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{{Otheruses}} |
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{{Infobox Single |
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{{Infobox Single |
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| Name = ずっと好きだった |
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| Name = ずっと好きだった |
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| Artist = [[斉藤和義]] |
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| Artist = [[斉藤和義]] |
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| Album = [[ARE YOU READY? (斉藤和義のアルバム)|ARE YOU READY?]] |
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| A-side = |
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| B-side = ウームの子守唄<br/>Phoenix[Live at NIPPON BUDOKAN 2010.3.5]<br/>※ランナウェイ 〜こんな雨じゃ〜[Live at NIPPON BUDOKAN 2010.3.5](※初回限定盤のみ収録) |
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| B-side = ウームの子守唄 |
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| Released |
| Released = [[2010年]][[4月21日]] |
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| Format |
| Format = [[マキシシングル]] |
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| Recorded |
| Recorded = |
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| Genre |
| Genre = [[ロックンロール]] |
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| Length |
| Length = 4分09秒 |
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| Label |
| Label = [[SPEEDSTAR RECORDS]] |
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| Writer |
| Writer = [[斉藤和義]] |
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| Producer |
| Producer = [[斉藤和義]] |
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| Certification = * トリプル・プラチナ(シングルトラック、日本レコード協会) |
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| Certification = |
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| Chart position = * 週間 |
| Chart position = * 週間8位([[オリコンチャート|オリコン]]) |
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*2010年4月月間 |
*2010年4月度月間16位(オリコン) |
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*2010年度年間 |
*2010年度年間4位([[iTunes Store]])<ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000066303&p=1 iTunesが2010年間ランキングを発表]、[[ITmedia|BARKS]]、2010年12月9日。</ref> |
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*2010年度年間 |
*2010年度年間20位([[mora]])<ref>[http://mora.jp/ranking/2010nenkan/rank_all.html 2010年 年間トップ100 ダウンロード・ランキング] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20120325140644/http://mora.jp/ranking/2010nenkan/rank_all.html |date=2012年3月25日 }}、mora。</ref> |
||
*2011年度年間34位(iTunes Store)<ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000075375&p=1 2011年に最もダウンロードされた作品は? 「iTunes Rewind 2011」発表]、BARKS、2011年12月9日。</ref> |
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| Last single = [[COME ON!]]<br />([[2009年]]) |
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| Last single = [[COME ON! (斉藤和義の曲)|COME ON!]]<br />([[2009年]]) |
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| This single = '''ずっと好きだった'''<br/>(2010年) |
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| Next single = |
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| Next single = [[やさしくなりたい (斉藤和義の曲)|やさしくなりたい]]<br/>([[2011年]]) |
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| Misc = |
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| Misc = {{External music video|1={{YouTube|vvFrFTIFDFA|ずっと好きだった PV (Victor Music Channel)}}}} |
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| EAN = {{EAN|4988002592586}}(初回限定盤)<br/>{{EAN|4988002596157}}(通常盤) |
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}} |
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「'''ずっと好きだった'''」(ずっとすきだった)は[[2010年]][[4月21日]]に[[SPEEDSTAR RECORDS]]より発売された[[斉藤和義]]38作目シングル。 |
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「'''ずっと好きだった'''」(-す-)は、[[斉藤和義]]の38作目のシングル。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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前作から8ヶ月振りの新曲。初回限定盤と通常盤の2形態で発売。本作は[[資生堂]]「[[IN&ON]]」(インアンドオン)のテレビCMのために書き下ろされた曲で<ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000059737 斉藤和義、「ずっと好きだった」は資生堂「IN & ON」の書き下ろし]、BARKS、2010年3月30日。</ref>、[[2010年]][[3月31日]]から[[着うた]]先行配信がスタートした。CMコンセプトの「よみがえれ、私。」と共に[[同窓会]]をテーマに再会した初恋の人を告白する歌詞である<ref name="natalie29776">[https://natalie.mu/music/news/29776 斉藤和義、甘酸っぱい新曲で80'sアイドル競演CMを後押し]、[[ナタリー (ニュースサイト)|ナタリー]]、2010年3月30日。</ref>。メロディはキャッチーで<ref name="natalie29776" />、斉藤本人も覚えやすさを念頭において作ったと語っている<ref name="goo">[http://music.goo.ne.jp/movie/saito_100421/index.html 斉藤和義(「ずっと好きだった」2010.4.21リリース)] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20101026113958/http://music.goo.ne.jp/movie/saito_100421/index.html |date=2010年10月26日 }} 、[[goo]]音楽。</ref>。斉藤の楽曲の中でストレートな[[ロックンロール]]で[[チャック・ベリー]]のようでもある<ref>[https://rockinon.com/blog/japan/32211 斉藤和義]、[[ロッキング・オン|RO69]] ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記、2010年3月17日。</ref>。初披露は2010年[[3月5日]]の[[日本武道館]]ライブで<ref>[https://rockinon.com/news/detail/32685 斉藤和義の新曲、80年代のトップアイドルが登場する資生堂の新CM楽曲に]、RO69 邦楽ニュース、2010年3月30日。</ref><ref>[http://news.mu-mo.net/view/8686 斉藤和義、「ずっと好きだった」初披露の自身最長ツアーDVDが発売に]{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }}、[[ミュゥモ|mu-mo]] エンタメニュース、2010年4月22日。</ref> リリースが発表され<ref>[https://rockinon.com/news/detail/31756 斉藤和義が新作発表、タイトルは“ずっと好きだった”]、RO69 邦楽ニュース、2010年3月5日。</ref><ref>[https://tower.jp/article/news/2010/03/05/3660 斉藤和義、待望のニュー・シングル“ずっと好きだった”と日本武道館公演のライヴDVDを連続リリース!]、[[タワーレコード|TOWER RECORDS ONLINE]]、2010年3月5日。</ref>[[アンコール]]で演奏された<ref>[http://oops-music.com/info/view_news.html?nid=54558 斉藤和義、5年ぶりの武道館公演で新曲を披露!]{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }}、OOPS! MUSIC COMMUNITY、2010年3月11日。</ref>。このライブはDVD『[[斉藤和義 ライブツアー2009≫2010 "月が昇れば" at 日本武道館 2010.3.5]]』に初披露の様子が収録された。 |
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*表題曲はCMのために書き下ろされた曲で、3月31日からは[[着うた]]先行配信がスタートする。CMコンセプトの「よみがえれ、私。」と共に、[[同窓会]]をテーマに、再会した初恋の人を告白する歌詞である<ref>[http://natalie.mu/music/news/29776 斉藤和義、甘酸っぱい新曲で80'sアイドル競演CMを後押し]、ナタリー、2010年3月30日。</ref>。 |
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*ミュージックビデオは、[[ビートルズ]]の「[[ルーフトップ・コンサート]]」をモチーフに、出演者を斉藤本人によるキャスティングで決定し、[[ポール・マッカートニー]]役に斉藤、[[ジョン・レノン]]役に[[リリー・フランキー]]、[[ジョージ・ハリスン]]役に[[2丁拳銃]]の小堀裕之、[[リンゴ・スター]]役に[[濱田岳]]を配している。斉藤の故郷である[[宇都宮市]]の[[オリオン通り]]にあるビルの屋上で撮影した<ref>[http://natalie.mu/music/news/30111 斉藤和義、新曲PVでポール・マッカートニーを熱演]、ナタリー、2010年4月6日。</ref>。 |
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*シングルジャケット写真や、テレビ番組出演などで本曲を弾き語りで歌う際に構えているギターは、[[ジョン・レノン]]が愛用していた事でも知られる[[エピフォン・カジノ]]である。 |
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*[[アップル インコーポレイテッド|Apple]]社が主催する「iTunes Rewind 2010」ベストソングを受賞している。 |
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ジャケット写真やテレビ番組出演などで本曲を[[弾き語り]]で歌う際に構えているギターは、[[ジョン・レノン]]が愛用していた事でも知られる[[エピフォン・カジノ]]である。[[ミュージック・ビデオ|MV]]の詳細は後述。 |
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カップリング2曲目「ウームの子守唄」はアルバム未収録。「ウーム」({{Lang-en-short|womb}})とは[[子宮]]。「ずっと好きだった」リリースの頃の斉藤は第1子誕生を控えていた。そこにはパパになる喜び、これから誕生する息子への気持ちが表れている<ref name="hochi" />。3曲目「[[月が昇れば|Phoenix]]」と初回限定盤に収録の4曲目「[[ゴールデンスランバー#ビハインドストーリー|ランナウェイ 〜こんな雨じゃ〜]]」は前述、2010年3月5日開催の日本武道館ライブバージョン。 |
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2017年2月3日よりオンエアの[[伊藤園]]「[[お〜いお茶]]」『春、まろやか』篇のCM曲に起用される(CM出演は[[有村架純]])<ref>{{Cite web|和書|url = http://www.itoen.co.jp/movie/detail.php?id=120| title =お~いお茶 「春、まろやか」篇 | publisher = 伊藤園 動画ギャラリー|date=2017-02-03|accessdate=2017-02-03}}</ref>。 |
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== 資生堂「IN&ON」のテレビCM == |
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{{External media|width=300px|align=right|video1=[https://www.youtube.com/user/asahicom#p/u/63/NAx_8Kt8Nio 秀美が、つかさが、荻野目が、その子が 資生堂CMで「同窓会」 (asahi.comの公式YouTubeチャンネル)] - 「IN&ON」CM発表会。斉藤の登場 (0:52-)。「ずっと好きだった」15秒CMバージョン (2:27-)。}} |
