東頸城郡
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東頸城郡(東頚城郡、ひがしくびきぐん)は、新潟県にあった郡。
郡域
1879年(明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、以下の区域にあたる。
歴史
郡発足までの沿革
幕末の知行
知行 | 村数 | 村名 | |
---|---|---|---|
幕府領 | 幕府領(出雲崎代官所) | 135村 | 木和田原新田、峠村、天水越村、湯本村、小谷村、新山村、水梨村、○浦田口村、光間村、○湯山村、天水島村、○藤倉村、東川村、中尾村、上鰕池村、下鰕池村、五十子平村、坪野村、赤倉村、海老村、三桶村、猪野名村、藤内名村、○橋詰村、坂下村、観音寺村、古戸村、沢口村、松口村、小屋丸村、大荒戸村、千年村、小荒戸村、大平村、菅刈村、田沢村、松山新田、孟地村、片桐山村、滝沢村、苧島村、中子村、桐山村、清水村、会沢村、蓬平村、田代村、仙納村、田野倉村、名平村、小池村、莇平村、儀明村、池尻村、○蒲生村、○松代村、○犬伏村、牛ヶ鼻村、仁上村、棚岡村、中野村、大島村、細野村、上達村、下達村、板山村、○田麦村、○小谷島村、○岡村、○大平村、二本木村、信濃坂村、高沢村、樽田村、円平坊村、真荻平村、下船倉村、行野村、上船倉村、○須川村、○菖蒲村、和田村、石橋村、芹田村、谷村、真光寺村、高谷村、切越村、牧野村、大原村、坊金村、下方村、本郷村、戸沢村、上方村、○横住村、○小黒村、○安塚村、上猪子田村、中猪子田村、下猪子田村、小蒲生田村、○虫川村、松崎村、袖山村、板尾村、釜淵村、○顕聖寺村、○横川村、日向村、印内村、山印内新田、横川新田、大栃山村、上柿野村、下柿野村、東俣村、猿俣村、大蒲生田村、今熊村、山本村、桜島村、長走村、菱田村、熊沢村、○飯室村、飯室新田、○大印内新田、○杉坪村、○岩室村、○有島村、塔ヶ崎村、石神村、石神新田、石神古川新田 |
幕府領(高田藩預地) | 24村 | 高尾村、小川村、国川村、宮口村、田島村、○岩神村、桜滝村、棚広村、棚広新田、○平山村、切光村、今清水村、泉村、吉坪村、片町村、七森村、神谷村、大月村、川井沢村、樫谷村、池船村、法定寺村、平方村、坪山村 | |
幕府領(川浦代官所) | 1村 | 東浦田村 | |
藩領 | 越後高田藩 | 12村 | 西浦田村、南浦田新田、北浦田村、中立山新田、藤原新田、本山新田、福島村、黒倉村、○室野村、山口村、朴之木村、菅沼村 |
その他 | 寺社領 | 1村 | 六日町村 |
- 慶応4年7月27日(1868年9月13日) - 幕府領が柏崎県(第1次)の管轄となる。
- 明治元年11月5日(1868年12月18日) - 柏崎県を廃して新潟府に合併することが布達される(実行されず)。
- 明治初年 - 寺社領および高田藩領の一部(山口村・朴之木村・菅沼村)が柏崎県の管轄となる。
- 明治2年
- 明治4年
- 明治6年(1873年)
- 6月10日 - 全域が新潟県の管轄となる。
- 東浦田村・西浦田村・南浦田新田・北浦田村・中立山新田・藤原新田・本山新田が合併して浦田村となる。(167村)
郡発足以降の沿革
- 明治12年(1879年)
- 明治15年(1882年) – 坂下村の一部(枝郷青苧平・原)より東山村が分立。(169村)
- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制の施行により以下の町村が発足。(33村)
町村制施行時の33村
- 安塚村 ← 安塚村、上方村、下方村、石橋村、牧野村、松崎村、板尾村、袖山村、本郷村、和田村(現・上越市)
- 中川村 ← 坊金村、細野村(現・上越市)
- 月影村 ← 横住村、真光寺村、谷村、法定寺村、熊沢村(現・上越市)
- 中保倉村 ← 中猪子田村、下猪子田村、小谷島村、上猪子田村、虫川村、小蒲生田村(現・上越市)
- 下保倉村 ← 有島村、釜淵村、顕聖寺村、菱田村、長走村、横川村、六日町村、日向村、上柿野村、下柿野村、大栃山村、東俣村、杉坪村、桜島村、岩室村(現・上越市)
