それ以外が日車製である<ref name="RP578p212"/>。6000系で日立製の車両はデハ6053 - デハ6056、デハ6010 - デハ6012の7両のみである<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/>。最初の3編成が1973年12月、残りの3編成が[[1974年]]3月に竣工している<ref name="RP578p248"/><ref name="RP578p249"/>。このときの製造車から先頭車に新宿線用無線アンテナ設置用の台が設けられ、以降乗入対応・非対応、パンタグラフ有無に関わらずすべての先頭車にこの台が設けられた<ref name="RP578p216"/>。 |
|||
明大前と新宿の両駅で混雑の激しい階段付近の中程5両に組成するため、平日は京王八王子方に3両編成を、新宿方に2両編成を増結した10両編成として走行し、朝ラッシュ終了後に2両編成を切り離した8両編成での運用を行った。また、土曜・休日は各編成の新宿方に2両編成を連結した7両で各停運用に入っていた。しかしながら、通常の4扉車と乗車位置が異なるものの5扉車連結列車の駅構内アナウンスがなく、加えて5扉車乗車位置目標がない駅が多かったために到着時に列を並び直さなくてはならず、着席定員も少ないことから乗客には不評であった。このため、2000年に6723Fと6724Fが[[京王重機整備]]で4扉に改造された。この際に両端の扉と一部の窓はそのまま使用したため客室窓の大きさが不揃いで、強度的な問題や改造の手間の面から5扉時代同様に戸袋窓がないままの特異な外観になった。[[2006年]]6月にクハ6724とクハ6773の間に[[幌|貫通幌]]を設置して実質10両固定扱いとなっていたが、2009年9月に廃車となった<ref name="rf200911">鉄道ファン誌2009年11月号より。</ref>。 |
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[[ファイル:Model 6020 of Keio Electric Railway.JPG|thumb|250px|right|かつて相模原線運用で使われていた6000系5扉車(5扉存置車)(2005年4月6日、京王多摩センター駅)]] |
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一方、5扉で残った5両編成2本(6721F・6722F)は、2000年8月に6722Fのデハ6122を6721Fに組み込み、それぞれ6両編成(6721F)と4両編成(6722F)に組み替えられた。しかし、[[2001年]]12月から新宿駅の降車ホームに4扉用の柵が設置されて同駅に入線することが不可能となったため<ref>ダイヤ乱れなどで新宿駅に入線する場合は、柵のない1番線に到着して客扱いをすることとなった。また、臨時列車で6722Fが2番線に入線した際は手動でドア扱いを行った。</ref>、6721Fは相模原線内の区間各停に、6722Fはワンマン設備を設置して[[京王動物園線|動物園線]]専属になり、車体に動物のラッピングが施されている。なお、検査入場時には7000系4両編成(7201Fか7202F)が使われる。6721Fは2006年9月改定で相模原線の各停が8連化されたため運用から外れ、[[2007年]]6月に廃車となった。運用期間は17年と本系列の中で最も短かった。 |
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この36両の入線に先立つ1973年10月に[[帝都電鉄モハ100形電車|クハ1200形]]クハ1203・[[帝都電鉄モハ100形電車|デハ1400形]]デハ1401・デハ1403・[[京王1800系電車|デハ1800形]]デハ1801の4両<ref name="RP578p247"/>が、次いで1974年2月にクハ1200形クハ1204・デハ1400形デハ1402・デハ1800形デハ1802・デハ1803の4両が廃車され、井の頭線からの転用車が一掃された<ref name="RP578p247"/>。 |
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6722Fは、[[2008年]][[5月5日]]に臨時列車「[[多摩動物公園]]開園50周年号」として本編成に2両編成の6412Fと6417Fを連結した8両編成で新宿 - 多摩動物公園間を運転した。先頭車の前面中央下部には「こども絵画京王線ヘッドマークコンテスト」で選ばれた優秀作品が描かれた[[方向幕#ヘッドマーク|ヘッドマーク]]を装着していた。ラッピングを施したままでの動物園線以外の路線での旅客営業運転は初めてである。また、この編成は2011年3月まで運用され、6000系最後の営業運転を行って廃車された<ref name="2011動向"/>。 |
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
;車内の様子 |
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|- |
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<gallery> |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
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ファイル:Inside of Keio 6020.jpg|車内 |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="6"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子・高尾山口・[[多摩センター駅|京王多摩センター]]}} |
|||
ファイル:Seat of Keio 6020.jpg|座席(4人掛け) |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP578p248"/><ref name="RP578p249"/> |
|||
</gallery> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''クハ6700'''|| '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''サハ6550''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| T ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6707'''<br/>'''6708'''<br/>'''6709'''<br/>'''6710'''<br/>'''6711'''<br/>'''6712'''||'''6007'''<br/>'''6008'''<br/>'''6009'''<br/>'''6010'''<br/>'''6011'''<br/>'''6012'''||'''6057'''<br/>'''6058'''<br/>'''6059'''<br/>'''6060'''<br/>'''6061'''<br/>'''6062'''||'''6107'''<br/>'''6108'''<br/>'''6109'''<br/>'''6110'''<br/>'''6111'''<br/>'''6112'''||'''6557'''<br/>'''6558'''<br/>'''6559'''<br/>'''6560'''<br/>'''6561'''<br/>'''6562'''||'''6757'''<br/>'''6758'''<br/>'''6759'''<br/>'''6760'''<br/>'''6761'''<br/>'''6762'''||1973年12月<br/>1973年12月<br/>1973年12月<br/>1974年3月<br/>1974年3月<br/>1974年3月 |
|||
|- |
|||
!搭載機器<ref name="RP578p214"/> |
|||
| || CON・PT|| CP<br/>MG 130|| CON・PT|| CP<br/>MG 130|| ||rowspan="3"| |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|自重<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 27.7 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t ||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|32.8 t ||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 36.5 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|27.7 t |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
| 150 || 170 || 170 || 170 || 170 || 150 |
|||
|} |
|||
=== |
=== 6両編成の8両編成化 === |
||
界磁チョッパ制御の6両6編成を8両編成化するために中間電動車12両が日車で製造された<ref name="RP422p159"/>。新造された車両には6200番台の番号が付与されている<ref name="RP578p249"/>。当時は[[日本の鉄道車両検査|検車]]設備が6両編成までしか対応できなかったため、2両と6両に容易に分割できるよう、5両目に組み込まれていたサハ6550形を2両目に移動し、新造した車両が3両目と4両目に組み込まれた<ref name="RP422p159"/><ref name="RF452p77"/>。6100番台のデハ6000形と6000番台の電動車ユニットの位置が併せて入れ替えられている<ref name="RF452p77"/>。3両目から7両目まで連続してパンタグラフが設置された<ref name="村松2012p97"/>。新造車は1975年1月に落成し、高幡不動に搬入されていたが、一部駅でホーム延伸が間に合わなったため、1975年10月ごろまで冷房装置を取り付けない状態で高幡不動に留置された<ref name="RP893p187"/>。[[つつじヶ丘駅]]のホーム延伸は8両編成運転に間に合わず、ラッシュに通勤急行などで6000系8両編成が運用される際は一部車両のドアを閉め切る措置が取られた<ref name="RP734p115"/><ref name="RP893p187"/>。 |
|||
[[ファイル:Keio6000 6030.jpg|thumb|200px|right|6000系30番台。都営新宿線直通に対応している(2006年5月6日、下高井戸駅)]] |
|||
都営新宿線乗り入れ用に[[自動列車制御装置|ATC]]や[[列車無線|無線装置]]を搭載したグループである。地上用と同様に基本は8両編成だが、乗り入れ協定に適合する性能を発揮するため、[[MT比]]は地上用編成の5M3Tより電動車比率の高い6M2Tとなっている。10両編成時は2両編成の増結車を[[増解結|連結]]して7M3Tで運行するが、必ず[[橋本駅 (神奈川県)|橋本]]方に2両編成を連結する。これは2両編成の本八幡方先頭車が制御電動車であるため、主制御器・[[抵抗器|主抵抗器]]・電動空気圧縮機などの床下[[機器]]占有面積が大きく、スペースに余裕のある橋本方[[制御車]]にのみATC車上装置を搭載したからである。 |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
本番台には、地上用から改造されたグループと新製時から乗り入れ機器を搭載したグループがある。 |
|||
|- |
|||
* 6731F - 6733F:初代6707F - 6709Fから改造。6710F - 6712F同様、当初は6両編成で製造され、後に中間車を組み込んで8両編成となった。乗り入れ改造時にデハ6100とデハ6200との間で番号の振替が行われている。 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
* 6734F・6735F:初代6714F・6715Fから改造。当初から8両編成で登場している。 |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="8"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子・高尾山口・京王多摩センター}} |
|||
* 6736F - 6738F:初代6716F - 6718Fから改造。改造を見越して、当初から6M2Tで製造された。 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期 |
|||
* 6739F:上記8本の乗り入れ改造の際、電動車に比較して制御車および付随車は改造に時間がかかるが、その期間に遊休となる電動車と組成するために製造されたクハ6719・6769、サハ6569(いずれも初代)と新造の電動車とで組成したもの。 |
|||
|- |
|||
* 6740F - 6744F:新製時から30番台として登場。6742F以降は7000系製造後に登場しているため、CPなどが従来車と異なる。 |
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!形式 |
|||
* 6746F・6748F・6749F:6731F - 6733Fを置き換えるために、9000系投入で捻出した6716F・6718F・6719Fを乗り入れ改造したもの。9000系登場時、[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]装置が都営新宿線のATCなどに悪影響をおよぼすためにとられた措置である。 |
|||
| '''(クハ6700)''' || '''(サハ6550)''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''(デハ6000)''' || '''(デハ6000)''' || '''(デハ6050)''' || '''(クハ6750)''' |
|||
* 6431F - 6437F:新製時から30番台として登場した増結用の2両編成。このうち、6436Fと6437Fは地上用としても使用可能である。 |
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|- |
|||
* 6438F - 6440F:乗り入れ運用の拡大および8000系投入による本系列の地上用10連運用の減少により、6420F・6419F・6418Fを改造したもの。 |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| T ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
| '''6707'''<br/>'''∥'''<br/>'''6712'''|| '''6557'''<br/>'''∥'''<br/>'''6562'''||'''6207'''<br/>'''∥'''<br/>'''6212'''||'''6257'''<br/>'''∥'''<br/>'''6262'''|| '''6107'''<br/>'''∥'''<br/>'''6112''' ||'''6007'''<br/>'''∥'''<br/>'''6012'''||'''6057'''<br/>'''∥'''<br/>'''6062'''||'''6757'''<br/>'''∥'''<br/>'''6762'''||1975年2月 |
|||
|- |
|||
!搭載機器<ref name="RP578p38"/> |
|||
| ||CP<br/>MG 130||CON・PT|| CP・PT<br/>MG 130||CON・PT|| CP・PT<br/>MG 130|| CON・PT|| ||rowspan="2"| |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="RP578p36"/> |
|||
| 150 || 170 || 170 || 170 || 170 || 170 || 170 || 150 |
|||
|} |
|||
; 注記 |
|||
: 形式に括弧がない車両が今回の製造車。以下同じ。 |
|||
8両編成化された6000系は平日の特急にも運用された<ref name="RP422p159"/>が、分割・併合が行われるオフシーズン休日{{refnest|group="注"|京王では4月・5月・10月・11月をオンシーズン、それ以外をオフシーズンとし、休日日中のダイヤが異なっていた<ref name="RP422p30"/>。2006年9月1日のダイヤ改正でオンシーズンとオフシーズンのダイヤが一本化され、特急の分割併合運転も廃止された<ref name="RP783p83"/>。}}の特急には依然5000系が運用されていた<ref name="RF452p78"/>。これを6000系で置き換えることを目的に、6両編成で残っていた抵抗制御車に1976年5月に東急で新造された先頭車2両を組み込んで5両編成・3両編成各6編成が組成された<ref name="RP422p159"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/>。登場直後は新宿寄りに3両編成、京王八王子寄りに5両編成を連結していたが、1977年に特急に運用される直前に逆に組み替えられた<ref name="RP893p188"/>。 |
|||
9000系新造車へのATC供出および2006年9月からの乗り入れ運用終日10両化のため、一部の8両編成で橋本方先頭車(クハ6750形)のATCと車上[[列車無線|無線]][[アンテナ]]の撤去および速度計の取り外しが実施された。これらの編成は8両編成単独で運用することが不可能となったため、橋本方先頭車にATCを搭載する2両編成を組み合わせて事実上10両固定編成化されている。 |
|||
組み込みにあたってはサハ6550形が6両編成から抜かれ、電装の上デハ6000形に改番、新造されたデハ6450形とユニットを組み、新造されたクハ6700形(6800番台)と併せて3両編成を組んだ<ref name="RF452p78"/>。サハ6550形の台車は新造されたクハ6700形(6800番台)に改造の上流用(TS-809改台車)、サハ6550形の電動空気圧縮機は新たに5両編成となった既存編成の新宿寄り先頭車クハ6700形に移設、サハ6550形の75 kVA電動発電機はデハ6450形に移設され、5両編成のデハ6050形には新製された130 kVAの電動発電機が搭載された<ref name="RF452p78"/>。5両編成のクハ6750形には井の頭線から転用された7 kVAの電動発電機が搭載された<ref name="RF452p78"/>。サハ6550形の電装工事は[[京王重機整備]]北野工場に車両を陸送して実施された<ref name="RP678p45"/>。デハ6450形の冷房装置は集中式とされ、ユニットを組むサハ6550形改造のデハ6000形に併せ、容量は34.9 kWとなった<ref name="飯島1986p29"/>。 |
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ATC撤去時期と対象編成は下記の通りで、カッコ内が撤去車両である。 |
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[[ファイル:Keio6435F.JPG|thumb|120px|right|半固定状態になっている6735F+6435F(2006年9月3日、東大島 - 大島間)]] |
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* 2005年10月 |
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** 6734F(クハ6784)→6434Fと10両固定扱いに |
|||
** 6735F(クハ6785)→6435Fと10両固定扱いに |
|||
* 2006年9月 |
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** 6743F(クハ6793)→6433Fと10両固定扱いに |
|||
** 6744F(クハ6794)→6436Fと10両固定扱いに |
|||
** 6748F(クハ6798)→6439Fと10両固定扱いに |
|||
** 6749F(クハ6799)→6437Fと10両固定扱いに |
|||
* 2007年6月 |
|||
** 6740F(クハ6790)→6432Fと10両固定扱いに |
|||
** 6741F(クハ6791)→6440Fと10両固定扱いに |
|||
** 6742F(クハ6792)→6438Fと10両固定扱いに |
|||
分割運転時の誤乗防止のため、3両編成の[[つり革|つり手]]は緑色、5両編成は白とされた<ref name="RF452p71"/>。5両編成は平日日中にグリーン車{{refnest|group="注"|車体がグリーンに塗装されていた京王線旧型車両の総称。対応して5000系と6000系はアイボリー車と呼ばれていた<ref name="RP278p62"/>。}}とともに [[各駅停車]]にも運用された<ref name="飯島1986p37"/>。 |
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最大で8両編成14本と2両編成10本が存在していたが、9000系による代替が進み、2009年6月に区分消滅となった。 |
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6000系には先頭部助手席側窓下と側面窓上にナンバープレートが設けられており、1974年以前の製造車の前面はアイボリー地に黒文字、側面は紺地にステンレス文字だったが、1976年製造車から側面はアイボリー地にステンレス文字になった<ref name="RF452p78"/>。このとき投入された車両の代替として1977年3月に[[京王2600系電車|2600系]]3両2編成が廃車された<ref name="RP578p247"/>。 |
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== 運用 == |
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=== 京王線内 === |
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7000系が専ら各停に運用されたこともあり、8000系が登場するまで京王線新宿発の京王八王子・高尾山口系統の[[京王線#特急|特急]]や[[京王線#急行|急行]]は本系列が主体となっていた。しかし、8000系の増備により本線の優等運用からほぼ退いた後も、[[京王相模原線|相模原線]][[京王相模原線#特急|特急]](通称'''橋本特急''')には主に本系列と8000系8両編成(20番台)が充当されていた。 |
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<div style="float: left;"> |
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2001年3月のダイヤ改定では京王の車両運用方針が変わり、本系列または本系列と9000系併結の2+8連も本線・[[京王高尾線|高尾線]]系統の特急や準特急の運用に充当されるようになった。また、まれに30番台車が本線系統の優等運用に入ることもあった。 |
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<div style="float: left; vertical-align: top; margin-right: 1em;"> |
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[[ファイル:keio6723+6724.JPG|thumb|200px|right|6723F+6724Fは土曜・休日には主に準特急に使用された。写真のように特急運用に入ることはほとんどない(2006年3月21日、高幡不動 - 南平間)。]] |
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
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|+5両編成 |
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|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="5"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子・高尾山口・京王多摩センター}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP578p234"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
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| '''(クハ6700)'''|| '''(デハ6000)''' || '''(デハ6050)''' || '''(デハ6000)''' || '''(クハ6750)''' |
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|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6701'''<br/>'''∥'''<br/>'''6706'''||'''6001'''<br/>'''∥'''<br/>'''6006'''||'''6051'''<br/>'''∥'''<br/>'''6056'''||'''6101'''<br/>'''∥'''<br/>'''6106'''||'''6751'''<br/>'''∥'''<br/>'''6756'''||1976年11月<br/>又は<br/>1976年12月 |
|||
|- |
|||
!搭載機器<ref name="RP578p38"/> |
|||
|CP|| CON・PT|| CP<br/>MG 130|| CON・PT|| <br/>MG 7||rowspan="3"| |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|自重<ref name="RP578p36"/> |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 29 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t ||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t ||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|28.6 t |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="RP578p36"/> |
|||
| 150 || 170 || 170 || 170 || 150 |
|||
|} |
|||
</div><div style="float: left; vertical-align: top;"> |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|+3両編成 |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="3"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期 |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
|'''クハ6700'''||'''デハ6000'''||'''デハ6450''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Mc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6801'''<br/><br/>'''6802'''<br/><br/>'''6803'''<br/><br/>'''6804'''<br/><br/>'''6805'''<br/><br/>'''6806'''<br/> ||'''6401'''<br/><small>'''(6551)'''</small><br/>'''6402'''<br/><small>'''(6552)'''</small><br/>'''6403'''<br/><small>'''(6553)'''</small><br/>'''6404'''<br/><small>'''(6554)'''</small><br/>'''6405'''<br/><small>'''(6555)'''</small><br/>'''6406'''<br/><small>'''(6556)'''</small>|| '''6451'''<br/><br/>'''6452'''<br/><br/>'''6453'''<br/><br/>'''6454'''<br/><br/>'''6455'''<br/><br/>'''6456'''<br/> ||1976年12月<br/><br/>1976年11月<br/><br/>1976年11月<br/><br/>1976年12月<br/><br/>1976年12月<br/><br/>1976年12月<br/><br/> |
|||
|- |
|||
!搭載機器<ref name="RP578p36"/><ref name="RP578p38"/> |
|||
|CP||CON・PT||PT<br/>MG 75||rowspan="3"| |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|自重<ref name="RP578p36"/> |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 29.2 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t ||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 38.8 t |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="RP578p36"/> |
|||
| 150 || 170 || 150 |
|||
|} |
|||
</div></div> |
|||
1992年ダイヤ改定の特急10両化までは0番台の5+3両編成が[[高幡不動駅|高幡不動]]での分割を行う京王八王子・高尾山口行の特急運用に、同年からの数年間は10番台の2両編成を加えた2+3+5の10両編成で高幡不動にて分割を行う高尾山口・多摩動物公園行の急行運用にも充当されていたが、8000系の増備進行に合わせて順次その運用を譲り、本系列での運用は消滅した<ref>分割急行は2001年3月改定で、分割特急は2006年9月改定で消滅している。</ref>。 |
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; 注記 |
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5→4扉改造車の6723Fと6724Fは、[[2004年]]7月まで6724Fは6807Fと組んで8連の運用に、6723Fは6707Fと組んで10連の運用に入っていたが、6807Fと6707Fが運用離脱したのに伴い新宿方から6723F+6724Fの10両となった。充当列車はほぼ固定されていた。 |
|||
: 括弧内は旧番号。以下同じ。 |
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* 2004年7月以降:土曜・休日は編成を分割し、新宿方に2両編成を連結した7両編成で各停。平日はラッシュ時の各停 |
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* 2005年3月改定:土曜・休日は主に準特急。平日はラッシュ時の各停 |
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* 2006年9月改定:平日、土曜・休日とも朝間時の優等運用 |
|||
なお、ごく稀に日中の優等運用に入ることもあった。 |
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デハ6450形と電装されたデハ6000形は回生ブレーキ付き界磁チョッパ制御となり、発電ブレーキ付き抵抗制御車の5両編成と併結運転されるため、回生ブレーキ車と発電ブレーキ車の併結試運転が1976年5月15日に下記の編成で事前に行われている<ref name="RP578p213"/>。 |
|||
2010年3月に相模原線が[[自動列車制御装置|ATC]]化されたが、本系列には自社線用のATCが取り付けられていないため、同線での営業運転がなくなった。 |
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
=== 都営新宿線への乗り入れ === |
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|- |
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前述の通り、都営新宿線への乗り入れは30番台車に限られていた。2006年9月のダイヤ改定まで10両編成での運転は朝夕のラッシュ時に限定されていたが、同改定以後はほぼ終日にわたって運転されるようになったため、増結車を連結した状態での運用が大半を占めるようになった。なお、2007年9月以降、京王車による乗り入れ運用はすべて10両編成に統一されている。 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="11"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子・高尾山口・京王多摩センター}} |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|車両番号<ref name="RP578p213"/> |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''クハ6706''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''デハ6006''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''デハ6056'''||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''デハ6106''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''サハ6556''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''デハ6012''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''デハ6062''' ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| '''クハ6762''' |
|||
|- |
|||
!備考<ref name="RP578p213"/> |
|||
| ||発電制動||発電制動|| || ||回生制動||回生制動|| |
|||
|} |
|||
=== 1977年製造車 === |
|||
乗り入れ開始当初の区間は岩本町 - 京王多摩センター間であったが、都営新宿線および相模原線の延伸開業に合わせて運転区間も拡大され、土曜・休日には都営新宿線から直通の動物園線多摩動物公園行急行などで調布以西にも入線した。 |
|||
1977年には5両+3両の8両編成1本と8両編成2本が製造された<ref name="RF452p73"/>。このときから先頭車の冷房装置が集中式に<ref name="RP422p159"/>、補助電源装置が[[無整流子電動機|ブラシレス]]MGに変更された<ref name="RP578p214"/>。8両編成は6707編成 - 6712編成とは編成構成が変更され、サハ6550形は5両目となり<ref name="RP422p159"/>、後の京王線車両と同様電動車ユニットの車両番号の百の位は新宿寄りから順に0・1・2となっている<ref name="RP422p159"/>。先頭車は東急製、中間車は日車製である<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/>。代替として1977年12月に2600系3両3編成、[[京王2700系電車|2700系]]2両1編成とデハ2701の計12両が廃車され、2600系が消滅した<ref name="RP578p247"/>。 |
|||
<div style="float: left;"> |
|||
<div style="float: left; vertical-align: top; margin-right: 1em;"> |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|+5両編成 |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="5"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子・高尾山口・京王多摩センター}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''クハ6700'''|| '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6713'''||'''6013'''|| '''6063'''||'''6113'''||'''6763'''||1977年11月 |
|||
|- |
|||
!搭載機器<ref name="RP422p149"/><ref name="RP734p216"/> |
|||
|CP|| CON・PT|| CP<br/>BMG 130|| CON・PT||<br/>BMG 130||rowspan="3"| |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|自重<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 29.5 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t ||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t ||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|31.7 t |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
| 150 || 170 || 170 || 170 || 150 |
|||
|} |
|||
</div><div style="float: left; vertical-align: top;"> |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|+3両編成 |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="3"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
|'''クハ6700'''||'''デハ6000'''||'''デハ6450''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Mc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6813'''||'''6413'''||'''6463'''||1977年11月 |
|||
|- |
|||
!搭載機器<ref name="RP422p149"/> |
|||