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資生堂「IN&ON」は40代半ばの女性向けの内外美容ブランドとして2010年[[3月21日]]に発売された「のむ。」(美容ドリンク、美容サプリメント等)と「つける。」(美容液、フェースライン用マスク等)<ref>[http://www.shiseido.co.jp/inon/concept.html IN&ON(インアンドオン)とは | のむ。つける。資生堂。IN&ON(インアンドオン)] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20110602100200/http://www.shiseido.co.jp/inon/concept.html |date=2011年6月2日 }}、資生堂公式サイト。</ref> の6週間プログラムが用意されている商品<ref>[http://nhpro.nikkeibp.co.jp/article/nhpro/20100201/105741/ たるみとシワに効かせる新内外美容ブランド「IN&ON(インアンドオン)」が3月21日に資生堂からデビュー]、[[日経BP|日経ヘルス]]、2010年2月1日。</ref>。 |
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2010年[[3月30日]]に行われた「IN&ON」のCM発表会にはCM起用の4名[[伊藤つかさ]]、[[荻野目洋子]]、[[河合その子]]、[[石川秀美]]が勢揃い、斉藤も登場し、ギター1本で「ずっと好きだった」を歌った<ref name="biteki">[http://www.biteki.com/article/2010/03/31/11871/ 資生堂「IN&ON」新CMのキャラクター4人が勢ぞろい!] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20160306054847/http://www.biteki.com/article/2010/03/31/11871/ |date=2016年3月6日 }}、[[美的]]、2010年3月31日。</ref><ref name="mainichi kirei">[http://mainichi.jp/life/kirei/graph/20100330/ 河合その子: 20年ぶり出演 薬丸夫妻も共演 荻野目洋子、伊藤つかさと資生堂CM発表会] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20111201033322/http://mainichi.jp/life/kirei/graph/20100330/ |date=2011年12月1日 }}、[[毎日新聞|毎日キレイ]]、2010年3月30日。</ref>。斉藤は演奏後、同窓会で好きな女性と再会してドキドキするイメージで作った曲であると語った<ref name="mainichi kirei" />。 |
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「IN&ON」のテレビCMは翌3月31日に資生堂公式サイトに公開され、テレビでのCM放送は翌[[4月1日]]に開始<ref name="biteki" />。「ずっと好きだった」は各バージョンのCMに使用され、15秒CMは彼女らの同窓会、30秒CMは彼女らの「今」の[[ドキュメンタリー]]<ref name="biteki" />。資生堂公式サイトに公開されていた「IN&ON」テレビCMのトップページは[[2011年]]6月上旬頃に公開を終了し<ref>[http://www.shiseido.co.jp/inon/tvcm.html TVCM | のむ。つける。資生堂。IN&ON(インアンドオン)]、資生堂公式サイト。 {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20110316024630/http://www.shiseido.co.jp/inon/tvcm.html |date=2011年3月16日 }}</ref>、各映像ページは公開を続けている<ref>[http://www.shiseido.co.jp/inon/movie_index.swf TV CMを見る] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20160304192049/http://www.shiseido.co.jp/inon/movie_index.swf |date=2016年3月4日 }}([http://www.shiseido.co.jp/inon/tvcm/m01.swf 01] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20110628151013/http://www.shiseido.co.jp/inon/tvcm/m01.swf |date=2011年6月28日 }} - [http://www.shiseido.co.jp/inon/tvcm/m05.swf 05] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20110628151120/http://www.shiseido.co.jp/inon/tvcm/m05.swf |date=2011年6月28日 }})、資生堂公式サイト。</ref>。 |
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== ミュージック・ビデオ == |
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「ずっと好きだった」の[[ミュージック・ビデオ]](MV)は、[[ビートルズ]]が1969年に行なった「[[ルーフトップ・コンサート]]」をモチーフに、出演者を斉藤本人によるキャスティングで決定し、[[ポール・マッカートニー]]役に斉藤、[[ジョン・レノン]]役に[[リリー・フランキー]]、[[ジョージ・ハリスン]]役に[[2丁拳銃]]の小堀裕之、[[リンゴ・スター]]役に[[濱田岳]]を配している。斉藤の故郷である[[宇都宮市]]の[[オリオン通り]]にあるビルの屋上で撮影した<ref>[https://natalie.mu/music/news/30111 斉藤和義、新曲PVでポール・マッカートニーを熱演]、[[ナタリー (ニュースサイト)|ナタリー]]、2010年4月6日。</ref>。MVの斉藤は付けヒゲでポールの左利き演奏を模している。MVの監督は[[スミス (映像作家)|スミス]]。技術担当は[[レスパスビジョン]]。[[エキストラ]]の中にファッションモデルの[[桔花]]がいる<ref>[http://www.gunns.jp/model/print/kikka.html 桔花 | MODEL | Gunn's] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20110623231258/http://gunns.jp/model/print/kikka.html |date=2011年6月23日 }}、[[ガンズマネージメント]]公式サイト。</ref>。また次作の「[[やさしくなりたい (斉藤和義の曲)|やさしくなりたい]]」MVでも再び小堀、リリー、濱田が出演しビートルズのライブをモチーフにしたものとなっている(但し斉藤とリリーの配役が逆になった)。MVのイメージは歌詞の内容に合わせて久し振りに集まった同級生が[[セッション]]を行うというものであり、また「ルーフトップ・コンサート」時の「[[ゲット・バック]]」のような仕上がりという<ref>[https://rockinon.com/news/detail/33030 斉藤和義、最新PVでポール・マッカートニーを演じる]、RO69 邦楽ニュース、2010年4月7日。</ref>。斉藤本人の話では、いんちきビートルズ[[ごっこ遊び|ごっこ]]の楽しいビデオである<ref name="goo" />。MVは「IN&ON」のCMではない。MVは2010年[[4月5日]]([[グリニッジ標準時]])[[ビクターエンタテインメント]]により45秒のショートバージョンが[[YouTube]]に[[アップロード]]されている<ref>[https://www.youtube.com/user/VictorMusicChannel#p/search/1/vvFrFTIFDFA 斉藤和義/ずっと好きだった]、YouTube Victor Music Channel、2010年4月5日([[グリニッジ標準時|GMT]])。</ref>。[[カラオケ]]の[[JOYSOUND]]は一部のカラオケ機種でフルバージョンのPVをカラオケ映像に採用している<ref>[http://joysound.com/ex/search/ranking.htm?selSongNo=190455 ずっと好きだった《本人映像》/斉藤和義]、JOYSOUND公式サイト。</ref>。 |
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== 収録曲 == |
== 収録曲 == |
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全曲 作詞・作曲・編曲:斉藤和義{{Tracklist |
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#'''ずっと好きだった''' |
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| headline = 「ずっと好きだった」通常盤(1〜3)初回限定盤(1〜4) |
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#*[[資生堂]]「IN & ON」CMソング |
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| total_length = auto |
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#'''ウームの子守唄''' |
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| title1 = '''ずっと好きだった''' |
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#'''Phoenix(Live at NIPPON BUDOKAN 2010.3.5)''' |
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| length1 = 4:09 |
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#'''ランナウェイ ~こんな雨じゃ~(Live at NIPPON BUDOKAN 2010.3.5)'''(初回限定盤のみ収録) |
|||
| title2 = '''ウームの子守唄''' |
|||
| length2 = 3:59 |
|||
| title3 = '''[[月が昇れば|Phoenix]](Live at NIPPON BUDOKAN 2010.3.5)''' |
|||
| length3 = 7:22 |
|||
| title4 = '''[[ゴールデンスランバー#ビハインドストーリー|ランナウェイ 〜こんな雨じゃ〜]](Live at NIPPON BUDOKAN 2010.3.5)''' |
|||
| length4 = 7:15 |
|||
}} |
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== 受賞・ノミネート == |
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{| class="wikitable" |
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! 年月日 !! 主催者 !! 賞 !! 部門 !! style="white-space:nowrap;" | 受賞・ノミネート |
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| 2010年[[12月10日]] || [[Apple]] || iTunes Rewind 2010 || ベストソング || 受賞<ref>[https://web.archive.org/web/20160304211631/http://www.musicman-net.com/business/nview07_56_0077.html iTunes年間ランキング「iTunes Rewind 2010」発表]、MUSICMAN-NET、2010年12月10日。</ref> |
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|||
| style="white-space:nowrap;" | 2011年[[4月10日|{{0}}4月10日]] || style="white-space:nowrap;" | [[スペースシャワーTV]] || [[SPACE SHOWER Music Video Awards|SPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDS]] || BEST MALE VIDEO(男性ソロアーティストの最優秀作品) || 受賞<ref>[https://rockinon.com/news/detail/49785 「SPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDS」、今年は木村カエラが「BEST ARTIST」を受賞]、RO69 邦楽ニュース、2011年4月10日。</ref> |
|||
|- |
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| 2011年[[7月2日|{{0}}7月{{0}}2日]] || [[MTVジャパン]] || [[MTV Video Music Awards Japan|MTV VIDEO MUSIC AID JAPAN]] || BEST MALE VIDEO(最優秀男性アーティストビデオ賞) || ノミネート<ref>[http://www.mtvjapan.com/vmaj/nominee/#best_male_video ノミネート作品: 最優秀男性アーティストビデオ賞 BEST MALE VIDEO] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20101127002221/http://www.mtvjapan.com/vmaj/nominee/ |date=2010年11月27日 }}、MTVジャパン。</ref> |
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|} |
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== カバー == |
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=== 各アーティストによるカバー === |
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{{External media|width=300px|align=right|video1=[https://www.youtube.com/user/ldandktube#p/u/5/0-AH8xjNhp4 GHOST COMPANY 「PUNK EATS J-POP -MOSH PIT STYLE-」 (LD&K Recordsの公式YouTubeチャンネル)] - 04.「ずっと好きだった」斉藤和義 (1:09-)。|video2=[https://www.nicovideo.jp/watch/1307684866 GHOST COMPANY 「PUNK EATS J-POP -MOSH PIT STYLE-」 (LD&K Recordsの公式ニコニコ動画チャンネル)] - 04.「ずっと好きだった」斉藤和義 (1:09-)。}} |
|||
* [[美吉田月]] - 2011年2月16日発売のカバーアルバム『PUNK! FLAVOR』に収録。[[パンク・ロック]]のアレンジ<ref>[http://news.livedoor.com/article/detail/5348138/ アットザラウンジ、癒し系! J-POPパンク・カバーCD 『PUNK! FLAVOR』を2月16日にリリース]{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }}、[[ライブドア|livedoorニュース]]、2011年2月16日。</ref>。 |
