コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「口蹄疫」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
→‎韓国 2010年 11月~: 詳細を新項目に移動
323行目: 323行目:
==== 韓国 2010年 11月~ ====
==== 韓国 2010年 11月~ ====
詳細は「[[韓国での口蹄疫の流行 2010年11月から]]」を参照
詳細は「[[韓国での口蹄疫の流行 2010年11月から]]」を参照
(情報源もそちらに明記)
:*韓国では6回目の流行である(1934、2000、2002年、と2010年の3回)<ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2010/12/07/0800000000AJP20101207001200882.HTML 聯合ニュース:口蹄疫感染31件に、慶尚北道醴泉・英陽でも発生]</ref>。
:*韓国では6回目の流行である(1934、2000、2002年、と2010年の3回)<ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2010/12/07/0800000000AJP20101207001200882.HTML 聯合ニュース:口蹄疫感染31件に、慶尚北道醴泉・英陽でも発生]</ref>。
:*[[11月20日]]頃から[[安東市]]を皮切りに韓国北東部の[[慶尚北道]]で感染が広った。
:*[[11月20日]]頃から[[韓国]][[慶尚北道]][[安東市]](キョンサンブクド・アンドン市)臥竜面西峴(ソヒョン)里の養豚団地を皮切りに韓国北東部の[[慶尚北道]]で感染が広った。
:*[[12月2日]]に、全ての家畜市場が閉鎖された。
:*[[12月2日]]に、全ての家畜市場が閉鎖された。
:*[[12月15日]]に、[[慶尚北道]]の感染地帯からから200km余り北西の[[京畿道]](キョンギド)2ヶ所の[[養豚場]]で感染が確認され、その後数カ所でも感染が確認された。
:*[[12月15日]]に、[[慶尚北道]]の感染地帯からから200km余り北西の[[京畿道]](キョンギド)2ヶ所の[[養豚場]]で感染が確認され、その後数カ所でも感染が確認された。
336行目: 337行目:
:*疑い例を確認検査に出さなかった初動の遅れが5日間あり、問題になっている。
:*疑い例を確認検査に出さなかった初動の遅れが5日間あり、問題になっている。
:*感染と拡大のの主な原因として「汚染国への旅行」と「畜産関係車両の往来」が挙げられている。
:*感染と拡大のの主な原因として「汚染国への旅行」と「畜産関係車両の往来」が挙げられている。
*[[11月23日]]、24日、26日に[[韓国]][[慶尚北道]][[安東市]](キョンサンブクド・アンドン市)臥竜面西峴(ソヒョン)里の養豚団地で口蹄疫が疑われる豚が見つかり、農家が安東市家畜衛生試験所に申告したが、陰性だったため3回とも口蹄疫でないとした。これは、[[抗体]]形成に約1週間かかるため陰性でも精密検査を依頼する、という農林水産部(省)のマニュアルに反していた<ref>[http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=135726&servcode=400&sectcode=400 中央日報:対応規則守らず口蹄疫が拡散:2010年12月13日14:25]</ref>。
*[[11月26日]]、ソヒョン養豚団地の子豚が突然死した。慶尚北道家畜衛生試験所・北部支所に届けるが、簡易検査で陰性だったため23日に行った水タンクの塩素系[[消毒]]の中毒として、移動制限を解除した。異なる農場での相次ぐ子豚の死亡に納得しない農場側が28日午後、国立獣医科学検疫院(獣科院)に届けを出したところ、<ref>[http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2010113012318 朝鮮日報:11月30日06:04 :「7ヵ月ぶり、今度は内陸地方」 安東で口蹄疫発生、防疫非常体制 ]</ref>翌29日に豚の感染2件が確認された。
**農家の経営者が口蹄疫発生国のベトナム旅行へ行って感染した可能性が指摘されている<ref>[http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=136014&servcode=400&sectcode=430 口蹄疫発生国の外国人労働者は農場雇用禁止?…強い反発]</ref>
*[[11月30日]]
**ソヒョン養豚団地の[[血清型]]がO型であることを確認。
**ソヒョンから8km離れた安東市西後面二松川里の韓牛農家の牛5頭に感染していたことが確認された。以後安東市で牛豚合計6件9,368頭。
::予防的処分・・・1、2例日については、家畜衛生協議会の決定に基づき、発生農場から半径3km以内の132農家、2万3千頭を殺処分。3、4例日については、発生農場から半径500m以内の農家の感受性動物を殺処分。
*[[12月1日]]以降、全国の家畜市場82ヶ所([[済州島]]を除く)を閉鎖し、2日には国内家畜市場全84か所を閉鎖。処分頭数は54,000頭に増加。<ref>[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/20101202_1200_korea_fmd_gaiyou.pdf 農水省:韓国における口蹄疫(O型・11月発生事例)の概要(平成22年12月2日)]</ref>。
*[[12月3日]]、安東市で合計17ヶ所、4日には20ヶ所、5日には合計27ヶ所確認。処分頭数62,000頭、処分待ち13,000頭。
*[[12月6日]]、第1例から21km(別の報道では26.8km)離れた[[慶尚北道]][[醴泉郡]](イェチョン)虎鳴面の韓牛農場が、口蹄疫と確認された。20kmの防疫線が破られたことになる。感染農場は合計30ヶ所になった<ref>[http://www.chosunonline.com/news/20101206000006 朝鮮日報:口蹄疫:慶尚北道醴泉郡でも発生]</ref>。朝の段階で、4.7万頭が既に処分され、さらに3万頭が処分待ちである<ref>[http://www.koreatimes.co.kr/www/news/nation/2010/12/117_77555.html The Korea Times:More foot-and-mouth cases detected 12-06-2010 19:10]</ref>。
*[[12月7日]]、朝の集計で処分頭数は8.8万頭になった。
**第1例から32km離れている[[英陽郡]](ヨンヤン)の韓牛農家の感染が確認され、合計3地域、31件になった<ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2010/12/07/0800000000AJP20101207001200882.HTML 聯合ニュース:口蹄疫感染31件に、慶尚北道醴泉・英陽でも発生]</ref>。
**[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/20101207_korea_fmd2.pdf 農水省:2010年韓国口蹄疫発生場所地図:12月7日現在]
*[[12月8日]]、
**処分頭数合計119,915頭、31件(豚4件25,570頭、牛27件1,493頭)、処分農場399ヶ所<ref>[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/20101208_korea_fmd_gaiyou2.pdf 農水省:韓国における口蹄疫(O型・11月発生事例)の概要(PDF:308KB)(平成22年12月8日)]</ref><ref>[http://english.hani.co.kr/arti/english_edition/e_national/452974.html 120 thousand animals slaughtered amid foot-and-mouth disease outbreak Dec.9,2010 14:33 KST]</ref><ref>[http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010120701001042.html 共同:韓国で強毒性鳥インフル 口蹄疫も 2010/12/08 01:15]</ref>。この頭数の中には疫学関連農場として拡散防止のために埋め立て処分された[[忠清南道]][[保寧市]](ボリョン)の豚2.5万頭が含まれる<ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2010/12/08/0800000000AJP20101208004700882.HTML 聯合ニュース:口蹄疫による殺処分家畜17万頭、過去最大に 2010/12/08 21:11 KST]</ref><ref>合計11.8万頭や10.4万頭という報道もある。慶尚北道だけで93,448頭、保寧の豚は2.2万頭という報道もあり、計算が約1,000頭以上合わない</ref><ref>現在、処分数などが朝に発表されているので、集計日が1日ずれることがある</ref>。
**検疫ポイントは360ヶ所になった<ref>[http://joongangdaily.joins.com/article/view.asp?aid=2929364 FMD virus spreading outside of Andong area December 08, 2010]</ref><ref>[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/20101208_korea_fmd_gaiyou2.pdf 農水省:韓国における口蹄疫(O型・11月発生事例)の概要(PDF:308KB)(平成22年12月8日)]</ref>。
**[[奉化郡]](ポンファ)で韓牛の陽性(既に殺処分予定)
***奉化郡の口蹄疫の疑いのある牛の屠殺した3頭の肉898kgのうち、228kgはすでに消費者に販売された<ref>[http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=040000&biid=2010121439198 東亞日報:義城の口蹄疫、防疫ラインを潜り抜けた「第2次感染」だった DECEMBER 14, 2010 02:58]</ref>。
**[[栄州市]](ヨンジュ)で韓牛の陽性(既に殺処分予定)<ref>[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/20101209_korea_fmd_gaiyou2.pdf 農水省:韓国における口蹄疫(O型・11月発生事例)の概要]</ref>
**[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/korea_photo.pdf 農水省:口蹄疫罹患家畜の特徴的病変(2010年1月~6月韓国事例):写真]
*[[12月9日]]、[[盈徳郡]](ヨンドク)で韓牛の陽性2例(既に殺処分予定)、合計36例目<ref>[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/20101209_korea_fmd_gaiyou2.pdf 農水省:韓国における口蹄疫(O型・11月発生事例)の概要(平成22年12月9日)]</ref>。