|CP||CON・PT||PT<br/>BMG 130||rowspan="3"| |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|自重<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 29.2 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t ||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 38.8 t |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="RP578p36"/> |
|||
| 150 || 170 || 150 |
|||
|} |
|||
</div></div> |
|||
運用の関係で本系列が京王新線・都営新宿線のみを往復する運用もあったが、2006年9月改定で廃止された<ref>国領駅付近で発見された不発弾処理に伴う京王線つつじヶ丘 - 調布間の部分運休時(2008年5月)など特殊な場合を除く。</ref><ref>都営線内発新線新宿行きについては、行先幕は直通運用の際に使われる緑幕の「各停 新線新宿」ではなく、線内運用と同じ白幕の「各停 新宿」と表示されていた。</ref>。 |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|+8両編成 |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="8"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子・高尾山口・京王多摩センター}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''クハ6700''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''サハ6550''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| T ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6714'''<br/>'''6715'''||'''6014'''<br/>'''6015'''||'''6064'''<br/>'''6065'''||'''6114'''<br/>'''6115'''|| '''6564'''<br/>'''6565''' ||'''6214'''<br/>'''6215'''||'''6264'''<br/>'''6265'''||'''6764'''<br/>'''6765'''||1977年11月<br/>1977年11月 |
|||
|- |
|||
!搭載機器<ref name="RP422p149"/> |
|||
| ||CON・PT||CP・PT<br/>BMG 130||CON・PT||CP<br/>BMG 130||CON・PT||CP・PT<br/>BMG 130|| ||rowspan="3"| |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|自重<ref name="RP578p36"/> |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|27.7 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|32.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|27.7 t |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
| 150 || 170 || 170 || 170 || 170 || 170 || 170 || 150 |
|||
|} |
|||
=== 新宿線乗入準備の8両編成 === |
|||
== 修繕工事 == |
|||
1980年3月の都営新宿線乗入開始に備え、乗入対応として電動車を1両増やして6両とした8両3編成が1978年8月から9月にかけて製造された<ref name="RP422p159"/><ref name="RF452p74"/><ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/>。5両目に組み込まれたデハ6050形(6100番台)のパンタグラフは登場まもなく降下され、後に撤去された<ref name="RP578p216"/>。 |
|||
本系列は[[1986年]]以降、車両寿命の延長のための修繕工事が施工されている。これは車内と車外に分けて施工しており、車内のみや車外のみ施工された編成も存在している。主な内容は以下の通り。 |
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=== 車外 === |
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* 車体外板の補修 |
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* 屋根の修繕(塗り屋根化) |
|||
* 雨樋の補修 |
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=== 車内 === |
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* 化粧板の交換<ref>8000系登場以降の施工車は同系と同様の[[大理石]]模様である。</ref>。 |
|||
* 床材を石目柄のものに張り替え(6723F・6724Fのみ) |
|||
* つり革を三角形に(6742F・6416F・6437F - 6440F) |
|||
同時期に6707編成 - 6709編成・6714編成・6715編成の乗入対応改造が行われたが、乗入改造はサハ6550形を電装してデハ6050形とすること、両先頭車にATCを搭載することが中心で、この改造の間遊休化する編成中のその他車両を有効活用するため、クハ6719・クハ6769・サハ6569の3両も今回の新造車と同時に製造され、対象各編成の改造期間中、中間車を順次組み込んで運用された<ref name="RF452p74"/>。デハ6217・デハ6218と先頭車全車が東急製、それ以外の車両が日車製である<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/>。 |
|||
==編成== |
|||
<!--ここは記録として残す部分です。編集せず、廃車が出た際は下記の在籍編成数を編集--> |
|||
本系列は様々な運用に対応するため、2・3・5・6・8両の編成を新製した。後の組み換えで4両編成も登場している。以下、2006年末時点の構成を記す。 |
|||
===2両編成=== |
|||
<!--ここは記録として残す部分です。編集せず、廃車が出た際は下記の在籍編成数を編集。ノートも参照すること--> |
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[[ファイル:Keio6000 6416f-keiba.jpg|thumb|200px|競馬場線の6000系ワンマン仕様車(2007年4月18日、東府中駅)]] |
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* 地上専用8本・乗り入れ対応用10本 - 4扉車 |
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* 6416F・6417Fの2本が[[京王競馬場線|競馬場線]]ワンマン対応。 |
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* 6436F - 6440Fの5本が地上用の予備を兼ねた乗り入れ対応編成。 |
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* 京王八王子方から9・10号車。30番台同士の8+2組成は京王八王子・橋本方に、それ以外は新宿方に連結される。 |
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** 乗り入れ対応編成のデハには幌が装備されており、30番台と8+2で使用する場合は幌で貫通するが、非乗り入れ車および9000系8両と連結する場合は連結位置の関係から幌を使用しない。 |
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* パンタ離線防止のため、京王八王子・橋本方のクハ6750形(6850番台)にもパンタを搭載する。そのため、競馬場線ワンマン列車と橋本方に連結される30番台は前パンタ編成となる。 |
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* 回生制動は40km/hで失効するが、これは主電動機の接続(電動機4台永久直列接続)の関係で通常の2両ユニットの電動車では高速域から低速域に切り替える際に使用する直列接続(電動機4台直列1群を2群直列)が使用できないからである。なお、これは5両編成・8両編成(地上専用車)のデハ6000形(6100番台)でも対となるM2車が存在しないため、この特性が生じる。 |
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* [[女性専用車両|女性専用車]]のステッカーが地上専用の10号車、乗り入れ対応車の9号車に貼付されている。 |
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** 10号車貼付のものは京王線向け、9号車貼付のものは新宿線向けのものである。区間については[[女性専用車両#導入鉄道路線|女性専用車]]、フォーマットの違いについては[[都営地下鉄新宿線|新宿線]]の項目を参照。 |
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** 6436F - 6440Fは地上(本線新宿方面)・地下鉄の両方に運用される可能性があるため、地上で運用される際には別途ステッカーを貼付していた。 |
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* 弱冷房車は設定されていない。 |
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* [[排障器|スカート]]は通常前面に出る車両にのみ装着されるため、地上用は新宿方のデハ、乗り入れ対応車は八王子方のクハに装着されるのが基本だが、地上兼用編成は両先頭車にスカートが装着されている。 |
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1978年10月に[[京王新線]]が開業したが、乗入相手である新宿線開業までの1年半、相模原線からの通勤快速・快速に加え、[[笹塚駅|笹塚]] - 新線新宿間の折り返し運転が行われた<ref name="RP358p56"/>。 |
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=== 4両編成 === |
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
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<!--ここは記録として残す部分です。編集せず、廃車が出た際は下記の在籍編成数を編集。ノートも参照すること--> |
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|- |
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* 1本 - 5扉車 |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
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* ワンマン対応となっており、運転台に対応装置が設置されている。 |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="8"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子・高尾山口・京王多摩センター}} |
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* 車体に[[動物]]の[[ラッピング車両|ラッピング]]が施されていることから、[[京王動物園線|動物園線]]専用となっている。 |
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|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
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** クハ6772に[[車椅子スペース]]がある(2005年10月設置)。ただし、座席の撤去などは行われず、乗務員室仕切り扉への手摺りの設置のみである。 |
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|- |
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** 女性専用車のステッカーは貼付されていない。 |
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!形式 |
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** [[液晶ディスプレイ]] (LCD) による旅客案内表示器取り付け準備工事が施工されたが、現時点で設置されていない<ref>7000系の一部編成にも更新工事で施工されたが、こちらは設置された。</ref>。 |
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| '''クハ6700''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
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|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
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|'''6716'''<br/>'''6717'''<br/>'''6718'''||'''6016'''<br/>'''6017'''<br/>'''6018'''||'''6066'''<br/>'''6067'''<br/>'''6068'''||'''6116'''<br/>'''6117'''<br/>'''6118'''|| '''6166'''<br/>'''6167'''<br/>'''6168''' ||'''6216'''<br/>'''6217'''<br/>'''6218'''||'''6266'''<br/>'''6267'''<br/>'''6268'''||'''6766'''<br/>'''6767'''<br/>'''6768'''||1978年8月<br/>1978年9月<br/>1978年9月 |
|||
|- |
|||
!搭載機器<ref name="RP422p149"/> |
|||
| ||CON・PT||CP・PT<br/>BMG 130||CON・PT||CP・PT<br/>BMG 130||CON・PT||CP・PT<br/>BMG 130|| ||rowspan="2"| |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
| 150 || 170 || 170 || 170 || 170 || 170 || 170 || 150 |
|||
|} |
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
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=== 5両編成 === |
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|- |
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<!--ここは記録として残す部分です。編集せず、廃車が出た際は下記の在籍編成数を編集。ノートも参照すること--> |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
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* 2本 - 4扉車(元5扉車) |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="8"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子・高尾山口・京王多摩センター}} |
|||
* 常に2本連結して運用されている(クハ6773とクハ6724は幌を使用)。 |
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|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP578p249"/> |
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* 京王八王子方から1号車・2号車…の順で、新宿方先頭車が10号車。 |
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|- |
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** 弱冷房車は6724Fの3号車(デハ6074)。 |
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!形式 |
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** 女性専用車のステッカーが6723Fの10号車(クハ6723)に貼付されている。 |
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| '''クハ6700''' || '''(デハ6000)''' || '''(デハ6050)''' || '''(デハ6000)''' || '''サハ6550''' || '''(デハ6000)''' || '''(デハ6050)''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6719'''|| || || ||'''6569''' || || ||'''6769'''||1978年11月 |
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|- |
|||
!搭載機器<ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
| || || || ||CP<br/>BMG 130|| || || ||rowspan="2"| |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
| 150 || || || || 170 || || || 150 |
|||
|} |
|||
=== |
=== 新宿線乗入対応工事 === |
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[[File:Model 6030 of Keio Corporation.JPG|thumb|220px|新宿線乗入運用に入る6734編成]] |
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<!--ここは記録として残す部分です。編集せず、廃車が出た際は下記の在籍編成数を編集。ノートも参照すること--> |
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1979年7月から11月にかけて6707編成 - 6709編成・6714編成 - 6718編成に新宿線乗入対応工事が施行され、30番台に改番された<ref name="RP422p159"/><ref name="RP422p160"/>。6707編成 - 6709編成は編成内の車両順位が6714編成以降と同一に変更され、6100番台と6200番台のデハ6000形の番号が入れ替えられている<ref name="RP578p234"/>。6707編成 - 6709編成・6714編成・6715編成には先頭車への新宿線用[[自動列車制御装置]] (ATC) と新宿線用[[列車無線]]装置搭載、屋根上への[[列車無線アンテナ]]設置、とサハ6550形の電装が、6716編成 - 6718編成は先頭車へのATC・新宿線用列車無線搭載が行われた<ref name="RF452p78"/><ref name="RP578p188"/>。ATCは先頭車の床下に搭載された<ref name="RP422p85"/>。サハ6550形改造のデハ6050形にはパンタグラフが設置されなかった<ref name="RP422p159"/>。新宿線内では運転台に新宿線用の[[鍵|マスコンキー]]を挿入することで[[起動加速度]]が京王線内の2.5 km/h/sから3.3 km/h/sに切り換わる<ref name="RP578p235"/>。 |
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* 1本 - 5扉車 |
|||
* 橋本方から1号車・2号車…の順で新宿方先頭車が6号車<ref>組成変更当初は橋本方から4号車・5号車…の順で調布方先頭車が8号車(一部号車番号重複)という編成であったが、2003年5月にデハ6122をデハ6171に改造したのに合わせて、橋本方から1号車・2号車…の順で調布方先頭車が6号車となった。</ref>。 |
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** 弱冷房車は3号車(デハ6121)。 |
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1980年3月から都営新宿線への乗入が始まった<ref name="RP422p30"/>が、[[岩本町駅|岩本町]]より東は6両編成までしか対応していなかったため当初京王車の乗入は岩本町までとなり<ref name="RP422p39"/><ref name="RP578p26"/>、後に[[大島駅 (東京都)|大島]]まで、[[本八幡駅|本八幡]]までにホーム延伸、新宿線延伸に併せて乗入区間が拡大された<ref name="RP578p26"/>。 |
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=== 8両編成 === |
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<!--ここは記録として残す部分です。編集せず、廃車が出た際は下記の在籍編成数を編集。ノートも参照すること--> |
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* 地上専用4本・乗り入れ対応用14本 - 4扉車 |
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* 京王八王子方から1号車・2号車…の順で一番新宿方が8号車。 |
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** 弱冷房車は3号車にあるが、10両固定扱いになった編成は1号車(橋本方の2両編成から数えて3両目)に変更されている。 |
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** 女性専用車のステッカーが乗り入れ対応編成の8号車に貼付されている。 |
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
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== 廃車 == |
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|- |
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[[ファイル:KEIO-DASSEN-6721F.JPG|thumb|right|250px|脱線復旧実験に使われた6000系6721Fの新宿寄り先頭車クハ6721(2007年8月9日、南大沢駅付近)]] |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
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本系列は、[[1998年]](平成10年)から8000系および9000系に置き換わって廃車が進んだ。2010年(平成22年)度までに京王線の全車両の[[バリアフリー]]化と[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]化、および[[自動列車制御装置|ATC]]化の計画があるため、本系列については全車を廃車して9000系に代替されることが発表され<ref>{{cite web|url=http://www.keio.co.jp/company/stockholder/results_briefing/pdf/2007_briefing_02.pdf|publisher=京王電鉄|title=Ⅱ.対処すべき課題と取組み|accessdate=2011-11-02}}p25</ref>、そのため、最後に落成した車両も登場から20年で廃車された。 |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="8"|{{TrainDirection|新宿・岩本町|京王八王子・高尾山口・京王多摩センター}} |
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* 1998年:0番台廃車開始。 |
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|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP578p234"/> |
|||
* 1999年:抵抗制御車全廃。これにより京王のすべての営業用車両が回生制動装備の[[省エネルギー]]車両となる。 |
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|- |
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* 2001年:10・30番台の8両編成廃車開始。 |
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!形式 |
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* 2002年:6732Fの廃車により、本系列から臙脂帯の車両が消滅。 |
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| '''クハ6700''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''クハ6750''' |
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* 2003年:6733Fの廃車により、本系列はすべて集中式冷房装置搭載車に統一。 |
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|- |
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* 2004年:6707F+6807Fの事業用車転用に伴い、高尾方の制御電動車は営業用としては消滅。同時に0番台区分消滅。 |
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!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
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* 2007年:30番台の2両編成および20番台に廃車発生。このうち6721Fのクハ6721は同年8月に[[南大沢駅]]付近の[[保線車両]][[車両基地|基地]]で脱線復旧実験の車両として使われた。 |
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|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
* 2009年:30番台区分消滅。 |
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|- |
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* 2010年:10番台の2両編成に廃車発生。10番台の8両編成全廃<ref name="年鑑2011一覧"/>。 |
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!車両番号 |
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* 2011年:6411F、6412F、6416F、6417F、6722Fが廃車<ref name="年鑑2011一覧"/>。全廃<ref name="2011動向"/>。 |
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|'''6731'''<br/><small>'''(6707)'''</small><br/>'''6732'''<br/><small>'''(6708)'''</small><br/>'''6733'''<br/><small>'''(6709)'''</small><br/>'''6734'''<br/><small>'''(6714)'''</small><br/>'''6735'''<br/><small>'''(6715)'''</small><br/>'''6736'''<br/><small>'''(6716)'''</small><br/>'''6737'''<br/><small>'''(6717)'''</small><br/>'''6738'''<br/><small>'''(6718)'''</small>||'''6031'''<br/><small>'''(6007)'''</small><br/>'''6032'''<br/><small>'''(6008)'''</small><br/>'''6033'''<br/><small>'''(6009)'''</small><br/>'''6034'''<br/><small>'''(6014)'''</small><br/>'''6035'''<br/><small>'''(6015)'''</small><br/>'''6036'''<br/><small>'''(6016)'''</small><br/>'''6037'''<br/><small>'''(6017)'''</small><br/>'''6038'''<br/><small>'''(6018)'''</small>||'''6081'''<br/><small>'''(6057)'''</small><br/>'''6082'''<br/><small>'''(6058)'''</small><br/>'''6083'''<br/><small>'''(6059)'''</small><br/>'''6084'''<br/><small>'''(6064)'''</small><br/>'''6085'''<br/><small>'''(6065)'''</small><br/>'''6086'''<br/><small>'''(6066)'''</small><br/>'''6087'''<br/><small>'''(6067)'''</small><br/>'''6088'''<br/><small>'''(6068)'''</small>||'''6131'''<br/><small>'''(6207)'''</small><br/>'''6132'''<br/><small>'''(6208)'''</small><br/>'''6133'''<br/><small>'''(6209)'''</small><br/>'''6134'''<br/><small>'''(6114)'''</small><br/>'''6135'''<br/><small>'''(6115)'''</small><br/>'''6136'''<br/><small>'''(6116)'''</small><br/>'''6137'''<br/><small>'''(6117)'''</small><br/>'''6138'''<br/><small>'''(6118)'''</small>||'''6181'''<br/><small>'''(6557)'''</small><br/>'''6182'''<br/><small>'''(6558)'''</small><br/>'''6183'''<br/><small>'''(6159)'''</small><br/>'''6184'''<br/><small>'''(6564)'''</small><br/>'''6185'''<br/><small>'''(6565)'''</small><br/>'''6186'''<br/><small>'''(6166)'''</small><br/>'''6187'''<br/><small>'''(6167)'''</small><br/>'''6188'''<br/><small>'''(6168)'''</small> ||'''6231'''<br/><small>'''(6107)'''</small><br/>'''6232'''<br/><small>'''(6108)'''</small><br/>'''6233'''<br/><small>'''(6109)'''</small><br/>'''6234'''<br/><small>'''(6214)'''</small><br/>'''6235'''<br/><small>'''(6215)'''</small><br/>'''6236'''<br/><small>'''(6216)'''</small><br/>'''6237'''<br/><small>'''(6217)'''</small><br/>'''6238'''<br/><small>'''(6218)'''</small>||'''6281'''<br/><small>'''(6257)'''</small><br/>'''6282'''<br/><small>'''(6258)'''</small><br/>'''6283'''<br/><small>'''(6259)'''</small><br/>'''6284'''<br/><small>'''(6264)'''</small><br/>'''6285'''<br/><small>'''(6265)'''</small><br/>'''6286'''<br/><small>'''(6266)'''</small><br/>'''6287'''<br/><small>'''(6267)'''</small><br/>'''6288'''<br/><small>'''(6268)'''</small>||'''6781'''<br/><small>'''(6757)'''</small><br/>'''6782'''<br/><small>'''(6758)'''</small><br/>'''6783'''<br/><small>'''(6759)'''</small><br/>'''6784'''<br/><small>'''(6764)'''</small><br/>'''6785'''<br/><small>'''(6765)'''</small><br/>'''6786'''<br/><small>'''(6766)'''</small><br/>'''6787'''<br/><small>'''(6767)'''</small><br/>'''6788'''<br/><small>'''(6768)'''</small>||1979年7月<br/><br/>1979年7月<br/><br/>1979年7月<br/><br/>1979年7月<br/><br/>1979年11月<br/><br/>1979年11月<br/><br/>1979年11月<br/><br/>1979年11月<br/><br/> |
|||
廃車時に発生したパンタグラフと冷房装置は京王重機整備に譲渡され、[[高松琴平電気鉄道]]の[[高松琴平電気鉄道600形電車|600形・700形]]への改造用に転用した。また、ワンハンドル式主幹制御器は[[京王3000系電車|3000系]]の譲渡改造用に転用されている。 |
|||
|- |
|||
!搭載機器<ref name="RP422p149"/> |
|||
| ||CON・PT||CP・PT<br/>BMG 130||CON・PT||CP<br/>BMG 130||CON・PT||CP・PT<br/>BMG 130|| ||rowspan="3"| |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|自重<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|29.5 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|29.5 t |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
| 150 || 170 || 170 || 170 || 170 || 170 || 170 || 150 |
|||
|} |
|||
== |
=== 1979年製造車 === |
||
新宿線乗入対応としてATCと新宿線用無線を新製時から搭載し、30番台に区分された8両2編成が製造された<ref name="RF452p74"/>。前年に製造されていたクハ6719・クハ6769・サハ6569と組んで8両編成を構成する中間車5両も同時に製造され、この編成も乗入対応編成とされたため、サハ6569はデハ6189に、両先頭車もクハ6739・クハ6789に改造、改番された<ref name="RP578p234"/><ref name="RF452p74"/>。デハ6190・デハ6191と先頭車全車が東急製、それ以外の車両が日車製である<ref name="RP578p212"/>。6740編成の両先頭車であるクハ6740・クハ6790の先頭部ナンバープレートは試験的に紺地にアイボリー文字となっていた<ref name="RP578p218"/>。のちにナンバープレートの書体が変更されるまでこのままで使用された<ref name="RP893p189"/>。 |
|||
6438号車が廃車後も[[若葉台検車区]]で保管されていた<ref name="railf20130208"/>が、[[2013年]]4月に[[京王れーるランド]]での保存展示に備えて[[多摩動物公園駅]]付近に移動している<ref name="railf20130404"/>。 |
|||
この21両の代替として、1979年11月と12月に2700系2両3編成と4両1編成の合計10両が廃車されている<ref name="RP578p246"/>。 |
|||
== 事業用車デワ600形 == |
|||
[[ファイル:Model DEWA600 of Keio Corporation.JPG|thumb|200px|デワ600 編成写真(中間にチキ290形貨車が連結されている)(2007年11月9日、若葉台検車区)]] |
|||
[[ファイル:KEIO-EC600.jpg|thumb|200px|6000系を改造したデワ601(2004年11月14日、高幡不動検車区)]] |