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* [[D.A.Y.]] - 2011年3月9日発売のカバーアルバム『first diary』に収録。[[ボサノヴァ]]のアレンジ<ref>[http://www.getback.co.jp/label.php#01 first diary / D.A.Y]、ゲットバック・エンタテインメント公式サイト。</ref>。 |
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* [[GHOST COMPANY]] - 2011年6月7日発売のカバーアルバム『PUNK EATS J-POP -MOSH PIT STYLE-』に収録。英語詞で[[メロディック・ハードコア|メロコア]][[パンク・ロック|パンク]]調にアレンジされている<ref>[https://natalie.mu/music/news/50981 AKB48「ポニシュ」をパンクスが食らう豪快J-POPカバー]、[[ナタリー (ニュースサイト)|ナタリー]]、2011年6月9日。</ref><ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000070619 「ポニーテールとシュシュ」をパンクカヴァーで大ヒット]、BARKS、2011年6月9日。</ref><ref>[http://www.ldandk.com/pej/disco/r3rcd-103.html パンクがJ-POPを喰った!! PUNK EATS J-POP]、LD&K Records公式サイト。</ref>。 |
|||
* [[LOVE CAFE PROJECT]] - 2011年6月8日発売のカバーアルバム『LOVE MIX J-POP COVER NON-STOP Mixed By DJ FUJITA』に収録<ref>[https://artist.cdjournal.com/d/love-mix-j-pop-cover-non-stop-mixed-by-dj-fujita/4111041688 LOVE MIX J-POP COVER NON-STOP Mixed By DJ FUJITA]、CDジャーナル。</ref>。 |
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* [[榎木淳弥]] - 2022年7月27日発売のカバーアルバム『[Re:collection] HIT SONG cover series feat.voice actors 〜10's-20's EDITION〜』に収録。 |
|||
* [[木梨憲武]]([[とんねるず]])・[[森七菜]]・[[仲間由紀恵]]・[[山田裕貴]] - [[サッポロ一番]]の2024年のテレビCMに使用(歌詞の一部を商品に由来するものに変更している)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.daily.co.jp/gossip/2024/04/18/0017555730.shtml|title=木梨憲武&森七菜、CMで「ずっと好きだった」熱唱 「ロック魂引き出された」の撮影秘話|website=デイリースポーツ|publisher=|date=2024-04-18|accessdate=2024-04-21}}</ref>。 |
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=== 斉藤和義本人による替え歌カバー === |
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{{Main|#ずっとウソだった}} |
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== twitter大喜利 ずっと好きダッター == |
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「'''twitter大喜利 ずっと好きダッター'''」(ツイッターおおぎり ずっとすきダッター)は、「ずっと好きだった」のリリースを記念してビクターエンタテインメントにより行われたプロモーション企画である<ref>[https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1004/22/news038.html “ずっと好きだった”相手口説くつぶやき募集 斉藤和義、Twitter連携キャンペーン]、[[ITmedia]]、2010年4月22日。</ref>。2010年[[4月22日]]から始まったこの企画は、「ずっと好きだった」の歌詞にちなみ同窓会で再会した昔好きだった女性への口説き文句を[[Twitter]]で投稿するスタイルの[[大喜利]]であり、面白い投稿は特設サイト<ref>[http://zuttosuki.jp Twitter大喜劇 ずっと好きダッター 斉藤和義「ずっと好きだった」発売記念キャンペーン]、「twitter大喜利 ずっと好きダッター」特設サイト。{{リンク切れ|date=2011年6月}}</ref> に設置されたミュージックビデオの画面に掲載された<ref>[https://rockinon.com/news/detail/33710 斉藤和義がTwitterで大喜利!? 「ずっと好きダッター」を開始]、RO69 邦楽ニュース、2010年4月22日。</ref><ref>[https://www.oricon.co.jp/news/75605/full/ 斉藤和義の大喜利企画「ずっと好きダッター」がWeb上でスタート]、[[オリコン|ORICON STYLE]]、2010年4月22日。</ref>。 |
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最終的なトップ10投稿者は[[5月11日]]に斉藤がスペシャルゲストとして参加のスペースシャワーTV「[[スペースシャワーTV#VJプログラムと出演者|爆裂★エレキングダム!!]]」公開収録に招待され、斉藤はリリース後に初めてとなる「ずっと好きだった」を生演奏した<ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000061009 斉藤和義、スペースシャワーTV公開収録にて生ウタを至近距離で披露]、BARKS、2010年5月13日。</ref><ref>[https://natalie.mu/music/news/31795 斉藤和義スペシャ公開収録で「ずっと好きだった」生歌披露]、[[ナタリー (ニュースサイト)|ナタリー]]、2010年5月13日。</ref>。 |
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[[5月13日]]までに約2400の投稿がなされた<ref>[http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20100514/1031778/?P=2 ビクターエンタがネットプロモーション強化、Ustreamでも音楽ライブ中継!]、[[日経トレンディ]]、2010年5月14日。</ref>。 |
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5月13日から始まった2ndシーズンは、同窓会で告白されるようなキレイな女性として「一風変わったあなたの美の秘訣」を投稿する企画であった。優秀作品トップ10投稿者には「資生堂 IN&ON賞」として「IN&ON」の商品セットを贈呈<ref>[https://www.cdjournal.com/main/news/saito-kazuyoshi/31013 斉藤和義「ずっと好きだった」“Twitter大喜利”2ndシーズンがスタート!]、CDジャーナル、2010年5月13日。</ref><ref>[https://thetv.jp/news/detail/14618/ CMソングがロングヒット中! 斉藤和義が「ずっと好きだった」意外な女性を告白]、[[東京ウォーカー|ウォーカープラス]]、2010年5月13日。</ref>。 |
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「ずっと好きダッター」はTwitterを[[アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]で連動させたサービスであり、日本人アーティストとしては初の試みであった<ref>[https://www.cdjournal.com/main/news/saito-kazuyoshi/30667 斉藤和義、Twitterサービス「ずっと好きダッター」を公開!]、CDジャーナル、2010年4月23日。</ref><ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000060436 斉藤和義、twitterサービス「ずっと好きダッター」を公開]、BARKS、2010年4月22日。</ref>。 |
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「爆裂★エレキングダム!!」公開収録で斉藤と共演した[[エレキコミック]]の[[やついいちろう]]は翌年の2011年[[6月22日]]、DJやついいちろう名義のミックスCD第3弾『[[ゴールデン・ヒッツ]]』(ビクターエンタテインメント)で「ずっと好きだった」を選曲に入れてリリースした<ref>[https://natalie.mu/music/news/49365 ももクロからROOSTERSまで! DJやついMIX CD第3弾発売]、[[ナタリー (ニュースサイト)|ナタリー]]、2011年5月13日。</ref><ref>[https://www.barks.jp/news/?id=1000071420 DJやついいちろう、IMALUほか出演の“お買い得すぎる”リリースイベント]、BARKS、2011年7月8日。</ref>。 |
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== ずっとウソだった == |
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「'''ずっとウソだった'''」は、[[2011年]]([[平成]]23年)[[3月11日]]に起きた、[[東北地方太平洋沖地震]]([[東日本大震災]])により発生した[[福島第一原子力発電所事故]]を受けて、斉藤和義が自身の楽曲「ずっと好きだった」を[[替え歌]]にして作ったカバーソングであり、反[[原子力発電を主題にした楽曲の一覧|原発ソング]]として知られる<ref name="47news">[https://web.archive.org/web/20110411191229/http://www.47news.jp/CN/201104/CN2011040801001115.html 反原発の曲がネットで話題 斉藤和義さんが歌う動画]、[[47NEWS]]、2011年4月8日。</ref>。「'''ずっと嘘だった'''」「'''ずっとウソだったんだぜ'''」などの表記もある。[[朝日新聞社]]は、[[英語]]版のニュースサイトで「{{en|'''Zutto Uso Datta'''}}」と表記し、その表記に「{{en|It was always a lie}}」と対訳を付している<ref>[https://web.archive.org/web/20110520215341/http://www.asahi.com/english/TKY201105160119.html Anti-nukes songs go viral after mainstream outlets reluctant to play them]、[[朝日新聞]]、2011年5月17日。</ref>。 |
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「ずっとウソだった」が広く公に知られたのは、2011年[[4月7日]]([[日本標準時]])に、[[動画共有サイト]]「[[YouTube]]」へ投稿された出所不明な動画であった<ref name="47news" />。YouTubeに投稿された当時、[[インターネット]]で瞬く間に反響を呼んだ<ref name="47news" /><ref name="nicovideo" /><ref name="j-cast" /><ref name="rbb" /><ref name="techinsight" />。 |
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音楽関係者らの話によると、業界内で動向が注目される「ずっとウソだった」は、斉藤が個人で始めたものであり、福島の原発事故の前年に、結婚15年で待望の第1子が生まれた斉藤は<ref name="hochi">[http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20100607-OHT1T00162.htm 斉藤和義がパパに…結婚15年待望の第1子] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20100612005352/http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20100607-OHT1T00162.htm |date=2010年6月12日 }}、[[スポーツ報知]]、2010年6月7日。</ref><ref>[http://www.news24.jp/entertainment/news/1612290.html 斉藤和義がパパに…HPで男児誕生報告「下ネタは封印」]、[[日テレNEWS24]]、2010年6月7日。</ref>、(低年齢層がより影響を受ける)原発事故や、[[日本|国]]の対応に憤り、敢えて代表曲「ずっと好きだった」で、替え歌を作り怒りと悲しみとともに臨んだのであるという<ref>[https://news.livedoor.com/article/detail/5476174/ 今夜生放送! 決意の斉藤和義【原発反対ソング】真相]、livedoorニュース、2011年4月8日。</ref>。 |
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=== 経緯 === |
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==== YouTubeの投稿動画 ==== |
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「ずっとウソだった」は、2011年4月7日0時頃(協定世界時[[4月6日]]15時頃)、YouTubeにユーザー {{en|daichiazuma}}([[協定世界時]]2011年4月6日登録、41歳、[[日本]])によりアップロードされ<ref>[https://web.archive.org/web/20110629131058/http://www.youtube.com/user/daichiazuma daichiazuma's Channel]、YouTube(Googleの[[キャッシュ (コンピュータシステム)|キャッシュ]]、2011年4月6日 17:22:10 GMT 取得)。{{リンク切れ|date=2011年7月}}</ref>、当初は斉藤和義本人かどうか不明であったその動画は、広く公に知られインターネット上で話題を呼んだ<ref name="nicovideo">[https://news.nicovideo.jp/watch/nw49986 【消せば消すほど増殖中】ミュージシャン斉藤和義さん本人? が「ずっとウソだった」と自身の歌を替え歌に]、[[ニコニコニュース]]、2011年4月7日。</ref>。 |
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斉藤和義と思われる、[[帽子]]と[[サングラス]]の人物が「ずっと好きだった」の替え歌を[[アコースティック・ギター]]で弾き語るその4分26秒の投稿動画は<ref name="google cache">[https://web.archive.org/web/20110407054413/http://www.youtube.com/watch?v=_rPjSX8awK0 ずっとウソだった]、YouTube(Googleのキャッシュ、2011年4月7日 03:56:27 GMT 取得)。{{リンク切れ|date=2011年4月}}</ref>、斉藤がプライベートに作った映像が意図しない形でアップされた<ref name="47news" /> としてビクターエンタテインメントにより削除依頼が提出され<ref name="j-cast">[https://www.j-cast.com/2011/04/08092592.html?p=all 反原発ソング「ずっとウソだった」 斉藤和義の動画アップ後なぜか削除]、[[ジェイ・キャスト|J-CASTニュース]]、2011年4月8日。</ref>、同7日の昼過ぎにユーザーにより削除<ref name="rbb">[https://www.rbbtoday.com/article/2011/04/07/75927.html 反原発ソングで注目集める斉藤和義がUstreamでライブ番組]、RBBTODAY、2011年4月7日。</ref><ref name="google cache" />、ユーザーdaichiazumaは自身のアカウントも削除した。ユーザーdaichiazumaは動画のタイトルにもなっている「ずっとウソだった」や「そっくりさん」「モノマネ」などを動画の[[タギング (コンピュータ)|タグ]]に使用していた。そのユーザーが他にタグとして使用したのは「替え歌」「原発」「原子力発電所」「反対」「福島第一原子力発電所」「東京電力」「東電」「放射能」「被曝」「ギター弾き語り」。 |