*[[12月11日]]、[[栄州市]]の韓牛農家で感染確認<ref>[http://www.koreatimes.co.kr/www/news/biz/2010/12/123_77837.html The Korea Times:Additional FMD-affected livestock reported: 12-12-2010 03:46]</ref>。
*[[12月13日]]、
**[[義城郡]](ウィソン)安寺面(アンサミョン)の韓牛農家で感染確認(農水省38例目)<ref>[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/20101213_1100_korea_fmd_gaiyou.pdf 農水省:韓国における口蹄疫(O型・11月発生事例)の概要(平成22年12月13日)]</ref>、殺処分合計628農場の147,173頭<ref>[http://news.xinhuanet.com/english2010/health/2010-12/13/c_13646927.htm Xinhua:S Korea reports additional foot-and-mouth case 2010-12-13 13:32:20]</ref><ref>[http://www.koreaherald.com/national/Detail.jsp?newsMLId=20101213000679 Korea Herald:S. Korea confirms additional FMD case 2010-12-13 13:28]</ref>。
***義城郡の農家が、安東市の口蹄疫発生農場から900m離れた農機械修理センターを12月6日に車で訪問したため広がったとされる<ref>[http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=040000&biid=2010121439198 東亞日報:義城の口蹄疫、防疫ラインを潜り抜けた「第2次感染」だった DECEMBER 14, 2010 02:58]</ref>。
**[[醴泉郡]](イェチョン)の豚で感染確認(既に殺処分予定)、合計39例目<ref>[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/20101214_1100_korea_fmd_gaiyou.pdf 農水省:韓国における口蹄疫(O型・11月発生事例)の概要(平成22年12月14日)]</ref>。
**[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/20101213_korea_fmd2.pdf 農水省:2010年韓国口蹄疫発生場所地図:12月13日現在]
*[[12月14日]]、[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/20101214_korea_fmd2.pdf 農水省:2010年韓国口蹄疫発生場所地図:12月14日現在]
*[[12月15日]]、
**[[韓国]]最大の畜産地帯である[[京畿道]](キョンギド)・[[楊州市]]南面(ヤンジュシ・ナムミョン)と[[漣川郡]]百鶴面(ヨンチョングン・ベクハクミョン)の養豚場各1カ所(各1200頭)で感染確認し、家畜約1万8千頭を殺処分する<ref>[http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2010121680328 東亞日報:京畿道でも口蹄疫、全国へ拡大する兆し DECEMBER 16, 2010 10:47]</ref>。[[慶尚北道]]以外の初めての感染確認であり、また感染地帯から100km-200km(250kmの報道あり)離れている。[[楊州市]]は韓国最大の人口密集地帯である首都圏([[ソウル特別市]]と[[仁川]](インチョン)特別市のまわり)である<ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2010/12/15/0800000000AJP20101215002300882.HTML 聯合ニュース:京畿道でも口蹄疫発生、警報レベル引き上げ 2010/12/15 15:18 KST]</ref><ref>[http://www.asahi.com/international/update/1215/TKY201012150410.html 朝日新聞:韓国で口蹄疫が拡大 ソウル近郊・京畿道でも2010年12月15日19時23分]</ref><ref>[http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010121501000408.html 共同通信:韓国、京畿道でも口蹄疫発生 感染拡大2010/12/15 14:08]</ref>。
**危機警報水準を「注意」から1段階上げ「警戒」(上から2番目)に引き上げ、すべての地方自治体で対策本部を立ち上げさせるなどして防疫態勢を強化した<ref>[http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/201215047.html テレビ朝日:韓国で再び口蹄疫の感染拡大 警戒レベル引き上げ(12/15 22:59)]</ref>。
***夜に農水省の口蹄疫情報ページに([http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/index.html 農林水産省/口蹄疫に関する情報])に次の内容が赤の太字で追加された。「なお、韓国では、本年1月に口蹄疫が発生し、6月にはいったん終息したものの、11月に再発が確認されました。アジア周辺諸国では、依然として口蹄疫が発生していることから、畜産農家の皆様方におかれましては、引き続き、飼養衛生管理の徹底や早期摘発のための監視の強化に万全を期していただくようお願いいたします。」<ref>この記事は、下位にあるサイト[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/korea.html 韓国の口蹄疫に関する情報]にはない。検索の仕方で表示されたりされなかったりする。</ref>
***日本でも朝日新聞、毎日放送、共同通信、テレビ朝日、NHKなどで幅広く報道される。
*[[12月16日]]、
**韓国最北部の[[京畿道]](キョンギド)[[坡州市]](パジュ)坡州邑の乳牛農家で感染が確認され、京畿道北部の家畜殺処分合計は、農家29戸、2.2万頭になり、処分は完了している。検問所は坡州33カ所、楊州31カ所など85ヶ所、600人になった。[[漣川郡]]の感染農家から南西に15km離れている<ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2010/12/16/0800000000AJP20101216004000882.HTML 聯合ニュース:口蹄疫京畿道北部に広がる、坡州でも感染確認2010/12/16 20:30 KST]</ref>(半径10-20kmの管理地域内、殺処分は半径500m)。
***坡州市の口蹄疫感染農場を訪問した食肉処理車両が高陽市の韓牛農場を訪問した後、農場でも口蹄疫が発生した。<ref>[http://www.chosunonline.com/news/20101223000039 朝鮮日報:口蹄疫:同じ過ちを繰り返す政府 今年初めと同様、農場主が海外旅行後に発生 2010/12/23 11:59:51]</ref>
**[[慶尚北道]][[義城郡]](ウィソン)で韓牛の陽性例(既に殺処分予定)<ref>[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/20101216_1100__korea_fmd_gaiyou2.pdf 農水省:韓国における口蹄疫(O型・11月発生事例)の概要(平成22年12月16日)]</ref>。
**遺伝子検査結果によると、慶尚北道と京畿道のウィルスは639遺伝子中5~6の遺伝子が異なる。発生源が異なるのか、慶尚北道から京畿道へ感染が広がる中で変異したのか調査中である。
**京畿道のウイルスは、抗原にのみ反応し抗体反応が見られないことから、最近の感染だと思われている。
*[[12月18日]]、京畿道の検問所を100ヶ所、650人、40台に増強した。専用の集乳車と飼料運送車を危険地域(半径3km以内)との警戒地域(半径10km以内)に配置した。京畿北部では、2万8,000匹余りを処分した<ref>[http://contents.innolife.net/news/list.php ac_id=2&ai_id=124951 京畿北部で口蹄疫、「週末の防疫」に主力 2010/12/18(Sat)13:47
