「黒姫山 (長野県)」の版間の差分
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地学的知見 |
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{{Otheruses|長野県信濃町の黒姫山|新潟県糸魚川市の黒姫山|黒姫山 (糸魚川市)|その他の黒姫山|黒姫山}} |
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{{Infobox 山 |
{{Infobox 山 |
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|名称=黒姫山 |
|名称=黒姫山 |
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|画像キャプション = [[黒姫駅]]前より望む黒姫山 |
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|標高 = 2,053<ref name="kokudo">{{Cite web |url=http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MOUNTAIN/mountain.html |title=日本の主な山岳標高(長野県の山) |publisher=[[国土地理院]] |accessdate=2012-12-24}}</ref> |
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|標高 = 2,053 |
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|山系 = 妙高火山群(西頸城山地)<ref name="新日本山岳誌 (2005)、159頁">[[#新日本山岳誌|新日本山岳誌 (2005)、159頁]]</ref> |
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'''黒姫山'''(くろひめやま)は、[[長野県]][[信濃町]]にある標高2, |
'''黒姫山'''(くろひめやま)は、[[長野県]][[上水内郡]][[信濃町]]にある[[標高]]2,053 [[メートル|m]]の[[成層火山]]。南東方向より見た整った姿から'''信濃富士'''とも呼ばれている。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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[[ファイル:Eriophorum vaginatum in Amo Wetland.jpg|thumb|right|200px|外輪山と中央火口丘の間の七ツ池の[[池塘]]に分布する[[ワタスゲ]]]] |
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黒姫山は[[斑尾山]]、[[妙高山]]、[[戸隠山]]、[[飯綱山]]とともに[[北信五岳]]のひとつに数えられている山で、今から約17万年前ごろから火山活動を初め、4万年前ごろに現在の[[中央火口丘]]である'''小黒姫山'''(2,046m)を形成した。外輪山と中央火口丘の間には火口原が広がり'''七ツ池'''がある。南東方向より見た整った姿から'''信濃富士'''とも呼ばれている。 |
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黒姫山は[[斑尾山]]、[[妙高山]]、[[戸隠山]]、[[飯綱山]]とともに[[北信五岳]]のひとつに数えられている。[[妙高火山群]]に属する[[複式火山]]である<ref name="コンサイス日本山名辞典 (1992)、182頁">[[#コンサイス日本山名辞典|コンサイス日本山名辞典 (1992)、182頁]]</ref><ref name="y200">[[#日本200名山|日本200名山 (1987)、81頁]]</ref>。標高的には森林限界に達していないが土壌の栄養成分が乏しく、カルデラ内壁には高山性植物群落が成立している<ref>[http://ci.nii.ac.jp/naid/110007522411/ 長野県黒姫山の亜高山帯に成立する高山性植物群落の立地条件]植生学会誌 : vegetation science 26(1), 21-32, 2009-06-25 </ref>。火口原には溶岩が点在し、[[チシマザサ]]、[[ダケカンバ]]、[[コメツガ]]、[[ワタスゲ]]、[[ソバナ]]などが分布する<ref name="y300" /><ref name="妙高・戸隠を歩く(2000)、45頁">[[#妙高・戸隠を歩く|妙高・戸隠を歩く(2000)、45頁]]</ref>。周辺の山域に分布するチシマザサは[[江戸時代]]から[[ざる]]などの[[竹細工]]の材料として麓で利用されていた<ref name="妙高・戸隠を歩く(2000)、45頁" />。外輪山周辺には[[ハイマツ]]や[[キバナシャクナゲ]]などが分布し<ref name="コンサイス日本山名辞典 (1992)、182頁" />周辺の山域には[[テングノムギメシ]]が分布している<ref>{{国指定文化財等データベース|401|1158|テングノムギメシ産地}}</ref>。 |
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== 地学的知見 == |
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古くから信仰の対象とされ、黒姫というお姫様の悲話伝説([[黒姫伝説]])があり、山名の由来になったと言われている。 |
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3つの活動期と3つの休止期があり、今から約25万年前ごろ<ref name="103_3_207">[https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography1889/103/3/103_3_207/_article/-char/ja/ 早津賢二、清水智、板谷徹丸:妙高火山群の活動史 “多世代火山” 地學雜誌 Vol. 103 (1994) No. 3 P 207-220]</ref>から火山活動を初め、休止期をはさみ15万年前から12万年前ころまでの活動期があり数万年何の休止の後、最新の活動である4万年前ごろに現在の[[中央火口丘]]である'''小黒姫山'''(標高2,046 m)を形成した。最高点(標高点2,053 m)は、中央火口丘の東南東1.0 [[キロメートル|km]]の[[外輪山]]にある<ref name="kokudo" />。外輪山と中央火口丘の間には火口原が広がり、「黒姫山湖沼・湿原群」として[[日本の重要湿地500]]のひとつに選定されている七ツ池と峰ノ大池などの[[池塘]]がある<ref>{{Cite web |url=http://www.sizenken.biodic.go.jp/wetland/200/200.html |title=黒姫山湖沼・湿原群(黒姫山大池、種池、古池、御鹿池、古池湿原、大だるみ湿原、御鹿池湿原、赤谷地湿原など |publisher=インターネット自然研究所(環境省[[自然環境局]]) |accessdate=2012-12-24}}</ref><ref name="y300">[[#日本三百名山|日本三百名山 (1997)、157頁]]</ref>。 |