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帽子とサングラスの人物が、斉藤本人であることはビクターエンタテインメントにより明かされた<ref name="47news" />。斉藤が動画で被っていたその[[カウボーイ#衣服|カウボーイハット]]は2011年[[3月17日]]開催の「東北地方太平洋沖地震チャリティライブ LIVE FOR NIPPON」<ref>[http://www.theatrebrook.com/news/item_502.html 東北地方太平洋沖地震チャリティライブ LIVE FOR NIPPON]{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }}、[[THEATRE BROOK|Theatre Brook]]公式サイト。</ref> に飛び入り参加して「歩いて帰ろう」と「歌うたいのバラッド」を演奏した時の帽子と類似または同一のデザインであり、動画で着用していた[[カウボーイ#衣服|カウボーイシャツ]]もまた3月17日のライブと類似または同一のデザインであった。また以前にNHK [[NHK衛星第2テレビジョン|BS2]]の「[[ウエンズデー J-POP]]」出演で「ずっと好きだった」を歌った際、同様のカウボーイシャツを着用した。 |
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斉藤の所属事務所によると、動画は斉藤が自分で撮影したもので、公表の是非が斉藤と所属事務所とレコード会社の3者で協議されたが、公表には至らなかった<ref name="asahi" />。さらに所属事務所によると斉藤は撮影した映像を友人に渡していた<ref name="asahi">[http://www.asahi.com/special/10005/TKY201104270182.html 原発安全、ウソだったんだぜ 反原発曲、ネットで話題に]、朝日新聞、2011年4月27日。</ref>。 |
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2011年[[5月27日]]に『[[ロッキング・オン#刊行中の雑誌|bridge]]』誌上で行われた[[吉井和哉]]と斉藤の対談<ref>[https://rockinon.com/blog/japan/51928 吉井和哉×斉藤和義、次号bridge 表紙決定!]、RO69 ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記、2011年5月30日。</ref> での斉藤の話によると、子どもが生まれたての斉藤としては、原発事故は極めて深刻な事態であり、それほど考えがあったわけではないが、思いついて出来上がり、「よし、録ろう」と1人でビデオを持参してスタジオで録ったものをバラ撒いたということである<ref name="bridge">[https://rockinon.com/product/magazine/8 Cut2011年7月増刊号『bridge』 Vol.68 SUMMER 2011]、44-45ページ、株式会社ロッキング・オン、2011年6月15日。</ref>。 |
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ユーザーdaichiazumaが何者であるか、また、「ずっとウソだった」が斉藤側としての正式なタイトルであるか、それらははっきりとは分かっていないが、『[[サイゾー#WEBサイト|日刊サイゾー]]』2011年[[7月22日]]の記事では、[[制服向上委員会]]の脱原発ソングに関する音楽ライターの話に斉藤が引き合いに出された際の表現を引用すると「反原発ソング『ずっとウソだった』を自らYouTubeにアップしたことで話題となった斉藤和義」ということになっている<ref>[https://www.cyzo.com/2011/07/post_7992_entry.html フジロック「出演拒否」騒動の制服向上委員会 実は公式オファーなかった......]、日刊サイゾー、2011年7月22日。</ref>。 |
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==== 吉田照美のラジオオンエアー ==== |
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2011年4月8日の朝、[[文化放送]]のラジオ番組「[[吉田照美 ソコダイジナトコ]]」の1コーナー「ビー・スマイル」にて「ずっと嘘だった」は[[放送|オンエアー]]された<ref>[https://rockinon.com/blog/hyogo/49708 斉藤和義のUstreamライブ、今夜です]、RO69 兵庫慎司の「ロック走馬灯」 、2011年4月8日。</ref>。[[吉田照美]]によると、斉藤は吉田が以前[[ラジオパーソナリティ|パーソナリティ]]を務めたラジオ「[[吉田照美のやる気MANMAN!]]」の熱心なファンであり、斉藤はそのラジオの[[寺島尚正|寺ちゃん]]のコーナーを観に行くほど好きだったそうである。 |
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吉田は、「斉藤と思われる」人物であると強調しながら、フルコーラスで曲のメッセージを聴いて欲しいと、「斉藤和義さん、ずっと嘘だった」のタイトルコールを掛け、やや高速の音源が放送された。番組で彼のアシスタントを務める[[唐橋ユミ]]は福島県出身のアナウンサーだが、彼女もまたオンエアー後に「斉藤和義さんで、ずっと嘘だった、でした」とアナウンスした。 |
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吉田は番組開始直前の5時51分47秒(日本標準時)<ref>http://favotter.net/status.php?id=56096856916242432</ref>、替え歌を歌った斉藤を「素晴らしい!!」と自身のTwitterで讃えていた<ref>[https://twitter.com/tim1134/status/56096856916242432 Twitter / @吉田照美]、吉田照美公式Twitter、2011年4月7日(GMT)。</ref>。吉田は「ずっと嘘だった」を流した直後の8時18分20秒(日本標準時)<ref>http://favotter.net/status.php?id=56133736630194177</ref>、「ずっと嘘だった」を生放送のラジオで流した旨をTwitterで報告するとともに「名曲だ。涙が出ました。ありがとう!」と感想を述べた<ref>[https://twitter.com/tim1134/status/56133736630194177 Twitter / @吉田照美]、吉田照美公式Twitter、2011年4月7日(GMT)。</ref>。 |
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==== TBSラジオのオンエアー ==== |
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2011年4月8日深夜の[[TBSラジオ]]の番組「[[ニュース探究ラジオ Dig]]」は、日付が[[4月9日]]に変わって開始した「DigTag 大根仁の言い逃げ番長」のコーナーで「ずっとウソだった」を流した。TBSラジオの番組[[アーカイブ]]欄では「とあるミュージシャンがYOUTUBEで発表した楽曲『ずっとウソだった』」とある<ref>[http://www.tbsradio.jp/dig/2011/04/digtag-149.html 4月8日(金)「DigTag 大根仁の言い逃げ番長」]、TBSラジオ、2011年4月9日。</ref>。パーソナリティの[[大根仁]]によると、[[プロデューサー]]との協議で許可を得て音源を紹介した。大根は4月7日昼13時37分(日本標準時)に「ずっとウソだった」について自身のTwitterでツイートした<ref>[https://twitter.com/hitoshione/status/55851743132651522 Twitter / @大根仁]、大根仁公式Twitter、2011年4月7日(GMT)。</ref>。 |
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=== 斉藤の動向 === |
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==== 斉藤和義 on USTREAM 『空に星が綺麗』の生放送 ==== |
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{{See also|斉藤和義 on USTREAM 『空に星が綺麗』}} |
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2011年4月8日の夜、斉藤は自身が所属するビクターエンタテインメント内のレーベル[[SPEEDSTAR RECORDS]]の公式[[Ustream]]チャンネルで配信の「斉藤和義 on USTREAM 『空に星が綺麗』」にて、素顔を出して改めて替え歌を演奏した<ref>[http://www.tv-asahi.co.jp/ann/geinou/geinou_news/contents/hot_20110409_060.html 斉藤和義、話題の替え歌を生披露]、テレビ朝日、2011年4月9日。{{リンク切れ|date=2011年4月}}</ref>。4月1日から1ヶ月間、東京都内の各スタジオから毎週金曜日に生放送で配信していたUstreamライブ『空に星が綺麗』は、東北地方太平洋沖地震の被災者へのチャリティーライブである<ref>[http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/-/Information/A013689.html SPEEDSTAR RECORDS | 斉藤 和義 NEWS 斉藤和義 on USTREAM 『空に星が綺麗』 2011年4月1日(金)22:00よりスタート]、ビクターエンタテインメント公式サイト。</ref><ref>[https://www.cdjournal.com/main/news/saito-kazuyoshi/37664 斉藤和義、USTREAMライヴ生中継『空に星が綺麗』第2回は今夜20:00より!]、CDジャーナル、2011年4月8日。</ref>。8日のライブにおいて2曲目「春の夢」の演奏後に「今、何かと話題の斉藤です。うっしっし」との斉藤のMCコメントがあった。3曲目から10曲目までは[[100s]]ドラムスの[[玉田豊夢]]が参加して斉藤と玉田の2人でセッションをした。斉藤は玉田に「おまえだな、斉藤和義のそっくりさんは」と嘯いていた<ref>[http://www.hotexpress.co.jp/news/110411_kazuyoshisaito/ 斉藤和義 話題の原発反対ソング生披露で配信一時中断]、ホットエキスプレス・ミュージックマガジン、2011年4月11日。</ref>。斉藤は各曲の終了後にMCをはさんだり[[タバコ]]で一服したりしていたが、11曲目「ずっと好きだった」の演奏の後にそのまま「ずっとウソだった」へ突入、このあたりからアクセスが集中してUstreamの配信が[[フリーズ]]し始めたようであり<ref>[https://www.cinematoday.jp/news/N0031546 反原発ソングが話題の斉藤和義、USTREAMで話題の「ずっとウソだった」を熱唱! アクセスが集中で一時配信止まるハプニングも]、シネマトゥデイ映画ニュース、2011年4月8日。</ref>、それを知った斉藤は演奏を途中で止め、フリーズ状態からの回復を数分間待った後、再度イントロから演奏した。2回目の演奏は最後まで歌い上げた。YouTubeに投稿された帽子とサングラスのビデオでは[[日本の原子力発電所#日本の原子力発電所一覧|原子力発電所を運用する日本の各電力会社]]のうち「東電」など4社を名指ししていたが<ref name="rbb" />、8日のライブでは「T電」のように各電力会社名をイニシャル化して歌った。生放送と同時進行していた斉藤のスタッフ陣によるTwitterにおいて「ずっとウソだった」は言及されず、「ずっと好きだった」が11曲目<ref>[https://twitter.com/saitokazuyoshi/status/56326865304043520 Twitter / @斉藤和義スタッフ]、斉藤和義スタッフ公式Twitter、2011年4月8日(GMT)。</ref>、12曲目は「空に星が綺麗」になっていた<ref>[https://twitter.com/saitokazuyoshi/status/56330128212508672 Twitter / @斉藤和義スタッフ]、斉藤和義スタッフ公式Twitter、2011年4月8日(GMT)。</ref>。先のYouTube同様、このライブもまた話題を呼んだ<ref>[http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110410/ent11041011380005-n1.htm 【放射能漏れ】斉藤和義、反原発曲の生放送にアクセス集中] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20110413090114/http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110410/ent11041011380005-n1.htm |date=2011年4月13日 }}、産経新聞、2011年4月10日。</ref>。 |
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[[4月15日]]のライブ9曲目「Summer Days」の後、斉藤は視聴者が先週より減っているが先週多かったのは「例のそっくりさんが出てきたせいか」とまたとぼけてみせた。11曲目「社会生活不適合者」の後、斉藤はアコースティック・ギターの[[調律|チューニング]]をしながら、斉藤和義が好きで大丈夫か30人の観客に問いかけた後、(性愛、もしくは反原発等の)「あの」斉藤和義である自分は正しいことを言っているに過ぎないと言い捨てた。 |
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{{Cquote|あのー、今日は女の人が、多、多いっぽいけど、というかほぼ女の人なんですかね。おー。えー、大丈夫ですか、斉藤和義好きなんだとか言ってて、あー(ここで、観客の笑い声の中、1人の観客が「問題ないです」と応える)、ないすか。「あ、あの?」みたいになんないすか。「あの?」って何だっていうあれなんだけどね。正しいことを言ってるだけじゃねえか・・・・・・|||斉藤和義|2011年4月15日 第3回 斉藤和義 on USTREAM 『空に星が綺麗』}} |
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[[4月29日]]の[[斉藤和義 on USTREAM 『空に星が綺麗』#第5回|『空に星が綺麗』最終回スペシャルライブ]]で10曲目「黒塗りのセダン」から登場した元[[BLANKEY JET CITY]]ドラムスの[[中村達也 (1965年生のドラマー)|中村達也]]は、斉藤と雑談を交わしながら「あの後でしょなんか、話題の映像(笑)」「(笑)そうそうそうそう。同じところで録った」「あの背景は。見覚えのある」「ね」「ね」「達っつぁんも巻き込めばよかったな」「俺、その頃[[東名高速道路|東名]]走ってたかも知れん」と事情を婉曲に打ち明けた。 |
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==== 「ボクらの時代」のTV出演 ==== |