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2004年[[8月1日]]の[[軌条|レール]]運搬をもって運用を終了した[[事業用車]]デワ5125Fの後継車として6707Fと6807Fを改造し、デワ600形として同年[[11月7日]]に運用開始した。改造点は以下の通りである。 |
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* 全車共通 |
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** ライトグレーで塗装の上、紅白のゼブラ模様の反射素材帯を付加<ref>デワ5125Fはほぼ旅客営業運転当時の外観を保ったままであった。</ref><ref>チキ290形に関してもホイストの梁部分にゼブラ模様の帯が付加された。</ref>。 |
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** 側面の方向幕をすべて撤去し、表示窓を黒く塗装。 |
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* デワ601 |
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** 旧クハ6707の乗務員室部分を切断し、旧デハ6107に接合して制御電動車化<ref>乗務員室部分を切断された旧クハ6707号車は解体された。</ref>。 |
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** 京王八王子方に簡易運転台を設置。 |
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** 京王八王子方の[[連結器]]を棒連結器から小型密着自動連結器に変更。 |
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** 車内にエアタンクと電動発電機を、床下に電動空気圧縮機を設置。 |
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* デワ621 |
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** 新宿方に簡易運転台を設置。 |
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** 新宿方の連結器を棒連結器から小型密着自動連結器に変更。 |
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レール運搬車である[[京王チキ290形貨車|チキ290形]]についても、デワ600に対応するべく改造している<ref>チキ290形の牽引車はデト210形から数えて3代目となる。</ref>。 |
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
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普段は[[高幡不動検車区]]に留置している。種別表示器は通常「[[回送]]」で、深夜の資・機材運搬時は回送表示で運転する<ref>[[試験#物を対象とする試験|試運転]]時は試運転表示も可能である。</ref>。 |
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|- |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="8"|{{TrainDirection|新宿・岩本町|京王八王子・高尾山口・京王多摩センター}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP422p169"/><ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
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|- |
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!形式 |
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| '''クハ6700''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''クハ6750''' |
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|- |
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!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
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|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
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|- |
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!車両番号 |
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|'''6739'''<br/>'''<small>(6719)</small>'''<br/>'''6740'''<br/>'''6741'''||'''6039'''<br/> <br/>'''6040'''<br/>'''6041'''||'''6089'''<br/> <br/>'''6090'''<br/>'''6091'''||'''6139'''<br/> <br/>'''6140'''<br/>'''6141'''||'''6189'''<br/>'''<small>(6569)</small>'''<br/>'''6190'''<br/>'''6191''' ||'''6239'''<br/> <br/>'''6240'''<br/>'''6241'''||'''6289'''<br/> <br/>'''6290'''<br/>'''6291'''||'''6789'''<br/>'''<small>(6769)</small>'''<br/>'''6790'''<br/>'''6791'''||1979年10月<br/><br/>1979年9月<br/>1979年10月 |
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|} |
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=== 6713編成・6813編成の改番 === |
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2008年には総合高速検測車(「DAX」)[[京王クヤ900形電車|クヤ911]]が加わり、目的に応じてチキとクヤを付け替えて運用している。 |
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1980年1月に30番台に改造された空き番号を埋める形で6713編成・6813編成がそれぞれ6707編成・6807編成に改番された<ref name="RP578p234"/>。 |
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<div style="float: left;"><div style="float: left; vertical-align: top; margin-right: 1em;"> |
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
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|+5両編成 |
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|- |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="5"|{{TrainDirection|新宿・岩本町|京王八王子・高尾山口・京王多摩センター}} |
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|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP578p234"/> |
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|- |
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!形式 |
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| '''クハ6700'''|| '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''クハ6750''' |
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|- |
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!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
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|- |
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!車両番号 |
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|'''6707''' (II)<br/><small>'''(6713)'''</small>||'''6007''' (II)<br/><small>'''(6013)'''</small>|| '''6057''' (II)<br/><small>'''(6063)'''</small>||'''6107''' (II)<br/><small>'''(6113)'''</small>|| '''6757''' (II)<br/><small>'''(6763)'''</small>||1980年1月<br/><br/> |
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|} |
|||
</div><div style="float: left; vertical-align: top;"> |
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
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|+3両編成 |
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|- |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="3"|{{TrainDirection|新宿・岩本町|京王八王子・高尾山口・京王多摩センター}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP578p234"/> |
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|- |
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!形式 |
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|'''クハ6700'''||'''デハ6000'''||'''デハ6450''' |
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|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Mc2 |
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|- |
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!車両番号 |
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|'''6807'''<br/><small>'''(6813)'''</small>||'''6407'''<br/><small>'''(6413)'''</small>||'''6457'''<br/><small>'''(6463)'''</small>||1980年1月<br/><br/> |
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|} |
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</div></div>{{clear|left}} |
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; 注記 |
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: クハ6707・デハ6007・デハ6057・デハ6107・クハ6757は2代目。 |
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[[京王新線]]への乗り入れや、混雑時に立ち席スペースを増やす目的で5 + 3編成の中間部の先頭車に1978年ごろに貫通幌が設置され、一部列車で貫通幌が使用された<ref name="RF452p79"/><ref name="RF452p80"/>。 |
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新旧対照は下記の通り。 |
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:デハ6107→デワ601、デハ6407→デワ621、デハ6457→デワ631 |
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=== 1980年以降製造の京王線専用8両編成 === |
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京王線全線へのATC導入に伴い、2010年度にATCが設置されている。また、同年3月26日より相模原線でATCの使用を開始したことにより、ATCを設置していない本系列の[[若葉台検車区|若葉台工場]]への入・出場時に[[牽引車]]としても使用されるようになった。 |
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[[File:Keio 6769 Wakabadai.jpg|thumb|220px|6719編成。[[連結器]]下にATC取り付け用のステーがある]] |
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1980年に3編成、1981年・1983年に各2編成、合計7編成京王線専用の8両編成が製造された<ref name="RP422p160"/><ref name="RP578p248"/><ref name="RP578p249"/><ref name="RP578p250"/>。いずれの編成も新宿線乗入対応の30番台に改造・改番されて空いた番号を埋める形で附番され、サハ6550形の一部と6719編成の一部を除き2代目の車両番号となった<ref name="RP422p160"/>。 |
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6718編成・6719編成にはATC取付用のステーが設けられ<ref name="RP578p215"/>、客用ドア下部の靴擦りがステンレス無塗装となった<ref name="RF452p75"/>。デハ6265 - デハ6267と先頭車全車が東急製、それ以外が日車製である<ref name="RP578p248"/><ref name="RP578p249"/><ref name="RP578p250"/>。1982年製造の6716編成以降は屋根の[[絶縁 (電気)|絶縁]]処理が変更され、[[ビニール]]張りから絶縁[[塗装]](塗り屋根)に変更された<ref name="RP578p215"/><ref name="RF452p80"/>。 |
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この56両が製造される間、1981年2月に2700系6両、[[京王2000系電車|2010系]]の中間に挟まれていたサハ2500形・サハ2550形各5両の計16両が、1981年12月に[[京王2000系電車|2000系]]4両、2700系8両、2010系の中間に挟まれていたサハ2500形・サハ2550形各2両の計16両が、1983年10月に2010系12両が廃車され、2700系・2000系が形式消滅した<ref name="RP578p246"/>。 |
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{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|- |
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|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="8"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子・高尾山口・京王多摩センター}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP578p248"/><ref name="RP578p249"/><ref name="RP578p250"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
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| '''クハ6700''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''サハ6550''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| T ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
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|'''6713''' (II)<br/>'''6714''' (II)<br/>'''6715''' (II)<br/>'''6716''' (II)<br/>'''6717''' (II)<br/>'''6718''' (II)<br/>'''6719''' (II)||'''6013''' (II)<br/>'''6014''' (II)<br/>'''6015''' (II)<br/>'''6016''' (II)<br/>'''6017''' (II)<br/>'''6018''' (II)<br/>'''6019'''||'''6063''' (II)<br/>'''6064''' (II)<br/>'''6065''' (II)<br/>'''6066''' (II)<br/>'''6067''' (II)<br/>'''6068''' (II)<br/>'''6069'''||'''6113''' (II)<br/>'''6114''' (II)<br/>'''6115''' (II)<br/>'''6116''' (II)<br/>'''6117''' (II)<br/>'''6118''' (II)<br/>'''6119'''|| '''6563'''<br/>'''6564''' (II)<br/>'''6565''' (II)<br/>'''6566'''<br/>'''6567'''<br/>'''6568'''<br/>'''6569''' (II)||'''6213'''<br/>'''6214''' (II)<br/>'''6215''' (II)<br/>'''6216''' (II)<br/>'''6217''' (II)<br/>'''6218''' (II)<br/>'''6219'''||'''6263'''<br/>'''6264''' (II)<br/>'''6265''' (II)<br/>'''6266''' (II)<br/>'''6267''' (II)<br/>'''6268''' (II)<br/>'''6269'''||'''6763''' (II)<br/>'''6764''' (II)<br/>'''6765''' (II)<br/>'''6766''' (II)<br/>'''6767''' (II)<br/>'''6768''' (II)<br/>'''6769''' (II)||1980年11月<br/>1980年10月<br/>1980年11月<br/>1981年11月<br/>1981年11月<br/>1983年10月<br/>1983年10月 |
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|} |
|||
; 注記 |
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: サハ6563・デハ6213・デハ6263・サハ6566・サハ6567・サハ6568・デハ6019・デハ6069・デハ6119・デハ6219・デハ6269以外は2代目。 |
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=== 2両編成 === |
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[[File:Keio-6863.JPG|thumb|220px|[[若葉台駅|若葉台]]で入れ替え作業中の2両編成]] |
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1981年9月から始まった朝ラッシュ時新宿線乗入運用の一部10両編成化用として2両編成が製造された<ref name="RF243p93"/>。全車東急製である<ref name="RP578p249"/><ref name="RP578p250"/>。 |
|||
デハ6400形とクハ6750形で構成され、使用電力増と回生ブレーキ使用に対応するためクハ6750形の京王八王子寄にもパンタグラフが搭載された<ref name="RF243p93"/>。限られた床下スペースに必要な機器を搭載するため、主制御装置の小型化、空気圧縮機の小型化、ATS受信機、空制部品の一部を客室内椅子下に配置するなどの工夫がほどこされた<ref name="RF243p94"/>。デハ6400形には新宿線用ATC装置を搭載するスペースが取れなかったため、新宿線乗入運用に入る際はクハ6750形が先頭となるよう、8両編成の京王八王子寄りに連結された<ref name="RF243p94"/>。デハ6400形の先頭部には貫通幌が備えられ、乗入運用時には8両編成と幌で貫通された<ref name="RF243p95"/>。 |
|||
10両編成での運転は準備の整った[[京王相模原線|相模原線]]から新宿線に乗り入れる系統から先に実施されたため、新宿線乗入対応の30番台が先行して製造されたが、東京都との調整の遅れから就役が遅れ、当初は[[京王競馬場線|競馬場線]]に2両編成で使用された<ref name="RF452p75"/>。1982年10月から京王線系統の10両編成運転も開始されたため、新宿線用ATCを搭載しない京王線専用の10番台も製造された<ref name="RP422p160"/>。 |
|||
2両編成では運転台直後の客室に車内灯が増設されている<ref name="ダイヤ情報154p19"/>。 |
|||
6436編成・6437編成は京王線専用、乗入対応用共通の予備車(兼用車)とされ、両者の運用に入った<ref name="RF452p76"/><ref name="RF452p77"/>。1984年から後継となる7000系の製造が始まっている<ref name="RP578p251"/>が、10両編成運用の増加により、6000系2両編成が継続して製造された<ref name="RF452p76"/><ref name="RF452p77"/>。 |
|||
1982年製造の6410編成・6436編成以降は塗り屋根に変更されたほか、1983年以降製造の6436編成・6413編成以降は客用ドアの靴擦りがステンレス化された<ref name="RP578p215"/><ref name="RF452p80"/>。京王線内運用時は新宿寄りに連結され、連結・解放時間短縮のため京王線専用編成のクハ6750形には自動連結解放装置が設けられた<ref name="RP422p160"/>。 |
|||
[[File:Keio 6430s Wakabadai.jpg|220px|thumb|若葉台に並ぶ幌を装備した2両編成]] |
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新宿線乗入運用では2両編成のデハ6400形に貫通幌を設置、8両編成のクハ6700形との間が貫通幌でつながれ、その着脱に時間を要することから、兼用車以外の30番台には自動連結解放装置は設置されなかった<ref name="RF452p79"/>。 |
|||
<div style="float: left;"> |
|||
<div style="float: left; vertical-align: top; margin-right: 1em;"> |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|+新宿線乗入対応(30番台) |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="2"|{{TrainDirection|新宿・[[本八幡駅|本八幡]]| }}<br />{{TrainDirection| |京王八王子・[[南大沢駅|南大沢]]}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP578p249"/><ref name="RP578p250"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''デハ6400''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Mc ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6431'''<br/>'''6432'''<br/>'''6433'''<br/>'''6434'''<br/>'''6435'''<br/>'''6436'''<br/>'''6437'''||'''6881'''<br/>'''6882'''<br/>'''6883'''<br/>'''6884'''<br/>'''6885'''<br/>'''6886'''<br/>'''6887'''||1981年3月<br/>1981年3月<br/>1981年3月<br/>1981年3月<br/>1981年3月<br/>1983年10月<br/>1989年3月 |
|||
|- |
|||
!搭載機器<ref name="RF243Mc"/><ref name="RF243Tc"/> |
|||
|CON・PT<br/>CP||PT<br/>BMG 130||rowspan="3"| |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|自重<ref name="RF243Mc"/><ref name="RF243Tc"/> |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|40.5 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|31.5 t |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="RF243Mc"/><ref name="RF243Tc"/> |
|||
| 150 || 150 |
|||
|} |
|||
</div><div style="float: left; vertical-align: top;"> |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|+京王線専用(10番台) |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="2"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子}}<br />{{TrainDirection| |府中競馬正門前}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP578p249"/><ref name="RP578p250"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''デハ6400''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Mc ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6410'''<br/>'''6411'''<br/>'''6412'''<br/>'''6413''' (II)<br/>'''6414'''<br/>'''6415'''<br/>'''6416'''<br/>'''6417'''<br/>'''6418'''<br/>'''6419'''<br/>'''6420'''||'''6860'''<br/>'''6861'''<br/>'''6862'''<br/>'''6863'''<br/>'''6864'''<br/>'''6865'''<br/>'''6866'''<br/>'''6867'''<br/>'''6868'''<br/>'''6869'''<br/>'''6870'''||1982年10月<br/>1982年10月<br/>1982年10月<br/>1984年9月<br/>1984年9月<br/>1984年9月<br/>1984年9月<br/>1986年8月<br/>1986年8月<br/>1986年8月<br/>1989年3月 |
|||
|- |
|||
!搭載機器<ref name="RP422p149"/> |
|||
|CON・PT<br/>CP||PT<br/>BMG 130||rowspan="3"| |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|自重<ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|40.5 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|31.5 t |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="RP422p170"/><ref name="RP422p171"/> |
|||
| 150 || 150 |
|||
|} |
|||
</div></div>{{clear|left}} |
|||
; 注記 |
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: デハ6413は2代目。 |
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=== 1980年代の諸改造 === |
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分割・併合作業の容易化のため、一部の先頭車に自動連結解放装置が設置された<ref name="RF452p79"/>。クハ6755とクハ6805に1981年に設置されて試験ののち、1982年ごろに京王線専用の8両編成の新宿寄り先頭車クハ6700形に、1983年ごろに残りの5 + 3編成のクハ6750形とクハ6700形(6800番台)に同装置が設置された<ref name="RF452p79"/>。5+3編成の新宿寄り先頭車クハ6700形(6700番台)にも次いで1982年ごろに、5+3編成の編成順位が3 + 5に変更されたため、デハ6450形にも1992年ごろに同装置が設置されている<ref name="RF452p79"/>。30番台は分割・併合時に貫通幌を使用し、その脱着に時間を要するため、自動連結解放装置は設けられなかった<ref name="RF452p79"/>。 |
|||
1981年から[[1982年]]にかけて他の8両編成と編成構成が異なっていた6710編成 - 6712編成を他編成に併せるための組み替えが行われた<ref name="RP578p234"/>。6100番台と6200番台のデハ6000形の間で車両番号の振替が行われた<ref name="RP578p234"/>。 |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="8"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子・高尾山口・[[橋本駅 (神奈川県)|橋本]]}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP578p234"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''クハ6700''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''サハ6550''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| T ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6710'''<br/> <br/>'''6711'''<br/> <br/>'''6712'''<br/> ||'''6010'''<br/> <br/>'''6011'''<br/> <br/>'''6012'''<br/> ||'''6060'''<br/> <br/>'''6061'''<br/> <br/>'''6062'''<br/> ||'''6110''' (II)<br/>'''<small>(6210)</small>'''<br/>'''6111''' (II)<br/>'''<small>(6211)</small>'''<br/>'''6112''' (II)<br/>'''<small>(6212)</small>'''|| '''6560'''<br/> <br/>'''6561'''<br/> <br/>'''6562'''<br/> ||'''6210''' (II)<br/>'''<small>(6110)</small>'''<br/>'''6211''' (II)<br/>'''<small>(6111)</small>'''<br/>'''6212''' (II)<br/>'''<small>(6112)</small>'''||'''6260'''<br/> <br/>'''6261'''<br/> <br/>'''6262'''<br/> ||'''6760'''<br/> <br/>'''6761'''<br/> <br/>'''6762'''<br/> ||1981年7月<br/><br/>1981年7月<br/><br/>1982年1月<br/><br/> |
|||
|} |
|||
1981年から1982年にかけて百の位0のデハ6050形のパンタグラフが使用停止とされたのち、1983年から[[1985年]]にかけて撤去され、井の頭線に転用された<ref name="飯島1986p114"/><ref name="RP578p216"/>。 |
|||
1986年に1973年製造のクハ6731 - クハ6733・クハ6710 - クハ6712・クハ6781 - クハ6783・クハ6760 - クハ6762に冷房装置が1台増設された<ref name="RP578p216"/>。これらの車両には5台目の冷房装置を設置できるよう製造時から空の冷房装置カバーが1台設けられており、この中に冷房装置が搭載されている<ref name="RP578p216"/>。 |
|||
1986年から2両 + 5両 + 3両の10両編成運転が始まり、5両編成が抵抗制御車の場合は編成中に3種類の制御段数の車両が含まれることになるため、前後動を抑えるため0番台先頭車の連結器緩衝器が改良型に変更され、以降の新造車にも取り入れられた<ref name="RP578p215"/>。 |
|||
製造から15年 - 20年経過した時点で経年により劣化した部位の更新工事が順次行われている<ref name="RJ472p108"/>。大半の車両で屋根が塗り屋根となり、1992年以降に内装を張り替えた車両は車内壁色が8000系と同じ大理石模様に変更されている<ref name="RP578p218"/>。 |
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=== 1987年以降製造の乗入対応8両編成 === |
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[[File:Keio 6000 Logo.JPG|220px|thumb|京王ロゴ<br/>保存車両のもの]] |
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相模原線の[[南大沢駅|南大沢]]、[[橋本駅 (神奈川県)|橋本]]延伸に伴う乗入運用の増加に対応し、30番台8両編成が[[1988年]]・1989年・1990年に各1編成製造された<ref name="RF452p76"/><ref name="RF452p77"/><ref group="注">すでにこの時期後継である7000系も後期車と言えるビードプレス車体に移行しており、7000系も新宿線乗入を考慮した性能、外寸を採用しているが、6000系の製造が継続された理由は本稿の参考文献にはない。</ref>。デハ6092・デハ6292・デハ6094と先頭車が東急製、それ以外が日車製である<ref name="RP578p250"/>。この3編成は空気圧縮機が低騒音形のHS-20Dに変更されている<ref name="RP578p215"/>。1989年11月に京王グループの新しいシンボルマークが制定<ref name="PHP2012p136"/>され、4扉車の最終製造となった6744編成では側面の[[社章]]がKTRからKEIOに変更され、既存車も順次同様に変更されている<ref name="RP734p14"/><ref name="RF452p77"/>。6743編成と6744編成では2両編成同様運転台直後の客室に車内灯が増設されている<ref name="ダイヤ情報154p19"/>。 |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="8"|{{TrainDirection|新宿・本八幡|京王八王子・高尾山口・橋本}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP578p250"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''クハ6700''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6742'''<br/>'''6743'''<br/>'''6744'''||'''6042'''<br/>'''6043'''<br/>'''6044'''||'''6092'''<br/>'''6093'''<br/>'''6094'''||'''6142'''<br/>'''6143'''<br/>'''6144'''||'''6192'''<br/>'''6193'''<br/>'''6194'''||'''6242'''<br/>'''6243'''<br/>'''6244'''||'''6292'''<br/>'''6293'''<br/>'''6294'''||'''6792'''<br/>'''6793'''<br/>'''6794'''||1988年3月<br/>1989年3月<br/>1990年2月 |