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== 信仰と伝承 == |
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東山麓は黒姫高原として観光地化しており、冬季には黒姫高原スノーパークでスキーやスノーボードが楽しめる。 |
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古くから信仰の対象とされている<ref name="コンサイス日本山名辞典 (1992)、182頁" />。黒姫というお姫様の悲話伝説(『黒姫伝説』)があり、山名の由来になったと言われている<ref name="y200" /><ref name="y300" /><ref name="y1000">[[#日本の山1000|日本の山1000 (1992)、315頁]]</ref><ref name="妙高・戸隠を歩く(2000)、47頁">[[#妙高・戸隠を歩く|妙高・戸隠を歩く(2000)、47頁]]</ref>。 |
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== 登山 == |
== 登山 == |
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古くから[[登山]]の対象として東登山道と廃道となった南登山道で登られていた<ref name="妙高・戸隠を歩く(2000)、42-47頁">[[#妙高・戸隠を歩く|妙高・戸隠を歩く(2000)、42-47頁]]</ref>。山頂付近は展望がある。『[[日本二百名山]]』のひとつに選定されている<ref name="y200" />。信濃町を代表する山として『信州ふるさと120山』のひとつに選定されている<ref>{{Cite book |和書 |year=2011 |month=11 |title=信州ふるさと120山 |editor=長野県山岳協会120山委員会 |publisher=[[信濃毎日新聞社]] |isbn=9784784071821}}</ref>。黒姫山を含む北信五岳が『[[新・花の百名山]]』のひとつに選定されていている<ref name="新・花の百名山(1995)、249-252頁">[[#新・花の百名山|新・花の百名山(1995)、249-252頁]]</ref>。例年6月中旬ごろに開山祭、10月中旬頃に閉山祭が行われている。 |
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[[日本二百名山]]のひとつとして選定されている。山頂付近は展望がある。 |
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==== 主なルート ==== |
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=== 登山ルート === |
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* 黒姫高原~黒姫山 |
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各方面から以下の[[登山道]]が開設されている。外輪山の黒姫乗越、峰ノ大池分岐、西登山口から高原状の火口原にある峰ノ大池と七ツ池の池塘脇を通るルートがある<ref name="妙高・戸隠を歩く(2000)、42-47頁" />。中央火口丘の小黒姫山(御巣鷹山、標高2,046 m)へ至る登山道は開設されていない。 |
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* 戸隠キャンプ場~黒姫山 |
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;小泉登山道 |
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:黒姫高原 - 巣鷹林道 - 姫見台 - 越見尾根 - 黒姫山(標高2,053 m)<ref name="妙高・戸隠を歩く(2000)、42-47頁" /> |
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;新道 |
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:種池登山口(長野県道36号信濃信州新線) - 種池 - 古池 - 大ダルミ分岐 - 外輪山合流点 - 峰ノ大池分岐 - 黒姫山<ref name="妙高・戸隠を歩く(2000)、42-47頁" /> |
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;西登山道 |
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:長野県道36号信濃信州新線 - 大橋林道 - 大橋登山口 - 大ダルミ分岐 - 大ダルミ - 西登山道 - 峰ノ大池 - 峰ノ大池分岐 - 黒姫山<ref name="妙高・戸隠を歩く(2000)、88-92頁">[[#妙高・戸隠を歩く|妙高・戸隠を歩く(2000)、88-92頁]]</ref><ref>北側の笹ヶ峰から西登山口へ至るルートは荒廃している。</ref> |
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;東登山道 |
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:長水 - 外輪山合流点 - 黒姫山<ref name="妙高・戸隠を歩く(2000)、42-47頁" /> |
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== 地理 == |