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2011年[[5月8日]]、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列放送の収録番組「[[ボクらの時代]]」で斉藤は語った。この日に放送された[[鼎#鼎に関する言葉|鼎談]]の3人は、斉藤・[[立川談春]]・[[千原ジュニア]]<ref>[https://tower.jp/article/news/2011/05/02/77758 斉藤和義、フジテレビ「ボクらの時代」で立川談春、千原ジュニアとトーク]、TOWER RECORDS ONLINE、2011年5月2日。</ref>。斉藤は東日本大震災の後に「歌っている場合なのか」と悩んだが、斉藤にできることは歌を歌うことであり、斉藤は歌ったのであるという。斉藤は、福島の原発事故が起きてから感じていた物言えぬ気持ち悪さの中、表現方法の一形態として「ずっと好きだった」の歌詞を替えた歌を提示したということである。「ずっとウソだった」の一連の現象に関して「自分が歌った時の気持ちと歌の意味が変わっている」と語る場面もあった。<ref name="techinsight">[https://japan.techinsight.jp/2011/05/zuttousodatta-saitou-sinsou.html 【エンタがビタミン♪】「ずっとウソだった」の真相とは!? 斉藤和義が原発批判曲誕生の秘密を明かす。]、Tech insight Japan、2011年5月9日。</ref> |
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==== 岩上安身のインタビュー ==== |
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===== 「6.11脱原発100万人アクション」完全ライブ中継プロジェクト ===== |
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{{External media|width=300px|align=right|video1=[https://web.archive.org/web/20110618013312/http://www.ustream.tv/recorded/15299170#utm_campaign=synclickback&source=http://iwakamiyasumi.com/archives/10273#more-10273&medium=15299170 『6.11脱原発100万人アクション』完全ライブ中継プロジェクト 1/4 (岩上安身の公式Ustreamチャンネル)] - 斉藤へのインタビュー (3:38-)。4月8日のUstream「ずっとウソだった」 (19:00-)。}} |
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2011年[[6月9日]]、[[俳優|女優]]の[[松田美由紀]]が[[フリーランス|フリー]][[ジャーナリスト]]の[[岩上安身]]と斉藤を会わせるために設けた30人ほどの食事会にて、岩上は斉藤に臨時インタビューを行った。 |
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およそ11分34秒間のインタビューで始めに岩上は自身の主催するプロジェクトでの「ずっとウソだった」の使用許可を斉藤に求めた。斉藤から使用許可が得られ、プロジェクトのテーマソングとしてフルバージョンにて使用された<ref>[https://www.cinematoday.jp/news/N0032984 斉藤和義の反原発ソングでスタート! 「6.11脱原発100万人アクション」の完全ライブ中継プロジェクト]、シネマトゥデイ映画ニュース、2011年6月11日。</ref>。斉藤は「自由にみなさんに歌っていただきたくやったようなものなので」「個人的に録ったもの」「是非」にと使用を承諾した。そのプロジェクトとは、原発事故から3ヶ月が過ぎた2011年[[6月11日]]に日本全国およそ130ヶ所で一斉に行われた[[脱原発]]デモ「6.11脱原発100万人アクション」<ref>[http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110612ddm041040170000c.html 東日本大震災: 福島第1原発事故 全国一斉に脱原発デモ]{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }}、毎日新聞、2011年6月12日。</ref><ref>[http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110611/t10013465901000.html 原発の運転停止など求めデモ]、NHK、2011年6月11日。{{リンク切れ|date=2011年6月}} ([https://web.archive.org/web/20110629160259/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110611/t10013465901000.html アーカイブ])</ref> の完全ライブ中継プロジェクトである。プロジェクトで使用したフルバージョンは4月7日のYouTubeバージョンではなく4月8日のUstreamバージョンであった。 |
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===== 子どもの誕生、原発事故の心情、過去に制作した原子力の曲 ===== |
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インタビューでさらに斉藤は「ずっとウソだった」の誕生を語った。5月末に行われた『bridge』誌における吉井和哉との対談<ref name="bridge" /> 同様、原発事故は自身の子どもが生まれたばかりの出来事だったと子どもに言及。自戒の念が強い。ろくに原発を考えずにいた自分にへこんだ。[[原子力]]の問題に関しては、[[忌野清志郎]]の[[ザ・タイマーズ|タイマーズ]]、[[1986年]]の[[チェルノブイリ原子力発電所事故|チェルノブイリ原発事故]]、[[1999年]]の[[東海村JCO臨界事故]]を通して思うところがあり、過去にそういう歌を作りもしたが、この10年で気持ちが萎えていった。そうした中で斉藤は「やるしかない」と思った、ということであった。 |
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斉藤は東海村JCO臨界事故後、[[臨界事故#青い光|臨界事故の青い光]]を思わせる曲「青い光」を作詞作曲し、インタビューからおよそ11年前の[[2000年]]のアルバム『[[COLD TUBE]]』に収録している<ref>[https://www.excite.co.jp/news/article/Cyzo_201104_post_7004/ 「ずっとウソだったんだぜ!」アーティスト斉藤和義の原発批判ソングがYouTubeに]、[[エキサイト|エキサイトニュース]]、2011年4月7日。</ref>。 |
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==== 「雨宿り」の発表 ==== |
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{{Main|雨宿り (斉藤和義の曲)}} |
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東日本大震災関連の楽曲として、斉藤は2011年6月22日にピアノ弾き語りによる「雨宿り」を発表した。この楽曲は[[デジタル・ダウンロード]]限定で正式に発売されている。 |
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==== 各種イベントへの参加 ==== |
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2011年[[4月17日]]、斉藤は[[リリー・フランキー|Gun powder.Inc]]主催の[[日比谷野外音楽堂|日比谷野外大音楽堂]]ライブイベント「第4回 ザンジバルナイト in 野音 2011」に参加した。イベントの序盤で[[神聖かまってちゃん]]は「ずっとウソだった」をアレンジして歌いかけた。終盤に登場した斉藤は家族を持っていることを理由に「ずっとウソだった」を歌わなかった。イベントのフィナーレに[[スチャダラパー]]のBOSEが観客を煽り立て、会場は「ずっとウソだったんだぜ」の語句の連呼となった。この第4回のイベントは東日本大震災被災地の子どもへの義援金集めが行われ、義援金全額と売上金の一部が[[日本ユニセフ協会]]東日本大震災緊急募金に寄付される<ref>[http://www.lilyfranky.com/top/zanzibar/ ザンジバル | ロックンロールニュース]、リリー・フランキー公式サイト。</ref>。 |
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2011年[[5月21日]]、大阪市の[[舞洲]]で開催された[[小籔千豊]]主催の音楽と[[お笑い]]の祭典「第4回 KOYABU SONIC 2011」(コヤブソニック)に斉藤は参加した。斉藤の演目は「1.ベリーベリーストロング 〜アイネクライネ〜 2.満男、飛ぶ 3.ずっとウソだった 4.彼女は言った 5.歌うたいのバラッド 」。[[吉本興業]]の「よしもとニュースセンター」によると、新曲「満男、飛ぶ」(小籔主演映画の主題歌)や、「話題の“あの曲”」に会場は大盛り上がりであった<ref>[http://yoshimotonews.laff.jp/news/2011/05/koyabu-sonic-20-dbcf.html 【ライブレポート】KOYABU SONIC 2011 第1日] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20111117235753/http://yoshimotonews.laff.jp/news/2011/05/koyabu-sonic-20-dbcf.html |date=2011年11月17日 }}、よしもとニュースセンター、2011年5月22日。</ref>。小籔が「皆さんのおかげで大成功できました」と評する「KOYABU SONIC 2011」は、前回同様に大阪府福祉基金と今回新たに東日本大震災義援金への寄付を協力した<ref>[https://www.koyabusonic.com/blog/2011/05/post-3f85.html コヤブソニック終えて]、KOYABU SONIC公式サイト、2011年5月27日。</ref>。「KOYABU SONIC 2011」は、衛星放送「[[フジテレビNEXT]]」で2011年[[8月4日]]26時より3時間のダイジェストで再放送予定である<ref>[http://www.fujitv.co.jp/otn/b_hp/911200153.html コヤブソニック2011]、フジテレビ。</ref>。 |
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斉藤はその後も、2011年[[5月29日]]と[[5月31日]]の[[夢番地]]ライブイベントや、2011年6月11日の[[浜崎貴司]]弾き語りツアーなどに参加し、「ずっとウソだった」を歌い続けている。2011年夏の「[[フジロック・フェスティバル]]」出演も決まり<ref>[https://natalie.mu/music/news/51359 フジ第8弾でJIMMY EAT WORLDら追加&脱原発カフェ復活]、[[ナタリー (ニュースサイト)|ナタリー]]、2011年6月16日。</ref>、斉藤はメジャーの第一線から降りることなく音楽活動をしている。 |
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=== 反響 === |
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『[[ロッキング・オン]]』誌の[[ロッキング・オン#主なスタッフ|兵庫慎司]]は、同誌ウェブサイト「RO69」(アールオーロック)にて2011年4月7日昼11時48分の時点で「ずっとウソだった」のYouTube投稿動画アドレスを「ぜひご覧ください」と紹介し、兵庫のTwitterタイムラインについて「私のTL、今、これ一色になっています」と報告した<ref>[https://rockinon.com/blog/hyogo/49661 ずっとウソだった]、RO69 兵庫慎司の「ロック走馬灯」 、2011年4月7日。</ref>。『[[ミュージック・マガジン]]』誌は2011年5月号の編集後記で「ゲリラ的に反原発の歌を発信した斉藤和義などは、音楽と社会のあり方に一石を投じることになったと思います」と斉藤の行動に言及した。またある音楽ライターは、斉藤が[[忌野清志郎]]の大ファンであり、忌野の[[RCサクセション]]が[[1988年]]に替え歌の反原発ソング等を収録のカバーアルバム『[[COVERS (RCサクセションのアルバム)|COVERS]]』をリリースした経緯を踏まえて起こした行動であると推察した<ref>[https://npn.co.jp/article/detail/66168793/ 斎藤和義の反原発ソングは忌野清志郎へのオマージュ]、[[内外タイムス|リアルライブ]]、2011年4月8日。</ref>。 |
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インターネット上での注目を裏付けるデータとして、例えば日本におけるTwitterの話題度ランキング2011年4月の有名人部門で斉藤は3位であった<ref>[http://www.biglobe.co.jp/press/2011/05/110513-3.html BIGLOBEが4月のツイッター利用動向を発表〜震災から1ヶ月 アニメや芸能関連のツイートも徐々に増加〜]、[[BIGLOBE|NECビッグローブ]]、2011年5月13日。</ref>。2011年4月7日の日本語版[[Google Trends|Googleトレンド]]急上昇ワードでは「斉藤和義」が16位に入っていた<ref>[https://www.google.co.jp/trends/hottrends?sa=X&date=2011-4-7# Google トレンド: 2011/04/07 今日の急上昇ワード (日本)]、Googleトレンド、2011年4月7日。</ref>。翌[[4月8日]]の[[Yahoo! JAPAN]]急上昇ワードランキングでは「ずっとウソだった」が1位、「斉藤和義 原発」が4位であった<ref>[http://searchranking.yahoo.co.jp/burst_ranking/20110408 2011年4月8日の急上昇ワードランキング]、Yahoo!検索ランキング、2011年4月8日。</ref>。 |
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インターネット上での注目に比して、当時の日本の[[マスメディア]]は概ね「ずっとウソだった」を各社ウェブサイトでわずかに取り上げるに留まり、[[日本のラジオ放送局|ラジオ局]]や[[日本のテレビジョン放送局|テレビ局]]での放送は控えめの様相を呈していたとされる。その背景として、[[東京電力]]が日本の[[民間放送]]各局の大[[スポンサー]]であるために日本の民間放送各局では「[[反原発]]」の言葉が封じられてきたという業界関係者による話があり([[日本放送協会|NHK]]は[[総務省]]が[[管轄|所管]]する[[特殊法人]]である)、加えて東京電力が「[[原子力発電|原発]][[安全]]」を日本国民に刷り込んできた<ref>[http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=menscyzo_07May2011_7048 清志郎ライブは反原発一色!? 今問われるのはメディアと自分] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20120114221608/http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=menscyzo_07May2011_7048 |date=2012年1月14日 }}、[[楽天グループ|楽天Woman]]、2011年5月7日。</ref>、日本のマスメディアにとって原発の問題は最大の[[タブー]]である<ref>[http://www.fk-shinbun.co.jp/kobore/2011/04/post-41.html メルトダウン 福島原発事故]{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }}、[[日本の新聞一覧#九州・沖縄地方|福岡県民新聞]]、2011年4月18日。</ref> などの指摘がある。『[[ニューヨーク・タイムズ]]』紙のアジア・パシフィック版は、日本の大手新聞・テレビが日本の若者たちの展開する反原発運動[[ソーシャルメディア]]に殆ど関心を示さないその他方で、"'''It Was Always a Lie'''" (ずっとウソだった)はインターネットにおける "an anthem at the protests" (原子力発電への抗議に際する頌歌)および "a vehicle for Japanese anger" (日本人の怒りための媒介物)になったと原発安全神話に関するレポートで論じた<ref>[https://www.nytimes.com/2011/06/25/world/asia/25myth.html ‘Safety Myth’ Left Japan Ripe for Nuclear Crisis - By NORIMITSU ONISHI; KANTARO SUZUKI CONTRIBUTED REPORTING]、ニューヨーク・タイムズ、2011年6月24日。</ref>。その後、[[テレビ朝日]]が、4月27日付朝日新聞紙上の掲載記事<ref name="asahi" /> と絡めて、2011年[[8月20日]]放送の「[[報道発 ドキュメンタリ宣言]]」で「ずっとウソだった」を特集した。 |