|||
|} |
|||
=== 5扉車 === |
|||
[[file:Inside of Keio 6020.jpg|thumb|180px|5扉車車内]] |
|||
[[file:Seat of Keio 6020.jpg|thumb|180px|座席(4人掛け)]] |
|||
京王線では1972年から朝ラッシュ時1時間あたり最大30本の列車を運転しており<ref name="RP578p27"/>、増発余力がなかったため以降は車両の大型化、長編成化により輸送力の増強をはかってきた<ref name="RP578p28"/>。1990年代初頭には朝ラッシュ時の30本の列車のうち各駅停車15本が8両編成、急行・通勤快速15本が10両編成となった<ref name="RP578p27"/><ref name="RP578p28"/>が、各駅停車の全列車10両編成化は1996年3月まで待たねばならなかった<ref name="世界p83"/>。列車自体の輸送力増加に加え、混雑の分散、停車時分の短縮のため駅階段の増設、閉そく区間の列車追い込みをスムーズにするための信号改良やホームの交互使用などの施策を併せて行ってきた<ref name="RP578p27"/><ref name="RP578p28"/>中、ホームの交互使用が出来ない[[千歳烏山駅]]と[[明大前駅]]での乗降時間短縮を目的として、客用扉を片側5か所とした5両4編成が1991年に製造された<ref name="年鑑1991p156"/><ref name="年鑑1991p242"/><ref name="RP578p20"/>。5扉車の導入により、明大前駅の停車時分は62.5秒から54.5秒に短縮されたとされている<ref name="RP578p20"/>。18 m級車体の車両では5扉車を採用した事例が他にもあるが、20 m級車体で5扉は4扉車と扉位置がずれることもあり、6000系5扉車が唯一の事例である<ref name="PHP2012p117"/>。また、普通鋼で製造された多扉車も6000系が唯一の存在である。 |
|||
5扉車では車両番号の下2桁が21 (71) から附番されている<ref name="年鑑1991p156"/>。車両重量を増やすことなく車体[[強度]]を保つため、京王の車両として初めて[[戸袋]]窓が廃止された<ref name="年鑑1991p156"/>。戸袋窓廃止による[[採光]]面積の縮小を少しでも補うため、扉間の窓はサッシなしとされた<ref name="年鑑1991p156"/>。外板の腐食対策のため、車体下部の構造と窓から流れ込む雨水の処理方法が変更されている<ref name="年鑑1991p156"/>。主要機器は従来の6000系と同様とされたが、補助電源装置は静止型インバータとされ<ref name="年鑑1991p157"/>、冷房装置も[[換気]]機能を付加したものに変更された<ref name="年鑑1991p156"/>。4扉車では車体中央部に種別・行先表示装置、車側灯がまとめて設置されていたが、5扉車では設置できるスペースがないため、1つずつ扉間の窓上に設置された<ref name="RP578p217"/><ref name="RP578p218"/>。これまで京王の車両は車両番号に独特の角ばった書体を採用していたが、5扉車では一般的な欧文[[フォント|書体]]に変更され、以降の新造車すべてに採用されるとともに6000系・7000系の既存車も順次新書体に変更されている<ref name="RP578p218"/><ref name="世界p74"/>。5扉車は混雑の激しい編成中央部に連結するため、2両 + 5両 + 3両の編成で朝ラッシュ時は運用され、ラッシュ以降は3両または2両編成を切り離した7両または8両編成で各駅停車に運用された<ref name="年鑑1991p157"/>。両先頭車に自動連結解放装置が設置されている<ref name="RF452p81"/>。 |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="5"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子・高尾山口・橋本}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="年鑑1991p242"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''クハ6700'''|| '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6721'''<br/>'''6722'''<br/>'''6723'''<br/>'''6724'''||'''6021'''<br/>'''6022'''<br/>'''6023'''<br/>'''6024'''|| '''6071'''<br/>'''6072'''<br/>'''6073'''<br/>'''6074'''||'''6121'''<br/>'''6122'''<br/>'''6123'''<br/>'''6124'''||'''6771'''<br/>'''6772'''<br/>'''6773'''<br/>'''6774'''||1991年2月<br/>1991年3月<br/>1991年3月<br/>1991年3月 |
|||
|- |
|||
!搭載機器<ref name="年鑑1991p238"/> |
|||
|CP|| CON・PT|| CP<br/>SIV 110|| CON・PT||<br/>SIV 110||rowspan="3"| |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|自重<ref name="年鑑1991p238"/> |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 29.0 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t ||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 37.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t ||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|30.7 t |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="年鑑1991p238"/> |
|||
| 149 || 160 || 160 || 160 || 149 |
|||
|} |
|||
=== スカート設置 === |
|||
1992年から順次先頭部床下にスカートが設置された<ref name="RF452p78"/>。通常の運用で先頭に出ない30番台2両編成のデハ6400形、10番台2両編成のクハ6750形はデハ6436・デハ6437を除いてスカートが設置されなかった<ref name="RF452p78"/>。 |
|||
=== 2両編成の乗入対応改造 === |
|||
京王線専用の2両編成のうち、6418編成 - 6420編成が[[1993年]]から[[1996年]]にかけて乗入対応に改造され、30番台に改番された<ref name="RF452p76"/><ref name="RF452p77"/>。この3編成は京王線専用編成時代にスカートを設置し、後に乗入対応に改造されたため、両方の先頭車にスカートがある<ref name="ダイヤ情報154p22"/>。 |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="2"|{{TrainDirection|新宿・本八幡|}}<br />{{TrainDirection||京王八王子・橋本}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="RP734p249"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''デハ6400''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Mc ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6438'''<br/><small>'''(6420)'''</small><br/>'''6439'''<br/><small>'''(6419)'''</small><br/>'''6440'''<br/><small>'''(6418)'''</small>||'''6888'''<br/><small>'''(6870)'''</small><br/>'''6889'''<br/><small>'''(6869)'''</small><br/>'''6890'''<br/><small>'''(6868)'''</small>||1993年7月<br/><br/>[[1995年]]6月<br/><br/>1996年2月<br/> |
|||
|} |
|||
=== 抵抗制御車の廃車と変則編成 === |
|||
1998年から6000系の廃車が始まった<ref name="年鑑1998p86"/>。1998年には6701編成(3月)<ref name="年鑑1998p209"/>・6702編成(2月)<ref name="年鑑1998p209"/>・6704編成(1月)<ref name="年鑑1998p209"/>の5両3編成、6801編成(3月)<ref name="年鑑1998p209"/>・6802編成(2月)<ref name="年鑑1998p209"/>・6804編成(1月)<ref name="年鑑1998p209"/>の3両3編成の合計24両が廃車された。代替として8000系8両3編成が新造されている<ref name="ダイヤ情報154p13"/>。 |
|||
抵抗制御車の廃車を先行させるため、6803編成・6806編成の3両編成2本から抜き取られた車両と抵抗制御車の電動車デハ6053を電装解除した付随車で5両編成が[[1999年]]3月に組成された<ref name="年鑑1999p95"/>。デハ6053は電装解除され、サハ6553となった<ref name="年鑑1999p95"/><ref name="RP734p247"/>。デハ6456のパンタグラフは後に撤去されている<ref name="RP734p236"/>。残ったクハ6806は1999年1月に、6703編成のデハ6053を除く4両と6803編成のデハ6453は1999年2月に廃車されている<ref name="年鑑1999p184"/>。 |
|||
1999年には6705編成(2月)・6706編成(1月)の5両2編成の計16両が廃車された<ref name="年鑑1999p184" />。代替として8000系8両2編成が製造されている<ref name="ダイヤ情報154p13" />。1998年・1999年で抵抗制御車が全廃された<ref name="年鑑1999p95" />。廃車時に発生した部品のうち、抵抗制御車の主制御装置は[[上毛電気鉄道700型電車|上毛電気鉄道700型]]に、運転台機器は[[松本電気鉄道3000形電車|松本電気鉄道3000形]]、[[岳南鉄道7000形電車|岳南鉄道8000形]]をそれぞれ井の頭線3000系から改造する際に利用された<ref name="RP678p51" />。 |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="5"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="年鑑1999p178"/><ref name="RP734p247"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''クハ6700'''|| '''デハ6000''' || '''サハ6550''' || '''デハ6000''' || '''デハ6450''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| T ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Mc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6803'''<br/> ||'''6403'''<br/> ||'''6553''' (II)<br/>'''<small>(6053)</small>'''||'''6406'''<br/> ||'''6456'''<br/> ||1999年3月<br/> |
|||
|} |
|||
; 注記 |
|||
: サハ6553は2代目。隣に連結されたデハ6403の電装前の番号が初代サハ6553である<ref name="年鑑1999p95"/>。 |
|||
=== 5扉車の4扉化及び編成組替 === |
|||
[[File:6020 modification.jpg|thumb|250px|left|4扉改造の概念図]] |
|||
[[File:Keio-EC6000 5door cars.jpg|thumb|220px|相模原線内運用で使われていた元5扉車6両編成(2005年4月 調布駅)]] |
|||
[[ファイル:keio6723+6724.JPG|thumb|220px|4扉化された元5扉車の6723編成(2006年3月 高幡不動駅 - 南平駅間)]] |
|||
登場時から座席数が少ないことが問題視されていたこと<ref name="RP578p20"/>に加え、長編成化などにより混雑が緩和されてきたこと<ref name="年鑑2000p126"/>、乗車扉位置の異なる車両の運用に苦情もあったことなどから<ref name="RF583p84"/><ref name="村松2012p98"/>、これら問題の解決を目的に5扉車のうち2編成が4扉に改造された<ref name="年鑑2000p190"/>{{refnest|group="注"|5扉車が導入された時期から京王電鉄の輸送人員は横ばい<ref name="RP734p23"/>となる中で[[特定都市鉄道整備促進特別措置法]]事業により輸送力が増強され<ref name="RP734p26"/>、列車混雑が緩和されたことも5扉車が不要となった背景にある。}}。 |
|||
両端の扉を存置してその他側面部を全面的に改造、中央扉を撤去し、その両側の扉を移設して4扉とした<ref name="年鑑2000p126"/>。改造にあたっては車体が歪まないよう片側ずつ施工されたと言われている<ref name="RJ472p108"/>。種別と行先表示装置は他の4扉車同様車体中央に移設された<ref name="年鑑2000p126"/>。戸袋窓は引き続き設けられず、採光確保のため窓が増設され、京王線用車両として初の固定窓となった<ref name="年鑑2000p126"/>。 |
|||
当初は他の5両編成と共通に運用された<ref name="年鑑2000p126"/>が、この2本だけが5両編成となったのちはこの2編成を連結した10両編成として運用された<ref name="ダイヤ情報310p26"/>。5扉で残った2編成は6両編成と4両編成に組み替えられ、それぞれ相模原線と[[京王動物園線|動物園線]]の区間運用に使用された<ref name="年鑑2001p95"/><ref name="年鑑2008p129"/><ref name="年鑑2008p130"/><ref name="ダイヤ情報310p26"/>。デハ6072にはパンタグラフが設置された<ref name="年鑑2001p96"/><ref name="RP734p44"/>。 |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|+4扉改造された編成 |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="5"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子・高尾山口・橋本}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="年鑑2000p190"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''クハ6700'''|| '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''クハ6750''' |
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|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6723'''<br/>'''6724'''||'''6023'''<br/>'''6024'''|| '''6073'''<br/>'''6074'''||'''6123'''<br/>'''6124'''||'''6773'''<br/>'''6774'''||2000年3月<br/>2000年1月 |
|||
|- |
|||
!搭載機器<ref name="年鑑2000p185"/> |
|||
|CP|| CON・PT|| CP<br/>SIV 110|| CON・PT||<br/>SIV 110||rowspan="3"| |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|自重<ref name="年鑑2000p185"/> |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 28.9 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t ||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"| 37.8 t||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|38.8 t ||style="border-bottom:solid 3px #7B766A;"|30.6 t |
|||
|- |
|||
!定員<ref name="年鑑2000p185"/> |
|||
| 148 || 158 || 158 || 158 || 148 |
|||
|} |
|||
<div style="float: left;"><div style="float: left; vertical-align: top; margin-right: 1em;"> |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|+6両編成 |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="6"|{{TrainDirection|調布|橋本}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="年鑑2001p95"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''クハ6700'''|| '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''デハ6000''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6721'''||'''6021'''|| '''6071'''||'''6121'''||'''6122'''||'''6771'''||2000年8月 |
|||
|} |
|||
</div><div style="float: left; vertical-align: top;"> |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|+4両編成 |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="4"|{{TrainDirection|多摩動物公園|高幡不動}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期<ref name="年鑑2001p95"/> |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
|'''クハ6700'''||'''デハ6000'''||'''デハ6050'''||'''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Mc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6722'''||'''6022'''||'''6072'''||'''6772'''||2000年8月 |
|||
|} |
|||
</div></div>{{clear|left}} |
|||
=== 追加の乗入対応工事と廃車進行=== |
|||
初期に製造された30番台を置き換えるため、後期製造の車両を新宿線乗入対応に改造する工事が行われた<ref name="年鑑2002p108"/><ref name="年鑑2003p210"/><ref name="年鑑2003p211"/><ref name="年鑑2004p218"/> |
|||
<ref name="ダイヤ情報310p28" />。6748編成・6749編成は正面の運行番号表示器がLED式になっている<ref name="RP734p215" /><ref name="RJ472p109" />。これらの追加改造車に置き換えられ、6731編成が2001年11月に<ref name="年鑑2002p192" />、6732編成が2002年10月に<ref name="年鑑2003p210" />、6733編成が2003年10月に<ref name="年鑑2004p218" />それぞれ廃車されている。 |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="8"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期 |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''クハ6700''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6746'''<br/><small>'''(6716)'''</small><br/>'''6748'''<br/><small>'''(6718)'''</small><br/>'''6749'''<br/><small>'''(6719)'''</small> |
|||
||'''6046'''<br/><small>'''(6016)'''</small><br/>'''6048'''<br/><small>'''(6018)'''</small><br/>'''6049'''<br/><small>'''(6019)'''</small> |
|||
||'''6096'''<br/><small>'''(6066)'''</small><br/>'''6098'''<br/><small>'''(6068)'''</small><br/>'''6099'''<br/><small>'''(6069)'''</small> |
|||
||'''6146'''<br/><small>'''(6116)'''</small><br/>'''6148'''<br/><small>'''(6118)'''</small><br/>'''6149'''<br/><small>'''(6119)'''</small> |
|||
||'''6196'''<br/><small>'''(6566)'''</small><br/>'''6198'''<br/><small>'''(6568)'''</small><br/>'''6199'''<br/><small>'''(6569)'''</small> |
|||
||'''6246'''<br/><small>'''(6216)'''</small><br/>'''6248'''<br/><small>'''(6218)'''</small><br/>'''6249'''<br/><small>'''(6219)'''</small> |
|||
||'''6296'''<br/><small>'''(6266)'''</small><br/>'''6298'''<br/><small>'''(6268)'''</small><br/>'''6299'''<br/><small>'''(6269)'''</small> |
|||
||'''6796'''<br/><small>'''(6766)'''</small><br/>'''6798'''<br/><small>'''(6768)'''</small><br/>'''6799'''<br/><small>'''(6719)'''</small> |
|||
||2003年12月<ref name="年鑑2004p218"/><br/><br/>2002年12月<ref name="年鑑2003p210"/><ref name="年鑑2003p211"/><br/><br/>2002年1月<ref name="年鑑2002p108"/><br/><br/> |
|||
|} |
|||
2001年には6731編成の他に6710編成が12月<ref name="年鑑2002p192"/>、6711編成が1月<ref name="年鑑2001p182"/>、1999年に組成された暫定6803編成と6805編成が2月<ref name="年鑑2001p182"/>に廃車され、計32両が廃車された。6711編成は界磁チョッパ車初の廃車、6731編成は30番台で初の廃車である。2002年には6732編成のほか、6712編成が1月に廃車され、計16両が廃車となった<ref name="年鑑2002p192"/>。2003年の6733編成の廃車により、分散冷房装置搭載車が消滅している。この56両の代替のため、2000年から2003年にかけて9000系56両が製造されている<ref name="ダイヤ情報154p13"/>。 |
|||
=== 1990年代末以降の諸改造 === |
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中間連結面間に転落防止の外幌を設ける工事が[[1997年]]から2001年にかけて施工されている<ref name="RP734p49"/>。 |
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[[ファイル:keio6721tamazootrain.JPG|thumb|220px|right|動物園線内のワンマン列車に使用される6722編成「TAMA ZOO TRAIN」(2006年3月 高幡不動駅 - 多摩動物公園駅間)]] |
|||
競馬場線用として1999年7月に6416編成と6417編成に<ref name="年鑑2000p104"/><ref name="RP734p215"/>、動物園線用として2000年10月に6722編成にワンマン化対応改造が行われた<ref name="年鑑2001p95"/>。助手席側運転台には客室と通話できる[[電話機]]が設けられた<ref name="ダイヤ情報310p27"/>。6722編成には同時にTama Zoo Trainの[[ラッピング車両|ラッピング]]がほどこされた<ref name="年鑑2001p95"/>。 |
|||
[[File:Keio6413F+9702F.jpg|thumb|220px|9000系と連結されて運用される6413編成]] |
|||
2000年に登場した[[京王9000系電車|9000系]]には6000系・7000系と連結可能な読替装置が搭載されたため、9000系8両編成に6000系2両編成が連結されて運用されることもあった<ref name="RP734p47"/>。6000系と7000系は併結可能<ref name="RP734p46"/>だったが、2010年[[8月22日]]の6717編成の廃車回送時に7423編成を橋本寄りに連結して運転した事例があるのみである<ref name="railf20100823"/>{{refnest|group="注"|2010年3月26日に相模原線にATCが導入<ref name="村松2012p175"/><ref name="PHP2012p174"/>されて以降、京王ATC非設置の6000系は単独では相模原線に入線できなくなったためにこのような形態で行われた。}}。 |
|||
2002年10月に全編成の帯色がえんじから[[京王8000系電車|8000系]]と同じ京王レッドと京王ブルー<ref name="RP578p46"/>に変更されている<ref name="RP734p42"/>。 |
|||
6721編成の6両編成化以降もデハ6000形デハ6122はM1車として使用されてきたが、M2車デハ6050形デハ6171に改造された<ref name="年鑑2004p126"/>。デハ6171は通常パンタグラフを搭載しないM2車であるが、パンタグラフは存置された<ref name="年鑑2004p126"/>。 |
|||
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%; margin:1em 0em 2em 3em;" |
|||
|- |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A; background-color:#ccc;"| |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #7B766A;" colspan="6"|{{TrainDirection|新宿|京王八王子}} |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;" rowspan="3"|竣工時期 |
|||
|- |
|||
!形式 |
|||
| '''クハ6700'''|| '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''デハ6000''' || '''デハ6050''' || '''クハ6750''' |
|||
|- |
|||
!style="border-bottom:solid 3px #B04740;"|区分 |
|||
|style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc1 || style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M1 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| M2 ||style="border-bottom:solid 3px #B04740;"| Tc2 |
|||
|- |
|||
!車両番号 |
|||
|'''6721'''<br/> ||'''6021'''<br/> ||'''6071'''<br/> ||'''6121'''<br/> ||'''6171'''<br/><small>'''(6122)'''</small>||'''6771'''<br/> ||2003年5月<ref name="年鑑2004p218"/><br/> |
|||
|} |
|||
2005年ごろに一部の車両のパンタグラフが東洋製PT-7110シングルアーム形に換装されている<ref name="年鑑2006動向"/><ref name="RP893p190"/>{{refnest|group="注"|本稿の参考文献に6000系に搭載されたシングルアームパンタグラフの形式が記載されたものはないが、7000系のもの<ref name="年鑑2012諸元"/>とデワ600のものがPT-7110とされている<ref name="RP893p254"/>ため、6000系用もPT-7110とここではしている。}}。2009年にデワ600形のパンタグラフもシングルアーム形に換装された<ref name="RF583p85"/><ref name="RP893p254"/>。 |
|||
=== 事業用車デワ600形への改造と0番台の消滅 === |
|||
[[1995年]]から[[事業用車]]として運用されていた5000系電動貨車の代替としてデハ6107・デハ6407・デハ6457が[[2004年]]10月にデワ600形電動貨車に改造された<ref name="年鑑2005p130"/>。デハ6107は新宿寄りドアから前を切断し、クハ6707の運転台を取り付けた<ref name="年鑑2005p130"/><ref name="年鑑2005p131"/>。デワ600形の詳細は[[京王6000系電車#デワ600形|後述]]する。デワ600形に改造されなかったクハ6707・デハ6007・デハ6057・クハ6757・クハ6807の5両が7月に廃車され<ref name="年鑑2005p216"/>、デハ6450形が形式消滅、0番台が消滅した<ref name="年鑑2005p96"/>。 |
|||
6707編成・6807編成の代替として9000系8両が2004年に製造された<ref name="ダイヤ情報154p13"/>。 |
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=== 2007年以降の廃車 === |
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[[ファイル:KEIO-DASSEN-6721F.JPG|thumb|220px|脱線救出訓練に使われたクハ6721(2007年8月9日 南大沢駅付近)]] |
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2005年に9000系新宿線乗入対応車が登場して以降、6000系の廃車が加速するようになった。 |
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* [[2007年]] |
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** 2005年・2006年には9000系10両5編成が製造され<ref name="ダイヤ情報154p13"/>、6737編成(2月)<ref name="年鑑2007一覧"/>・6746編成(3月)<ref name="年鑑2007一覧"/>の8両2編成、6721編成<ref name="年鑑2008一覧"/>の6両1編成(6月)、6431編成(3月)<ref name="年鑑2007一覧"/>の2両1編成、合計24両が廃車された。このうち6721編成のクハ6721は同年8月に[[南大沢駅]]付近の[[保線車両]][[車両基地|基地]]で脱線救出訓練に使用されたのち、解体された<ref name="RF583p84"/>。 |
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* 2008年 |
|||
** 2008年には9000系10両9編成が製造され<ref name="ダイヤ情報154p13"/>、6000系30番台が大量に廃車された<ref name="年鑑2009動向"/>。6734編成(7月)<ref name="年鑑2009一覧"/>・6735編成(5月)<ref name="年鑑2009一覧"/>・6736編成(3月)<ref name="年鑑2008一覧"/>・6738編成(2月)<ref name="年鑑2008一覧"/>・6739編成(3月)<ref name="年鑑2008一覧"/>・6743編成(4月)<ref name="年鑑2009一覧"/>・6744編成(10月)<ref name="年鑑2009一覧"/>・6748編成(8月)<ref name="年鑑2009一覧"/>・6749編成(11月)<ref name="年鑑2009一覧"/>の8両9編成と6433編成(4月)<ref name="年鑑2009一覧"/>・6434編成(5月)<ref name="年鑑2009一覧"/>・6435編成(5月)<ref name="年鑑2009一覧"/>・6436編成(10月)<ref name="年鑑2009一覧"/>・6437編成(11月)<ref name="年鑑2009一覧"/>・6439編成(8月)<ref name="年鑑2009一覧"/>の2両6編成の合計84両が廃車された。 |
|||
* 2009年 |
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** 9000系10両編成の製造が続き、2009年も6編成が製造された<ref name="ダイヤ情報154p13"/>。6000系は6713編成(7月)<ref name="年鑑2010一覧"/>・6714編成(8月)<ref name="年鑑2010一覧"/>・6740編成(4月)<ref name="年鑑2010一覧"/>・6741編成(5月)<ref name="年鑑2010一覧"/>・6742編成(6月)<ref name="年鑑2010一覧"/>の8両5編成、6723編成(9月)<ref name="年鑑2010一覧"/>・6724編成(9月)<ref name="年鑑2010一覧"/>の5両2編成、6432編成(4月)<ref name="年鑑2010一覧"/>・6438編成(6月)<ref name="年鑑2010一覧"/>・6440編成(5月)<ref name="年鑑2010一覧"/>の2両3編成の56両が廃車された。2009年6月で都営新宿線乗入から離脱<ref name="railf20090613"/>し、30番台が全廃された<ref name="年鑑2010動向"/>。 |
|||
=== 復刻塗装と6000系の全廃 === |
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[[File:Keio6416.jpg|thumb|220px|復刻塗装となった6416編成]] |
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[[File:Keio-Dobutsuen-Line-6722.jpg|thumb|220px|惜別ヘッドマークを付けた6722編成]] |
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2009年11月に6000系として最後に定期検査に入場した6416編成を1972年の登場時に近い塗装に復元し<ref name="ダイヤ情報310p25"/>、廃車までこの塗装で運用された<ref name="年鑑2011動向"/>。帯色がえんじとなったほか、社名表記がKEIOからKTRに戻されている<ref name="ダイヤ情報310p25"/>。2010年以降も残存した車両の廃車が継続した。 |
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* 2010年 |
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** 2010年は新車の導入はなかったが、6715編成(1月)<ref name="年鑑2010一覧"/>・6717編成(8月)<ref name="年鑑2011一覧"/>の8両2編成、6410編成(4月)<ref name="年鑑2011一覧"/>・6413編成(4月)<ref name="年鑑2011一覧"/>・6414編成(4月)<ref name="年鑑2011一覧"/>・6415編成(4月)<ref name="年鑑2011一覧"/>の2両4編成、合計24両が廃車され、8両編成が消滅した。 |
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* 2011年 |
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** 2011年も新車の導入はなかったが、6411編成(2月)<ref name="年鑑2011一覧"/>・6412編成(2月)<ref name="年鑑2011一覧"/>・6416編成(2月)<ref name="年鑑2011一覧"/>・6417編成(2月)<ref name="年鑑2011一覧"/>の2両4編成、6722編成(3月)<ref name="年鑑2011一覧"/>の4両1編成、合計12両が廃車された。 |