Innolife & Digital YTN & Joynews24 & inews24]</ref>。
*[[12月19日]]、[[京畿道]](キョンギド)[[坡州市]](パジュ)交河邑で2頭の韓牛が陽性、半径500mの約500頭を処分する(京畿道4例目)。16日発見の坡州市の例(坡州邑の乳牛)とは別で、南西に19km離れている<ref>[http://www.arirang.co.kr/News/News_View.asp?nseq=110459&code=Ne2&category=2 Arirang:Additional Case of Foot-and-Mouth Reported in Gyeonggi Province DEC 19, 2010]</ref><ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2010/12/19/0200000000AJP20101219000500882.HTML 聯合ニュース:京畿道北部で口蹄疫広がる、坡州でさらに感染確認 2010/12/19 12:38 KST]</ref>。
*[[12月19日]]、[[京畿道]](キョンギド)[[高陽市]](コヤン)[[一山東区]]の韓牛農家で感染確認<ref>。[http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2010/12/20/0800000000AJP20101220001800882.HTML 聯合ニュース:首都圏に広がる口蹄疫、京畿道・高陽でも感染 2010/12/20 10:32 KST]</ref>。(ここはソウル市に隣接するベッドタウンである。)
*[[12月21日]]、[[京畿道]](キョンギド)[[加平郡]](カビョン)下面(ハミョン)(15日京畿道初確認の[[漣川郡]]から33km<ref>[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/20101221_1600_korea_fmd_gaiyou.pdf 韓国における口蹄疫(O型・11月発生事例)の概要(平成22年12月21日)
]</ref><ref>「距離」には農場間をきちんと測ったもの、市や郡の中心部間を地図上で測ったもの、どちらとも言えないもの、の3種類がある。農水省発表などは農場間だが、新聞記事では混在する。</ref><ref>農水省の記事の中には新聞報道が含まれることがある(断り書きがある)</ref>)の韓牛農家で感染確認<ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2010/12/21/0800000000AJP20101221002500882.HTML 聯合ニュース:京畿道・加平で口蹄疫、韓牛産地への拡散阻止に総力:2010/12/21 14:15 KST]</ref>。殺処分は約19.9万頭になった。加平のすぐ東は、多数の韓牛トップブランドを持つ[[江原道]](カンウォンド)である。<ref>[http://news.xinhuanet.com/english2010/health/2010-12/21/c_13658355.htm Xinhua:Foot-and-mouth disease inches toward Seoul 2010-12-21 14:24:04]</ref>。
*[[12月22日]]、
**感染が2道の12市・郡、42件、1208戸に増えた。殺処分対象の家畜は1208戸、21万7356頭となり、過去最悪だった02年の16万頭を大きく上回った。(江原道に拡大する前の午前中の数字である。)
**政府は4時に緊急家畜防疫協議会を開き、リングワクチン接種開始を公式決定した。広域接種(宮崎県のような)ではなく、小規模地域に限定する<ref>[http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=020000&biid=2010122384688 東亜日報:清浄地域の江原道まで拡大、政府は口蹄疫のワクチン接種へ DECEMBER 23, 2010 02:58 ]</ref>。具体的には、発生地域の半径10kmの範囲にある牛に接種する。在庫は30万頭分、370万頭分を輸入する<ref>記事には「豚は接種対象から除かれた。飼育農家が7000戸と比較的少ないうえ、感染速度が牛に比べて10分の1水準という理由からだ。」という記述がある。「牛は豚よりも感染速度が速い。牛は、ウイルスが10個でも感染するが、豚は800-1000個以上でなければ感染しない」という農林水産食品部(省)の関係者の話がある。ただし豚のウィルス排出量は牛より格段に多いため、日本で口蹄疫が急速に拡大した理由は豚の感染だとされている。</ref><ref>[http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=136032&servcode=400&sectcode=430 中央日報:急速に広がる口蹄疫に“最後の手段”予防ワクチン接種 2010.12.23 08:54:58]</ref><ref>[http://www.chosunonline.com/news/20101223000033 朝鮮日報:口蹄疫:韓国政府、ワクチン接種を決定(下): 2010/12/23 11:44:07]</ref>
**政府は警戒レベルを1段階上げ、過去に経験のない最高レベルの「深刻」にすることを検討中である。<ref>韓国の警戒レベルは、関心-注意-警戒-深刻の4段階となっている</ref>。
**補償金が21日に、2200億ウォン(約159億円)を超えた(補償金額は、韓牛1頭当たり500万ウォン(約36万円)、豚30万ウォン(約2万円)<ref>[http://www.chosunonline.com/news/20101222000005 朝鮮日報:口蹄疫:21万頭を殺処分、補償金2200億ウォン超:2010/12/22 07:44:29]</ref>。
**[[江原道]](カンウォンド)の[[平昌郡]](ピョチャン)大和面(デファミョン)と[[華川郡]](ファチョン)史内面(サネミョン)の韓牛で確認<ref>[http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010122201000761.html 共同:韓国、口蹄疫感染が急拡大 勢い止まらず「非常事態」2010/12/22 19:01]</ref>。(平昌郡は[[京畿道]]、[[慶尚北道]]、[[華川郡]]とは隣接していない。1例目から北に102km離れている)
**[[京畿道]][[抱川市]](ポチョン)官仁面(グァンインミョン)の韓牛農家、[[京畿道]][[漣川郡]]と[[金浦市]](キンポ)月串面(ウォルゴッミョン)の養豚農家でも、新たに感染が確認された<ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2010/12/22/0800000000AJP20101222001600882.HTML 聯合ニュース:口蹄疫感染江原道でも確認、ブランド韓牛産地に危機 2010/12/22 11:12 KST]</ref><ref>[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/20101222_1100_korea_fmd_gaiyou.pdf 韓国における口蹄疫(O型・11月発生事例)の概要(平成22年12月22日)]</ref>。
**[http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/20101222_1100_korea_fmd2.pdf 地図:農水省:韓国における口蹄疫の発生状況 平成22年12月22日11時現在]
**[[江原道]]には16,000戸の畜産農家に61万頭の牛豚などがいる(京畿道とほぼ同数)<ref>[http://joongangdaily.joins.com/article/view.asp?aid=2930052 Gov’t mulls vaccine after FMD gets to Gangwon December 23, 2010 ]</ref>。
*[[12月23日]]、
**[[江原道]][[原州市]](ウォンジュ)文幕邑(ムンマクプ)の韓牛で感染確認<ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2010/12/23/0200000000AJP20101223001000882.HTML 聯合ニュース:江原道・原州で口蹄疫発生、道内で感染の疑い相次ぐ 2010/12/23 10:30 KST]</ref>(江原道の3地域はお互いに隣接していない)([[忠清北道]]に接しており、拡大が懸念されている)。
**[[江原道]][[横城郡]](フェソン)横城邑で韓牛感染確認<ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2010/12/23/0200000000AJP20101223003800882.HTML 江原道・横城でも口蹄疫発生、感染拡大続く 2010/12/23 21:36KST]</ref>。
**韓牛へのワクチン接種を、慶尚北道の安東・醴泉、京畿道の坡州・高陽・漣川の5地域で実施する。接種は25日ごろから始まり、7,016戸の13.3万頭余りを対象とする。
**[[12月23日]]昼現在、合計1,462戸の牛、豚、シカ、ヤギなど27万8,530頭が殺処分、埋却された<ref>[http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2010/12/23/0800000000AJP20101223002900882.HTML 聯合ニュース:口蹄疫ワクチン接種、安東など5地域で実施 2010/12/23 15:53 KST]</ref>。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2010年12月23日 (木) 13:27時点における版

