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Wikipedia:リダイレクト

これはこのページの過去の版です。114.150.73.237 (会話) による 2013年5月21日 (火) 15:15個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (よくある間違った表記)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

リダイレクト(転送)とは、ある記事へリンクしたときに、別のページに転送する機能のことです。また、そのようなページをリダイレクトページ(転送ページ)と呼びます。

ウィキペディアの記事名はWikipedia:記事名の付け方を基準としています。通常、記事名は正式名称で作られますが、このリダイレクトページを作っておくと、略称や別名や別の表記で記事を検索しても、実際に存在する記事へ自動的に転送されるようになります。

このページは、日本語版ウィキペディアにおいて、どんなリダイレクトを作るべきか、どんなリダイレクトを作るべきではないかについて、プロジェクトの方針を決める場です。リダイレクトの機能や作り方についてはHelp:リダイレクトをご覧ください

方針に対する提案はこのページのノートにお願いします。

リダイレクト作成の基準

実際に解説が置かれている記事名へのリダイレクトを設定すべき場合には次のようなものがあります。

表記揺れ

漢字と仮名の違い

送り仮名の揺れ

翻訳の揺れ

原語の違い

新字体

旧字体

日本語以外の表記

日本語以外での表記・読み

難解な漢字表記の読み

区切りの違い

大文字使用の違い

大文字・小文字の違いで検索をした場合はシステムが自動的に変換するため、原則リダイレクトを用意する必要はありません。例外として「FORTRAN」のように大小文字違いで意味が異なる場合は[[FORTRAN|Fortran]]とはせずにリダイレクト「Fortran」を介したリンクとしてください。

正式名称に記事名に使えない文字が含まれる場合

正式名称にWikipedia:表記ガイド#項目名で規定されている範囲内にないが、Unicodeの基本多言語面内にある文字を含む場合、記事名は規定されている範囲内の文字だけを使い、正式名称は記事名へのリダイレクトとします。

以下にリダイレクトの例を示します。

同義語(類義語)

改名・改称

表記変更

短縮名・略称

通称・俗称

補記

補記の入ったリダイレクトは、その補記込みで使われることが多いもの以外は作成しなくてかまいません。

ペンネーム・芸名・別名

本人や公式な情報源から公開されていない別名義などについては、「独自研究本人の公表していないプライバシー」とみなされますので、リダイレクトを行わないでください。リダイレクトを行う際はリダイレクト先にその名義に関する説明や出典情報などの提示をお願いします。

字(あざな)・雅号

愛称・あだ名

ただし、以下のようなものは、リダイレクト先の変更・曖昧さ回避ページへの変更・リダイレクトの削除依頼による削除・即時削除が行われる場合があります。

  1. 固有名詞・普通名詞や形容詞などと重複するもの。それらと完全に同じ文字やひらがな表記・カタカナ表記など同じ音のもの。他の意味の検索を阻害しないようにしてください(曖昧さ回避ページを阻害しないも参照)。
  2. 作成者のみ、またはごく一部の者にしか通じないもの。使用例が少なく、著名性が充分でないもの。
  3. 転送先の人物・団体を貶すことが目的と思われるもの。不祥事や犯罪歴を責め立てるようなリダイレクトは即時削除の方針の全般3で即時削除される場合があります。ただし、アホの坂田など本人が自称していて別な芸名として通用しているような例は除きます。

正式名・本名

通称や芸名が記事名になっていることもあります。

ただし、芸名・ペンネーム・選手登録名、また旧姓本名の方で知られている芸能関係者・文筆業者・スポーツ選手が大半ですので、無差別に本名や結婚後姓のリダイレクトを作成することは推奨されません。

本人や公式な情報源から公開されていない本名については、「独自研究もしくは本人の公表していないプライバシー」とみなされますので、リダイレクトを行わないでください。リダイレクトを行う際はリダイレクト先にその名義に関する出典情報などの提示をお願いします。

よくある間違った表記

記事の冒頭部に間違いであることを明記

既発売品のマイナーチェンジ版

リダイレクト作成上の注意点

曖昧さ回避ページを阻害しない

同じ名前で異なる事柄を判別するために、曖昧さ回避のページが作られているのに、それを邪魔するようなリダイレクトを作らないように注意しなければなりません。 つまり、リダイレクトにしようとする言葉が曖昧さ回避に該当していないかを必ず検索して調べてみて下さい。