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[[戸隠連峰]]の東に位置し、[[関川]]を挟んで[[頸城山塊]]の妙高山の南に対峙する独立峰である。東山麓にある[[野尻湖]]を挟んで[[斑尾山]]が対峙している。3.5 km西隣には、佐渡山(標高1,827.6 m)がある。[[1956年]](昭和31年)7月10日に山域は[[上信越高原国立公園]]の特別地域内に指定され、外輪山周辺の内側の区域はその特別保護地区に指定された<ref>{{Cite web |url=http://www.env.go.jp/park/joshinetsu/intro/files/area_2.pdf |title=上信越高原国立公園(西部)の区域図 |publisher=[[環境省]] |format=PDF |accessdate=2012-12-24}}</ref>。西山腹には大ダルミ[[湿原]]がある。東山麓は黒姫高原として観光地化しており、冬季には[[黒姫高原スノーパーク]]で[[スキー]]や[[スノーボード]]が楽しめる。東山麓には[[ラボ・パーティ]]の[[林間学校]]・移動教室「ラボランドくろひめ」がある<ref>{{Cite web |url=http://www.laboland.jp/ |title=ラボランドくろひめ |publisher=ラボランドくろひめ |accessdate=2012-12-24}}</ref>。 |
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=== 周辺の山 === |
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[[File:20081003KubikiSankai&FujiSanTagged.jpg|thumb|right|250px|上空からの黒姫山周辺の山]] |
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[[File:20091206妙高山黒姫山Tagged.jpg|thumb|right|200px|妙高山(手前)と黒姫山(奥)]] |
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{| class="wikitable" |
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!山容 |
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!山名 |
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![[標高]]<br>([[メートル|m]])<ref name="kokudo" /><ref name="kijyun">{{Cite web |url=http://sokuseikagis1.gsi.go.jp/ |title=基準点成果等閲覧サービス |publisher=国土地理院 |accessdate=2012-12-24}}</ref> |
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![[三角点]]等級<br />基準点名<ref name="kijyun" /> |
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!黒姫山からの<br>方角と距離([[キロメートル|km]]) |
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!備考 |
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<!-- |- |
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|[[File:Futonbishi.JPG|80px]] |
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|[[雨飾山]] |
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|1,963.<small>21</small> |
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| 二等<br />「雨飾山」 |
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|{{direction2|NW}} 17.7 |
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|<small>[[日本百名山]]</small> --> |
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|- |
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|[[File:Yakeyama from Hiuchidake 1999-9-5.jpg|80px]] |
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|[[新潟焼山|焼山]] |
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|2,400.<small>26</small> |
|||
| 二等<br />「焼山」 |
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|{{direction2|NW}} 14.4 |
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|[[活火山]]<br /><small>[[日本三百名山]]</small> |
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|- |
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|[[File:Madaraoyama.jpg|80px]] |
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|[[斑尾山]] |
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|1,381.<small>81</small> |