口蹄疫
ファイル:Foot-and-Mouth-Disease-Virus.png
口蹄疫ウイルス
概要
診療科 感染症内科学, 獣医学
分類および外部参照情報
ICD-10 B08.8 (ILDS B08.820)
ICD-9-CM 078.4
DiseasesDB 31707
MeSH D005536

口蹄疫(こうていえき、学名 Aphtae epizooticae英語: foot-and-mouth disease、通称FMD)は、家畜伝染病のひとつ。鯨偶蹄目水牛山羊鹿カモシカ、などが偶数に割れている動物)およびハリネズミゾウなどが感染する口蹄疫ウイルスによる感染症。

日本では、家畜伝染病予防法において法定伝染病に指定されており、対象動物は家畜伝染病予防法により牛、めん羊、山羊、豚が指定されているほか(家畜伝染病予防法2条)、同施行令で水牛、しか、いのししが追加指定されている(家畜伝染病予防法施行令1条)。国際獣疫事務局 (OIE) リスト疾病に指定されている。

概説

この病気は、高い伝播性、罹患した動物の生産性の低下、幼獣での高い致死率という特徴を持つ。感染が確認された場合、他の家畜への感染拡大を防ぐため、罹患した患畜は発見され次第殺処分される。また他地域の家畜への伝播を防ぐため、地域・国単位で家畜の移動制限がかけられることから、広い範囲で畜産物の輸出ができなくなる。これらによる経済的被害が甚大なものとなるため、畜産関係者から非常に恐れられている病気である。日本国内で感染の疑われる家畜が発見された場合は、各地の家畜保健衛生所が通報を受け、家畜の診断にあたる。

アジア中東アフリカ南米地域を中心に毎年世界各地で発生している。日本では2000年3月12日、約92年ぶりに宮崎県宮崎市でO型の口蹄疫の発生が見られた[1]。また2010年4月20日に、宮崎県児湯郡でO型の感染が確認された[2](→2010年日本における口蹄疫の流行)。

世界各国での発生状況については、OIEのデータベース[3][4]を参照のこと。

日本国内で口蹄疫が発生した場合、対応は、家畜伝染病予防法および農林水産省の定める「口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針」(防疫指針)[5]に従って行われる。家畜伝染病予防法は第一号法定受託事務にあたり、国の適正な処理確保がされた状態で都道府県に委託されている(詳しくは地方分権一括法を参照)。また、同法では、農水大臣が県知事同様に殺処分等を命ずることができるなどの措置も担保している。

病原体

口蹄疫を引き起こす口蹄疫ウイルス電子顕微鏡で撮影)。ウイルスの直径は21~25ナノメートル

ピコルナウイルス科 (Picornaviridae) アフトウイルス属 (Aphtovirus) の口蹄疫ウイルス (foot-and-mouth disease virus, FMDV) によって発生する。ただ単に「アフトウイルス」と言えば口蹄疫ウイルスを指す。アメリカ合衆国では Hoofs and mouth disease とも呼ばれることがある。

ラブドウイルス科 (Rhabdovirideae) ベシクロウイルス属 (Vesiculovirus) の水胞性口炎ウイルス (vesicular stomatitis virus, VSV) による水胞性口炎も口蹄疫に酷似した症状を示し、牛丘疹性口炎とともに類症鑑別が必要とされる。

1898年ドイツの医学者フリードリヒ・レフラーポール・フロッシュにより病原体が突き止められ、細菌より小さいことが確かめられた。これが、初めて確認された濾過性病原体=細胞内寄生体の一つである[6]

口蹄疫ウイルスは、大きく分けてO型、A型、C型、SAT-1型、SAT-2型、SAT-3型、Asia-1型の7タイプに分類される。そして各タイプはさらに複数のサブタイプに分けられる。

症状

一般的な症状

病理的にはウイルス血症を起こし、外見的には発熱、元気消失、多量のよだれなどが見られ、舌や口中、蹄(ひづめ)の付け根などの皮膚の軟らかい部位に水疱が形成され、それが破裂して傷口になる。「口蹄疫」という病名はこれに由来する。但し、水疱が形成されないケースも報告されている。基本的には口蹄疫には他のウイルス感染症と同じように不顕性感染があり、症状がまったくなくても、感染区域にいた牛・豚は感染症の媒介者になり得る。

水疱が破裂した際の傷の痛み(細菌によるその後の二次感染も含む)で摂食や歩行が阻害され、体力を消耗する。幼畜の場合、致死率が50%に達する場合もあるが、成畜では数パーセントである。しかし上の症状に伴い乳収量や産肉量が減少するため、畜産業に対しては大きな打撃となる。

農水省による公式症状

突然40~41℃の発熱、元気消失に陥ると同時に多量のよだれがみられ、口、蹄、乳頭等に水疱(水ぶくれ)を形成し、足を引きずる症状が見られる[7]

症状写真と説明


2010年宮崎県の症例

1例目の報告(非定形的症状)

口蹄疫の疑似患畜の1例目に対応した獣医師が宮崎県獣医師会を通じて臨床症状等の詳細を報告している[8]

  • 「初診時(4月9日)には流涎(よだれ)と食欲不振しか認めず、発熱(40℃、4月5日)も半日程度で消失した」ため、初診時は流涎と食欲不振だけしか認めない可能性有り。(よだれも口蹄疫の典型量ではなく、少量)
  • 診療3日目:上唇基部に小豆大の潰瘍を1箇所認め、同時にすぐ横に小豆大の丘疹部(水疱ではない)を手でこすると、脱落し潰瘍を形成した。その時舌は、先端に2cm×3mm程度の表皮の脱落と中央部に退色が見られた。(口蹄疫の潜伏期間を1週間と見て4月12日まで往診)
その後4月16日まで次の異常患畜が出なかったので口蹄疫でないと診断。