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** 2011年[[3月13日]]をもって営業運転を終了<ref name="HB2021-P118">[https://www.keio.co.jp/company/corporate/summary/corporate_manual/pdf/2021/2021_p106_p124.pdf データ集 - 年表] 2021年京王ハンドブック、p.118、京王電鉄、2021年8月発行。</ref><ref name="年鑑2011動向"/>。 |
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== 運用 == |
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=== 1970年代 === |
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6000系は急行用として6両編成で製造され<ref name="RF137p86"/>たため、当初は5000系が7両編成で特急、6000系は6両編成で急行に運用された<ref name="RP422p159"/>。1975年に6000系の8両編成が登場、平日の特急にも運用されるようになった<ref name="RP422p159"/>が、一部駅ではホーム延伸が間に合わず、ラッシュに通勤急行などで6000系8両編成が運用される際は[[ドアカット|一部車両のドアを閉め切る措置]]が取られた<ref name="RP734p115"/>。 |
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オフシーズン休日の特急は[[高幡不動駅|高幡不動]]で京王八王子方面と[[高尾山口駅|高尾山口]]方面で分割される運転形態だったため、5000系が引き続き充当されていたが、一部の6000系の5両+3両編成化により6000系がオフシーズン休日の特急にも運用されるようになり<ref name="RP422p159"/>、オンシーズン時には8両編成で「高尾」「陣馬」などのヘッドマーク付き列車などにも運用された<ref name="ダイヤ情報310p28"/>。5両編成は平日日中にグリーン車とともに [[各駅停車]]にも運用された<ref name="飯島1986p37"/>。 |
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1978年に[[京王新線]]が開業したが、乗入相手である新宿線開業までの1年半、相模原線からの通勤快速・快速に加え、[[笹塚駅|笹塚]] - 新線新宿間の折り返し運転が行われた<ref name="RP358p56"/>。 |
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=== 1980年代 === |
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1980年3月から都営新宿線への乗入が始まった<ref name="RP422p30"/>が、[[岩本町駅|岩本町]]より東は6両編成までしか対応していなかったため当初京王車の乗入は岩本町までとなり<ref name="RP422p39"/><ref name="RP578p26"/>、1987年12月に[[大島駅 (東京都)|大島]]まで、1989年3月に[[本八幡駅|本八幡]]までにホーム延伸、新宿線延伸に併せて乗入区間が拡大された<ref name="RP578p26"/>。1981年9月からは朝ラッシュ時の乗入運用の一部が10両編成化され<ref name="飯島1986p113"/><ref name="RF243p93"/>、2007年9月に京王車両で運用される列車は終日10両編成での運転となった<ref name="年鑑2008p129"/>。乗入開始当初から10両編成化までの間、乗入距離精算のため6000系が新宿線内を折り返す運用が1運用設定されていた<ref name="RP578p121"/>。 |
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朝ラッシュ時の相模原線から[[調布駅|調布]]以東に直通する列車(相模原線系統)は京王八王子・高尾山口から調布以東に直通する系統(京王本線)の1時間当たり10本に対して半分の5本だったため、京王本線より先に輸送力が限界に達すると予想されたこと、京王線新宿駅と府中以西各駅の10両編成対応に時間を要したことから京王本線よりも先行して相模原線 - 新宿線乗入系統の10両編成化が実施された<ref name="RP734p117"/>。東京都交通局は新宿線を6両編成対応で開業させた直後に8両・10両対応への延伸を行うこととなったが、東京都も開発に関連している多摩ニュータウンの輸送力確保が目的であることから協力的だったと言われている<ref name="RP734p117"/>。 |
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京王線新宿駅の10両編成対応が完了した1982年11月から京王本線 - 京王線新宿駅系統も10両編成化されたが、乗入系統とは2両編成の連結位置が異なっていた<ref name="飯島1986p33"/><ref name="飯島1986p114"/>。30番台の2両編成は当初日中の運用がなく、全車若葉台で待機していた<ref name="飯島1986p37"/>。 |
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=== 1990年代 === |
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8000系の登場により特急が10両編成化され、6000系は特急運用の任を下りたが<ref name="RP578p29"/>、1992年から相模原線で8両編成の特急が運転されるようになったためこれに6000系が充当された<ref name="RP578p30"/>。同時にシーズンダイヤの午後に高幡不動で高尾山口行き5両と[[多摩動物公園駅|多摩動物公園]]行き5両に分割・併合する急行が運転されるようになり、これに6000系が充当された<ref name="RP578p30"/>。多摩動物公園発の編成は高幡不動到着後いったん京王八王子側に引き上げられ、高尾山口発の編成と連結された<ref name="RP578p30"/>。 |
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相模原線特急は8000系8両編成に順次置き換えられ<ref name="ダイヤ情報154p26"/>、2001年に分割急行は廃止されている<ref name="RP734p158"/>。5扉車は混雑の激しい編成中央部に連結するため、2両+5両+3両の編成で朝ラッシュ時は運用され、ラッシュ以降は3両または2両編成を切り離した7両または8両編成で各駅停車に運用された<ref name="年鑑1991p157"/>。 |
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競馬場線が1999年に<ref name="RP734p215"/>、動物園線が2000年にワンマン化されて以降はワンマン対応の6000系専用編成が使用された<ref name="年鑑2000p104"/>。 |
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=== 2000年代から全廃まで === |
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[[File:Scrapping Keio 6000 12022011.JPG|thumb|220px|解体中の6416編成ほか]] |
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廃車進行により徐々に運用の範囲を狭めていったが、都営新宿線のATCは耐雑音性が低く、VVVFインバータ制御車が乗り入れられなかったことから、ATC更新まで6000系が乗入用に専用された<ref name="とれいん397p21"/><ref name="世界p76"/>。2007年(平成19年)9月に新宿線乗入運用がすべて10両編成となって以降30番台は8両+2両の実質的な固定編成として運用された<ref name="年鑑2008p129"/>。 |
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新宿線のATC更新後は急速に廃車が進行し、2009年(平成21年)6月に乗入運用から離脱<ref name="railf20090613"/>、2010年(平成22年)8月に8両編成が全廃された<ref name="年鑑2011一覧"/>。 |
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5扉車改造の4扉車は当初他の5両編成と共通に運用された<ref name="年鑑2000p126"/>が、他の5両編成が廃車されたのちは2本組み合わせた10両編成で使用された<ref name="ダイヤ情報310p26"/>。5扉車6両編成は相模原線内折り返しの各駅停車に運用され、5扉車4両編成はワンマン化改造・ラッピングがほどこされたうえ、動物園線で運用された<ref name="年鑑2001p95"/>。競馬場線と動物園線のワンマン運転対応車が最後に残り、競馬場線用は2011年(平成23年)1月、動物園線用は2011年(平成23年)3月で運用を終え、全車廃車された<ref name="年鑑2011動向"/>。 |
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== デワ600形 == |
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[[File:Dewa600.JPG|thumb|デワ600形<br/>(2014年6月 [[笹塚駅]])]] |
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[[1995年]]から[[事業用車]]として運用されていた5000系電動貨車の代替としてデハ6107・デハ6407・デハ6457が[[2004年]]10月にデワ600形電動貨車に改造された<ref name="年鑑2005p130"/>。デハ6107はデワ601に改造されたが、1両単独で運転できるよう、新宿寄りドアから前を切断し、クハ6707の運転台を取り付けるとともに自走に必要なすべての機器が搭載された<ref name="年鑑2005p130"/><ref name="年鑑2005p131"/>。京王八王子寄りには構内運転用の簡易運転台が設けられた<ref name="年鑑2005p130"/>。空気圧縮機と主制御装置を床下に、ブレーキ制御装置、空気タンク、電動発電機が車内に搭載された。高圧機器が車内に搭載されたため、換気のため窓の一部が鎧戸とされた<ref name="年鑑2005p130"/><ref name="年鑑2005p131"/>。デハ6407はデワ621となり、新宿寄りに簡易運転台が設けられた<ref name="年鑑2005p130"/><ref name="年鑑2005p131"/>。ATS車上子を床下に搭載するため、一部の空気[[容器|タンク]]が車内に搭載され、ATS装置本体も車内に搭載された<ref name="年鑑2005p131"/>。デハ6457を改造したデワ631には電動空気圧縮機を搭載するため、ブレーキ制御装置、一部の空気タンクが車内に移設された<ref name="年鑑2005p131"/>。デワ601の両側とデワ621の京王八王子寄[[連結器]]は棒連結器から密着連結器に交換されるとともにデワ601とデワ621の間に挟まれる[[貨車]]に電源を供給できるよう電気連結器が設けられた<ref name="年鑑2005p131"/>。車体塗装はグレーに変更され、夜間作業の視認性を高めるため正側面に赤白斜めのラインが入れられ、正面の白ラインは反射テープとなった<ref name="年鑑2005p131"/>。 |
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[[京王チキ290形貨車|チキ290形]]又は[[京王クヤ900形電車|クヤ900形]]をデワ601とデワ621の間に挟んで使用されるほか<ref name="年鑑2005p131"/><ref name="RF583p85"/>、相模原線がATC化されたのちはATC非設置の6000系が[[若葉台検車区|若葉台検車区・若葉台工場]]に入出庫する際のけん引車としても使用された<ref name="railf20130208"/>。 |
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[[京王デヤ901・902形電車|デヤ901・902形]]に置き換えられ、2016年4月に廃車された<ref name="RF676App"/><ref name="RP893p23"/><ref name="RF657p58"/><ref name="年鑑2016p138"/>。 |
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== 保存車 == |
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[[File:Keio 6000 6438 revival at Keio Rail-Land.jpg|thumb|220px|京王れーるランドに保存されたデハ6438(旧塗装、スカートなし)]] |
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[[File:Keio 6000 6772 at Keio Rail-Land.jpg|thumb|220px|京王れーるランドに保存されたクハ6772のカットボディ]] |
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デハ6438が廃車後[[若葉台検車区]]で保管された<ref name="railf20130208_2"/>後、[[2013年]]4月に[[多摩動物公園駅]]付近に移動<ref name="railf20130404"/>、2013年10月から[[京王れーるランド]]で静態保存されている。開館当初は廃車時の京王レッドと京王ブルーの帯色だったが、2023年3月からは旧塗装のえんじの帯色にお色直しされている<ref>{{Cite web |url=https://railf.jp/news/2023/05/20/193000.html |title=京王れーるランドのデハ6438のスカートが取り外される |access-date=2024-12-10 |publisher=鉄道ファン - railf.jp(交友社)}}</ref>。 |
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このほか、クハ6722とクハ6772の運転台部分が同所に展示されている<ref name="RP893p191"/>。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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=== 注釈 === |
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<ref name="2011動向">[[#動向2011|『鉄道車両年鑑2011年版』p132]]</ref> |
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=== 出典 === |
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<ref name="railf20090613">{{Cite web|和書|url = http://railf.jp/news/2009/06/13/165000.html|publisher=railf.jp(交友社)|title = 京王6000系都営新宿線乗入れ対応車が運用離脱|date=2009-06-13|accessdate=2013-06-09}}</ref> |
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<ref name="railf20100823">{{Cite web|和書|url = http://railf.jp/news/2010/08/23/102800.html|publisher=railf.jp(交友社)|title = 京王6000系6717編成が若葉台へ|date=2010-08-23|accessdate=2013-05-06}}</ref> |
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<ref name="railf20110202">{{cite web|url=http://railf.jp/news/2011/02/02/093700.html|title=京王7000系、競馬場線で運用開始 |publisher=railf.jp(交友社)|date=2011-02-02|accessdate=2013-05-25}}</ref> |
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<ref name="railf20130208">{{Cite web|和書|url=http://railf.jp/news/2011/02/02/093600.html|title=京王6416編成と6417編成が若葉台へ|publisher=railf.jp(交友社)|date=2013-02-08|accessdate=2013-02-08}}</ref> |
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<ref name="railf20110401">{{cite web|url = http://railf.jp/news/2011/04/01/204600.html|publisher=railf.jp(交友社)|title = 京王7000系7801編成が「TAMA ZOO TRAIN」に|date=2011-04-01|accessdate=2011-04-01}}</ref> |
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<ref name="railf20130208_2">{{Cite web|和書|url=http://railf.jp/news/2013/02/08/153000.html|title=京王6000系6438号車が若葉台駅に姿を表す|publisher=railf.jp(交友社)|date=2013-02-08|accessdate=2013-02-08}}</ref> |
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<ref name="railf20130404">{{Cite web|和書|url=http://railf.jp/news/2013/04/08/130000.html|title=京王れーるランド展示車両が陸送される|publisher=railf.jp(交友社)|date=2013-04-04|accessdate=2013-04-04}}</ref> |
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<ref name="100周年年表">[https://www.keio.co.jp/100th/historytimeline.html 京王の電車・バス開業100周年年表] 京王電鉄、2011年、2021年10月11日閲覧。</ref> |
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<ref name="HB2021-P110">[https://www.keio.co.jp/company/corporate/summary/corporate_manual/pdf/2021/2021_p106_p124.pdf データ集 - 年表] 2021年京王ハンドブック、京王電鉄、p.110、2021年8月発行。</ref> |
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== 参考文献 == |
== 参考文献 == |
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=== 書籍 === |
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* {{Cite book|和書|author = 飯島 巌|authorlink = |coauthors =森本富夫、荒川好夫|year = 2002||origyear = 1986|title = 復刻版 私鉄の車両17 京王帝都電鉄|publisher = [[ネコ・パブリッシング]]|ref = 飯島1986|id =|isbn = 4873663008}} |
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* {{Cite book|和書|author = 京王電鉄広報部|year= 1998|title=京王電鉄五十年史|publisher=京王電鉄}} |
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* {{Cite book|和書|author = 村松 功|authorlink = |coauthors =|year = 2012|title = 京王電鉄 まるごと探見|publisher = [[JTBパブリッシング]]|series = [[JTBキャンブックス]]|ref = 村松2012|id =|isbn = 978-4533085628}} |
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* {{Cite book|和書|author = |authorlink =|coauthors =|year = 2012|title = 京王電鉄のひみつ|publisher = [[PHP研究所]]|ref = PHP2012|id =|isbn = 978-4569807157}} |
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* {{Cite book|和書|author = |authorlink = |coauthors =|year = 2013|title = 京王電鉄の世界|publisher = [[交通新聞社]]|ref = 世界2013|id =|isbn = 978-4330415130}} |
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=== 雑誌記事 === |
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* 『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』通巻137号(1972年9月・[[交友社]]) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author= 鉄道ファン編集部|year= |month= |title=’72 通勤冷房車拝見|journal= |issue= |pages= 86-90 |publisher= |ref = 鉄道ファン137冷房}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author= 京王帝都車両課次長 藤井 宏|year= |month= |title=京王帝都 通勤用6000系電車|journal= |issue= |pages= 86-90 |publisher= |ref = 鉄道ファン137}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author= 鉄道ファン編集部|year= |month= |title=京王帝都電鉄 地下鉄乗入用6000系電車|journal= |issue= |pages= 91-93 |publisher= |ref = 鉄道ファン137グラフ}} |
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* 『[[鉄道ピクトリアル]]』通巻278号「特集 京王帝都電鉄」(1973年5月・[[電気車研究会]]) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=合葉 博治|coauthor=猪俣 剛|year= |month= |title=私鉄車両めぐり[97] 京王帝都電鉄|journal= |issue= |pages= 62-72 |publisher= |ref = 1973めぐり}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=京王帝都電鉄旅客車一覧表 昭和48年2月28日現在|journal= |issue= |pages= 70-72 |publisher= |ref = 1973諸元}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻358号(1979年2月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=宮地 徳文|coauthor=|year= |month= |title=京王帝都電鉄京王新線(新宿 - 笹塚)間の開業|journal= |issue= |pages= 54-56 |publisher= |ref = RP358}} |
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* 『鉄道ファン』通巻243号(1981年7月・交友社) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author= 京王帝都電鉄車両部 大原 保道|year= |month= |title=10連化まぢかい京王6000系|journal= |issue= |pages= 93-95 |publisher= |ref = 鉄道ファン243}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author= |year= |month= |title=付図 RF22162 京王帝都電鉄 制御電動客車 形式 デハ6430 (Mc)|journal= |issue= |pages= |publisher= |ref = RF22162}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author= |year= |month= |title=付図 RF22163 京王帝都電鉄 制御客車 形式 クハ6880 (Tc)|journal= |issue= |pages= |publisher= |ref = RF22163}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻422号「特集 京王帝都電鉄」(1983年9月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=青木 栄一|year= |month= |title=京王帝都電鉄のあゆみ|journal= |issue= |pages= 13-20 |publisher= |ref = 1983あゆみ}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=益崎 興紀|year= |month= |title=輸送の現状|journal= |issue= |pages= 26-31 |publisher= |ref = 1983輸送}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=大原 保道|year= |month= |title=3000系・6000系の技術のあゆみ|journal= |issue= |pages= 82-85 |publisher= |ref = 1983技術}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=編集部|year= |month= |title=京王帝都電鉄車両めぐり|journal= |issue= |pages= 121-135 |publisher= |ref = 1983グラフ}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=高橋 孝一郎|year= |month= |title=私鉄車両めぐり[123] 京王帝都電鉄|journal= |issue= |pages= 147-163 |publisher= |ref = 1983めぐり}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=現有車両諸元表|journal= |issue= |pages= 164-171 |publisher= |ref = 1983諸元}} |
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* 『鉄道ファン』通巻269号(1983年9月・交友社) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author= 合葉 博治|year= |month= |title=生まれて 育って 引き継いで 京王5000系物語 2 |journal= |issue= |pages= 47-56 |publisher= |ref = 鉄道ファン269}} |
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* 『鉄道ファン』通巻277号(1984年5月・交友社) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author= 京王帝都電鉄車両部車両課|year= |month= |title=京王初のステンレスカー 7000系誕生 |journal= |issue= |pages= 52-56 |publisher= |ref = 鉄道ファン277}} |
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* 『ナブコ技報』通巻72号(1991年7月)(1991年7月・株式会社ナブコ) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author= 森田 光正 (日本エヤーブレーキ)|year= |month= |title=叡山電鉄800系車両用HRDブレーキ装置 |journal= |issue= |pages= 44-46 |publisher= |ref = ナブコ72}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻550号「新車年鑑1991年版」(1991年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=京王帝都電鉄車両部車両課|year= |month= |title=6000系増備車(5扉車)|journal= |issue= |pages= 156-157|publisher= |ref = 年鑑1991}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=民鉄車両 車両諸元表|journal= |issue= |pages= 238-240|publisher= |ref = 年鑑1991諸元}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=民鉄車両 1990年度車両動向|journal= |issue= |pages= 241-252|publisher= |ref = 年鑑1991一覧}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻578号「特集 京王帝都電鉄」(1993年7月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=土屋 和夫、今城 光英|year= |month= |title=京王帝都電鉄の鉄道事業を語る |journal= |issue= |pages= 15-21 |publisher= |ref = 1993語る}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=野口 紘一|year= |month= |title=“輸送と運転”近年の変遷と現状 |journal= |issue= |pages= 22-33 |publisher= |ref = 1993輸送}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=京王帝都電鉄車両部車両課|year= |month= |title=車両総論 |journal= |issue= |pages= 34-42 |publisher= |ref = 1993総論}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=京王帝都電鉄車両部車両課|year= |month= |title=8000系の構想から誕生まで |journal= |issue= |pages= 43-50 |publisher= |ref = 1993-8000}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=青木 栄一|year= |month= |title=京王帝都電鉄のあゆみ[戦後編]|journal= |issue= |pages= 97-110 |publisher= |ref = 1993あゆみ}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=永井 信弘|year= |month= |title=京王線80年の運転のあゆみ|journal= |issue= |pages= 111-116 |publisher= |ref = 1993運転}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=小野島 和彦 |year= |month= |title=列車運転形態ノート |journal= |issue= |pages= 117-125 |publisher= |ref = 1993ノート}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author= |year= |month= |title=現有車両全形式 |journal= |issue= |pages= 186-192 |publisher= |ref = 1993全形式}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=石井 秀典|year= |month= |title=6000系 形態のバラエティー |journal= |issue= |pages= 212-218 |publisher= |ref = 1993-6000}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=出﨑 宏|year= |month= |title=私鉄車両めぐり 149 京王帝都電鉄 |journal= |issue= |pages= 223-242 |publisher= |ref = 1993めぐり}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=京王帝都電鉄 主要車歴表 |journal= |issue= |pages= 243-257 |publisher= |ref = 1993車歴}} |
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* 『[[鉄道ダイヤ情報]]』通巻154号「総力特集 京王帝都 1997」(1997年2月・[[弘済出版社]]) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=楠居 利彦|year= |month= |title=京王帝都電鉄 現有車両カタログ|journal= |issue= |pages= 18-33 |publisher= |ref = DJ154カタログ}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻660号「新車年鑑1998年版」(1998年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=藤井 信夫、大幡 哲海、岸上 明彦|year= |month= |title=各社別車両情勢|journal= |issue= |pages= 83-100|publisher= |ref = 年鑑1998動向}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=1998年度 車両動向|journal= |issue= |pages= 198-210|publisher= |ref = 年鑑1998一覧}} |