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| 一等<br />「斑尾山」 |
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|{{direction2|ENE}} 13.4 |
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|<small>日本三百名山</small><br />北信五岳 |
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|- |
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|[[File:Hiuchiyama from Tengunoniwa 1996-6-29.jpg|80px]] |
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|[[火打山]] |
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|2,461.<small>77</small> |
|||
| 三等<br />「火打山」 |
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|{{direction2|NW}} 13.2 |
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|[[頸城山塊]]の[[最高峰]]<br><small>[[日本百名山]]</small> |
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|- |
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|[[File:Myokousan from hiutiyama 1996 6 29.jpg|80px]] |
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|[[妙高山]] |
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|2,454 |
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|(一等)「妙高山」<br>(<small>2,445.90 m</small>) |
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|{{direction2|N}} 8.8 |
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|<small>日本百名山</small><br />北信五岳、活火山 |
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|- style="background-color:#ccc" |
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|[[File:Mount Kurohime from Mount Hiuchi 1996-6-29.jpg|80px]] |
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|'''黒姫山''' |
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|2,053 |
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| |
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|{{direction2|O}} 0 |
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|<small>[[日本二百名山]]</small><br />[[北信五岳]] |
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|- |
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|[[File:Mount Takatsuma from Mount Hiuchi 1996-6-29.jpg|80px]] |
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|[[高妻山]] |
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|2,357.<small>79</small> |
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| 二等<br />「高妻山」 |
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|{{direction2|WSW}} 6.9 |
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|<small>日本百名山</small> |
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|- |
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|[[File:Togakushiyama.jpg|80px]] |
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|[[戸隠山]] |
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|1,904 |
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| |
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|{{direction2|SW}} 8.0 |
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|<small>日本二百名山</small><br />北信五岳 |
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|- |
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|[[File:Iidunar.JPG|80px]] |