2010年の症状

  • しかし今回の発生は10年前に確認された発生と比べ、臨床症状が強く出ること、伝播力が強いという特徴があると考えられる[9]。2000年に動衛研所長だった村上洋介は、当時は「感染させた肉用牛と同居させても、豚にはうつらなかった。(牛も豚も感染した)今回は感染する力が強い」と話している[10]

2010年6月の症状

ワクチン接種から約10日間経過した。豚で、蹄に出血、潰瘍があるものの、鼻に水疱がないものが出てきた。ワクチン接種のための症状緩和か?蹄病変は出ているものの、食欲があったりしている。当初と異なる。(5月には水疱無し、食欲不振が多かった。)

伝播

家畜の伝染病の中では最も伝染力の強い疾病でもあり、典型的な水疱形成前からウイルスが排出される。ウイルス血症を起こすことから感染動物の全て組織、分泌物、糞便が感染源となる。例えば、精液中にもウイルスが含まれる為、交配やウイルス汚染された精液を使用すると人工授精でも感染する。牛乳には水疱形成の4日程度前からウイルスが排出される。

潜伏期間は動物の種類によって異なりウシは約6日、ヒツジは約9日、ブタは約10日とされているが、実際には感染時ウイルス量と関係があり、多量であれば潜伏期間は短くなる。感染した1匹の豚は1日に4億個のウイルス粒子をまき散らし、10粒子で牛を感染させることができる[11]

野鳥、犬、猫、ネズミは口蹄疫に感受性はなく感染しないが、ウイルスを運ぶ可能性があり、移動制限を受ける[12]

病原体が付着した塵により空気感染もする。飼料も感染源となり、ワラに付着した口蹄疫ウイルスは夏では4週間、冬では9週間、フスマでは20週間生存すると言われており、稲藁や麦藁に付着して入ってくる可能性も危惧されている[13]。水疱が破裂した際に出たウイルスや糞便中のウイルスが塵と共に風に乗るなどして陸上では65km、海上では250km以上移動することもある。幾つかの例があるが、実際に1967年から1968年イギリスでの感染事例では、ドーバー海峡を越えフランスから伝播した。また、1981年デンマークからスウェーデンへと伝播している。ヨーロッパ以外では、1985年ヨルダンからイスラエルへの伝播例も報告されている。

アウトブレイクの引き金となる最も重大な感染ルートは肉製品によるものである[14]

宿主

反芻動物では、水疱症状治癒後またはワクチン接種による免疫獲得後にもウイルスは食道や咽頭部位に長期間存在し排出が続く。従って、免疫を獲得した反芻動物も不顕性感染状態(キャリア)となり再び感染源となる例が報告される。水牛やウシではウイルスを数年間排出し続け、ウイルスは遺伝的な変化を起こす。国際的には、4週間以上排出が続く状態を「キャリア」と定義している。ただし、豚はキャリアにならないとされている。

感染動物の死後

屠殺動物では死後硬直が最大になる頃には、乳酸により組織中のpHは、5.7程度まで低下し筋肉組織内のウイルスは減少する。pHの低下は動物によって(牛は低下が大きくブタは少ない)或いは個体差がある。しかし、一般的にはと殺後には直ちに冷凍または冷蔵されるため、pH低下によるウイルスの減少は期待できず、脂肪骨髄だけでなく塩漬乾燥調理を施したハムベーコンには不活化されていないウイルスが約180日後も残存する事が報告されている。

ヒトへの感染

ウイルス学の立場から、口蹄疫ウイルスは濃厚接触がある場合、感染することがある。発熱や口腔内水疱症等が主症状で輸液等で回復する[15]。また科学的に実証される死亡例は報告されていない。ヒトからヒトへの感染例は確認されていない[16][15]。感染した家畜の肉を食べて感染する事は無い[14]。加熱処理をしていない生乳を飲んで感染したとする報告はあるが、生乳を飲むこと自体が稀であり、また仮に飲み、そして仮に感染したとしても症状がゆるいことから、公衆衛生の問題としては扱われていない[14]。イギリスの公衆衛生検査サービス(PHLS。現在は統合されて 英国健康保護局 (HPA) となっている)の David Brown はパスチャライゼーション(低温保持殺菌及び高温短時間殺菌)ではこのウイルスを不活化できないだろうと述べている[17]。ただし、パスチャライゼーションされたミルクから感染した例は報告されていない[16]

稀に感染してもヒトでの症状は、家畜のそれと違い、穏やかである[16]。潜伏期間は2~6日ほど[16]。発熱、喉の痛みが起き、足・口内・舌に水泡ができる[16]。最後に水泡が出来た日から約1週間で輸液等だけでほぼ回復する[15][16]。ヒトでの持続感染は知られていない[15][18]。きちんと治療すれば死亡した例も知られていない[15][18]。40例以上のヒトの感染例から見つかったウィルスの型はO型が一番多く、次にC型が多い。A型は稀であった[15][16]

感染による症状自体は問題とはならないものの、ヒトがウイルスの保有者(無症候性キャリア)となり、他の動物への感染源となる可能性がある[15][19]ため、感染源との接触は極力避けなければならない。例えば口蹄疫流行国からきた旅行者が、アメリカ合衆国へ入国する場合などに、空港で、「過去2週間以内に家畜に触れたことがあるか、家畜の農場に居たことがあるか」等と聞かれることがある。

感染報告の例
  • 1834年、3人の獣医が牛の生乳を故意に飲み、感染したとする報告がある[16]。当時は口蹄疫ウィルスが単離確定されていない[15]
  • 1884年、イギリスのドーバーで205人に感染の疑いがあり、ミルクにより最低でも2人の子供が口蹄疫に感染して死亡したとの報告がある[17]。当時は口蹄疫ウィルスが単離確定されていない[15]
  • 1966年、イギリスのドーバーで感染が確認されているが、予後の記録はない[16][17][20]

なお、ウイルスは単離確定されていなくても、抗体検査は信用性がある。 1880年代には口蹄疫の抗体検査は確立していた。

農水省は、口蹄疫の報道発表文の冒頭に毎回「口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。」という文を付けている。

診断

日本では、防疫指針に基づき、遺伝子検査による診断を行う。具体的には、農家や獣医師などが水疱などの症状によって疑いを持つと、各地方にある家畜保健衛生所に通報する。家畜保健衛生所は立ち入り検査し、同時に複数の個体から「血液」「水疱上皮」(水疱上皮は2cm角または合計 1g以上)「水泡液」等の試料を採取する。幼獣等の死亡検体からは、心筋、リンパ節、内臓を試料として採集する事もある。口蹄疫の疑いがある場合には、水疱上皮などの試料は、pH 7.2~7.6に厳密に調製された保存液に入れ、容器の破損、内容物の腐敗、病原体の拡散を防ぐため厳重に梱包し凍結させないように冷蔵保存して動物衛生研究所(動衛研)に運搬する。血液や体液も冷蔵保存で運搬する。検査は動衛研海外病研究施設(小平市)において24時間体制で行われ、短時間で判定可能な、RT-PCR法で遺伝子診断を行う。遺伝子診断全過程には約半日(行政手続きも含む)かかる。陽性となれば「疑い例 (suspected case)」となる。更に確定診断の為には、培養した病原体により正確な判定が可能なELISA法(血清検査。培養に数日かかる)により検査が行われ、陽性であれば「確認例、確定例 (confirmed case)」となる。さらにOIEの口蹄疫国際確定診断センター (WRLFMD) である英国の「パーブライト研究所 (Pirbright Laboratory)」に試料やデータを送付し、病原性の確認実験を依頼することもある。