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* 『鉄道ファン』通巻452号(1998年12月・交友社) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author= 京王鉄道友の会|year= |month= |title=大手私鉄の多数派系列ガイド 3 京王6000系|journal= |issue= |pages= 70-81 |publisher= |ref = 鉄道ファン452}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻676号「新車年鑑1999年版」(1999年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=藤井 信夫、大幡 哲海、岸上 明彦|year= |month= |title=各社別車両情勢|journal= |issue= |pages= 91-107|publisher= |ref = 年鑑1999動向}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=1998年度 車両動向|journal= |issue= |pages= 176-185|publisher= |ref = 年鑑1999一覧}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻678号(1999年12月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=岸 由一郎|year= |month= |title=ご縁をまとめて150両 京王重機整備とその仕事|journal= |issue= |pages= 44-53|publisher= |ref = RP678}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻692号「新車年鑑2000年版」(2000年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=藤井 信夫、大幡 哲海、岸上 明彦|year= |month= |title=各社別車両情勢|journal= |issue= |pages= 101-119|publisher= |ref = 年鑑2000動向}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=京王帝都電鉄車両部車両課 吉田 武司|year= |month= |title=京王電鉄6000系(5扉→4扉化改造)|journal= |issue= |pages= 185-187|publisher= |ref = 年鑑2000}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=民鉄車両 車両諸元表|journal= |issue= |pages= 238-240|publisher= |ref = 年鑑2000諸元}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=1999年度 車両動向|journal= |issue= |pages= 187-201|publisher= |ref = 年鑑2000一覧}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻708号「新車年鑑2001年版」(2001年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=藤井 信夫、大幡 哲海、岸上 明彦|year= |month= |title=各社別車両情勢|journal= |issue= |pages= 93-109|publisher= |ref = 年鑑2001動向}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=2000年度 車両動向|journal= |issue= |pages= 175-183|publisher= |ref = 年鑑2001一覧}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻723号「鉄道車両年鑑2002年版」(2002年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=トピックで見る2001年度民鉄車両動向|journal= |issue= |pages= 104-120|publisher= |ref = 年鑑2002動向}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=各社別新造・改造・廃車一覧 |journal= |issue= |pages= 190-200 |publisher= |ref = 年鑑2002一覧}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻734号「特集 京王電鉄」(2003年7月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=6000系 |journal= |issue= |pages= 8 |publisher= |ref = 2003-6000}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=京王電鉄広報部|year= |month= |title=総説:京王電鉄 |journal= |issue= |pages= 10-16 |publisher= |ref = 2003京王}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=田中 健輔|year= |month= |title=輸送と運転 近年の動向 |journal= |issue= |pages= 23-32 |publisher= |ref = 2003輸送}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=京王電鉄車両電気部車両課|year= |month= |title=車両総説 |journal= |issue= |pages= 42-49 |publisher= |ref = 2003総説}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=永井 信弘|year= |month= |title=京王電鉄1960〜1970年代における輸送力増強の時代 |journal= |issue= |pages= 112-117 |publisher= |ref = 2003増強}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=京王電鉄車両電気部車両課|year= |month= |title=京王線 列車運転の興味 |journal= |issue= |pages= 157-159 |publisher= |ref = 2003興味}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=京王電鉄 現有車両プロフィール |journal= |issue= |pages= 212-235 |publisher= |ref = 2003プロフィール}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=京王電鉄 旅客車のバラエティ|journal= |issue= |pages= 236-239 |publisher= |ref = 2003バラエティ}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=京王電鉄 主要車歴表 |journal= |issue= |pages= 240-259 |publisher= |ref = 2003車歴}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=京王電鉄 主要車両諸元表 |journal= |issue= |pages= 259-260 |publisher= |ref = 2003諸元}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻738号「鉄道車両年鑑2003年版」(2003年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=各社別新造・改造・廃車一覧 |journal= |issue= |pages= 208-219 |publisher= |ref = 年鑑2003一覧}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻753号「鉄道車両年鑑2004年版」(2004年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=岸上 明彦|year= |month= |title=2003年度 民鉄車両動向 |journal= |issue= |pages= 120-140 |publisher= |ref = 年鑑2004動向}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=各社別新造・改造・廃車一覧 |journal= |issue= |pages= 216-227 |publisher= |ref = 年鑑2004一覧}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻767号「鉄道車両年鑑2005年版」(2005年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author= 京王電鉄 車両電気部車両課 宮葉 浩委|year= |month= |title=デワ600形電動貨車|journal= |issue= |pages= 130-131 |publisher= |ref = 年鑑2005}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=民鉄車両諸元表|journal= |issue= |pages= 186-191|publisher= |ref = 年鑑2005諸元}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=各社別新造・改造・廃車一覧 |journal= |issue= |pages= 214-229 |publisher= |ref = 年鑑2005一覧}} |
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* 『[[鉄道ジャーナル]]』通巻472号(2006年2月・鉄道ジャーナル社) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=[[東京工業大学]]鉄道研究部|year= |month= |title=電鉄 往年の名車をクローズアップ 22 京王電鉄6000系|journal= |issue= |pages= 106-110|publisher= |ref = RJ472}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻781号「鉄道車両年鑑2006年版」(2006年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year=|month=|title=各社別新造・改造・廃車一覧|journal=|issue=|pages= 222-235|publisher=|ref = 年鑑2006一覧}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻783号(2006年12月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=結城明日香|year=|month=|title=TOPIC PHOTOS 京王線分割特急が見納め|journal=|issue=|pages= 83|publisher=|ref = RP783p83}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻795号「鉄道車両年鑑2007年版」(2007年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year=|month=|title=各社別新造・改造・廃車一覧|journal=|issue=|pages= 205-220|publisher=|ref = 年鑑2007一覧}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻810号「鉄道車両年鑑2008年版」(2008年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=2007年度民鉄車両動向 |journal= |issue= |pages= 122-151 |publisher= |ref = 年鑑2008動向}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=各社別新造・改造・廃車一覧 |journal= |issue= |pages= 242-255 |publisher= |ref = 年鑑2008一覧}} |
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* 『[[とれいん (雑誌)|とれいん]]』通巻397号「アイボリーの駿馬 京王線特集」(2008年1月・エリエイ プレス・アイゼンバーン) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year=|month=|title=Modelers File 京王電鉄 9030系|journal=|issue=|pages= 20-31|publisher=|ref = とれいん397}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻825号「鉄道車両年鑑2009年版」(2009年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=2008年度民鉄車両動向 |journal= |issue= |pages= 108-134 |publisher= |ref = 年鑑2009動向}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=各社別新造・改造・廃車一覧 |journal= |issue= |pages= 218-219 |publisher= |ref = 年鑑2009一覧}} |
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* 『鉄道ファン』通巻583号(2009年11月・交友社) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author= 鈴木 洋|year= |month= |title=ファンの目から見た・・・終焉迫る京王6000系|journal= |issue= |pages= 82-85 |publisher= |ref = 鉄道ファン583}} |
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* 『鉄道ダイヤ情報』通巻310号「特集 京王電鉄車両カタログ 2010」(2010年2月・[[交通新聞社]]) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=楠居 利彦|year= |month= |title=京王電鉄 近年の車両概況|journal= |issue= |pages= 12-14 |publisher= |ref = DJ310概況}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=楠居 利彦|year= |month= |title=2010京王電鉄車両カタログ |journal= |issue= |pages= 15-37 |publisher= |ref = ダイヤ情報310}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=京王電鉄 車両編成表 |journal= |issue= |pages= 89-91 |publisher= |ref = DJ310F}} |
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* 『東洋電機技報』通巻121号(2010年3月・東洋電機製造) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=総集編 交通事業部編|journal= |issue= |pages= 1-4 |publisher= |ref = 東洋技報121}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻840号「鉄道車両年鑑2010年版」(2010年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=2009年度民鉄車両動向 |journal= |issue= |pages= 116-142 |publisher= |ref = 年鑑2010動向}} |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=各社別新造・改造・廃車一覧 |journal= |issue= |pages= 212-225 |publisher= |ref = 年鑑2010一覧}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻855号「鉄道車両年鑑2011年版」(2011年10月・電気車研究会) |
* 『鉄道ピクトリアル』通巻855号「鉄道車両年鑑2011年版」(2011年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal|和書|author=岸上 明彦 |year= |month= |title= |
** {{Cite journal ja-jp|和書|author=岸上 明彦 |year= |month= |title=2010年度民鉄車両動向 |journal= |issue= |pages= 123-154 |publisher= |ref = 動向2011}} |
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** {{Cite journal|和書|author=|year= |month= |title=各社別新造・改造・廃車一覧 |journal= |issue= |pages= 210-222 |publisher= |ref = 年鑑2011一覧}} |
** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=各社別新造・改造・廃車一覧 |journal= |issue= |pages= 210-222 |publisher= |ref = 年鑑2011一覧}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻868号「鉄道車両年鑑2012年版」(2012年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=民鉄車両諸元表 |journal= |issue= |pages= 194-198 |publisher= |ref = 年鑑2012諸元}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻881号「鉄道車両年鑑2013年版」(2013年10月・電気車研究会) |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=岸上 明彦|year= |month= |title=2012年度民鉄車両動向 |journal= |issue= |pages= 100-133 |publisher= |ref = 年鑑2013動向}} |
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*『鉄道ピクトリアル』通巻893号「特集 京王電鉄」(2014年8月・電気車研究会) |
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**{{Cite journal ja-jp|和書|author=高橋泰三、今城光英|year=|month=|title=対談 京王電鉄の鉄道事業を語る|journal=|issue=|pages= 18-25|publisher=|ref = 2014語る}} |
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**{{Cite journal ja-jp|和書|author=|year=|month=|title=京王躍進の立役者 6000系のあゆみ|journal=|issue=|pages= 186-191|publisher=|ref = 2014-6000}} |
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**{{Cite journal ja-jp|和書|author=藤田 吾朗|year=|month=|title=京王電鉄 現有車両プロフィール 2014|journal=|issue=|pages= 231-259|publisher=|ref = 2014めぐり}} |
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*『鉄道ファン』通巻657号(2016年1月・[[交友社]]) |
|||
**{{Cite journal ja-jp|和書|author= |year=|month=|title=CAR INFO 京王電鉄デヤ901形・デヤ902形|journal=|issue=|pages= 56-58|publisher=|ref = RF657}} |
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* 『鉄道ピクトリアル』通巻923号「鉄道車両年鑑2016年版」(2016年10月・電気車研究会) |
|||
** {{Cite journal ja-jp|和書|author=京王電鉄(株)鉄道事業本部車両電気部車両計画改良担当 奥 雅希|year= |month= |title=京王電鉄 デヤ901形・デヤ902形|journal= |issue= |pages=137-138|publisher= |ref = 年鑑2016}} |
|||
* 『鉄道ファン』通巻676号(2017年8月・交友社)「別冊付録 私鉄車両ファイル」 |
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** {{Cite journal ja-jp|和書|author=|year= |month= |title=車両データバンク|journal= |issue= |pages= |publisher= |ref = 鉄道ファン676付録}} |
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== 関連項目 == |
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== 外部リンク == |
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* [https://web.archive.org/web/19980130002015/http://www.keio.co.jp/museum/guide/60/index.htm 車両ガイド6000系](京王車両図巻・インターネットアーカイブ・1998年時点の版) |
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* 日立製作所『日立評論』 |
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** 1973年12月号製品紹介「{{PDFlink|[https://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/1973/12/1973_12_00_sinseihin.pdf 界磁チョッパ制御装置]}}」(8ページ目) |
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** 1976年9月号「{{PDFlink|[https://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/1976/09/1976_09_12.pdf 最近の日立車両用界磁チョッパ制御装置]}}」 |
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{{Commonscat|Keio_6000_series}} |
{{Commonscat|Keio_6000_series}} |
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{{京王電鉄の車両}} |
{{京王電鉄の車両}} |
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{{Featured article}} |
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{{DEFAULTSORT:けいおう6000けいてんしや}} |
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{{DEFAULTSORT:けいおう6000けいてんしや}} |
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[[Category:京王電鉄の電車|6000]] |
[[Category:京王電鉄の電車|6000]] |
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[[Category:1972年製の鉄道車両 |
[[Category:1972年製の鉄道車両]] |
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[[Category:日本車輌製造製の電車]] |
[[Category:日本車輌製造製の電車]] |
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[[Category:東急車輛製造製の電車]] |
[[Category:東急車輛製造製の電車]] |
2024年12月10日 (火) 02:41時点における最新版
京王6000系電車 | |
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登場時復刻塗装の6000系 (2009年11月16日 東府中駅) | |
基本情報 | |
運用者 | 京王電鉄 |
製造所 |
日本車輌製造 東急車輛製造 日立製作所[1] |
製造年 | 1972年 - 1991年 |
製造数 | 304両[2] |
運用開始 | 1972年5月23日[3][4] |
運用終了 | 2011年3月13日[5] |
廃車 | 1998年1月 - 2011年3月 |
投入先 | 京王線(都営新宿線直通) |
主要諸元 | |
編成 | 2・3・4・5・6・8両[6] |
軌間 | 1,372 mm[7] |
電気方式 | 直流1,500 V(架空電車線方式)[7] |
最高運転速度 | 110 km/h[8] |
設計最高速度 | 120 km/h[9][10] |
起動加速度 |
2.5 km/h/s 3.3 km/h/s(都営新宿線内)[11] |
減速度(常用) | 4.0 km/h/s[21] |
減速度(非常) | 4.5 km/h/s[21] |
車両定員 |
150(先頭車) 170(中間車)[注 1] |
全長 | 20,000 mm[7] |
車体長 | 19,500 mm[7] |
全幅 | 2,800 mm[7] |
車体幅 | 2,780 mm[7] |
全高 |
4,045 mm(パンタグラフなし) 4,100 mm(パンタグラフ付)[7] |
車体 | 普通鋼[22] |
主電動機 |
直流直巻電動機[16] 直流複巻電動機[17] |
主電動機出力 | 150 kW×4[16][22] |
駆動方式 |
TD平行カルダン駆動[7] WN平行カルダン駆動[11] |
歯車比 |
85:14=6.07(抵抗制御車)[16] 85:16=5.31(界磁チョッパ車)[14][23] |
制御方式 | 抵抗制御[16]・界磁チョッパ制御 [18] |
制動装置 |
発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ[16] 回生ブレーキ併用 電気指令式空気ブレーキ[20][24] |
保安装置 |
京王形ATS[19] 都営新宿線用ATC[20] |
京王6000系電車(けいおう6000けいでんしゃ)は、京王電鉄京王線用の通勤形電車[注 2][26]。1972年から1991年に304両が製造され[2]、2011年まで運用された[27][28]。また、同社最後の「アイボリー」塗装の車両であった。
本稿では京王線上で東側を「新宿寄り」、西側を「京王八王子寄り」と表現する。編成単位で表記する必要がある場合は新宿寄り先頭車の車両番号で代表し、6731編成のように表現する[注 3]。京王では京王八王子寄りを1号車として車両に号車番号を表示しているが[33]、本稿では各種文献に倣って新宿寄りを左側として編成表を表記し[34][35][36][37]、文中でたとえば「2両目」と記述されている場合は新宿寄りから2両目であることを示す。
概要
[編集]都営地下鉄新宿線への乗り入れを前提に設計され、京王で初めて20 m級並びに両開扉4ドアの車体を採用した[26]。製造当時の法令に従い、6000系は A-A基準 [注 4]を満足するよう設計されている[38]。京王で初めて電気指令式ブレーキを採用し、主幹制御器がブレーキハンドルと一体化されたワンハンドルマスコンが採用された[7]。
後述のように、最大幅2,844mmの初代5000系と同じ室内幅2,600mmを新宿線乗入で規定された最大幅2,800mmで実現するための設計上の工夫が施された[26]。
先頭車は全車東急車輛製造(以下、東急)製、中間車は25両が東急製、7両が日立製作所(以下、日立)製であるほかは日本車輌製造(以下、日車)製である[1]。
京王線全線・都営地下鉄新宿線で運用されたのち、1998年から2011年にかけて廃車が発生し、2004年に事業用車に改造された3両と静態保存された1両を除いて廃車・解体された[39][27][40]。事業用車に改造された3両も、デヤ901形・902形に代替され2016年4月に廃車されている[41]。
登場の経緯
[編集]三多摩地区開発による沿線人口の増加、相模原線延伸による多摩ニュータウン乗り入れ、都営地下鉄10号線(現都営地下鉄新宿線、以下新宿線と表記する)乗入構想により、京王線の利用客増加が見込まれ、相当数の車両を準備する必要に迫られるなか、製造費用、保守費用を抑えた新型車両として本形式が構想された[26]。
新宿線建設に際してはすでに1号線(後の浅草線)を1,435mm軌間で開業させていた東京都は京成電鉄と1号線との乗り入れにあたり京成電鉄の路線を1,372mmから1,435 mmに改軌させた事例や、1,372 mm軌間の特殊性から運輸省(当時、2001年から国土交通省)と共に京王にも改軌を求めたが、改軌工事中の輸送力確保が困難なことを理由に改軌しないことで決着している[42][43][44]。
京王の車両史での位置づけ
[編集]6000系は5000系の全長18 m[45]に対し、京王線の建築限界を修正した[46]上で、京王線用として初めて全長20 mの車体を採用した[26]。6000系以降の京王線の新型車両は20 m車体となった[33]が、7000系以降はステンレス車体となった[47]ため、6000系は京王線用として20 m級車体を採用した唯一の普通鋼製車両である[33]。6000系で床面(台枠上面)の幅が5000系の最大2,700 mmから2,780 mmに拡げられたため、ホームの改修が行われ、5000系以前の車両は出入口の踏段を拡幅する工事が施工された[48]。
最初の6編成の制御方式は5000系とほぼ同一の部品を採用した抵抗制御だった[19]が、これ以外はすべて界磁チョッパ制御となり[46]、7000系にもほぼ同じ方式が継承された[49]。電気指令ブレーキとT形のワンハンドルマスコンは改良を加えながら6000系以降の京王線用車両に採用されている[50]。
5000系では多種多様の台車が使用されたが、6000系ではほぼ同一形態の2種類の台車に統一され、基本構造は7000系、最終製造車を除く8000系まで継承された[51][52]。
6000系は製造時から全車が冷房装置装備となり、初期の先頭車は集約分散式冷房装置を採用したが、途中から全車集中式冷房装置に統一され[53][54]、以降新5000系に至るまで京王線では集約分散式の採用はない[55][21]。
6000系304両の製造期間である1972年4月から1991年3月の19年間に7000系132両と併せて436両が製造され[56][57][58][59][60][61]、井の頭線からの転用車20両[62]、2600系15両[63]、2000系・2010系・2700系合計103両[62][63][64]、5000系17両[64][65][注 5]、5100系24両[64][65]の179両が廃車された。京王線の車両数は257両増加したことになり、この間にいわゆるグリーン車[62]と、吊り掛け式駆動車が全廃された[64]。
6000系304両の廃車は1998年1月[56]から2011年3月にかけての13年間行われ[28]、この間に8000系40両、9000系264両の合計304両が製造された[67]。6000系を代替したのはすべてVVVFインバータ制御、ステンレス車体の車両であり[33]、6000系の全廃により京王線の営業車から普通鋼製の電車が消滅した[33]。6000系の廃車と並行して6000系とほぼ同じ制御装置を採用していた7000系のVVVF化改造工事が進められたが[67]、京王線から界磁チョッパ制御車が消滅したのは6000系全廃後の2012年となった[68]。
構造
[編集]外観
[編集]新宿線乗り入れに対応するため、京王として初の20 m車体、1,300 mm幅両開き片側4扉の普通鋼製車体を採用した[26][16]。最大幅2,844 mmの初代5000系と同じ室内幅2,600 mmを新宿線乗入協定で定められた最大幅2,800 mmで実現するため、側窓を1枚下降式として壁厚さを薄くする手法が取られ[26]、6両編成で5000系7両編成に匹敵する収容力をもつものとされた[26]。車体外幅は同寸法で車体をステンレス化する場合にコルゲートを追加できるよう2,780 mmとなり[26]、5000系に続いてアイボリー色の車体の窓下にえんじ色の帯が巻かれた[7]。登場前には窓上にも赤帯を巻くことも検討されたが、実現しなかった[69]。従来の車両に取り付けられていた社紋の代わりに京王帝都電鉄を表すKTRのプレートが取り付けられた[70]。
床面の車体幅が5000系の2,700 mmから2,780 mmに拡幅されたことと併せ、20 m車の導入に際して曲線上のホームとの干渉が発生するためホームの修正などの準備が行われた[48][71][30]が、車両設計認可には時間を要した[71]。
平面を中心とした凹凸や曲面の少ない外観となり、客室屋根高さを高く取るため屋根も平面に近くなった[69]。側窓はサッシ付き一枚下降式で、床面から1,300 mmまで窓が下がる[69]。戸袋窓が設けられ、戸袋窓にもサッシが付いた[72]。サッシの角が角ばっているのは少しでも視界を広く取りたいためとされている[69]。客用ドアは体格向上に併せ、5000系の高さ1,800 mmから1,850 mmに変更された[26]。
戸閉表示、非常通報、ブレーキ不緩解の3つの表示灯は車体中央部窓上にまとめて設置され、表示灯群の両側に種別と行先の表示装置が設けられた[69]。
先頭部には地下線走行時の非常脱出や、複数編成間を貫通幌でつなぐ目的で中央部に幅600 mmの貫通扉が設けられ[16]。貫通扉を中心に緩やかに後退角がついた折妻構成とされた[73]。最初の3編成は貫通幌の座がなかったが、後に追加されている[29]。4編成目以降は幌の座を備えて新造された[29]。登場直後は5000系同様正面貫通路両側でえんじ帯が徐々に細くなっていた[29]が、すぐに一定幅に変更された[74]。貫通路上に行先、正面右側窓上に種別表示を備え、正面左窓上は運行番号表示用とされたため、前照灯は正面窓下に設置された[69]。窓上表示装置の両脇に尾灯と列車種別識別用の表示灯兼用の角型の灯具が設けられ、夜間に表示灯が際立つよう表示幕類は黒地とされ、各表示装置の周りが黒く塗られた[69]。登場当初は装置ごとに黒色部が3分割されていた[29]が、すぐに一体に塗装された[74]。車掌室窓部にリレー類を納める箱を設置したため、正面向かって左側の窓の天地寸法が運転席側より小さくなり、バランスをとるため窓下に車号板が取り付けられた[69]。
1992年ごろに先頭車正面床下にスカートが取り付けられ[75]、2002年に帯色が京王レッドと京王ブルーに変更されている[76]が、それ以外に外観の印象を変えるような大きな改造は行われなかった[77]。
内装
[編集]座席はロングシートで、褐色のモケットが貼られた[69]。壁色は5000系に続いてアイボリー系となった[69]。天井の冷風ダクトの枕木方向の幅を広げることで天地を薄くでき[69]、天井高さは床面上2,210 mmとなった[26]。車内照度確保のため、室内灯は乗客により近くなるよう冷風ダクトに取り付けられた他[69]、天井には先頭車9台、中間車10台のラインデリアが埋め込まれた[78]。座席端のアームレストは着座客のアームレストとしても、立客が寄りかかる場所としても両者が不快になることなく利用できるよう工夫されている[69]。冷暖房効果向上などを目的として全中間連結部に引戸が設けられている[69]。
乗務員室
[編集]京王の車両で初めてワンハンドル式主幹制御器を採用した[7]。押して制動か、引いて制動か、の議論が設計時にあり、先に登場していた東急8000系に倣って押して制動する方式が採用された[注 6][7][79]。運転士前面に配置する計器類は速度計と圧力計、一部のスイッチ類などの最低限とされ、電流計・電圧計などは添乗する係員から見やすいよう乗務員室側開戸の上に設けられた[7][16]。ATC設置に備えて、速度計外側には車内信号が表示できるスペースが設けられた[80]。乗務員室中央部を貫通路として使用する場合、運転室・車掌室が仕切れるような構造となっていた[7][16]。ワイパーは乗用車用を流用した電動式となった[74]。
主要機器
[編集]走行関係装置
[編集]1972年製の6編成は抵抗制御を採用[81]、5000系最終製造車とほぼ同様[19]の日立製主制御装置MMC-HTB-20J[14](直列11段、並列7段、弱め界磁6段)[81]、主電動機として直流直巻電動機・日立製HS-834Crb、東洋電機製造(以下、東洋)製TDK-8520A[14](出力150 kW、端子電圧375 V、定格電流450 A、回転数1,450 rpm)[16]が搭載された。5両編成・6両編成でデハ6000形単独で使用される場合は永久直列制御とされ、発電ブレーキが使用できなかった[81]。
1973年以降は主回路を界磁チョッパ制御に変更するとともに回生ブレーキも採用[46]し、主制御装置は日立製MMC-HTR-20B(直列14段、並列11段)[82]、主電動機は直流複巻電動機・日立製HS-835GrbまたはHS-835Jrb、東洋製TDK-8525AまたはTDK-8526A[82](150 kW、端子電圧375 V、定格電流445 A、分巻界磁電流28.3 A、回転数1,500 rpm)[22][83]となった。抵抗制御車同様、デハ6000形単独で使用される場合は永久直列制御とされたが、回生ブレーキは使用できた[82]。当初からユニットを組まない電動車として計画されたデハ6400形にはスペースの制約から他形式と異なる機器が採用され[84]、主制御装置も日立製MMC-HTR-10C(永久直列14段)となった[82]。5000系では日立製主電動機の数が多かったが、6000系では東洋製が主力となった[74]。
駆動装置はTD平行カルダン駆動が採用され、抵抗制御車の歯車比は85:14[16]、界磁チョッパ制御車の歯車比は85:16である[15]。後年7000系と共通のWN駆動装置に交換されたものがある[11]。
制動装置は日本エヤーブレーキ製全電気指令式電磁直通ブレーキ (HRD-1) が採用された[16][注 7]。
5000系では数多くの種類の台車が採用されたが、6000系以降の各形式では統一された形態のものとなった[52]。台車は車体直結式空気ばね、ペデスタル方式軸箱支持 [53]の東急製[53]TS-809動力台車[12]、TS-810付随台車が採用された[13]。界磁チョッパ制御車の台車は回生ブレーキ使用に対応してTS-809Aに形式変更されている[11]。TS-809の軸距は2,200 mm、TS-810は2,100 mmで[7]、全台車両抱式の踏面ブレーキを装備する[11]。サハ6550形は電装を考慮していたため全車電動車用TS-809系を装備し[1]、クハ6801 - クハ6806はサハ6551 - サハ6556から転用されたTS-809改台車を装備していた[53]。デハ6456は落成当初、軸箱支持方式をシェブロン式とした試作台車TS-901を装着していたが、1年程度でTS-809Aに交換されている[53]。
補機類
[編集]集電装置として、東洋製[注 8]PT-4201[16]形パンタグラフがデハ6000形・デハ6400形・デハ6450形の全車に、2両編成ではクハ6750形のそれぞれ京王八王子寄りに搭載されたほか、一部のデハ6050形にも搭載された[35]。
6000系では4種類の容量の5種類の補助電源装置が使用された[82]。1972年製のサハ6550形と1973年製のデハ6050形・サハ6550形には容量130 kVAのHG544Er電動発電機 (MG)、1972年製のデハ6050形には容量75 kVAのHG584Er電動発電機、それ以外の4扉車には容量130 kVAのTDK3344ブラシレス電動発電機 (BL-MG) が搭載された[82]。HG854Erは1972年製造車の5+3両編成化時にデハ6450形に移設され[75]、同時にクハ6751 - クハ6756に井の頭線用3000系から転用されたTDK362/1-B電動発電機(容量7 kVA)が搭載された[75]。のちにHG544Erの大半がTDK3344に載せ替えられている[82]。5扉車にはSVA-130-477SIV(容量110 kVA)が採用された[85][82]。1983年ごろにデハ6261に試験的にSIVが搭載された[20]。
電動空気圧縮機は、2両編成を除いて、毎分吐出容量2,130リットルのHB-2000[16][53]および1987年以降の製造車では性能は同一で小型低騒音のHS-20D[53]が、3・5両編成用のクハ6700形とデハ6050形、サハ6550形全車に各1台が搭載された[35]。2両編成では床下スペースの制約から、井の頭線から転用された[53]毎分吐出容量1,120リットルのC-1000を採用し、デハ6400形に搭載された[86]。
冷房装置
[編集]1972年製造の制御車には集約分散式能力9.3 kW (8,000 kcal/h) の東芝製冷房装置が4台搭載された[54]。1973年から1976年製造の制御車は同じ冷房装置5台を搭載することが可能な構造となったが4台のみが搭載され、中央の1台分にはカバーだけが載せられた[54]。1973年から1976年製造の制御車には1986年、5台目の冷房装置が搭載されている[54]。1972年製の中間車と、これを8両編成化するために製造されたデハ6450形には日立製集中式34.9 kW (30,000 kcal/h) の冷房装置1台が搭載された[16][54][注 9]が、1991年に集中式46.5 kW (40,000 kcal/h) のものに載せ替えられている[54]。それ以外の4扉車は全車集中式46.5 kWの冷房装置を搭載し[54]、5扉車のみ48.8 kW (42,000 kcal/h) とされた[89]。冷房装置の寿命は15年程度であるため[75]、何回か載せ替えが行われ、型式が異なるものに変えられたもの、3000系や5000系と交換したものなどがある[54]。能力46.5 kWのものを搭載していた車両の大半が48.8 kWのものに交換されている[54][75]。