|||
|[[飯縄山]] |
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|1,917.<small>37</small> |
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| 二等<br />「飯繩山」 |
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|{{direction2|S}} 8.2 |
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|<small>日本二百名山</small><br />北信五岳 |
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|} |
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=== 源流の河川 === |
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[[ファイル:Naena waterfall.JPG|thumb|right|200px|黒姫山から噴出した溶岩によって作られた[[関川]]の[[苗名滝]]]] |
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以下の源流となる[[河川]]は[[日本海]]へ流れる<ref name="山と高原地図 (2012)">[[#山と高原地図|山と高原地図 (2012)]]</ref>。 |
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* 氷沢川、深沢、西沢、池尻川 - 関川の[[支流]]。山頂の北西6.8 kmに[[笹ヶ峰ダム]]がある。山頂の北西4.1 kmに、山から噴出した溶岩が関川を堰き止めたことによって作られた[[苗名滝]]がある。 |
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* [[鳥居川]] - [[信濃川|千曲川]]の支流。山頂の南西3.2 kmに農業用の[[ため池]]である古池がある<ref>[[#妙高・戸隠を歩く|妙高・戸隠を歩く(2000)、44頁]]</ref>。 |
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=== 交通・アクセス === |
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* 東山麓に[[東日本旅客鉄道|JR東日本]][[信越本線]]が通り、[[黒姫駅]]の西6.3 kmに位置する。東山麓の信濃町柏原は[[小林一茶]]の出身地である<ref name="y1000" /><ref name="妙高・戸隠を歩く(2000)、92頁">[[#妙高・戸隠を歩く|妙高・戸隠を歩く(2000)、92頁]]</ref>。 |
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* 東山麓に[[上信越自動車道]]が通り、[[信濃町インターチェンジ]]の西5.7 kmに位置する。 |
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* 北山腹下部に巣鷹[[林道]]が通る。東山麓を[[国道18号]](北国街道)が通る。南山麓を[[長野県道36号信濃信州新線]]が通る。 |
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== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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{{reflist}} |
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== 参考文献 == |
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* {{Cite book|和書 |author=磯貝猛 |year=2000 |month=4 |title=妙高・戸隠を歩く |publisher=[[山と渓谷|山と溪谷社]] |series=フルカラー特選ガイド |isbn=4635171000 |ref=妙高・戸隠を歩く}} |
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File:MyokoSan.jpg|<small>[[妙高山]](奥)と黒姫山(中)、[[飯縄山]](手前)</small> |
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* {{Cite book|和書 |author=[[田中澄江]] |year=1995 |month=6 |title=新・花の百名山 |publisher=[[文春文庫]] |isbn=4-16-731304-9 |ref=新・花の百名山}} |
|||
File:20081003KubikiSankai&FujiSanTagged.jpg|<small>北方上空から黒姫山</small> |
|||
* {{Cite book|和書 |editor=徳久球雄(編集) |year=1992 |month=10 |title=コンサイス日本山名辞典 |publisher=[[三省堂]] |isbn=4-385-15403-1 |ref=コンサイス日本山名辞典}} |
|||
File:20091206妙高山黒姫山Tagged.jpg|<small>妙高山(手前)と黒姫山(奥)</small> |
|||
* {{Cite book|和書 |author=[[日本山岳会]] |date=2005-11 |title=新日本山岳誌 |publisher=[[ナカニシヤ出版]] |isbn=4-779-50000-1 |ref=新日本山岳誌}} |
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</Gallery> |
|||
* {{Cite book|和書 |date=1997-03 |title=[[日本三百名山]] |publisher=[[毎日新聞社]] |isbn=4620605247 |ref=日本三百名山}} |
|||
* {{Cite book|和書 |date=1992-08 |title=日本の山1000 |series=山溪カラー名鑑 |publisher=山と溪谷社 |isbn=4635090256 |ref=日本の山1000}} |