写真判定

2010年の例では、感染拡大に伴い診断の迅速化が求められ、6月9日の都城第1例(280例)から、農水省動物衛生課の獣医師による写真判定で診断をしている[21]

鑑別

類似症状を呈する感染症は複数有り、確定診断の為には鑑別診断を行う必要がある。類似症状のウイルス感染は豚では「豚痘」「豚水疱病」「水疱性口炎」「水疱疹」などがあり、牛では「趾間腐爛」「牛伝染性鼻気管炎」「牛ウイルス性下痢」「ブルータング」との鑑別が必要とされる。 但し、「水疱病」「水疱性口炎」日本国内での発生例は報告されていないが、臨床症状だけでは口蹄疫と区別することは出来ず、ELISA法や培養により判定する必要がある。 Interved社が開発したという抗体検査キットは、口蹄疫感染によって現れるがワクチン摂取によっては出現しない3ABCというNSP抗原の一種を識別する事で、ウイルス感染を識別する事を可能にした。

治療・殺処分

口蹄疫の患畜死体の焼却処理。主に先進国を中心に、他の家畜への更なる伝播を防ぐために行われる(2001年イギリス)。発展途上国ではワクチン接種で終わらせることが多い。

致命的な病気ではないが、本疾病に対して治療が選択されることは基本的に無い。前記のとおり偶蹄類が感染する伝染病の中でも最も伝染力が強い部類に入り、蔓延すれば畜産業界に経済的な大打撃を与えかねない疾病でもあるため、患畜として確認され次第、家畜伝染病予防法に基づいて全て速やかに殺処分される。

殺処分は狂犬病のような第17条第1項による都道府県知事の権限ではなく、第16条第1項に基づく家畜保健衛生所の家畜防疫員の指示により患畜と確認され次第、直ちに行われる。この指示書も第17条第1項に基づく『殺処分命令書』ではなく、第16条に基づく『と殺指示書』という形式で発せられる(命令の内容および効力に事実上差は無い)。

  • 2010年の例では、第10例目の川南町・畜産試験場の豚486頭から、遺伝子診断を待たず写真判定による即日処分を開始している。ただし殺処分が間に合わない、農家の同意が得られないなどの理由でPCR判定を待ってからの殺処分する場合が多かった。

防疫・対策

「口蹄疫防止のための規制。以下の物品のボツワナ国内への持ち込み禁止」と大きく書かれた看板。下に小さく肉類等の畜産物の一覧が書かれている。2009年8月6日ボツワナ国境。
車両消毒ポイントの例。車両の移動によって、他地域の家畜へ伝播することを予防するために設置される。「速度落とせ。消毒エリア」の表示が見える(画像右)。2001年6月15日、イギリス ノース・ヨークシャー
靴の裏を消毒する米国空軍のパイロット。これはフランスから米国に帰還する直前。自国に口蹄疫を持ち帰らないための対策。2001年4月25日、フランス イストル

日本では、防疫指針に基づき各種の対策が行われている。

付属文書
  1. 「留意事項」(口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針に基づく発生予防及びまん延防止措置の実施にあたっての留意事項 平成16年12月1日 農林水産省消費・安全局長 都道府県知事あて通知)
  2. 動衛研によれば「都道府県知事あて通知」が別にあるという

対策の基本は「検疫」、「早期発見と殺処分」、「半径10kmの移動制限区域、半径20kmの搬出制限区域」である。2010年日本の例では、2箇所の感染中心地に対し、畜産関係車両消毒ポイント(検問所)を、24時間33箇所と日中(9ないし15時間)9箇所設定している。

防疫指針が防疫線半径を原則20kmとしてるのは制限は緩いのではないかという意見もある。2010年の例では、約80km離れたえびの市を除き感染は防疫線内であったが、衣服等への付着を通じてウイルスが拡散する可能性もあるため、2010年5月17日、農水省のガイドラインでは獣医師に対する指導・依頼事項として、

  • b 当該農場を去る前に、身体、衣服、眼鏡その他の携行用具の消毒並びに車両の洗浄及び消毒を行い、直ちに帰宅するとともに、帰宅後は、更に車両、携行用具、衣服等の完全な消毒を行い、入浴して身体を十分に洗うこと。
  • c 異常畜が本病でないと判明するまでは、偶蹄類の動物と接触しないこと。なお、本病と判明した場合は、異常畜を診断し、又は検案した後7日間は偶蹄類の動物と接触しないこと[5]

とし、防疫作業員に対しても同様な規制を定めている。

防疫指針の問題点

大阪府立大准教授(獣医学)の向本雅郁は、口蹄疫マニュアル(防疫指針)は「机上の空論だった」として改訂すべきだという[22]

  • なぜこれだけ広がったと思うか 「口蹄疫は牛の病気だと思いがちだが、豚に感染したのが大きかった。豚は牛よりも100倍から2千倍のウイルスを体内につくり放出する。豚の感染力が高いというのは、教科書レベルで書いてある基本的なことだ」
  • 防疫体制をしっかりしていても防げなかった 「ウイルスの媒体が、ハエやアブなどの昆虫となると、牛舎の構造上の問題がある。鳥インフルの場合は、防虫ネットを張っていたが、牛舎を完全に封鎖するのは現実的ではなかったのだろう」
  • 空気感染の可能性は 「空気感染だったらもっと一気に、同心円状に広がる。今回は、割と順番に南下している。媒体の可能性としては、野生動物か昆虫が大きいのでは」(風を考慮しない場合の仮説)
  • 具体的な改善点は 「マニュアル上、口蹄疫ウイルスの判定は動物衛生研究所でしかできないことになっている。それでは遅い。診断は迅速にすべきで、都道府県レベルの家畜保健衛生所に判定権限を下ろすべきだ」
  • ほかには 「早く殺処分して埋却ということになるが、今回の大規模な処分はマニュアル上も想定されず、埋却地が足らないという問題が起きた。感染しているのに、殺される順番待ちをしている状態を改善しなくてはいけない。マニュアルは当然書き直されるべきだと思う」

口蹄疫対策特措法

2010年えびの市

迅速な判定、殺処分、広域の徹底した消毒と検問。

日本国外の例

日本国外では、感染農家だけではなく周囲家畜の処分、道路での広範囲の消毒(台湾では通行する全車両の車全体にシャワーを浴びせ、また数も多い。《日本では車輪だけであり、畜産関係車両に限定されていた。またマットを徐行せずに通るだけの所も多い。「消毒拒否車両のための迂回路」が存在するところもある》)、監視体制の強化による早期発見、軍隊の早期動員、ワクチン接種などの組み合わせが効果があるとされている[23]

2007年英国

2007年には農家の通報が午前6時に直接、環境・食料・農村地域省 (DEFRA) に入り、その段階で英国内すべての牛の移動停止、検査完了が12時、殺処分完了が夜8時と、発生その日のうちにすべて完了した[24][25]