形式構成
[編集]6000系は以下の形式で構成される[1]。各形式とも一部の例外を除いて固定編成中で下2桁は同番号または同番号+50となっている[35]。ここでは1991年の製造終了時までを述べる。「デ」は制御電動車及び電動車を、「ク」は制御車を、「サ」は付随車を、「ハ」は普通座席車を指す略号であり、形式名の前のカタカナ2文字はこれらを組み合わせたものである。各車の製造年時は項末の表を参照のこと。
デハ6000形
[編集]主制御装置、パンタグラフを搭載する中間電動車である[1]。パンタグラフは京王八王子寄りに1基が搭載されている[90]。3両編成の2両目[36]、5両編成と6両編成の2両目と4両目[7][36]、初期の8両編成の3・5・6両目[46]、それ以外の8両編成の2・4・6両目に組み込まれた[36][91]。初期の8両編成を除き編成位置により新宿寄りから順に百の位が0・1・2に附番され[92]、3両編成用は百の位が4[35]となったが、下記の制御電動車デハ6400形とは別形式である[1]。デハ6050形とユニットを組んで使用されることが基本だが、5両編成の4両目と乗入用を除く8両編成の4両目[35]、初期の6両編成の4両目[7]と初期の8両編成の5両目に組み込まれた6100番台の車両[46]はデハ6000形単独で使用された[1]。デハ6001 - デハ6006・デハ6101 - デハ6106の12両が抵抗制御[93]で、それ以外の車両が界磁チョッパ制御である[9]。1972年から1991年にかけて95両が製造された[56][57][58][59]。1976年に6両編成の8両編成化に伴ってサハ6550形サハ6551 - サハ6556が電装されてデハ6401 - デハ6406となった[57]。一部車両は編成全体の新宿線乗入対応改造に併せて改番されている[58][59]。
デハ6050形
[編集]デハ6000形とユニットを組む[1] 電動空気圧縮機、京王八王子寄り屋根上にパンタグラフを搭載する中間電動車である[1][81]。6100番台には初期と最末期の一部を除きパンタグラフは設置されなかった[54]。百の位はユニットを組むデハ6000形と同一[35]で、初期の6両編成と5両編成の3両目[7][36]、初期の8両編成の4・7両目[46]、それ以外の京王線用8両編成の3・7両目、乗入対応8両編成の3・5・7両目に組み込まれた[35]。デハ6051 - デハ6056の6両が抵抗制御で、それ以外の車両が界磁チョッパ制御である[93]。8両編成の7両目に組み込まれた車両以外には電動発電機が搭載された[81]。1972年から1991年にかけて67両が製造された[56][57][58][59]。乗入対応のため1979年にサハ6557 - サハ6559・サハ6564 - サハ6569が電装されてデハ6181 - デハ6189に改番されている[94]。一部車両は編成全体の新宿線乗入対応改造に併せて改番されている[58][59]。
デハ6400形
[編集]2両編成で新宿寄りに連結される制御電動車[95]で、主制御装置、電動空気圧縮機、京王八王子寄りにパンタグラフを搭載する[95]。1981年から1989年にかけて18両が製造された[94][96]。デハ6401 - デハ6406はデハ6000形に属する中間電動車であり、デハ6400形ではない[1]。
デハ6450形
[編集]3両編成で京王八王子寄りに連結される制御電動車[35]で、補助電源装置、パンタグラフを搭載する[1][81]。パンタグラフは他車種同様京王八王子寄りに搭載されたため、運転台側にパンタグラフがある[1]。1976年、1977年に7両が製造された[15]。
サハ6550形
[編集]電動空気圧縮機付きの付随車[24]で、初期の6両編成の5両目と初期の8両編成の2両目、京王線用8両編成の5両目に組み込まれる[7][36]。1972年から1983年にかけて22両が製造された[94]。1976年に8両編成化のため6両がデハ6000形に、1977年 - 1978年に乗入対応のため6両がデハ6050形に改造されている[9][94]。電動車化が想定されていたため、屋根上にパンタグラフ取付用の台、客室床に主電動機点検蓋があり、電動車用TS-809系台車を装備している[1]。
クハ6700形
[編集]新宿寄り制御車である[26]。3・5両編成用には電動空気圧縮機が搭載された[81]。3両編成用は百の位が8[32]。1972年から1991年にかけて42両が製造された[94][96]。一部車両は新宿線乗入対応改造に併せて改番されている[58][59]。
クハ6750形
[編集]京王八王子寄り制御車である[26]。2両編成用は百の位が8[32]。1972年から1991年にかけて53両が製造された[94][96]。2両編成用は京王八王子寄りにパンタグラフ1基を搭載している[86]。一部車両は新宿線乗入対応改造に併せて改番されている[58][59]。
形式 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6400 | デハ6450 | サハ6550 | クハ6700 | クハ6750 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | 6000 | 6100 | 6200 | 6400 | 6050 | 6150 | 6250 | 6700 | 6800 | 6750 | 6850 | |||
1972年 | 6001 ∥ 6006 |
6101 ∥ 6106 |
6051 ∥ 6056 |
6551 ∥ 6556 |
6701 ∥ 6706 |
6751 ∥ 6756 |
||||||||
1973年 | 6007 6008 6009 |
6107 6108 6109 |
6057 6058 6059 |
6557 6558 6559 |
6707 6708 6709 |
6757 6758 6759 |
||||||||
1974年 | 6010 6011 6012 |
6110 6111 6112 |
6060 6061 6062 |
6560 6561 6562 |
6710 6711 6712 |
6760 6761 6762 |
||||||||
1975年 | 6207 ∥ 6212 |
6257 ∥ 6262 |
||||||||||||
1976年 | 6451 ∥ 6456 |
6801 ∥ 6806 |
||||||||||||
1977年 | 6013 6014 6015 |
6113 6114 6115 |
6214 6215 |
6413 | 6063 6064 6065 |
6264 6265 |
6463 | 6564 6565 |
6713 6714 6715 |
6813 | 6763 6764 6765 |
|||
1978年 | 6016 6017 6018 |
6116 6117 6118 |
6216 6217 6218 |
6066 6067 6068 |
6166 6167 6168 |
6266 6267 6268 |
6569 | 6716 ∥ 6719 |
6766 ∥ 6769 |
|||||
1979年 | 6039 6040 6041 |
6139 6140 6141 |
6239 6240 6241 |
6089 6090 6091 |
6190 6191 |
6289 6290 6291 |
6740 6741 |
6790 6791 |
||||||
1980年 | 6013 (II) 6014 (II) 6015 (II) |
6113 (II) 6114 (II) 6115 (II) |
6213 6214 (II) 6215 (II) |
6063 (II) 6064 (II) 6065 (II) |
6263 6264 (II) 6265 (II) |
6563 6564 (II) 6565 (II) |
6713 (II) 6714 (II) 6715 (II) |
6763 (II) 6764 (II) 6765 (II) |
||||||
1981年 | 6016 (II) 6017 (II) |
6116 (II) 6117 (II) |
6216 (II) 6217 (II) |
6066 (II) 6067 (II) |
6266 (II) 6267 (II) |
6431 ∥ 6435 |
6566 6567 |
6716 (II) 6717 (II) |
6766 (II) 6767 (II) |
6881 ∥ 6885 | ||||
1982年 | 6410 ∥ 6412 |
6860 ∥ 6862 | ||||||||||||
1983年 | 6018 (II) 6019 (II) |
6118 (II) 6119 (II) |
6218 (II) 6219 (II) |
6068 (II) 6069 (II) |
6268 (II) 6269 (II) |
6436 | 6568 6569 (II) |
6718 (II) 6719 (II) |
6768 (II) 6769 (II) |
6886 | ||||
1984年 | 6413 (II) 6414 ∥ 6416 |
6863 ∥ 6866 | ||||||||||||
1985年 | ||||||||||||||
1986年 | 6417 ∥ 6419 |
6867 ∥ 6869 | ||||||||||||
1987年 | ||||||||||||||
1988年 | 6042 | 6142 | 6242 | 6092 | 6192 | 6292 | 6742 | 6792 | ||||||
1989年 | 6043 | 6143 | 6243 | 6093 | 6193 | 6293 | 6420 6437 |
6743 | 6793 | 6870 6787 | ||||
1990年 | 6044 | 6144 | 6244 | 6094 | 6194 | 6294 | 6744 | 6794 | ||||||
1991年 | 6021 ∥ 6024 |
6121 ∥ 6124 |
6071 ∥ 6074 |
6721 ∥ 6724 |
6771 ∥ 6774 |
- 注記
- (II) と付記されている車両は同じ番号を付けた2代目の車両であることを指す。以下同じ。
歴史
[編集]6000系の製造ごとの仕様の変化、改造、改番などを時系列にまとめる。複数の年にまたがった事例でも、同一の仕様、改造であればひとつの項にまとめた。
以下、京王相模原線と都営地下鉄新宿線の方面表記については、時代に合わせる形で、終着駅を変えている。
6両編成
[編集]6000系として最初に製造されたグループであり、1972年に製造された6編成36両のグループだけが抵抗制御となった[97]。登場時は前面表示装置付近の塗り分けや、貫通路両脇のえんじ帯の処理が後に見られるものと異なっていた[98][99]。先頭部貫通幌を取り付けるための台座もなかったが、すぐに取り付けられている[98]。全車1972年5月に竣工し、先頭車とサハ6550形が東急製、デハ6053 - デハ6056が日立製、それ以外の中間車が日車製である[12][13]。登場時はサハ6556にもパンタグラフが設置されていたが、1か月ほどで撤去されている[100]。
6000系36両の代替として井の頭線から転用されていたデハ1700形デハ1701 - デハ1707・クハ1710形クハ1711・デハ1710形デハ1712 - デハ1715・サハ1200形サハ1202の13両が廃車された[64]。
← 新宿
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竣工時期[12][13] | ||||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | サハ6550 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | T | Tc2 | |
車両番号 | 6701 ∥ 6706 |
6001 ∥ 6006 |
6051 ∥ 6056 |
6101 ∥ 6106 |
6551 ∥ 6556 |
6751 ∥ 6756 |
1972年5月 |
搭載機器[16] | CON・PT | CP MG 75 |
CON・PT | CP MG 130 |
|||
自重[7] | 27.7 t | 38.8 t | 38.8 t | 32.8 t | 36.5 t | 27.7 t | |
定員[22][7] | 156 | 167 | 167 | 167 | 167 | 156 |
- 凡例
1973年に入籍した車両から主制御装置が界磁チョッパ制御となった[74]。先頭車には5個目の冷房装置を搭載できるよう準備が行われ、カバーだけが設置された[101]。中間車の冷房装置能力が34.9 kWから46.5 kWに増強されている[101]。先頭車とデハ6050形が東急製、デハ6010 - デハ6012が日立製、それ以外が日車製である[1]。6000系で日立製の車両はデハ6053 - デハ6056、デハ6010 - デハ6012の7両のみである[14][15]。最初の3編成が1973年12月、残りの3編成が1974年3月に竣工している[65][94]。このときの製造車から先頭車に新宿線用無線アンテナ設置用の台が設けられ、以降乗入対応・非対応、パンタグラフ有無に関わらずすべての先頭車にこの台が設けられた[54]。
この36両の入線に先立つ1973年10月にクハ1200形クハ1203・デハ1400形デハ1401・デハ1403・デハ1800形デハ1801の4両[64]が、次いで1974年2月にクハ1200形クハ1204・デハ1400形デハ1402・デハ1800形デハ1802・デハ1803の4両が廃車され、井の頭線からの転用車が一掃された[64]。
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竣工時期[65][94] | ||||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | サハ6550 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | T | Tc2 | |
車両番号 | 6707 6708 6709 6710 6711 6712 |
6007 6008 6009 6010 6011 6012 |
6057 6058 6059 6060 6061 6062 |
6107 6108 6109 6110 6111 6112 |
6557 6558 6559 6560 6561 6562 |
6757 6758 6759 6760 6761 6762 |
1973年12月 1973年12月 1973年12月 1974年3月 1974年3月 1974年3月 |
搭載機器[82] | CON・PT | CP MG 130 |
CON・PT | CP MG 130 |
|||
自重[14][15][102] | 27.7 t | 38.8 t | 38.8 t | 32.8 t | 36.5 t | 27.7 t | |
定員[14][15][102] | 150 | 170 | 170 | 170 | 170 | 150 |
6両編成の8両編成化
[編集]界磁チョッパ制御の6両6編成を8両編成化するために中間電動車12両が日車で製造された[46]。新造された車両には6200番台の番号が付与されている[94]。当時は検車設備が6両編成までしか対応できなかったため、2両と6両に容易に分割できるよう、5両目に組み込まれていたサハ6550形を2両目に移動し、新造した車両が3両目と4両目に組み込まれた[46][77]。6100番台のデハ6000形と6000番台の電動車ユニットの位置が併せて入れ替えられている[77]。3両目から7両目まで連続してパンタグラフが設置された[103]。新造車は1975年1月に落成し、高幡不動に搬入されていたが、一部駅でホーム延伸が間に合わなったため、1975年10月ごろまで冷房装置を取り付けない状態で高幡不動に留置された[104]。つつじヶ丘駅のホーム延伸は8両編成運転に間に合わず、ラッシュに通勤急行などで6000系8両編成が運用される際は一部車両のドアを閉め切る措置が取られた[105][104]。
← 新宿 京王八王子・高尾山口・京王多摩センター →
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竣工時期 | ||||||||
形式 | (クハ6700) | (サハ6550) | デハ6000 | デハ6050 | (デハ6000) | (デハ6000) | (デハ6050) | (クハ6750) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | T | M1 | M2 | M1 | M1 | M2 | Tc2 | |
車両番号 | 6707 ∥ 6712 |
6557 ∥ 6562 |
6207 ∥ 6212 |
6257 ∥ 6262 |
6107 ∥ 6112 |
6007 ∥ 6012 |
6057 ∥ 6062 |
6757 ∥ 6762 |
1975年2月 |
搭載機器[35] | CP MG 130 |
CON・PT | CP・PT MG 130 |
CON・PT | CP・PT MG 130 |
CON・PT | |||
定員[22] | 150 | 170 | 170 | 170 | 170 | 170 | 170 | 150 |
- 注記
- 形式に括弧がない車両が今回の製造車。以下同じ。
8両編成化された6000系は平日の特急にも運用された[46]が、分割・併合が行われるオフシーズン休日[注 10]の特急には依然5000系が運用されていた[75]。これを6000系で置き換えることを目的に、6両編成で残っていた抵抗制御車に1976年5月に東急で新造された先頭車2両を組み込んで5両編成・3両編成各6編成が組成された[46][15][102]。登場直後は新宿寄りに3両編成、京王八王子寄りに5両編成を連結していたが、1977年に特急に運用される直前に逆に組み替えられた[108]。
組み込みにあたってはサハ6550形が6両編成から抜かれ、電装の上デハ6000形に改番、新造されたデハ6450形とユニットを組み、新造されたクハ6700形(6800番台)と併せて3両編成を組んだ[75]。サハ6550形の台車は新造されたクハ6700形(6800番台)に改造の上流用(TS-809改台車)、サハ6550形の電動空気圧縮機は新たに5両編成となった既存編成の新宿寄り先頭車クハ6700形に移設、サハ6550形の75 kVA電動発電機はデハ6450形に移設され、5両編成のデハ6050形には新製された130 kVAの電動発電機が搭載された[75]。5両編成のクハ6750形には井の頭線から転用された7 kVAの電動発電機が搭載された[75]。サハ6550形の電装工事は京王重機整備北野工場に車両を陸送して実施された[109]。デハ6450形の冷房装置は集中式とされ、ユニットを組むサハ6550形改造のデハ6000形に併せ、容量は34.9 kWとなった[101]。
分割運転時の誤乗防止のため、3両編成のつり手は緑色、5両編成は白とされた[110]。5両編成は平日日中にグリーン車[注 11]とともに 各駅停車にも運用された[112]。
6000系には先頭部助手席側窓下と側面窓上にナンバープレートが設けられており、1974年以前の製造車の前面はアイボリー地に黒文字、側面は紺地にステンレス文字だったが、1976年製造車から側面はアイボリー地にステンレス文字になった[75]。このとき投入された車両の代替として1977年3月に2600系3両2編成が廃車された[64]。
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竣工時期[9] | |||||
形式 | (クハ6700) | (デハ6000) | (デハ6050) | (デハ6000) | (クハ6750) | |
---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | Tc2 | |
車両番号 | 6701 ∥ 6706 |
6001 ∥ 6006 |
6051 ∥ 6056 |
6101 ∥ 6106 |
6751 ∥ 6756 |
1976年11月 又は 1976年12月 |
搭載機器[35] | CP | CON・PT | CP MG 130 |
CON・PT | MG 7 |
|
自重[22] | 29 t | 38.8 t | 38.8 t | 38.8 t | 28.6 t | |
定員[22] | 150 | 170 | 170 | 170 | 150 |
← 新宿 京王八王子 →
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竣工時期 | |||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6450 | |
---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | Mc2 | |
車両番号 | 6801 6802 6803 6804 6805 6806 |
6401 (6551) 6402 (6552) 6403 (6553) 6404 (6554) 6405 (6555) 6406 (6556) |
6451 6452 6453 6454 6455 6456 |
1976年12月 1976年11月 1976年11月 1976年12月 1976年12月 1976年12月 |
搭載機器[22][35] | CP | CON・PT | PT MG 75 |
|
自重[22] | 29.2 t | 38.8 t | 38.8 t | |
定員[22] | 150 | 170 | 150 |
- 注記
- 括弧内は旧番号。以下同じ。
デハ6450形と電装されたデハ6000形は回生ブレーキ付き界磁チョッパ制御となり、発電ブレーキ付き抵抗制御車の5両編成と併結運転されるため、回生ブレーキ車と発電ブレーキ車の併結試運転が1976年5月15日に下記の編成で事前に行われている[81]。
← 新宿 京王八王子・高尾山口・京王多摩センター →
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車両番号[81] | クハ6706 | デハ6006 | デハ6056 | デハ6106 | サハ6556 | デハ6012 | デハ6062 | クハ6762 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
備考[81] | 発電制動 | 発電制動 | 回生制動 | 回生制動 |
1977年製造車
[編集]1977年には5両+3両の8両編成1本と8両編成2本が製造された[113]。このときから先頭車の冷房装置が集中式に[46]、補助電源装置がブラシレスMGに変更された[82]。8両編成は6707編成 - 6712編成とは編成構成が変更され、サハ6550形は5両目となり[46]、後の京王線車両と同様電動車ユニットの車両番号の百の位は新宿寄りから順に0・1・2となっている[46]。先頭車は東急製、中間車は日車製である[14][15][102]。代替として1977年12月に2600系3両3編成、2700系2両1編成とデハ2701の計12両が廃車され、2600系が消滅した[64]。
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竣工時期[14][15][102] | ||||||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | サハ6550 | デハ6000 | デハ6050 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | T | M1 | M2 | Tc2 | |
車両番号 | 6714 6715 |
6014 6015 |
6064 6065 |
6114 6115 |
6564 6565 |
6214 6215 |
6264 6265 |
6764 6765 |
1977年11月 1977年11月 |
搭載機器[32] | CON・PT | CP・PT BMG 130 |
CON・PT | CP BMG 130 |
CON・PT | CP・PT BMG 130 |
|||
自重[22] | 27.7 t | 38.8 t | 38.8 t | 38.8 t | 32.8 t | 38.8 t | 38.8 t | 27.7 t | |
定員[14][15][102] | 150 | 170 | 170 | 170 | 170 | 170 | 170 | 150 |
新宿線乗入準備の8両編成
[編集]1980年3月の都営新宿線乗入開始に備え、乗入対応として電動車を1両増やして6両とした8両3編成が1978年8月から9月にかけて製造された[46][115][14][15][102]。5両目に組み込まれたデハ6050形(6100番台)のパンタグラフは登場まもなく降下され、後に撤去された[54]。
同時期に6707編成 - 6709編成・6714編成・6715編成の乗入対応改造が行われたが、乗入改造はサハ6550形を電装してデハ6050形とすること、両先頭車にATCを搭載することが中心で、この改造の間遊休化する編成中のその他車両を有効活用するため、クハ6719・クハ6769・サハ6569の3両も今回の新造車と同時に製造され、対象各編成の改造期間中、中間車を順次組み込んで運用された[115]。デハ6217・デハ6218と先頭車全車が東急製、それ以外の車両が日車製である[14][15][102]。
1978年10月に京王新線が開業したが、乗入相手である新宿線開業までの1年半、相模原線からの通勤快速・快速に加え、笹塚 - 新線新宿間の折り返し運転が行われた[116]。
← 新宿 京王八王子・高尾山口・京王多摩センター →
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竣工時期[14][15][102] | ||||||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | デハ6050 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | M2 | M1 | M2 | Tc2 | |
車両番号 | 6716 6717 6718 |
6016 6017 6018 |
6066 6067 6068 |
6116 6117 6118 |
6166 6167 6168 |
6216 6217 6218 |
6266 6267 6268 |
6766 6767 6768 |
1978年8月 1978年9月 1978年9月 |
搭載機器[32] | CON・PT | CP・PT BMG 130 |
CON・PT | CP・PT BMG 130 |
CON・PT | CP・PT BMG 130 |
|||
定員[14][15][102] | 150 | 170 | 170 | 170 | 170 | 170 | 170 | 150 |
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竣工時期[94] | ||||||||
形式 | クハ6700 | (デハ6000) | (デハ6050) | (デハ6000) | サハ6550 | (デハ6000) | (デハ6050) | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | M2 | M1 | M2 | Tc2 | |
車両番号 | 6719 | 6569 | 6769 | 1978年11月 | |||||
搭載機器[15][102] | CP BMG 130 |
||||||||
定員[15][102] | 150 | 170 | 150 |
新宿線乗入対応工事
[編集]1979年7月から11月にかけて6707編成 - 6709編成・6714編成 - 6718編成に新宿線乗入対応工事が施行され、30番台に改番された[46][117]。6707編成 - 6709編成は編成内の車両順位が6714編成以降と同一に変更され、6100番台と6200番台のデハ6000形の番号が入れ替えられている[9]。6707編成 - 6709編成・6714編成・6715編成には先頭車への新宿線用自動列車制御装置 (ATC) と新宿線用列車無線装置搭載、屋根上への列車無線アンテナ設置、とサハ6550形の電装が、6716編成 - 6718編成は先頭車へのATC・新宿線用列車無線搭載が行われた[75][118]。ATCは先頭車の床下に搭載された[20]。サハ6550形改造のデハ6050形にはパンタグラフが設置されなかった[46]。新宿線内では運転台に新宿線用のマスコンキーを挿入することで起動加速度が京王線内の2.5 km/h/sから3.3 km/h/sに切り換わる[11]。
1980年3月から都営新宿線への乗入が始まった[106]が、岩本町より東は6両編成までしか対応していなかったため当初京王車の乗入は岩本町までとなり[119][120]、後に大島まで、本八幡までにホーム延伸、新宿線延伸に併せて乗入区間が拡大された[120]。
← 新宿・岩本町 京王八王子・高尾山口・京王多摩センター →
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竣工時期[9] | ||||||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | デハ6050 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | M2 | M1 | M2 | Tc2 | |
車両番号 | 6731 (6707) 6732 (6708) 6733 (6709) 6734 (6714) 6735 (6715) 6736 (6716) 6737 (6717) 6738 (6718) |
6031 (6007) 6032 (6008) 6033 (6009) 6034 (6014) 6035 (6015) 6036 (6016) 6037 (6017) 6038 (6018) |
6081 (6057) 6082 (6058) 6083 (6059) 6084 (6064) 6085 (6065) 6086 (6066) 6087 (6067) 6088 (6068) |
6131 (6207) 6132 (6208) 6133 (6209) 6134 (6114) 6135 (6115) 6136 (6116) 6137 (6117) 6138 (6118) |
6181 (6557) 6182 (6558) 6183 (6159) 6184 (6564) 6185 (6565) 6186 (6166) 6187 (6167) 6188 (6168) |
6231 (6107) 6232 (6108) 6233 (6109) 6234 (6214) 6235 (6215) 6236 (6216) 6237 (6217) 6238 (6218) |
6281 (6257) 6282 (6258) 6283 (6259) 6284 (6264) 6285 (6265) 6286 (6266) 6287 (6267) 6288 (6268) |
6781 (6757) 6782 (6758) 6783 (6759) 6784 (6764) 6785 (6765) 6786 (6766) 6787 (6767) 6788 (6768) |
1979年7月 1979年7月 1979年7月 1979年7月 1979年11月 1979年11月 1979年11月 1979年11月 |
搭載機器[32] | CON・PT | CP・PT BMG 130 |
CON・PT | CP BMG 130 |
CON・PT | CP・PT BMG 130 |
|||
自重[14][15][102] | 29.5 t | 38.8 t | 38.8 t | 38.8 t | 38.8 t | 38.8 t | 38.8 t | 29.5 t | |
定員[14][15][102] | 150 | 170 | 170 | 170 | 170 | 170 | 170 | 150 |
1979年製造車
[編集]新宿線乗入対応としてATCと新宿線用無線を新製時から搭載し、30番台に区分された8両2編成が製造された[115]。前年に製造されていたクハ6719・クハ6769・サハ6569と組んで8両編成を構成する中間車5両も同時に製造され、この編成も乗入対応編成とされたため、サハ6569はデハ6189に、両先頭車もクハ6739・クハ6789に改造、改番された[9][115]。デハ6190・デハ6191と先頭車全車が東急製、それ以外の車両が日車製である[1]。6740編成の両先頭車であるクハ6740・クハ6790の先頭部ナンバープレートは試験的に紺地にアイボリー文字となっていた[121]。のちにナンバープレートの書体が変更されるまでこのままで使用された[122]。
この21両の代替として、1979年11月と12月に2700系2両3編成と4両1編成の合計10両が廃車されている[63]。
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竣工時期[14][15][102] | ||||||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | デハ6050 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | M2 | M1 | M2 | Tc2 | |
車両番号 | 6739 (6719) 6740 6741 |
6039 6040 6041 |
6089 6090 6091 |
6139 6140 6141 |
6189 (6569) 6190 6191 |
6239 6240 6241 |
6289 6290 6291 |
6789 (6769) 6790 6791 |
1979年10月 1979年9月 1979年10月 |
6713編成・6813編成の改番
[編集]1980年1月に30番台に改造された空き番号を埋める形で6713編成・6813編成がそれぞれ6707編成・6807編成に改番された[9]。
← 新宿・岩本町 京王八王子・高尾山口・京王多摩センター →
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竣工時期[9] | |||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | Tc2 | |
車両番号 | 6707 (II) (6713) |
6007 (II) (6013) |
6057 (II) (6063) |
6107 (II) (6113) |
6757 (II) (6763) |
1980年1月 |
← 新宿・岩本町 京王八王子・高尾山口・京王多摩センター →
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竣工時期[9] | |||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6450 | |
---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | Mc2 | |
車両番号 | 6807 (6813) |
6407 (6413) |
6457 (6463) |
1980年1月 |
- 注記
- クハ6707・デハ6007・デハ6057・デハ6107・クハ6757は2代目。
京王新線への乗り入れや、混雑時に立ち席スペースを増やす目的で5 + 3編成の中間部の先頭車に1978年ごろに貫通幌が設置され、一部列車で貫通幌が使用された[123][124]。
1980年以降製造の京王線専用8両編成
[編集]1980年に3編成、1981年・1983年に各2編成、合計7編成京王線専用の8両編成が製造された[117][65][94][96]。いずれの編成も新宿線乗入対応の30番台に改造・改番されて空いた番号を埋める形で附番され、サハ6550形の一部と6719編成の一部を除き2代目の車両番号となった[117]。
6718編成・6719編成にはATC取付用のステーが設けられ[53]、客用ドア下部の靴擦りがステンレス無塗装となった[125]。デハ6265 - デハ6267と先頭車全車が東急製、それ以外が日車製である[65][94][96]。1982年製造の6716編成以降は屋根の絶縁処理が変更され、ビニール張りから絶縁塗装(塗り屋根)に変更された[53][124]。
この56両が製造される間、1981年2月に2700系6両、2010系の中間に挟まれていたサハ2500形・サハ2550形各5両の計16両が、1981年12月に2000系4両、2700系8両、2010系の中間に挟まれていたサハ2500形・サハ2550形各2両の計16両が、1983年10月に2010系12両が廃車され、2700系・2000系が形式消滅した[63]。
← 新宿 京王八王子・高尾山口・京王多摩センター →
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竣工時期[65][94][96] | ||||||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | サハ6550 | デハ6000 | デハ6050 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | T | M1 | M2 | Tc2 | |
車両番号 | 6713 (II) 6714 (II) 6715 (II) 6716 (II) 6717 (II) 6718 (II) 6719 (II) |
6013 (II) 6014 (II) 6015 (II) 6016 (II) 6017 (II) 6018 (II) 6019 |
6063 (II) 6064 (II) 6065 (II) 6066 (II) 6067 (II) 6068 (II) 6069 |
6113 (II) 6114 (II) 6115 (II) 6116 (II) 6117 (II) 6118 (II) 6119 |
6563 6564 (II) 6565 (II) 6566 6567 6568 6569 (II) |
6213 6214 (II) 6215 (II) 6216 (II) 6217 (II) 6218 (II) 6219 |
6263 6264 (II) 6265 (II) 6266 (II) 6267 (II) 6268 (II) 6269 |
6763 (II) 6764 (II) 6765 (II) 6766 (II) 6767 (II) 6768 (II) 6769 (II) |
1980年11月 1980年10月 1980年11月 1981年11月 1981年11月 1983年10月 1983年10月 |
- 注記
- サハ6563・デハ6213・デハ6263・サハ6566・サハ6567・サハ6568・デハ6019・デハ6069・デハ6119・デハ6219・デハ6269以外は2代目。
2両編成
[編集]1981年9月から始まった朝ラッシュ時新宿線乗入運用の一部10両編成化用として2両編成が製造された[84]。全車東急製である[94][96]。
デハ6400形とクハ6750形で構成され、使用電力増と回生ブレーキ使用に対応するためクハ6750形の京王八王子寄にもパンタグラフが搭載された[84]。限られた床下スペースに必要な機器を搭載するため、主制御装置の小型化、空気圧縮機の小型化、ATS受信機、空制部品の一部を客室内椅子下に配置するなどの工夫がほどこされた[86]。デハ6400形には新宿線用ATC装置を搭載するスペースが取れなかったため、新宿線乗入運用に入る際はクハ6750形が先頭となるよう、8両編成の京王八王子寄りに連結された[86]。デハ6400形の先頭部には貫通幌が備えられ、乗入運用時には8両編成と幌で貫通された[126]。
10両編成での運転は準備の整った相模原線から新宿線に乗り入れる系統から先に実施されたため、新宿線乗入対応の30番台が先行して製造されたが、東京都との調整の遅れから就役が遅れ、当初は競馬場線に2両編成で使用された[125]。1982年10月から京王線系統の10両編成運転も開始されたため、新宿線用ATCを搭載しない京王線専用の10番台も製造された[117]。
2両編成では運転台直後の客室に車内灯が増設されている[127]。
6436編成・6437編成は京王線専用、乗入対応用共通の予備車(兼用車)とされ、両者の運用に入った[128][77]。1984年から後継となる7000系の製造が始まっている[129]が、10両編成運用の増加により、6000系2両編成が継続して製造された[128][77]。
1982年製造の6410編成・6436編成以降は塗り屋根に変更されたほか、1983年以降製造の6436編成・6413編成以降は客用ドアの靴擦りがステンレス化された[53][124]。京王線内運用時は新宿寄りに連結され、連結・解放時間短縮のため京王線専用編成のクハ6750形には自動連結解放装置が設けられた[117]。
新宿線乗入運用では2両編成のデハ6400形に貫通幌を設置、8両編成のクハ6700形との間が貫通幌でつながれ、その着脱に時間を要することから、兼用車以外の30番台には自動連結解放装置は設置されなかった[123]。
