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[[2016年]][[12月17日]]、[[ドナルド・トランプ]]次期[[アメリカ合衆国大統領|大統領]]によって、[[アメリカ合衆国行政管理予算局]]局長に指名された<ref>"[https://jp.reuters.com/article/omb-idJPKBN1470WH/ トランプ次期米大統領、予算局長にマルバニー下院議員を指名]" (2016年12月19日), 2017年2月4日閲覧.</ref>。[[2017年]][[2月16日]]、[[アメリカ合衆国上院]]はマルバニーの行政管理予算局局長就任を賛成51、反対49で承認した<ref>{{Cite web |author= ALAN RAPPEPORT |date=2016-02-16 |url=https://www.nytimes.com/2017/02/16/us/politics/mick-mulvaney-omb-confirmed.html?_r=0 |title=Mick Mulvaney, Trump’s Pick for Budget Director, Is Confirmed |work= |publisher=The New York Times|accessdate=2017-02-17}}</ref>。 |
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芸術・教育・[[貧困]]に対する連邦[[予算]]の削減について、[[ニューヨーク・タイムズ]]は次のように[[ファクトチェック]]を行った。マルバニー局長は{{仮リンク|食事の宅配サービス|en|Meals on Wheels}}は効果的でないと指摘したが、実際には50万人の[[退役軍人]]と22万6千人の[[高齢者]]を毎年支援している、マルバニー局長は{{仮リンク|コミュニティ開発一括補助金|en|Community Development Block Grant}}(CDBG)を批判したが、実際はこのプログラムは地元の受益者のニーズに合わせて支出を調整されている、さらにマルバニー局長は{{仮リンク|課外活動のプログラム|en|After-school activity}}は効果が薄いと指摘したことは誤解を与える説明であると指摘している<ref>{{Cite web |author= LINDA QIU |date=2017-03-17 |url=https://www.nytimes.com/2017/03/17/us/politics/fact-check-mick-mulvaney-trump-budget-director.html?_r=0 |title=Fact Check: Budget Director’s Claims That Programs Don’t Work |work= |publisher=The New York Times|accessdate=2017-03-20}}</ref>。 |
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ミック・マルバニー Mick Mulvaney | |
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生年月日 | 1967年7月27日(57歳) |
出生地 | アメリカ合衆国 バージニア州アレクサンドリア |
出身校 |
ジョージタウン大学(BS) ノースカロライナ大学チャペルヒル校(JD) |
所属政党 | 共和党 |
在任期間 | 2017年2月16日 - 2020年3月31日 |
大統領 | ドナルド・トランプ |
大統領首席補佐官代行 | |
在任期間 | 2019年1月2日 - 2020年3月31日 |
大統領 | ドナルド・トランプ |
在任期間 | 2017年11月25日 - 2018年12月11日 |
大統領 | ドナルド・トランプ |
選挙区 | サウスカロライナ州 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2011年1月3日 - 2017年2月16日 |
ジョン・マイケル・"ミック"・マルバニー(John Michael "Mick" Mulvaney、1967年7月27日 - )はアメリカ合衆国の政治家。ドナルド・トランプ政権の行政管理予算局長・大統領首席補佐官代行を務めた。現地の発音は「マルベイニ」に聞こえる。
経歴
[編集]バージニア州アレクサンドリアで、1967年6月22日に生まれ、ノースカロライナ州シャーロットで育った。ジョージタウン大学で国際経済・商学・ファイナンスの学士号を得た[1]。その後。ノースカロライナ大学チャペルヒル校の法科大学院に入学し、1992年に法務博士号を得た。
1992年から1997年までジェームズ・マケロイ・ディール法律事務所で実務についた。2007年から2009年まで、サウスカロライナ州の上院議員であった。
2010年の中間選挙で保守派の草の根運動「ティーパーティー」旋風に乗って、サウスカロライナ州5区選出のアメリカ合衆国下院議員に当選した[2]。その後、2012年、2014年、2016年と再選され、2017年2月16日まで務めた。
アメリカ合衆国行政管理予算局局長
[編集]2016年12月17日、ドナルド・トランプ次期大統領によって、アメリカ合衆国行政管理予算局局長に指名された[3]。2017年2月16日、アメリカ合衆国上院はマルバニーの行政管理予算局局長就任を賛成51、反対49で承認した[4]。