予防

口蹄疫ワクチン(英国メリアル社製Aftopor)は存在するが、基本的に使用しない。その理由は

  1. 感染の診断が不可能になるので、その後の予防が著しく困難になる。また感染した動物と抗体の区別がつかないのでワクチンが投与された個体が生きている間は輸出相手国が輸入再開の許可を出さないケースが多く、産業への長期的打撃が大きい。
  2. 100%の効果がないので、感染源になったり偽の安心を生む。現在あるワクチンは(生体内での免疫の)有効期間が6ヶ月で、個別の型にしか効かない。新たに感染した場合、排除するのではなくキャリア(潜在保菌患畜)(1-2年という論文も存在)となり危険である。またウィルスの変異速度がはやく、免疫効果が未知数。
  3. 日本では、2010年以前に使用例がなく不安である。
  4. ワクチン接種された動物は食品に使えない。[要出典]
  5. 接種範囲の決定が困難である。
  6. ワクチン接種、診断、殺処分の3つを兼業ができるのは獣医師だけであり、流行期に過重な負担となり実行不可能に近い。

などである。相当程度流行した場合は考慮と議論の対象になり、法整備がされ備蓄(O型70万ドーズ、35万頭分[26])があるので利用可能である(2010年日本の例では、5月22日から10km制限区域内に殺処分前提の全頭接種が始まった)。

外国では成功例(2000年のオランダなど)と失敗例(アルゼンチンなど)の両方がある。特にオランダの場合、英国で700万頭の被害が出る流行の飛び火を押さえ込んだので印象的である。

利点は、処分が間に合っていない対策として「時間稼ぎ」できる点とされる。特に豚からのウイルス拡散量が格段に減少するとされる。しかし「地域限定での全頭殺処分」は制圧の切り札のように見えるが、農家からの拒否反応があることや、財産権や家畜伝染病予防法など法律上色々困難があり、農家や地域に与える有形無形の打撃など未経験分野であり、その対応が困難であった。(国の経済援助で解決。)また処分頭数があまりにも多くなるため(2010年の日本の例では、5月中旬の10km圏では15万頭程度)、人員・資材・機材・敷地の確保や、それらの衛生確保も難しい。さらに実行した場合にウイルスが既に広範囲・高濃度で拡散済みであるので、制圧できるか疑わしいところがある。

消毒

農水省が発表した情報を動衛研がまとめた「日本の口蹄疫情報」の中で、「口蹄疫防疫に使う消毒薬の作り方」として「4%炭酸ソーダ炭酸ナトリウム)(Na2CO3)液」を挙げ、ホルマリンおよび他の消毒剤と混ぜないこと、容器は金属製、ポリエチレン製いずれでもかまわないことが付記されている[27]。また、「海外悪性伝染病防疫要領」に記載されているその他の消毒薬」として、2%苛性(カセイ)ソーダ(NaOH)(水酸化ナトリウム)、2%苛性カリ(KOH(水酸化カリウム)、10%ホルマリンを挙げている。

市販消毒薬で、口蹄疫ウイルスに対する明らかな効果が認められたものは下記の通り(濃度は外部リンク先参照)[28]

ヨウ素系消毒薬
バイオシッド30(旧称リンドレス ファイザー)、クリンナップルA(甲陽化学)、動物用イソジン(明治製菓)、ファインホール(東京ファインケミ)、ポリアップ16(共和発酵あすか製薬
塩素系消毒薬
アンテックビルコンS(バイエル)、クレンテ(エーザイ日産化学)、スミクロール(住友製薬有恒薬品
アルデヒド系消毒薬
グルタクリーン(日本全薬工業科学飼料研究所、ヤシマ)
その他
クリアキル-100(塩野義、田村)、アリバンド(甲陽科学)
地面の表面がムラなく白くなる程度の地面への消石灰の散布も強く奨励されている[29]

但し、消毒で口蹄疫ウイルスを100%防げる訳ではない[8]

事例

1990年から2002年の間に口蹄疫(O型)が発生した国。OIEへの報告に基づく[30]
2001年、イギリスで発生した口蹄疫。各地での発生件数を色で表す[31]
 100–893件
 50–100件
 10–50件
 1–10件
『口蹄疫 ムーアは閉鎖中 道路から外れるな』の告知。人の移動を介した家畜間での感染拡大を予防するための措置。2001年4月15日、イギリスノース・ヨークシャー

2000年まで

2001年

イギリスの旗 アイルランドの旗

2001年イギリスで約2000件の感染が確認されることになり2001年総選挙の1ヶ月延期などの影響が出た。翌2002年に調査報告が出て政府の危機管理が問われた。その中では (1)移動禁止の3日の遅れと (2)ワクチン接種のおくれなどから、感染が広範囲に広がり、毎日50件の感染が報告されるまでに拡大した。感染家畜は殺傷されるだけでなく、感染を防ぐ為には焼却処理が施されなければならなく、これほど大規模な家畜の死体の焼却場への輸送などは役所の手に余った。最後には軍が出動して感染発生地点より半径3キロ以内の全家畜をその場で殺傷・焼却・土葬処分する処置がとられ週に80,000 - 93,000頭の家畜が処理されその焼き焦げた死体が積み上げられた姿がテレビに放映された。殺傷された家畜の総数は一千百万頭。被害総額は畜産業だけでなく検問などで交通が制限された為に観光業にもおよび8Billionポンド。当時の為替レート(1/175)で日本円に換算すると一兆四千億円ほどの経済被害を生じた[33]

1967年の教訓は生かされなかったが、2007年に生かされた[23]

2002年 - 2009年

2010年

大韓民国の旗 日本の旗 中華人民共和国の旗

  • 1月~3月に韓国京畿道漣川にて牛A型、京畿道抱川にて牛A型、鹿A型が発見。
  • 3月31日に日本の宮崎県児湯郡都農町に感染の疑いがあったことが後に確認されている。その後、隣接市町村に広まりつつある。
  • 3月31日、中国で豚206頭の発症が確認され1086頭が処分された。
  • 4月には仁川広域市江華島にて8日に牛O型、9日に牛O型、豚O型、10日に牛O型が発見。19日には京畿道金浦市にて牛O型が発見。21日には仁川広域市江華島にて牛/山羊O型が発見された[35]22日には韓国内陸部で8頭目が発見された[36]
  • 4月28日国際連合食糧農業機関 (FAO) は声明を発表し韓国と日本における口蹄疫の流行に対する憂慮を表した。すべての国がリスクにさらされているとし、厳重な警戒をするように呼びかけた。タイ王国などでも感染が報告されている。
  • 5月10日、新たに川南町の11農家の牛と豚に感染の疑いがあると発表される[37]。最終的に完全終息まで7月までかかり、29万頭が処分された。被害額は1000億円以上になった。
  • 韓国国立獣医科学検疫院は、口蹄疫の原因を農場所有者の海外渡航などによるウイルス持ち込みと発表した。検疫院の発表では渡航先の国名は明示されていなかったが、東亜日報では訪問先の中国の農家で伝染と報道している。

韓国 2010年 1月-5月


韓国 2010年 11月~

詳細は「韓国での口蹄疫の流行 2010年11月から」を参照 (情報源もそちらに明記)