- 末広村 ← 印内村、山印内新田、飯室村、石神村、石神新田、塔ヶ崎村、猿俣村、石神古川新田、大印内新田、飯室新田、横川新田、山本村、今熊村(現・上越市)
- 保倉村 ← 大平村、上達村、下達村、岡村(現・上越市)
- 旭村 ← 田麦村、板山村(現・上越市)
- 嶺村(単独村制、現・上越市)
- 北山村 ← 田代村(現・柏崎市)、仙納村、莇平村、小池村[枝郷6ヶ村]、田野倉村、儀明村(現・十日町市)
- 北平村 ← 蒲生村、小池村[本村]、名平村(現・十日町市)
- 松平村 ← 松代村、小荒戸村、太平村、菅刈村、田沢村、千年村、池尻村、松山新田、小屋丸村(現・十日町市)
- 峰方村 ← 会沢村、桐山村、蓬平村(現・十日町市)、清水村(現・十日町市、柏崎市)
- 伊沢村 ← 犬伏村、孟地村、片桐山村、滝沢村、中子村、苧島村、海老村、東山村[字青苧平](現・十日町市)
- 松之山村 ← 浦田口村、湯山村、新山村、光間村、大荒戸村、松口村、沢口村、三桶村、猪野名村、藤内名村、橋詰村、坂下村、観音寺村、古戸村、小谷村、水梨村(現・十日町市)
- 松里村 ← 湯本村、天水島村、天水越村(現・十日町市)
- 布川村 ← 東川村、藤倉村、中尾村、上鰕池村、下鰕池村、坪野村、五十子平村、赤倉村、東山村[字原](現・十日町市)
- 浦田村 ← 浦田村、黒倉村(現・十日町市)
- 奴奈川村 ← 室野村、福島村、峠村、木和田原新田(現・十日町市)
- 大島村 ← 大島村、棚岡村、中野村(現・上越市)
- 元保倉村 ← 菖蒲村、牛ヶ鼻村(現・上越市)
- 仁上村(単独村制、現・上越市)
- 船倉村 ← 上船倉村、下船倉村(現・上越市)
- 須川村(単独村制、現・上越市)
- 真荻平村 ← 真荻平村、信濃坂村(現・上越市)
- 豊坂村 ← 二本木村、高沢村、円平坊村、樽田村(現・上越市)
- 行野村(単独村制、現・上越市)
- 小切戸村 ← 小黒村、切越村、戸沢村、芹田村、大原村(現・上越市)
- 沼木村 ← 朴之木村、菅沼村(現・上越市)
- 川上村 ← 高谷村、切光村、今清水村、泉村(現・上越市)
- 里見村 ← 国川村、小川村、樫谷村、山口村、宮口村、岩神村、高尾村(現・上越市)
- 川辺村 ← 棚広村、棚広新田、桜滝村、田島村および中頸城郡宇津俣村、上牧村、府殿村、下湯谷村、倉下村、原村、上昆子村、下昆子村、松ノ木村、荒井村(現・上越市)
- 沖見村 ← 神谷村、大月村、川井沢村、池船村、七森村、吉坪村、片町村、平山村、平方村、坪山村(現・上越市)
- 大蒲生田村が中頸城郡明治村となる。
明治34年の合併
- 大正12年(1923年)3月31日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)6月30日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和29年(1954年)
- 昭和30年(1955年)
- 昭和33年(1958年)11月1日 - 松之山村が町制施行して松之山町となる。(3町4村)
- 昭和34年(1959年)1月1日 - 奴奈川村が松代町に編入。(3町3村)
- 昭和42年(1967年)4月1日 - 松代町が中魚沼郡川西町の一部(桐山)を編入。
- 昭和60年(1985年)4月1日 - 松代町の一部(田代)が刈羽郡高柳町に編入。
- 平成17年(2005年)
行政
- 歴代郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 明治12年(1879年)4月9日 | |||
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 15 新潟県、角川書店、1989年9月1日。ISBN 4040011503。
- 旧高旧領取調帳データベース
関連項目
外部リンク
『越佐地図教科書』(国立国会図書館デジタルコレクション)- 1896年(明治29年)1月出版。人口 57,342人、戸数 8,959との記述あり
先代 頸城郡 |
行政区の変遷 1879年 - 2005年 |
次代 (消滅) |