2018米政府会計年度(2017年10月~2018年9月)の編成方針として、国防費の大幅増額に伴い国務省予算を28%削減し、環境保護局(EPA)予算も大幅に削減(31%)するとマルバニー局長は発表した。同時に連邦政府の職員を過去に例のない規模で削減するとした。メキシコ国境の壁の建設費として今年度分も含め41億ドルを計上した。マルバニー局長は「トランプ大統領は政府の役割縮小や効率性向上、無駄で重複したプログラムの廃止を目指している」と述べた。民主党の強硬な反対と共和党のミッチ・マコーネル上院院内総務などの首脳が反対を表明していると報道された。予算教書は2017年5月にまとめアメリカ合衆国議会に示す予定[5][6]。
芸術・教育・貧困に対する連邦予算の削減について、ニューヨーク・タイムズは次のようにファクトチェックを行った。マルバニー局長は食事の宅配サービスは効果的でないと指摘したが、実際には50万人の退役軍人と22万6千人の高齢者を毎年支援している、マルバニー局長はコミュニティ開発一括補助金(CDBG)を批判したが、実際はこのプログラムは地元の受益者のニーズに合わせて支出を調整されている、さらにマルバニー局長は課外活動のプログラムは効果が薄いと指摘したことは誤解を与える説明であると指摘している[7]。
2017年12月24日、消費者金融保護局のリチャード・コードレイ局長の辞任を受けトランプ大統領はマルバニーに局長代行を兼任させる人事を発令した。しかし、コードレイ前局長が辞任の直前にリアンドラ・イングリッシュ副局長を長官代行に指名したため、トップが2人となる混乱が起きた[8]。
2018年11月17日、保守系国際会議J-CPAC2018に登壇し、甘利明衆議院議員や杜進拓殖大学教授と会談。米国は公正なルールの下で自由貿易できる体制を標榜しているとし、米中貿易戦争について米中二大経済大国が世界の貿易ルールについて果たすべき役割の重要性について言及した。[9]
2018年12月14日、トランプ大統領は、退任するジョン・フランシス・ケリー大統領首席補佐官に代わりマルバニーを首席補佐官代行に指名すると明らかにした[10]。
2020年3月6日、トランプ大統領は、大統領首席補佐官代行を退任させ、北アイルランド問題担当の特別代表に指名すると明らかにした[11]。大統領首席補佐官には、マーク・メドウズ下院議員を起用すると明らかにした。
2021年1月7日、トランプ大統領の支持勢力が連邦議会議事堂を占拠した事件の発生を受け北アイルランド問題担当の特別代表を辞任した[12]。
人物
[編集]・マルバニーは以前から政府歳出の削減を強力に主張しており、民主党のチャック・シューマー上院院内総務が挙げる「最もやっかいな」閣僚候補8人の一人とされる[13]。
脚注
[編集]- ^ "MULVANEY, Mick" The New York Times (2011年1月3日), 2017年2月4日閲覧.
- ^ "Donald Trump taps Tea Party Republican Mick Mulvaney as budget director" Daily news (2011年1月3日), 2016年12月16日閲覧.
- ^ "トランプ次期米大統領、予算局長にマルバニー下院議員を指名" (2016年12月19日), 2017年2月4日閲覧.
- ^ ALAN RAPPEPORT (2016年2月16日). “Mick Mulvaney, Trump’s Pick for Budget Director, Is Confirmed”. The New York Times. 2017年2月17日閲覧。
- ^ “Press Briefing by OMB Director Mick Mulvaney Previewing the President's FY18 Budget”. White house (2017年3月15日). 2017年3月16日閲覧。
- ^ Justin Sink (2017年3月16日). “米予算教書、歴史的な大規模削減を提案-国防・安全保障費増額で”. Bloomberg. 2017年3月16日閲覧。
- ^ LINDA QIU (2017年3月17日). “Fact Check: Budget Director’s Claims That Programs Don’t Work”. The New York Times. 2017年3月20日閲覧。
- ^ “「トップ2人」で混乱=米消費者保護局、政権と対立”. 時事通信. (2017年11月29日) 2018年2月22日閲覧。
- ^ “米中貿易戦争は終わるのか”. 一般社団法人JCU. 2018年12月10日閲覧。
- ^ “米大統領首席補佐官代行にマルバニー行政管理予算局長、トランプ大統領”. AFP通信. (2018年12月15日) 2019年1月2日閲覧。
- ^ トランプ氏、首席補佐官を交代 3年あまりで4人目CNN.co.jp
- ^ “トランプ氏に強まる辞任圧力 チャオ運輸長官ら閣僚や高官が相次ぎ辞任表明 議事堂占拠事件受け”. AFP通信. (2021年1月8日) 2021年1月24日閲覧。
- ^ "トランプ政権の予算局長候補、社会保障・メディケアの見直し訴え" Bloomberg(2017年1月24日), 2017年2月4日閲覧.
公職 | ||
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先代 マーク・サンディ 代行 |
行政管理予算局長 2017年2月16日 - 2020年3月31日 |
次代 ラッセル・ヴォート |
先代 ジョン・フランシス・ケリー |
大統領首席補佐官 代行 2019年1月2日 - 2020年3月31日 |
次代 マーク・メドウズ |
先代 リチャード・コードレイ |
消費者金融保護局長 代行 2017年11月25日 - 2018年12月11日 |
次代 キャシー・クレイニンガー |