好ましくないリダイレクトの実例

以下のリダイレクトは一意でないリダイレクトの実例です。

穏当な転送を行う

「最小困惑度の原則」に従いましょう。リダイレクトの後、読者が最初に感じる疑問は、「Aについて読みたいのに、なぜBが表示されるんだ?」というものです。読者に対して、リダイレクトの結果として「正しいページが表示された」ということが理解できるように努めて下さい。

具体的には、転送先のページでは最初の2段落内で転送元のページについて言及するようにして下さい。具体例を以下に挙げます(以下に挙げているものはあくまでも例ですので、実際の状況とは異なる場合があります)。

信玄流軍学の一派)から甲州流にリダイレクトする場合
「甲州流」のページでは、これが信玄の兵法を発展させたものであることについて言及して下さい。
マリオカート ダブルダッシュ!!テレビゲームのタイトル)からマリオカートにリダイレクトする場合
「マリオカート」のページでこれがゲームのシリーズであることを説明した上で、「マリオカートダブルダッシュ!!」を含むシリーズ全体について解説しましょう。
黒澤明記念館から黒澤明にリダイレクトする場合
「黒澤明」のページでは、彼の作品に関連する品々が「黒澤明記念館」で展示されていることについて言及しましょう。
Windows Messengerから.NET Messenger Serviceにリダイレクトする場合
「Windows Messenger」が当サービスを通じて利用できるクライアントの一つであることを説明しましょう。

多くの場合、リダイレクトは一時的な措置に過ぎません。上記の「Windows Messenger」の例では、誰かがこの特定のクライアントについてのページを作成しようとするかもしれません。

ループするリンク、重複するリンクを作成しない

「ループリンク」を作成しない
ページからそのページ自身への転送ページに対してリンクしてはいけません。例えば「JASRAC」から「日本音楽著作権協会」にリダイレクトが設定されている場合、「日本音楽著作権協会」のページでは、
日本音楽著作権協会(Japan Society for Rights of Authors, Composers and Publishers)([[JASRAC]])は……
のようにリンクしてはいけません。読者が更なる情報を求めて「JASRAC」をクリックしても、ただ同じページに戻ってくるだけです。
「重複リンク」を作成しない
また、同一ページにたどり着く複数の言葉にリンクしてはいけません。例えば、
P2Pの普及を受け[[日本音楽著作権協会]]([[JASRAC]])は……
のようにリンクをしてしまうと、読者が2つのリンクをクリックしても、同じページを2回読み込むだけになってしまいます。

これらは不必要に同じページを二度読み込ませるだけでなく、何より読む人を混乱させてしまいます。

二重リダイレクトをしない

二重リダイレクトとは、たとえばAというリダイレクトページからCという記事へ転送されるべきなのに、そのAとCの中間にBというリダイレクトページが介在している状態をいいます。つまり、Aリダイレクトページ→Bリダイレクトページ→C記事という経路をたどっている状態です。二重のリダイレクトを見つけたら、直接転送されるように修正しましょう。いまの例でいえば、AリダイレクトページからC記事へ転送されるように編集しなおす必要があります。特に、記事を分割したり、統合した場合、多重リダイレクトにならないよう注意しましょう(リンク元を確認することで簡単に見付けられます)。

リンク切れを防ぐ

リンク切れは訪問者に時間を無駄にさせますし、不快にさせてしまいます。ですから、ウィキペディアのある部分の構成を変更したり、重複記事を統合したときは、必ず記事のあった場所から新しい場所へのリダイレクトを作成してください。検索エンジンや訪問者は元のページにリンクしているかもしれません。もしページが削除されていたら、サーチエンジンからの訪問者が編集ウィンドウにたどり着いてしまう可能性があります。以前に元のページをブックマークしていた人などにも同様です。

これは重複記事を統合する場合や、一つの総合的な主題を異なった見方で捉えている小さなスタブを寄せ集める場合に適用されます。

ページ名の変更の手順を踏まないでリダイレクトを作成しない

単に記事のタイトルを新しいものに変えたいために、新タイトルのページに内容をコピーして、元の記事名からのリダイレクトを作成するようなことは避けて下さい。更新履歴が壊れてしまうだけでなく、ノートページが存在しても自動的に引き継がれません。このような場合には、代わりにページの移動機能を使って下さい。こうすれば履歴やノートページも無事に引き継がれ、リダイレクトも自動で作成されます。

