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アメリカ合衆国環境保護庁長官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
環境保護庁長官
Administrator of the Environmental Protection Agency
環境保護庁紋章
現職者
マイケル・リーガン英語版
Michael Stanley Regan

就任日 2021年3月11日
種類閣僚
所属機関内閣
担当機関環境保護庁
指名大統領
ジョー・バイデン
任命上院の承認
初代就任1970年
初代ウィリアム・D・ラッケルズハウス
ウェブサイトwww.epa.gov

アメリカ合衆国環境保護庁長官(アメリカがっしゅうこくかんきょうほごちょうちょうかん、: Administrator of the Environmental Protection Agency)は、アメリカ合衆国連邦政府環境保護庁 (EPA) の長であり、連邦の大気浄化法水質浄化法を(他の多くの環境関連法と共に)実施する役割を果たす。長官は大統領によって指名され、上院の投票によって承認されねばならない。環境保護庁長官の職は、環境保護庁設置法に基づき1970年に設置された。

環境保護庁長官は慣習的に、閣僚級の地位を大統領から付与され、大統領、副大統領と15名の内閣長官と共に座る。1980年代末以降、環境保護庁長官を閣僚に昇格させようとする運動が起こり、環境問題に対応すべく同庁を第16の内閣機関とした。環境保護庁長官は、他の諸国における環境大臣に相当する。

歴代環境保護庁長官

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長官 在任期間 大統領
1 ウィリアム・D・ラッケルズハウス 1970年12月4日 - 1973年4月30日 リチャード・ニクソン
- ロバート・W・フライ英語版(代理) 1973年4月30日 - 1973年9月12日
2 ラッセル・E・トレイン 1973年9月12日 - 1977年1月20日 リチャード・ニクソン
ジェラルド・フォード
- ジョン・クォールズ・ジュニア(代理) 1977年1月21日 - 1977年3月6日 ジミー・カーター
3 ダグラス・M・コッスル 1977年3月7日 - 1981年1月20日
- スティーヴ・ジェリネック(代理) 1981年1月21日 - 1981年1月25日 ロナルド・レーガン
- ウォルター・バーバー・ジュニア(代理) 1981年1月25日 - 1981年5月19日
4 アン・M・バーフォード(旧姓ゴーサッチ) 1981年5月20日 - 1983年3月9日
5 ウィリアム・D・ラッケルズハウス 1983年5月18日 - 1985年1月4日
6 リー・M・トマス 1985年2月8日 - 1989年1月20日
7 ウィリアム・K・レイリー 1989年2月6日 - 1993年1月20日 ジョージ・H・W・ブッシュ
8 キャロル・M・ブラウナー 1993年1月22日 - 2001年1月19日 ビル・クリントン
9 クリスティン・トッド・ウィットマン 2001年1月31日 - 2003年6月27日 ジョージ・W・ブッシュ
- マリアン・ラマント・ホリンコ(代理) 2003年7月14日 - 2003年11月5日
10 マイケル・オーカーランド・レヴィット 2003年11月6日 - 2005年1月26日
11 スティーヴン・L・ジョンソン英語版 2005年4月29日 - 2009年1月20日
12 リサ・P・ジャクソン英語版 2009年1月22日 - 2013年2月19日 バラク・オバマ
- ボブ・ペルカセペ(代理) 2013年2月19日 - 2013年7月18日
13 ジーナ・マッカーシー英語版 2013年7月18日 - 2017年1月20日
- キャサリン・マケイブ(代理) 2017年1月20日 - 2017年2月17日 ドナルド・トランプ
14 スコット・プルーイット 2017年2月17日 - 2018年7月9日
15 アンドリュー・R・ウィーラー英語版 2018年7月9日[注釈 1] - 2021年1月20日
- ジェーン・ニシダ(代理) 2021年1月20日 - 2021年3月11日 ジョー・バイデン
16 マイケル・リーガン英語版 2021年3月11日 - 現職

長官代理

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長官代理は通常、前長官が辞任してから後継者が承認されるまで一時的に、または政権交代の過渡期に、後継者が指名・承認されるまで職を引き受けるということに注意せねばならない。長官代理は環境保護庁職員の中から選ばれ、通常、あらかじめ上院の承認を得ることを就任の条件とする。リンダ・フィッシャーとスティーヴン・L・ジョンソン、アンドリュー・R・ウィーラーは長官代理就任時に、副長官を務めていた。マリアン・ラマント・ホリンコは、当時次官であった。彼らは長官代理就任に際して上院の承認を要しなかったが、正式な長官として勤務するには、(リー・M・トマスやスティーヴン・L・ジョンソン、アンドリュー・R・ウィーラーの場合のように)上院によって承認されねばならない。

脚注

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注釈

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  1. ^ 2019年2月28日まで代理。

外部リンク

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