← 新宿・本八幡
京王八王子・南大沢 →
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竣工時期[94][96] | ||
形式 | デハ6400 | クハ6750 | |
---|---|---|---|
区分 | Mc | Tc2 | |
車両番号 | 6431 6432 6433 6434 6435 6436 6437 |
6881 6882 6883 6884 6885 6886 6887 |
1981年3月 1981年3月 1981年3月 1981年3月 1981年3月 1983年10月 1989年3月 |
搭載機器[95][130] | CON・PT CP |
PT BMG 130 |
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自重[95][130] | 40.5 t | 31.5 t | |
定員[95][130] | 150 | 150 |
← 新宿 京王八王子 →
府中競馬正門前 →
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竣工時期[94][96] | ||
形式 | デハ6400 | クハ6750 | |
---|---|---|---|
区分 | Mc | Tc2 | |
車両番号 | 6410 6411 6412 6413 (II) 6414 6415 6416 6417 6418 6419 6420 |
6860 6861 6862 6863 6864 6865 6866 6867 6868 6869 6870 |
1982年10月 1982年10月 1982年10月 1984年9月 1984年9月 1984年9月 1984年9月 1986年8月 1986年8月 1986年8月 1989年3月 |
搭載機器[32] | CON・PT CP |
PT BMG 130 |
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自重[15][102] | 40.5 t | 31.5 t | |
定員[15][102] | 150 | 150 |
- 注記
- デハ6413は2代目。
1980年代の諸改造
[編集]分割・併合作業の容易化のため、一部の先頭車に自動連結解放装置が設置された[123]。クハ6755とクハ6805に1981年に設置されて試験ののち、1982年ごろに京王線専用の8両編成の新宿寄り先頭車クハ6700形に、1983年ごろに残りの5 + 3編成のクハ6750形とクハ6700形(6800番台)に同装置が設置された[123]。5+3編成の新宿寄り先頭車クハ6700形(6700番台)にも次いで1982年ごろに、5+3編成の編成順位が3 + 5に変更されたため、デハ6450形にも1992年ごろに同装置が設置されている[123]。30番台は分割・併合時に貫通幌を使用し、その脱着に時間を要するため、自動連結解放装置は設けられなかった[123]。
1981年から1982年にかけて他の8両編成と編成構成が異なっていた6710編成 - 6712編成を他編成に併せるための組み替えが行われた[9]。6100番台と6200番台のデハ6000形の間で車両番号の振替が行われた[9]。
← 新宿 京王八王子・高尾山口・橋本 →
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竣工時期[9] | ||||||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | サハ6550 | デハ6000 | デハ6050 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | T | M1 | M2 | Tc2 | |
車両番号 | 6710 6711 6712 |
6010 6011 6012 |
6060 6061 6062 |
6110 (II) (6210) 6111 (II) (6211) 6112 (II) (6212) |
6560 6561 6562 |
6210 (II) (6110) 6211 (II) (6111) 6212 (II) (6112) |
6260 6261 6262 |
6760 6761 6762 |
1981年7月 1981年7月 1982年1月 |
1981年から1982年にかけて百の位0のデハ6050形のパンタグラフが使用停止とされたのち、1983年から1985年にかけて撤去され、井の頭線に転用された[131][54]。
1986年に1973年製造のクハ6731 - クハ6733・クハ6710 - クハ6712・クハ6781 - クハ6783・クハ6760 - クハ6762に冷房装置が1台増設された[54]。これらの車両には5台目の冷房装置を設置できるよう製造時から空の冷房装置カバーが1台設けられており、この中に冷房装置が搭載されている[54]。
1986年から2両 + 5両 + 3両の10両編成運転が始まり、5両編成が抵抗制御車の場合は編成中に3種類の制御段数の車両が含まれることになるため、前後動を抑えるため0番台先頭車の連結器緩衝器が改良型に変更され、以降の新造車にも取り入れられた[53]。
製造から15年 - 20年経過した時点で経年により劣化した部位の更新工事が順次行われている[132]。大半の車両で屋根が塗り屋根となり、1992年以降に内装を張り替えた車両は車内壁色が8000系と同じ大理石模様に変更されている[121]。
1987年以降製造の乗入対応8両編成
[編集]相模原線の南大沢、橋本延伸に伴う乗入運用の増加に対応し、30番台8両編成が1988年・1989年・1990年に各1編成製造された[128][77][注 12]。デハ6092・デハ6292・デハ6094と先頭車が東急製、それ以外が日車製である[96]。この3編成は空気圧縮機が低騒音形のHS-20Dに変更されている[53]。1989年11月に京王グループの新しいシンボルマークが制定[133]され、4扉車の最終製造となった6744編成では側面の社章がKTRからKEIOに変更され、既存車も順次同様に変更されている[134][77]。6743編成と6744編成では2両編成同様運転台直後の客室に車内灯が増設されている[127]。
← 新宿・本八幡 京王八王子・高尾山口・橋本 →
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竣工時期[96] | ||||||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | デハ6050 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | M1 | M1 | M2 | Tc2 | |
車両番号 | 6742 6743 6744 |
6042 6043 6044 |
6092 6093 6094 |
6142 6143 6144 |
6192 6193 6194 |
6242 6243 6244 |
6292 6293 6294 |
6792 6793 6794 |
1988年3月 1989年3月 1990年2月 |
5扉車
[編集]京王線では1972年から朝ラッシュ時1時間あたり最大30本の列車を運転しており[135]、増発余力がなかったため以降は車両の大型化、長編成化により輸送力の増強をはかってきた[136]。1990年代初頭には朝ラッシュ時の30本の列車のうち各駅停車15本が8両編成、急行・通勤快速15本が10両編成となった[135][136]が、各駅停車の全列車10両編成化は1996年3月まで待たねばならなかった[137]。列車自体の輸送力増加に加え、混雑の分散、停車時分の短縮のため駅階段の増設、閉そく区間の列車追い込みをスムーズにするための信号改良やホームの交互使用などの施策を併せて行ってきた[135][136]中、ホームの交互使用が出来ない千歳烏山駅と明大前駅での乗降時間短縮を目的として、客用扉を片側5か所とした5両4編成が1991年に製造された[138][139][140]。5扉車の導入により、明大前駅の停車時分は62.5秒から54.5秒に短縮されたとされている[140]。18 m級車体の車両では5扉車を採用した事例が他にもあるが、20 m級車体で5扉は4扉車と扉位置がずれることもあり、6000系5扉車が唯一の事例である[141]。また、普通鋼で製造された多扉車も6000系が唯一の存在である。
5扉車では車両番号の下2桁が21 (71) から附番されている[138]。車両重量を増やすことなく車体強度を保つため、京王の車両として初めて戸袋窓が廃止された[138]。戸袋窓廃止による採光面積の縮小を少しでも補うため、扉間の窓はサッシなしとされた[138]。外板の腐食対策のため、車体下部の構造と窓から流れ込む雨水の処理方法が変更されている[138]。主要機器は従来の6000系と同様とされたが、補助電源装置は静止型インバータとされ[85]、冷房装置も換気機能を付加したものに変更された[138]。4扉車では車体中央部に種別・行先表示装置、車側灯がまとめて設置されていたが、5扉車では設置できるスペースがないため、1つずつ扉間の窓上に設置された[78][121]。これまで京王の車両は車両番号に独特の角ばった書体を採用していたが、5扉車では一般的な欧文書体に変更され、以降の新造車すべてに採用されるとともに6000系・7000系の既存車も順次新書体に変更されている[121][142]。5扉車は混雑の激しい編成中央部に連結するため、2両 + 5両 + 3両の編成で朝ラッシュ時は運用され、ラッシュ以降は3両または2両編成を切り離した7両または8両編成で各駅停車に運用された[85]。両先頭車に自動連結解放装置が設置されている[39]。
← 新宿 京王八王子・高尾山口・橋本 →
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竣工時期[139] | |||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | Tc2 | |
車両番号 | 6721 6722 6723 6724 |
6021 6022 6023 6024 |
6071 6072 6073 6074 |
6121 6122 6123 6124 |
6771 6772 6773 6774 |
1991年2月 1991年3月 1991年3月 1991年3月 |
搭載機器[89] | CP | CON・PT | CP SIV 110 |
CON・PT | SIV 110 |
|
自重[89] | 29.0 t | 38.8 t | 37.8 t | 38.8 t | 30.7 t | |
定員[89] | 149 | 160 | 160 | 160 | 149 |
スカート設置
[編集]1992年から順次先頭部床下にスカートが設置された[75]。通常の運用で先頭に出ない30番台2両編成のデハ6400形、10番台2両編成のクハ6750形はデハ6436・デハ6437を除いてスカートが設置されなかった[75]。
2両編成の乗入対応改造
[編集]京王線専用の2両編成のうち、6418編成 - 6420編成が1993年から1996年にかけて乗入対応に改造され、30番台に改番された[128][77]。この3編成は京王線専用編成時代にスカートを設置し、後に乗入対応に改造されたため、両方の先頭車にスカートがある[143]。
← 新宿・本八幡
京王八王子・橋本 →
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竣工時期[59] | ||
形式 | デハ6400 | クハ6750 | |
---|---|---|---|
区分 | Mc | Tc2 | |
車両番号 | 6438 (6420) 6439 (6419) 6440 (6418) |
6888 (6870) 6889 (6869) 6890 (6868) |
1993年7月 1995年6月 1996年2月 |
抵抗制御車の廃車と変則編成
[編集]1998年から6000系の廃車が始まった[144]。1998年には6701編成(3月)[145]・6702編成(2月)[145]・6704編成(1月)[145]の5両3編成、6801編成(3月)[145]・6802編成(2月)[145]・6804編成(1月)[145]の3両3編成の合計24両が廃車された。代替として8000系8両3編成が新造されている[146]。
抵抗制御車の廃車を先行させるため、6803編成・6806編成の3両編成2本から抜き取られた車両と抵抗制御車の電動車デハ6053を電装解除した付随車で5両編成が1999年3月に組成された[147]。デハ6053は電装解除され、サハ6553となった[147][57]。デハ6456のパンタグラフは後に撤去されている[148]。残ったクハ6806は1999年1月に、6703編成のデハ6053を除く4両と6803編成のデハ6453は1999年2月に廃車されている[149]。
1999年には6705編成(2月)・6706編成(1月)の5両2編成の計16両が廃車された[149]。代替として8000系8両2編成が製造されている[146]。1998年・1999年で抵抗制御車が全廃された[147]。廃車時に発生した部品のうち、抵抗制御車の主制御装置は上毛電気鉄道700型に、運転台機器は松本電気鉄道3000形、岳南鉄道8000形をそれぞれ井の頭線3000系から改造する際に利用された[150]。
← 新宿 京王八王子 →
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竣工時期[151][57] | |||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | サハ6550 | デハ6000 | デハ6450 | |
---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | T | M1 | Mc2 | |
車両番号 | 6803 |
6403 |
6553 (II) (6053) |
6406 |
6456 |
1999年3月 |
- 注記
- サハ6553は2代目。隣に連結されたデハ6403の電装前の番号が初代サハ6553である[147]。
5扉車の4扉化及び編成組替
[編集]登場時から座席数が少ないことが問題視されていたこと[140]に加え、長編成化などにより混雑が緩和されてきたこと[152]、乗車扉位置の異なる車両の運用に苦情もあったことなどから[153][154]、これら問題の解決を目的に5扉車のうち2編成が4扉に改造された[155][注 13]。
両端の扉を存置してその他側面部を全面的に改造、中央扉を撤去し、その両側の扉を移設して4扉とした[152]。改造にあたっては車体が歪まないよう片側ずつ施工されたと言われている[132]。種別と行先表示装置は他の4扉車同様車体中央に移設された[152]。戸袋窓は引き続き設けられず、採光確保のため窓が増設され、京王線用車両として初の固定窓となった[152]。
当初は他の5両編成と共通に運用された[152]が、この2本だけが5両編成となったのちはこの2編成を連結した10両編成として運用された[157]。5扉で残った2編成は6両編成と4両編成に組み替えられ、それぞれ相模原線と動物園線の区間運用に使用された[158][159][160][157]。デハ6072にはパンタグラフが設置された[161][36]。
← 新宿 京王八王子・高尾山口・橋本 →
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竣工時期[155] | |||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | Tc2 | |
車両番号 | 6723 6724 |
6023 6024 |
6073 6074 |
6123 6124 |
6773 6774 |
2000年3月 2000年1月 |
搭載機器[162] | CP | CON・PT | CP SIV 110 |
CON・PT | SIV 110 |
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自重[162] | 28.9 t | 38.8 t | 37.8 t | 38.8 t | 30.6 t | |
定員[162] | 148 | 158 | 158 | 158 | 148 |
← 調布 橋本 →
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竣工時期[158] | ||||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | デハ6000 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | M1 | Tc2 | |
車両番号 | 6721 | 6021 | 6071 | 6121 | 6122 | 6771 | 2000年8月 |
← 多摩動物公園 高幡不動 →
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竣工時期[158] | ||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | Mc2 | |
車両番号 | 6722 | 6022 | 6072 | 6772 | 2000年8月 |
追加の乗入対応工事と廃車進行
[編集]初期に製造された30番台を置き換えるため、後期製造の車両を新宿線乗入対応に改造する工事が行われた[163][164][165][166]
[52]。6748編成・6749編成は正面の運行番号表示器がLED式になっている[167][168]。これらの追加改造車に置き換えられ、6731編成が2001年11月に[169]、6732編成が2002年10月に[164]、6733編成が2003年10月に[166]それぞれ廃車されている。
← 新宿 京王八王子 →
|
竣工時期 | ||||||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | デハ6050 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | M2 | M1 | M2 | Tc2 | |
車両番号 | 6746 (6716) 6748 (6718) 6749 (6719) |
6046 (6016) 6048 (6018) 6049 (6019) |
6096 (6066) 6098 (6068) 6099 (6069) |
6146 (6116) 6148 (6118) 6149 (6119) |
6196 (6566) 6198 (6568) 6199 (6569) |
6246 (6216) 6248 (6218) 6249 (6219) |
6296 (6266) 6298 (6268) 6299 (6269) |
6796 (6766) 6798 (6768) 6799 (6719) |
2003年12月[166] 2002年12月[164][165] 2002年1月[163] |
2001年には6731編成の他に6710編成が12月[169]、6711編成が1月[170]、1999年に組成された暫定6803編成と6805編成が2月[170]に廃車され、計32両が廃車された。6711編成は界磁チョッパ車初の廃車、6731編成は30番台で初の廃車である。2002年には6732編成のほか、6712編成が1月に廃車され、計16両が廃車となった[169]。2003年の6733編成の廃車により、分散冷房装置搭載車が消滅している。この56両の代替のため、2000年から2003年にかけて9000系56両が製造されている[146]。
1990年代末以降の諸改造
[編集]中間連結面間に転落防止の外幌を設ける工事が1997年から2001年にかけて施工されている[171]。
競馬場線用として1999年7月に6416編成と6417編成に[172][167]、動物園線用として2000年10月に6722編成にワンマン化対応改造が行われた[158]。助手席側運転台には客室と通話できる電話機が設けられた[50]。6722編成には同時にTama Zoo Trainのラッピングがほどこされた[158]。
2000年に登場した9000系には6000系・7000系と連結可能な読替装置が搭載されたため、9000系8両編成に6000系2両編成が連結されて運用されることもあった[173]。6000系と7000系は併結可能[174]だったが、2010年8月22日の6717編成の廃車回送時に7423編成を橋本寄りに連結して運転した事例があるのみである[175][注 14]。
2002年10月に全編成の帯色がえんじから8000系と同じ京王レッドと京王ブルー[178]に変更されている[76]。
6721編成の6両編成化以降もデハ6000形デハ6122はM1車として使用されてきたが、M2車デハ6050形デハ6171に改造された[179]。デハ6171は通常パンタグラフを搭載しないM2車であるが、パンタグラフは存置された[179]。
← 新宿 京王八王子 →
|
竣工時期 | ||||||
形式 | クハ6700 | デハ6000 | デハ6050 | デハ6000 | デハ6050 | クハ6750 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | Tc1 | M1 | M2 | M1 | M2 | Tc2 | |
車両番号 | 6721 |
6021 |
6071 |
6121 |
6171 (6122) |
6771 |
2003年5月[166] |
2005年ごろに一部の車両のパンタグラフが東洋製PT-7110シングルアーム形に換装されている[180][181][注 15]。2009年にデワ600形のパンタグラフもシングルアーム形に換装された[100][183]。
事業用車デワ600形への改造と0番台の消滅
[編集]1995年から事業用車として運用されていた5000系電動貨車の代替としてデハ6107・デハ6407・デハ6457が2004年10月にデワ600形電動貨車に改造された[184]。デハ6107は新宿寄りドアから前を切断し、クハ6707の運転台を取り付けた[184][185]。デワ600形の詳細は後述する。デワ600形に改造されなかったクハ6707・デハ6007・デハ6057・クハ6757・クハ6807の5両が7月に廃車され[186]、デハ6450形が形式消滅、0番台が消滅した[187]。
6707編成・6807編成の代替として9000系8両が2004年に製造された[146]。
2007年以降の廃車
[編集]2005年に9000系新宿線乗入対応車が登場して以降、6000系の廃車が加速するようになった。
- 2007年
- 2008年
- 2008年には9000系10両9編成が製造され[146]、6000系30番台が大量に廃車された[190]。6734編成(7月)[191]・6735編成(5月)[191]・6736編成(3月)[189]・6738編成(2月)[189]・6739編成(3月)[189]・6743編成(4月)[191]・6744編成(10月)[191]・6748編成(8月)[191]・6749編成(11月)[191]の8両9編成と6433編成(4月)[191]・6434編成(5月)[191]・6435編成(5月)[191]・6436編成(10月)[191]・6437編成(11月)[191]・6439編成(8月)[191]の2両6編成の合計84両が廃車された。
- 2009年
復刻塗装と6000系の全廃
[編集]2009年11月に6000系として最後に定期検査に入場した6416編成を1972年の登場時に近い塗装に復元し[195]、廃車までこの塗装で運用された[27]。帯色がえんじとなったほか、社名表記がKEIOからKTRに戻されている[195]。2010年以降も残存した車両の廃車が継続した。
- 2010年
- 2011年
運用
[編集]1970年代
[編集]6000系は急行用として6両編成で製造され[26]たため、当初は5000系が7両編成で特急、6000系は6両編成で急行に運用された[46]。1975年に6000系の8両編成が登場、平日の特急にも運用されるようになった[46]が、一部駅ではホーム延伸が間に合わず、ラッシュに通勤急行などで6000系8両編成が運用される際は一部車両のドアを閉め切る措置が取られた[105]。
オフシーズン休日の特急は高幡不動で京王八王子方面と高尾山口方面で分割される運転形態だったため、5000系が引き続き充当されていたが、一部の6000系の5両+3両編成化により6000系がオフシーズン休日の特急にも運用されるようになり[46]、オンシーズン時には8両編成で「高尾」「陣馬」などのヘッドマーク付き列車などにも運用された[52]。5両編成は平日日中にグリーン車とともに 各駅停車にも運用された[112]。
1978年に京王新線が開業したが、乗入相手である新宿線開業までの1年半、相模原線からの通勤快速・快速に加え、笹塚 - 新線新宿間の折り返し運転が行われた[116]。
1980年代
[編集]1980年3月から都営新宿線への乗入が始まった[106]が、岩本町より東は6両編成までしか対応していなかったため当初京王車の乗入は岩本町までとなり[119][120]、1987年12月に大島まで、1989年3月に本八幡までにホーム延伸、新宿線延伸に併せて乗入区間が拡大された[120]。1981年9月からは朝ラッシュ時の乗入運用の一部が10両編成化され[196][84]、2007年9月に京王車両で運用される列車は終日10両編成での運転となった[159]。乗入開始当初から10両編成化までの間、乗入距離精算のため6000系が新宿線内を折り返す運用が1運用設定されていた[197]。
朝ラッシュ時の相模原線から調布以東に直通する列車(相模原線系統)は京王八王子・高尾山口から調布以東に直通する系統(京王本線)の1時間当たり10本に対して半分の5本だったため、京王本線より先に輸送力が限界に達すると予想されたこと、京王線新宿駅と府中以西各駅の10両編成対応に時間を要したことから京王本線よりも先行して相模原線 - 新宿線乗入系統の10両編成化が実施された[198]。東京都交通局は新宿線を6両編成対応で開業させた直後に8両・10両対応への延伸を行うこととなったが、東京都も開発に関連している多摩ニュータウンの輸送力確保が目的であることから協力的だったと言われている[198]。
京王線新宿駅の10両編成対応が完了した1982年11月から京王本線 - 京王線新宿駅系統も10両編成化されたが、乗入系統とは2両編成の連結位置が異なっていた[199][131]。30番台の2両編成は当初日中の運用がなく、全車若葉台で待機していた[112]。
1990年代
[編集]8000系の登場により特急が10両編成化され、6000系は特急運用の任を下りたが[200]、1992年から相模原線で8両編成の特急が運転されるようになったためこれに6000系が充当された[201]。同時にシーズンダイヤの午後に高幡不動で高尾山口行き5両と多摩動物公園行き5両に分割・併合する急行が運転されるようになり、これに6000系が充当された[201]。多摩動物公園発の編成は高幡不動到着後いったん京王八王子側に引き上げられ、高尾山口発の編成と連結された[201]。
相模原線特急は8000系8両編成に順次置き換えられ[202]、2001年に分割急行は廃止されている[203]。5扉車は混雑の激しい編成中央部に連結するため、2両+5両+3両の編成で朝ラッシュ時は運用され、ラッシュ以降は3両または2両編成を切り離した7両または8両編成で各駅停車に運用された[85]。
競馬場線が1999年に[167]、動物園線が2000年にワンマン化されて以降はワンマン対応の6000系専用編成が使用された[172]。
2000年代から全廃まで
[編集]廃車進行により徐々に運用の範囲を狭めていったが、都営新宿線のATCは耐雑音性が低く、VVVFインバータ制御車が乗り入れられなかったことから、ATC更新まで6000系が乗入用に専用された[204][205]。2007年(平成19年)9月に新宿線乗入運用がすべて10両編成となって以降30番台は8両+2両の実質的な固定編成として運用された[159]。
新宿線のATC更新後は急速に廃車が進行し、2009年(平成21年)6月に乗入運用から離脱[193]、2010年(平成22年)8月に8両編成が全廃された[28]。
5扉車改造の4扉車は当初他の5両編成と共通に運用された[152]が、他の5両編成が廃車されたのちは2本組み合わせた10両編成で使用された[157]。5扉車6両編成は相模原線内折り返しの各駅停車に運用され、5扉車4両編成はワンマン化改造・ラッピングがほどこされたうえ、動物園線で運用された[158]。競馬場線と動物園線のワンマン運転対応車が最後に残り、競馬場線用は2011年(平成23年)1月、動物園線用は2011年(平成23年)3月で運用を終え、全車廃車された[27]。
デワ600形
[編集]1995年から事業用車として運用されていた5000系電動貨車の代替としてデハ6107・デハ6407・デハ6457が2004年10月にデワ600形電動貨車に改造された[184]。デハ6107はデワ601に改造されたが、1両単独で運転できるよう、新宿寄りドアから前を切断し、クハ6707の運転台を取り付けるとともに自走に必要なすべての機器が搭載された[184][185]。京王八王子寄りには構内運転用の簡易運転台が設けられた[184]。空気圧縮機と主制御装置を床下に、ブレーキ制御装置、空気タンク、電動発電機が車内に搭載された。高圧機器が車内に搭載されたため、換気のため窓の一部が鎧戸とされた[184][185]。デハ6407はデワ621となり、新宿寄りに簡易運転台が設けられた[184][185]。ATS車上子を床下に搭載するため、一部の空気タンクが車内に搭載され、ATS装置本体も車内に搭載された[185]。デハ6457を改造したデワ631には電動空気圧縮機を搭載するため、ブレーキ制御装置、一部の空気タンクが車内に移設された[185]。デワ601の両側とデワ621の京王八王子寄連結器は棒連結器から密着連結器に交換されるとともにデワ601とデワ621の間に挟まれる貨車に電源を供給できるよう電気連結器が設けられた[185]。車体塗装はグレーに変更され、夜間作業の視認性を高めるため正側面に赤白斜めのラインが入れられ、正面の白ラインは反射テープとなった[185]。
チキ290形又はクヤ900形をデワ601とデワ621の間に挟んで使用されるほか[185][100]、相模原線がATC化されたのちはATC非設置の6000系が若葉台検車区・若葉台工場に入出庫する際のけん引車としても使用された[206]。
デヤ901・902形に置き換えられ、2016年4月に廃車された[41][207][208][209]。
保存車
[編集]デハ6438が廃車後若葉台検車区で保管された[210]後、2013年4月に多摩動物公園駅付近に移動[211]、2013年10月から京王れーるランドで静態保存されている。開館当初は廃車時の京王レッドと京王ブルーの帯色だったが、2023年3月からは旧塗装のえんじの帯色にお色直しされている[212]。
このほか、クハ6722とクハ6772の運転台部分が同所に展示されている[40]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1972年入籍車は先頭車156人、中間車167人と登場時の資料に記載がある[7][12][13]。1972年入籍車で定員が変わった理由が記載された文献は本稿の参考文献にはないが、1983年の諸元表では1972年入籍車もそれ以降の車両と同じ定員となっており[14][15]、定員が増減するような改造が行われた形跡もないことから、立席定員の算出方法が変更されたものと推定される。
- ^ 新宿 - 京王八王子間の路線を指す場合もあるが、ここでは京王電鉄の1,372 mm軌間の路線の総称として用いる[25]。
- ^ 鉄道ファン向けの雑誌記事などでは「編成」をFと略して6731Fなどと表現されることや[29]、編成中一番番号が小さい車両で代表して6031Fなどと表記されることがあるが[30]、京王電鉄が寄稿した記事では[23]、新宿寄り先頭車で代表し、6721編成などと表現されているためこちらにあわせた。1980年代までは下二桁の番号が若い順に編成番号が付与され「6000系第27編成」などと呼ばれていた[31][32]。
- ^ 1969年5月15日付通達の火災対策基準に定められたが、1987年に普通鉄道構造規則に置き換えられ、さらにこの規則も2001年に鉄道に関する技術上の基準を定める省令に置き換えられた。1987年以降の規則・省令ではこの基準名称は使用されていない。
- ^ 廃車された5000系17両のうち、1979年11月16日に廃車されたクハ5871は1979年10月3日に発生した武蔵野台駅で起きた踏切事故による廃車である[66]。
- ^ 日本の鉄道車両では押して制動、引いて加速が一般的だが、ロンドン地下鉄の車両など日本国外の車両はこれが逆である例も少なくない。
- ^ 本稿の参考文献に列挙した各記事では6000系用ブレーキ指令装置の製造者名が確認できないが、HRDはナブコ技報から日本エヤーブレーキ(ナブコを経て2003年からナブテスコ)製であることが分かる。
- ^ 本稿の参考文献に列挙した各記事ではパンタグラフの製造者名が確認できないが、東洋電機技報には京王にパンタグラフを納入したとの記載がある。
- ^ 6000系が登場した1972年当時、国鉄103系や国鉄113系の試作冷房車、京王5000系の一部、京急1000形、相鉄新6000系などでパンタグラフのない車両に集中式冷房装置を搭載した事例はすでにあった[87]が、6000系登場時の紹介記事にはパンタグラフのないサハ6550形にも集中式冷房装置が採用されたことが「苦笑させられる」[88]と表現されており、通勤冷房車黎明期、集中式冷房装置をパンタグラフが搭載されない車両に採用することは一般的ではなかったことがうかがえる。
- ^ 京王では4月・5月・10月・11月をオンシーズン、それ以外をオフシーズンとし、休日日中のダイヤが異なっていた[106]。2006年9月1日のダイヤ改正でオンシーズンとオフシーズンのダイヤが一本化され、特急の分割併合運転も廃止された[107]。
- ^ 車体がグリーンに塗装されていた京王線旧型車両の総称。対応して5000系と6000系はアイボリー車と呼ばれていた[111]。
- ^ すでにこの時期後継である7000系も後期車と言えるビードプレス車体に移行しており、7000系も新宿線乗入を考慮した性能、外寸を採用しているが、6000系の製造が継続された理由は本稿の参考文献にはない。
- ^ 5扉車が導入された時期から京王電鉄の輸送人員は横ばい[156]となる中で特定都市鉄道整備促進特別措置法事業により輸送力が増強され[8]、列車混雑が緩和されたことも5扉車が不要となった背景にある。
- ^ 2010年3月26日に相模原線にATCが導入[176][177]されて以降、京王ATC非設置の6000系は単独では相模原線に入線できなくなったためにこのような形態で行われた。
- ^ 本稿の参考文献に6000系に搭載されたシングルアームパンタグラフの形式が記載されたものはないが、7000系のもの[182]とデワ600のものがPT-7110とされている[183]ため、6000系用もPT-7110とここではしている。
出典
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- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』通巻578号p187
- ^ データ集 - 年表 2021年京王ハンドブック、京王電鉄、p.110、2021年8月発行。
- ^ 京王の電車・バス開業100周年年表 京王電鉄、2011年、2021年10月11日閲覧。
- ^ a b データ集 - 年表 2021年京王ハンドブック、p.118、京王電鉄、2021年8月発行。
- ^ 『鉄道ピクトリアル』通巻734号p8
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参考文献
[編集]書籍
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雑誌記事
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- 鉄道ファン編集部「京王帝都電鉄 地下鉄乗入用6000系電車」 pp. 91-93
- 『鉄道ピクトリアル』通巻278号「特集 京王帝都電鉄」(1973年5月・電気車研究会)
- 合葉 博治「私鉄車両めぐり[97] 京王帝都電鉄」 pp. 62-72
- 「京王帝都電鉄旅客車一覧表 昭和48年2月28日現在」 pp. 70-72
- 『鉄道ピクトリアル』通巻358号(1979年2月・電気車研究会)
- 宮地 徳文「京王帝都電鉄京王新線(新宿 - 笹塚)間の開業」 pp. 54-56
- 『鉄道ファン』通巻243号(1981年7月・交友社)
- 京王帝都電鉄車両部 大原 保道「10連化まぢかい京王6000系」 pp. 93-95
- 「付図 RF22162 京王帝都電鉄 制御電動客車 形式 デハ6430 (Mc)」
- 「付図 RF22163 京王帝都電鉄 制御客車 形式 クハ6880 (Tc)」
- 『鉄道ピクトリアル』通巻422号「特集 京王帝都電鉄」(1983年9月・電気車研究会)
- 青木 栄一「京王帝都電鉄のあゆみ」 pp. 13-20
- 益崎 興紀「輸送の現状」 pp. 26-31
- 大原 保道「3000系・6000系の技術のあゆみ」 pp. 82-85
- 編集部「京王帝都電鉄車両めぐり」 pp. 121-135
- 高橋 孝一郎「私鉄車両めぐり[123] 京王帝都電鉄」 pp. 147-163
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- 『鉄道ファン』通巻269号(1983年9月・交友社)
- 合葉 博治「生まれて 育って 引き継いで 京王5000系物語 2」 pp. 47-56
- 『鉄道ファン』通巻277号(1984年5月・交友社)
- 京王帝都電鉄車両部車両課「京王初のステンレスカー 7000系誕生」 pp. 52-56
- 『ナブコ技報』通巻72号(1991年7月)(1991年7月・株式会社ナブコ)
- 森田 光正 (日本エヤーブレーキ)「叡山電鉄800系車両用HRDブレーキ装置」 pp. 44-46
- 『鉄道ピクトリアル』通巻550号「新車年鑑1991年版」(1991年10月・電気車研究会)
- 京王帝都電鉄車両部車両課「6000系増備車(5扉車)」 pp. 156-157
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- 京王帝都電鉄車両部車両課「車両総論」 pp. 34-42
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- 青木 栄一「京王帝都電鉄のあゆみ[戦後編]」 pp. 97-110
- 永井 信弘「京王線80年の運転のあゆみ」 pp. 111-116
- 小野島 和彦「列車運転形態ノート」 pp. 117-125
- 「現有車両全形式」 pp. 186-192
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- 出﨑 宏「私鉄車両めぐり 149 京王帝都電鉄」 pp. 223-242
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- 『鉄道ダイヤ情報』通巻154号「総力特集 京王帝都 1997」(1997年2月・弘済出版社)
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- 永井 信弘「京王電鉄1960〜1970年代における輸送力増強の時代」 pp. 112-117
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- 鈴木 洋「ファンの目から見た・・・終焉迫る京王6000系」 pp. 82-85
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- 楠居 利彦「京王電鉄 近年の車両概況」 pp. 12-14
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- 高橋泰三、今城光英「対談 京王電鉄の鉄道事業を語る」 pp. 18-25
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- 藤田 吾朗「京王電鉄 現有車両プロフィール 2014」 pp. 231-259
- 『鉄道ファン』通巻657号(2016年1月・交友社)
- 「CAR INFO 京王電鉄デヤ901形・デヤ902形」 pp. 56-58
- 『鉄道ピクトリアル』通巻923号「鉄道車両年鑑2016年版」(2016年10月・電気車研究会)
- 京王電鉄(株)鉄道事業本部車両電気部車両計画改良担当 奥 雅希「京王電鉄 デヤ901形・デヤ902形」 pp. 137-138
- 『鉄道ファン』通巻676号(2017年8月・交友社)「別冊付録 私鉄車両ファイル」
- 「車両データバンク」
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 車両ガイド6000系(京王車両図巻・インターネットアーカイブ・1998年時点の版)
- 日立製作所『日立評論』
- 1973年12月号製品紹介「界磁チョッパ制御装置 (PDF) 」(8ページ目)
- 1976年9月号「最近の日立車両用界磁チョッパ制御装置 (PDF) 」