無所属クラブ (日本 2014)
無所属クラブ | |
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成立年月日 | 2014年12月18日 |
前身政党 | 参議院会派「みんなの党」(一部) |
解散年月日 | 2019年7月30日 |
無所属クラブ(むしょぞくクラブ)は、かつて存在した参議院の院内会派。
2014年11月28日に解党したみんなの党に所属していた6名の無所属議員が、同年12月18日に日本を元気にする会(2015年1月1日、政党届提出)を結成して参議院会派「みんなの党」を離脱した際、残る4名の参議院議員が結成した[1]。
概要
[編集]2014年11月19日、みんなの党両院議員総会で挙手採決の結果、解党が正式決定[2]。この時点で党所属参議院議員は12名であった。前代表の渡辺喜美衆議院議員が、三谷英弘衆議院議員、渡辺の甥の渡辺美知太郎、井上義行、薬師寺道代の各参議院議員とともに新党結成を画策する[3]も、薬師寺が不参加を表明したため政党要件の確保が難航し断念[4]。同月26日にこれとは別に新党結成を画策していた松沢成文、和田政宗両参議院議員が次世代の党に入党[5]。同月28日解党した。その後も、党に所属していた参議院議員10名は無所属のまま会派「みんなの党」で活動していたが、同年12月18日、松田公太、田中茂、井上義行、行田邦子、山口和之、山田太郎の6名が参議院事務局に新会派「日本を元気にする会」の設立と会派移動を届け出ると、同日、会派「みんなの党」に残った水野賢一、中西健治、薬師寺道代、渡辺美知太郎の4名は会派名を「無所属クラブ」に変更した。
2015年1月24日召集の特別国会における第97代首相を選出するための首班指名では全員が白票を投じた[6]。また、同日旧みんなの党会派が使用していた37番控室を、パーティションで区切り、日本を元気にする会と無所属クラブが共同で使用することとなった[7]。
その後所属議員が数回入れ替りながらも会派としては存続し、主にみんなの党出身者や、日本を元気にする会を離脱したアントニオ猪木、希望の党の結党メンバーの細野豪志の側近であった平山佐知子など、第三極系の無所属議員の寄り合い所帯となっていた。2019年7月の第25回参議院議員通常選挙後に解散した。
会史
[編集]主な議案への賛否動向
[編集]内閣総理大臣指名(第188回) | 中西 - |
水野 - |
薬師寺 - |
渡辺 - |
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改正防衛省設置法(第189回) | 中西 ○ |
水野 - |
薬師寺 ○ |
渡辺 ○ |
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改正個人情報保護法・マイナンバー法(第189回) | 中西 ○ |
水野 - |
薬師寺 × |
渡辺 - |
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改正労働者派遣法(第189回) | 中西 × |
水野 × |
薬師寺 × |
渡辺 × |
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平和安全法制(第189回) | 中西 - |
水野 × |
薬師寺 - |
渡辺 × |
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安倍首相問責決議案(第189回) | 中西 - |
水野 ○ |
薬師寺 - |
渡辺 - |
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改正農業協同組合法(第189回) | 中西 ○ |
水野 - |
薬師寺 ○ |
渡辺 - |
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平成26年度補正予算(第189回) | 中西 × |
水野 × |
薬師寺 × |
渡辺 × |
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平成28年度一般会計予算(第190回) | 薬師寺 × |
渡辺 ○ |
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環太平洋パートナーシップ協定(第192回) | 猪木 - |
行田 ○ |
松沢 ○ |
薬師寺 ○ |
||||
改正国民年金法(第192回) | 猪木 ○ |
行田 ○ |
松沢 ○ |
薬師寺 ○ |
||||
統合型リゾート整備推進法(第192回) | 猪木 ○ |
行田 ○ |
松沢 ○ |
薬師寺 ○ |
||||
平成28年度補正予算(第192回) | 猪木 ○ |
行田 × |
松沢 × |
薬師寺 ○ |
||||
平成28年度補正予算(第193回) | 猪木 ○ |
行田 ○ |
松沢 ○ |
薬師寺 ○ |
||||
改正組織犯罪処罰法(第193回) | 猪木 - |
行田 ○ |
松沢 ○ |
薬師寺 ○ |
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内閣総理大臣指名(第195回) | 猪木 安倍晋三 |
薬師寺 安倍晋三 |
[17] |
脚注
[編集]- ^ “旧みんな参院会派が分裂=「元気にする会」と「無所属クラブ」”. 時事通信. (2014年12月18日)
- ^ “みんなの党:解党を決定 路線対立で「埋めがたい溝」”. 毎日新聞. (2014年11月19日) 2014年12月25日閲覧。
- ^ “渡辺新党結成へ 党名に「みんな」は使えず”. 産経新聞. (2014年11月22日) 2014年12月25日閲覧。
- ^ “衆院選:渡辺喜美氏が新党結成断念 無所属で立候補へ”. 毎日新聞. (2014年11月26日) 2014年12月25日閲覧。
- ^ “みんな松沢氏ら次世代入党【14衆院選】”. 時事通信. (2014年11月26日) 2014年12月25日閲覧。
- ^ “生活は岡田氏に投票=首相指名”. 時事通信. (2014年12月24日)
- ^ 松田公太(@matsudakouta)の2014年12月24日のツイート
- ^ “民主党:水野参院議員の会派入り了承”. 毎日新聞. (2015年12月5日)
- ^ “中西健治議員が参院自民会派入り”. 日本経済新聞. (2016年2月19日)
- ^ “参院新勢力が確定=舟山氏民進入り、元気解散”. 時事通信. (2016年7月28日)
- ^ “渡辺氏が無所属クラブ離脱=参院”. 時事通信. (2016年8月3日)
- ^ “渡辺美知太郎氏、自民会派入り”. 朝日新聞. (2016年10月18日)
- ^ “希望の党 小池代表が会見 「日本をリセットする」”. NHK. (2017年9月27日)
- ^ 衆参両院会派 新勢力決まる 日本経済新聞 2017年10月30日
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2019年5月18日). “薬師寺参院議員、出馬見送り正式表明 衆院くら替え自民入党へ”. 産経ニュース. 2019年5月20日閲覧。
- ^ “嘉田氏らが新会派、野党統一議員、立民・国民と等距離”. 日本経済新聞. (2019年7月30日) 2019年7月30日閲覧。
- ^ “首相指名選挙 野党統一どころか…離合集散受けバラバラ 最多は立民・枝野幸男代表も共産は全員志位和夫委員長 希望は「暫定」渡辺周氏”. 産経新聞. (2017年11月2日)