出血性敗血症
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この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2013年2月) |
出血性敗血症(しゅっけつせいはいけつしょう、英: hemorrhagic septicemia)は、Pasteurella multocidaの莢膜抗原B型あるいはE型による感染を原因とする感染症。日本においては家畜伝染病予防法の法定伝染病に指定されており、対象動物はウシ、スイギュウ、シカ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、イノシシ。日本での発生はない。Pasteurella multocidaは両端染色性のグラム陰性、通性嫌気性の桿菌。経気道的あるいは経口的に感染すると考えられており、ウシでは症状を発見する前に突然死亡することが多い。急性例では胃壁、腸管膜、心膜などに広範な充出血点が観察される。病気の進行が早いため適切な治療法は確立されていない。炭疽、気腫疽、悪性水腫との類症鑑別が必要。血液がタール様にならないことから炭疽と鑑別することが可能であり、筋肉病変の違いから気腫疽、悪性水腫との鑑別が可能である。不活化ワクチンが実用化されている。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 清水悠紀臣ほか 『動物の感染症』 近代出版 2002年 ISBN 4874020747