リダイレクトと赤リンク

項目の副次的な話題について独立ページがない時に、どうするかにはいくつかの方法が考えられ、リダイレクトにするのが必ずしも最良とは限りません。

例えばBがAに関連する副次的な話題で、Bが独自のページを持っていないとき、次のような方法が考えられます。

BからAへリダイレクトする。
欠点: Bについて新しいページを作るきっかけにはなりにくいでしょう。またAにリンクしているページが多いときにはBに行くのは不便です。
Aの中にBへのリンクを作り、Bについてのページを新規作成するきっかけを提供する。
欠点: Bについて調べようとした、ウィキメディアプロジェクトに不慣れな人には不親切。Aへ自動的にリダイレクトされる方がずっと分かりやすいです。Bにリンクしているページが多いときはなおさらです。
両方つくる(Aへの間接的な自己リンク)。
欠点: 不慣れな人には分かりにくい。方針としてループリンクは推奨されていない。
同上だが、BからAへはソフトリダイレクトにする。
すなわち、Bには、「[[A]]参照」などとだけかきます。スタブ機能を使うと、Aを閲覧中にBはとても短いページであることがわかります。
欠点: ソフトリダイレクトは一般的ではありません。事情を知らない人が、普通のリダイレクトにかえてしまうかもしれません。また、普通のリダイレクトよりちょっと不便です。スタブ機能を使っていない読者は無駄にBをクリックしてしまいます。
Bをリダイレクトにした上で、AからBへ外部リンク形式を使って、「リダイレクトしない」ページ、もしくは編集ページへリンクする。
例えば TemplateTemplateについて新規記事を作成 のようにできます。

リダイレクトの解消

リダイレクトに対してリンクされている記事を見つけた場合、編集して直接リダイレクト先の記事を参照するように修正したくなるかもしれません。その場合、当該部分を執筆した人に何らかの意図があってそのようにリンクしているのではないことをよく確認してから行ってください。また、リダイレクトの解消は他の編集の機会に一緒に行うことを推奨します。

執筆中の記事からリンクしたい記事がまた執筆されていない時には、赤リンクとしておく他に、未執筆の記事を他の関連する記事へのリダイレクトにしておきそちらへリンクしておく方法も検討してください。特に他の記事中の節へリンクしたい場合には、リダイレクト経由が有用です。例えば、「○○」という項目中に「歴史」という節があり、そこへ節リンクしたい場合には、別途「○○の歴史」という項目を「○○#歴史」へのリダイレクトとして作成して、「○○の歴史」へリンクしておくことで、将来「○○の歴史」が分割されたり独立して執筆されたりした時に、最初から適切な項目へのリンクになるようにすることができます。ただしこれは、「○○の歴史」が立項される可能性が高いと考えた場合にのみ行ってください。

なお、曖昧さ回避へリンクされている場合には、何らかの理由で故意にリンクされているのでない限り、適切なリンク先へ変更してください。

解消してもよい例

リダイレクトを解消する前に、必ずリダイレクト先を参照し、前後との関係やリンク自体の意味が変わらないように確認してください。

国連国際連合
「国連」は「国際連合」の略称として有名です。解消する前には、「国際連盟」では無いことを確認しましょう。
薔薇バラ
「薔薇」は植物の「バラ」を漢字で書いたものです。解消する前には、「他のバラ」では無いことを確認しましょう。

解消してはいけない例

記事の別名や同義語ではない語句がリダイレクトにされている場合には、そのリダイレクトへのリンクを解消しないでください。例えば、[[A]]や[[A|X]]というリンク表記があり、AはBへのリダイレクトであったとします。機械的に[[B|A]]や[[B|X]]と書き換えるとリダイレクトは解消されます。しかし、Aがリダイレクトから独立した項目になった場合には、Bへのリンクから[[B|A]]などを探して、[[A]]などに書き換える必要があります。

天然資源資源
「資源」とは別に「天然資源」を独立して解説する可能性があるので、天然資源にあえてリンクしてある場合にはそのままにします。
鉄道院鉄道省#鉄道院
関連する組織を一括して「鉄道省」で説明しているので、将来充分な記述が揃えば分割される可能性があり、鉄道院へのリンクはそのままにし、また「鉄道省#鉄道院」の形の節リンクではなく「鉄道院」のリダイレクト経由のリンクにします。

解消すべき例

ナビゲーションテンプレート」では、リダイレクトを解消すべきです。なぜなら、ナビゲーションテンプレートでは、「自己リンク」が期待されるためです。自己リンクは、表示しているページとリンク先が同一である場合に起き、リンク表記が太字のテキストになります。しかし、リンクがリダイレクトのままでは自己リンクにはなりません。

関連項目