  • 韓国では6回目の流行である(1934、2000、2002年、と2010年の3回)[40]
  • 11月20日頃から韓国慶尚北道安東市(キョンサンブクド・アンドン市)臥竜面西峴(ソヒョン)里の養豚団地を皮切りに韓国北東部の慶尚北道で感染が広った。
  • 12月2日に、全ての家畜市場が閉鎖された。
  • 12月15日に、慶尚北道の感染地帯からから200km余り北西の京畿道(キョンギド)2ヶ所の養豚場で感染が確認され、その後数カ所でも感染が確認された。
  • 京畿道韓国最大の畜産地域であり、26万頭の肉牛, 17万頭の乳牛, 18万頭の豚が飼育されていて、さらなる感染の拡大が懸念されている(大部分がソウル首都圏に含まれ、人や物の移動が激しく、移動制限が徹底できないと考えられている)。
  • 江原道(カンウォンド)は多数の韓牛トップブランドを持ち、京畿道に匹敵する61万頭の家畜を飼育する。
  • 原州市(ウォンジュ)は忠清北道に接しているので、拡大が懸念される。
  • 12月22日、政府は韓牛へのワクチン接種を決定した。慶尚北道の安東・醴泉、京畿道の坡州・高陽・漣川の計5地域で実施する。接種は25日ごろから始まり、約7千戸の13万頭余りを対象とする(ワクチンの在庫は30万頭分ある)。
  • 12月23日昼現在、合計1,462戸の牛、豚、シカ、ヤギなど27万8,530頭が殺処分、埋却された。(処分頭数の中には予防処分された忠清南道保寧市(ボリョン)の豚2万頭を含む。江原道横城郡は含まない。原州市を含むかどうかは不明)。
  • 拡散状況は、地図:農水省:韓国における口蹄疫の発生状況 平成22年12月22日11時現在が分かりやすい。
  • 疑い例を確認検査に出さなかった初動の遅れが5日間あり、問題になっている。
  • 感染と拡大のの主な原因として「汚染国への旅行」と「畜産関係車両の往来」が挙げられている。

脚注

  1. ^ わが国に発生した口蹄疫の特徴と防疫の問題点 動物衛生研究所九州支所
  2. ^ 宮崎県における口蹄疫の確定診断について(報道発表資料)”. 農林水産省 (2010年4月23日). 2010年5月8日閲覧。
  3. ^ 2005年以降の口蹄疫発生地マップ OIE World Animal Health Information Database
  4. ^ 2005年以降の口蹄疫発生地別件数リスト OIE World Animal Health Information Database
  5. ^ a b 口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針(農林水産大臣公表)”. 農林水産省 (2004年12月1日). 2010年5月8日閲覧。
  6. ^ 山内一也 (1997年12月20日). “霊長類フォーラム:人獣共通感染症(第58回)1.ウイルス発見100年記念を目前に / 2.「エマージングウイルスの世紀」”. 日本獣医学会. 2010年4月22日閲覧。
  7. ^ 口蹄疫とは 農林水産省
  8. ^ a b 最近の獣医衛生事情 宮崎大学医学部獣医衛生学教室
  9. ^ 食料・農業・農村政策審議会家畜衛生部会 第13回牛豚等疾病小委員会概要 農林水産省
  10. ^ 感染力前回より強力 岐阜で専門家らシンポ 宮崎日日新聞(2010年6月21日)
  11. ^ Disease Facts - Foot-and-mouth disease 英国家畜衛生研究所
  12. ^ 口てい疫(口蹄疫)について 横浜市衛生研究所
  13. ^ 山内一也(2000年4月19日) 霊長類フォーラム:人獣共通感染症(第96回) 宮崎で発生した口蹄疫 日本獣医学会
  14. ^ a b c Foot-and-Mouth Disease Overview カナダ食品検査局(2008年9月5日) 2010年10月11日閲覧
  15. ^ a b c d e f g h i j 山内一也 (2000年5月28日). “霊長類フォーラム:人獣共通感染症(第99回) 口蹄疫は人に感染するか”. 日本獣医学会. 2010年5月8日閲覧。
  16. ^ a b c d e f g h i Prempeh H, Smith R, Müller B. "Foot and mouth disease: the human consequences The health consequences are slight, the economic ones huge" BMJ. 2001 Mar 10;322(7286):565-6. PMID: 11238137
  17. ^ a b c Foot and mouth 'killed people in 1800s' Guardian News and Media
  18. ^ a b George W. Beran (Editor) "Handbook of Zoonoses, Second Edition, Section B: Viral Zoonoses" CRC Press (1994) ISBN 0849332060
  19. ^ 山内一也 (2000年6月6日). “霊長類フォーラム:人獣共通感染症(第99回追加) 口蹄疫は人に感染するか”. 日本獣医学会. 2010年5月8日閲覧。
  20. ^ Foot and Mouth Disease update: further temporary control zone established in Surrey (インターネット・アーカイブ) 英国環境・食料・農村地域省
  21. ^ 感染、写真で迅速に判断…農水省通知 読売新聞(2010年6月11日)
  22. ^ 【口蹄疫】「マニュアルは机上の空論」大阪府立大向本准教授 MSN産経ニュース(2010年5月28日)
  23. ^ a b 口蹄疫対策、海外の教訓は… 防疫、「初動」で明暗ウェブ魚拓) 西日本新聞(2010年5月23日)
  24. ^ NHKクローズアップ現代 2010年6月7日放送
  25. ^ Disease control: Contingency Plan for Exotic Diseases of Animals 英国環境・食料・農村地域省
  26. ^ 国が備蓄している口蹄疫(O型)に対するワクチンの情報 農林水産省
  27. ^ 口蹄疫防疫に使う消毒薬の作り方”. 動物衛生研究所. 2010年5月6日閲覧。
  28. ^ 口蹄疫”. 北海道網走家畜保健衛生所. 2010年5月6日閲覧。
  29. ^ 農場への口蹄疫の侵入を防ぐために~消毒薬の作り方と使い方~ 農林水産省
  30. ^ Grubman M. J., Baxt B (2004). “Foot-and-mouth disease”. Clin Microbiol Rev 17 (2): 465–93. PMID 15084510. http://www.pubmedcentral.nih.gov/articlerender.fcgi?tool=pubmed&pubmedid=15084510. 
  31. ^ Leforban Y., Gerbier G(2002). "Review of the status of foot and mouth disease and approach to control/eradication in Europe and Central Asia". Rev Sci Tech 21(3):477–492. PMID 12523688.
  32. ^ 諏訪綱雄 家畜伝染病の病名は時代によって変わる 茨城県畜産協会
  33. ^ 19th February, 2001: UK Foot and Mouth crisis begins MSN News: The decade in pictures
  34. ^ 파주에 괴질...가축 '비상'(坡州に原因不明の病気……家畜'非常') 朝鮮日報
  35. ^ 韓国における口蹄疫の発生状況(2010年1月~5月10日) 農林水産省
  36. ^ 韓国で口蹄疫の感染拡大、8頭目が内陸でみつかる 国際ニュース(2010年4月22日)
  37. ^ 口蹄疫、新たに11農家で疑い例…牛豚23頭 読売新聞(2010年5月11日)
  38. ^ 韓国における口蹄疫の発生状況(2010年1月~5月10日) 農林水産省
  39. ^ 韓国で口蹄疫の感染拡大、8頭目が内陸でみつかる 国際ニュース(2010年4月22日)
  40. ^ 聯合ニュース:口蹄疫感染31件に、慶尚北道醴泉・英陽でも発生

参考文献

関連項目

外部リンク

サイト
ラジオ

Template:Link FA