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[[青森県]]の『[[東奥日報]]』紙は1面[[コラム]]「天地人」にて、「ずっとウソだった」を原発の安全神話崩壊への皮肉の歌と捉え、[[井伏鱒二]]著『[[黒い雨 (小説)|黒い雨]]』とそのモノクロ映画版『[[黒い雨 (映画)|黒い雨]]』を引用し、日本にとって放射性物質([[放射性降下物]])の「[[黒い雨]]」は福島の事故により[[日本への原子爆弾投下|原爆投下]]以来の現実となったと論じ、さらに、原発安全と言っていた教科書やCMがウソであり「黒い雨」が降ると歌う「ずっとウソだった」に若者たちはアクセスし、やり場のない怒りを「黒い雨」に向けていると論じた<ref name="toonippo">[http://www.toonippo.co.jp/tenchijin/ten2011/ten20110430.html Web東奥・天地人20110430]、東奥日報、2011年4月30日。</ref>。 |
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[[日本共産党]]は「ずっとウソだった」を機関紙『[[しんぶん赤旗]]』で取り上げ、日本政府が福島の原発事故発生から1ヶ月余りの[[4月12日]]になってようやくその事故がチェルノブイリ原発事故と同じ最高水準の[[国際原子力事象評価尺度|レベル7]]であることを認めたと日本政府の対応の遅れを指摘した<ref name="jcp">[http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-04.../2011041301_06_0.html きょうの潮流 2011年4月13日(水)]{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }}、しんぶん赤旗、2011年4月13日。</ref>。 |
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[[沖縄県]]の『[[琉球新報]]』紙は1面コラム「金口木舌」にて「ずっとウソだった」を引用し、東京電力や日本政府の情報開示への不信と[[グラスノスチ]]の必要性を論じた<ref>[http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-176469-storytopic-12.html 金口木舌(2011年4月26日)]、琉球新報、2011年4月26日。</ref>。 |
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==== 反原発デモでの使用 ==== |
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2011年4月10日、「浜岡原発すぐ止めて! 実行委員会」が主催する反原発の集会とデモ「浜岡原発すぐ止めて! 4・10東京」が東京都の[[芝公園]]で開催され<ref>[http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110410/1825_demo.html 原発の廃止を訴え 都心でデモ]、NHK、2011年4月10日。</ref><ref>[http://sankei.jp.msn.com/life/news/110410/trd11041017320006-n1.htm 【放射能漏れ】「浜岡停止」求め2500人が都内で集会デモ] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20110614100534/http://www.sankei.jp.msn.com/life/news/110410/trd11041017320006-n1.htm |date=2011年6月14日 }}、産経新聞、2011年4月10日。</ref><ref>[http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E2E2E3878DE3E2E2E6E0E2E3E39180EAE2E2E2;at=DGXZZO0195165008122009000000 「浜岡原発停止」求め東京でデモ 2500人参加]、[[日本経済新聞]]、2011年4月10日。 {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20110413151523/http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E2E2E3878DE3E2E2E6E0E2E3E39180EAE2E2E2;at=DGXZZO0195165008122009000000 |date=2011年4月13日 }}</ref>、斉藤の「ずっとウソだった」、RCサクセションの「[[COVERS (RCサクセションのアルバム)|サマータイム・ブルース]]」などの反原発曲が人々に歌われた。同日、東京都の[[高円寺]]ではリサイクルショップ「素人の乱」店主[[松本哉]]主催の『超巨大反原発ロックフェスデモ in 高円寺 「被災地支援義援金集め&原発いい加減にしろ!」超巨大反原発ロックフェスデモ』(高円寺・原発やめろデモ!!!!!<ref>[http://www.magazine9.jp/matsumoto/1104013/ 松本哉の のびのび大作戦 No.43 原発やめろデモ大成功!!! 史上空前の15000人が高円寺に!!]{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }}、マガジン9、2011年4月13日。</ref>)が開催され<ref>[http://news24.jp/articles/2011/04/10/07180563.html 都内で反原発デモ 札幌や富山などでも]、日テレNEWS24、2011年4月10日。</ref>、「ずっとウソだった」が人々に歌われた。高円寺のデモは世界各地に波及したデモで、[[モントリオール|カナダ・モントリオール]]の "No Nuke Solidarity Demo" でも "Zutto Uso datta" は歌われた<ref>[http://410nonuke.tumblr.com/ 4.10 原発やめろデモ!!!!!!!!!]、「高円寺・原発やめろデモ!!!!!」特設サイト。</ref>。 |
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2011年[[4月16日]]、[[大阪市]]の[[中之島公園]]で行われた反原発集会で<ref>[https://megalodon.jp/2011-0418-0840-30/http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201104170026.html 「原発はいらない」の声、2000人超 大阪]、朝日新聞、2011年4月17日。 {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20131103200144/https://megalodon.jp/2011-0418-0840-30/www.asahi.com/kansai/news/OSK201104170026.html |date=2013年11月3日 }}</ref>、「ずっとウソだった」の曲が流された。 |
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2011年[[4月24日]]、[[松山市|愛媛県松山市]]の中心街で市民団体「原発さよなら四国ネットワーク」などによりデモ行進が実施され、デモに参加の市民らが「ずっとウソだった」を歌った<ref>[http://mainichi.jp/area/ehime/news/20110425ddlk38040600000c.html 東日本大震災: 「原発いらない」松山でデモ “無関心層”が発案 / 愛媛]、毎日新聞、2011年4月25日。 {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20110429141649/http://mainichi.jp/area/ehime/news/20110425ddlk38040600000c.html |date=2011年4月29日 }}</ref>。同24日、「原発とめよう! 東京ネットワーク」主催の芝公園反原発デモでも「ずっとウソだった」を歌う者達がいた。 |
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2011年[[5月16日]]、[[京都市]]では「1週間ぶっとおしデモ アゲインスト原発」の初日にあたる日に、市民・学生らが[[河原町通]]を三条から四条まで「ずっとウソだったんだぜ」と歌って行進した<ref>[http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110516000135 全原発停止訴え1週間ぶっとおしデモ]、[[京都新聞]]、2011年5月16日。{{リンク切れ|date=2011年6月}}</ref><ref>[http://www.47news.jp/localnews/kyoto/2011/05/post_20110516215042.html 全原発停止訴え1週間ぶっとおしデモ]、47NEWS、2011年5月16日。</ref>。 |
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=== 同時期の反原発ソングとの比較 === |
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{{See also|原子力発電を主題にした楽曲の一覧}} |
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「ずっとウソだった」と同時期に日本のミュージシャンにより発表された反原発ソングの1つに、[[窪塚洋介#アルバム|卍LINE]]([[窪塚洋介]])の「[[日本のうた]]」(2011年[[4月14日]])がある<ref name="natalie47941">[https://natalie.mu/music/news/47941 窪塚洋介 a.k.a 卍LINEが復興応援&政府批判ソング無料配信]、[[ナタリー (ニュースサイト)|ナタリー]]、2011年4月15日。</ref>。福島の事故後に高まる世界中の反原発デモへの所見として、窪塚は享受してきた原発に感謝と労いを込め「ありがとう原発、お疲れさん」というデモを展開すべきと発言<ref>[https://www.youtube.com/user/ChillingDsignStudio#p/a/u/0/pudA-9sTikg 卍LINE 日本のうた -FREEDOM FREAK ver-]、YouTube Chilling Design Studio Channel、2011年4月18日。</ref>、そのスタンスは歌詞でも現れる<ref>[http://manjiline-amatorecordz.com/manji-blog/?p=1082 卍DIARY » Blog Archive » 『日本のうた』 リリック] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20130514004042/http://manjiline-amatorecordz.com/manji-blog/?p=1082 |date=2013年5月14日 }}、卍LINE公式サイト、2011年4月16日。</ref>。斉藤は反原発デモに「ずっとウソだった」が使用されている状況について[[#岩上安身のインタビュー|6月9日の岩上安身のインタビュー]]で[[#反原発デモでの使用状況|4月10日の高円寺デモ]]を挙げ「光栄」と発言している。「日本のうた」で窪塚は、「[[メディア (媒体)|メディア]]」に言及した<ref name="natalie47941" />。斉藤は「ずっとウソだった」でメディアのうち「CM」を挙げているが、「メディア」そのものは挙げずに、メディア全体には直接言及していない。メディア(マスメディア)側では、朝日新聞社の英語版サイトが「ずっとウソだった」はマスメディアへのメッセージでもある可能性があると想像している<ref>[https://web.archive.org/web/20110603020856/http://www.asahi.com/english/TKY201105310241.html 'It was always a lie'--anti-nuke songs hit a nerve]、朝日新聞、2011年6月1日。</ref>。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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===出典=== |
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{{Reflist}} |
{{Reflist}} |
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== 外部リンク == |
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* {{Official|http://www.kazuyoshi-saito.com/disco/single38.html|name=ずっと好きだった}} - KAZUYOSHI SAITO OFFICIAL WEB SITE DISCOGRAPHY |
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* {{Official|http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/-/Discography/A013689/VICL-36575.html|name=斉藤 和義 「ずっと好きだった(初回生産限定盤)」}} - SPEEDSTAR RECORDS DISCOGRAPHY |
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* {{Official|http://www.jvcmusic.co.jp/speedstar/-/Discography/A013689/VICL-36576.html|name=斉藤 和義 「ずっと好きだった(通常盤)」}} - SPEEDSTAR RECORDS DISCOGRAPHY |
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{{斉藤和義}} |
{{斉藤和義}} |
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{{Billboard JAPAN R35以上対象番組ラジオ・エアプレイ・チャート「Adult Contemporary Airplay」第1位 2010年|2010年5月3日付}} |
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|1-1=東日本大震災を題材とした作品 |
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[[Category:茶系飲料のコマーシャルソング]] |
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[[Category:麺のコマーシャルソング]] |
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[[Category:楽曲 す|つとすきたつた]] |
2024年12月11日 (水) 00:51時点における最新版
「ずっと好きだった」 | ||||||||
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斉藤和義 の シングル | ||||||||
初出アルバム『ARE YOU READY?』 | ||||||||
B面 |
ウームの子守唄 Phoenix[Live at NIPPON BUDOKAN 2010.3.5] ※ランナウェイ 〜こんな雨じゃ〜[Live at NIPPON BUDOKAN 2010.3.5](※初回限定盤のみ収録) | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | マキシシングル | |||||||
