加太駅 (三重県)
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加太駅 | |
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改修後の駅舎(2024年5月) | |
かぶと Kabuto | |
◄関 (5.4 km) | |
所在地 | 三重県亀山市加太市場1622 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■関西本線 |
キロ程 |
71.0 km(名古屋起点) 亀山から11.1 km |
電報略号 | カト |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
48人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1896年(明治29年)9月21日[3] |
備考 | 無人駅[4] |
加太駅(かぶとえき)は、三重県亀山市加太市場にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)関西本線の駅である[2]。
歴史
[編集]- 1896年(明治29年)9月21日:関西鉄道の駅(一般駅)として、関駅 - 柘植駅間に新設開業[3][4]。
- 1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道が国有化[3]。官営鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により、関西本線所属となる[5]。
- 1936年(昭和11年):駅舎竣工[4][6][7]。
- 1962年(昭和37年)10月1日:貨物営業廃止(旅客駅となる)[3]。
- 1983年(昭和58年)4月1日:駅員無配置駅となる[7][8]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道の駅となる[3]。
- 2019年(令和元年)7月:亀山市が年度末に駅舎をJR西日本から無償で譲り受け、市有財産として改修・整備することを発表[9][10]。翌年、亀山市が取得[4][6]。
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)4月1日:駅舎改修工事が完了、供用を開始[4][6][12]。
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改修前の駅舎(2019年7月)
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駅舎内待合室(2019年7月)
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駅名標(1986年12月)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有し[1][2]、列車交換が可能な地上駅である。元は2面3線であった。場内・出発の各信号機とも一方向のみの設置のため、逆線入線はできない。駅舎は加茂方面行ホーム側にあり、亀山方面行ホームへは無蓋跨線橋にて連絡している。
関西本線の非電化区間では関駅とともに終日完全無人駅となっており、自動券売機は設置されていない[13]。
2022年に改修された駅舎には、待合室のほかに旧事務室を利用した「加太サロン」(展示コーナーなど)を設置している[6][1]。これは、地域の交流拠点として整備されたものである[4][14]。
のりば
[編集]ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
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駅舎側 | 関西本線 | 下り | 柘植・加茂方面[15] |
反対側 | 上り | 亀山方面[15] |
※案内上ののりば番号は割り当てられていない。
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寄贈された木製の看板(駅舎改修後もそのまま使用)
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窓口(2022年4月、加太サロンに併設)
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加太サロン(2022年4月)
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駅構内(2024年5月)
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駅名標(2019年7月)
利用状況
[編集]「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[16]。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 121 |
1998年 | 119 |
1999年 | 109 |
2000年 | 106 |
2001年 | 99 |
2002年 | 99 |
2003年 | 97 |
2004年 | 85 |
2005年 | 88 |
2006年 | 85 |
2007年 | 80 |
2008年 | 71 |
2009年 | 62 |
2010年 | 62 |
2011年 | 66 |
2012年 | 67 |
2013年 | 71 |
2014年 | 67 |
2015年 | 63 |
2016年 | 64 |
2017年 | 63 |
2018年 | 53 |
2019年 | 48 |
駅周辺
[編集]亀山市加太地区の中心地の北側に位置する。城跡は駅北側、国道(旧道)・加太川・名阪国道は駅南側にあるが、名阪国道は駅から少し離れた所を通る。
バス路線
[編集]駅舎の前に「加太駅前」停留所があり、下記の路線が発着する。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 「歴史に埋もれた関西本線非電化区間に再び脚光が リニア→非電化1両編成の乗り換えが実現するか」『日刊スポーツ』2022年3月17日。オリジナルの2023年3月17日時点におけるアーカイブ。2023年3月30日閲覧。
- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 16号 奈良駅・新今宮駅・王寺駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月25日、20頁。
- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、338頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d e f 「鉄道の難所「加太越え」加太駅舎が交流拠点に 三重」『日本経済新聞』2022年3月24日。オリジナルの2022年7月6日時点におけるアーカイブ。2023年3月30日閲覧。
- ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「関西本線・草津線・奈良線・おおさか東線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第8号、朝日新聞出版、2009年8月30日、13頁。
- ^ a b c d “広報かめやま 2022年4月1日号” (PDF). 亀山市. pp. 2-3 (2022年4月1日). 2022年3月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月30日閲覧。
- ^ a b “ノスタルジック加太駅”. ノッティーハウスリビング ちいきの木の家具製作所 (2021年12月6日). 2022年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月11日閲覧。
- ^ “「通報」●関西本線関駅ほか9駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 8. (1983年3月30日)
- ^ 「JR西日本から加太駅舎無償譲渡 地域活性化拠点に 亀山市」『伊勢新聞』2019年7月27日。オリジナルの2021年10月21日時点におけるアーカイブ。2023年3月30日閲覧。
- ^ 「JR関西本線加太駅が「鉄道遺産」に 亀山市、無償譲渡受け整備へ」『産経新聞』2019年7月28日。2023年3月30日閲覧。
- ^ 『関西本線 加茂駅〜亀山駅間 ICOCAエリア拡大日決定! 〜2021年3月13日サービス開始〜』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2021年1月19日。オリジナルの2021年1月19日時点におけるアーカイブ 。2021年1月19日閲覧。
- ^ “完成ようこそ加太駅”. ノッティーハウスリビング(ちいきの木の家具製作所) (2022年4月14日). 2022年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月30日閲覧。
- ^ “加太駅|駅情報”. JRおでかけネット. 2019年7月28日閲覧。
- ^ 「4月1日JR加太駅舎リニューアルオープン 当時の姿残し、駅舎内に憩いの場「加太サロン」設ける 亀山」『伊勢新聞』2022年3月28日。オリジナルの2022年9月11日時点におけるアーカイブ。2023年3月30日閲覧。
- ^ a b “加太駅|時刻表”. 西日本旅客鉄道. 2022年9月16日閲覧。
- ^ “三重県統計書”. 三重県. 2020年5月5日閲覧。
- ^ “鹿伏兎城跡(加太城跡)”. 観光三重. 三重県観光連盟. 2022年10月26日閲覧。
- ^ “亀山市コミュニティバス 加太福祉バス(加太地区福祉バス)”. 亀山市 (2022年4月7日). 2022年8月29日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 加太駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- 動画で見るニッポンみちしる 加太駅 - NHKアーカイブス