|||
* {{Cite book|和書 |author=深田クラブ |year=1987 |title=日本200名山 |publisher=[[昭文社]] |pages= |isbn=4398220011 |ref=日本200名山}} |
|||
* {{Cite book|和書 |author= |date=2012-03-16 |title=妙高・戸隠・雨飾 |series=[[山と高原地図]]2012年版 |publisher=昭文社 |isbn=978-4398758170 |ref=山と高原地図}} |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
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*[[上信越高原国立公園]] |
* [[上信越高原国立公園]] |
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*[[黒姫童話館]] |
* [[黒姫童話館]] |
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* [[新・花の百名山]] |
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* [[郷土富士]](信濃富士) |
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* [[火山の一覧 (日本)]] |
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* [[黒姫山|黒姫山(同名の山)]] |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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{{commonscat|Mount Kurohime (Nagano)|黒姫山}} |
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* [http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=364848&l=1380737 国土地理院 地図閲覧システム 2万5千分1地形図名:高妻山] |
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* [http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=138.12996102778&latitude=36.8145515 地図閲覧サービス・黒姫山] (国土地理院) |
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* [http://season.tenki.jp/season/mountain/normal/point-1034.html 山の天気「黒姫山」] ([[日本気象協会]]) |
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* [http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/handle/2261/10117 飯綱,黒姫山]東京帝国大学地震研究所彙報. 第12冊第1号, 1934.3.15, pp.96-149 |
* [http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/handle/2261/10117 飯綱,黒姫山]東京帝国大学地震研究所彙報. 第12冊第1号, 1934.3.15, pp.96-149 |
||
* [http://www.shinano-machi.com/index.php 信濃町観光協会] |
* [http://www.shinano-machi.com/index.php 信濃町観光協会] |
2013年1月28日 (月) 01:29時点における版
黒姫山 | |
---|---|
黒姫駅前より望む黒姫山 | |
標高 | 2,053[1] m |
所在地 |
日本 長野県上水内郡信濃町 |
位置 | 北緯36度48分48秒 東経138度07分38秒 / 北緯36.81333度 東経138.12722度[1] |
山系 | 妙高火山群(西頸城山地)[2] |
種類 | 成層火山 |
黒姫山の位置
| |
プロジェクト 山 |
黒姫山(くろひめやま)は、長野県上水内郡信濃町にある標高2,053 mの成層火山。南東方向より見た整った姿から信濃富士とも呼ばれている。
概要
黒姫山は斑尾山、妙高山、戸隠山、飯綱山とともに北信五岳のひとつに数えられている。妙高火山群に属する複式火山である[3][4]。標高的には森林限界に達していないが土壌の栄養成分が乏しく、カルデラ内壁には高山性植物群落が成立している[5]。火口原には溶岩が点在し、チシマザサ、ダケカンバ、コメツガ、ワタスゲ、ソバナなどが分布する[6][7]。周辺の山域に分布するチシマザサは江戸時代からざるなどの竹細工の材料として麓で利用されていた[7]。外輪山周辺にはハイマツやキバナシャクナゲなどが分布し[3]周辺の山域にはテングノムギメシが分布している[8]。
地学的知見
3つの活動期と3つの休止期があり、今から約25万年前ごろ[9]から火山活動を初め、休止期をはさみ15万年前から12万年前ころまでの活動期があり数万年何の休止の後、最新の活動である4万年前ごろに現在の中央火口丘である小黒姫山(標高2,046 m)を形成した。最高点(標高点2,053 m)は、中央火口丘の東南東1.0 kmの外輪山にある[1]。外輪山と中央火口丘の間には火口原が広がり、「黒姫山湖沼・湿原群」として日本の重要湿地500のひとつに選定されている七ツ池と峰ノ大池などの池塘がある[10][6]。
信仰と伝承
古くから信仰の対象とされている[3]。黒姫というお姫様の悲話伝説(『黒姫伝説』)があり、山名の由来になったと言われている[4][6][11][12]。
登山
古くから登山の対象として東登山道と廃道となった南登山道で登られていた[13]。山頂付近は展望がある。『日本二百名山』のひとつに選定されている[4]。信濃町を代表する山として『信州ふるさと120山』のひとつに選定されている[14]。黒姫山を含む北信五岳が『新・花の百名山』のひとつに選定されていている[15]。例年6月中旬ごろに開山祭、10月中旬頃に閉山祭が行われている。
登山ルート