ジャンル | ロックンロール | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | SPEEDSTAR RECORDS | |||||||
作詞・作曲 | 斉藤和義 | |||||||
プロデュース | 斉藤和義 | |||||||
ゴールドディスク | ||||||||
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チャート最高順位 | ||||||||
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斉藤和義 シングル 年表 | ||||||||
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EANコード | ||||||||
EAN 4988002592586(初回限定盤) EAN 4988002596157(通常盤) |
「ずっと好きだった」(ずっとすきだった)は2010年4月21日にSPEEDSTAR RECORDSより発売された斉藤和義38作目シングル。
概要
[編集]前作から8ヶ月振りの新曲。初回限定盤と通常盤の2形態で発売。本作は資生堂「IN&ON」(インアンドオン)のテレビCMのために書き下ろされた曲で[4]、2010年3月31日から着うた先行配信がスタートした。CMコンセプトの「よみがえれ、私。」と共に同窓会をテーマに再会した初恋の人を告白する歌詞である[5]。メロディはキャッチーで[5]、斉藤本人も覚えやすさを念頭において作ったと語っている[6]。斉藤の楽曲の中でストレートなロックンロールでチャック・ベリーのようでもある[7]。初披露は2010年3月5日の日本武道館ライブで[8][9] リリースが発表され[10][11]アンコールで演奏された[12]。このライブはDVD『斉藤和義 ライブツアー2009≫2010 "月が昇れば" at 日本武道館 2010.3.5』に初披露の様子が収録された。
ジャケット写真やテレビ番組出演などで本曲を弾き語りで歌う際に構えているギターは、ジョン・レノンが愛用していた事でも知られるエピフォン・カジノである。MVの詳細は後述。
カップリング2曲目「ウームの子守唄」はアルバム未収録。「ウーム」(英: womb)とは子宮。「ずっと好きだった」リリースの頃の斉藤は第1子誕生を控えていた。そこにはパパになる喜び、これから誕生する息子への気持ちが表れている[13]。3曲目「Phoenix」と初回限定盤に収録の4曲目「ランナウェイ 〜こんな雨じゃ〜」は前述、2010年3月5日開催の日本武道館ライブバージョン。
2017年2月3日よりオンエアの伊藤園「お〜いお茶」『春、まろやか』篇のCM曲に起用される(CM出演は有村架純)[14]。
資生堂「IN&ON」のテレビCM
[編集]映像外部リンク | |
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秀美が、つかさが、荻野目が、その子が 資生堂CMで「同窓会」 (asahi.comの公式YouTubeチャンネル) - 「IN&ON」CM発表会。斉藤の登場 (0:52-)。「ずっと好きだった」15秒CMバージョン (2:27-)。 |
資生堂「IN&ON」は40代半ばの女性向けの内外美容ブランドとして2010年3月21日に発売された「のむ。」(美容ドリンク、美容サプリメント等)と「つける。」(美容液、フェースライン用マスク等)[15] の6週間プログラムが用意されている商品[16]。
2010年3月30日に行われた「IN&ON」のCM発表会にはCM起用の4名伊藤つかさ、荻野目洋子、河合その子、石川秀美が勢揃い、斉藤も登場し、ギター1本で「ずっと好きだった」を歌った[17][18]。斉藤は演奏後、同窓会で好きな女性と再会してドキドキするイメージで作った曲であると語った[18]。
「IN&ON」のテレビCMは翌3月31日に資生堂公式サイトに公開され、テレビでのCM放送は翌4月1日に開始[17]。「ずっと好きだった」は各バージョンのCMに使用され、15秒CMは彼女らの同窓会、30秒CMは彼女らの「今」のドキュメンタリー[17]。資生堂公式サイトに公開されていた「IN&ON」テレビCMのトップページは2011年6月上旬頃に公開を終了し[19]、各映像ページは公開を続けている[20]。
ミュージック・ビデオ
[編集]「ずっと好きだった」のミュージック・ビデオ(MV)は、ビートルズが1969年に行なった「ルーフトップ・コンサート」をモチーフに、出演者を斉藤本人によるキャスティングで決定し、ポール・マッカートニー役に斉藤、ジョン・レノン役にリリー・フランキー、ジョージ・ハリスン役に2丁拳銃の小堀裕之、リンゴ・スター役に濱田岳を配している。斉藤の故郷である宇都宮市のオリオン通りにあるビルの屋上で撮影した[21]。MVの斉藤は付けヒゲでポールの左利き演奏を模している。MVの監督はスミス。技術担当はレスパスビジョン。エキストラの中にファッションモデルの桔花がいる[22]。また次作の「やさしくなりたい」MVでも再び小堀、リリー、濱田が出演しビートルズのライブをモチーフにしたものとなっている(但し斉藤とリリーの配役が逆になった)。MVのイメージは歌詞の内容に合わせて久し振りに集まった同級生がセッションを行うというものであり、また「ルーフトップ・コンサート」時の「ゲット・バック」のような仕上がりという[23]。斉藤本人の話では、いんちきビートルズごっこの楽しいビデオである[6]。MVは「IN&ON」のCMではない。MVは2010年4月5日(グリニッジ標準時)ビクターエンタテインメントにより45秒のショートバージョンがYouTubeにアップロードされている[24]。カラオケのJOYSOUNDは一部のカラオケ機種でフルバージョンのPVをカラオケ映像に採用している[25]。
収録曲
[編集]全曲 作詞・作曲・編曲:斉藤和義
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「ずっと好きだった」 | |
2. | 「ウームの子守唄」 | |
3. | 「Phoenix(Live at NIPPON BUDOKAN 2010.3.5)」 | |
4. | 「ランナウェイ 〜こんな雨じゃ〜(Live at NIPPON BUDOKAN 2010.3.5) 」 | |
合計時間: |
受賞・ノミネート
[編集]年月日 | 主催者 | 賞 | 部門 | 受賞・ノミネート |
---|---|---|---|---|
2010年12月10日 | Apple | iTunes Rewind 2010 | ベストソング | 受賞[26] |
2011年 4月10日 | スペースシャワーTV | SPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDS | BEST MALE VIDEO(男性ソロアーティストの最優秀作品) | 受賞[27] |
2011年 7月 2日 | MTVジャパン | MTV VIDEO MUSIC AID JAPAN | BEST MALE VIDEO(最優秀男性アーティストビデオ賞) | ノミネート[28] |
カバー
[編集]各アーティストによるカバー
[編集]映像外部リンク | |
---|---|
GHOST COMPANY 「PUNK EATS J-POP -MOSH PIT STYLE-」 (LD&K Recordsの公式YouTubeチャンネル) - 04.「ずっと好きだった」斉藤和義 (1:09-)。 | |
GHOST COMPANY 「PUNK EATS J-POP -MOSH PIT STYLE-」 (LD&K Recordsの公式ニコニコ動画チャンネル) - 04.「ずっと好きだった」斉藤和義 (1:09-)。 |
- 美吉田月 - 2011年2月16日発売のカバーアルバム『PUNK! FLAVOR』に収録。パンク・ロックのアレンジ[29]。
- D.A.Y. - 2011年3月9日発売のカバーアルバム『first diary』に収録。ボサノヴァのアレンジ[30]。
- GHOST COMPANY - 2011年6月7日発売のカバーアルバム『PUNK EATS J-POP -MOSH PIT STYLE-』に収録。英語詞でメロコアパンク調にアレンジされている[31][32][33]。
- LOVE CAFE PROJECT - 2011年6月8日発売のカバーアルバム『LOVE MIX J-POP COVER NON-STOP Mixed By DJ FUJITA』に収録[34]。
- 榎木淳弥 - 2022年7月27日発売のカバーアルバム『[Re:collection] HIT SONG cover series feat.voice actors 〜10's-20's EDITION〜』に収録。
- 木梨憲武(とんねるず)・森七菜・仲間由紀恵・山田裕貴 - サッポロ一番の2024年のテレビCMに使用(歌詞の一部を商品に由来するものに変更している)[35]。
斉藤和義本人による替え歌カバー
[編集]twitter大喜利 ずっと好きダッター
[編集]「twitter大喜利 ずっと好きダッター」(ツイッターおおぎり ずっとすきダッター)は、「ずっと好きだった」のリリースを記念してビクターエンタテインメントにより行われたプロモーション企画である[36]。2010年4月22日から始まったこの企画は、「ずっと好きだった」の歌詞にちなみ同窓会で再会した昔好きだった女性への口説き文句をTwitterで投稿するスタイルの大喜利であり、面白い投稿は特設サイト[37] に設置されたミュージックビデオの画面に掲載された[38][39]。
最終的なトップ10投稿者は5月11日に斉藤がスペシャルゲストとして参加のスペースシャワーTV「爆裂★エレキングダム!!」公開収録に招待され、斉藤はリリース後に初めてとなる「ずっと好きだった」を生演奏した[40][41]。
5月13日から始まった2ndシーズンは、同窓会で告白されるようなキレイな女性として「一風変わったあなたの美の秘訣」を投稿する企画であった。優秀作品トップ10投稿者には「資生堂 IN&ON賞」として「IN&ON」の商品セットを贈呈[43][44]。
「ずっと好きダッター」はTwitterをAPIで連動させたサービスであり、日本人アーティストとしては初の試みであった[45][46]。
「爆裂★エレキングダム!!」公開収録で斉藤と共演したエレキコミックのやついいちろうは翌年の2011年6月22日、DJやついいちろう名義のミックスCD第3弾『ゴールデン・ヒッツ』(ビクターエンタテインメント)で「ずっと好きだった」を選曲に入れてリリースした[47][48]。
ずっとウソだった
[編集]「ずっとウソだった」は、2011年(平成23年)3月11日に起きた、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)により発生した福島第一原子力発電所事故を受けて、斉藤和義が自身の楽曲「ずっと好きだった」を替え歌にして作ったカバーソングであり、反原発ソングとして知られる[49]。「ずっと嘘だった」「ずっとウソだったんだぜ」などの表記もある。朝日新聞社は、英語版のニュースサイトで「Zutto Uso Datta」と表記し、その表記に「It was always a lie」と対訳を付している[50]。
「ずっとウソだった」が広く公に知られたのは、2011年4月7日(日本標準時)に、動画共有サイト「YouTube」へ投稿された出所不明な動画であった[49]。YouTubeに投稿された当時、インターネットで瞬く間に反響を呼んだ[49][51][52][53][54]。
音楽関係者らの話によると、業界内で動向が注目される「ずっとウソだった」は、斉藤が個人で始めたものであり、福島の原発事故の前年に、結婚15年で待望の第1子が生まれた斉藤は[13][55]、(低年齢層がより影響を受ける)原発事故や、国の対応に憤り、敢えて代表曲「ずっと好きだった」で、替え歌を作り怒りと悲しみとともに臨んだのであるという[56]。
経緯
[編集]YouTubeの投稿動画
[編集]「ずっとウソだった」は、2011年4月7日0時頃(協定世界時4月6日15時頃)、YouTubeにユーザー daichiazuma(協定世界時2011年4月6日登録、41歳、日本)によりアップロードされ[57]、当初は斉藤和義本人かどうか不明であったその動画は、広く公に知られインターネット上で話題を呼んだ[51]。
斉藤和義と思われる、帽子とサングラスの人物が「ずっと好きだった」の替え歌をアコースティック・ギターで弾き語るその4分26秒の投稿動画は[58]、斉藤がプライベートに作った映像が意図しない形でアップされた[49] としてビクターエンタテインメントにより削除依頼が提出され[52]、同7日の昼過ぎにユーザーにより削除[53][58]、ユーザーdaichiazumaは自身のアカウントも削除した。ユーザーdaichiazumaは動画のタイトルにもなっている「ずっとウソだった」や「そっくりさん」「モノマネ」などを動画のタグに使用していた。そのユーザーが他にタグとして使用したのは「替え歌」「原発」「原子力発電所」「反対」「福島第一原子力発電所」「東京電力」「東電」「放射能」「被曝」「ギター弾き語り」。
帽子とサングラスの人物が、斉藤本人であることはビクターエンタテインメントにより明かされた[49]。斉藤が動画で被っていたそのカウボーイハットは2011年3月17日開催の「東北地方太平洋沖地震チャリティライブ LIVE FOR NIPPON」[59] に飛び入り参加して「歩いて帰ろう」と「歌うたいのバラッド」を演奏した時の帽子と類似または同一のデザインであり、動画で着用していたカウボーイシャツもまた3月17日のライブと類似または同一のデザインであった。また以前にNHK BS2の「ウエンズデー J-POP」出演で「ずっと好きだった」を歌った際、同様のカウボーイシャツを着用した。
斉藤の所属事務所によると、動画は斉藤が自分で撮影したもので、公表の是非が斉藤と所属事務所とレコード会社の3者で協議されたが、公表には至らなかった[60]。さらに所属事務所によると斉藤は撮影した映像を友人に渡していた[60]。
2011年5月27日に『bridge』誌上で行われた吉井和哉と斉藤の対談[61] での斉藤の話によると、子どもが生まれたての斉藤としては、原発事故は極めて深刻な事態であり、それほど考えがあったわけではないが、思いついて出来上がり、「よし、録ろう」と1人でビデオを持参してスタジオで録ったものをバラ撒いたということである[62]。
ユーザーdaichiazumaが何者であるか、また、「ずっとウソだった」が斉藤側としての正式なタイトルであるか、それらははっきりとは分かっていないが、『日刊サイゾー』2011年7月22日の記事では、制服向上委員会の脱原発ソングに関する音楽ライターの話に斉藤が引き合いに出された際の表現を引用すると「反原発ソング『ずっとウソだった』を自らYouTubeにアップしたことで話題となった斉藤和義」ということになっている[63]。
吉田照美のラジオオンエアー
[編集]2011年4月8日の朝、文化放送のラジオ番組「吉田照美 ソコダイジナトコ」の1コーナー「ビー・スマイル」にて「ずっと嘘だった」はオンエアーされた[64]。吉田照美によると、斉藤は吉田が以前パーソナリティを務めたラジオ「吉田照美のやる気MANMAN!」の熱心なファンであり、斉藤はそのラジオの寺ちゃんのコーナーを観に行くほど好きだったそうである。
吉田は、「斉藤と思われる」人物であると強調しながら、フルコーラスで曲のメッセージを聴いて欲しいと、「斉藤和義さん、ずっと嘘だった」のタイトルコールを掛け、やや高速の音源が放送された。番組で彼のアシスタントを務める唐橋ユミは福島県出身のアナウンサーだが、彼女もまたオンエアー後に「斉藤和義さんで、ずっと嘘だった、でした」とアナウンスした。
吉田は番組開始直前の5時51分47秒(日本標準時)[65]、替え歌を歌った斉藤を「素晴らしい!!」と自身のTwitterで讃えていた[66]。吉田は「ずっと嘘だった」を流した直後の8時18分20秒(日本標準時)[67]、「ずっと嘘だった」を生放送のラジオで流した旨をTwitterで報告するとともに「名曲だ。涙が出ました。ありがとう!」と感想を述べた[68]。
TBSラジオのオンエアー
[編集]2011年4月8日深夜のTBSラジオの番組「ニュース探究ラジオ Dig」は、日付が4月9日に変わって開始した「DigTag 大根仁の言い逃げ番長」のコーナーで「ずっとウソだった」を流した。TBSラジオの番組アーカイブ欄では「とあるミュージシャンがYOUTUBEで発表した楽曲『ずっとウソだった』」とある[69]。パーソナリティの大根仁によると、プロデューサーとの協議で許可を得て音源を紹介した。大根は4月7日昼13時37分(日本標準時)に「ずっとウソだった」について自身のTwitterでツイートした[70]。
斉藤の動向
[編集]斉藤和義 on USTREAM 『空に星が綺麗』の生放送