各方面から以下の登山道が開設されている。外輪山の黒姫乗越、峰ノ大池分岐、西登山口から高原状の火口原にある峰ノ大池と七ツ池の池塘脇を通るルートがある[13]。中央火口丘の小黒姫山(御巣鷹山、標高2,046 m)へ至る登山道は開設されていない。
- 小泉登山道
- 黒姫高原 - 巣鷹林道 - 姫見台 - 越見尾根 - 黒姫山(標高2,053 m)[13]
- 新道
- 種池登山口(長野県道36号信濃信州新線) - 種池 - 古池 - 大ダルミ分岐 - 外輪山合流点 - 峰ノ大池分岐 - 黒姫山[13]
- 西登山道
- 長野県道36号信濃信州新線 - 大橋林道 - 大橋登山口 - 大ダルミ分岐 - 大ダルミ - 西登山道 - 峰ノ大池 - 峰ノ大池分岐 - 黒姫山[16][17]
- 東登山道
- 長水 - 外輪山合流点 - 黒姫山[13]
地理
戸隠連峰の東に位置し、関川を挟んで頸城山塊の妙高山の南に対峙する独立峰である。東山麓にある野尻湖を挟んで斑尾山が対峙している。3.5 km西隣には、佐渡山(標高1,827.6 m)がある。1956年(昭和31年)7月10日に山域は上信越高原国立公園の特別地域内に指定され、外輪山周辺の内側の区域はその特別保護地区に指定された[18]。西山腹には大ダルミ湿原がある。東山麓は黒姫高原として観光地化しており、冬季には黒姫高原スノーパークでスキーやスノーボードが楽しめる。東山麓にはラボ・パーティの林間学校・移動教室「ラボランドくろひめ」がある[19]。
周辺の山
山容 | 山名 | 標高 (m)[1][20] |
三角点等級 基準点名[20] |
黒姫山からの 方角と距離(km) |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
焼山 | 2,400.26 | 二等 「焼山」 |
北西 14.4 | 活火山 日本三百名山 | |
斑尾山 | 1,381.81 | 一等 「斑尾山」 |
東北東 13.4 | 日本三百名山 北信五岳 | |
火打山 | 2,461.77 | 三等 「火打山」 |
北西 13.2 | 頸城山塊の最高峰 日本百名山 | |
妙高山 | 2,454 | (一等)「妙高山」 (2,445.90 m) |
北 8.8 | 日本百名山 北信五岳、活火山 | |
黒姫山 | 2,053 | 0 | 日本二百名山 北信五岳 | ||
高妻山 | 2,357.79 | 二等 「高妻山」 |
西南西 6.9 | 日本百名山 | |
戸隠山 | 1,904 | 南西 8.0 | 日本二百名山 北信五岳 | ||
飯縄山 | 1,917.37 | 二等 「飯繩山」 |
南 8.2 | 日本二百名山 北信五岳 |
源流の河川
- 氷沢川、深沢、西沢、池尻川 - 関川の支流。山頂の北西6.8 kmに笹ヶ峰ダムがある。山頂の北西4.1 kmに、山から噴出した溶岩が関川を堰き止めたことによって作られた苗名滝がある。
- 鳥居川 - 千曲川の支流。山頂の南西3.2 kmに農業用のため池である古池がある[22]。
交通・アクセス
- 東山麓にJR東日本信越本線が通り、黒姫駅の西6.3 kmに位置する。東山麓の信濃町柏原は小林一茶の出身地である[11][23]。
- 東山麓に上信越自動車道が通り、信濃町インターチェンジの西5.7 kmに位置する。
- 北山腹下部に巣鷹林道が通る。東山麓を国道18号(北国街道)が通る。南山麓を長野県道36号信濃信州新線が通る。
脚注
- ^ a b c d “日本の主な山岳標高(長野県の山)”. 国土地理院. 2012年12月24日閲覧。
- ^ 新日本山岳誌 (2005)、159頁
- ^ a b c コンサイス日本山名辞典 (1992)、182頁
- ^ a b c 日本200名山 (1987)、81頁
- ^ 長野県黒姫山の亜高山帯に成立する高山性植物群落の立地条件植生学会誌 : vegetation science 26(1), 21-32, 2009-06-25
- ^ a b c 日本三百名山 (1997)、157頁
- ^ a b 妙高・戸隠を歩く(2000)、45頁
- ^ テングノムギメシ産地 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ 早津賢二、清水智、板谷徹丸:妙高火山群の活動史 “多世代火山” 地學雜誌 Vol. 103 (1994) No. 3 P 207-220
- ^ “黒姫山湖沼・湿原群(黒姫山大池、種池、古池、御鹿池、古池湿原、大だるみ湿原、御鹿池湿原、赤谷地湿原など”. インターネット自然研究所(環境省自然環境局). 2012年12月24日閲覧。
- ^ a b 日本の山1000 (1992)、315頁
- ^ 妙高・戸隠を歩く(2000)、47頁
- ^ a b c d e 妙高・戸隠を歩く(2000)、42-47頁
- ^ 長野県山岳協会120山委員会 編『信州ふるさと120山』信濃毎日新聞社、2011年11月。ISBN 9784784071821。
- ^ 新・花の百名山(1995)、249-252頁
- ^ 妙高・戸隠を歩く(2000)、88-92頁
- ^ 北側の笹ヶ峰から西登山口へ至るルートは荒廃している。
- ^ “上信越高原国立公園(西部)の区域図” (PDF). 環境省. 2012年12月24日閲覧。
- ^ “ラボランドくろひめ”. ラボランドくろひめ. 2012年12月24日閲覧。
- ^ a b “基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2012年12月24日閲覧。
- ^ 山と高原地図 (2012)
- ^ 妙高・戸隠を歩く(2000)、44頁
- ^ 妙高・戸隠を歩く(2000)、92頁
参考文献
- 磯貝猛『妙高・戸隠を歩く』山と溪谷社〈フルカラー特選ガイド〉、2000年4月。ISBN 4635171000。
- 田中澄江『新・花の百名山』文春文庫、1995年6月。ISBN 4-16-731304-9。
- 徳久球雄(編集) 編『コンサイス日本山名辞典』三省堂、1992年10月。ISBN 4-385-15403-1。
- 日本山岳会『新日本山岳誌』ナカニシヤ出版、2005年11月。ISBN 4-779-50000-1。
- 『日本三百名山』毎日新聞社、1997年3月。ISBN 4620605247。
- 『日本の山1000』山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、1992年8月。ISBN 4635090256。
- 深田クラブ『日本200名山』昭文社、1987年。ISBN 4398220011。
- 『妙高・戸隠・雨飾』昭文社〈山と高原地図2012年版〉、2012年3月16日。ISBN 978-4398758170。
関連項目
外部リンク
- 地図閲覧サービス・黒姫山 (国土地理院)
- 山の天気「黒姫山」 (日本気象協会)
- 飯綱,黒姫山東京帝国大学地震研究所彙報. 第12冊第1号, 1934.3.15, pp.96-149
- 信濃町観光協会