[編集]2011年4月8日の夜、斉藤は自身が所属するビクターエンタテインメント内のレーベルSPEEDSTAR RECORDSの公式Ustreamチャンネルで配信の「斉藤和義 on USTREAM 『空に星が綺麗』」にて、素顔を出して改めて替え歌を演奏した[71]。4月1日から1ヶ月間、東京都内の各スタジオから毎週金曜日に生放送で配信していたUstreamライブ『空に星が綺麗』は、東北地方太平洋沖地震の被災者へのチャリティーライブである[72][73]。8日のライブにおいて2曲目「春の夢」の演奏後に「今、何かと話題の斉藤です。うっしっし」との斉藤のMCコメントがあった。3曲目から10曲目までは100sドラムスの玉田豊夢が参加して斉藤と玉田の2人でセッションをした。斉藤は玉田に「おまえだな、斉藤和義のそっくりさんは」と嘯いていた[74]。斉藤は各曲の終了後にMCをはさんだりタバコで一服したりしていたが、11曲目「ずっと好きだった」の演奏の後にそのまま「ずっとウソだった」へ突入、このあたりからアクセスが集中してUstreamの配信がフリーズし始めたようであり[75]、それを知った斉藤は演奏を途中で止め、フリーズ状態からの回復を数分間待った後、再度イントロから演奏した。2回目の演奏は最後まで歌い上げた。YouTubeに投稿された帽子とサングラスのビデオでは原子力発電所を運用する日本の各電力会社のうち「東電」など4社を名指ししていたが[53]、8日のライブでは「T電」のように各電力会社名をイニシャル化して歌った。生放送と同時進行していた斉藤のスタッフ陣によるTwitterにおいて「ずっとウソだった」は言及されず、「ずっと好きだった」が11曲目[76]、12曲目は「空に星が綺麗」になっていた[77]。先のYouTube同様、このライブもまた話題を呼んだ[78]。
4月15日のライブ9曲目「Summer Days」の後、斉藤は視聴者が先週より減っているが先週多かったのは「例のそっくりさんが出てきたせいか」とまたとぼけてみせた。11曲目「社会生活不適合者」の後、斉藤はアコースティック・ギターのチューニングをしながら、斉藤和義が好きで大丈夫か30人の観客に問いかけた後、(性愛、もしくは反原発等の)「あの」斉藤和義である自分は正しいことを言っているに過ぎないと言い捨てた。
「 | あのー、今日は女の人が、多、多いっぽいけど、というかほぼ女の人なんですかね。おー。えー、大丈夫ですか、斉藤和義好きなんだとか言ってて、あー(ここで、観客の笑い声の中、1人の観客が「問題ないです」と応える)、ないすか。「あ、あの?」みたいになんないすか。「あの?」って何だっていうあれなんだけどね。正しいことを言ってるだけじゃねえか・・・・・・ | 」 |
—斉藤和義(2011年4月15日 第3回 斉藤和義 on USTREAM 『空に星が綺麗』より) |
4月29日の『空に星が綺麗』最終回スペシャルライブで10曲目「黒塗りのセダン」から登場した元BLANKEY JET CITYドラムスの中村達也は、斉藤と雑談を交わしながら「あの後でしょなんか、話題の映像(笑)」「(笑)そうそうそうそう。同じところで録った」「あの背景は。見覚えのある」「ね」「ね」「達っつぁんも巻き込めばよかったな」「俺、その頃東名走ってたかも知れん」と事情を婉曲に打ち明けた。
「ボクらの時代」のTV出演
[編集]2011年5月8日、フジテレビ系列放送の収録番組「ボクらの時代」で斉藤は語った。この日に放送された鼎談の3人は、斉藤・立川談春・千原ジュニア[79]。斉藤は東日本大震災の後に「歌っている場合なのか」と悩んだが、斉藤にできることは歌を歌うことであり、斉藤は歌ったのであるという。斉藤は、福島の原発事故が起きてから感じていた物言えぬ気持ち悪さの中、表現方法の一形態として「ずっと好きだった」の歌詞を替えた歌を提示したということである。「ずっとウソだった」の一連の現象に関して「自分が歌った時の気持ちと歌の意味が変わっている」と語る場面もあった。[54]
岩上安身のインタビュー
[編集]「6.11脱原発100万人アクション」完全ライブ中継プロジェクト
[編集]映像外部リンク | |
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『6.11脱原発100万人アクション』完全ライブ中継プロジェクト 1/4 (岩上安身の公式Ustreamチャンネル) - 斉藤へのインタビュー (3:38-)。4月8日のUstream「ずっとウソだった」 (19:00-)。 |
2011年6月9日、女優の松田美由紀がフリージャーナリストの岩上安身と斉藤を会わせるために設けた30人ほどの食事会にて、岩上は斉藤に臨時インタビューを行った。 およそ11分34秒間のインタビューで始めに岩上は自身の主催するプロジェクトでの「ずっとウソだった」の使用許可を斉藤に求めた。斉藤から使用許可が得られ、プロジェクトのテーマソングとしてフルバージョンにて使用された[80]。斉藤は「自由にみなさんに歌っていただきたくやったようなものなので」「個人的に録ったもの」「是非」にと使用を承諾した。そのプロジェクトとは、原発事故から3ヶ月が過ぎた2011年6月11日に日本全国およそ130ヶ所で一斉に行われた脱原発デモ「6.11脱原発100万人アクション」[81][82] の完全ライブ中継プロジェクトである。プロジェクトで使用したフルバージョンは4月7日のYouTubeバージョンではなく4月8日のUstreamバージョンであった。
子どもの誕生、原発事故の心情、過去に制作した原子力の曲
[編集]インタビューでさらに斉藤は「ずっとウソだった」の誕生を語った。5月末に行われた『bridge』誌における吉井和哉との対談[62] 同様、原発事故は自身の子どもが生まれたばかりの出来事だったと子どもに言及。自戒の念が強い。ろくに原発を考えずにいた自分にへこんだ。原子力の問題に関しては、忌野清志郎のタイマーズ、1986年のチェルノブイリ原発事故、1999年の東海村JCO臨界事故を通して思うところがあり、過去にそういう歌を作りもしたが、この10年で気持ちが萎えていった。そうした中で斉藤は「やるしかない」と思った、ということであった。
斉藤は東海村JCO臨界事故後、臨界事故の青い光を思わせる曲「青い光」を作詞作曲し、インタビューからおよそ11年前の2000年のアルバム『COLD TUBE』に収録している[83]。
「雨宿り」の発表
[編集]東日本大震災関連の楽曲として、斉藤は2011年6月22日にピアノ弾き語りによる「雨宿り」を発表した。この楽曲はデジタル・ダウンロード限定で正式に発売されている。
各種イベントへの参加
[編集]2011年4月17日、斉藤はGun powder.Inc主催の日比谷野外大音楽堂ライブイベント「第4回 ザンジバルナイト in 野音 2011」に参加した。イベントの序盤で神聖かまってちゃんは「ずっとウソだった」をアレンジして歌いかけた。終盤に登場した斉藤は家族を持っていることを理由に「ずっとウソだった」を歌わなかった。イベントのフィナーレにスチャダラパーのBOSEが観客を煽り立て、会場は「ずっとウソだったんだぜ」の語句の連呼となった。この第4回のイベントは東日本大震災被災地の子どもへの義援金集めが行われ、義援金全額と売上金の一部が日本ユニセフ協会東日本大震災緊急募金に寄付される[84]。
2011年5月21日、大阪市の舞洲で開催された小籔千豊主催の音楽とお笑いの祭典「第4回 KOYABU SONIC 2011」(コヤブソニック)に斉藤は参加した。斉藤の演目は「1.ベリーベリーストロング 〜アイネクライネ〜 2.満男、飛ぶ 3.ずっとウソだった 4.彼女は言った 5.歌うたいのバラッド 」。吉本興業の「よしもとニュースセンター」によると、新曲「満男、飛ぶ」(小籔主演映画の主題歌)や、「話題の“あの曲”」に会場は大盛り上がりであった[85]。小籔が「皆さんのおかげで大成功できました」と評する「KOYABU SONIC 2011」は、前回同様に大阪府福祉基金と今回新たに東日本大震災義援金への寄付を協力した[86]。「KOYABU SONIC 2011」は、衛星放送「フジテレビNEXT」で2011年8月4日26時より3時間のダイジェストで再放送予定である[87]。
斉藤はその後も、2011年5月29日と5月31日の夢番地ライブイベントや、2011年6月11日の浜崎貴司弾き語りツアーなどに参加し、「ずっとウソだった」を歌い続けている。2011年夏の「フジロック・フェスティバル」出演も決まり[88]、斉藤はメジャーの第一線から降りることなく音楽活動をしている。
反響
[編集]『ロッキング・オン』誌の兵庫慎司は、同誌ウェブサイト「RO69」(アールオーロック)にて2011年4月7日昼11時48分の時点で「ずっとウソだった」のYouTube投稿動画アドレスを「ぜひご覧ください」と紹介し、兵庫のTwitterタイムラインについて「私のTL、今、これ一色になっています」と報告した[89]。『ミュージック・マガジン』誌は2011年5月号の編集後記で「ゲリラ的に反原発の歌を発信した斉藤和義などは、音楽と社会のあり方に一石を投じることになったと思います」と斉藤の行動に言及した。またある音楽ライターは、斉藤が忌野清志郎の大ファンであり、忌野のRCサクセションが1988年に替え歌の反原発ソング等を収録のカバーアルバム『COVERS』をリリースした経緯を踏まえて起こした行動であると推察した[90]。
インターネット上での注目を裏付けるデータとして、例えば日本におけるTwitterの話題度ランキング2011年4月の有名人部門で斉藤は3位であった[91]。2011年4月7日の日本語版Googleトレンド急上昇ワードでは「斉藤和義」が16位に入っていた[92]。翌4月8日のYahoo! JAPAN急上昇ワードランキングでは「ずっとウソだった」が1位、「斉藤和義 原発」が4位であった[93]。
インターネット上での注目に比して、当時の日本のマスメディアは概ね「ずっとウソだった」を各社ウェブサイトでわずかに取り上げるに留まり、ラジオ局やテレビ局での放送は控えめの様相を呈していたとされる。その背景として、東京電力が日本の民間放送各局の大スポンサーであるために日本の民間放送各局では「反原発」の言葉が封じられてきたという業界関係者による話があり(NHKは総務省が所管する特殊法人である)、加えて東京電力が「原発安全」を日本国民に刷り込んできた[94]、日本のマスメディアにとって原発の問題は最大のタブーである[95] などの指摘がある。『ニューヨーク・タイムズ』紙のアジア・パシフィック版は、日本の大手新聞・テレビが日本の若者たちの展開する反原発運動ソーシャルメディアに殆ど関心を示さないその他方で、"It Was Always a Lie" (ずっとウソだった)はインターネットにおける "an anthem at the protests" (原子力発電への抗議に際する頌歌)および "a vehicle for Japanese anger" (日本人の怒りための媒介物)になったと原発安全神話に関するレポートで論じた[96]。その後、テレビ朝日が、4月27日付朝日新聞紙上の掲載記事[60] と絡めて、2011年8月20日放送の「報道発 ドキュメンタリ宣言」で「ずっとウソだった」を特集した。
青森県の『東奥日報』紙は1面コラム「天地人」にて、「ずっとウソだった」を原発の安全神話崩壊への皮肉の歌と捉え、井伏鱒二著『黒い雨』とそのモノクロ映画版『黒い雨』を引用し、日本にとって放射性物質(放射性降下物)の「黒い雨」は福島の事故により原爆投下以来の現実となったと論じ、さらに、原発安全と言っていた教科書やCMがウソであり「黒い雨」が降ると歌う「ずっとウソだった」に若者たちはアクセスし、やり場のない怒りを「黒い雨」に向けていると論じた[97]。
日本共産党は「ずっとウソだった」を機関紙『しんぶん赤旗』で取り上げ、日本政府が福島の原発事故発生から1ヶ月余りの4月12日になってようやくその事故がチェルノブイリ原発事故と同じ最高水準のレベル7であることを認めたと日本政府の対応の遅れを指摘した[98]。
沖縄県の『琉球新報』紙は1面コラム「金口木舌」にて「ずっとウソだった」を引用し、東京電力や日本政府の情報開示への不信とグラスノスチの必要性を論じた[99]。
反原発デモでの使用
[編集]2011年4月10日、「浜岡原発すぐ止めて! 実行委員会」が主催する反原発の集会とデモ「浜岡原発すぐ止めて! 4・10東京」が東京都の芝公園で開催され[100][101][102]、斉藤の「ずっとウソだった」、RCサクセションの「サマータイム・ブルース」などの反原発曲が人々に歌われた。同日、東京都の高円寺ではリサイクルショップ「素人の乱」店主松本哉主催の『超巨大反原発ロックフェスデモ in 高円寺 「被災地支援義援金集め&原発いい加減にしろ!」超巨大反原発ロックフェスデモ』(高円寺・原発やめろデモ!!!!![103])が開催され[104]、「ずっとウソだった」が人々に歌われた。高円寺のデモは世界各地に波及したデモで、カナダ・モントリオールの "No Nuke Solidarity Demo" でも "Zutto Uso datta" は歌われた[105]。
2011年4月16日、大阪市の中之島公園で行われた反原発集会で[106]、「ずっとウソだった」の曲が流された。
2011年4月24日、愛媛県松山市の中心街で市民団体「原発さよなら四国ネットワーク」などによりデモ行進が実施され、デモに参加の市民らが「ずっとウソだった」を歌った[107]。同24日、「原発とめよう! 東京ネットワーク」主催の芝公園反原発デモでも「ずっとウソだった」を歌う者達がいた。
2011年5月16日、京都市では「1週間ぶっとおしデモ アゲインスト原発」の初日にあたる日に、市民・学生らが河原町通を三条から四条まで「ずっとウソだったんだぜ」と歌って行進した[108][109]。
同時期の反原発ソングとの比較
[編集]「ずっとウソだった」と同時期に日本のミュージシャンにより発表された反原発ソングの1つに、卍LINE(窪塚洋介)の「日本のうた」(2011年4月14日)がある[110]。福島の事故後に高まる世界中の反原発デモへの所見として、窪塚は享受してきた原発に感謝と労いを込め「ありがとう原発、お疲れさん」というデモを展開すべきと発言[111]、そのスタンスは歌詞でも現れる[112]。斉藤は反原発デモに「ずっとウソだった」が使用されている状況について6月9日の岩上安身のインタビューで4月10日の高円寺デモを挙げ「光栄」と発言している。「日本のうた」で窪塚は、「メディア」に言及した[110]。斉藤は「ずっとウソだった」でメディアのうち「CM」を挙げているが、「メディア」そのものは挙げずに、メディア全体には直接言及していない。メディア(マスメディア)側では、朝日新聞社の英語版サイトが「ずっとウソだった」はマスメディアへのメッセージでもある可能性があると想像している[113]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ iTunesが2010年間ランキングを発表、BARKS、2010年12月9日。
- ^ 2010年 年間トップ100 ダウンロード・ランキング Archived 2012年3月25日, at the Wayback Machine.、mora。
- ^ 2011年に最もダウンロードされた作品は? 「iTunes Rewind 2011」発表、BARKS、2011年12月9日。
- ^ 斉藤和義、「ずっと好きだった」は資生堂「IN & ON」の書き下ろし、BARKS、2010年3月30日。
- ^ a b 斉藤和義、甘酸っぱい新曲で80'sアイドル競演CMを後押し、ナタリー、2010年3月30日。
- ^ a b 斉藤和義(「ずっと好きだった」2010.4.21リリース) Archived 2010年10月26日, at the Wayback Machine. 、goo音楽。
- ^ 斉藤和義、RO69 ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記、2010年3月17日。
- ^ 斉藤和義の新曲、80年代のトップアイドルが登場する資生堂の新CM楽曲に、RO69 邦楽ニュース、2010年3月30日。
- ^ 斉藤和義、「ずっと好きだった」初披露の自身最長ツアーDVDが発売に[リンク切れ]、mu-mo エンタメニュース、2010年4月22日。
- ^ 斉藤和義が新作発表、タイトルは“ずっと好きだった”、RO69 邦楽ニュース、2010年3月5日。
- ^ 斉藤和義、待望のニュー・シングル“ずっと好きだった”と日本武道館公演のライヴDVDを連続リリース!、TOWER RECORDS ONLINE、2010年3月5日。
- ^ 斉藤和義、5年ぶりの武道館公演で新曲を披露![リンク切れ]、OOPS! MUSIC COMMUNITY、2010年3月11日。
- ^ a b 斉藤和義がパパに…結婚15年待望の第1子 Archived 2010年6月12日, at the Wayback Machine.、スポーツ報知、2010年6月7日。
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- ^ アットザラウンジ、癒し系! J-POPパンク・カバーCD 『PUNK! FLAVOR』を2月16日にリリース[リンク切れ]、livedoorニュース、2011年2月16日。
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- ^ AKB48「ポニシュ」をパンクスが食らう豪快J-POPカバー、ナタリー、2011年6月9日。
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- ^ 斉藤和義がTwitterで大喜利!? 「ずっと好きダッター」を開始、RO69 邦楽ニュース、2010年4月22日。
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外部リンク
[編集]- ずっと好きだった - KAZUYOSHI SAITO OFFICIAL WEB SITE DISCOGRAPHY
- 斉藤 和義 「ずっと好きだった(初回生産限定盤)」 - SPEEDSTAR RECORDS DISCOGRAPHY
- 斉藤 和義 「ずっと好きだった(通常盤)」 - SPEEDSTAR RECORDS DISCOGRAPHY